JP2001235261A - 吸収式冷凍装置 - Google Patents

吸収式冷凍装置

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JP2001235261A
JP2001235261A JP2000043946A JP2000043946A JP2001235261A JP 2001235261 A JP2001235261 A JP 2001235261A JP 2000043946 A JP2000043946 A JP 2000043946A JP 2000043946 A JP2000043946 A JP 2000043946A JP 2001235261 A JP2001235261 A JP 2001235261A
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condenser
refrigerant
evaporator
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Mitsuru Ishikawa
満 石川
Nobuyuki Yuri
信行 由利
Hidetaka Kayanuma
秀高 茅沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収式冷凍機内で発生する水素ガスを外部へ
放出させず内部で還元除去して運転効率の低下を抑制す
ること。 【解決手段】 凝縮器9内に滞留している水素ガスを、
抽出パイプ92を通じて凝縮器9に設けた水素ガス除去
用の処理タンク91内に導入し、酸化金属に接触させ
る。この接触により酸化金属の還元反応が起こり、水素
ガスが除去されるとともに水を生じる。生成された水は
吸収剤溶液管路に戻される。酸化金属を含む還元部を凝
縮器9や吸収器2の内部に水素ガス除去装置を設置する
ことにより、効率よい還元作用が促進される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収式冷凍装置に
関し、特に、吸収冷凍サイクル運転に伴って発生する不
凝縮水素ガスを還元除去する機能を有する吸収式冷凍装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸収式冷凍サイクルで運転される吸収式
冷凍機が冷房装置として知られていたが、さらに近年、
運転時のエネルギ効率の良さ等の利点が着目され、冷房
運転だけでなく、蒸発器で外気から汲み上げた熱を利用
したヒートポンプ暖房運転も行えるようにした吸収式冷
凍機に対する需要が高まりつつある。例えば、特公平6
−97127号公報では、冷房運転、ヒートポンプ運転
による暖房、および直火焚き(ボイラ)運転による暖房
という3つのモードで運転できるようにした吸収式冷温
水機が提案されている。
【0003】上記吸収式冷凍機の吸収冷凍サイクルにお
いて、吸収剤溶液とこの吸収剤溶液の流路を形成してい
る金属材料との接触反応等によって、ごく微量の水素ガ
ス等の不凝縮ガスが発生する。例えば、臭化リチウム
(LiBr)を吸収剤として水を冷媒とする組合わせを
使用したシステムや、水を吸収剤としてアンモニア(N
H3 )を冷媒とする組合わせを使用したシステムにおい
ても、長期間の運転において、吸収剤溶液中に電解質が
存在することにより、水と配管中の鉄(Fe)成分とが
反応して水素ガスを発生する。この不凝縮ガスは例えば
数mmHg〜数百mmHgの低圧環境を維持すべき構成
部分である吸収器、蒸発器等の真空度を低下させ、冷暖
房の運転効率を著しく低下させることが知られている。
このために、真空ポンプ等の抽出手段を用いてこの不凝
縮ガスを機外に放出するメンテナンスが一定期間毎に必
要となっていた。
【0004】特開平8−121911号公報や特開平5
−9001号公報には吸収式冷凍機内で発生した不凝縮
ガスを機外に排出する装置が開示されている。これらの
装置では、加熱されたパラジウム管に冷媒液から分離し
た不凝縮ガスを誘導し、パラジウムの選択透過性を利用
して、該不凝縮ガスを大気中に放出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に開示された
不凝縮ガスの排出装置によれば、発生した水素ガスは除
去されるが、次の問題点があった。すなわち、この不凝
縮ガスの排出装置では、発生した水素ガスを機外に放出
させるようになっているので、機内の気密性を保持する
