JP2001236167A - 携帯型情報端末、記録媒体及びプログラム - Google Patents

携帯型情報端末、記録媒体及びプログラム

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JP2001236167A
JP2001236167A JP2000380442A JP2000380442A JP2001236167A JP 2001236167 A JP2001236167 A JP 2001236167A JP 2000380442 A JP2000380442 A JP 2000380442A JP 2000380442 A JP2000380442 A JP 2000380442A JP 2001236167 A JP2001236167 A JP 2001236167A
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JP2000380442A
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Tetsuji Yamamoto
哲治 山元
Koji Tada
浩二 多田
Toshimitsu Ohira
俊充 大平
Akihiko Kakinuma
晃彦 柿沼
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Sony Interactive Entertainment Inc
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Sony Computer Entertainment Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】携帯型のゲーム機としても使用でき、特に、携
帯型情報端末において例えばモールス符号による文字情
報の作成や通信を実現させる。 【解決手段】携帯型情報端末に組み込まれる学習モード
処理手段302は、ユーザからの符号入力に合わせてL
ED190を発光指示する入力処理手段320と、該入
力処理手段320からの発光指示又は消光指示に従って
発光信号を生成してLED190に出力する発光信号生
成手段322と、ユーザによる符号入力に基づく符号情
報を文字情報に変換する文字変換手段324と、学習対
象の参照文字を表示するための文字表示手段338と、
ユーザの操作入力による符号情報に基づく文字情報が参
照文字に適合しているかどうかを判定する判定手段34
2と、該判定手段342での判定結果を表示部90に表
示するための判定結果表示手段344とを有して構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者(例えば、
ユーザ、ゲームプレイヤ等)が手に持って遊ぶことがで
き、情報機器の補助記憶装置としても使用される携帯型
情報端末と、該携帯型情報端末にダウンロードされるべ
きプログラムやデータを記録した記録媒体と、プログラ
ム自体に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオゲーム機を含むエンタテインメン
ト装置のような情報機器等の親機に挿着されて用いられ
ている従来のメモリカード装置等の子機は、情報機器の
本体(親機)と接続するためのインターフェースと、デ
ータを記憶するための不揮発性の記憶素子とを備えて構
成されている。
【0003】図32は、このような従来のメモリカード
装置の主要部の構成例を示している。この従来のメモリ
カード1000は、その動作を制御するための制御手段
1002と、情報機器等のスロット内に設けられた端子
に接続するためのコネクタ1004、及びデータを記憶
するための不揮発性メモリ1006を備え、コネクタ1
004と不揮発性メモリ1006は制御手段1002に
接続されている。
【0004】制御手段1002は、例えばマイクロコン
ピュータ(図中ではマイコンと略記する。)を用いて構
成される。また、不揮発性メモリ1006として、例え
ばフラッシュメモリやEEPROM等が用いられる。ま
た、情報機器等との接続インターフェースには、プロト
コルを解釈するための制御手段としてマイクロコンピュ
ータが使われることもある。
【0005】図33は、従来のメモリカード1000の
制御手段1002における制御項目を示している。
【0006】このように、従来のメモリカード1000
では、情報機器等の本体に接続するための本体接続イン
ターフェースと、不揮発性メモリにデータを入出力する
ためのメモリインターフェースを備えているだけであっ
た。
【0007】また、家庭用TVゲームも楽しむことがで
きる従来のエンタテインメント装置は、プログラムやデ
ータ等を補助記憶装置に記憶する機能を有している。上
述したメモリカード装置は、このようなエンタテインメ
ント装置の補助記憶装置としても用いられる。
【0008】図34は、補助記憶装置としてメモリカー
ドを用いる従来のエンタテインメント装置1010の一
例を示している。この従来のエンタテインメント装置1
010の本体1012は、ほぼ四角形状の筐体に収容さ
れており、その中央部にアプリケーションプログラムが
記録された記録媒体である光ディスクが装着されるディ
スク装着部1014と、現在実行中のプログラムを任意
にリセットするためのリセットスイッチ1016と、電
源スイッチ1018と、前記光ディスクの装着を操作す
るためのディスク操作スイッチ1020と、例えば2つ
のスロット部1022A、1022Bとから構成されて
いる。
【0009】補助記憶装置として用いられるメモリカー
ド1000は、このスロット部1022A、1022B
に挿着され、例えばエンタテインメント装置1010上
で実行されたプログラムの結果等が、エンタテインメン
ト装置1010の制御手段(CPU)1024から送ら
れて不揮発性メモリ1006に書き込まれる。なお、前
記スロット部1022A、1022Bには、図示してい
ない複数の操作装置(コントローラ)も接続され、複数
の使用者が同時に対戦ゲーム等を行うことができるよう
にされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、親機となる
エンタテインメント装置等のメモリカード用のスロット
を利用して接続される子機に、さらにゲーム等のプログ
ラム実行機能を持たせることが考えられている。このよ
うな子機は、そのまま携帯型情報端末としても使用でき
るものであり、他の機器との通信を容易化することによ
り、応用範囲が拡大され、新たな需要の喚起にもつなが
るものである。
【0011】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、携帯型のゲーム機としても使用でき、特
に、携帯型情報端末において例えばモールス符号による
文字情報の作成や通信を実現させることができる携帯型
情報端末、記録媒体及びプログラムを提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る携帯型情報
端末は、入力手段と、各種プログラムを実行する制御手
段と、作成された画像を表示する表示手段とを有する携
帯型情報端末本体と、前記制御手段上で動作し、前記入
力手段を通じて入力された不等長符号を文字情報に変換
して前記表示手段に表示する文字変換表示手段とを有す
ることを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る記録媒体は、入力手段
と、各種プログラムを実行する制御手段と、作成された
画像を表示する表示手段とを有する携帯型情報端末で使
用されるプログラムやデータが記録された記録媒体にお
いて、前記制御手段上で動作するプログラムであって、
前記入力手段を通じて入力された不等長符号を文字情報
に変換して前記表示手段に表示する文字変換表示ステッ
プを有することを特徴とする。
【0014】また、本発明に係るプログラムは、入力手
段と、各種プログラムを実行する制御手段と、作成され
た画像を表示する表示手段とを有する携帯型情報端末で
使用され、コンピュータにて読み取り、実行可能なプロ
グラムにおいて、前記制御手段上で動作し、前記入力手
段を通じて入力された不等長符号を文字情報に変換して
前記表示手段に表示する文字変換表示ステップを有する
ことを特徴とする。
【0015】これにより、前記入力手段を通じて入力さ
れた不等長符号(キャラクタを構成する短点(ドット)
と長点(ダッシュ)の数の合計が、キャラクタによって
同じでない符号:例えばモールス符号)が文字情報に変
換されて表示手段に表示されることになる。この場合、
携帯型情報端末において、例えばモールス符号による文
字作成が可能となる。
【0016】そして、携帯型情報端末本体に発光信号の
入力に基づいて発光を行う発光手段を設け、前記文字変
換表示手段(ステップ)に加えて、前記制御手段上で動
作し、前記不等長符号の入力タイミングに従って発光信
号を生成して前記発光手段に出力する発光信号生成手段
(ステップ)を有するようにしてもよい。
【0017】これにより、不等長符号の入力に応じて発
光手段が発光し、例えばモールス符号と文字との関係
を、操作入力のほかに、発光という別の刺激によって認
識することができ、例えばモールス符号の記憶の助けに
なる。
【0018】また、前記文字変換表示手段(ステップ)
に加えて、前記制御手段上で動作し、前記入力手段を通
じて入力された文字情報を不等長符号に変換する符号変
