JP2001233364A - タンパーエビデントキャップ装置 - Google Patents

タンパーエビデントキャップ装置

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JP2001233364A
JP2001233364A JP2000042657A JP2000042657A JP2001233364A JP 2001233364 A JP2001233364 A JP 2001233364A JP 2000042657 A JP2000042657 A JP 2000042657A JP 2000042657 A JP2000042657 A JP 2000042657A JP 2001233364 A JP2001233364 A JP 2001233364A
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JP
Japan
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tamper
evident
cap
ring
cap device
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Application number
JP2000042657A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Takashima
弘明 高島
Kazuya Takazawa
和也 高澤
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Hosokawa Yoko KK
Shirouma Science Co Ltd
Original Assignee
Hosokawa Yoko KK
Shirouma Science Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップ本体のスカート
部の下端部のタンパーエビデントリングは、離脱したと
き容易に視認し得るように、タンパーエビデントリング
の下方に離脱間隔を大きめに設けてあるため、キャップ
装着時にキャップ本体の下支えができず、キャップの空
回りを阻止できない課題があった。 【解決手段】 容器首部4にキャップ本
体1を装着する際に、キャップ本体1のスカート部2が
当接してキャップの装着完了位置を位置決めする位置決
め突起部12を容器首部4に設ける一方、前記位置決め
突起部12の外方に位置するようにブリッジ部3をキャ
ップ本体1とタンパーエビデントリング10との間に設
けてなるタンパーエビデントキャップ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開封履歴明示機能
を有するタンパーエビデントリングを具備するタンパー
エビデントキャップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13又は図14に記載に記載のごと
く、キャップ本体101のスカート部102にブリッジ
部103を介してタンパーエビデントリング110を連
結し、容器首部104にキャップ本体101を装着する
際に、タンパーエビデントリング110に設けた掛爪部
105が容器首部に設けた係止爪部106に係合し得る
位置に嵌合し、容器首部104からキャップ本体101
を離脱する際に、前記掛爪部105が係止爪部106に
係合してブリッジ部103が切断し、タンパーエビデン
トリング110がスカート部102の下端部から離脱す
るように構成したタンパーエビデントキャップ装置は、
従来から、例えば、特開平9-150846号公報に記
載のように、知られている。
【0003】そして、図13、図14のいずれの場合に
も、タンパーエビデントリング110の外周部が、キャ
ップ本体1のスカート部102の下端部とほぼ同一の外
形をなし外方に大きく突出しないように、キャップ本体
101のスカート部102とタンパーエビデントリング
110を連結するブリッジ部103は、スカート部10
2の下端部及びタンパーエビデントリング110の上端
部の内周側に設けてある。
【0004】なお、図13においては、タンパーエビデ
