JP2001235748A - マルチドメイン型液晶表示装置 - Google Patents

マルチドメイン型液晶表示装置

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JP2001235748A
JP2001235748A JP2000045403A JP2000045403A JP2001235748A JP 2001235748 A JP2001235748 A JP 2001235748A JP 2000045403 A JP2000045403 A JP 2000045403A JP 2000045403 A JP2000045403 A JP 2000045403A JP 2001235748 A JP2001235748 A JP 2001235748A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチドメイン型液晶表示装置に関し、表示
品質を損なうことなく、応答速度を向上する。 【解決手段】 互いに対向する二枚の基板1,2の間に
液晶3を挟持するとともに、両方の基板1,2の対向す
る表面に構造物4,5を設けて液晶分子6の配向を基板
1,2の厚さ方向に歪ませる際に、液晶分子6の配向を
二枚の基板1,2の間の中心面に対して対称にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はマルチドメイン型液
晶表示装置に関するものであり、特に、高品質のMVA
(マルチドメイン垂直配向)型液晶表示装置における応
答速度を向上させるための構成に特徴のあるマルチドメ
イン型液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器の普及に伴い、表示パネ
ルの高性能化が要請されており、このような要請に応え
るために、垂直配向膜を用いるとともに負の誘電率異方
性を有するネガ型液晶を組合せ、さらに、複数の方向に
液晶分子の配向分割を行なったMVA型液晶表示装置
(必要ならば、特開平11−242225号公報)が注
目されている。
【0003】ここで、図12を参照して従来のMVA型
液晶表示装置を説明する。 図12(a)参照 図12(a)は、電圧を印加しない状態における従来の
MVA型液晶表示装置における概略的要部断面図であ
り、TFT基板61上にITO透明電極からなる画素電
極62を設けるとともに、局所的に液晶分子70の配向
を規制する絶縁体からなる突起63を設け、これらを覆
うように垂直配向膜64を設ける。一方、TFT基板6
1と対向するCF(カラーフィルタ)基板65上には、
ITO透明電極からなる共通電極66を設けるととも
に、局所的に液晶分子70の配向を規制する絶縁体から
なる突起67を突起63と投影的に重ならない位置に設
け、これらを覆うように垂直配向膜68を設け、対向す
るTFT基板61とCF基板65との間に負の誘電率異
方性を有する液晶69を注入する。
【0004】この場合、突起63,67の近傍の液晶分
子70は、突起63,67の形状に依存した配向状態を
示すことになり、突起63,67の表面を覆う垂直配向
膜64,68の法線方向に揃うように液晶分子70は傾
斜することになる。一方、突起63,67から離れた位
置の液晶分子70は垂直配向することになる。
【0005】この様な液晶表示装置において、TFT基
板61側に設ける偏光板71とCF基板65側に設ける
偏光板72とをクロスニコルに配置することによって、
電圧を印加しない状態においては“黒”表示になる。
【0006】図12(b)参照 図12(b)は電圧を印加した状態における液晶分子7
0の配列状態を示す図であり、電圧を印加することによ
って、既に傾斜配向している突起63,67の近傍の液
晶分子70の配向の傾斜が伝搬し、負の誘電率異方性を
有する液晶分子70全体が、印加電圧に応じて傾斜角θ
p だけ傾斜し、“白”表示が得られることになる。
【0007】この様に、MVA型液晶表示装置において
は、予め突起63,67を設けて液晶分子70の一部を
傾斜配向させているので、従来の液晶表示装置に比べて
速い応答速度が得られるとともに、液晶分子が複数の方
向に分割されて配向されているので、コントラスト比が
10以上において、上下左右160°の広い視野角が実
現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様なMV
A型液晶表示装置においても、傾斜方向を規制する構
造、即ち、突起63,67のない領域を液晶配向の傾斜
が伝播するのには時間がかかり、画素全体の液晶が応答
するのに時間が必要となり、必ずしも十分な応答性が得
られないという問題がある。特に、中間調表示が低階調
の場合、電圧が低いために液晶配向の伝播が遅くなり、
