JP2001234977A - ポストスライド式ゴム支承装置 - Google Patents

ポストスライド式ゴム支承装置

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JP2001234977A
JP2001234977A JP2000044868A JP2000044868A JP2001234977A JP 2001234977 A JP2001234977 A JP 2001234977A JP 2000044868 A JP2000044868 A JP 2000044868A JP 2000044868 A JP2000044868 A JP 2000044868A JP 2001234977 A JP2001234977 A JP 2001234977A
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JP
Japan
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rubber bearing
bearing device
shearing
shearing key
shoe
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JP2000044868A
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English (en)
Inventor
Norio Murase
法雄 村瀬
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】橋梁における下部構造体と上部構造体との間に
介設されるゴム支承装置において、上部構造体の収縮を
ゴム支承装置の剪断変形により吸収せずにスライド運動
にて吸収し、尚且つ施工完了状態においてゴム支承装置
を下部構造体及び上部構造体に対し上下及び水平方向に
連結状態とできるようにする。 【解決手段】ゴム支承20の上端部を上沓38及びソー
ルプレート40を介して上部構造体18に、また下端部
を下沓30及びベースプレート32を介して下部構造体
16にそれぞれ連結固定するとともに、ベースプレート
32に第一剪断キー56を設けて、これを下沓30の第
一嵌込凹所60内に嵌め込むようになす。その第一剪断
キー56は、保持凹所54内で上下移動可能にスプリン
グ58により上向きに付勢し、下沓30がベースプレー
ト32に対し所定量スライド移動したところでこれを第
一嵌込凹所60内に嵌り込ませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンクリート建造
物や橋梁等を弾性支持するゴム支承装置に関し、詳しく
はポストスライド式のゴム支承装置に関する。
【0002】
【発明の背景】従来より、コンクリート建造物や橋梁等
において下部構造体と上部構造体との接点にゴム支承装
置を介設し、そのゴム支承装置を介して下部構造体によ
り上部構造体を弾性支持するといったことが行われてい
る。図8は橋梁の場合を示したもので、同図中200
A,200Bはそれぞれ橋脚,橋台を、また204は橋
桁を表しており、206はそれら橋脚200A,橋台2
00Bを含む下部構造体と、橋桁204を含む上部構造
体との間に介設されたゴム支承装置を表している。
【0003】例えば橋梁において上部構造体は荷重の載
荷,温度変化,コンクリートのクリープ,プレストレス
力等様々な要因で伸縮する外、架設後において上部構造
体が乾燥により収縮する。従ってこのように下部構造体
と上部構造体との接点にゴム支承装置206を設けてお
くことで、ゴムの弾性変形により下部構造体と上部構造
体との水平方向の変位を吸収することができる。
【0004】或いはまた地震の際には下部構造体が大き
く水平方向に震動し、従って上記ゴム支承装置206を
設けておき、そのゴム支承装置206に免震機能を持た
せておくことで、大きな水平方向変位をもゴムの弾性変
形で吸収でき、震動伝達をゴム支承装置206の部分で
遮断或いは低減することができる。
【0005】その他上部構造体は荷重の載荷によって撓
みを生じ、これによって支点部(接点部)は回転運動を
起す。従って下部構造体と上部構造体との接点にゴム支
承装置を設けておくことで、ゴムの弾性変形によりその
回転運動も吸収することができる。
【0006】この点は、荷重の大小,変位の大小等の差