換手段(ステップ)を有するようにしてもよい。
【0019】この場合、入力される文字に応じた不等長
符号に変換されることになるため、例えばモールス符号
で外部と通信する場合に好適となる。
【0020】また、前記携帯型情報端末本体に発光信号
の入力に基づいて発光を行う発光手段を設け、前記符号
変換手段(ステップ)に加えて、前記制御手段上で動作
し、変換された前記不等長符号に基づいて発光信号を生
成して前記発光手段に出力する発光信号生成手段(ステ
ップ)を有するようにしてもよい。
【0021】この場合、入力された文字に対応して変換
された不等長符号に応じて発光手段が発光することにな
るため、例えばモールス符号による光通信が可能とな
る。
【0022】また、前記携帯型情報端末本体に、外部と
情報のやりとりを行う通信手段を設け、前記文字変換表
示手段(ステップ)に加えて、前記制御手段上で動作
し、前記文字情報を前記通信手段に送出して外部に送信
するための情報送信手段(ステップ)を有するようにし
てもよいし、前記通信手段を通じて受信された外部から
の前記文字情報を受け取って前記表示手段に表示する情
報受信手段(ステップ)を有するようにしてもよい。
【0023】この場合、文字情報の例えばモールス符号
による光通信と、文字情報の無線(ラジオ周波数帯(R
F)や赤外線(IR)等)による通信を両立させること
ができる。これにより、擬似的にモールス符号による通
信が行われているかのように見せることができ、携帯型
情報端末の使用形態に面白みを加えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る携帯型情報端
末、記録媒体、並びにプログラムを、例えば携帯型のゲ
ーム機としても使用できる携帯型情報端末、該携帯型情
報端末で実行されるプログラムやデータが記録された記
録媒体、並びにプログラムに適用した実施の形態例につ
いて図1〜図31を参照しながら説明する。
【0025】まず、本実施の形態に係る携帯型情報端末
が適用されるエンタテインメントシステム10は、基本
的には、図1に示すように、携帯型情報端末18の親機
として機能するエンタテインメント装置32と、該エン
タテインメント装置32に対して着脱自在とされる本実
施の形態に係る携帯型情報端末18と、前記エンタテイ
ンメント装置32に対してコネクタ38により着脱自在
とされた操作装置(コントローラ)34と、前記エンタ
テインメント装置32からの映像・音声信号が供給され
るテレビ受像機等の表示装置であるモニタ(ディスプレ
イ)36とから構成される。
【0026】エンタテインメント装置32は、例えば、
CD−ROM等の光ディスク40等の大容量記憶媒体に
記録されているプログラムを読み出して、使用者(例え
ば、ユーザ、ゲームプレイヤ等)からの指示に応じてゲ
ーム等を実行するためのものである。なお、ゲームの実
行とは、主として、操作装置34からの入力をコネクタ
38を通じて受け、モニタ36上における表示や音声を
制御しながらゲームの進行を制御することをいう。
【0027】このエンタテインメント装置32は、ほぼ
扁平な直方体状の形状を有しており、その中央部にビデ
オゲーム等のアプリケーションプログラムやデータが記
憶された光ディスク40が装着されるディスク装着部4
2と、現在実行中のプログラムを任意にリセットするた
めのリセットスイッチ44と、光ディスク40の装着を
操作するためのディスク操作スイッチ46と、電源スイ
ッチ48と、例えば、2つのスロット部50、52とを
備えて構成されている。
【0028】なお、アプリケーションプログラムを供給
するための記録媒体は光ディスク40に限定されるもの
ではなく、通信回線を介してアプリケーションプログラ
ムが供給されるようにしてもよい。
【0029】スロット部50、52は、それぞれ上側の
スロット部50B、52Bと下側のスロット部50A、
52Aとを備えており、下側のスロット部50A、52
Aには、それぞれ操作装置34を接続することができ、
上側のスロット部50B、52Bには、それぞれゲーム
等の途中状態を示すフラグ等を記憶することが可能なメ
モリカード(図示せず)や該メモリカードとしても機能
する携帯型情報端末18を装着することができる。な
お、スロット部50(50A、50B)、52(52
A、52B)は、それぞれ誤挿入を回避するために非対
称の形状とされている。
【0030】操作装置34は、第1及び第2の操作部6
0及び62と、Lボタン64L及びRボタン64Rと、
スタートボタン66、選択ボタン68とを有し、更にア
ナログ操作が可能な第1及び第2のジョイスティック7
0及び72と、これらのジョイスティック70及び72
の操作モードを選択するモード選択スイッチ74と、選
択された操作モードを表示するための表示部76とを有
している。
【0031】携帯型情報端末18は、蓋部材80が開け
られた状態でエンタテインメント装置32に装着され、
装着された状態でエンタテインメント装置32からプロ
グラムやデータがダウンロードされる。この意味でエン
タテインメント装置32は、ダウンロード装置と考える
こともできる。
【0032】また、携帯型情報端末18は、エンタテイ
ンメント装置32から抜かれた状態において、換言すれ
ば、スタンドアローン(単体)の状態において、内蔵さ
れた電池により動作可能であり、エンタテインメント装
置32を通じてダウンロードされたプログラム等の実行
が可能である。
【0033】携帯型情報端末18は、接続された複数の
操作装置34に対応する固有のメモリカードとして使用
できるようになっている。例えば、2人の使用者(ユー
ザ、ゲームプレイヤ)がゲームを行う場合には、2つの
携帯型情報端末18に、各自のゲーム結果等をそれぞれ
記録するという機能を有している。
【0034】そして、図2〜図5に示すように、本実施
の形態に係る携帯型情報端末18は、ハウジング82を
有して構成され、イベント入力や各種選択等を行うため
の4つの方向ボタン84と決定ボタン86を有してなる
操作部88と、液晶表示装置(LCD)等からなる表示
部90と、赤外線等によって無線通信を行うための窓部
92とが設けられている。
【0035】ハウジング82は、図3及び図4に示すよ
うに、上シェル82aと下シェル82bからなり、図5
に示すように、メモリ素子等を搭載した基板94を収納
している。このハウジング82は、エンタテインメント
装置32のスロット部50、52に挿入され得るもので
あり、その一端側の側面には長方形状の窓が形成された
コネクタ部96が設けられている。
【0036】窓部92は、略半円形状に形成されたハウ
ジング82の他端部分に設けられている。表示部90
は、ハウジング82の上面部において、この上面部の略
半分の領域を占めて、窓部92の近傍に位置して設けら
れている。
【0037】操作部88は、ハウジング82の上面部に
おいて、この上面部の略半分の領域を占めて、窓部92
の反対側となる部分に設けられている。図4に示すよう
に、この操作部88は、略四角形状に形成されハウジン
グ82に対して回動可能に支持されるとともに1または
複数の方向ボタン84と決定ボタン86を有する蓋部材
80と、ハウジング82上の該蓋部材80によって開閉
される位置に設けられたスイッチ押圧部98、100と
から構成されている。
【0038】方向ボタン84と決定ボタン86は、蓋部
材80の上面側より下面側にわたってこの蓋部材80を
貫通して配設されている。そして、これら方向ボタン8
4と決定ボタン86は、蓋部材80の上面部に対して出
没する方向に移動可能とされて該蓋部材80によって支
持されている。
【0039】スイッチ押圧部98、100は、ハウジン
グ82の上面部に対して出没する方向に移動可能とされ
て該ハウジング82に支持された押圧子を有している。
この押圧子は、上方側より押圧されることにより、ハウ
ジング82内の基板94上に配設された、例えばダイヤ
フラムスイッチのように押圧スイッチを押圧する。
【0040】これらスイッチ押圧部98、100は、蓋
部材80が閉蓋された状態において、方向ボタン84と
決定ボタン86の位置に対応する箇所に設けられてい
る。即ち、蓋部材80が閉蓋された状態においては、方
向ボタン84と決定ボタン86を上方側よりこの蓋部材
80の上面部に対して没入する方向に押圧操作すると、
方向ボタン84と決定ボタン86は、対応するスイッチ
押圧部98、100の押圧子を介して、ハウジング82
内の対応する押圧スイッチを押圧する。
【0041】コネクタ部96の窓内には、図5に示すよ
うに、電源用及び信号用の端子102が基板94上に配
設されて臨んでいる。なお、コネクタ部96の形状や寸
法等は、エンタテインメント装置32に用いられる通常
のメモリカードと共通にされている。
【0042】次に、エンタテインメント装置32と携帯
型情報端末18の回路構成について図6及び図7を参照
しながら説明する。
【0043】まず、エンタテインメント装置32は、図
6に示すように、中央演算処理装置(CPU:Central
Processing Unit )110及びその周辺装置等からなる
制御システム112と、図示していないフレームバッフ
ァを含み該フレームバッファに描画を行う画像処理装置
(GPU:Graphic Processing Unit )等からなるグラ
フィックシステム114と、楽音・効果音等を発生する
音声処理装置(SPU:Sound Processing Unit )等か
らなるサウンドシステム116と、アプリケーションプ
ログラムやデータが記録されている光ディスク40の読
