JP2001235300A - 電気点火器塞栓の電橋線の溶接方法 - Google Patents

電気点火器塞栓の電橋線の溶接方法

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JP2001235300A JP2000043369A JP2000043369A JP2001235300A JP 2001235300 A JP2001235300 A JP 2001235300A JP 2000043369 A JP2000043369 A JP 2000043369A JP 2000043369 A JP2000043369 A JP 2000043369A JP 2001235300 A JP2001235300 A JP 2001235300A
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Hisakatsu Yaginuma
久勝 八木沼
Hitoshi Kunii
仁志 国井
Hiroyuki Mori
弘行 森
Yuji Mukoda
祐二 向田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電橋線溶接部の接合信頼性を高めることが可
能な電気点火器塞栓の電橋線の溶接方法を提供すること
にある。 【解決手段】 一対のリードピンにそれぞれ電気的に接
続する電極を一主面に有するヘッダの該両電極間に電橋
線を配し、前記各電極先端面と前記電橋線の各端部との
当接部をそれぞれ抵抗溶接した後、前記一対のリードピ
ン間に電圧を印加し前記電橋線にインパルス電流を通電
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、爆破作業に用いる
電気点火器、コンクリート破砕器の電気点火器、自動車
用エアバッグおよびシートベルトプリテンショナの電気
点火器に使用する電気点火器用ヘッダの電橋線溶接部の
接合信頼性を高める方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、爆破作業に用いる電気点火器、コ
ンクリート破砕器の電気点火器、自動車用エアバッグお
よびシートベルトプリテンショナの電気点火器として、
一対のリードピンを貫通させるとともに各リードピン先
端端面間に電橋線を接続して成る電気点火器用ヘッダ
(塞栓)を、感熱性着火薬を収納した有底の金属製円筒
内に挿着するものが公知である。
【0003】この電気点火器用ヘッダは、静電誘導によ
る暴発を阻止し、点火用の作動電流で確実に点火作動さ
せるように、リードピン間に接合する電橋線の抵抗値
を、用途に応じて所定値に設定することが求められる。
この理由により、用途に応じて電橋線の電気抵抗値を所
定値にするため、所定の長さで電橋線を溶接する方法が
特開平5−133698号公報で提案されている。
【0004】この電気点火器用ヘッダ(雷管用塞栓)
は、図10に示すように、一対のリードピン1,1の先
端端面(電極)2,2が、塞栓(絶縁ヘッダ)3を介し
て電橋線4で接合されている。また、図11に示すよう
に、最大距離(Lmax)と最小距離(Lmin)との
適宜の距離のリードピン先端端面間の位置に電橋線4を
橋設することにより、所定の抵抗値を得る方法が示され
ている。
【0005】この際、電橋線4の端部4aを先端端面
2,2上に当接し、その箇所をスポット溶接している。
スポット溶接点は、先端端面2,2に設ける必要があ
る。この溶接方法として、図12に示すものがある。こ
の溶接方法では、リードピン1の先端端面2の内側の縁
端部2a近傍位置に電橋線4の端部4aを当接して、当
接部を接合用電極5を密着、押圧し、溶接電流を短時間
に大電流を流し接合部を加熱し接合する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この溶接方法
では、密着、押圧する際に、電橋線4の端部4aを縁端
部2aに当接した状態で接合用電極5を押圧するため、
電橋線4の線径が細いこと、接合用電極5が摩耗するな
どの理由で、図12に示すように、溶接個所6と縁端部
2a間に微小隙間7を生じるおそれがある。
【0007】また、電橋線4は通常ボビンに巻き付けら
れているため、ボビンの曲率のクセを持っており、先端
端面2,2間に溶接されて橋設されても、橋設された電
橋線4は先端端面2,2間のヘッダ端面3aに密着され