応答時間が通常の3倍以上となるという問題がある。
【0009】図13参照 図13は、従来のMVA型液晶表示装置の一例の特性の
説明図であり、●は透過率の印加電圧依存性を示す特性
曲線であり、■は応答速度の印加電圧依存性を示す特性
曲線である。図から明らかなように、透過率は印加電圧
の増加とともに透過率の上昇するのに対し、応答速度は
印加電圧の増加とともに速くなるが、4.5V程度で再
び遅くなる傾向を示す。
【0010】したがって、低階調の中間調表示の場合、
印加電圧が低いので応答速度は100ms以上となり、
動画を表示する時に、像が流れる表示が見られるという
問題がある。
【0011】したがって、本発明は、表示品質を損なう
ことなく、応答速度を向上することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】ここで、図1を参照して
本発明における課題を解決するための手段を説明する。
なお、図1は本発明のマルチドメイン型液晶表示装置の
概略的要部断面図である。 図1参照 (1)本発明は、互いに対向する二枚の基板1,2の間
に液晶3を挟持するとともに、両方の基板1,2の対向
する表面に構造物4,5を設けて液晶分子6の配向を基
板1,2の厚さ方向に歪ませるマルチドメイン型液晶表
示装置において、液晶分子6の配向が二枚の基板1,2
の間の中心面に対して対称になっていることを特徴とす
る。
【0013】この様に、液晶分子6の配向を二枚の基板
1,2の間の中心面に対して対称にすることにより、構
造物4,5の近傍に局在している液晶分子6のみが、構
造物4,5の傾斜によってベント配向して表示に寄与す
るため、液晶配向する時間が短くなり、応答速度が向上
する。なお、この様に、液晶分子6の配向を二枚の基板
1,2の間の中心面に対して対称にするためには、両方
の構造物4,5が互いに投影的に重なるように対称に設
ければ良い。
【0014】(2)また、本発明は、互いに対向する二
枚の基板1,2の間に液晶3を挟持するとともに、一方
の基板1の他方の基板2に対向する表面に構造物4を設
けて液晶分子6の配向を基板1,2の厚さ方向に歪ませ
るマルチドメイン型液晶表示装置において、液晶分子6
の配向が構造物4の基板1に垂直な中心線に対して対称
になっていることを特徴とする。
【0015】この様に、構造物4を一方の基板1にのみ
設けた場合にも、構造物4の近傍に局在している液晶分
子6のみが、構造物4の傾斜によってHAN(Hybr
idAligned Nematic)型に配向して表
示に寄与するため、液晶配向する時間が短くなり、応答
速度が向上する。
【0016】(3)また、本発明は、上記(1)または
(2)において、構造物4,5の上に設けられる配向膜
7,8が垂直配向膜であり、挟持される液晶3の誘電率
異方性が正であることを特徴とする。
【0017】この様に、垂直配向膜と正の誘電率異方性
を有する液晶3を組み合わせて用いることによって、構
造物4,5の近傍に局在する液晶分子6のみを表示に寄
与させることができ、確実に応答時間を速くすることが
できる。即ち、正の誘電率異方性を有する液晶3を用い
ているので、構造物4,5から離れた領域における液晶
分子6は、電圧の印加状態の如何に拘わらず、常に垂直
配向しているので表示は寄与しないことになる。
【0018】また、本発明は、上記(1)乃至(3)の
いずれかにおいて、構造物4,5が、基板1,2の厚さ
方向の断面形状が半円形状、矩形状、台形状、或いは、
三角形状のいずれかの形状の突起であることが望まし
い。
【0019】この様に、構造物4,5としては、構造物
4,5の近傍に局在する液晶分子6が十分傾斜して配向
するように、基板1,2の厚さ方向の断面形状が半円形
状、矩形状、台形状、或いは、三角形状のいずれかの形
状の突起であることが望ましい。
【0020】(4)また、本発明は互いに対向する二枚
の基板1,2の間に液晶3を挟持するとともに、両方の
基板1,2の対向する表面に構造物4,5を設けて液晶
分子6の配向を基板1,2の厚さ方向に歪ませるマルチ
ドメイン型液晶表示装置において、各画素を少なくとも
2つ以上の領域に分割するとともに、それぞれの領域に
印加する電圧を制御することを特徴とする。
【0021】この様に、各画素を少なくとも2つ以上の
領域に分割するとともに、それぞれの領域に印加する電
圧を制御することにより、低階調の中間調表示におい
て、分割した領域の最も高電圧が印加される領域におけ
る表示を利用することになるので、図13に示した応答
速度の印加電圧依存性から明らかなように、応答速度を
向上することができる。即ち、分割した領域の最も高電
圧が印加される領域のみによって、画素全体として所定
の透過率を得るためには、通常の低階調表示の場合より
も高電圧を印加する必要があり、したがって、応答速度
が速くなる。なお、この場合の構造物4,5は、突起ま