ントリング110には、容器首部104に設けた抜け止
め突起部111に当接する抜け止め凸部109が上辺部
に設けてあり、スカート部102の下端部から離脱した
タンパーエビデントリング110が、容器首部の離脱位
置から容易に抜け落ちないように構成してある。又、図
14のタンパーエビデントリング110においては、抜
け止め凸部109が下辺部に設けてあり、容器首部10
4の係止爪部106を上部に有する抜け止め突起部11
1に当接して容器首部の離脱位置から容易に抜け落ちな
いように構成してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種のタンパーエビ
デントキャップ装置は、図13又は図14に記載のごと
く、容器首部104からキャップ本体101を離脱する
際に、タンパーエビデントリング110がキャップ本体
のスカート部102の下端部から離脱し、離脱している
ことによってキャップ開封履歴が明示され、キャップ装
置に悪戯等が施されている恐れがあることを消費者等に
警告するものであるから、キャップ本体101のスカー
ト部102の下端部から離脱しているタンパーエビデン
トリング110は、明らかに離脱していることを視認し
得るように、キャップ本体101のスカート部102の
下端部から充分に大きく離れていることが好ましい。
【0006】このため、この種のタンパーエビデントキ
ャップ装置においては、容器首部104に装着したキャ
ップ本体101のスカート部102に設けたタンパーエ
ビデントリング110は、その下方にスカート部102
の下端部から充分に離脱するに必要な大きな離脱間隔1
07を設けることが好ましい。ところで、この種のタン
パーエビデントキャップ装置は、最近では容器首部10
4もキャップ本体101もプラスチック製のものが賞用
されており、しかもキャップ本体101のプラスチック
の一体成形品においては、ネジ部108を回さずに型抜
きする関係でネジ山の高さが充分でなく、且つ、装着時
に一律に機械により自動締め付けが行われるから、キャ
ップが空回りして確実に緊締することができない課題が
あり、しかも前述のごとく、容器首部104に装着した
キャップ本体101のスカート部102及びタンパーエ
ビデントリング110の下方には離脱間隔107を大き
めに設けてあるため、キャップ本体101のスカート部
102及びタンパーエビデントリング110の下支えが
できず、キャップの空回りを阻止できない課題があっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、キャ
ップ本体のスカート部にブリッジ部を介してタンパーエ
ビデントリングを連結し、容器首部にキャップ本体を装
着する際に、タンパーエビデントリングに設けた掛爪部
が容器首部に設けた係止爪部に係合し得る位置に嵌合
し、容器首部からキャップ本体を離脱する際に、前記掛
爪部が係止爪部に係合してブリッジ部が切断し、タンパ
ーエビデントリングがスカート部の下端部から容易に視
認し得る離脱位置に離脱するように構成したタンパーエ
ビデントキャップ装置において、容器首部にキャップ本
体を装着する際に、キャップ本体のスカート部が当接し
てキャップの装着完了位置を位置決めする位置決め突起
部を容器首部に設ける一方、前記位置決め突起部の外方
に位置するように前記ブリッジ部をキャップ本体とタン
パーエビデントリングとの間に設けてなるタンパーエビ
デントキャップ装置を提供するものである。
【0008】上記本発明によれば、容器首部にキャップ
本体を装着する際に、キャップ本体のスカート部が容器
首部に設けたキャップの装着完了位置を位置決めする位
置決め突起部に当接する構成を有することにより、キャ
ップ本体のそれ以上の押し込みは阻止され、大きな抵抗
を受けるから、キャップを空回りされるような無理な装
着は防止することができると共に、前記位置決め突起部
の外方に位置するように前記ブリッジ部をキャップ本体
とタンパーエビデントリングとの間に設けてなる構成を
有することにより、キャップ本体のスカート部が容器首
部の位置決め突起部に当接したとしても、その外方に位
置する前記ブリッジ部によりキャップ本体とタンパーエ
ビデントリングとを連結することができる。
【0009】また、本発明は、請求項1に記載のタンパ