ず、隙間を生じている。当接接合個所から縁端部2a近
傍位置に空間部が生じたものは、抵抗値が設定値より大
きくなる。要求値より抵抗値の大きいものは、点火作動
性能が低下するので使用ができない。
【0008】従って、製造工程の中で抵抗値の検査を行
い除去されている。そのため、電気点火器の生産コスト
が増加するので、電気抵抗値のバラツキの小さい、所定
の抵抗値が得られる溶接方法が求められる。電気抵抗値
のバラツキの小さい、所定の抵抗値を得るため、溶接個
所状態と電気抵抗値の関係を調べた結果、電気抵抗値の
大きいものは先端端面間に隙間が生じていることが判明
した。
【0009】本発明は斯かる知見に基づいてなされたも
ので、その目的は、電橋線溶接部の接合信頼性を高める
ことが可能な電気点火器塞栓の電橋線の溶接方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
一対のリードピンにそれぞれ電気的に接続する電極を一
主面に有するヘッダの該両電極間に電橋線を配し、前記
各電極先端面と前記電橋線の各端部との当接部をそれぞ
れ抵抗溶接した後、前記一対のリードピン間に電圧を印
加し前記電橋線にインパルス電流を通電することを特徴
とする。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載の電
気点火器塞栓の電橋線の溶接方法において、前記ヘッダ
は、両主面間を貫通して少なくとも二個所に導電性物質
を埋設するセラミック基板から成り、一主面に前記導電
性物質に電気的に接続する電極を形成し、他主面に前記
導電性物質に各別に電気的に接続する前記2本のリード
ピンを固着していることを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1記載の電
気点火器塞栓の電橋線の溶接方法において、前記ヘッダ
は、セラミック基板から成り、他主面から一主面に向か
って前記一対のリードピンを貫通し、一主面側で前記一
対のリードピンの先端端部が電極を形成することを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
ついて説明する。
【0014】図1ないし図7により、本発明の一実施形
態に係わる電気点火器塞栓の電橋線の溶接方法を説明す
る(請求項1,2に対応する)。図1は本実施形態によ
り得られた電気点火器塞栓10を示す。電気点火器塞栓
10は、セラミック基板(ヘッダ)11と、センサから
の発火電流により発熱する発熱体13と、セラミック基
板11に固定されたリードピン20,20とから成る。
【0015】電気点火器塞栓10は、導電性物質25,
25を埋設したほぼ矩形状のセラミック基板11と、こ
のセラミック基板11の一主面(表面側)11aに設け
られた発熱体13と、セラミック基板11の他主面(裏
面側)11bに設けられたリードピン20,20とから
成り、発熱体13とリードピン20,20とが、セラミ
ック基板11に埋設した導電性物質25,25を介して
電気的に接続されている。
【0016】セラミック基板11は、例えば、厚みが
0.5〜2.5mm、アルミナ(Al 23)含有量が8
5重量%以上、熱伝導率が12W/m・K以上のアルミ
ナ材である。ここで、セラミック基板11は、京セラ製
のA440のアルミナ材(Al 23)が好ましく、A4
73でも良い。セラミック基板11は、両主面間11
a,11bを貫通するスルーホール18,18に導電性
物質25,25を充填している。
【0017】導電性物質25,25は、タングステンメ
タライズである。導電性物質25,25はセラミック基
板11の形成時にペースト状態でスルーホール18,1
8に充填される。セラミック基板11は、一主面11a
に発熱体13を電気的に接続するための金属層(電極)
14を設けている。この金属層14は、セラミック基板
11の中心点を通る一定間隙の抵抗値調整帯15を有す
る。抵抗値調整帯15の幅は、発熱体13の抵抗値を付
与する。
【0018】金属層14は、例えば、セラミック基体1
1に被着されたタングステンメタライズから成る第1層
と、この第1層の表面に被着されたニッケルメッキから
成る第2層と、この第2層の表面に被着された金メッキ
から成る第3層とから成る。そして、この金属層14
は、全体の厚みが30μm以下である。セラミック基板
11は、他主面11bの2箇所に金属層27,27を設
