JP2001235632A - 光配線盤および光ファイバ接続・解除方法 - Google Patents

光配線盤および光ファイバ接続・解除方法

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JP2001235632A
JP2001235632A JP2000046548A JP2000046548A JP2001235632A JP 2001235632 A JP2001235632 A JP 2001235632A JP 2000046548 A JP2000046548 A JP 2000046548A JP 2000046548 A JP2000046548 A JP 2000046548A JP 2001235632 A JP2001235632 A JP 2001235632A
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optical connector
connectors
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Takuya Osaki
卓也 大崎
Mikimasa Shindou
幹正 進藤
Hiroshi Furukawa
洋 古川
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光配線盤においては、複数配列された光コネ
クタアダプタに対してコネクタ接続される光ファイバの
接続や接続解除の作業性を損なうこと無く、光コネクタ
アダプタの実装密度を向上できる技術の開発が求められ
ていた。 【解決手段】 コネクタ配列部18に横並びに複数配列
された光コネクタ8が、それぞれ前記コネクタ配列部1
8に設けられたコネクタスライド用レール14、15に
沿って横方向にスライド移動自在に支持されている光配
線盤、並びに、前記コネクタ配列部18の光コネクタ8
を移動して、作業対象の目的の光コネクタ8c、8dの
周囲に作業用空間19を形成することで、接続・接続解
除の作業性を向上できる光ファイバ接続・解除方法を提
供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光配線盤および光
ファイバ接続・解除方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光配線盤としては、前面に設けら
れた端子板に、光コネクタアダプタが横並びに複数配列
固定され、該光配線盤内に引き込まれた光ファイバが、
前記光コネクタアダプタによってコネクタ接続可能に成
端されているものが多く提供されている。この光配線盤
では、光コネクタプラグによってコネクタ接続可能に成
端された別の光ファイバが該光配線盤外側から前記光コ
ネクタアダプタに接続されることで、この光コネクタア
ダプタを介して光ファイバ同士が光接続されるようにな
っている。前記光コネクタプラグは、光コネクタアダプ
タに対して切替接続可能であることが一般的であり、こ
れにより、光ファイバ間のジャンパ接続が可能になって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光配線盤で
は、対応心数の増大や小型化を目的として、光コネクタ
アダプタの実装密度の向上が求められている。しかしな
がら、光コネクタアダプタの周囲には、光コネクタプラ
グの接続作業を可能にするために、例えば作業者の指や
接続用の工具が入る程度の空間を確保する必要があるた
め、光コネクタアダプタの実装密度を高密度化するには
限界があった。また、光コネクタアダプタ間の空間(隙
間)を狭くすると、光配線盤外側から各光コネクタアダ
プタに接続された光ファイバが端子板の外側に高密度に
配線されることになり、この状態では、光コネクタアダ
プタに対する光コネクタプラグの接続または離脱等の作
業の際に周囲の光ファイバに接触して、活線状態の光フ
ァイバの光通信に影響を与える懸念がある。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、光ファイバをコネクタ成端する光コネクタの実装
密度の向上を実現でき、しかも、この光コネクタに対す