ーエビデントキャップ装置において、容器首部にキャッ
プ本体を装着する際に、タンパーエビデントリングが、
容器首部に設けたタンパーエビデントリングの抜け止め
突起部を、該抜け止め突起部又はタンパーエビデントリ
ングのいずれか又は両者の弾性変形を伴って乗り越えて
容器首部に嵌合するようにしたタンパーエビデントキャ
ップ装置を提供するものである。上記本発明の構成によ
れば、容器首部にキャップ本体を装着する際に、タンパ
ーエビデントリングが、弾性変形を伴って容器首部に設
けた抜け止め突起部を乗り越えて容器首部に嵌合するこ
とが可能であると共に、キャップ本体を取り外す際にブ
リッジ部が切断してタンパーエビデントリングがスカー
ト部の下端部から離脱位置に離脱した後では、タンパー
エビデントリングは抜け止め突起部に阻止されて抜け落
ちることがなくなり、離脱位置に嵌合し続けることとな
る。
【0010】また、本発明は、請求項2に記載のタンパ
ーエビデントキャップ装置において、位置決め突起部の
外径が抜け止め突起部の外径以下であるタンパーエビデ
ントキャップ装置を提供するものである。本発明によれ
ば、タンパーエビデントリングが位置決め突起部を容易
に乗り越えることができる。また、本発明は、請求項2
又は3に記載のタンパーエビデントキャップ装置におい
て、位置決め突起部と抜け止め突起部を一体に設けてあ
るタンパーエビデントキャップ装置を提供するものであ
る。本発明によれば、容器首部の位置決め突起部と抜け
止め突起部を一体に設けて構造の簡素化と材料の節約を
はかることができる。
【0011】また、本発明は、請求項4に記載のタンパ
ーエビデントキャップ装置において、一体な位置決め突
起部と抜け止め突起部をタンパーエビデントリングが緩
く嵌合する厚肉基部の上面に段部を介して薄肉のフラン
ジ状に成形してあるタンパーエビデントキャップ装置を
提供するものである。本発明によれば、一体に設けた位
置決め突起部と抜け止め突起部の構造の簡素化と材料の
節約をはかることができると共に、厚肉基部の外周にタ
ンパーエビデントリングに設けた掛爪部が係合する係止
爪部を設けることができる。
【0012】また、本発明は、請求項1乃至5のいずれ
かに記載のタンパーエビデントキャップ装置において、
タンパーエビデントリングの内周に掛爪部を設けたタン
パーエビデントキャップ装置を提供するものである。本
発明によれば、タンパーエビデントリングの内周に掛爪
部を設けることにより、タンパーエビデントリングの幅
を小さく狭くすることができる。また、本発明は、請求
項1乃至6のいずれかに記載のタンパーエビデントキャ
ップ装置において、容器首部に設けた抜け止め突起部に
当接して抜け止めされる抜け止め凸部をタンパーエビデ
ントリングの内周に設けたタンパーエビデントキャップ
装置を提供するものである。本発明は、抜け止め凸部を
タンパーエビデントリングの内周に設けたことにより、
それだけタンパーエビデントリングの幅を小さく狭くす
ることができる。
【0013】また、本発明は、請求項7に記載のタンパ
ーエビデントキャップ装置において、タンパーエビデン
トリングの内周の同一円周上に掛爪部と抜け止め凸部を
設けたタンパーエビデントキャップ装置を提供するもの
である。本発明によれば、タンパーエビデントリングの
内周の同一円周上に掛爪部と抜け止め凸部を設けたこと
により、掛爪部と抜け止め凸部が重複しない分だけタン
パーエビデントリングの幅を小さく狭くすることができ
る。
【0014】また、本発明は、請求項7又は8に記載の
タンパーエビデントキャップ装置において、タンパーエ
ビデントリングの掛爪部と抜け止め凸部をキャップ本体
の回転中心軸を中心に一定角度間隔の切り欠き部を隔て
て設けたタンパーエビデントキャップ装置を提供するも
のである。本発明によれば、タンパーエビデントリング
の掛爪部と抜け止め凸部を一定角度間隔の切り欠き部を
隔てて設けることにより、切り欠き部の一方端に掛爪部
を設けることができる。
【0015】また、本発明は、請求項1乃至9のいずれ
かに記載のタンパーエビデントキャップ装置において、
容器首部の位置決め突起部に当接するキャップ本体のス
カート部に切り欠き凹部を設け、該切り欠き凹部内にブ
リッジ部を設けてなるタンパーエビデントキャップ装置