ための構造が複雑化することになる。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み、機内の真空
度を低下させることなく、かつ、気密保持のための構造
を複雑化させないで、発生した不凝縮ガスを除去するこ
とができる吸収式冷凍装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、目
的を達成するための本発明は、冷媒を収容した蒸発器
と、蒸発器で発生した冷媒蒸気を吸収剤溶液で吸収する
吸収器と、前記溶液の吸収剤濃度を回復させるため、吸
収剤溶液を加熱して冷媒蒸気を抽出する再生器と、この
再生器で抽出された冷媒蒸気を凝縮させて前記蒸発器へ
供給するための凝縮器とを有する吸収式冷凍装置におい
て、前記冷媒もしくは吸収剤が水である吸収剤溶液を使
用するとともに、吸収冷凍サイクル運転に伴って発生す
る水素ガスに作用して還元反応を生じさせる酸化金属を
主成分とする還元部を具備し、この還元部を前記吸収剤
溶液の通路に設けた点に特徴がある。また、本発明は、
前記還元部が前記吸収器または凝縮器に関連して設けら
れている点に特徴がある。
【0008】この特徴によれば、吸収冷凍サイクル運転
に伴って発生する水素ガスが酸化金属に作用して還元反
応が起こり、水が生成されて水素ガスは除去される。こ
うして水素ガスを除去することにより、凝縮器、蒸発
器、吸収器等、冷媒通路各部の真空度の低下による運転
効率の低下を防止できる。
【0009】特に、吸収器部分に関連して還元部を設け
た場合は、吸収器部分が運転中もっとも低圧になって水
素ガスが集まりやすいので大きい水素ガス除去効果を得
ることができる。また、凝縮器部分に還元部を設けた場
合は、この凝縮器部分が、高温高圧の再生器で発生した
水素ガスが冷媒蒸気に混じって集まる通路となるため、
大きい水素除去効果を得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
詳細に説明する。以下の説明において参照する図面の同
符号は互いに同一または同等部分を示す。図16は本発
明の一実施形態に係る吸収式冷凍機の要部構成を示す系
統ブロック図である。ここでは、吸収式冷凍機の一実施
態様として吸収式冷暖房装置を想定している。蒸発器1
には冷媒としての水が収容され、吸収器2には吸収剤と
して臭化リチウム(LiBr)を含む溶液が収容されて
いる。
【0011】蒸発器1と吸収器2とは、蒸発(冷媒)通
路を介して互いに流体的に連結されており、これら蒸発
器1および吸収器2を、例えば30mmHg程度の低圧環
境下に保持すると蒸発器1内の冷媒が蒸発し、この冷媒
蒸気つまり水蒸気は前記蒸発通路を介して吸収器2内に
入る。吸収器2内では吸収剤としての臭化リチウムが冷
媒蒸気を吸収して吸収冷凍動作が行われる。蒸発通路に
は、冷媒蒸気中に残存するミスト(霧状の冷媒)を加熱
して蒸気化させるとともに、凝縮器9から送給されるT
FEの温度を下げる働きをする予冷器18が設けられて
いる。
【0012】バーナ7が点火されると、再生器3によっ
て吸収器2内の溶液濃度が高められる(バーナおよび再
生器ならびに溶液濃縮については後述する)。吸収器2
内の高濃度溶液が冷媒蒸気つまり水蒸気を吸収すると蒸
発器1内の冷媒が蒸発し、その蒸発時の潜熱によって蒸
発器1内が冷却される。蒸発器1には冷水が通過する管
路1aが通っている。管路1aを流れる冷水としてはエ
チレングレコール又はプロピレングレコ−ル水溶液を使
用するのが好ましい。管路1aの一端(図では出口端)
は第1の四方弁V1の#1開口に、その他端(図では入
口端)は第2の四方弁V2の#1開口にそれぞれ連結さ
れる。
【0013】冷媒はポンプP1によって蒸発器1内に設
けられた散布手段1bに導かれ、冷水が通過している管
路1a上に散布される。冷媒は管路1a内の冷水から蒸
発熱を奪って冷媒蒸気となり、冷媒で熱を奪われた管路
1a内の冷水はその温度が低下する。冷媒蒸気は前記蒸
発通路を通って吸収器2に流入する。蒸発器1内の冷媒
は散布手段1bに導かれるほか、その一部はフィルタ4
を通って精留器6にも給送される。蒸発器1とフィルタ
4との間には流量調節弁V5が設けられている。
【0014】冷媒蒸気が吸収器2の溶液に吸収される
と、吸収熱によって該溶液の温度は上昇する。溶液の吸
収能力は該溶液の温度が低いほど、また、溶液濃度が高
いほど大きい。そこで、該溶液の温度上昇を抑制するた
め、吸収器2の内部には冷却水が通る管路2aが設けら
れる。管路2aの一端(図では出口端)は凝縮器9内を
