JP3701286B2 - 半導体ブリッジダイ、半導体ブリッジ起爆装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体ブリッジダイ、半導体ブリッジ起爆装置およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、点火素子として半導体ブリッジ(SCB)を用いる電気起爆装置、それを構成する半導体ブリッジダイ、およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軍事兵器システムおよび自動車用エアバックシステムは、典型的には、電気起爆装置(EED)によって活性化される。EEDは、通常、小さい金属ブリッジワイヤを用いて、含有する起爆性混合物を点火する。典型的には約1アンペア〜約7アンペアの範囲の電流がこのブリッジワイヤに流される。内部抵抗により、このブリッジワイヤは約900°Kを上回る温度まで加熱される。この加熱されたブリッジワイヤによりエネルギ粉末が点火され、導火線を始動し、この導火線がシステム中の推進薬または爆薬を点火する。このシステムは、火工品の混合物、推進薬、または爆薬を組込んでいてもよい。
【0003】
ブリッジワイヤタイプのEEDを用いた場合の問題点は、外部で発生された電流に対して敏感であることである。電波、静電気、電光またはレーダ等の源からの高レベルの電磁エネルギは、不所望で早すぎる点火を引起こすのに十分な電流をブリッジワイヤ内に誘導し得る。
【0004】
電気起爆装置のための半導体ブリッジの発明は、ホランダー・ジュニア(Hollander, Jr.)による米国特許第3,366,055 号に開示されている。SCBを製造するために用いられているすべての現在の材料を含むいくつかの実施例がホランダーによって記載されている。ホランダー・ジュニアによって記載されたような半導体ブリッジ回路は、電流が与えられると導火線内で起爆反応を開始させる。SCB回路では、誘導電流によって受ける影響が大幅に低減され、したがって、不慮のまたは早すぎる点火の可能性が低減される。
【0005】
半導体ブリッジ回路は、シリコン等の半導体材料上に形成される回路を含む。リン等のn型ドーパントが高濃度にドープされたシリコン領域は、十分なアンペア数の電流が与えられると気化する。シリコンの蒸気は電気的に加熱され、隣接するエネルギ粉末の混合物に浸透する。局部的な対流および凝縮によって、エネルギ粉末はその点火温度まで加熱され、所望の起爆反応が開始される。
【0006】
図1は、先行技術において既知の半導体ブリッジ回路12のためのEED10の断面図である。ハウジング20は、シリコン等の半導体材料からなる半導体装置12を収容する。SCB装置は、しきい値電流が与えられると気化する高濃度にドープされたブリッジ13を含む。導火線ハウジング20によって、ブリッジ13はアジ化鉛等のエネルギ粉末の装填14に近接して配置される。EED10は、セラミックヘッダ18を貫通する1対の金属フィードスルーリード16を含む。従来のガラス−金属封止によって、フィードスルーリード16はヘッダ18に接合される。たとえばアルミニウムからなる金属ケーシング20は、セラミックヘッダ18および装填ホルダ22を囲む。ワイヤボンド24は、1つのボンディングパッドがブリッジの各側に配置されダイの表面上のリードワイヤに接続する状態で、半導体ブリッジ装置12の表面の互いに対向する側にそれぞれ形成されるボンドパッド26と、金属フィードスルーリード16とを電気的に相互接続する。フィードスルーリード16に電圧が印加されると、ブリッジ13に電流が流れる。ブリッジは気化し、エネルギ粉末14内にプラズマ雲を形成する。この電流は、局所的な対流および凝縮によってエネルギ粉末14が点火する温度まで加熱されるようにプラズマの蒸気をさらに加熱する。電圧の印加から点火に至るまでの全プロセスは、約20μ秒未満の間に起こる。
【0007】
先行技術の導火線ハウジング10を用いた場合の問題点は、(1)セラミックヘッダ18が脆く、起爆装置を乱暴に扱うと割れやすいこと、および(2)ワイヤボンド24が導火線の装填14と接触していることである。導火線の装填は、起爆エネルギを最大にするために詰込まれる。別の問題点は、粉末14を詰込むことによりワイヤボンド24に応力がかけられ、ワイヤが切れてしまうかまたはフィードスルーリード16もしくはボンドパッド26からのワイヤの引っぱりが緩くなってしまう可能性があることである。このパッケージは、好ましい構造ではない。セラミックヘッダを金属フィードスルーを用いて形成することは比較的コストの高いプロセスであり、装置にかかるコストを増大することになる。このことは、ケーシング20をセラミック18に対して気密封止しなければならない場合に特に当てはまる。さらに、低抵抗接続を行うために大きい電気パッドを用いれば、ダイ12の面積が増大し、したがって、装置のサイズおよびコストも増大することになる。