を提供するものである。本発明によれば、容器首部の位
置決め突起部に当接するキャップ本体のスカート部に切
り欠き凹部内にブリッジ部を設けることにより、スカー
ト部とタンパーエビデントリングとの間隔を小さく狭く
することができる。
【0016】また、本発明は、請求項9又は10に記載
のタンパーエビデントキャップ装置において、タンパー
エビデントリングに連動突起を設け、該連動突起をキャ
ップ本体のスカート部の切り欠き凹部内において締め付
け回転側のスカート部の切り欠き凹部壁に連動するよう
に相対して設けてなるタンパーエビデントキャップ装置
を提供するものである。本発明によれば、タンパーエビ
デントリングの連動突起を、キャップ本体のスカート部
の切り欠き凹部内において締め付け回転側のスカート部
の切り欠き凹部壁に連動するように相対して設けること
により、キャップ装着時にブリッジ部の切断を防止する
連動突起を、簡素な構造でスカート部とタンパーエビデ
ントリングとの間隔を小さく狭くしたままで設けること
ができる。
【0017】また、本発明は、請求項1乃至11のいず
れかに記載のタンパーエビデントキャップ装置におい
て、容器首部の位置決め突起部に当接するキャップ本体
のスカート部に切り欠き凹部を設け、該切り欠き凹部の
締め付け回転側の切り欠き凹部壁に当接する前記位置決
め突起部にストッパーを相対して設けてなるタンパーエ
ビデントキャップ装置を提供するものである。本発明に
よれば、容器装着時に、キャップ本体のスカート部の切
り欠き凹部が位置決め突起部に設けたストッパーに当接
して無理な締め付けを防止することができる。
【0018】また、本発明は、請求項12に記載のタン
パーエビデントキャップ装置において、タンパーエビデ
ントリングに設けた掛爪部が係合してブリッジ部が切断
するように容器首部に設けた係止爪部と、前記位置決め
突起部に設けたストッパーとがキャップ本体の回転中心
角度位置において同一位置に一体に設けてなるタンパー
エビデントキャップ装置を提供するものである。本発明
によれば、キャップ装着時に、タンパーエビデントリン
グの掛爪部が容器首部の係止爪部を越えたところで、位
置決め突起部のストッパーにキャップ本体のスカート部
が当接して停止するから、キャップ離脱時に、タンパー
エビデントリングの掛爪部が容器首部の係止爪部に直ち
に係合することができ、僅かな離脱動作によりブリッジ
部を切断することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図示する実施例により本発明
装置の実施の形態を説明する。 図示のごとく、本発明
は、キャップ本体1のスカート部2にブリッジ部3を介
してタンパーエビデントリング10を連結し、容器首部
4にキャップ本体1を装着する際に、タンパーエビデン
トリング10に設けた掛爪部5が容器首部4に設けた係
止爪部6に係合し得る位置に嵌合し、容器首部4からキ
ャップ本体1を離脱する際に、前記掛爪部5が係止爪部
6に係合してブリッジ部3が切断し、タンパーエビデン
トリング10がスカート部2の下端部から容易に視認し
得る離脱位置に離脱するように構成したタンパーエビデ
ントキャップ装置において、容器首部4にキャップ本体
1を装着する際に、キャップ本体1のスカート部2が当
接してキャップの装着完了位置を位置決めする位置決め
突起部12を容器首部4に設ける一方、前記位置決め突
起部12の外方に位置するように前記ブリッジ部3をキ
ャップ本体1とタンパーエビデントリング10との間に
設けてなるタンパーエビデントキャップ装置を提供する
ものである。
【0020】実施例の場合、スカート部2の下端部13
は裾野のように外方に幅広に設けてあり、図6、図8に
記載のように、スカート部2の下端部13の内周部14
が、容器首部4の位置決め突起部12に当接するよう
に、本発明に係るブリッジ部3は、スカート部2の下端
部12の内周部14の外側に設けてある。また、ブリッ
ジ部3は千切れたときにスカート部2側に残るように、
スカート部2との連結部側を太く強くし、タンパーエビ
デントリンク10側の連結部15を細く弱く連結してあ
る。
【0021】上記本発明によれば、容器首部4にキャッ
プ本体1を装着する際に、キャップ本体1のスカート部
2が容器首部4に設けたキャップの装着完了位置を位置