通した後、ポンプP3を介して第1の四方弁V1の#2
開口に、管路2aの他端(図では入口端)は第2の四方
弁V2の#2開口にそれぞれ連結される。管路2aを通
過する冷却水として、前記冷水と同じ水溶液を使用す
る。
【0015】溶液はポンプP2によって吸収器2内に設
けられた散布手段2bに導かれ、管路2a上に散布され
る。その結果、溶液は管路2aを通っている冷却水で冷
却される。一方、冷却水は熱を吸収するのでその温度が
上昇する。吸収器2内の溶液が冷媒蒸気を吸収し、その
吸収剤濃度が低下すると吸収能力が低下する。そこで、
再生器3および精留器6によって吸収剤溶液から冷媒蒸
気を分離発生させることにより、溶液の濃度を高めて吸
収能力を回復させる。
【0016】吸収器2で冷媒蒸気を吸収して希釈された
溶液つまり希液は前記散布手段2bに導かれるほか、ポ
ンプP2により管路7bを通じて精留器6に給送され再
生器3へと流下する。ポンプP2と再生器3とをつなぐ
管路7bには開閉弁V3が設けられている。再生器3に
は吸収器2から供給される希液を加熱するバーナ7が設
けられている。バーナ7はガスバーナが好ましいが、他
の型式のどのような加熱手段であってもよい。
【0017】再生器3で加熱され、冷媒蒸気が抽出され
て濃度が高められた溶液(濃液)は、管路7aを通って
吸収器2に戻される。管路7a上には開閉弁V4が設け
られている。温度が比較的高い濃液は散布手段2cによ
って管路2a上に散布される。
【0018】再生器3に給送された希液がバーナ7で加
熱されると、冷媒蒸気が発生する。この冷媒蒸気に混入
された吸収剤溶液は精留器6で分離され、より一層純度
を高められた冷媒蒸気が凝縮器9へ給送される。冷媒蒸
気は凝縮器9で冷却されて凝縮液化され、前記予冷器1
8、減圧弁11を経由して蒸発器1に戻される。この冷
媒は管路1a上に散布される。
【0019】凝縮器9から蒸発器1に供給される蒸気の
純度は極めて高くなってはいるが、還流冷媒中にごくわ
ずかに混在する吸収剤成分が長時間の運転サイクルによ
って蓄積し、蒸発器1内の冷媒の純度が徐々に低下する
ことは避けられない。蒸発器1から冷媒のごく一部をフ
ィルタ4を介して精留器6に給送し、再生器3から生じ
る冷媒蒸気と共に再び純度を上げるためのサイクルを経
るようにすることによって冷媒純度の低下が抑制され
る。
【0020】再生器3から出た管路7a中の高温濃液
は、吸収器2と精留器6を連結する管路の中間に設けら
れた熱交換器12により、吸収器2から出た希液と熱交
換して冷却された後、吸収器2内に散布される。一方、
熱交換器12で予備的に加熱された希液は精留器6へ給
送される。こうして熱効率の向上が図られているが、さ
らに、還流される前記濃液の熱を吸収器2または凝縮器
9から出た管路2a内の冷却水に伝達するための熱交換
器(図示せず)を設けることにより、吸収器2に還流さ
れる濃液の温度をより一層低下させ、冷却水温度はさら
に上げることができるような構成をとってもよい。
【0021】前記冷水または冷却水を外気と熱交換する
ための顕熱交換器14には管路4a、室内機15には管
路3aが設けられている。管路3a、4aの各一端(図
では入口端)は第1の四方弁V1の#3および#4開口
に、その他端(図では出口端)は第2の四方弁V2の#
3および#4開口にそれぞれ連結される。室内機15は
冷暖房を行う室内に備えられるもので、冷風または温風
の吹出し用ファン(両者は共通)10と吹出し出口(図
示せず)とが設けられる。前記顕熱交換器14は室外に
置かれ、ファン19で強制的に外気との熱交換が行われ
る。
【0022】蒸発器1には冷媒の量を感知するレベルセ
ンサL1、冷媒の温度を感知する温度センサT1、およ
び蒸発器1内の圧力を感知する圧力センサPS1が設け
られている。吸収器2には溶液の量を感知するレベルセ
ンサL2が設けられている。凝縮器9には、凝縮した冷
媒の量を感知するレベルセンサL9、冷媒の温度を感知
する温度センサT9、および凝縮器9内の圧力を感知す
る圧力センサPS9が設けられている。顕熱交換機1
4、再生器3、および室内機15にはそれぞれ温度セン
サT14、T3およびT15が設けられている。顕熱交
換機14の温度センサT14は外気温度を、室内機15
の温度センサT15は冷暖房をする室内の温度を、再生
器3の温度センサT3は溶液の温度をそれぞれ感知す
る。
【0023】冷房運転時には、第1の四方弁V1および
第2の四方弁V2を、それぞれの#1および#3開口を
連通させる一方で、#2および#4開口を連通させるよ
うに切替える。この切替えにより、冷媒が散布されて温