【0008】
ブリッジワイヤに対するSCBタイプの起動装置の利点には、必要な電気エネルギがより少ないこと、不慮のまたは早すぎる起動が起こる可能性がより少ないこと、および点火時間がより迅速で正確であることがある。しかし、EEDヘッダに半導体ブリッジダイを取付けるために用いられる方法は、信頼性が低く、コストがかかる。SCB回路は、脆い半導体基板の上に形成される。装置を収容するパッケージは、装置を機械的にも環境的にも保護しなければならない。電子パッケージを構成する構成要素はまた、SCB装置、エネルギ粉末、および取付材料と適合しなければならない。ダイとの電気的な接続は、粉末の装填および圧密によって生じる圧力に耐えなければならない。
【0009】
これまで、いくつかの特許が、コストの低減および信頼性の向上のためにSCBをヘッダに取付けるための方法に焦点を当ててきた。ヘッダへの効率的な取付を達成するためのSCBを製造する1つの方法は、ビッキーズ・ジュニア(Bickes, Jr. )他への米国特許第4,708,069 号、およびビッキーズ・ジュニア編集のサンディア・ナショナル・ラボラトリーズ・レポート(Sandia National Labs Report )No.SAND 86-2211 に記載されている。ビッキーズは、図2に示すように「・・・・・1対の間隔があけられたパッドがブリッジによって接続され、上記パッドの各々の領域は上記ブリッジの領域よりもはるかに大く、・・・・・」ということを用いて、ホランダーとの違いを示している。これらの大きいパッド30は、パッドを覆う金属化層34と電気的に接触させるために用いられる。ビッキーズによって記載されたこの大きいパッドサイズは、ポリシリコンブリッジ材料32との低抵抗の接続を達成するために用いられた。この低抵抗の接触により、当該技術分野においては通常の典型的には約1オームという低インピーダンスのブリッジを用いることができるようになり、これにより、RFエネルギから受ける影響がさらに低減された。
【0010】
その後、米国特許第5,029,529 号において、マンディゴ(Mandigo )は、ビッキーズ他に対して明らかに改良された方法である、ダイへのリードワイヤを1本削減する電気的導火線ハウジングにおいてSCBダイを取付ける方法(図3)を開示している。電気的に導電性のダイ取付手段72は、SCBダイ52を銅合金導火線ボタン40に取付けるために用いられる。ブリッジを点火するための電気的パルスは、シリコンベースの装置52、およびダイ52の側面に取付けられる導体または分路76を介して導電経路74に沿って伝わる。マンディゴによって開示された取付方法は、外部電源のための1つの電極を形成するカップ42と第2の電極を形成するボタン40とから構成される電気導火線70とともに用いられた。この構成には、介挿絶縁体54と、ダイに取付けられるワイヤ44とカップに取付けられる導電性エレメント48とによって形成される、カップ42からダイ52までの導電経路とが必要とされる。この応用は砲の弾薬に用いられるため、この応用には従来のEEDよりも複雑なアセンブリが必要であり、この応用は、シリコンをドープすることによってシリコンダイ74にわたって導電経路を形成する方法のため、この開示にのみ関係がある。
【0011】
【特許文献1】
米国特許第3,366,055号明細書
【0012】
【特許文献2】
米国特許第4,708,069号明細書
【0013】
【特許文献3】
米国特許第5,029,529号明細書
【0014】
【非特許文献1】
ビッキーズ・ジュニア編集のサンディア・ナショナル・ラボラトリーズ・レポート(Sandia National Labs Report )No.SAND 86-2211
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の問題点を解消するため、本願発明は、電気的接続のためのワイヤを用いることなく、半導体ブリッジダイと起爆装置のヘッダとの電気的接続を可能にする、半導体ブリッジダイ、それを用いた起爆装置、およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0017】