出し制御を行う光ディスク制御部118と、操作装置3
4と携帯型情報端末18あるいは図示していないメモリ
カードに対してデータ等の入出力制御を行う通信制御部
120と、これら各部が接続されたシステムバス122
とを備えている。
【0044】この場合、エンタテインメント装置32を
構成するグラフィックシステム114とサウンドシステ
ム116から出力される映像信号と音声信号とがモニタ
36に供給され、モニタ36の画面に映像が表示される
とともに、モニタ36のスピーカーから音声が出力され
る。
【0045】一方、携帯型情報端末18は、図7に示す
ように、マイクロコンピュータ等により構成される制御
部130を有し、該制御部130を構成するCPU13
2により、システムバス134を通じて当該携帯型情報
端末18のシステム全体が制御されるようになってい
る。
【0046】この制御部130のシステムバス134に
は、前記CPU132のほかに、エンタテインメント装
置32との通信のやりとりを行うシリアル・パラレルイ
ンターフェース(SPI)136や非同期データ転送用
のインターフェースであるUART(Universal Asynch
ronous Receiver Transmitter )138が接続されてい
る。
【0047】また、制御部130のシステムバス134
には、CPU132による処理に必要なデータや演算結
果を一時的に格納しておくためのSRAMで構成される
ワークメモリ140が接続されると共に、外部記憶手段
としてのデータメモリ(データ記憶用メモリ)142が
対応するメモリインターフェース144を介して接続さ
れている。
【0048】制御部130のシステムバス134には、
例えばフラッシュメモリにより構成されるOSD(On S
creen Display )機能を内蔵したROM(OSDRO
M)146が接続され、このOSDROM146には、
カーネル等の制御プログラムが格納されている。また、
システムバス134には、カレンダ・時計機能を有する
リアルタイムクロック(RTC)148も接続されてい
る。
【0049】また、制御部130のシステムバス134
には、操作部88がスイッチインターフェース(SWI
F)150を通じて接続されている。スイッチインター
フェース150は割込み発生手段としても機能する。
【0050】更に、制御部130のシステムバス134
には、バッテリ152から電源が供給されるようになっ
ている。このため、携帯型情報端末18がエンタテイン
メント装置32とは独立した状態において、データメモ
リ142に記憶されているアプリケーションソフトウェ
アを実行することができる。なお、このデータメモリ1
42の内容は、携帯型情報端末18の電源がオフ状態と
されても、データメモリ142の不揮発性メモリ特性に
よってバックアップされている。
【0051】また、制御部130のシステムバス134
には、画像処理手段であるGDC(Graphic Display Co
ntroller)154が接続され、システムバス134から
のデジタル信号をアナログ信号に変換するDAC(DA
変換器:Digital to AnalogConverter )156も接続
されている。更に、発光手段である例えば赤色の発光ダ
イオード(LED)190がドライバ192を通じて前
記システムバス134に接続されている。
【0052】そして、この携帯型情報端末18は、外部
機器に対してデータを入出力可能な2つの通信経路を有
している。
【0053】第1の通信経路160は、赤外線発光素子
162及び赤外線受光素子164が一体的に取り付けら
れたIrDA(Infrared Data Association )に準拠し
たモジュールである赤外線インターフェース166と、
非同期データ転送用のインターフェースである前記UA
RT138とから構成される。赤外線による送受信は、
赤外線インターフェース166により外部機器との入出
力処理が行われた後、UART138により並列直列変
換及び直列並列変換され、システムバス134に対する
入出力処理が行われる。
【0054】第2の通信経路170は、物理的な接続に
供されるコネクタ部(物理的なコネクタ)96と、前記
シリアル・パラレルインターフェース(SPI)136
とから構成される。上述したように、このコネクタ部9
6は、図3に示すように、親機となるエンタテインメン
ト装置32のスロット部50、52に設けられた端末挿
入部(上側のスロット部50B、52B)に装着され、
エンタテインメント装置32からの情報、例えばCD−
ROM等の光ディスク40から読み取られた情報(例え
ば、ゲーム用のアプリケーションソフトウェアを含む)
のシリアルデータがコネクタ部96を通じてSPI13
6に供給され、該SPI136からシステムバス134
に対してパラレルデータとして供給される。
【0055】携帯型情報端末18上の表示部90の画面
に画像を表示する場合には、画像処理手段であるGDC
154が、該GDC154に接続されたフレームメモリ
180とデータのやりとりを行いながら液晶表示装置の
コントローラであるLCDC(Liquid Crystal Display
Controller )182を介して表示部90の画面に画像
を表示させる。
【0056】また、音声出力手段としてのスピーカ18
4から音声(楽音を含む)を出力する場合には、デジタ
ル信号をアナログ信号に変換する前記DAC156が、
システムバス134からデータを受け取ってスピーカ1
84に出力させることで行われる。
【0057】次に、本実施の形態に係る携帯型情報端末
18が有する特徴的ないくつかの機能について説明す
る。
【0058】まず、第1の機能は、操作部88を通じて
入力された不等長符号を文字情報に変換して表示部90
に表示するというものであり、第2の機能は、前記不等
長符号の入力タイミングに従って発光信号を生成してL
ED190に出力し、前記不等長符号の入力に応じて前
記LED190を発光させるというものである。
【0059】ここで、不等長符号としては、和文モール
ス符号や欧文モールス符号を使用することができる。モ
ールス符号は、短点(・)と長点(−)の組合せにより
構成される。
【0060】短点の長さ(継続時間)を1単位とする
と、長点は短点の3倍の長さ(時間)で表現することが
できる。但し、2単位以下の場合は短点、3単位以上の
継続は長点とみなす。2符号間の間隔(区切り用無入力
期間:空白長)は3単位となり、2語間の間隔は7単位
となる。
【0061】なお、1単位の実時間は、例えば「0.1
秒とする」というようには決められていない(公的規約
として存在しない)ため、プログラムの作成時に適宜設
定される。
【0062】また、第3の機能は、操作部88を通じて
入力された文字情報を不等長符号に変換するというもの
であり、第4の機能は、変換された前記不等長符号に基
づいて発光信号を生成してLED190に出力し、入力
された文字に対応して変換された不等長符号に応じてL
ED190を発光させるというものである。
【0063】第5の機能は、前記文字情報を赤外線発光
素子162に通じて外部に送信し、また、赤外線受光素
子164を通じて受信された外部からの前記文字情報を
受け取って表示部90に表示するというものである。
【0064】これらの機能を使用した携帯型情報端末1
8上での1つのビデオゲーム(端末ゲーム)について図
8〜図12を参照しながら説明する。
【0065】この端末ゲームには、「学習モード」、
「練習モード」、「自習モード」、「会話モード」があ
る。
【0066】「学習モード」は、欧文モールス符号と和
文モールス符号を閲覧、もしくは学習するモードであっ
て、文字とモールス符号の確認とテストができるように
なっている。このモードでは、図8Aに示すように、表
示部90の画面が、文字表示領域200と符号表示領域
202に分割される。
【0067】確認は、図8Bに示すように、文字の一覧
表204から任意の文字を選択した際に、図8Aに示す
ように、表示部90における画面の文字表示領域200
に前記選択した文字が表示され、符号表示領域202に
モールス符号(短点(ドット)と長点(ダッシュ)の組
合せ)が表示されるようになっている。
【0068】文字の一覧表204から文字を選択する場
合は、図8Bに示すように、カーソル206を方向キー
84(上方向キー84a、左方向キー84b、右方向キ
ー84c、下方向キー84d)を操作することによって
移動させ、目標の文字にカーソル206を位置させた状
態で決定ボタン86を操作することによって、図8Aに
示すように、前記目標の文字が選択される。なお、一覧
表204を表示させた状態で、上方向キー84a又は下
方向キー84dを押し続けることで画面が上方向又は下
方向にスクロールし、一覧表204の全ての部分を見る
ことができるようになっている。
【0069】また、図8Aの表示状態から連続して確認
を行う場合は、左方向キー84b又は右方向キー84c
を操作して再度一覧表204を表示させ、上述と同様の
操作を行うことで実現できる。
【0070】テストは、前記確認の状態から決定ボタン
86を操作することで、テストが開始され、符号表示領
域202に表示されていたモールス符号が消去され、ユ
ーザによるモールス符号の入力待ちとなる。
【0071】ユーザが、決定ボタン86を用いて、短点
と長点の組合せに係る符号を入力すると、入力した符号
がそのまま符号表示領域202に表示される。そして、
入力した符号に対応する文字が存在しなければ、図9A
に示すように、画面全面に「NG」が表示される。