る光ファイバのコネクタ接続の作業性を確保できる光配
線盤および光ファイバ接続方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光配線盤
は、光ファイバを別の光ファイバに対してコネクタ接続
可能に成端する光コネクタが複数横並びに配列されてな
るコネクタ配列部を備え、このコネクタ配列部に配列さ
れた前記光コネクタが、それぞれ前記コネクタ配列部に
設けられたコネクタスライド用レールに沿って横方向に
スライド移動自在に支持されていることを特徴する。請
求項2記載の発明は、請求項1記載の光配線盤におい
て、前記スライド用レールが、前記コネクタ配列部にて
上下に多段に設けられていることを特徴とする。請求項
3記載の発明は、請求項1または2記載の光配線盤を用
いた光ファイバ接続・解除方法であって、前記別の光フ
ァイバを前記光コネクタに対して接続または接続解除す
るに際して、前記光コネクタを横方向に移動すること
で、目的の光コネクタの横方向片側あるいは両側に作業
用空間を形成することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施の形態を説
明する。図1は、光配線盤1を示す図であって、(a)
は正面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(b)の
A−A線断面矢視図、(d)は(a)のB−B線断面矢
視図である。図2は、光配線盤1に上下に多段に設けら
れた成端ユニット2を示す正面図、図3は図2のC−C
線断面矢視図である。この光配線盤1は、左右(図1
(a)、(b)、(c)中、左右)両側の配線盤ユニッ
ト1A、1Bと、これら両配線盤ユニット1A、1Bの
間に設けられたジャンパ部1Cとを備えた構成になって
いる。配線盤ユニット1A、1Bも、単独で光配線盤を
構成している。
【0007】図1(a)〜(d)および図2において、
符号2は成端ユニット、3はフレームである。前記成端
ユニット2は各配線盤ユニット1A、1Bにて上下に多
段に設けられている。図中符号4、5のケーブル固定部
は、この光配線盤1に引き込まれる光ファイバケーブル
6、7を固定するものであり、図1(a)、(c)、
(d)では、光配線盤1の下部にてフレーム3に固定し
て設けられている。但し、これらケーブル固定部4、5
の光配線盤1における設置位置は、図1(a)、
(c)、(d)に例示したものに限定されず、例えば、
光配線盤1の上部等であっても良い。
【0008】図1(a)、(c)、(d)に示すよう
に、配線盤ユニット1Bでは、前記ケーブル固定部5に
固定された光ファイバケーブル7端末から口出しされた
光ファイバ12(光ファイバ心線等)が、光配線盤1内
部の光ファイバ配線部20を経由して目的の成端ユニッ
ト2に引き込まれ、この成端ユニット2に設けられたコ
ネクタ配列部18の光コネクタ8によってコネクタ接続
可能に成端され、光配線盤1前面側(図1(a)中紙面
手前、図1(b)中下側、図1(d)中左側)から光コ
ネクタ8に接続される光ファイバに対して接続可能とな
る。配線盤ユニット1Aの構成も、配線盤ユニット1B
と同様であり、前記ケーブル固定部4に固定された光フ
ァイバケーブル6端末から口出しされた光ファイバ11
(光ファイバ心線等)が、光配線盤1内部の光ファイバ
配線部20(図示せず)を経由して目的の成端ユニット
2に引き込まれ、この成端ユニット2の光コネクタ8に
よって、光配線盤1前面側から光コネクタ8に接続され
る光ファイバに対してコネクタ接続可能に成端される。
なお、図1(c)、(d)中、符号2dは背面板、2e
は光ファイバ配線部20に引き込まれた光ファイバ1
1、12を固定するクランプ、2fは光ファイバ11、
12を背面板2dに沿って引き留めるサポート部材であ
る。
【0009】図2および図3に示すように、成端ユニッ
ト2は、光コネクタ8が複数横並びに配列されてなるコ
ネクタ配列部18が上下に多段(図2では2段)に設け
られた構成になっている。コネクタ配列部18の光コネ
クタ8は、光配線盤1内の光ファイバ10(光ファイバ
心線等)を、光配線盤1前面側からコネクタ接続される