すなわち、セラミックヘッダタイプのパッケージまたは大きい接続パッドの不利な点を持たない半導体ブリッジタイプの起動装置回路を組込む電子パッケージが提供される。本発明の利点は、パッケージの構成要素が、半導体産業において広く用いられており低コストで入手可能な標準的なTO(トランジスタアウトライン)パッケージから製造されることである。本発明の別の利点は、本発明の一実施例において、リードワイヤが、破損およびその結果生じる装置の故障の可能性を最小限にするように構成されることである。それぞれが一方のワイヤ端部でダイ上の1つのボンディングパッドに接続されかつ対向するワイヤ端部でヘッダから絶縁される別々の冗長ピンに接続される2つのワイヤを用いることによって、起爆性粉末の装填の前後に装置をテストすることができる。このテストは、冗長絶縁ピンの間に非常に低い抵抗があるかどうかを検査することによって行なわれる。ボンドまたはワイヤにいかなる不備があっても、欠陥を検出するために測定される抵抗が増加される。本発明のさらに別の目的は、ビッキーズによる大きいパッドとは異なり、ブリッジを接続するのに電気材料からなる小さいパッドを用いることができ、それによって、ダイあたりのシリコン量が低減され、したがって、歩留りが高くなり、ダイあたりのコストが低減され、構造の剛さが高まり、粉末を押込んでいる間も破損に対する耐性が向上する。本発明のさらに別の利点は、組立の際に、半導体産業のために開発されたオートメーション化された組立法を用いることができ、これにより、信頼性が向上しコストが低減されることである。本発明のさらに別の利点は、ブリッジダイと金属ヘッダとの間の共晶ボンドにより熱が効果的に放散され、これによってブリッジにおけるスプリアス(spurious)誘導電流による影響をより受けにくくなることである。また、このボンディング法によって、爆薬をヘッダ上に押込むことによって生じる破損に耐えるようにするためにより大きい機械的強度が得られる。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の半導体ブリッジダイは、上部および底部を有する絶縁性基板(500)と、絶縁性基板の上部に配置された半導体ブリッジ(510)と、この半導体ブリッジによって接続される互いに間隔があけられた第1および第2のコンタクトパッド(590,590)を有し、第1のコンタクトパッドから上記底部まで、絶縁性基板の一側端部に沿って電気的な接続を形成する第1の導電層(580)と、第2のコンタクトパッドから上記底部まで、絶縁性基板の他の側端部に沿って電気的な接続を形成するとともに、第1の導電層とは電気的に独立した第2の導電層(580)とを含み、第1および第2の導電層のうちの絶縁性基板の底部に形成された部分に、起爆装置のヘッダ( 100 )が接続される
【0019】
また、本発明の半導体ブリッジ起爆装置は、上部および底部を有する絶縁性基板(500)と、絶縁性基板の上部に配置された半導体ブリッジ(510)と、この半導体ブリッジによって接続される互いに間隔があけられた第1および第2のコンタクトパッド(590,590)と、第1のコンタクトパッドから上記底部まで、絶縁性基板の一側端部に沿って電気的な接続を形成する第1の導電層 (580) と、第2のコンタクトパッドから上記底部まで、前記絶縁性基板の他の側端部に沿って電気的な接続を形成するとともに、第1の導電層とは電気的に独立した第2の導電層 (580) と、ヘッダ (100) と、半導体ブリッジと接触する起爆材料 (200) とを含み、ヘッダ (100) が、第1および第2の導電層のうちの絶縁性基板の底部に形成された部分に接続されている
【0020】
本発明の半導体ブリッジ起爆装置一実施例においては、上記他の絶縁性基板に、互いに電気的に独立した第1及び第2の導電領域 (630,630) が形成され、第1および第2のコンタクトパッドのそれぞれが、第1および第2の導電層 (580,580) を介して、前記第1および第2の導電領域に電気的に接続されている
【0021】
本発明の半導体ブリッジ起爆装置の製造方法は、第1の絶縁性基板(500)の頂部に、少なくとも1つのコンタクトパッド(590)を有する半導体ブリッジ領域(510)を形成するステップと、第1の絶縁性基板の前記頂部に少なくとも1つの溝(550)を刻むステップと、第1の絶縁性基板の頂部に、コンタクトパッドと接触しかつ溝を満たす導電層(580)を形成するステップと、導電層が第1の絶縁性基板の裏面側から電気的接続が可能となるまで第1の絶縁性基板の裏面から材料を取除くステップと、第1の絶縁性基板を第2の絶縁性基板(600)を介してヘッダ(100)と接続するステップと、導電層と前記第2の絶縁性基板に設けた導電領域(630)とを電気的に接続させるステップとを含む。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に関連する参考例、および本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0023】