決めする位置決め突起部12に当接し、キャップ本体1
のそれ以上の押し込みは阻止され、大きな抵抗を受ける
から、キャップ本体1を空回りされるような無理な装着
は防止することができると共に、キャップ本体1のスカ
ート部2が容器首部4の位置決め突起部12に当接した
とき、その外方に位置する前記ブリッジ部3によりキャ
ップ本体1とタンパーエビデントリング10との連結を
維持することができる。
【0022】また、キャップ本体1のスカート部2の外
壁には滑り止めのローレット16が設けてあると共に、
内周にはネジ部17が設けてある。実施例のキャップ本
体1はブリッジ部3及びタンパーエビデントリング10
を含めてプラスチックの一体成形で製造されており、抜
き型の関係でネジ部17のネジ山は低く設けてある。ま
た、容器首部4は、容器取付鍔部18の下側の取付部1
9に柔軟性のパック袋体が一体に取り付けてなる容器の
ストロー体20の上端部に位置して設けてあり、ほぼ1
80°間隔で2重のネジ部21が設けてある。
【0023】また、キャップ本体1の天板部25には内
蓋部22が設けてあり、図3に記載のように、ネジ部1
7とネジ部21が螺合しキャップ本体1を容器首部4に
装着した状態で、内蓋部22は容器首部4の弾性変形を
伴ってその開口部23内に密着状態で嵌合し、キャップ
本体1の天板部25の漏れ止め突起24が開口部23の
頂部に当接するとき同時にスカート部2の下端部13が
容器首部4の位置決め突起部12の上面に当接するよう
に構成してある。そして、上記、キャップ本体1を容器
首部4に装着した状態で、容器首部4は、タンパーエビ
デントリング10の下側に充分な離脱間隔7を隔てて離
脱位置決め鍔26を具備している。
【0024】また、タンパーエビデントリング10の内
周部には容器首部4に設けた抜け止め突起部に当接して
抜け止めされる抜け止め凸部9が設けてあり、容器首部
4にキャップ本体1を装着する際に、タンパーエビデン
トリング10が、容器首部4に設けたタンパーエビデン
トリング用の抜け止め突起部を、該抜け止め突起部又は
タンパーエビデントリング10のいずれか又は両者の弾
性変形を伴って乗り越えて容器首部4に嵌合すると共
に、容器首部4からキャップ本体1を離脱する際には、
タンパーエビデントリング10の抜け止め凸部9が容器
首部4に設けた抜け止め突起部に当接して抜け止めされ
るように構成してある。
【0025】実施例の場合、容器首部4に設けたタンパ
ーエビデントリング用の抜け止め突起部は、スカート部
2の下端部13が当接する位置決め突起部12と一体に
設けてある。即ち、実施例の場合、タンパーエビデント
リング10の抜け止めを行う抜け止め突起部はスカート
部2の下端部13が当接する位置決め突起部12と同一
に構成してある。従って、実施例では、タンパーエビデ
ントリング10の抜け止め凸部9が容器首部4に設けた
抜け止め突起部としての位置決め突起部12に当接して
抜け止めされるように構成してある。
【0026】また、位置決め突起部12は、図9、図1
0、図11又は図3の左側スカート部2の下端部13の
下側に記載のごとく、タンパーエビデントリング10が
緩く嵌合する厚肉基部28の上面に段部を介して薄肉の
フランジ状部29として成形してあり、一体に設けた抜
け止め突起部を兼ねた位置決め突起部12の構造の簡素
化と材料の節約をはかることができると共に、厚肉基部
28の外周にタンパーエビデントリング10に設けた掛
爪部5が係合する係止爪部6を設けることができるよう
に構成してある。
【0027】即ち、タンパーエビデントリング10の内
周部には、図5に記載のごとく、抜け止め凸部9と共に
掛爪部5がほぼ同一円周上に交互に設けてあり、掛爪部
5は、キャップ本体1を容器首部4から離脱するとき、
容器首部4に設けた係止爪部6に当接してタンパーエビ
デントリング10の回転を阻止し、ブリッジ部3が引き
千切れて、タンパーエビデントリング10が容器首部4
の抜け止め突起部を兼ねた位置決め突起部12の下側の
離脱位置決め鍔26上に取り残されるように構成してあ
る。
【0028】また、タンパーエビデントリング10の抜
け止め凸部9は、実施例の場合、図5に記載のごとく、
キャップ本体1の回転中心軸を中心に全周にではなく1
80°の間隔で2箇所に一定角度間隔の切り欠き部27