度が下げられた冷水が室内機15の管路3aへ導かれて
室内の冷房が行われる。
【0024】一方、暖房運転時には、前記第1の四方弁
V1および第2の四方弁V1を、それぞれの#1および
#4開口を連通させ、#2および#3開口を連通させる
ように切替える。この切替えにより、暖められた冷却水
が室内機15の管路3aへ導かれて室内の暖房が行われ
る。
【0025】暖房運転時に外気温度が極端に低くなる
と、顕熱交換器14を介して外気から熱を汲み上げ難く
なり、暖房能力が低下する。このようなときのために、
凝縮器9と再生器3(または精留器6)との間をバイパ
スする環流通路9aおよび開閉弁17を設けている。す
なわち、外気からの熱の汲み上げが困難なときには、吸
収冷凍サイクル運転は停止して再生器3で発生した蒸気
を凝縮器9との間で環流させ、バーナ7による加熱熱量
を凝縮器9内で効率よく管路2a内の冷却水に伝導させ
られる直火焚き運転により冷却水を昇温させて暖房能力
を向上させる。
【0026】続いて、上記冷暖房装置に設けられている
水素ガス除去装置について説明する。図1は、水素ガス
除去装置を備えた上記冷暖房装置の要部構成図である。
同図において、凝縮器9には抽出パイプ(通路手段)9
2によって連通された水素ガス処理タンク(以下、単に
「処理タンク」という)91が付設されている。抽出パ
イプ92は凝縮器9内に蓄積されている冷媒の液面93
よりわずかに高い位置に開口するよう取付位置が決定さ
れている。処理タンク91内にはヒータ(加熱手段)で
加熱できるようにした還元部(詳細は後述)が設けられ
ている。
【0027】水素ガス除去装置には、例えば、遷移金属
の酸化物単体または遷移金属の酸化物同士の混合物から
なる酸化金属が含まれている。酸化金属の一例として、
NiO単体、またはNiOを主成分とし、さらにCu
O,MnO2 ,Al2 O3 を混合した混合物を使用する
ことができる。また、他の例として、CuO,MnO
2,Al2 O3 のうちの少なくとも一つを主成分とした
混合物を使用することができる。酸化金属はこれら列挙
したもの単体でもよいし、水素ガスとの反応を促進させ
るための触媒作用をもつ物質、例えば、パラジウムもし
くはその化合物(PdCl2 )、白金もしくはその化合
物等の添加剤を微量混入するようにしてもよい。
【0028】図2は処理タンク91を備えた凝縮器9の
要部断面図、図3は同平面図である。凝縮器9の筐体の
正面には処理タンク91を凝縮器9に取り付けるための
ブラケット95が設けられている。抽出パイプ92はブ
ラケット95および凝縮器9間にそれぞれ両端が固着さ
れる。処理タンク91は円筒状ハウジング96を有して
いて、ハウジング96のフランジ96aをボルト等でブ
ラケット95に締結することにより凝縮器9に取り付け
られる。
【0029】ハウジング96内にはメッシュ又はフィル
タ(網)97で端部が覆われた酸化金属収納用のチュー
ブ98が嵌挿され、チューブ98の中心にはヒータ10
2を収容できるヒータホルダ99が配置される。ヒータ
ホルダ99およびチューブ98はハウジング96の端部
に形成されためねじに螺挿されるおねじが外周に形成さ
れたキャップ104によって押圧固定される。ブラケッ
ト95とフランジ96aとの間にはシール部材としての
Oリング101Aが設けられている。チューブ98およ
びヒータホルダ99の間の空間には酸化金属Mが適当量
充填される。酸化金属Mは粉末または粒状であるのが好
ましい。
【0030】ヒータ102はチューブ98の開口からヒ
ータホルダ99内に挿入され、必要に応じて抜き差し可
能である。例えば、1週間に1回程度のメンテナンス時
に水素ガスを除去するためにヒータホルダ99内に差し
込み、それ以外のときは引き抜いておくことができる。
ヒータ102は抵抗体に電流を流して発熱させる周知の
ものを使用できる。
【0031】吸収冷凍サイクル中で発生した水素ガスH
2 は運転休止中は凝縮器9内に拡散しており、運転中は
凝縮器9内の冷媒蒸気の流れによって冷媒液面93に張
り付くようにして溜まっている。この溜まっている水素
ガスH2 が濃度勾配つまり拡散によって処理タンク91
内に流入する。水素ガスH2 は抽出パイプ92を通って
フィルタ97の前面に至り、さらにフィルタ97を通過
してヒータ102で加熱されている酸化金属Mと接触す
る。その結果、酸化金属Mの還元反応が起こり、水が生
成されて水素ガスH2 が除去される。すなわち、次式(f
1)による化学反応が生じる。MOX+XH2 =M+XH