図4は、本発明に関連する参考例としての半導体ブリッジ装置150を収容するように適合されるEEDヘッダアセンブリ160を示している。
【0024】
トランジスタアウトライン(TO)ヘッダ100は、この産業において通常の慣習であるように、スチール合金からなり、金めっきされる。半導体ブリッジ150は、ホランダーの方法に従って構成されるが、ブリッジを越えて延びる電気材料からなる小さいパッドを用いる。電気材料は、高度に導電性にするためにドープされるシリコンである。組立てられたときに、ダイのシリコンおよびヘッダ上の金めっきは加熱されると共晶ボンドを形成し、これにより、ヘッダとの優れた電気的、熱的、および機械的な接触が得られ、接地ピン140を介して回路の一方側を形成する。SCB回路の他方側は、別々のワイヤボンド130によって別々のフィードスルーピン110に冗長的に接続される。フィードスルーピン110は、ガラス絶縁体120によって互いに絶縁され、かつ、ヘッダボディ100から絶縁される。
【0025】
ワイヤボンド130が回路の最も弱いエレメントであるため、本発明の利点は、これらのボンドが冗長であり、これらのボンドの完全性を確認するために組立後に非破壊テストを行なうことができることである。爆薬を装填した後、冗長導体110の間の抵抗は、ワイヤまたはボンドに損傷が生じていなければ非常に低いままでなければならない。したがって、テスト中にわずかに正の抵抗が測定されることにより、ワイヤまたはボンドの非常にわずかな弱さ、転位または損傷を検出することができる。すなわち、抵抗計の2つのリードをピン110の各々に接続し得る。回路が開いているかまたはかなりの正の抵抗が測定された場合は、ワイヤボンド130の一方または両方が損傷を受けていることを示す。回路が閉じているときは、装置が機能していることを示す。
【0026】
図5は、上述のヘッダアセンブリに取付けられるEEDアセンブリの残りを示している。ローディングスリーブ170は、ヘッダ100に抵抗溶接される。その後、爆薬200が装填され、スリーブ170に押込まれる。最後に、気密封止を形成するように、EED全体にわたってカバー180が溶接される。
【0027】
本発明の重要な利点は、上述の組立プロセスのすべてを、半導体産業において容易に入手できるオートメーション化された機器を用いて行なうことができることである。特に、ヘッダ上にダイを置き、ダイとヘッダとの間に共晶ボンドを形成し、ダイとピンとの間に接続ワイヤを取付け、ローディングスリーブを溶接するプロセスは、完全にオートメーション化された態様で行なうことができる。
【0028】
図6および図7(一定の縮尺率では示していない)は、SCBダイ150の構造およびSCBダイ150のTOヘッダ100への取付を詳細に示している。この実施例では、電気材料は、ブリッジサイズと同等の大きさの領域を覆う高濃度にドープされたシリコンである。したがって、ダイ270の全体のサイズを約50ミル×50ミル以下という小さいサイズにすることができる。基板材料270は約5ミルの厚さであり、約100〜200オーム−センチメートルの抵抗率を有する真正(比較的絶縁性の)シリコンである。
【0029】
SCBは、以下のプロセスによって製造される。まず、フィールド酸化物絶縁層280をダイの表面にわたって成長させる。フィールド酸化物280の端縁は、ダイ270の端縁とほぼ隣接している。次に、マスキングステップにより、それぞれブリッジ292、ブリッジ292への接続パッド294、および295の材料を形成する領域292、294、および295を露出するようにフィールド酸化物280をエッチングして除去する。これらの露出した領域292、294、および295を、約2ミクロンのドーパントの深さで約0.8ミリオーム−cmの抵抗率を生じるように約1019〜約1020atoms/ccの濃度までリンでドープする。このドーピングプロセスにより、導電領域300が形成される。
【0030】
このブリッジの構成では、幅W/長さLの比率が約4であれば、当該技術分野において標準である1オームのブリッジが形成される。同様に、W/Lが約2である場合、自動車用エアバックの起動装置に関しては通常である2オームの抵抗が得られる。ブリッジの長さLによって、ブリッジが機能する電圧が決定される。たとえば、長さが50ミクロンであれば、動作電圧は約20ボルトになる。パッド294および295の各々の上面の表面積はブリッジ292と比較して比較的小さく、好ましくは、ブリッジ292の上面の表面積の2倍以下である。
【0031】