を隔てて設けてあり、切り欠き部27の一方端にキャッ
プ本体1の離脱回転方向に向かって掛爪部5を設けてあ
る。また、タンパーエビデントリング10の抜け止め凸
部9がリングの内側中央部に沿って設けてあるのに対し
て、掛爪部5は図5、図7に記載のように、キャップ本
体1のスカート部2に向かう上部の縁辺側に偏って設け
てあり、ブリッジ部3を設けたタンパーエビデントリン
グ10の上面のガタを小さくして、ブリッジ部3の引き
千切りを確実にしている。
【0029】図9乃至図11に記載のように、前記位置
決め突起部12は、切り欠き空部31を隔てて180°
間隔に設けてあり、そのキャップ締め付け方向の下流側
端部に、タンパーエビデントリング10の掛爪部5が係
合してブリッジ部3が切断するように、下側の離脱位置
決め鍔26上に係止爪部6が上下縦方向に設けてある。
また、図9乃至図11に記載のように、切り欠き空部3
1を介して180°間隔に設けた位置決め突起部12の
端部には、キャップ本体のスカート部2が当接して停止
するストッパー30が係止爪部6と同一位置に設けてあ
り、キャップ装着時に、タンパーエビデントリング10
の掛爪部5が容器首部4の係止爪部6を越えたところ
で、位置決め突起部12の端部のストッパー30にキャ
ップ本体1のスカート部2が当接して停止し、キャップ
離脱時に、タンパーエビデントリング10の掛爪部5が
容器首部4の係止爪部6に直ちに係合し、僅かな離脱動
作によりブリッジ部3を切断することができるように構
成してある。
【0030】また、本発明装置では、図6に記載のよう
に、容器首部4の位置決め突起部12に当接するキャッ
プ本体1のスカート部2に、キャップ本体1の回転中心
軸を中心に180°の間隔で小さい切り欠き凹部32と
大きい切り欠き凹部33を対称に設け、該切り欠き凹部
32,33内にブリッジ部3を設けることにより、スカ
ート部2とタンパーエビデントリング10との間隔を小
さく狭くすることができるように構成してある。
【0031】また、キャップ本体1のスカート部2の大
きい切り欠き凹部33内には、タンパーエビデントリン
グ10の上縁部に突設した連動突起35を、図4または
図7に記載のように、キャップ本体1のスカート部2の
切り欠き凹部33内において締め付け回転側に位置する
切り欠き凹部壁34に当接して連動するように相対して
設けてあり、キャップ装着時に、切り欠き凹部壁34と
連動突起35が当接して回転しブリッジ部3の切断を防
止することができると共に、この連動突起35を、簡素
な構造でスカート部2とタンパーエビデントリング10
との間隔を小さく狭くしたままで設けることができるよ
うに構成してある。
【0032】また、連動突起35は、図4に記載のよう
に、切り欠き凹部壁34に対して締め付け方向に直角に
当接面36が設けてあるが、その反対側には傾斜面37
が設けてあり、締め付け方向においては切り欠き凹部壁
34と当接面36が当接して一体に回転し、キャップ離
脱時に切り欠き凹部壁34の反対側の壁面が傾斜面37
に当接したとしても、タンパーエビデントリング10を
押し下げ離脱する作用をするように構成してある。ま
た、前記切り欠き凹部33の締め付け回転側の切り欠き
凹部壁34は、締め付け時に前記位置決め突起部12に
設けたストッパー30に当接するように構成してある。
【0033】上記の構成において、容器首部4にキャッ
プ本体1を装着するとき、図3に記載のように、タンパ
ーエビデントリング10はその弾性変形を伴って容器首
部4の抜け止め突起部を兼ねた位置決め突起部12を乗
り越え、キャップ本体1のスカート部2の下端部13が
位置決め突起部12に当接する位置で装着される。この
とき、タンパーエビデントリング10が位置決め突起部
12に当接して抵抗を受けても、スカート部2の切り欠
き凹部壁34とタンパーエビデントリング10の連動突
起35が当接して一体に回転し、ブリッジ部3を切断す
ることなく円滑に装着することができる。
【0034】また、キャップ本体1のスカート部2が容
器首部4の位置決め突起部12に当接したとき、ブリッ
ジ部3がその外方に位置することによりキャップ本体1
とタンパーエビデントリング10との連結を維持したま
ま装着することができる。次いで、図1及び図2に記載