はあるにしても、コンクリート建造物等において下部構
造体によりゴム支承装置を介して上部構造体を弾性支持
するようになした場合にも同様である。
【0007】ところで大きな橋梁,長い橋梁等において
は上記ゴム支承装置として、その上端部と下端部とがそ
れぞれ上部構造体及び下部構造体に対して連結固定され
る、所謂Bタイプと称するものが用いられる。このBタ
イプのゴム支承装置の場合、上部構造体と下部構造体と
の上下方向の変位はもとより、水平方向の大きな変位に
対してもゴム支承装置の剪断変形によってこれを吸収す
る。
【0008】この場合、ゴム支承装置に水平方向の大き
な変位が加わったときにも良く耐え得るように、ゴム支
承装置の下端部とベースプレートとの間及びその上端部
とソールプレートとの間に剪断キーと嵌込凹所とが設け
られ、それらが嵌め合わされることによって剪断方向の
大きな力を受けるようになっている。
【0009】図9はそのようなゴム支承装置206とし
て考えられているものの一例を示している。同図におい
て208は上部構造体、210は下部構造体、212は
ゴム支承である。ゴム支承212の下端部は、何れも鋼
板から成る下沓214及びベースプレート216を介し
て下部構造体210に連結固定され、また上端部が、何
れも鋼板から成る上沓218及びソールプレート220
を介して上部構造体208に連結固定されている。
【0010】同図において222は剪断キーであって、
下沓214,上沓218及び対応するベースプレート2
16,ソールプレート220間にまたがって配置されて
おり、これら剪断キー222によって剪断方向の大きな
力を受けるようになっている。尚224も剪断キーであ
ってゴム支承212の下端部,上端部及び対応する下沓
214,上沓218間にまたがって配置されている。
【0011】ところで、例えば橋梁において上記ゴム支
承装置206の設置を含む施工方法として、(イ)剪断
変形拘束装置を用いて予めゴム支承装置に橋軸方向の且
つ橋桁の収縮方向と逆方向の予備剪断変形を加えて拘束
しておき、その状態で橋桁を架設した上で、速やかにそ
の剪断変形拘束装置を取り除いてその後の橋桁の収縮に
よりゴム支承装置を鉛直姿勢に復帰させる工法,(ロ)
橋桁架設時においてはゴム支承装置を鉛直姿勢に取り付
けておき、その後にゴムの剪断弾性変形を伴って橋桁が
橋軸方向に収縮した後において、橋桁を含む上部構造体
をジャッキアップして剪断変形した状態にあるゴム支承
装置を原形状、即ち鉛直姿勢に戻す工法等が用いられて
いる。
【0012】しかしながら前者の(イ)の施工方法の場
合、大掛り且つ高価な剪断変形拘束装置が必要であり、
しかも橋桁架設後に施工現場においてその剪断変形拘束
装置を取り除く作業が必要となる。この作業は危険を伴
う大変な作業となり、また橋梁工事において余分な工程
が必要になるといった問題が生ずる。
【0013】一方後者の(ロ)の施工方法の場合、上記
のような大掛り且つ高価な剪断変形拘束装置及び橋桁架
設後においてこれを取り除くといった作業は必要でない
ものの、橋桁が橋軸方向に収縮した後において改めて上
部構造体をジャッキアップし、橋桁の収縮により剪断変
形した状態にあるゴム支承装置を原形状に復帰させて鉛
直姿勢に戻す作業が必要となり、この作業もまた極めて
大掛りな大変な作業となり、また危険も伴う作業となる
問題がある。
【0014】尚、比較的小型の橋梁においては、単に下
部構造体と上部構造体との間にゴムパッドを介在させ、
そのゴムパッドとベースプレート(或いはソールプレー
ト)との間にテフロン板を介装して、橋桁の収縮に伴い
ゴムパッドを下部構造体若しくは上部構造体に対し相対
的にスライド運動させ、橋桁の収縮を吸収するようにな
す施工方法も用いられている。
【0015】但しこの場合下部構造体と上部構造体とは
ゴムパッドを介して互いに連結固定されておらず、従っ
て下部構造体と上部構造体との間の大きな上下方向の変
位に対しては対応できない。換言すれば特にそのような
必要のない場合においてのみこのような工法が用いられ
ている。
【0016】この施工方法の場合、橋桁の収縮に対して
大掛りな装置や作業によって対応するといったことが必
要でないものの、上記のようにこの施工方法ないしゴム
パッドは比較的簡易な工法,装置であり、重要度の高い
大型の橋梁の施工に際しては適用できないものである。
【0017】一方剪断キーを用いた上記Bタイプのゴム
支承装置を用いた施工方法の場合、剪断キーが突出し状