次に、パッド294および295の上にメタライゼーション層が堆積される。(パッド294および295を露出するために別々のマスキング層が用いられる。)好ましくは、メタライゼーション層は第1のプラチナシリサイド層330を含み、次に、チタンタングステン合金340および金のめっき350を含む。金の層350は、ワイヤボンド130に対してワイヤボンディングを容易に行なうためのものである。
【0032】
好ましくは、プラチナシリサイド層330は約600オングストロームの厚さを有する。この層は、シリコン上にプラチナを堆積し、その後摂氏約615度で約30分間焼結することによって作られる。最後に、残りの純粋なプラチナをエッチングして除去し、プラチナシリサイドだけを残す。チタン/タングステン合金層340は、約1000オングストロームの厚さを有し、約85%のタングステンと約15%のチタンとを含む。これは、蒸着される。
【0033】
次に、コンタクト(または貫通)ホール310を、エッチングによりシリコン基板270を貫通するように形成する。基板の裏面をマスクし、エッチングにより基板の裏面から表面まで延びるコンタクトホールを形成する。このホールは、その頂部では直径2〜3ミルであり、その底部では直径4〜5ミルである。図7からわかるように、ブリッジ292、パッド294および295はコンタクトホール310と重なっておらず、酸化物280または基板270の縁部までは延びていない。
【0034】
最終的な金の層350は、パッドの上に約1.5〜2ミクロンの厚さになるようにめっきされ、この層350はまた、コンタクトホール310を完全に満たす。まず、別々のボンディングパッド355および360を規定するためにメタライゼーション層330、340および350にマスクを施す。その後、マスクを用いて基板の表の面に金のスパッタリングが施され、さらに、この表の面上に金めっきが施される。金めっきは、それとは別に、裏面にも施される。
【0035】
このようにして、一方のシリコンパッド294はブリッジ292に接続され、さらに、金属パッド355によってヘッダ100にも接続される。すなわち、パッド294から基板を介してヘッダまでの電気的接続がなされ、金属パッド355が、ドープされたシリコンブリッジ材料のその側とヘッダとの間の唯一の電気的接続となる。ドープされたシリコンブリッジ層の他方側は、金属パッド360に接続され、これは基板270から絶縁される。パッド360は、ワイヤ130に実質的に接続される。
【0036】
その後、個々のSCBダイ150を形成するようにウェハをエッチングする。SCBダイは、エス・エム・スズ(S. M. Sze )による出版物「VLSI技術(VLSI Technology )(第2版)」に記載されているような従来の方法を用いてヘッダの頂部に金の層250を堆積させ、基板270をその金と接合することによって作られた共晶ボンド260を介してヘッダ表面100に取付けられる。ダイのサイズが小さいことおよび共晶ボンドにより、ダイは確実に、爆薬を押込むことによって生じる圧力に耐えるようになる。その後、ワイヤボンド130は上述のようにダイに取付けられる。
【0037】
次に、本発明の一実施例としての、半導体ブリッジを電気起爆装置のヘッダに取付けるための改良した方法について説明する。この方法により、図8a、図8b、および図8cに示したような半導体ブリッジダイ500を得ることができる。上述のように、電気起爆装置においてダイのブリッジを流れる電流を用いて爆薬を起爆することができる。
【0038】
本実施例のブリッジ510は、ホランダーへの米国特許第3,366,055 号に記載されるような高濃度にドープされたシリコンからなっていてもよく、この米国特許を引用によりここに援用する。代替実施例では、ブリッジ510は、ベンソン(Benson)他への米国特許第4,976,200 号に記載されるような化学的気相成長によって堆積される薄いタングステン層からなり、この米国特許を引用によりここに援用する。簡略化するために、この取付法をドープされたシリコンのブリッジに応用する場合のみを説明する。しかし、タングステン/シリコンのブリッジにもこの方法を応用することができる。
【0039】
図8は、ダイ500の一実施例を示している。直径5〜15cm、厚さ0.2〜0.4mmのシリコンウェハから複数のダイ500を作ることができる。真正シリコンウェハが約100ohm−cm以上の抵抗率を有する場合に、好ましい結果が得られる。ブリッジ510は、約10-3ohm−cmという比較的低い抵抗率を達成する高濃度にドープされたシリコンであってもよい。
【0040】