のように、キャップ本体1を離脱する際には、タンパー
エビデントリング10の掛爪部5と容器首部4の係止爪
部6とが係合してキャップ本体1に対してタンパーエビ
デントリング10が停止させられ、ブリッジ部3が引き
千切られて、タンパーエビデントリング10は離脱位置
決め鍔26上に落下し、キャップ本体1のみが離脱する
こととなる。
【0035】タンパーエビデントリング10の内周に
は、ほぼ同一円周上に抜け止め凸部9と掛爪部5が設け
てあり、その幅を小さく構成することができるから、キ
ャップ本体1の装着時にスカート部2の下端部13と離
脱位置決め鍔26との間隔を狭くしたとしても、タンパ
ーエビデントリング10の離脱間隔7を充分に取ること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上の通り、本発明に係るタンパーエビ
デントキャップ装置によれば、キャップ本体のスカート
部にブリッジ部を介してタンパーエビデントリングを連
結し、容器首部にキャップ本体を装着する際に、タンパ
ーエビデントリングに設けた掛爪部が容器首部に設けた
係止爪部に係合し得る位置に嵌合し、容器首部からキャ
ップ本体を離脱する際に、前記掛爪部が係止爪部に係合
してブリッジ部が切断し、タンパーエビデントリングが
スカート部の下端部から容易に視認し得る離脱位置に離
脱するように構成したタンパーエビデントキャップ装置
において、容器首部にキャップ本体を装着する際に、キ
ャップ本体のスカート部が当接してキャップの装着完了
位置を位置決めする位置決め突起部を容器首部に設ける
一方、前記位置決め突起部の外方に位置するように前記
ブリッジ部をキャップ本体とタンパーエビデントリング
との間に設けてなる構成を有することにより、容器首部
にキャップ本体を装着する際に、キャップ本体のスカー
ト部が容器首部に設けたキャップの装着完了位置を位置
決めする位置決め突起部に当接し、キャップ本体のそれ
以上の押し込みは阻止され、大きな抵抗を受けるから、
キャップを空回りされるような無理な装着は防止するこ
とができる効果があると共に、前記位置決め突起部の外
方に位置するように前記ブリッジ部をキャップ本体とタ
ンパーエビデントリングとの間に設けてなることから、
キャップ本体のスカート部が容器首部の位置決め突起部
に当接したとしても、その外方に位置する前記ブリッジ
部によりキャップ本体とタンパーエビデントリングとを
確実に連結することができる効果がある。
【0037】また、本発明は、請求項1に記載のタンパ
ーエビデントキャップ装置において、容器首部にキャッ
プ本体を装着する際に、タンパーエビデントリングが、
容器首部に設けたタンパーエビデントリングの抜け止め
突起部を、該抜け止め突起部又はタンパーエビデントリ
ングのいずれか又は両者の弾性変形を伴って乗り越えて
容器首部に嵌合するようにした構成を有することによ
り、容器首部にキャップ本体を装着する際に、タンパー
エビデントリングが、弾性変形を伴って容器首部に設け
た抜け止め突起部を乗り越えて容器首部に嵌合すること
が可能であると共に、キャップ本体を取り外す際にブリ
ッジ部が切断してタンパーエビデントリングがスカート
部の下端部から離脱位置に離脱した後では、タンパーエ
ビデントリングは抜け止め突起部に阻止されて抜け落ち
ることがなくなり、離脱位置に嵌合し続けることとなる
効果がある。
【0038】また、本発明は、請求項2に記載のタンパ
ーエビデントキャップ装置において、位置決め突起部の
外径が抜け止め突起部の外径以下である構成を有するこ
とにより、装着時に抜け止め突起部を乗り越え得るタン
パーエビデントリングが位置決め突起部を容易に乗り越
えることができる効果がある。また、本発明は、請求項
2又は3に記載のタンパーエビデントキャップ装置にお
いて、位置決め突起部と抜け止め突起部を一体に設けて
ある構成を有することにより、容器首部の位置決め突起
部と抜け止め突起部を一体に設けて構造の簡素化と材料
の節約をはかることができる効果がある。
【0039】また、本発明は、請求項4に記載のタンパ
ーエビデントキャップ装置において、一体な位置決め突
起部と抜け止め突起部をタンパーエビデントリングが緩
く嵌合する厚肉基部の上面に段部を介して薄肉のフラン
ジ状に成形してある構成を有することにより、一体に設