たは透明電極9,10に設けたスリットで良く、突起と
突起の組合せ、突起とスリットの組合せ、スリットとス
リットの組合せのいずれでも良い。
【0022】(5)また、本発明は、上記(4)におい
て、複数に分割した領域に印加する電圧を制御する手段
が、各領域の画素電極を被覆する異なった特性を有する
透明誘電体層、或いは、各領域の画素電極を構成する分
割電極と分割電極間を接続する電圧降下素子のいずれか
であることを特徴とする。
【0023】この様に、各分割領域に印加する電圧を制
御する手段としては、各領域の画素電極を被覆する透明
誘電体層の膜厚及び誘電率の少なくとも一方が異なるよ
うにすれば良く、透明誘電体層の特性が異なることによ
り、各分割領域に印加される実効電圧が異なることにな
る。なお、本発明は、膜厚が0の場合、即ち、透明誘電
体層で被覆しない領域を設ける場合も含むものである。
或いは、各領域の画素電極を構成する分割電極と分割電
極間を接続する抵抗素子等の電圧降下素子によって構成
しても良いものであり、電圧印加端から離れるにしたが
って各分割電極に印加される電圧が順次低下することに
なる。
【0024】
【発明の実施の形態】ここで、図2を参照して本発明の
第1の実施の形態のマルチドメイン型液晶表示装置を説
明する。なお、図においては、TFT基板、CF基板、
TFT等のアクティブ素子、及び、偏光板等の図示を省
略している。 図2(a)参照 図2(a)は、本発明の第1の実施の形態のマルチドメ
イン型液晶表示装置の概略的要部断面図であり、中央の
一点鎖線より左側は電圧を印加しない状態を示し、右側
は電圧を印加した状態を示している。図に示すように、
ITOからなるTFT基板側透明電極11及びCF基板
側透明電極21上に、透明度の高いフォトレジスト、例
えば、ポジ型フォトレジストPC−335(JSR製商
品名)を塗布してパターニングすることによって、例え
ば、幅が5μmで高さが5μmの半円状の突起12,2
2を形成し、全面に垂直配向膜13,23を設ける。
【0025】図2(b)参照 図2(b)は、突起12の概略的パターンを示す平面図
であり、画素マトリクス16に対して突起12は山折れ
状のパターンとなっており、隣接する突起12の間隔、
即ち、突起12の中心線の間隔は、例えば、13μmに
する。なお、図示を省略するものの、突起22も全く同
様のパターンに形成する。
【0026】再び、図2(a)参照 次いで、TFT基板側透明電極11とCF基板側透明電
極21とを突起12と突起22とが投影的に重なるよう
に対向させ、スペーサ(図示せず)を用いてTFT基板
側透明電極11とCF基板側透明電極21との間に正の
誘電率異方性を有する液晶14を注入して液晶セルを構
成する。なお、互いに対向する突起12と突起22との
間隔、即ち、セルギャップは10μmとする。
【0027】この場合、液晶14を構成する液晶分子1
5は、垂直配向膜13,23の法線方向に沿って垂直配
向することになるが、突起12,22の近傍において
は、突起12,22を覆う垂直配向膜13,23の表面
の法線方向が基板の厚さ方向に対して傾斜するので、液
晶分子15が傾斜してベント配向となる。
【0028】したがって、偏光板(図示を省略)を図1
2(a)に示すようにクロスニコルにした場合には、電
圧無印加時には、突起12,22の近傍の液晶分子15
の配向が表示に寄与して“白”表示となる。
【0029】一方、電圧印加時においては、突起12,
22の近傍の液晶分子15も、正の誘電率異方性によっ
て電圧印加方向に沿って垂直配向するので、“黒”表示
となる。なお、突起12,22から離れた領域における
液晶分子15は、電圧の印加状態の如何によらず常に垂
直配向しているので、表示に寄与することはない。
【0030】この様に、本発明の第1の実施の形態にお
いては、表示に寄与するのは突起12,22の近傍に局
在する液晶分子15のみであるので、液晶配向が伝播す
る時間が短くなり、且つ、突起12,22の近傍におけ
る液晶分子15のベンド配向によってOCB(光学補償
ベンド配向)効果(必要ならば、例えば、S.Onda
et al.,Asia Display ‘98
Digest,p.1055,1988参照)が得られ
るので、応答速度が短くなる。なお、この場合、突起1
2,22から離れた領域の液晶が表示に寄与しないの
で、輝度が低くなるが、隣接する突起12,22同士の
間隔を狭めることで輝度の低下を抑制することができ
る。但し、あまり間隔を狭くすると液晶分子15の配向
が乱れる問題がある。
【0031】次に、図3を参照して、本発明の第1の実
施の形態の変形例を二つ説明するが、突起の形状が異な
るだけで、製造工程及び使用材料は第1の実施の形態と
全く同様であるので、工程等の説明は省略する。 図3(a)参照 図3(a)は、本発明の第1の実施の形態の変形例の概