図9aは、シリコンウェハの部分断面図である。シリコンウェハは酸化され、その後、このシリコンウェハには従来の100,000ボルトの電子ビーム技術を用いてリン等のn型ドーパントの原子が注入される。ホランダーへの特許には、他の適切なn型ドーパントが記載されている。
【0041】
ドーパントの濃度が約1019〜約1021cm-3である場合に、好ましい結果が達成されている。1つの好ましいドーパントの濃度は、約1020cm-3である。一実施例では、ドープされたシリコンウェハは、約1050℃の温度まで約20分間加熱され、その結果、その拡散深さが約1〜約3ミクロンとなる。拡散は、炉において、アルゴンガス等の不活性物質の雰囲気下で行なわなければならない。拡散の後、フッ化水素酸によってシリコンウェハ上の酸化物が取除かれる。
【0042】
従来のフォトリソグラフィにより、ブリッジ510を作るためのパターンが規定される。マスク(図示せず)は、ダイ500の各々が約0.5〜1.0mmの長さおよび幅を有するようにパターンのアレイを規定する。正確な寸法は重要ではないが、ダイの各々が従来のオートメーション化された組立機器で扱うのに十分に大きく、かつ、ウェハあたりのダイの歩留りが最大になるよう十分に小さいものでなければならない。
【0043】
ブリッジ510を作った後、鋸によってウェハの表の面に平行な溝550が形成される(図9a、図9b)。ブリッジ510は、鋸を整列させるための基準となることが可能である。一実施例では、溝550は、深さ0.1mm、幅0.1mmであり、図9aおよび図9bに示されるジオメトリでは互いに0.5〜1mm間隔があけられている。図9aに示されるように、各溝550の深さは、ウェハの厚さよりも少ない。
【0044】
溝550を形成した後、従来のフォトリソグラフィを用いてブリッジ510となる領域をエッチングプロセスから保護する。残りのウェハは2〜4ミクロンの深さまでエッチングされる。これによりシリコンは完全に露出され、メサ(mesa)、即ち、高濃度にドープされたシリコンからなるブリッジ510が形成される。
【0045】
従来のフォトリソグラフィ技術により、エッチングのために、コンタクトパッド590のための領域が露出される。その後、シリコンウェハには、パラジウム電子ビームプロセスが施される。堆積されたパラジウムは領域590における露出されたシリコンと反応し、パラジウムシリサイド層を形成する。超音波浴により、反応していないパラジウムがウェハから離され、パラジウムシリサイドコンタクトパッド590が残る。その後、ブリッジ510をマスクで覆い、残りのウェハを露出する。
【0046】
従来のチタン/タングステン層には、露出された領域において約0.1〜約0.2ミクロンの深さまでスパッタリングが施される。これにより、オーミック接触が形成される。その後、ほぼ同じ深さのスパッタリングが施された金の層が続く。図8に示されるように、導電層580およびコンタクトパッド590に対して選択的に金めっきが施される。適切な金めっきの厚さは、約6〜約8ミクロンである。
【0047】
その次のプロセスのステップにより、ウェハの表から金の層が取除かれる。図8aおよび図8bに示されるように、導電層580の各々は、縁部535の周りから溝550の底部545(図9a)に延びる。ウェハの表は5〜10秒間エッチングされ、0.1〜0.2ミクロンの金が取除かれる。ウェットエッチングにより、露出されたチタン/タングステンが取除かれる。薄い金の層が取除かれるが、厚い金の層は溝550の所望の表面上に残ったままである。
【0048】
その後、ウェハの裏面を処理するためにウェハを裏返す。ウェハの裏面には、各溝550の底部545に延びる金めっきがウェハの裏面から見えるようになるまでサンドブラスト処理とエッチングとを交互に施すことができる。サンドブラスト処理に適切な材料は、平均約18ミクロンの直径の酸化アルミニウムの粒子である。その後、いかなる酸化物層もウェハからエッチング除去される。
【0049】
その後、ニッケル−クロムスパッタリングおよび金のスパッタリングが、それぞれ約0.1〜約0.2ミクロンの厚さを有するように施される。0.5〜2ミクロンの厚さまで金めっきが施され、ウェハの表面から裏面まで延びる「巻導体層」が形成される。図8aおよび図8bに示されるように、導電層580の各々は、最終的に、コンタクトパッド590においてブリッジ510と接触し、縁部535を囲み、ダイ500の裏面530に延びる。
【0050】
なお、導電層580はアルミニウムまたは金からなっていてもよいことに注目されたい。しかし、ダイ500をセラミック基板600(図10)にはんだ付するためには金が好ましい。
【0051】