2 O…(f1)。ここで、符号Mは遷移金属、Xは定数であ
る。生成された水は抽出パイプ92を通じて凝縮器9内
に流入する。
【0032】なお、チューブ98内に充填される酸化金
属は粉末状や粒状のものに限らず、例えば、ヒータホル
ダ99の外周に酸化金属の層を形成して水素ガスと接触
させるようにしてもよい。その場合フィルタ97は不要
である。また、水素ガスの除去を促進するため加熱手段
としてヒータ102を使用しているが、ヒータ102に
代えて凝縮器9で発生する凝縮熱または加熱されて再生
器3から導入されてくる冷媒蒸気の熱で酸化金属を加熱
するようにしてもよい。また、特に加熱せずとも水素ガ
ス除去反応を得ることは可能である。
【0033】凝縮熱や高温の冷媒蒸気の熱を利用して酸
化金属の還元作用を促進するため酸化金属を含む還元部
を凝縮器9の内部に設けた例を図4に示す。図4におい
て図2と同符号は同一または同等部分を示す。ここでは
還元部を構成する処理タンク91を凝縮器9と別体にせ
ず、凝縮器9の内部に隔壁91aを設けることで凝縮器
9と一体にしている。なお、隔壁91aの一部には水素
ガスや還元作用で生じた水の通路としての開口103が
設けられる。隔壁91aで区画されて凝縮器9内に形成
された処理タンク91には酸化金属Mを収容したチュー
ブ98が外壁を貫通して挿通される。チューブ98は図
2に関して説明したチューブ98と同様、一端部には水
素ガスの流通が可能なよう、フィルタが設けられる。
【0034】図4の例では、凝縮器9内の熱を利用して
還元作用を促進することができるのでヒータは設けられ
ていない。また、酸化金属Mを包含した還元部は図示の
位置に限らず、凝縮器9内の適宜の位置に設置すること
ができる。例えば、凝縮器9へ再生器3から冷媒蒸気を
導入するための導入孔の近傍に配置することによって高
温蒸気の熱を効果的に利用することができる。
【0035】水素ガス除去装置は凝縮器9に限らず吸収
器2に設けることもできる。図5は吸収器および蒸発器
の要部断面図である。同図において、吸収器2と蒸発器
1とは、冷媒通路を介して互いに流体的に連結された一
体のチャンバを構成している。吸収器2の内部には吸収
器2内で発生した熱を冷却水と熱交換するためのコア9
5が設けられる。コア95は複数枚の板材(フィン)か
らなり、該フィンを板厚方向に貫通したパイプ100を
有する。パイプ100は前記冷却水の通路である管路2
aの一部をなす。吸収器2には還元部を含む処理タンク
91Aが付設されていて、処理タンク91Aと吸収器2
とは抽出パイプ92Aによって連通されている。抽出パ
イプ92Aは吸収器2内に蓄積されている吸収剤溶液の
液面93Aの近傍に開口するように取付位置が決められ
ている。
【0036】処理タンク91Aに包含される還元部は凝
縮器9に抽出パイプ92を通じて凝縮器9に取り付けら
れる前記処理タンク91と同様であるので詳細の説明は
省略する。吸収器2内に溜まった水素ガスは凝縮器9内
に溜まった水素ガスと同様、処理タンク91Aに流入し
て酸化金属Mに接触し、還元作用により水を生成する。
生成された水は抽出パイプ92Aを通じて吸収器2内に
流入する。
【0037】システム内で発生した水素ガスは、運転中
もっとも低圧になる吸収器2に蓄積しやすいため、この
吸収器2に結合した処理タンク91Aで水素ガス除去作
用を行わせることにより、効果的に水素ガスを除去する
ことができる。
【0038】続いて、吸収器部分に設ける水素ガス除去
装置の変形例を説明する。図6は吸収器の壁面を仕切っ
て設置した水素ガス除去装置を示す吸収器および蒸発器
の要部断面図である。同図において、水素ガス除去装置
としての処理タンク101のハウジング106の一部分
が吸収器2の壁面と兼用されている。そして、ハウジン
グ106は、その底部近傍で吸収器2の前記壁面に形成
された開口107を介して吸収器2に直接連通してい
る。処理タンク101内には酸化金属Mを収容するチュ
ーブ108が突出して設けられている。チューブ108
は前記チューブ98(図2参照)と同様、底部にフィル
タ109を有するとともに、上部外周にはねじが形成さ
れていて、ハウジング106上面に螺着されている。
【0039】図6において、吸収器2内に滞留している
水素ガスは開口107を通じて処理タンク101内に浸
入し、フィルタ109を通過して酸化金属Mと接触す
る。ハウジング106の壁面が吸収器2の壁面と兼用さ
れているため、吸収器2で発生した熱がこの壁面を介し
て処理タンク101に直接伝達され、酸化金属Mがその
還元反応に適した温度に加熱される。