別の光ファイバ13に対してコネクタ接続可能に成端す
るようになっている。
【0010】図3に示す光ファイバ10は、成端ユニッ
ト2に引き込まれて光コネクタ8によってコネクタ接続
可能に成端される光ファイバであり、本実施の形態では
光ファイバ11または光ファイバ12である。また、光
ファイバ10としては、光ファイバ11、12に限定さ
れず、これら光ファイバ11、12に接続された光ファ
イバであっても良い。光ファイバ11、12に接続され
た光ファイバからなる光ファイバ10としては、予め、
光コネクタプラグ10aによってコネクタ接続可能に成
端されたものを採用することが好ましい。この場合、光
ファイバ10を光ファイバ11、12と接続して光コネ
クタプラグ10aを光コネクタ8に接続するだけで、こ
れら光ファイバ11、12を光ファイバ13に対してコ
ネクタ接続可能に成端できる。
【0011】光コネクタ8としては、光ファイバ13先
端の光コネクタプラグ13aが離脱可能に接続される雌
型光コネクタが採用される。この光コネクタ8として採
用され得る雌型光コネクタとしては、光コネクタアダプ
タ、光コネクタレセプタクル等、各種構成が採用可能で
あるが、図3では、光コネクタアダプタを例示してい
る。単心に対応する光コネクタアダプタとしては、例え
ばJIS C 5973に制定されるSC形光コネクタ
(Single fiber Coupling optical fiber connector)用
の光コネクタアダプタ等が採用される。光ファイバ10
は、先端に設けられた光コネクタプラグ10aを、光配
線盤1の背面側(前面側と対向する側)から光コネクタ
アダプタである光コネクタ8に接続することで、光配線
盤1前面側の光ファイバ13に対してコネクタ接続可能
に成端される。
【0012】図1(a)において、光ファイバ9は、ジ
ャンパ部1Cを介して両配線盤ユニット1A、1B間に
渡すようにして配線されるジャンパ用光ファイバであ
る。この光ファイバ9の両端は、各配線盤ユニット1
A、1Bの前面側から成端ユニット2に引き込まれてお
り、その先端に設けられた光コネクタプラグ(図示せ
ず)によって、それぞれ、光コネクタ8に対して光配線
盤1の前面側からコネクタ接続される。光ファイバ9の
両端を光コネクタ8に接続すると、光コネクタ8に接続
されている光ファイバ11、12間が光ファイバ9を介
して接続される。そして、光ファイバ9のいずれか一方
または両方の端部を、各成端ユニット2にそれぞれ複数
設けられている光コネクタ8に対して切替接続すること
で、光ファイバ11、12間のジャンパ接続を行うこと
ができる。
【0013】図3において、光ファイバ13は、光配線
盤1の前面側から光コネクタ8にコネクタ接続される光
ファイバを示すが、本実施の形態では光ファイバ9であ
る。なお、光ファイバ13としては、前記光ファイバ9
に限定されず、例えば、別途、光配線盤1の外側からジ
ャンパ部1Cを経由して、目的の成端ユニット2に引き
込まれた光ファイバ等であっても良い。但し、光配線盤
1の前面側から光コネクタ8にコネクタ接続される光フ
ァイバとしては、先端が光コネクタプラグによって、光
コネクタ8に対してコネクタ接続可能に成端されている
ものが採用される。
【0014】図2および図3に示すように、コネクタ配
列部18は、1対のコネクタスライド用レール14、1
5の間に確保したコネクタ収納溝16に、複数の光コネ
クタ8を横並びに配列収納した構成である。コネクタ収
納溝16に収納した光コネクタ8は、一対のコネクタス
ライド用レール14、15沿って横方向にスライド移動
自在になっている。
【0015】具体的には、一対のコネクタスライド用レ
ール14、15は、光配線盤1前面側にて成端ユニット
2に設けられたプレート2aに対して互いに平行に固定
されている。プレート2aの前記コネクタ収納溝16に
対応する部分には、プレート2aの背面側(図3中右
側)に光コネクタ8を露出させる開口部17が形成され
ており、この開口部17に露出された光コネクタ8に光
ファイバ10が接続されるようになっている。光コネク
タ8は、その対向する両側部に突設された突片8a、8
bを、各コネクタスライド用レール14、15に形成さ
れたガイド溝14a、15aにそれぞれ挿入した状態