略的要部断面図であり、この場合の突起17,24は、
例えば、幅3μmで高さが3μmの矩形状であり、ま
た、突起17,24の中心線の間隔は8μmとし、且
つ、互いに対向する突起17と突起24との間隔、即
ち、セルギャップは8μmとする。
【0032】この変形例においては、突起17,24の
形状が矩形状であるので、液晶分子15のベンド配向が
非常に強くなり、それによって、パネルの透過率が高く
なるので明るい表示が可能になる。但し、この様な矩形
状の突起17,24を設けた場合に、垂直配向膜13,
23を均一に塗布することが困難になる。
【0033】図3(b)参照 図3(b)は、本発明の第1の実施の形態の他の変形例
の概略的要部断面図であり、この場合の突起18,25
は、例えば、幅5μmで高さが5μmの三角形状であ
り、また、突起18,25の中心線の間隔は13μmと
し、且つ、互いに対向する突起18と突起25との間
隔、即ち、セルギャップは10μmとする。
【0034】この変形例においては、突起18,25の
形状が三角形状であるので、液晶分子15のベンド配向
が第1の実施の形態より強くなり、パネルの透過率が高
くなるので明るい表示が可能になる。
【0035】次に、図4を参照して、本発明の第2の実
施の形態を説明するが、基本的構成は上記第1の実施の
形態と同様である。 図4参照 図4は、本発明の第2の実施の形態のマルチドメイン型
液晶表示装置の概略的要部断面図であり、中央の一点鎖
線より左側は電圧を印加しない状態を示し、右側は電圧
を印加した状態を示している。図に示すように、ITO
からなるTFT基板側透明電極11及びCF基板側透明
電極21上に、透明度の高いフォトレジスト、例えば、
ポジ型フォトレジストPC−335(JSR製商品名)
を塗布してパターニングすることによって、図3(b)
に示す実施例と同様に、例えば、幅が5μmで高さが5
μmの三角形状の突起18,25を形成し、次いで、全
面に水平配向膜19,26を設ける。なお、この場合
も、隣接する突起18,25の間隔、即ち、突起18,
25の中心線の間隔は、例えば、13μmにする。
【0036】次いで、TFT基板側透明電極11とCF
基板側透明電極21とを突起18と突起25とが投影的
に重なるように対向させ、スペーサ(図示せず)を用い
てTFT基板側透明電極11とCF基板側透明電極21
との間に正の誘電率異方性を有する液晶14を注入して
液晶セルを構成する。なお、互いに対向する突起18と
突起25との間隔、即ち、セルギャップは10μmとす
る。
【0037】この場合、液晶14を構成する液晶分子1
5は、突起18,25の近傍においては、突起18,2
5を覆う水平配向膜19,26の表面の形状に沿って傾
斜するので、液晶分子15は上記の図3(b)の場合と
は逆に傾斜するベント配向となる。
【0038】したがって、この場合にも、偏光板(図示
を省略)をクロスニコルにした場合には、電圧無印加時
には、突起18,25の近傍の液晶分子15の配向が表
示に寄与して“白”表示となる。一方、電圧印加時にお
いては、突起18,25の近傍の液晶分子15も、正の
誘電率異方性によって電圧印加方向に沿って垂直配向す
るので、“黒”表示となる。
【0039】この様に、本発明の第2の実施の形態にお
いても、表示に実効的に寄与するのは突起18,25の
近傍に局在する液晶分子15のみであるので、液晶配向
が伝播する時間が短くなり、応答速度が短くなる。
【0040】次に、図5を参照して本発明の第3の実施
の形態のマルチドメイン型液晶表示装置を説明するが、
この第3の実施の形態においては、一方の基板側にのみ
突起を設けただけで、他の構成は上記の第1の実施の形
態と同様である。なお、この場合も、TFT基板、CF
基板、TFT等のアクティブ素子、及び、偏光板等の図
示を省略している。 図5参照 図5は、本発明の第3の実施の形態のマルチドメイン型
液晶表示装置の概略的要部断面図であり、中央の一点鎖
線より左側は電圧を印加しない状態を示し、右側は電圧
を印加した状態を示している。図に示すように、ITO
からなるTFT基板側透明電極11上に、透明度の高い
フォトレジスト、例えば、ポジ型フォトレジストPC−
335(JSR製商品名)を塗布してパターニングする
ことによって、例えば、幅が5μmで高さが5μmの半
円状の突起12を形成し、次いで、TFT基板側透明電
極11及びCF基板側透明電極21の全面に垂直配向膜
13,23を設ける。なお、この場合も隣接する突起1
2の間隔、即ち、突起12の中心線の間隔は、例えば、
13μmにする。
【0041】次いで、TFT基板側透明電極11とCF
基板側透明電極21とを対向させ、スペーサ(図示せ
ず)を用いてTFT基板側透明電極11とCF基板側透
明電極21との間に正の誘電率異方性を有する液晶14