態になっているために上部構造体の収縮をゴム支承とベ
ースプレート或いはソールプレートとの間の相対的な滑
りによって吸収するようになすといったことは従来実質
的に不可能であった。つまりそのようなスライドによっ
て橋桁の収縮を吸収することができないために、上記の
ような大掛り且つ困難な装置ないし作業を含む施工方法
をとらざるを得なかったのである。以上橋梁の場合を例
として説明したが、コンクリート建造物等においても大
なり小なり同様の問題が生ずる。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のポストスライド
式ゴム支承装置はこのような課題を解決するために案出
されたものである。而して請求項1のものは、ゴム支承
の上端部を上沓及びソールプレートを介して上部構造体
に、また下端部を下沓及びベースプレートを介して下部
構造体にそれぞれ連結固定するとともに、該下沓とベー
スプレートとの一方に第一剪断キーを設けて該第一剪断
キーを他方に設けた第一嵌込凹所内に嵌め込むととも
に、前記上沓とソールプレートとの一方に第二剪断キー
を設けて該第二剪断キーを他方に設けた第二嵌込凹所内
に嵌め込み、それらによって剪断方向の力を受けるよう
になしたゴム支承装置において、前記第一及び第二剪断
キーの少なくとも一方を、保持凹所内に引き込んだ非作
用位置と該保持凹所から突き出した作用位置との間で上
下に移動可能に設けた上、付勢手段によって該作用位置
に向けて付勢し、前記下沓又は上沓が前記ベースプレー
ト又はソールプレートに対しスライド移動して前記第一
又は第二剪断キーに対応する前記第一又は第二嵌込凹所
が上下に対向する位置に到ったところで、前記付勢手段
の付勢力により該第一又は第二剪断キーを該第一又は第
二嵌込凹所内に嵌り込ませるようになしたことを特徴と
する。
【0019】請求項2のものは、請求項1において、前
記上下移動可能となした第一又は第二剪断キーを設けた
側の前記下沓とベースプレートとの間又は上沓とソール
プレートとの間に滑動層を形成してあることを特徴とす
る。
【0020】請求項3のものは、請求項2において、前
記滑動層がスライドシートにて構成してあることを特徴
とする。
【0021】請求項4のものは、請求項3において、前
記スライドシートが、基体シート上にベアリングを埋込
状に固定してあるベアリングシートであることを特徴と
する。
【0022】請求項5のものは、請求項1〜4の何れか
において、前記付勢手段がスプリングであることを特徴
とする。
【0023】請求項6のものは、請求項1〜5の何れか
において、前記第一剪断キーが前記ベースプレートに上
下移動可能に設けてあるとともに、対応する前記第一嵌
込凹所が前記下沓に設けてあり、該第一剪断キーが前記
付勢手段により上向きに付勢してあることを特徴とす
る。
【0024】請求項7のものは、請求項1〜6の何れか
において、前記上下移動可能となした第一又は第二剪断
キーが対応する前記第一又は第二嵌込凹所内に嵌り込ん
だ後に、該上下移動可能な第一又は第二剪断キーを設け
た側の前記下沓とベースプレート又は前記上沓とソール
プレートとを固定するクランプ装置を設けたことを特徴
とする。
【0025】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、ゴム支
承装置における下端側の第一剪断キー又は上端側の第二
剪断キーの少なくとも一方を上下方向に移動可能となし
て、これを付勢手段により作用位置に向けて付勢し、上
部構造体の収縮等に伴って下沓又は上沓がベースプレー
ト又はソールプレートに対しスライド移動して、第一又
は第二嵌込凹所が上下移動可能となした第一又は第二剪
断キーに対し上下に対向する位置に到ったところで、第
一又は第二剪断キーを第一又は第二嵌込凹所内に嵌り込
ませるようになしたもので、このゴム支承装置の場合、
橋桁等の上部構造体の架設後等の収縮を上記スライド運
動によって吸収することができる。即ち、従来のBタイ
プと称されるゴム支承装置のように、上部構造体の収縮
をゴム支承装置におけるゴムの剪断変形によって吸収す
る必要がない。
【0026】このため本発明のゴム支承装置によれば、
ゴム支承装置を介して上部構造体を施工する際、大掛り
且つ高価な剪断変形拘束装置を用いてゴム支承装置に予
め上部構造体の収縮方向と逆方向の剪断変形を予備的に
加えておく必要もないし、また上部構造体の収縮後にお
いて、その収縮に伴い剪断変形したゴム支承装置を上部