で、両コネクタスライド用レール14、15に沿って円
滑にスライド移動するようになっている。両コネクタス
ライド用レール14、15は、成端ユニット2の横方向
に延在されており、コネクタ配列部18に設けられた複
数の光コネクタ8は、それぞれコネクタ配列部18の延
在方向、すなわち、成端ユニット2にて横方向にスライ
ド移動自在に支持されている。
【0016】図2に示すように、コネクタ収納溝16に
収納された光コネクタ8は、コネクタ収納溝16の延在
方向両端に設けられたストッパ部19a、19b間での
みスライド移動するようになっている。また、コネクタ
収納溝16に収納された光コネクタ8の可動範囲(スラ
イド移動可能な範囲)は、両ストッパ部19a、19b
間に確保された隙間Lの範囲で設定されるようになって
いる。ストッパ部19a、19bとしては、例えば一方
または両方のコネクタスライド用レール14、15に固
定して光コネクタ8に当接させるようにしたストッパ用
部品等、各種構成が採用可能であるが、本実施の形態で
は、コネクタ収納溝16とほぼ一致する形状の開口部1
7にも光コネクタ8を挿入しているため、この開口部1
7の延在方向両端部に存在するプレート2aをストッパ
部19a、19bとして機能させている。
【0017】光コネクタ8をコネクタ収納溝16に沿っ
てスライド移動すると、この光コネクタ8によってコネ
クタ接続可能に成端されている光ファイバ10も光コネ
クタ8と一体的に移動することとなる。成端ユニット2
では、光配線盤1背面側に設けられた光ファイバ受け台
2b上に光ファイバ10の余長を移動自在に支持してお
り、光ファイバ10は、この余長の範囲で光コネクタ8
と一体的に円滑に追従移動する。一方、光コネクタ8に
接続されている光ファイバ13も、光コネクタ8の移動
に追従して移動するが、この光ファイバ13は、コネク
タ保持部2の光配線盤1前面側に設けられた光ファイバ
受け台2cに移動自在に収納された余長によって、光コ
ネクタ8に円滑に追従移動するようになっている。
【0018】コネクタ配列部18の目的の光コネクタ8
に対する光ファイバ13の接続や接続解除の作業を行う
には、まず、図2に示すように、前記コネクタスライド
用レール14、15に沿って光コネクタ8を移動するこ
とで、目的の光コネクタ8(以下、説明の便宜上、この
光コネクタ8に符号8cを付す)の横方向両側に作業用
空間19を形成する。つまり、作業対象の目的の光コネ
クタ8cと、この光コネクタ8cの横方向両側の光コネ
クタ8との間に作業用空間19を確保し、目的の光コネ
クタ8cを孤立させる。これにより、作業用空間19を
利用して作業者が手や工具を入れて作業を進めることが
可能になる。また、作業用空間19の形成によって、光
コネクタ8cに対する光ファイバ13の接続や接続解除
の作業を、周囲の光コネクタ8やこの光コネクタ8に接
続されている光ファイバ13との接触等を生じること無
く、効率良く行うことができるといった利点もある。
【0019】なお、コネクタ配列部18の延在方向端部
に位置する光コネクタ8に対する光ファイバ13の接続
や接続解除では、目的の光コネクタ8の隣の光コネクタ
8を移動して、目的の光コネクタ8の横方向片側のみに
作業用空間19を確保することで、周囲の光コネクタ8
や光ファイバ13に対する干渉を回避でき、作業性を確
保できる。
【0020】また、前記光コネクタ8cの下側に位置す
るコネクタ配列部18では、光コネクタ8を移動して前
記目的の光コネクタ8cの直下に作業用空間19aを確
保する。光ファイバ13は、光ファイバ受け台2cから
引き上げるようにして、目的の光コネクタ8cに接続さ
れるから、目的の光コネクタ8cと光ファイバ受け台2
cとの間に存在するコネクタ配列部18の前記目的の光
コネクタ8cの下方位置に作業用空間19aを確保して
おくことで、光コネクタ8cに対する接続や接続解除の
作業中に揺れた光ファイバ13が周囲の光ファイバ13
(光コネクタ8に接続されている光ファイバ13)に接
触することを防止でき、これにより活線状態の光ファイ
バ13の光通信に悪影響を与えることを回避できる。
【0021】図2において、目的の光コネクタ8(説明
の便宜上、この光コネクタ8に符号8dを付す)に対す
