JP2001236024A - 画像表示装置の壁掛け機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】スタンドに取り付けられている画像表示部を壁
に掛けて使用するとき、壁掛け専用の固定具を使用せず
スタンドの向きを変えて取り付けることにより、スタン
ドが固定具の役割を成し壁掛け可能となるため、壁掛け
専用の固定具を用意する必要がなくなる。これにより、
支出を抑えることができ、省資源化にも貢献する。 【解決手段】画像表示部からスタンドを外すとき、スタ
ンドは画像表示部固定用ネジ４本を外すことにより容易
に外せる。外されたスタンドは、壁に垂直にネジ４本で
容易に固定できる。画像表示部と壁に固定されたスタン
ドは、スタンドを外す前の取り付け状態とは異なりスタ
ンドがセット前方に９０°回転した状態になっている
が、画像表示部固定用ネジ４本を使って容易に取り付け
ることができ、これにより壁に掛けて使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、スタンドに取り付
けられている液晶等のフラットディスプレイモニターや
フラットテレビ等の画像表示部を有する構造物に属す
る。

【０００２】

【従来の技術】スタンドに取り付けられている画像表示
部を壁に掛けて使用するとき、画像表示部からスタンド
を外し壁掛け専用の固定具を画像表示部に取り付けるこ
とによって、壁掛けが可能となる構造であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、スタ
ンドに取り付けられている画像表示部を壁に掛けて使用
するとき壁掛け専用の固定具を使用する必要があった。
この壁掛け専用の固定具は、画像表示部がスタンドに取
り付けられている画像表示装置においては壁掛けを行わ
ない場合必要ないので、画像表示装置とは別部品になっ
ている。

【０００４】本発明により、スタンドに取り付けられて
いる画像表示部を壁に掛けて使用するとき、スタンドの
向きを変えて取り付けることにより壁掛け可能となるた
め、壁掛け専用の固定具を用意する必要がなくなる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】画像表示部からスタンド
を外すとき、スタンドは画像表示部固定用ネジ４本を外
すことにより容易に外すことができる。外されたスタン
ドは、壁に垂直にネジ４本で容易に固定することができ
る。画像表示部と壁に固定されたスタンドは、スタンド
を外す前の取り付け状態とは異なりスタンドがセット前
方に９０°回転した状態になっているが、画像表示部固
定用ネジ４本を使って容易に取り付けることができ、こ
れにより壁に掛けて使用することができる。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図１から図７に基づき説明する。

【０００７】図１は液晶ディスプレイモニターを示す
（ａ）正面図、（ｂ）側面図である。液晶ディスプレイ
モニターは画像表示部１、スタンド２から成り立ってい
る。

【０００８】図２は画像表示部１とスタンド２の接続箇
所が見えるように後部カバーを外した（ａ）後面図、
（ｂ）側面図である。画像表示部１とスタンド２の接続
は、画像表示部１のチルトユニット１ａとスタンド２を
ネジ３（４本）で締結することにより成り立っている。

【０００９】図３はチルトユニット１ａとスタンド２が
ネジ３（４本）で接続された状態の斜視図である。画像
表示部１を壁に掛けて使用するとき、壁掛け専用の固定
具を使用せずスタンド２が固定具の役割を果たすように
するため、スタンド２の向きをセット前方に９０°回転
した状態にしてチルトユニット１ａに取り付けることと
する。以下、図４、５、６によりチルトユニット１ａと
スタンド２の分解、接続方法を説明する。

【００１０】図４はチルトユニット１ａとスタンド２の
分解斜視図である。まず、ネジ３（４本）を外しチルト
ユニット１ａとスタンド２を分解する。チルトユニット
１ａとスタンド２は、ネジ３（４本）を外すことにより
容易に分解することができる。

【００１１】図５はスタンド２の向きをセット前方に９
０°回転した状態のチルトユニット１ａとスタンド２の
分解斜視図である。チルトユニット１ａとスタンド２に
は、スタンド２がこの向きでもチルトユニット１ａに接
続できるようにネジ穴が設けてあり、ネジ３（４本）に
より容易に接続することができる。

【００１２】図６はスタンド２の向きをセット前方に９
０°回転させた状態で、チルトユニット１ａとスタンド
２をネジ３（４本）で接続した斜視図である。この状態
では画像表示部１とスタンド２が垂直に接続されるた
め、スタンド２の底面を壁面に平行に固定することによ
り画像表示部１と壁面が平行に配置される。

【００１３】図７は後部カバーを取り付けた画像表示部
１を壁に掛けた状態の（ａ）正面図、（ｂ）側面図であ
る。スタンド２をネジ４（４本）で壁に固定することに
より、画像表示部１を壁に掛けた状態にすることができ
る。

【００１４】以上により、画像表示部１を壁に掛けて使
用するとき、スタンドの向きを変えて取り付けることに
より壁掛け可能となるため、壁掛け専用の固定具を用意
する必要がなくなる。

【００１５】

【発明の効果】本発明により、スタンドに取り付けられ
ている画像表示部を壁に掛けて使用するとき、壁掛け専
用の固定具を使用せずスタンドの向きを変えて取り付け
ることにより、スタンドが固定具の役割を成し壁掛け可
能となるため、壁掛け専用の固定具を用意する必要がな
くなる。これにより、支出を抑えることができ、省資源
化にも貢献することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】液晶ディスプレイモニターの外観図である。

【図２】チルトユニット、スタンド、ネジの実装図であ
る。

【図３】チルトユニット、スタンド、ネジの斜視図であ
る。

【図４】チルトユニット、スタンドの分解斜視図であ
る。

【図５】壁掛け状態のチルトユニット、スタンドの分解
斜視図である。

【図６】壁掛け状態のチルトユニット、スタンド、ネジ
の斜視図である。

【図７】壁掛け状態の液晶ディスプレイモニターの外観
図である。

【符号の説明】

１…画像表示部、１ａ…チルトユニット、２…スタン
ド、３…ネジ４本、４…ネジ４本。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 スタンドに取り付けられている画像表示
   部を壁に掛けて使用するとき、壁掛け専用の固定具を使
   用せずスタンドの向きを変えて取り付けることにより、
   スタンドが固定具の役割を成し、壁掛け可能となること
   を特徴とする画像表示装置の壁掛け機構。