その次のステップは、導電層580をダイの裏面の表面530に制限するように、ウェハの裏面上のストリップ560(図8c)上にわたるメタライゼーションをマスクを用いてエッチング除去することである。
【0052】
その後、ウェハを再び裏返す。鋸を用いて、以前に刻まれた平行な溝550に対して垂直な溝を切断することによってウェハを個々のダイ500に分離する。ダイ500の各々は、図10a(底面図)および図10b(上面図)に示されるように、セラミック基板600上に装着する準備ができているものであり、これは、ヘッダ100(図11)に装着される。
【0053】
図10に示されるように、セラミック基板600は、適切な電気的接続を形成するようにメタライゼーションパターン630を含む。はんだまたは導電性のエポキシにより、ピン110とメラタイゼーションパターン630との電気的接続が形成される。メタライゼーションパターン630とヘッダ100との短絡を防止するために、セラミック基板600の裏面上のメタライゼーションパターン640はヘッダ100にはんだ付され、領域610および615のピン接続用窪み620から間隔をあけて配置される(図10a)。メタライゼーションパターン630は、ピン110をダイ500の裏面530の導電層580に電気的に接続する。
【0054】
図11は、セラミック基板600に取付けられ、ピン110に電気的に接続されるヘッダ100を示している。最終アセンブリは、(1)ヘッダ100の表面とメタライゼーションパターン640とを、(2)ピン110とメタライゼーションパターン630とを、および(3)メタライゼーションパターン630とダイ500の裏面530上の導電層580とをはんだ付するか、または導電性エポキシを用いることによって作られる。今、ヘッダ100に爆薬14を装填して、上述のような電気起爆装置を作ることができる。
【0055】
以上、本発明を十分に説明したが、添付の請求の範囲の精神または範囲から外れることなく本発明に多くの変更および変形を加えることができることが当業者に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 先行技術の半導体ブリッジ装置の側断面図である。
【図2】 図2aは、第2の先行技術の半導体ブリッジ装置の上面図、図2bは、図2aに示される第2の先行技術の半導体ブリッジ装置の側断面図である。
【図3】 第3の先行技術の半導体ブリッジ装置の側断面図である。
【図4】 図4aは、起爆材料およびパッケージの頂部の蓋を除く、半導体ブリッジ装置、接続ワイヤ、およびパッケージを示す本発明の上面図、図4bは、図4aの切断線「A」に沿って見た本発明の側面図である。
【図5】 本発明の組立てられた装置の側断面図である。
【図6】 図7の切断線「A」に沿って見た本発明の半導体ブリッジダイの側断面図である。
【図7】 図7は、本発明の半導体ブリッジダイの上面図である。
【図8】 図8aは、半導体ブリッジダイの代替実施例の上面図、図8bは、半導体ブリッジダイの上記代替実施例の基板、巻導電層、およびブリッジを示す、図8aの線A−Aに沿って見た断面図、図8cは、半導体ブリッジダイの上記代替実施例の底面図である。
【図9】 図9aは、ウェハ上にブリッジを形成しかつウェハに溝を形成した後のウェハの一部分を示す断面図、図9bは、ブリッジにおけるコンタクトパッドの配置を示す、図9aに示したウェハの上面図である。
【図10】 図10aは、図11のヘッダのための装着面であるセラミック基板を示す底面図、図10bは、セラミック基板の上面図である。一実施例では、このセラミック基板により、半導体ブリッジダイの裏面の導電層とピンとの電気的接続が得られる。
【図11】 半導体ブリッジダイと、ヘッダと、メタライゼーションパターンと、ピンとの関係を示す代替実施例の上面図である。
【符号の説明】
200:起爆材料、501:(第1の)絶縁性基板、510:半導体ブリッジ、550:溝、580:導電層、590:コンタクトパッド、600:(第2の)絶縁性基板、630:導電領域

Claims (14)

  1. 上部および底部を有する絶縁性基板(500)と、
    前記絶縁性基板の上部に配置された半導体ブリッジ(510)と、
    前記半導体ブリッジによって接続される互いに間隔があけられた第1および第2のコンタクトパッド(590,590)を有し、
    前記第1のコンタクトパッドから前記底部まで、前記絶縁性基板の一側端部に沿って電気的な接続を形成する第1の導電層(580)と、
    前記第2のコンタクトパッドから前記底部まで、前記絶縁性基板の他の側端部に沿って電気的な接続を形成するとともに、前記第1の導電層とは電気的に独立した第2の導電層(580)とを含み、