る光ファイバ13の接続や接続解除の作業時には、この
光コネクタ8dの上方のコネクタ配列部18において
も、光コネクタ8のスライド移動によって、光コネクタ
8dの直上に作業用空間19bを確保することがより好
ましい。この作業用空間19bも、作業者が手や工具を
入れて作業を行うことに利用できる。また、目的の光コ
ネクタ8dの上方のコネクタ配列部18の光コネクタ8
に接続されて該光コネクタ8から下方の光ファイバ受け
台2cまで垂れ下がる光ファイバ13は、作業用空間1
9bの形成によって、目的の光コネクタ8dを避けるよ
うにして移動されるから、作業用空間19bの形成前で
は光コネクタ8dの周囲に多数本の光ファイバ13が存
在するような状況であっても、光コネクタ8dを容易に
露出させることができ、目視が容易になる。しかも、光
コネクタ8dの周囲の光ファイバ13に接触すること無
く、目的の光コネクタ8dに対する光ファイバ13の接
続や接続解除の作業を効率良く行うことができるととも
に、周囲の光ファイバ13の光通信に悪影響を与えるこ
とを回避できるといった利点もある。
【0022】異なるコネクタ配列部18の光コネクタ8
に対して光ファイバ13を切替接続する場合には、接続
解除作業を行う光コネクタ8と、接続解除した光ファイ
バ13を接続する光コネクタ8の周囲にそれぞれ作業用
空間19を確保し、両光コネクタ8間で光ファイバ13
を移動させるようにして切替接続する。また、接続解除
作業を行う光コネクタ8と、接続解除した光ファイバ1
3を接続する光コネクタ8との間に、1または複数のコ
ネクタ配列部18が存在する場合には、このコネクタ配
列部18に光ファイバ13の移動用の作業用空間19c
を確保して、光ファイバ13の移動経路を形成する。
【0023】例えば、図3において、光コネクタ8c、
8d間で光ファイバ13の切替接続を行う場合、両光コ
ネクタ8c、8d間に存在する複数のコネクタ配列部1
8にそれぞれ確保した作業用空間19a、19bによっ
て、ほぼ連続する移動経路が形成され、この移動経路を
利用して光ファイバ13を移動させることで、周囲の光
ファイバ13との接触を極力回避しつつ切替接続作業を
効率良く行うことができる。これにより、例えば、本実
施の形態において光ファイバ13として採用したジャン
パ用の光ファイバ9は、複数の光コネクタ8間でのジャ
ンパ接続を効率良く行うことができ、光ファイバ11、
12間の切替接続の作業性を向上できる。
【0024】前記光配線盤1によれば、コネクタ配列部
18には、1つの光コネクタ8について、作業者が手や
工具を入れるための作業用空間19を確保できる寸法を
確保すれば良いので、結局、横並びに配列された複数の
光コネクタのそれぞれについてその周囲に作業用空間を
確保する場合に比べて、コネクタ配列部18を小型化す
ることができ、光コネクタ8の実装密度の高密度化を実
現できる。その結果、光配線盤1の小型化、対応心数の
増大等も実現できる。また、本発明に係る光ファイバ接
続・解除方法によれば、光ファイバ13の接続または接
続解除を行う目的の光コネクタ8の周囲に存在する別の
光コネクタ8や、光ファイバ13等との干渉を回避しつ
つ、効率良く作業を進めることができるといった利点が
ある。しかも、光ファイバ13の移動経路を確保するこ
とで、異なるコネクタ配列部18の光コネクタ8間での
光ファイバ13の切替接続も効率良く行うことができる
といった優れた効果を奏する。
【0025】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れず、各種変更が可能である。例えば、本発明の適用対
象の光配線盤としては、図1(a)〜(d)に例示した
ものに限定されず、各種構成が採用可能である。つま
り、適用対象の光配線盤としては、光ファイバをコネク
タ接続可能に成端する光コネクタが複数横並びに配列さ
れるコネクタ配列部を備えるものであれば良く、例え
ば、前記実施の形態記載の成端ユニット単独で構成され
るもの等であっても良い。また、コネクタ配列部におい
て光コネクタをスライド移動自在に支持する構成として
は、前記実施の形態にて説明した構成に限定されず、例
えば、一本のコネクタスライド用レールに複数の光コネ