け、各金属層27,27に1本ずつ、2本のリードピン
20,20を固定している。すなわち、各リードピン2
0,20は、セラミック基板11を貫通していない。
【0019】リードピン20,20は、一端部につば部
を有するつば付きピンであり、そのつば部側の端面20
a,20aと金属層27,27を突き合わせ銀ろう付け
により電気的に接続し、固定している。リードピン20
の材質は42アロイ合金を使用したが、Fe−Ni−C
o材も使用可能である。発熱体13は、車の衝突を検知
したセンサにより、発火回路が起動し、回路から流れる
発火電流によりジュール熱を発生し点火薬(図示せず)
を発火させる機能を有する。
【0020】発熱体13は、ニクロム線と呼ばれるニッ
ケル−クロムを主成分とする合金の細線が使用される。
発熱体13の線径は車種毎により設定されている発火電
流の大小により決まり、本実施形態では線径26μmか
ら36μmのニクロム線を使用した。また、発熱体13
として、薄膜も使用することが可能であり、例えば、特
公平7−92358号公報または特開平5−13369
9号公報記載の薄膜抵抗体が使用できる。
【0021】次に、電気点火器塞栓10の製造法につい
て説明する。先ず、グリーンシートと呼ばれる未焼成の
シート状のアルミナ成形体に、スルーホール18,18
を形成した後、スルーホール18,18内にタングステ
ンぺーストを充填する。次に、このアルミナ成形体の両
主面11a,11bに金属層14,27のパターンを形
成するようにタングステンペーストをスクリーン印刷す
る。
【0022】次に、このアルミナ成形体を約1600℃
の温度で焼成してグリーンシートおよびペーストを焼結
させる。これにより、スルーホール18,18内にタン
グステンメタライズから成る導電性物質25,25が埋
設されるとともに両主面11a,11bにタングステン
メタライズ層が金属層14,27のパターンに被着され
たセラミック基板11が得られる。
【0023】次に、タングステンメタライズ層上に無電
解メッキ法によりニッケルメッキを施した後、他主面1
1bの金属層27,27とつば付きリードピン20,2
0の端面20a,20aとの間に銀ろうを挟み込みろう
付けしてリードピン20,20を金属層27,27に固
定した。なお、無電解メッキ法によるニッケルメッキと
しては、ホウ素−ニッケルメッキが好ましい。
【0024】さらに、その上に酸化を防止するために電
解メッキ法によりニッケルメッキおよび金メッキを施し
た。なお、金属層14,27の全体厚みはセラミック基
板11の表面から最大30μmである。また、つば付き
のリードピン20,20を、そのつば部側の端面20
a,20aを金属層27,27に銀ろう付けで固定し、
セラミック基板11に密着させたので、接触面積が大き
くとれ、4kgf以上の引き抜き強度を確保できた。
【0025】次に、セラミック基板11にリードピン2
0,20を固定した組立体を、樹脂成形金型にセット
し、射出成形方法により、セラミック基板11の一主面
11aおよび2本のリードピン20,20のコネクタ用
接続部20b,20bを残して、これ等を一体的に埋設
して樹脂プラグ30を形成した電気点火器塞栓本体70
を得る。この電気点火器塞栓本体70には、車両側の電
気コネクタを固定するため2本の脚部31が同時に形成
される。
【0026】最後に、セラミック基板11の金属層(電
極)14,14間に発熱体13を固定(ブリッジワイヤ
の場合は溶接、薄膜抵抗体の場合はメッキ層間に同時に
形成)する。この発熱体13の固定について説明する。
例えば、図5に示すように、電気点火器塞栓本体40を
図示しない組付具に取り付けた後、発熱体13を金属層
14,14間に配する。
【0027】そして、溶接トランス52に連絡するスイ
ッチ53,54をリレーで接合用電極50a、下部側電
極51aに切り換える。次いで、発熱体13の端部13
aに接合用電極50aを加圧しながら当接するととも
に、接合用電極50aに対応する下部側電極51aを一
方のリードピン20に当接する。これによって、発熱体
13の端部13aが一方の電極層14の先端面14a上
に固定される。
【0028】次に、溶接トランス52に連絡するスイッ
チ53,54をリレーで接合用電極50b、下部側電極
51bに切り換える。次いで、発熱体13の端部13b
に接合用電極50aを加圧しながら当接するとともに、
接合用電極50bに対応する下部側電極51bを一方の