    前記第1および第2の導電層のうちの前記絶縁性基板の前記底部に形成された部分に、起爆装置のヘッダ( 100 )が接続される、半導体ブリッジダイ。
  2. 前記コンタクトパッドの各々の表面積は、前記ブリッジの上面の面積の2倍以下である、請求項1に記載の半導体ブリッジダイ。
  3. 前記コンタクトパッドと接触する材料の部分は、プラチナシリサイド化合物を含む底部層と、チタンおよびタングステンを含む合金を含む中間層と、金の合金を含む上部層とをさらに含む、請求項1または2に記載の半導体ブリッジダイ。
  4. 前記絶縁性基板は真正シリコンからなる、請求項1〜3いずれかに記載の半導体ブリッジダイ。
  5. 上部および底部を有する絶縁性基板(500)と、
    前記絶縁性基板の上部に配置された半導体ブリッジ(510)と、
    前記半導体ブリッジによって接続される互いに間隔があけられた第1および第2のコンタクトパッド(590,590)と、
    前記第1のコンタクトパッドから前記底部まで、前記絶縁性基板の一側端部に沿って
    気的な接続を形成する第1の導電層(580)と、
    前記第2のコンタクトパッドから前記底部まで、前記絶縁性基板の他の側端部に沿って電気的な接続を形成するとともに、前記第1の導電層とは電気的に独立した第2の導電層(580)と、
    ヘッダ (100) と、
    前記ブリッジと接触する起爆材料(200)とを含み、
    前記ヘッダ (100) が、前記第1および第2の導電層のうちの前記絶縁性基板の前記底部に形成された部分に接続された、半導体ブリッジ起爆装置。
  6. 前記第1の絶縁性基板と前記ヘッダとを接続する他の絶縁性基板(600)をさらに備え、
    前記他の絶縁性基板(600)には、前記第1および第2の導電層のそれぞれと接続される、電気的に互いに独立した第1および第2の導電性領域(630,630)が形成されている、請求項5に記載の半導体ブリッジ起爆装置。
  7. 前記導電領域が、互いに間隔があけられた第1および第2の導電性領域(630,630)を有し、前記ヘッダは、互いに絶縁されかつ前記ヘッダを貫通して延びる2つの導電性のピンを備え、前記2つの導電性のピンの一方は前記第1の導電性領域に接続され、他方のピンは前記第2の導電性領域に接続される、請求項6に記載の半導体ブリッジ起爆装置。
  8. トランジスタアウトラインパッケージ内に装着される、請求項7記載の半導体ブリッジ起爆装置。
  9. 前記他の絶縁性基板には、互いに電気的に独立した第1及び第2の導電領域(630,630)が形成され、前記第1および第2のコンタクトパッドのそれぞれが、前記第1および第2の導電層(580,580)を介して、前記第1および第2の導電領域に電気的に接続された、請求項6記載の半導体ブリッジ起爆装置。
  10. 第1の絶縁性基板(500)の頂部に、少なくとも1つのコンタクトパッド(590)を有する半導体ブリッジ領域(510)を形成するステップと、
    前記第1の絶縁性基板の前記頂部に少なくとも1つの溝(550)を刻むステップと、
    前記第1の絶縁性基板の前記頂部に、前記コンタクトパッドと接触しかつ前記溝を満たす導電層(580)を形成するステップと、
    前記導電層が前記第1の絶縁性基板の裏面側から電気的接続が可能となるまで前記第1の絶縁性基板の前記裏面から材料を取除くステップと、
    前記第1の絶縁性基板を第2の絶縁性基板(600)を介してヘッダ(100)と接続するステップと、
    前記導電層と前記第2の絶縁性基板に設けた導電領域(630)とを電気的に接続させるステップとを含む、半導体ブリッジ起爆装置の製造方法。
  11. 前記半導体ブリッジ領域は、高濃度にドープされたシリコン層を含む、請求項10に記載の半導体ブリッジ起爆装置の製造方法。
  12. 前記半導体ブリッジ領域は、タングステンおよびシリコンを含む層を有する、請求項11に記載の半導体ブリッジ起爆装置の製造方法。
  13. 前記半導体ブリッジ領域は第1および第2のコンタクトパッドを含み、
    前記導電層を形成するステップは、マスクを用いたエッチングにより、前記第1および第2のコンタクトパッドのそれぞれに電気的に接続される第1および第2の導電性層を形成するステップを含む、請求項10〜12のいずれかに記載の半導体ブリッジ起爆装置の製造方法。
  14. 前記溝(550)は、互いに略平行な1対の溝を含み、該1対の溝を埋める導電層はそれぞれ、前記第1および第2の導電層の一部を構成する、請求項13に記載の半導体ブリッジ起爆装置の製造方法。
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