構造体のジャッキアップによって原形状に戻し、鉛直姿
勢にセットし直すといったことも必要でない。
【0027】一方で本発明のゴム支承装置の場合、上部
構造体の収縮運動、つまり上記のスライド運動とその後
の剪断キー及び嵌込凹所の嵌込嵌合の後において、ゴム
支承装置を下部構造体及び上部構造体に対し連結固定状
態とすることができ(何れか一方についてはスライド前
に予め連結固定しておくことができる)、以って下部構
造体と上部構造体とをゴム支承装置を介して強固に上下
及び水平方向に連結状態となすことができる。即ち本発
明はBタイプのゴム支承装置に対して容易に適用できる
ものであり、重要度の高い大型の橋梁用のゴム支承装置
として好適に用いることができる。
【0028】請求項2のものは、上下移動可能な第一又
は第二剪断キーを設けた側の下沓とベースプレートとの
間又は上沓とソールプレートとの間に滑動層を形成した
もので、このようにしておけば、上部構造体の収縮に伴
って、上下移動可能な第一又は第二剪断キーの側の下端
部又は上端部を円滑にスライド運動させることができ
る。尚この場合において、スライド運動の際に第一又は
第二剪断キーを対応する第一又は第二嵌込凹所内に導く
ためのガイドを設けておくことが望ましい。
【0029】上記の滑動層はスライドシートにて構成す
ることができる(請求項3)。更にこのスライドシート
としてベアリングシート、即ち基体シート上に多数のベ
アリングを埋込状に固定した形態のものを良好に用いる
ことができる(請求項4)。このようにすることで滑り
抵抗を可及的に小さくすることができ、スライド運動を
より円滑に行わせることができる。
【0030】尚このスライドシートとして、基体シート
上にそろばん珠状の部材を回転可能若しくは固定状態で
設けて成るそろばんシート或いは基体シート上に断面円
形のピアノ線ワイヤ等の線材を固定状態に設けて成るレ
ールシートその他のものを用いることも可能である。
【0031】本発明においては、上位置である非作用位
置から下位置である作用位置に向けて剪断キーを落下さ
せるようになすことができ、この場合付勢手段として重
力を用いることもできるが、このように下向きに落下さ
せる場合を含めて、即ちこのように剪断キーを落下させ
る場合或いは下位置である非作用位置から上位置である
作用位置に向けて剪断キーを上向きに突き出させる場合
も含めて、付勢手段としてスプリングを用いることが望
ましい(請求項5)。このようにすることで確実に剪断
キーを作用位置に突出し動作させることができる。
【0032】本発明では、第一剪断キーをベースプレー
トに上下移動可能に設けるとともに、対応する第一嵌込
凹所を下沓に設け、且つ付勢手段によって第一剪断キー
を上向きに付勢するようになすことができる(請求項
6)。
【0033】更にまた、上下移動可能となした第一又は
第二剪断キーが、第一又は第二嵌込凹所内に嵌り込んだ
後、その上下移動可能な第一又は第二剪断キーを設けた
側の下沓とベースプレート若しくは上沓とソールプレー
トとをクランプ装置にてクランプするようになすことが
できる(請求項7)。このようにしておけば、ゴム支承
装置におけるスライド可能な下端部又は上端部をそのス
ライド運動後において下部構造体又は上部構造体に対し
上下に強固に固定状態となすことができる。
【0034】
【実施例】次に本発明を橋梁用のゴム支承装置に適用し
た場合の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図1
において10A,10Bはそれぞれ橋脚,橋台であり、
12は橋桁、14はそれら橋脚10A,橋台10Bを含
む下部構造体16(図2参照)と、橋桁12を含む上部
構造体18との間に介設されたゴム支承装置である。
【0035】図2はそのゴム支承装置14とその周辺部
の構造を施工完了状態で示したものである。図2及び図
3において、20はゴム支承装置14の主体を成すゴム
支承であって、上補強板(鋼板)22と下補強板(鋼
板)24とを有するとともにそれらの間において複数の
ゴム層26と内部補強板(鋼板)28とが交互に積層さ
れ、それらが一体に固着された形態をなしている。
【0036】このゴム支承20はその下端部、具体的に
は下補強板24が、何れも鋼板から成る下沓30及びベ
ースプレート32を介してボルト34及び後述のクラン
プ装置36により下部構造体16に連結固定されてい
る。また一方その上端部、詳しくは上補強板22が、何
れも鋼板から成る上沓38及びソールプレート40を介