【0072】また、入力した符号に対応する文字は存在
するが、選択した文字に適合していない場合は、図9B
に示すように、画面全面に「×」が表示され、入力した
符号が前記選択した文字に適合していれば、図9Cに示
すように、画面全面に「○」が表示される。
【0073】「練習モード」では、図10に示すよう
に、表示部90の画面が、参照表示領域208と入力表
示領域210に分割される。そして、参照表示領域20
8にコンピュータが選択した文字と該文字に対応するモ
ールス符号が表示され、ユーザは、制限時間内に、参照
表示領域208に表示されているモールス符号と同じモ
ールス符号を入力する。
【0074】制限時間内にモールス符号を正しく入力し
た場合は、図9Cに示すように、画面全面に「○」が表
示され、制限時間を超えた場合や間違って入力した場合
は、図9Bに示すように、画面全面に「×」が表示され
る。
【0075】この「練習モード」では、例えば10問連
続して出題され、制限時間は例えば10秒で、得点は1
問100点スタートの減算式を採用することができる。
この減算式としては、例えば解答にかかった時間を6s
ync毎に1点を減算し、1問単位での合計点が最終得
点となる、というように設定することができる。
【0076】「自習モード」では、図11に示すよう
に、表示部90の画面が、文字表示領域212と入力表
示領域214に分割される。そして、ユーザが、短点と
長点の組合せを入力することで、入力表示領域214に
前記短点と長点の組合せが表示され、この短点と長点の
組合せに係るモールス符号が存在している場合は、図1
1に示すように、前記モールス符号に対応する文字が文
字表示領域212に表示される。適合する文字がない場
合は、図9Aに示すように、画面全面に「NG」が表示
される。
【0077】上述の「学習モード」、「練習モード」及
び「自習モード」においては、決定ボタン86によって
モールス符号を入力している際に、決定ボタン86の操
作に応じて例えば赤色のLED190が発光するように
なっている。
【0078】「会話モード」は、赤外線発光素子162
及び赤外線受光素子164を通じて、複数の文字からな
る語句に関する情報を送受信するモードである。
【0079】具体的には、図12に示すように、送信側
のユーザは、携帯型情報端末18に予め語句220を入
力しておき、送信を示す操作を行うことで、前記語句2
20に関する情報が赤外線発光素子162を通じて外部
に送信される。
【0080】そして、複数の携帯型情報端末18をそれ
ぞれの窓部92(赤外線発光素子162、赤外線受光素
子164及びLED190が設けられた部分)を対向さ
せることにより、一方の携帯型情報端末18から赤外線
発光素子162を介して送信された語句220に関する
情報が他方の携帯型情報端末18に赤外線受光素子16
4を介して受信され、携帯型情報端末18を用いた会話
(通信)が可能となる。
【0081】このとき、送信側の携帯型情報端末18の
表示部90及び受信側の携帯型情報端末18の表示部9
0には、送受信に係る語句220が表示される。
【0082】更に、LED190が前記語句220を構
成する複数の文字に対応するそれぞれのモールス符号に
合わせて発光するようにすれば、あたかもモールス符号
によって会話を行っているように見えることになる。
【0083】ユーザ自身が、上述の「学習モード」、
「練習モード」や「自習モード」によってLED190
の発光状態を見ただけでモールス符号を読みとれるよう
になれば、いちいち表示部90に表示された語句220
を見なくても、発光によるモールス符号によって会話が
できるようになり、更に面白さが増すこととなる。
【0084】次に、これらの機能を実現するためのソフ
トウエア(端末情報処理手段300)について、図13
〜図31を参照しながら説明する。以下に説明するソフ
トウエアはあくまでも一例であり、上述の各種機能を実
現するものであれば、種々のソフトウエアを適用するこ
とができる。
【0085】この端末情報処理手段300は、例えばC
D−ROMやメモリカードのようなランダムアクセス可
能な記録媒体、さらにはネットワークによって前記エン
タテインメントシステム10を介して携帯型情報端末1
8に提供されるようになっている。ここでは、CD−R
OMのような光ディスク40からエンタテインメント装
置32を介して携帯型情報端末18に読み込まれて動作
する場合を想定して説明を進める。
【0086】即ち、端末情報処理手段300は、例えば
予めエンタテインメント装置32にて再生される特定の
光ディスク40からエンタテインメント装置32を介し
て携帯型情報端末18のデータメモリ142にダウンロ
ードされることによって、携帯型情報端末18のCPU
132上で動作されるようになっている。
【0087】この端末情報処理手段300は、図13に
示すように、上述した各種モードに合わせて、学習モー
ド処理手段302、練習モード処理手段304、自習モ
ード処理手段306、第1の会話モード処理手段30
8、第2の会話モード処理手段310とを有する。
【0088】学習モード処理手段302は、図14に示
すように、ユーザによる符号入力に合わせてLED19
0を発光指示する入力処理手段320と、該入力処理手
段320からの発光指示又は消光指示に従って発光信号
を生成してLED190に出力する発光信号生成手段3
22と、ユーザによる符号入力に基づく符号情報を文字
情報に変換する文字変換手段324とを有する。
【0089】前記入力処理手段320は、具体的には、
操作部88における決定ボタン86の操作状態に合わせ
てオン信号又はオフ信号を出力し、更に、決定ボタン8
6の操作に合わせてLED190に対する発光又は消光
を指示する。また、文字変換手段324は、入力処理手
段320からのオン信号及びオフ信号をサンプリングし
て短点と長点の組合せからなる符号情報に変換し、更
に、該符号情報から文字情報に変換する。
【0090】また、前記学習モード処理手段302は、
表示部90に文字の一覧表204(図8B参照)を表示
するための一覧表表示手段326と、一覧表204が表
示されている段階において、決定ボタン86が操作され
た時点のカーソル206の位置情報(座標)を受け取る
ための座標受取り手段328と、受け取った座標に基づ
いて情報テーブル330から文字情報を検索する文字検
索手段332と、検索された文字情報に対応する符号情
報を情報テーブル330から検索する符号検索手段33
4とを有する。前記文字検索手段332で検索された文
字情報は、参照文字記憶部336に格納される。
【0091】また、前記学習モード処理手段302は、
参照文字記憶部336に格納された文字情報を表示部9
0の文字表示領域200に表示する文字表示手段338
と、検索された符号情報を短点と長点の組合せで表示部
90の符号表示領域202に表示する符号表示手段34
0と、前記文字変換手段324からの文字情報が参照文
字記憶部336に格納されている文字情報に適合してい
るかどうかを判定する判定手段342と、該判定手段3
42での判定結果を表示部90に表示するための判定結
果表示手段344とを有する。前記判定手段342は、
文字変換手段324からエラー情報が出力されているか
どうかも判定する。
【0092】情報テーブル330は、図15に示すよう
に、各レコードに文字情報と符号情報が格納されてお
り、文字情報は、和文や欧文で使用される文字が例えば
JISコード等で格納されている。符号情報は、文字情
報に対応するモールス符号が論理データ「10」と「1
1」の組合せで格納されている。
【0093】論理データ「10」は短点(・)を示し、
論理データ「11」は長点(−)を示す。例えば「あ」
に対応するモールス符号は(−−・−−)であるため、
“1111101111”が格納される。
【0094】ここで、入力処理手段320の処理動作に
ついて図16を参照しながら説明する。この入力処理手
段320は、まず、図16のステップS1において、決
定ボタン86を通じての入力があるか否かが判別され
る。入力があれば、次のステップS2に進み、発光信号
生成手段322に対して発光指示を行い、次いで、ステ
ップS3において、オン信号を出力する。
【0095】一方、前記ステップS1において、決定ボ
タン86を通じての入力がないと判別された場合は、ス
テップS4に進み、発光信号生成手段322に対する発
光指示を停止する。即ち、発光信号生成手段322に対
して消光指示を行う。その後、ステップS5において、
オフ信号を出力する。
【0096】次に、ステップS6において、この入力処
理手段320に対するプログラム終了要求があるか否か
が判別される。終了要求がなければ、前記ステップS1
に戻り、該ステップS1以降の処理が繰り返される。
【0097】上述のステップS1〜S6の処理によっ
て、決定ボタン86が操作されている期間中、ステップ
S2及びS3での処理が繰り返し行われ、LED190
での発光とオン信号の出力が継続して行われる。一方、
決定ボタン86が操作されていない期間中においては、
ステップS4及びS5での処理が繰り返し行われ、LE
D190での消光とオフ信号の出力が継続して行われ
る。
【0098】そして、前記ステップS6において、終了
要求があった時点で、この入力処理手段320での処理
が終了する。
【0099】他方、文字変換手段324は、図17に示
すように、入力処理手段320からのオン信号及びオフ
信号の出力期間をモールス符号の1単位を基準にサンプ
リングして、決定ボタン86が操作された信号長の単位