を注入して液晶セルを構成する。なお、互いに対向する
突起12とCF基板側透明電極21との間隔、即ち、セ
ルギャップは10μmとする。
【0042】この場合、液晶14を構成する液晶分子1
5は、垂直配向膜13,23の法線方向に沿って垂直配
向することになるが、突起12の近傍においてのみ、突
起12を覆う垂直配向膜13の表面の法線方向が基板の
厚さ方向に対して傾斜するので、液晶分子15は傾斜し
てHAN型にハイブリッド配向する。
【0043】したがって、偏光板(図示を省略)をクロ
スニコルにした場合には、電圧無印加時には、突起12
の近傍の液晶分子15の配向が表示に寄与して“白”表
示となる。一方、電圧印加時においては、突起12の近
傍の液晶分子15も、正の誘電率異方性によって電圧印
加方向に沿って垂直配向するので、“黒”表示となる。
なお、突起12から離れた領域における液晶分子15
は、電圧の印加状態の如何によらず常に垂直配向してい
るので、表示に寄与することはない。
【0044】この様に、本発明の第3の実施の形態にお
いては、表示に寄与するのは突起12の近傍に局在する
液晶分子15のみであるので、液晶配向が伝播する時間
が短くなり、応答速度が短くなる。
【0045】次に、図6を参照して、本発明の第3の実
施の形態の変形例を二つ説明するが、突起の形状が異な
るだけで、製造工程及び使用材料は第3の実施の形態と
全く同様であるので、工程等の説明は省略する。 図6(a)参照 図6(a)は、本発明の第3の実施の形態の変形例の概
略的要部断面図であり、この場合の突起17は、例え
ば、幅3μmで高さが3μmの矩形状であり、また、突
起17の中心線の間隔は8μmとし、且つ、互いに対向
する突起17とCF基板側透明電極21との間隔、即
ち、セルギャップは5μmとする。
【0046】この変形例においては、突起17の形状が
矩形状であるので、図3(a)の場合と同様に、液晶分
子15のHAN型のハイブリッド配向が非常に強くな
り、パネルの透過率が高くなるので明るい表示が可能に
なる。但し、この様な矩形状の突起17を設けた場合
に、垂直配向膜13を均一に塗布することが困難にな
る。
【0047】図6(b)参照 図6(b)は、本発明の第3の実施の形態の他の変形例
の概略的要部断面図であり、この場合の突起18は、例
えば、幅5μmで高さが5μmの三角形状であり、ま
た、突起18の中心線の間隔は13μmとし、且つ、互
いに対向する突起18とCF基板側透明電極21との間
隔、即ち、セルギャップは8μmとする。
【0048】この変形例においては、突起18の形状が
三角形状であるので、液晶分子15のHAN型のハイブ
リッド配向が第3の実施の形態より強くなり、パネルの
透過率が高くなるので明るい表示が可能になる。
【0049】次に、図7を参照して、本発明の第4の実
施の形態を説明するが、基本的構成は上記第3の実施の
形態と同様である。 図7参照 図7は、本発明の第4の実施の形態のマルチドメイン型
液晶表示装置の概略的要部断面図であり、中央の一点鎖
線より左側は電圧を印加しない状態を示し、右側は電圧
を印加した状態を示している。図に示すように、ITO
からなるTFT基板側透明電極11上に、透明度の高い
フォトレジスト、例えば、ポジ型フォトレジストPC−
335(JSR製商品名)を塗布してパターニングする
ことによって、図6(b)に示す実施例と同様に、例え
ば、幅が5μmで高さが5μmの三角形状の突起18を
形成し、次いで、全面に水平配向膜19,26を設け
る。
【0050】次いで、TFT基板側透明電極11とCF
基板側透明電極21とを対向させ、スペーサ(図示せ
ず)を用いてTFT基板側透明電極11とCF基板側透
明電極21との間に正の誘電率異方性を有する液晶14
を注入して液晶セルを構成する。なお、互いに対向する
突起18とCF基板側透明電極21との間隔、即ち、セ
ルギャップは8μmとする。
【0051】この場合、液晶14を構成する液晶分子1
5は、突起18の近傍においては、突起18を覆う水平
配向膜19の表面の形状に沿って傾斜するので、液晶分
子15はHAN型のハイブリッド配向となる。
【0052】したがって、この場合にも、偏光板(図示
を省略)をクロスニコルにした場合には、電圧無印加時
には、突起18の近傍の液晶分子15の配向が表示に寄
与して“白”表示となる。一方、電圧印加時において
は、突起18の近傍の液晶分子15も、正の誘電率異方
性によって電圧印加方向に沿って垂直配向するので、
“黒”表示となる。
【0053】この様に、本発明の第4の実施の形態にお
いても、表示に実効的に寄与するのは突起18の近傍に
局在する液晶分子15のみであるので、液晶配向が伝播
する時間が短くなり、応答速度が短くなる。
【0054】次に、図8を参照して、本発明の第1乃至
第4の実施の形態における突起のパターンの変形例を4