してボルト34,42により上部構造体18に連結固定
されている。尚、ベースプレート32及びソールプレー
ト40からはアンカーバー44が延び出しており、それ
らが下部構造体16及び上部構造体18内部に埋まり込
んでいる。
【0037】ソールプレート40には保持凹所46が形
成されていて、そこに第二剪断キー48が固定状態に保
持されている(この保持凹所46は嵌込凹所と考えるこ
ともできる)。この第二剪断キー48は下部がソールプ
レート40の下面より下向きに突き出しており、その突
き出した部分が、上沓38に上下に貫通状態で設けられ
た第二嵌込凹所50内に嵌まり込んでいる。
【0038】またゴム支承20における上補強板22に
は第四剪断キー52が上向きに突出し状態で設けられて
おり、この第四剪断キー52が、上沓38の第二嵌込凹
所50内に嵌まり込んでいる。即ちこれら第二剪断キー
48,第四剪断キー52と第二嵌込凹所50との嵌合に
基づいて、ゴム支承20と上部構造体18との間に働く
水平方向の大きな剪断力を受けるようになっている。
【0039】一方ベースプレート32には保持凹所54
が形成されていて、そこに第一剪断キー56が上下移動
可能な状態で保持されており、且つ付勢手段としてのス
プリング58によりこの第一剪断キー56が上向きに付
勢されている。そしてこの第一剪断キー56の上部が、
図2に示す施工完了状態の下で下沓30に貫通状態で形
成された第一嵌込凹所60内に嵌まり込んでいる。
【0040】尚ゴム支承20における下補強板24にも
第三剪断キー62が下向きに突出し状態で設けられてお
り、この第三剪断キー62が、下沓30の第一嵌込凹所
60内に嵌まり込んでいる。そしてそれら第一剪断キー
56,第三剪断キー62と第一嵌込凹所60との嵌合に
基づいて、ゴム支承20と下部構造体16との間に働く
水平方向の大きな剪断力を受けるようになっている。
尚、上記保持凹所54は第一剪断キー56を完全にその
内部に収容し得るような深さで形成されている。
【0041】ベースプレート32と下沓30との間には
スライドシートとしてのベアリングシート64が介装さ
れている。このベアリングシート64は、布等から成る
基体シート66に多数のベアリング(鋼球)68を一部
埋込状態に固定したもので、下沓30はその多数のベア
リング68に対し点接触している。
【0042】ここでベアリングシート64はベースプレ
ート32の側に固定してあるが、場合によって上下の向
きを逆にしてこれを下沓30の側に固定しておくことも
可能である。
【0043】上記クランプ装置36はクランプ本体70
とボルト72とを含んでおり、施工完了状態の下で下沓
30をベースプレート32に上下及び左右に拘束状態で
連結固定している。
【0044】次に本例のゴム支承装置14を用いた橋梁
の施工手順の要部をゴム支承装置14の作用とともに以
下に具体的に説明する。本例のゴム支承装置14の場
合、先ずゴム支承20における上端部を上沓38及びソ
ールプレート40を介して上部構造体18に固定状態と
し、一方その下端部については下沓30のみを固定状態
としておき、ベースプレート32及び下部構造体16に
対しては非固定状態としておく。図4及び図5(I)は
このときの状態を示している。尚これらの図において、
74は仮止ピンである。即ちこの仮止ピン74にて下部
構造体16に対して仮止状態としておく。
【0045】図4及び図5(I)に示す状態は未だ上部
構造体18が収縮を完了していない状態であり、このと
き同図に示しているように第一剪断キー56は保持凹所
54内に完全に引き込んだ状態、即ち非作用状態にあ
り、下沓30はこの第一剪断キー56の上面に載った状
態にある。その後上部構造体18が橋軸方向に収縮する
のに伴って(仮止ピン74は取り外しておく)、図5
(II)に示しているように下沓30がベースプレート3
2上を、具体的にはベアリングシート64上を図中左方
向にスライド運動する。
【0046】そして第一嵌込凹所60が第一剪断キー5
6に対し丁度真上に来たところで引込状態、即ち非作用
状態にあった第一剪断キー56がスプリング58の付勢
力で上向きに突き出され、下沓30に形成された第一嵌
込凹所60内にその上部が一部嵌り込んだ状態となる。
図5(III)はこのときの状態を示している。ここにお
いて下沓30のベースプレート32に対するスライド運
動が阻止された状態となる。尚、第一剪断キー56と第
一嵌込凹所60とのそれぞれの位置は、上部構造体18