と決定ボタン86が操作されていない空白長の単位を計
数するサンプリング手段350を有する。信号長の単位
計数値は第1のカウンタ352に格納され、空白長の単
位計数値は第2のカウンタ354に格納される。
【0100】また、前記文字変換手段324は、第1の
カウンタ352に格納されている信号長の単位計数値に
基づいて短点情報であるか長点情報であるかをチェック
し、その結果をバッファ356にアドレス順次に格納す
る符号情報格納手段358と、バッファ356内にデー
タが存在し、かつ、第2のカウンタ354に格納されて
いる空白長の単位計数値に基づいて文字変換を行うかど
うかを判別する判別手段360と、バッファ356に格
納された符号情報に対応する文字情報を情報テーブル3
30から検索する文字検索手段362とを有する。
【0101】前記符号情報格納手段358は、信号長の
単位計数値から短点情報を割り出した場合は、論理デー
タ「10」をバッファ356に格納し、信号長の単位計
数値から長点情報を割り出した場合は、論理データ「1
1」をバッファ356に格納する。
【0102】なお、文字検索手段362は、バッファ3
56に格納された符号情報に対応する文字情報が情報テ
ーブル330に存在しない場合は、文字情報の代わりに
エラー情報を出力する。
【0103】次に、学習モード処理手段302の処理動
作を図13の機能ブロック図並びに図18〜図21のフ
ローチャートを参照しながら説明する。
【0104】この学習モード処理手段302は、まず、
図18のステップS101において、一覧表表示手段3
26を通じて、図8Bに示すように、表示部90に文字
の一覧表204を表示する。
【0105】次に、ステップS102において、文字の
選択があったか否かが判別される。この判別は、決定ボ
タン86の入力があったかどうかで行われる。決定ボタ
ン86の入力があった段階で、次のステップS103に
進み、座標受取り手段328を通じて、決定ボタン86
が操作された時点のカーソル206の位置情報(座標)
を受け取る。
【0106】次に、ステップS104において、文字検
索手段332を通じて、前記受け取った座標に基づいて
情報テーブル330から文字情報を検索し、その後、ス
テップS105において、該検索された文字情報を参照
文字記憶部336に格納する。次いで、ステップS10
6において、符号検索手段334を通じて、前記検索さ
れた文字情報に対応する符号情報を情報テーブル330
から検索する。
【0107】次に、ステップS107において、文字表
示手段338を通じて、前記参照文字記憶部336に格
納されている文字情報を、図8Aに示すように、表示部
90の文字表示領域200に表示し、次いで、ステップ
S108において、前記検索された符号情報を短点と長
点の組合せで表示部90の符号表示領域202に表示す
る。
【0108】次に、図19のステップS109におい
て、テスト要求であるか否かが判別される。ユーザから
テスト要求が入力された場合、次のステップS110に
進み、現在、表示部90の符号表示領域202に表示さ
れているモールス符号を消去する。その後、ステップS
111において、文字変換手段324での処理に入る。
【0109】この文字変換手段324での処理は、ま
ず、図20のステップS201において、バッファ35
6(図17参照)を初期化する。その後、ステップS2
02において、サンプリング手段350を通じて、前記
入力処理手段320からのオフ信号の出力期間をモール
ス符号の1単位を基準にサンプリングして、そのときの
計数値(空白長の単位計数値)を第2のカウンタ354
に格納する。
【0110】次に、ステップS203において、判別手
段360を通じて、バッファ356にデータが存在する
か否かが判別される。データが存在する場合は、次のス
テップS204に進み、同じく判別手段360を通じ
て、文字変換を行うか否かが判別される。この判別は、
第2のカウンタ354に格納されている空白長の単位計
数値が3以上であるかどうかで行われる。
【0111】前記ステップS203において、バッファ
356にデータが存在しないと判別された場合、あるい
は前記ステップS204において、空白長の単位計数値
が2以下であると判別された場合は、次のステップS2
05に進み、サンプリング手段350を通じて、前記入
力処理手段320からのオン信号の出力期間をモールス
符号の1単位を基準にサンプリングして、そのときの計
数値(信号長の単位計数値)を第1のカウンタ352に
格納する。
【0112】次に、ステップS206において、符号情
報格納手段358を通じて、前記第1のカウンタ352
に格納されている信号長の単位計数値に基づいて短点情
報であるか長点情報であるかをチェックし、次いで、ス
テップS207において、前記チェックした結果に基づ
く符号情報をバッファ356にアドレス順次に格納す
る。例えば、チェックした結果が短点情報である場合
は、論理データ「10」がバッファ356に格納され、
チェックした結果が長点情報である場合は、論理データ
「11」がバッファ356に格納される。
【0113】前記ステップS207での処理が終了した
段階で、前記ステップS202に戻り、該ステップS2
02以降の処理を繰り返す。
【0114】そして、前記ステップS204において、
空白長の単位計数値が3以上であると判別された場合
は、図21のステップS208に進み、文字検索手段3
62を通じて、バッファ356から符号情報を読み出
す。その後、ステップS209において、同じく文字検
索手段362を通じて、前記バッファ356に格納され
た符号情報に対応する文字情報を情報テーブル330か
ら検索する。
【0115】次に、ステップS210において、文字検
索手段362を通じて、前記バッファ356から読み出
された符号情報が情報テーブル330に存在するか否か
が判別される。存在していれば、次のステップS211
に進み、検索した結果の文字情報を出力する。
【0116】次に、ステップS212において、現在、
会話モード処理が実行されているか否かが判別される。
会話モードにおいては、1つの文字ではなく、複数の文
字からなる語句220が対象となるため、連続した文字
の変換が必要となる。
【0117】従って、現在、会話モード処理が実行され
ている場合は、次のステップS213に進み、判別手段
360を通じて、次の入力に関して文字変換を行うか否
かが判別される。この判別は、第2のカウンタ354に
格納されている空白長の単位計数値が6以下であるかど
うかで行われる。
【0118】空白長の単位計数値が6以下である場合
は、次のステップS214に進み、バッファ356を初
期化した後、図20のステップS205以降の処理に入
る。
【0119】一方、前記ステップS212において、現
在、会話モード処理は実行されていないと判別された場
合、あるいは前記ステップS213において、空白長の
単位計数値が7以上であると判別された場合に、この文
字変換手段324での処理が終了する。
【0120】また、前記ステップS210において、該
当する文字が存在しないと判別された場合は、次のステ
ップS215に進み、文字検索手段362を通じて、文
字情報の代わりにエラー情報を出力して、この文字変換
手段324での処理が終了する。
【0121】図19のルーチンに戻り、次のステップS
112において、文字変換にエラーがあるか否かが判別
される。エラーがなければ、次のステップS113に進
み、判定手段342を通じて、前記文字変換手段324
からの文字情報が参照文字記憶部336に格納されてい
る文字情報(ユーザが入力した符号に基づく文字情報)
と適合しているか否かが判別される。適合していれば、
次のステップS114に進み、判定結果表示手段344
を通じて、図9Cに示すように、表示部90の画面全面
に適合を示す「○」を表示する。
【0122】前記ステップS113において、文字が適
合していないと判別された場合は、ステップS115に
進み、判定結果表示手段344を通じて、図9Bに示す
ように、表示部90の画面全面に不適合を示す「×」を
表示する。
【0123】一方、前記ステップS112において、文
字変換手段324からエラー情報が出力されていると判
別された場合は、次のステップS116に進み、判定結
果表示手段344を通じて、図9Aに示すように、表示
部90の画面全面に該当文字なしを示す「NG」を表示
する。
【0124】前記ステップS114〜S116のいずれ
かの処理が終了した段階、あるいは前記ステップS10
9において、テスト要求でないと判別された場合は、次
のステップS117に進み、この学習モード処理手段3
02に対するプログラム終了要求があるか否かが判別さ
れる。
【0125】終了要求がなければ、前記ステップS10
1に戻り、該ステップS101以降の処理を繰り返す。
終了要求があれば、この学習モード処理手段302での
処理が終了する。
【0126】次に、練習モード処理手段304について
図22の機能ブロック図及び図23のフローチャートを
参照しながら説明する。なお、図14と対応するものに
ついては、同符号を付してその重複説明を省略する。
【0127】この練習モード処理手段304は、図22
に示すように、上述した入力処理手段320、文字変換
手段324、判定手段342、判定結果表示手段34
4、符号検索手段334、符号表示手段340、文字表
示手段338を有し、更に、情報テーブル330からラ
ンダムに文字情報を抽出して参照文字記憶部336に格
納する文字抽出手段370を有する。
【0128】前記判定手段342は、前記文字変換手段