リードピン20に当接する。これによって、発熱体13
が両方の電極層14,14の先端面14a,14a上に
固定される。
【0029】この固定状態は、図6(a)に示すとおり
である。なお、図6(a)では、一方の電極層14のみ
を示したが、他方の電極層14も同様である。以下の説
明では、便宜上一方のみについて説明し、他方の説明は
省略する。これは、従来の溶接方法と同様であるため、
溶接個所55と電極層14の縁端部14a間に微小隙間
56が生じた。
【0030】次に、図7に示すインパルス電流発生回路
60を備えた加工装置(図示せず)へ移動し、ここで、
電気点火器塞栓本体40の一対のリードピン20,20
間にインパルス電流を通電した。インパルス電流の発生
回路60は、電源61と、電気容量500pFの高圧コ
ンデンサ62と、抵抗値150Ωの抵抗63とを有す
る。
【0031】次に、インパルス電流の印加について説明
する。電気容量500pFの高圧コンデンサ62を25
KVの電圧で充電し、この電荷を抵抗値150Ωの抵抗
63を通して電気点火器塞栓本体40の一対のリードピ
ン20,20との間で放電させインパルス電流を発熱体
13に流した。このときの尖頭電流値は、図8に示すよ
うに、164Aで電流値の持続時間はコンデンサ容量5
00pFと抵抗値152Ωの積の76μsecである。
【0032】この結果、図6(a)に示した溶接個所5
5と電極外郭縁端14b間に火花放電が発生し、図6
(b)に示すように、溶接個所55と電極外郭縁端14
b間が密接した。なお、図6(b)では、一方の電極層
14のみを示したが、他方の電極層14も同様である。
以下の説明では、便宜上一方のみについて説明し、他方
の説明は省略する。
【0033】インパルス電流を印加によって、溶接部の
微小間隙部56で火花が発生した際、電極層14や発熱
体13から発生したスパッタにより微小間隙が埋まった
のか、インパルス電流によって電橋線13が発熱して溶
接部の残留ストレスが緩和されて微小間隙56が密接し
たことによるものかその原因は特定できていない。試験
を試験数750個の電気点火器塞栓本体40について実
施した結果を表1と図9に示す。インパルス電流を印加
する前の抵抗値とインパルス電流を印加したあとの抵抗
値の抵抗変化を表とグラフに示したものである。
【表1】 ここで、要求されている抵抗値の値は、2.15±0.
35Ωである。表1、図9から明らかなように、インパ
ルス電流を印加しない前の平均値が2.35Ωであった
ものが、インパルス電流の印加によって2.11Ωと低
下し、同じようにインパルス電流を印加する前の抵抗値
の最大値が2.85Ωであったものが2.25Ωと低下
した。また、同様に、インパルス電流を印加する前の抵
抗値が最小値2.22Ωであったものが2.14Ωとな
り抵抗値変化の幅が小さい値となっている。
【0034】この結果から、インパルス電流を付加する
前の抵抗値の大きいものは、溶接個所55と電極外郭縁
端14b間のギャップが大きいので、密接する距離も長
くなり抵抗変化も大きくなるが、インパルス電流を印加
する前の抵抗値が小さいものは、ギャプが小さいので、
密接する距離も小さくなり抵抗変化が小さくなっている
ことが判明した。
【0035】かくして得られた電気点火器塞栓10で
は、図2に示すように、最大距離(Lmax)と最小距
離(Lmin)との適宜の距離のリードピン先端端面間
の位置に、電橋線13をより精度良く橋設することが可
能となり、所定の抵抗値を得ることができる。なお、本
実施形態では、インパルス電流はコンデンサによる減衰
波形の例を示したが、方形波、三角波、半波サイン波形
のような波形でも有効である。
【0036】また、密接に適切なインパルス電流の値
は、使用する電橋線の線径と溶接個所と電極外郭縁端間
のギャップにより変化するが、インパルス電流の通電し
た時に、電極外郭縁端間のギャップ部に火花が発生する
ことが必要である。また、両主面間を貫通して少なくと
も二個所に導電性物質を埋設するセラミック基板から成
るヘッダを用いた場合について説明したが、図10に示
すように、他主面から一主面に向かって一対のリードピ
ンを貫通し、一主面側で一対のリードピンの先端端部が
電極を形成したヘッダでもよい(請求項3に対応)。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、インパルス電流を印加
することによって、電気抵抗値のバラツキが小さくでき