の最終的な収縮量を見込んで予めその位置を定めてお
く。
【0047】尚図示は省略するが、第一剪断キー56の
側面及びそれに対向する保持凹所54の側面の一方にガ
イド溝を、他方にレールを設けてそれらを摺動可能に嵌
合させることにより、第一剪断キー56の傾きを防止し
て第一剪断キー56の円滑な動きを確保するようになす
こともできる。
【0048】さてこのようにして第一剪断キー56が第
一嵌込凹所60内に嵌り込んだところで、図6(IV)に
示しているようにクランプ装置36によって下沓30を
ベースプレート32に連結固定する。即ち下沓30及び
ベースプレート32を介してゴム支承20の下端部を下
部構造体16に対し連結固定する。
【0049】以上のような本例のゴム支承装置14の場
合、橋桁12を含む上部構造体18の収縮を上記スライ
ド運動によって吸収することができ、従来のBタイプと
称されるゴム支承装置のように上部構造体18の収縮を
ゴム支承装置14における剪断変形によって吸収する必
要がない。
【0050】このため本例によれば、ゴム支承装置14
を介して上部構造体18を架設施工する際、大掛り且つ
高価な剪断変形拘束装置を用いてゴム支承装置に予め上
部構造体18の収縮方向と逆方向の剪断変形を予備的に
加えておく必要もないし、或いはまた上部構造体18の
収縮後において、その収縮に伴い剪断変形したゴム支承
装置を、上部構造体18のジャッキアップによって原形
状に戻し、鉛直姿勢にセットし直すといったことも必要
でない。
【0051】一方で本例のゴム支承装置14の場合上記
スライド運動とその後における第一剪断キー56と第一
嵌込凹所60との嵌込嵌合の後において、クランプ装置
36によりゴム支承装置14を下部構造体16に対し連
結固定状態とでき(ゴム支承装置14と上部構造体18
とは常に連結固定状態となっている)、以って下部構造
体16と上部構造体18とをゴム支承装置14を介して
強固に上下及び水平方向に連結状態となすことができ
る。
【0052】本例のゴム支承装置14では、下沓30と
ベースプレート32との間にスライドシートとしてのベ
アリングシート64を介装させており、これにより滑り
抵抗を可及的に小さくし得て、上部構造体18の収縮に
伴う下沓30のベースプレート32に対するスライド運
動を円滑に行わせることができる。
【0053】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば図7に示しているように、
第二剪断キー48を保持凹所46内において上下移動可
能に保持しておくとともに、上沓38をソールプレート
40に対してスライド可能となしておき(このとき上沓
38とソールプレート40との間に上記のようなベアリ
ングシート64その他のスライドシート等の滑動層を設
けておくことができる)、そしてゴム支承20の下端部
を下部構造体16に対して固定状態としておいて、上部
構造体18の収縮とともにソールプレート40を上沓3
8に対しスライド運動させ、そして上沓38に形成した
第二嵌込凹所50が丁度第二剪断キー48の真下に到達
したところで、第二剪断キー48を自重により落下させ
て、これを第二嵌込凹所50内に嵌め込むようになすと
いったことも可能である。
【0054】またこの場合、第二剪断キー48を自重に
より落下させるのではなく、保持凹所46内にスプリン
グ58を設けておいてその付勢力により積極的にこれを
下向きに突き出させるようになすことも可能である。ま
た上例ではベースプレート32又はソールプレート40
の側から第一剪断キー56又は第二剪断キー48を上向
き又は下向きに突き出させるようにしているが、場合に
よって第一剪断キー56又は第二剪断キー48を下沓3
0の側からベースプレート32の側に、或いは上沓38
の側からソールプレート40の側に突き出すようになす
ことも可能である。
【0055】更にまた、本発明においては付勢手段とし
てスプリング58以外の弾性材や他のものを用いること
も可能であるし、また本発明は場合によってコンクリー
ト建造物等のゴム支承装置として適用することも可能で
あるなど、その主旨を逸脱しない範囲において種々変更
を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるゴム支承装置の設置箇
所を示す図である。
【図2】同じ実施例のゴム支承装置をその周辺部ととも
に施工完了状態で示す断面図である。
【図3】同じ実施例のゴム支承装置とその周辺部を各部