つ説明するが、各図は突起のパターンを示す概略的平面
図である。 図8(a)参照 図8(a)の場合には、突起31をデータバスライン或
いはゲートバスラインに沿って直線状の突起にしたもの
であり、最も簡単なパターンとしている。
【0055】図8(b)参照 図8(b)の場合には、突起32を山折れ状の波型にし
たものであり、実質的には、図2(b)に示したパター
ンと同様であり、図8(a)の場合に比べて液晶分子の
配向方向が紙面の上下方向に分散するので視野角が広く
なる利点がある。
【0056】図8(c)参照 図8(c)の場合には、突起33を格子状にしたもので
あり、この場合も液晶分子の配向方向が紙面の上下方向
に分散するので図8(a)の場合に比べて視野角を広く
することができる。
【0057】図8(d)参照 図8(d)の場合には、突起34をハニカム状にしたも
のであり、この場合も液晶分子の配向方向が紙面の上下
方向に分散するので図8(a)の場合に比べて視野角を
広くすることができる。
【0058】次に、図9及び図10を参照して、本発明
の第5の実施の形態を説明する。 図9(a)及び(b)参照 図9(a)は、本発明の第5の実施の形態のマルチドメ
イン型液晶表示装置の概略的要部断面図であり、また、
図9(b)は画素マトリクスの平面図であり、TFT基
板41上に設けるITOからなる画素電極42をスリッ
ト43によって分割するとともに、画素電極42上に画
素電極42の表面積の80〜95%、例えば、90%を
覆うように透明のアクリル樹脂からなる透明誘電体膜4
4を、例えば、1.5μmの厚さに設けたのち、全面に
垂直配向膜45を設ける。
【0059】一方、CF基板46側においては、ITO
からなる共通電極47上に、透明度の高いフォトレジス
ト、例えば、ポジ型フォトレジストPC−335(JS
R製商品名)を塗布してパターニングすることによっ
て、例えば、幅が10μmで高さが1.5μmの矩形状
の突起48を形成したのち、全面に垂直配向膜49を設
ける。なお、隣接する突起48の中心線の間隔は25μ
mとする。
【0060】次いで、TFT基板41とCF基板46と
を対向させ、径が3.5μmのスペーサ(図示せず)を
用いてTFT基板41とCF基板46との間に負の誘電
率異方性を有する液晶50を注入して液晶セルを構成す
る。
【0061】この場合、液晶50を構成する液晶分子5
1は、垂直配向膜45,49の法線方向に沿って垂直配
向することになるが、突起48の近傍においては、突起
48を覆う垂直配向膜49の表面の法線方向が基板の厚
さ方向に対して傾斜するので、液晶分子51は傾斜して
ベント配向となる。
【0062】しかし、突起48から離れた領域において
は、液晶分子51は垂直配向しているので、従来のMV
A型液晶表示装置と同様にこの部分の液晶分子51が表
示に寄与し、偏光板(図示を省略)を図12(a)に示
すようにクロスニコルにした場合には、電圧無印加時に
は、“黒”表示となる。
【0063】一方、電圧印加時においては、透明誘電体
膜44を設けた領域においては、印加された電圧は、透
明誘電体膜44と液晶50とによって分割されるので、
液晶50には、低減された電圧が印加されることにな
る。例えば、透明誘電体膜44の誘電率を3.5、液晶
50の誘電率を3.0とした場合、透明誘電体膜44を
設けた領域においては、 3.5×3.5μm/(3.5×3.5μm+3.0×
1.5μm)≒0.73 即ち、0.73倍の電圧しか印加されないことになる。
【0064】したがって、低階調の中間調表示における
印加電圧が2.2〜3Vの低電圧領域においては、透明
誘電体膜44が設けられていない画素の周辺部分の液晶
のみがスイッチングされて光が透過することになる。
【0065】しかし画素の10%の部分しか動作しない
ため、画素全体で従来と同じ明るさを得るためには、印
加電圧を従来より高めて10%の部分における透過率を
高める必要があるが、印加電圧の増加に伴って応答速度
が高まるので、高速応答する電圧範囲で中間調表示を行
なうことが可能になる。
【0066】さらに、印加電圧を高めると、透明誘電体
膜44を設けた領域における液晶50もスイッチングを
始めるが、この部分の応答速度は遅いものの、既に、周
辺領域で応答を開始しており、従来より見かけ上の応答
速度の速い表示パネルを得ることができる。
【0067】図10参照 図10は、本発明の第5の実施の形態の効果の説明図で
あり、従来と同じ見かけ上の透過率を得るためには、高
電圧を印加することが必要になり、それによって、高速
応答する電圧範囲内での中間調表示が可能になることが
理解される。
【0068】次に、図11を参照して、本発明の第6の
実施の形態を説明する。 図11参照 図11は、本発明の第6の実施の形態のマルチドメイン
型液晶表示装置の1画素を構成する画素電極の構成を示