ることとなり、溶接時に電極外郭縁端部に溶接個所を設
定するための、設定作業の精度が緩和でき、さらに、電
気抵抗値のバラツキが小さくなったことにより、要求さ
れる抵抗範囲から外れる割合も少なくなり、生産性が改
善されるようなった。
【0038】また、溶接個所と電極外郭縁端間に生じた
微小ギャップが密接されたことにより、溶接部の電流通
路の体積が増加し、電気抵抗値も低下したので溶接部の
許容電流容量大きくすることができた、これにより、静
電気誘導によって一対のリードピン間に高電圧が印加さ
れた場合でも、溶接部で電橋線が断線し、断線時の火花
で暴発することを軽減できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係わる電気点火器の断面図
である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】本発明の実施形態に係わる電気点火器の一部を
切り欠いた側面図である。
【図5】本発明の実施形態に使用する抵抗溶接の説明図
である。
【図6】(a)抵抗溶接後の一方の電橋線の溶接部を示
す拡大図である。 (b)インパルス電流印加後の一方の電橋線の溶接部を
示す拡大図である。
【図7】本実施形態で使用するインパルス電流発生回路
を示す図である。
【図8】インパルス電流印加時の尖頭電流値を示す図で
ある。
【図9】インパルス電流印加前と印加後の抵抗値を示す
グラフである。
【図10】従来の電気点火器の断面図である。
【図11】図10の電橋線の固定状態を示す説明図であ
る。
【図12】従来の溶接方法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 電気点火器塞栓 11 セラミック基板 11a 一主面 11b 他主面 13 発熱体 13a,13b 発熱体13の端部 14 金属層 14a,14b 金属層14の先端面 20 リードピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 弘行 福島県西白河郡西郷村大字長坂字土生2の 1 日本工機株式会社内 (72)発明者 向田 祐二 福島県西白河郡西郷村大字長坂字土生2の 1 日本工機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のリードピンにそれぞれ電気的に接
    続する電極を一主面に有するヘッダの該両電極間に電橋
    線を配し、前記各電極先端面と前記電橋線の各端部との
    当接部をそれぞれ抵抗溶接した後、前記一対のリードピ
    ン間に電圧を印加し前記電橋線にインパルス電流を通電
    することを特徴とする電気点火器塞栓の電橋線の溶接方
    法。
  2. 【請求項2】 前記ヘッダは、両主面間を貫通して少な
    くとも二個所に導電性物質を埋設するセラミック基板か
    ら成り、一主面に前記導電性物質に電気的に接続する電
    極を形成し、他主面に前記導電性物質に各別に電気的に
    接続する前記2本のリードピンを固着していることを特
    徴とする請求項1記載の電気点火器塞栓の電橋線の溶接
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ヘッダは、セラミック基板から成
    り、他主面から一主面に向かって前記一対のリードピン
    を貫通し、一主面側で前記一対のリードピンの先端端部
    が電極を形成することを特徴とする請求項1記載の電気
    点火器塞栓の電橋線の溶接方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102699547A (zh) * 2012-05-28 2012-10-03 广东明华机械有限公司 刚性电引火元件桥丝自动化焊接方法及焊接系统

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CN102699547A (zh) * 2012-05-28 2012-10-03 广东明华机械有限公司 刚性电引火元件桥丝自动化焊接方法及焊接系统
CN102699547B (zh) * 2012-05-28 2014-09-24 广东明华机械有限公司 刚性电引火元件桥丝自动化焊接方法及焊接系统

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