324からの文字情報が参照文字記憶部336に格納さ
れている文字情報に適合しているかどうかを判定するほ
か、文字変換手段324からエラー情報が出力されてい
るかどうかも判定し、更に、RTC(リアルタイムクロ
ック)148からの時間情報に基づいて制限時間を越え
たか否かも判定する。
【0129】符号検索手段334は、文字抽出手段37
0によって抽出された文字に対応する符号情報を情報テ
ーブル330から検索するように構成されている。
【0130】次に、この練習モード処理手段304の処
理動作を図23のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0131】この練習モード処理手段304は、まず、
図23のステップS301において、文字抽出手段37
0を通じて、情報テーブル330からランダムに文字情
報を抽出して参照文字記憶部336に格納する。
【0132】次に、ステップS302において、符号検
索手段334を通じて、前記検索された文字情報に対応
する符号情報を情報テーブル330から検索する。次い
で、ステップS303において、文字表示手段338を
通じて、参照文字記憶部336に格納されている文字情
報を、図10に示すように、表示部90の参照表示領域
208に表示し、次いで、ステップS304において、
符号表示手段340を通じて、前記検索された符号情報
を短点と長点の組合せで表示部90の参照表示領域20
8に表示する。
【0133】次に、ステップS305において、文字変
換手段324での処理に入る。この文字変換手段324
での処理は、すでに説明したので省略するが、この段階
で、ユーザによる短点と長点の組合せに係る符号の入力
が行われ、表示部90の入力表示領域214に、ユーザ
が入力した符号が表示されると同時に、LED190が
前記符号に合わせて発光する。
【0134】次に、ステップS306において、判定手
段342を通じて、ユーザによる符号の入力完了が制限
時間内であったか否かが判別される。制限時間内であれ
ば、次のステップS307に進み、同じく判定手段34
2を通じて、前記文字変換手段324からの文字情報
(ユーザが入力した符号に基づく文字情報)が参照文字
記憶部336に格納されている文字情報と適合している
か否かが判別される。適合していれば、次のステップS
308に進み、判定結果表示手段344を通じて、図9
Cに示すように、表示部90の画面全面に適合を示す
「○」を表示する。
【0135】前記ステップS307において、文字が適
合していないと判別された場合、あるいは文字変換手段
324からエラー情報が出力された場合、又はステップ
S306において、制限時間を超過していると判別され
た場合は、ステップS309に進み、判定結果表示手段
344を通じて、図9Bに示すように、表示部90の画
面全面に不適合を示す「×」を表示する。
【0136】前記ステップS308又はS309のいず
れかの処理が終了した段階で、次のステップS310に
進み、この練習モード処理手段304に対するプログラ
ム終了要求があるか否かが判別される。
【0137】終了要求がなければ、前記ステップS30
1に戻り、該ステップS301以降の処理を繰り返す。
終了要求があれば、この練習モード処理手段304での
処理が終了する。
【0138】次に、自習モード処理手段306について
図24の機能ブロック図及び図25のフローチャートを
参照しながら説明する。なお、図14と対応するものに
ついては、同符号を付してその重複説明を省略する。
【0139】この自習モード処理手段306は、図24
に示すように、上述した入力処理手段320、文字変換
手段324、判定手段342、文字表示手段338及び
判定結果表示手段344を有して構成されている。この
自習モードでは、前記判定手段342は、文字変換手段
324からエラー情報が出力されているかどうかを判定
する。
【0140】特に、この自習モード処理手段306にお
いては、前記文字変換手段324と文字表示手段338
によって文字変換表示手段が構成されることになる。
【0141】次に、この自習モード処理手段306の処
理動作を図25のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0142】この自習モード処理手段306は、まず、
図25のステップS401において、文字変換手段32
4での処理に入る。この文字変換手段324での処理
は、すでに説明したので省略するが、この段階で、ユー
ザによる短点と長点の組合せに係る符号の入力が行わ
れ、図11に示すように、入力表示領域214に、ユー
ザが入力した符号が表示されると同時に、LED190
が前記符号に合わせて発光する。
【0143】次に、ステップS402において、文字変
換にエラーがあるか否かが判別される。エラーがなけれ
ば、次のステップS403に進み、文字表示手段338
を通じて、文字変換手段324からの文字情報を、図1
1に示すように、表示部90の文字表示領域212に表
示する。
【0144】前記ステップS402において、文字変換
手段324からエラー情報が出力されていると判別され
た場合は、次のステップS404に進み、判定結果表示
手段344を通じて、図9Aに示すように、表示部90
の画面全面に該当文字なしを示す「NG」を表示する。
【0145】前記ステップS403又はS404のいず
れかの処理が終了した段階で、次のステップS405に
進み、この自習モード処理手段306に対するプログラ
ム終了要求があるか否かが判別される。
【0146】終了要求がなければ、前記ステップS40
1に戻り、該ステップS401以降の処理を繰り返す。
終了要求があれば、この自習モード処理手段306での
処理が終了する。
【0147】次に、第1の会話モード処理手段308に
ついて図26の機能ブロック図並びに図27〜図29の
フローチャートを参照しながら説明する。なお、図14
と対応するものについては、同符号を付してその重複説
明を省略する。
【0148】この第1の会話モード処理手段308は、
図26に示すように、送信部380と受信部382とで
構成されている。
【0149】送信部380は、上述した一覧表表示手段
326、座標受取り手段328、文字表示手段338を
有する。
【0150】また、前記送信部380は、受け取った座
標に基づいて情報テーブル330から文字情報とそれに
対応する符号情報を検索する文字/符号検索手段384
と、文字/符号検索手段384からの文字情報と符号情
報を送信用バッファ386に順次蓄積する文字/符号蓄
積手段388と、送信用バッファ386に蓄積されてい
る文字情報及び符号情報のうち、複数の符号情報にそれ
ぞれ対応する短点と長点の組合せに応じてLED190
を発光させるための指示を発光信号生成手段322に与
えるLED処理手段390と、送信用バッファ386に
蓄積されている文字情報及び符号情報のうち、複数の文
字情報からなる語句情報を取り出して赤外線発光素子1
62を通じて外部に送信する送信手段392とを有す
る。
【0151】一方、受信部382は、赤外線受光素子1
64を通じて受信された語句情報を受信用バッファ40
0に格納する受信手段402と、受信用バッファ400
に格納されている語句情報を読み出して表示部90に表
示させる語句表示手段404とを有する。
【0152】次に、前記第1の会話モード処理手段30
8における送信部380の処理動作を図26の機能ブロ
ック図並びに図27及び図28のフローチャートを参照
しながら説明する。
【0153】この送信部380は、まず、図27のステ
ップS501において、一覧表表示手段326を通じ
て、図8Bに示すように、表示部90に文字の一覧表2
04を表示する。
【0154】次に、ステップS502において、文字の
選択があったか否かが判別される。この判別は、決定ボ
タン86の入力があったかどうかで行われる。決定ボタ
ン86の入力があった段階で、次のステップS503に
進み、座標受取り手段328を通じて、決定ボタン86
が操作された時点のカーソル206の位置情報(座標)
を受け取る。
【0155】次に、ステップS504において、文字/
符号検索手段384を通じて、前記受け取った座標に基
づいて情報テーブル330から文字情報とそれに対応す
る符号情報を検索し、その後、ステップS505におい
て、文字表示手段338を通じて、前記検索された文字
情報を表示部90に表示する。
【0156】次いで、ステップS506において、文字
/符号蓄積手段388を通じて、前記検索された文字情
報とそれに対応する符号情報を送信用バッファ386に
蓄積する。
【0157】次に、ステップS507において、送信指
示があるか否かが判別される。送信指示がない場合は、
前記ステップS501に戻って、次に入力された文字情
報に関する処理が行われ、送信指示があった段階で、次
のステップS508に進み、送信手段392を通じて、
前記送信用バッファ386に蓄積されている複数の文字
情報(語句情報)を赤外線発光素子162を通じて外部
に送信する。送信された語句情報は、別の携帯型情報端
末18における受信部382を通じて受信されることに
なる。
【0158】その後、ステップS509において、LE
D処理手段390での処理に入る。このLED処理手段
390での処理は、まず、図28のステップS601に
おいて、送信用バッファ386に蓄積されている複数の
文字情報及び複数の符号情報のうち、複数の符号情報を
順番に読み出す。読み出された符号情報は、送信用バッ
ファ386から順次削除される。
【0159】次に、ステップS602において、読み出