す平面図である。即ち、画素電極を複数(図に場合に
は、4つ)の分割画素電極56に分割するとともに、各
分割画素電極56の間を抵抗素子57で接続したもので
あり、その他のCF基板側の構成は上記の第5の実施の
形態と同様である。
【0069】この場合、TFT55のソース領域に直接
接続する分割画素電極56から順に抵抗素子57の抵抗
値に応じた電圧降下により低減された電圧が印加される
ことになるので、印加電圧に応じて順にスイッチングが
開始されることになる。
【0070】したがって、上記の第5の実施の形態と同
様に、低階調の中間調表示における印加電圧が2.2〜
3Vの低電圧領域においては、TFT55のソース領域
に直接接続された分割画素電極56の領域における液晶
のみがスイッチングされて光が透過することになる。
【0071】しかし画素の一部分しか動作しないため、
画素全体で従来と同じ明るさを得るためには、印加電圧
を従来より高めてTFT55のソース領域に直接接続さ
れた分割画素電極56の領域における透過率を高める必
要があるが、印加電圧の増加に伴って応答速度が高まる
ので、高速応答する電圧範囲で中間調表示を行なうこと
が可能になる。
【0072】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は各実施の形態に記載した構成及び条件に
限られるものではなく、各種の変更が可能である。例え
ば、上記の第1乃至第4の実施の形態においては、液晶
として、正の誘電率異方性を有する液晶を用いている
が、従来のMVA型液晶表示装置と同様に負の誘電率異
方性を有する液晶を用いても良いものであり、その場合
には、電圧印加とともにベンド配向或いはHAN型配向
が強くなるので、上記の第1乃至第4の実施の形態とは
逆に“黒”表示となる。
【0073】また、上記の第1乃至第4の実施の形態に
おいては、偏光板をクロスニコル配置にして、ノーマリ
ホワイト表示にしているが、偏光板をパラニコル配置に
してノーマリブラック表示にしても良いものである。
【0074】また、上記の第3及び第4の実施の形態に
おいては、突起をTFT基板側に設けているが、逆にC
F基板側に設けても良いものであり、第3及び第4の実
施の形態と全く同様な効果が得られるものである。
【0075】また、上記の第5の実施の形態において
は、透明誘電体膜を画素電極の中央部を覆うように設け
ているが、逆に周辺部を覆うように設けても良いもので
あり、さらには、分割して被覆しても良いものである。
【0076】また、上記の第5の実施の形態において
は、実効的な印加電圧の部分的制御を透明誘電体膜の被
覆によって行なっているが、画素電極の全面を同じ透明
誘電体膜で覆い、局所的に膜厚を変えても良いのであ
り、或いは、局所的に誘電率の異なった透明誘電体膜で
被覆しても良いものであり、さらには、膜厚と誘電率と
を組み合わせても良いものである。
【0077】また、上記の第5の実施の形態において
は、透明誘電体膜としてアクリル樹脂を用いているが、
アクリル樹脂に限られるものではなく、ポリイミドを用
いても良いものであり、いずれにしても、透明性に優
れ、且つ、液晶等と化学反応を起こさない誘電体材料で
あれば良い。
【0078】また、上記の第6の実施の形態において
は、画素電極を4つに分割しているが、分割数は任意で
あり、また、分割形状も図10に示した形状に限られる
ものではなく、中央に設けた分割画素電極と、その周囲
に同心状に設けた環状の分割画素電極とによって構成し
ても良いものである。
【0079】また、上記の第5及び第6の実施の形態に
おいては、突起とスリットの組合せを用いているが、突
起と突起との組合せを用いても良いものであり、さらに
は、スリットとスリットとの組合せを用いても良いもの
である。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、基板の少なくとも一方
に設けた突起の近傍に局在する液晶分子のみの配向に対
する寄与を利用して、或いは、電圧分割手段を利用した
局所的なスイッチングにより表示を行なっているので、
低階調を含めた全階調において応答速度を改善すること
ができ、それによって、広視野角のMVA型液晶表示装
置の高速化に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の概略的要部構造図
である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の変形例の概略的要
部断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の概略的要部断面図
である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の概略的要部断面図