【0040】図7は、水素ガス除去装置を内部に設けた
吸収器2の要部断面図である。同図において、吸収器2
の側壁に設けられたねじ孔に水素ガス除去装置を構成す
るチューブ108が螺着され、長手方向を水平にして吸
収器2内に突出している。このチューブ108は図3の
ものと同等であり、端部に設けられたフィルタ109と
チューブ108とで囲繞された空間には酸化金属Mが充
填されている。
【0041】図7の構成では、酸化金属Mを収容したチ
ューブ108は吸収器2の壁面を介さず、吸収器2内に
突出して吸収器2内の雰囲気温度の影響を直接受けるよ
うに設けられている。したがって、チューブ108内の
酸化金属Mの還元はこの雰囲気が保有する熱で促進され
吸収器2内の水素ガスは効率的に除去される。また、水
素ガス除去装置は吸収器2の壁面に螺着するだけでよい
ので、吸収器2に外付けするのと比較して構造を簡素化
できる。
【0042】図8は水素ガス除去装置が熱交換用のコア
に取付けられた吸収器の断面図、図9は図8のA−A矢
視図である。図8,図9において、水素ガス除去装置1
10はコア95に設けられている。この水素ガス除去装
置110はコア95を構成する複数枚のフィンのうち最
も外側のフィンに固着されているシェル部111、およ
び該シェル部111下部の開放部に設けられたフィルタ
112、ならびにシェル部111およびフィルタ112
で囲繞された空間に充填された酸化金属Mからなる。こ
の実施形態では、導入された冷媒蒸気によって温度が高
められたコア95から水素ガス除去装置110のシェル
部111およびシェル部111に保持された酸化金属M
に直接的に熱伝播する。その結果、酸化金属Mは、還元
に適した温度をコア95から安定的に受けることができ
る。
【0043】図10は、水素ガス除去装置が前記コアに
固着された冷却水の管路に取付けられた吸収器2の断面
図、図11は図10の水素ガス除去装置の縦断面図、図
12は図10のB−B矢視図である。図10〜図12に
おいて、水素ガス除去装置113は2か所に設けられて
いる。すなわち、水素ガス除去装置113はシェル部1
14が冷却水の管路2aの一部を構成するパイプ100
を取り囲むように、換言すれば、パイプ100がシェル
部114を貫通するように配置されている。この実施形
態では、吸収器2内の雰囲気温度のほか、この雰囲気に
よって温度が高められたコア95からパイプ100に伝
播した熱によって水素ガス除去装置113のシェル部1
14およびシェル部114に保持された酸化金属Mが適
温に保持される。
【0044】上記シェル部111,114内に充填され
る酸化金属Mが粉末状ないし粒状のものに限られないの
は第1実施形態と同様である。例えば、シェル部11
1,114の外周に酸化金属の層を焼結等で形成し、こ
の層に水素ガスを接触させるようにしてもよい。この場
合、フィルタ112は不要であるし、シェル部111,
114は、中実のプレートに代えても良いし、酸化金属
の層を形成する表面の形状は、表面積を大きくするため
波形や凹凸のある面にすることができる。酸化金属は先
に列挙したもの単体でもよいし、酸化金属と水素ガスと
の反応を促進させるための触媒作用をもつ物質でよいの
は凝縮器9に関して先に説明した実施形態と同様であ
る、
【0045】なお、前記凝縮器9内にも吸収器2と同様
に熱交換のためのコアが設けられ、その複数枚のコア板
を貫通する冷却水の管路も設けられている。したがっ
て、吸収器2に関して説明した水素ガス除去装置と同
様、凝縮器9内においても、水素ガス除去装置をコアや
冷却水の管路に固着して設けることができる。
【0046】こうして、吸収器2や凝縮器9内に溜まっ
た水素ガスが酸化金属と接触して除去されるときに生成
される水は、システム内の管路を流れるようになるが、
吸収剤として臭化リチウムを使用し、これと組み合わさ
れる冷媒として水を使用しているため、水素ガスが除去
されて水が生成されたとしても吸収冷凍サイクルになん
ら悪影響を及ぼすことがない。特に、この臭化リチウム
と水との組合わせは低圧システムで使用されるため、水
素ガス除去による低圧維持効果は大である。
【0047】上記還元部は吸収器2や凝縮器9に近接な
いし収容して設けるのに限らず、以下に説明するように
冷媒が通過する場所と連通している他の位置に設けても
よい。図13は凝縮器9と蒸発器1との間に還元部を設
けた例を示す図である。まず、蒸発器1にはその下部で
連通している蒸発器タンク1Aが設けられ、この蒸発器
タンク1Aと凝縮器9とは抽出パイプ105で連結され