クタをスライド移動自在に支持する構成等、各種構成が
採用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光ファイバを別の光ファイバに対してコネクタ接続可能
に成端する光コネクタが複数横並びに配列されてなるコ
ネクタ配列部では、前記光コネクタが、それぞれ前記コ
ネクタ配列部に設けられたコネクタスライド用レールに
沿って横方向にスライド移動自在に支持されているか
ら、光コネクタに対する光ファイバの接続や接続解除を
行う際に、コネクタ配列部の光コネクタを移動させて、
作業目的の光コネクタの周囲に作業用空間を確保するこ
とで、作業者が手や工具を入れることが可能になり、作
業性を確保できる。しかも、コネクタ配列部には、1つ
の光コネクタについて、作業者が手や工具を入れるため
の作業用空間を確保できる寸法を確保すれば良いので、
結局、横並びに配列された複数の光コネクタのそれぞれ
についてその周囲に作業用空間を確保する場合に比べ
て、コネクタ配列部を小型化することができ、光コネク
タの実装密度の高密度化を実現でき、その結果、光配線
盤の小型化、対応心数の増大等も実現できる。前記コネ
クタ配列部が上下に多段に設けられている場合でも、光
ファイバの接続または接続解除を行う目的の光コネクタ
の上または下のコネクタ配列部に作業用空間を確保する
ことで、目的の光コネクタに対する光ファイバの接続ま
たは接続解除の作業を、目的の光コネクタの周囲の光コ
ネクタや光ファイバと干渉すること無く効率良く進める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施の形態の光配線盤を示す図で
あって、(a)は正面図、(b)は(a)の平面図、
(c)は(b)のA−A線断面矢視図、(d)は(a)
のB−B線断面矢視図である。
【図2】 図1の光配線盤に設けられた成端ユニットを
示す正面図である。
【図3】 図2のC−C線断面矢視図である。
【符号の説明】
1…光配線盤、1A,1B…光配線盤(配線盤ユニッ
ト)、8…光コネクタ、9,13…別の光ファイバ、1
0,11,12…光ファイバ、14,15…コネクタス
ライド用レール、18…コネクタ配列部、19,19
a,19b…作業用空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 洋 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H038 CA38 5G363 AA16 BA10 DB33

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ(10、11、12)を別の
    光ファイバ(9、13)に対してコネクタ接続可能に成
    端する光コネクタ(8)が複数横並びに配列されてなる
    コネクタ配列部(18)を備え、このコネクタ配列部に
    配列された前記光コネクタが、それぞれ前記コネクタ配
    列部に設けられたコネクタスライド用レール(14、1
    5)に沿って横方向にスライド移動自在に支持されてい
    ることを特徴する光配線盤(1、1A、1B)。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ配列部が上下に多段に設け
    られていることを特徴とする請求項1記載の光配線盤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の光配線盤を用い
    た光ファイバ接続・解除方法であって、 前記別の光ファイバを前記光コネクタに対して接続また
    は接続解除するに際して、前記光コネクタを横方向に移
    動することで、目的の光コネクタの横方向片側あるいは
    両側に作業用空間(19、19a、19b)を形成する
    ことを特徴とする光ファイバ接続・解除方法。
JP2000046548A 2000-02-23 2000-02-23 光配線盤および光ファイバ接続・解除方法 Withdrawn JP2001235632A (ja)

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