すべきデータ(この場合、符号情報)があるか否かが判
別される。符号情報があれば、次のステップS603に
進み、前記読み出された符号情報が短点に関するものか
否かが判別される。この判別は、読み出された論理デー
タが「10」であるかどうかで行われる。
【0160】短点に関するものであれば、次のステップ
S604に進み、発光信号生成手段322に対して短点
を発光させるための指示(短点発光指示)を出力する。
発光信号生成手段322は、LED処理手段390から
の前記短点発光指示の入力に基づいて、LED190を
例えば1単位分の長さだけ発光させる(短点発光)。
【0161】一方、前記ステップS603において、長
点に関するものであると判別された場合は、次のステッ
プS605に進み、発光信号生成手段322に対して長
点を発光させるための指示(長点発光指示)を出力す
る。発光信号生成手段322は、LED処理手段390
からの前記長点発光指示の入力に基づいて、LED19
0を例えば3単位分の長さだけ発光させる(長点発
光)。
【0162】前記ステップS604又はS605での処
理が終了した段階で、次のステップS606に進み、1
つの文字を構成する符号間に対しては2単位分の空白長
を設定し、複数の文字間に対しては7単位分の空白長を
設定する。これによって、1つの文字を構成する符号間
においては2単位分の空白(LED190が発光しない
期間)がおかれ、複数の文字間においては7単位分の空
白がおかれることになる。
【0163】その後、前記ステップS601に戻り、該
ステップS601以降の処理を繰り返す。そして、前記
ステップS602において、読み出すべき符号情報がな
いと判別された段階で、このLED処理手段390での
処理が終了する。
【0164】図27のルーチンに戻り、次のステップS
510において、送信用バッファ386を初期化してこ
の送信部380での処理が終了する。
【0165】次に、第1の会話モード処理手段308に
おける受信部382での処理を図29を参照しながら説
明する。
【0166】この受信部382は、まず、図29のステ
ップS701において、受信手段402は、前記赤外線
受光素子164を通じて受信された語句情報を受信用バ
ッファ400に蓄積する。
【0167】次に、ステップS702において、語句表
示手段404を通じて、図12に示すように、前記受信
用バッファ400に蓄積されている語句情報を表示部9
0に表示する。このステップS702での処理が終了し
た段階で、この受信部382での処理が終了する。
【0168】次に、第2の会話モード処理手段310に
ついて図30を参照しながら説明する。この第2の会話
モード処理手段310における送信部380は、上述し
た入力処理手段320、文字変換手段324、判定手段
342、文字表示手段338、文字/符号蓄積手段38
8、送信手段392及びLED処理手段390とを有し
て構成されている。文字表示手段338は、判定手段3
42において文字情報が存在すると判別された段階で、
その文字情報を表示部90に表示する。
【0169】受信部382は、第1の会話モード処理手
段308の場合と同じであるため、ここではその重複説
明を省略する。
【0170】次に、この第2の会話モード処理手段31
0の処理動作を図31のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0171】この第2の会話モード処理手段310にお
ける送信部380は、まず、図31のステップS801
において、文字変換手段324での処理に入る。この文
字変換手段324での処理は、すでに説明したので省略
するが、この段階で、ユーザによる短点と長点の組合せ
に係る符号の入力が行われ、表示部90にユーザが入力
した符号が表示されると同時に、LED190が前記符
号に合わせて発光する。
【0172】次に、ステップS802において、文字変
換にエラーがあるか否かが判別される。エラーがあれ
ば、再びステップS801の文字変換手段324での処
理に入る。このとき、表示部90にNG表示をするよう
にしてもよい。エラーがなければ、次のステップS80
3に進み、文字表示手段338を通じて、文字変換手段
324からの文字情報を表示部90に表示する。
【0173】次に、ステップS804において、文字/
符号蓄積手段388を通じて、前記検索された文字情報
と符号情報を送信用バッファ386に蓄積する。
【0174】次に、ステップS805において、送信指
示があるか否かが判別される。送信指示がない場合は、
前記ステップS801に戻って、次に入力された文字情
報に関する処理が行われ、送信指示があった段階で、次
のステップS806に進み、送信手段392を通じて、
前記送信用バッファ386に蓄積されている複数の文字
情報(語句情報)を赤外線発光素子162を通じて外部
に送信する。送信された語句情報は、別の携帯型情報端
末18における受信部382を通じて受信されることに
なる。
【0175】その後、ステップS807において、LE
D処理手段390での処理に入る。このLED処理手段
390での処理は、すでに説明したので省略するが、こ
のLED処理手段390での処理によって、送信される
文字情報に対応するモールス符号がLED190を通じ
て発光することになる。
【0176】そして、ステップS808において、送信
用バッファ386を初期化して、この第2の会話モード
処理手段310における送信部380での処理が終了す
る。
【0177】第2の会話モード処理手段310における
受信部382での処理は、上述した第1の会話モード処
理手段308での処理と同じであるため、ここでは、そ
の説明を省略する。
【0178】このように、本実施の形態に係る携帯型情
報端末18においては、操作部88を通じて入力された
モールス符号を文字情報に変換して表示部90に表示す
るようにしたので、携帯型情報端末18において、モー
ルス符号による文字作成が可能となり、携帯型のゲーム
機としても使用でき、しかも、携帯型情報端末18にお
いてモールス符号による文字情報の作成や通信を実現さ
せることができる。
【0179】特に、本実施の形態においては、モールス
符号の入力タイミングに従ってLED190を発光させ
るようにしたので、モールス符号の入力に応じてLED
190が発光し、例えばモールス符号と文字との関係
を、操作入力のほかに、発光という別の刺激によって認
識することができ、例えばモールス符号の記憶の助けに
なる。
【0180】また、本実施の形態では、操作部88を通
じて入力された文字情報をモールス符号に変換するよう
にしたので、例えばモールス符号で外部と通信する場合
に好適となる。また、本実施の形態においては、変換さ
れたモールス符号に応じてLED190が発光すること
になるため、例えばモールス符号による光通信が可能と
なる。
【0181】また、本実施の形態においては、文字情報
を赤外線発光素子162を通じて送信する送信部380
と、赤外線受光素子164を通じて受信された文字情報
を受け取って表示部90に表示する受信部382を有す
るようにしたので、文字情報の例えばモールス符号によ
る光通信と、文字情報の無線(ラジオ周波数帯(RF)
や赤外線(IR)等)による通信を両立させることがで
きる。これにより、擬似的にモールス符号による通信が
行われているかのように見せることができ、携帯型情報
端末18の使用形態に面白みを加えることができる。
【0182】なお、この発明に係る携帯型情報端末、記
録媒体及びプログラムは、上述の実施の形態に限らず、
この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り
得ることはもちろんである。
【0183】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る携帯
型情報端末、記録媒体及びプログラムによれば、携帯型
のゲーム機としても使用でき、特に、携帯型情報端末に
おいて例えばモールス符号による文字情報の作成や通信
を実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る携帯型情報端末が適用され
るエンタテインメントシステムを示す構成図である。
【図2】本実施の形態に係る携帯型情報端末を示す平面
図である。
【図3】携帯型情報端末を示す斜視図である。
【図4】携帯型情報端末の蓋部材を開けた状態を示す斜
視図である。
【図5】携帯型情報端末の蓋部材を開けた状態を示す正
面図である。
【図6】エンタテインメント装置の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図7】携帯型情報端末の回路構成を示すブロック図で
ある。
【図8】図8Aは、学習モードの場合の表示形態を示す
説明図であり、図8Bは、表示部に文字の一覧表を表示
させた状態を示す説明図である。
【図9】図9Aは、ユーザが入力した符号に対応する文
字情報がない場合のエラー表示を示す説明図であり、図
9Bは、ユーザが入力した符号に対応する文字情報と参
照文字情報とが適合しない場合のエラー表示を示す説明
図であり、図9Cは、適合した場合の表示形態を示す説
明図である。
【図10】練習モードの場合の表示形態を示す説明図で
ある。
【図11】自習モードの場合の表示形態を示す説明図で
ある。
【図12】会話モードでの送受信の形態を示す説明図で
ある。
【図13】携帯型情報端末のCPU上で動作する端末情
報処理手段の構成を示す機能ブロック図である。