る。抽出パイプ105にはバルブ106を設け、このバ
ルブ106および蒸発器タンク1A間に還元部として酸
化金属ホルダ107が設けられる。抽出パイプ105は
冷媒の液面108,1Bよりもわずかに上部で凝縮器9
および蒸発器タンク1A内にそれぞれ開口しているのが
よい。
【0048】酸化金属ホルダ107は、図14のよう
に、抽出パイプ105内にヒータ102を保持するヒー
タホルダ110を突出させ、このヒータホルダ110の
周囲に酸化金属の層ないし被膜を形成することで構成で
きる。
【0049】図13において、運転中、水素ガスが凝縮
器2の液面108に溜まった場合にバルブ106を開
く。蒸発器1側より凝縮器9が高圧であるため、水素ガ
スH2は冷媒蒸気とともにバルブ106を通過して酸化
金属ホルダ107に流入する。ここで、ヒータ102に
よって加熱された酸化金属に水素ガスが接触し、還元反
応により水が生成されて水素ガスが除去される。酸化金
属ホルダ107で除去されなかった水素ガスは蒸発器タ
ンク1Aに侵入するが、蒸発器タンク1A内の冷媒の液
面は蒸発器タンク1Aと蒸発器1との連通部よりも高い
位置に維持されていることから、この液面によって水素
ガスが蒸発器1や吸収器2に侵入するのは阻止される。
【0050】運転停止時に冷媒が蒸発器1に回収される
よう制御することにより、運転休止時においても運転中
と同様、蒸発器1内の液面は蒸発器1と蒸発器タンク1
Aを連通している開口部より上位に維持され、蒸発器1
および吸収器2への水素ガスの侵入は阻止される。運転
休止時は、蒸発器1内に冷媒が回収される一方、吸収剤
溶液は再生器3に回収されるので、蒸発器1内の冷媒蒸
気は吸収器2に吸収されない。その結果、凝縮器9内の
圧力が蒸発器1内の圧力よりも低くなり、バルブ10を
開くことによって蒸発器タンク1A内の冷媒蒸気と、除
去しきれなかった水素ガスとが凝縮器9に移動する流れ
が生じる。こうして、運転中と同様、酸化金属ホルダ1
07内での酸化金属の還元反応により水素ガスが除去さ
れる。
【0051】次に、凝縮器9と再生器3との間に還元部
を設けた例を図15を参照して説明する。同図におい
て、凝縮器9と再生器3との間を結合する抽出バルブ1
11との途中にはバルブ112とバルブ113とが設け
られ、バルブ112およびバルブ113間には還元部と
しての酸化金属ホルダ107が設けられる。水素ガスH
2 が凝縮器9に溜まったならばバルブ112を開く。そ
うすると冷媒蒸気が抽出パイプ111に流入して凝縮
し、この凝縮作用によってバルブ112およびバルブ1
13間において抽出パイプ111が満杯になるまで冷媒
蒸気と水素ガスとが導入される。予め定めた時間後にバ
ルブ112を閉じることによって水素ガスは抽出パイプ
111内のバルブ112およびバルブ113間に閉じ込
められるため、水素ガスは酸化金属と十分に接触して酸
化金属の還元反応が促進される。なお、バルブ112を
開いてからバルブ113を閉じるまでの時間はタイマに
よって管理し、自動的にバルブ113を閉じるようにす
ることができる。
【0052】システム起動時には、バルブ113を開く
ことにより、抽出パイプ111内の、凝縮された冷媒
(還元反応により生じた水を含む)は再生器3に流入さ
れる。再生器3に冷媒を戻したならば、バルブ113を
閉じて水素ガス除去装置をリセットする。酸化金属ホル
ダ107およびバルブ113間の抽出パイプ部分に冷却
ファンを設けるなどした放熱手段111aを設けて積極
的に凝縮を促進させようにしてもよい。
【0053】以上、本発明を実施形態に関して説明した
が、本発明はこれらの実施形態に限らず、酸化金属を含
んだ還元部からなる水素ガス除去装置を吸収器2や凝縮
器9内の任意の位置、または吸収器2や凝縮器9と流体
的に連通する場所に配置するものであればよい。
【0054】また、臭化リチウムを吸収剤として水を冷
媒とする組合わせを使用したシステムに限らず、水を吸
収剤としてアンモニアを冷媒とする組合わせを使用した
システムにおいても本発明は有効に適用し得る。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1〜請求項7の発明によれば、酸化金属の還元反応によ
り水素が除去され、水が生成される。したがって、冷媒
通路の真空度が低下することがないので高い運転効率を
維持できる。また、吸収器内や凝縮器内に還元部を配置
することにより、特別なシールが不要であり、構造が複
雑にならない。
【0056】また、請求項2〜請求項4の発明によれ
ば、運転中最も低圧になりやすい吸収器に関連して還元