である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の変形例の概略的要
部断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の概略的要部断面図
である。
【図8】本発明の第1乃至第4の実施の形態における突
起のパターンの変形例の概略的平面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態の説明図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態の効果の説明図で
ある。
【図11】本発明の第6の実施の形態の説明図である。
【図12】従来のMVA型液晶表示装置の説明図であ
る。
【図13】従来のMVA型液晶表示装置の特性の説明図
である。
【符号の説明】
1 基板 2 基板 3 液晶 4 構造物 5 構造物 6 液晶分子 7 配向膜 8 配向膜 9 透明電極 10 透明電極 11 TFT基板側透明電極 12 突起 13 垂直配向膜 14 液晶 15 液晶分子 16 画素マトリクス 17 突起 18 突起 19 水平配向膜 21 CF基板側透明電極 22 突起 23 垂直配向膜 24 突起 25 突起 26 水平配向膜 31 突起 32 突起 33 突起 34 突起 41 TFT基板 42 画素電極 43 スリット 44 透明誘電体膜 45 垂直配向膜 46 CF基板 47 共通電極 48 突起 49 垂直配向膜 50 液晶 51 液晶分子 52 画素マトリクス 53 データバスライン 54 ゲートバスライン 55 TFT 56 分割画素電極 57 抵抗素子 61 TFT基板 62 画素電極 63 突起 64 垂直配向膜 65 CF基板 66 共通電極 67 突起 68 垂直配向膜 69 液晶 70 液晶分子 71 偏光板 72 偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 有広 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小池 善郎 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HB08X LA04 LA15 MA01 MA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する二枚の基板の間に液晶を
    挟持するとともに、前記両方の基板の対向する表面に構
    造物を設けて液晶分子の配向を前記基板の厚さ方向に歪
    ませるマルチドメイン型液晶表示装置において、前記液
    晶分子の配向が前記二枚の基板の間の中心面に対して対
    称になっていることを特徴とするマルチドメイン型液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】 互いに対向する二枚の基板の間に液晶を
    挟持するとともに、一方の基板の他方の基板に対向する
    表面に構造物を設けて液晶分子の配向を前記基板の厚さ
    方向に歪ませるマルチドメイン型液晶表示装置におい
    て、前記液晶分子の配向が前記構造物の前記基板に垂直
    な中心線に対して対称になっていることを特徴とするマ
    ルチドメイン型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 上記構造物の上に設けられる配向膜が垂
    直配向膜であり、上記挟持される液晶の誘電率異方性が
    正であることを特徴とする請求項1または2にマルチド
    メイン型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 互いに対向する二枚の基板の間に液晶を
    挟持するとともに、前記両方の基板の対向する表面に構
    造物を設けて液晶分子の配向を前記基板の厚さ方向に歪
    ませるマルチドメイン型液晶表示装置において、各画素
    を少なくとも2つ以上の領域に分割するとともに、それ
    ぞれの領域に印加する電圧を制御することを特徴とする
    マルチドメイン型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 上記複数に分割した領域に印加する電圧
    を制御する手段が、前記各領域の画素電極を被覆する異
    なった特性を有する透明誘電体層、或いは、前記各領域
    の画素電極を構成する分割電極と前記分割電極間を接続
    する電圧降下素子のいずれかであることを特徴とする請
    求項4記載のマルチドメイン型液晶表示装置。
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