【図14】学習モード処理手段の構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図15】情報テーブルの内訳を示す説明図である。
【図16】入力処理手段の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図17】文字変換手段の構成を示す機能ブロック図で
ある。
【図18】学習モード処理手段の処理動作を示すフロー
チャート(その1)である。
【図19】学習モード処理手段の処理動作を示すフロー
チャート(その2)である。
【図20】文字変換手段の処理動作を示すフローチャー
ト(その1)である。
【図21】文字変換手段の処理動作を示すフローチャー
ト(その2)である。
【図22】練習モード処理手段の構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図23】練習モード処理手段の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図24】自習モード処理手段の構成を示す機能ブロッ
ク図である。
【図25】自習モード処理手段の処理動作を示すフロー
チャートである。
【図26】第1の会話モード処理手段の構成を示す機能
ブロック図である。
【図27】第1の会話モード処理手段における送信部の
処理動作を示すフローチャートである。
【図28】LED処理手段の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図29】第1の会話モード処理手段における受信部の
処理動作を示すフローチャートである。
【図30】第2の会話モード処理手段の構成を示す機能
ブロック図である。
【図31】第2の会話モード処理手段における送信部の
処理動作を示すフローチャートである。
【図32】通常のメモリカード装置の主要部の構成例を
示すブロック図である。
【図33】通常のメモリカード装置の制御手段にて行わ
れる制御項目を示す説明図である。
【図34】補助記憶装置としてメモリカードを用いるエ
ンタテインメント装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…エンタテインメントシステム 18…携帯型情
報端末 32…エンタテインメント装置 40…光ディス
ク 84…方向ボタン 86…決定ボタ
ン 88…操作部 90…表示部 92…窓部 162…赤外線
発光素子 164…赤外線受光素子 190…LED 300…端末情報処理手段 302…学習モ
ード処理手段 304…練習モード処理手段 306…自習モ
ード処理手段 308…第1の会話モード処理手段 310…第2の
会話モード処理手段 320…入力処理手段 322…発光信
号生成手段 324…文字変換手段 338…文字表
示手段 380…送信部 382…受信部 390…LED処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 浩二 東京都港区赤坂7丁目1番1号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内 (72)発明者 大平 俊充 東京都港区赤坂7丁目1番1号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内 (72)発明者 柿沼 晃彦 東京都大田区西蒲田6−2−2 アイエス ハイツ103号室

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力手段と、各種プログラムを実行する制
    御手段と、作成された画像を表示する表示手段とを有す
    る携帯型情報端末本体と、 前記制御手段上で動作し、前記入力手段を通じて入力さ
    れた不等長符号を文字情報に変換して前記表示手段に表
    示する文字変換表示手段とを有することを特徴とする携
    帯型情報端末。
  2. 【請求項2】請求項1記載の携帯型情報端末において、 携帯型情報端末本体は、発光信号の入力に基づいて発光
    を行う発光手段を有し、 前記文字変換表示手段に加えて、前記制御手段上で動作
    し、前記不等長符号の入力タイミングに従って発光信号
    を生成して前記発光手段に出力する発光信号生成手段を
    有することを特徴とする携帯型情報端末。
  3. 【請求項3】請求項1記載の携帯型情報端末において、 前記文字変換表示手段に加えて、前記制御手段上で動作
    し、前記入力手段を通じて入力された文字情報を不等長
    符号に変換する符号変換手段を有することを特徴とする
    携帯型情報端末。
  4. 【請求項4】請求項3記載の携帯型情報端末において、 前記携帯型情報端末本体は、発光信号の入力に基づいて
    発光を行う発光手段を有し、 前記符号変換手段に加えて、前記制御手段上で動作し、
    変換された前記不等長符号に基づいて発光信号を生成し
    て前記発光手段に出力する発光信号生成手段を有するこ
    とを特徴とする携帯型情報端末。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯
    型情報端末において、 前記携帯型情報端末本体は、外部と情報のやりとりを行
    う通信手段を有し、 前記文字変換表示手段に加えて、前記制御手段上で動作
    し、前記文字情報を前記通信手段に送出して外部に送信
    するための情報送信手段を有することを特徴とする携帯
    型情報端末。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか1項に記載の携帯
    型情報端末において、 前記携帯型情報端末本体は、外部と情報のやりとりを行
    う通信手段を有し、 前記文字変換表示手段に加えて、前記制御手段上で動作
    し、前記通信手段を通じて受信された外部からの前記文
    字情報を受け取って前記表示手段に表示する情報受信手
    段を有することを特徴とする携帯型情報端末。
  7. 【請求項7】入力手段と、各種プログラムを実行する制
    御手段と、作成された画像を表示する表示手段とを有す
    る携帯型情報端末で使用されるプログラムやデータが記
    録された記録媒体において、 前記制御手段上で動作するプログラムであって、前記入
    力手段を通じて入力された不等長符号を文字情報に変換
    して前記表示手段に表示する文字変換表示ステップを有
    することを特徴とする記録媒体。
  8. 【請求項8】請求項7記載の記録媒体において、 前記携帯型情報端末は、発光信号の入力に基づいて発光
    を行う発光手段を有し、 前記文字変換表示ステップに加えて、前記不等長符号の
    入力タイミングに従って発光信号を生成して前記発光手
    段に出力する発光信号生成ステップを有することを特徴
    とする記録媒体。
  9. 【請求項9】請求項7記載の記録媒体において、 前記文字変換表示ステップに加えて、前記入力手段を通
    じて入力された文字情報を不等長符号に変換する符号変
    換ステップを有することを特徴とする記録媒体。
  10. 【請求項10】請求項9記載の記録媒体において、 前記携帯型情報端末は、発光信号の入力に基づいて発光
    を行う発光手段を有し、 前記符号変換ステップに加えて、変換された前記不等長
    符号に基づいて発光信号を生成して前記発光手段に出力
    する発光信号生成ステップを有することを特徴とする記
    録媒体。
  11. 【請求項11】請求項7〜10のいずれか1項に記載の
    記録媒体において、 前記携帯型情報端末は、外部と情報のやりとりを行う通
    信手段を有し、 前記文字変換表示ステップに加えて、前記文字情報を前
    記通信手段に送出して外部に送信するための情報送信ス
    テップを有することを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】請求項7〜11のいずれか1項に記載の
    記録媒体において、 前記携帯型情報端末は、外部と情報のやりとりを行う通
    信手段を有し、 前記文字変換表示ステップに加えて、前記通信手段を通
    じて受信された外部からの前記文字情報を受け取って前
    記表示手段に表示する情報受信ステップを有することを
    特徴とする記録媒体。
  13. 【請求項13】入力手段と、各種プログラムを実行する
    制御手段と、作成された画像を表示する表示手段とを有
    する携帯型情報端末で使用され、コンピュータにて読み
    取り、実行可能なプログラムにおいて、 前記制御手段上で動作し、前記入力手段を通じて入力さ
    れた不等長符号を文字情報に変換して前記表示手段に表
    示する文字変換表示ステップを有することを特徴とする
    プログラム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012039512A1 (ja) * 2010-09-22 2012-03-29 株式会社セガトイズ 文字入力装置及び電子装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012039512A1 (ja) * 2010-09-22 2012-03-29 株式会社セガトイズ 文字入力装置及び電子装置

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