部を設けたので、効率よく水素ガスを除去することがで
きるとともに、吸収器内の雰囲気から還元反応に適した
熱を得ることもできる。
【0057】また、請求項5〜請求項7の発明によれ
ば、高温高圧の再生器部分で発生し易い水素ガスが冷媒
蒸気に混じって集まる通路部分で効率よく水素ガスを除
去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 凝縮器に水素ガス除去装置を設けた冷暖房装
置の要部構成図である。
【図2】 水素ガス除去装置を備えた凝縮器の要部断面
図である。
【図3】 水素ガス除去装置を備えた凝縮器の平面図で
ある。
【図4】 水素ガス除去装置を備えた凝縮器の変形例に
係る要部断面図である。
【図5】 水素ガス除去装置を備えた吸収器の要部断面
図である。
【図6】 水素ガス除去装置を備えた吸収器の変形例に
係る要部断面図である。
【図7】 水素ガス除去装置を備えた吸収器の第2の変
形例に係る要部断面図である。
【図8】 水素ガス除去装置を内部のコアに付設した吸
収器の要部断面図である。
【図9】 図8のA−A矢視図である。
【図10】 コアに固着した冷却水管に水素ガス除去装
置を付設した吸収器の要部断面図である。
【図11】 水素ガス除去装置の拡大断面図である。
【図12】 図10のB−B矢視図である。
【図13】 凝縮器および蒸発器間に水素ガス除去装置
を設けた吸収式冷凍装置の要部構成図である。
【図14】 加熱手段を備えた水素ガス除去装置の要部
断面図である。
【図15】 凝縮器および再生器間に水素ガス除去装置
を設けた吸収式冷凍装置の要部構成図である。
【図16】 本発明の実施形態に係る吸収式冷暖房装置
の構成を示す系統図である。
【符号の説明】
1…蒸発器、 2…吸収器、 3…再生器、 9…凝縮
器、 91,91A…(水素ガス)処理タンク、 92
…抽出パイプ、 95…コア、 96…ハウジング、
97,109,112…フィルタ、 98…チューブ、
100…冷却水管、 102…ヒータ、 M…酸化金

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を収容した蒸発器と、前記蒸発器で
    発生した冷媒蒸気を吸収剤溶液で吸収する吸収器と、前
    記溶液の吸収剤濃度を回復させるため、前記吸収剤溶液
    を加熱して冷媒蒸気を抽出する再生器と、前記再生器で
    抽出された冷媒蒸気を凝縮させて前記蒸発器へ供給する
    ための凝縮器とを有する吸収式冷凍装置において、 前記冷媒または吸収剤が水である吸収剤溶液を使用する
    とともに、吸収冷凍サイクル運転に伴って発生する水素
    ガスに作用して還元反応を生じさせる酸化金属を主成分
    とする還元部を具備し、 前記還元部を前記吸収剤溶液の通路に設けたことを特徴
    とする吸収式冷凍装置。
  2. 【請求項2】 前記還元部が前記吸収器部分に関連して
    取付けられていることを特徴とする請求項1記載の吸収
    式冷凍装置。
  3. 【請求項3】 前記還元部が前記吸収器の外壁に密接し
    て取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の
    吸収式冷凍装置。
  4. 【請求項4】 前記還元部が前記吸収器の内部に収容さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の吸収式冷凍装
    置。
  5. 【請求項5】 前記還元部が前記凝縮器部分に関連して
    取付けられていることを特徴とする請求項1記載の吸収
    式冷凍装置。
  6. 【請求項6】 前記還元部が前記凝縮器の外壁に密接し
    て取り付けられていることを特徴とする請求項5記載の
    吸収式冷凍装置。
  7. 【請求項7】 前記還元部が前記凝縮器の内部に収容さ
    れていることを特徴とする請求項6記載の吸収式冷凍装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006162243A (ja) * 2004-11-10 2006-06-22 Osaka Gas Co Ltd 水素ガス除去装置
JP2014500944A (ja) * 2010-11-23 2014-01-16 インベンソール ゲーエムベーハー 吸着式冷凍機から異物ガスを除去する真空容器

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