材に分解して示す図である。
【図4】同じ実施例のゴム支承装置をその周辺部ととも
に施工完了前の状態で示す断面図である。
【図5】同じ実施例のゴム支承装置の作用説明図であ
る。
【図6】図5に続く作用説明図である。
【図7】本発明の他の実施例のゴム支承装置をその作用
とともに示す図である。
【図8】従来橋梁において用いられているゴム支承装置
の設置箇所を示す図である。
【図9】本発明の背景説明のために示した比較例図であ
る。
【符号の説明】
14 ゴム支承装置 16 下部構造体 18 上部構造体 20 ゴム支承 30 下沓 32 ベースプレート 36 クランプ装置 38 上沓 40 ソールプレート 46,54 保持凹所 48 第二剪断キー 50 第二嵌込凹所 56 第一剪断キー 58 スプリング(付勢手段) 60 第一嵌込凹所 64 ベアリングシート(スライドシート) 66 基体シート 68 ベアリング

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム支承の上端部を上沓及びソールプレ
    ートを介して上部構造体に、また下端部を下沓及びベー
    スプレートを介して下部構造体にそれぞれ連結固定する
    とともに、該下沓とベースプレートとの一方に第一剪断
    キーを設けて該第一剪断キーを他方に設けた第一嵌込凹
    所内に嵌め込むとともに、前記上沓とソールプレートと
    の一方に第二剪断キーを設けて該第二剪断キーを他方に
    設けた第二嵌込凹所内に嵌め込み、それらによって剪断
    方向の力を受けるようになしたゴム支承装置において、 前記第一及び第二剪断キーの少なくとも一方を、保持凹
    所内に引き込んだ非作用位置と該保持凹所から突き出し
    た作用位置との間で上下に移動可能に設けた上、付勢手
    段によって該作用位置に向けて付勢し、前記下沓又は上
    沓が前記ベースプレート又はソールプレートに対しスラ
    イド移動して前記第一又は第二剪断キーに対応する前記
    第一又は第二嵌込凹所が上下に対向する位置に到ったと
    ころで、前記付勢手段の付勢力により該第一又は第二剪
    断キーを該第一又は第二嵌込凹所内に嵌り込ませるよう
    になしたことを特徴とするポストスライド式ゴム支承装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記上下移動可能と
    なした第一又は第二剪断キーを設けた側の前記下沓とベ
    ースプレートとの間又は上沓とソールプレートとの間に
    滑動層を形成してあることを特徴とするポストスライド
    式ゴム支承装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記滑動層がスライ
    ドシートにて構成してあることを特徴とするポストスラ
    イド式ゴム支承装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記スライドシート
    が、基体シート上にベアリングを埋込状に固定してある
    ベアリングシートであることを特徴とするポストスライ
    ド式ゴム支承装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記付
    勢手段がスプリングであることを特徴とするポストスラ
    イド式ゴム支承装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記第
    一剪断キーが前記ベースプレートに上下移動可能に設け
    てあるとともに、対応する前記第一嵌込凹所が前記下沓
    に設けてあり、該第一剪断キーが前記付勢手段により上
    向きに付勢してあることを特徴とするポストスライド式
    ゴム支承装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記上
    下移動可能となした第一又は第二剪断キーが対応する前
    記第一又は第二嵌込凹所内に嵌り込んだ後に、該上下移
    動可能な第一又は第二剪断キーを設けた側の前記下沓と
    ベースプレート又は前記上沓とソールプレートとを固定
    するクランプ装置を設けたことを特徴とするポストスラ
    イド式ゴム支承装置。
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