けた位置決め突起部と抜け止め突起部の構造の簡素化と
材料の節約をはかることができると共に、厚肉基部の外
周にタンパーエビデントリングに設けた掛爪部が係合す
る係止爪部を設けることができる効果がある。
【0040】また、本発明は、請求項1乃至5のいずれ
かに記載のタンパーエビデントキャップ装置において、
タンパーエビデントリングの内周に掛爪部を設けた構成
を有することにより、タンパーエビデントリングの幅を
小さく狭くすることができる効果がある。また、本発明
は、請求項1乃至6のいずれかに記載のタンパーエビデ
ントキャップ装置において、容器首部に設けた抜け止め
突起部に当接して抜け止めされる抜け止め凸部をタンパ
ーエビデントリングの内周に設けた構成を有することに
より、それだけタンパーエビデントリングの幅を小さく
狭くすることができる効果がある。
【0041】また、本発明は、請求項7に記載のタンパ
ーエビデントキャップ装置において、タンパーエビデン
トリングの内周のほぼ同一円周上に掛爪部と抜け止め凸
部を設けた構成を有することにより、掛爪部と抜け止め
凸部が重複しない分だけタンパーエビデントリングの幅
を小さく狭くすることができる効果がある。また、本発
明は、請求項7又は8に記載のタンパーエビデントキャ
ップ装置において、タンパーエビデントリングの掛爪部
と抜け止め凸部をキャップ本体の回転中心軸を中心に一
定角度間隔の切り欠き部を隔てて設けた構成を有するこ
とにより、切り欠き部の一方端に掛爪部を設けることが
できる効果がある。
【0042】また、本発明は、請求項1乃至9のいずれ
かに記載のタンパーエビデントキャップ装置において、
容器首部の位置決め突起部に当接するキャップ本体のス
カート部に切り欠き凹部を設け、該切り欠き凹部内にブ
リッジ部を設けてなる構成を有することにより、スカー
ト部とタンパーエビデントリングとの間隔を小さく狭く
することができる効果がある。また、本発明は、請求項
9又は10に記載のタンパーエビデントキャップ装置に
おいて、タンパーエビデントリングに連動突起を設け、
該連動突起をキャップ本体のスカート部の切り欠き凹部
内において締め付け回転側のスカート部の切り欠き凹部
壁に連動するように相対して設けてなる構成を有するこ
とにより、キャップ装着時にブリッジ部の切断を防止す
る連動突起を、簡素な構造でスカート部とタンパーエビ
デントリングとの間隔を小さく狭くしたままで設けるこ
とができる効果がある。
【0043】また、本発明は、請求項1乃至11のいず
れかに記載のタンパーエビデントキャップ装置におい
て、容器首部の位置決め突起部に当接するキャップ本体
のスカート部に切り欠き凹部を設け、該切り欠き凹部の
締め付け回転側の切り欠き凹部壁に当接する前記位置決
め突起部にストッパーを相対して設けてなる構成を有す
ることにより、容器装着時に、キャップ本体のスカート
部の切り欠き凹部が位置決め突起部に設けたストッパー
に当接して無理な締め付けを防止することができる効果
がある。
【0044】また、本発明は、請求項12に記載のタン
パーエビデントキャップ装置において、タンパーエビデ
ントリングに設けた掛爪部が係合してブリッジ部が切断
するように容器首部に設けた係止爪部と、前記位置決め
突起部に設けたストッパーとがキャップ本体の回転中心
角度位置において同一位置に一体に設けてなる構成を有
することにより、キャップ装着時に、タンパーエビデン
トリングの掛爪部が容器首部の係止爪部を越えたところ
で、位置決め突起部のストッパーにキャップ本体のスカ
ート部が当接して停止するから、キャップ離脱時に、タ
ンパーエビデントリングの掛爪部が容器首部の係止爪部
に直ちに係合することができ、僅かな離脱動作によりブ
リッジ部を切断することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一実施例の使用態様を示す要部
の説明図。
【図2】 本発明装置の一実施例の使用態様を示す要部
の説明図。
【図3】 本発明装置の一実施例の要部の縦断説明図。
【図4】 本発明装置の一実施例のキャップ本体の縦断
正面図。
【図5】 本発明装置の一実施例のタンパーエビデント
リングの平面説明図。
【図6】 本発明装置の一実施例のキャップ本体のスカ
ート部下端部の底面説明図。
【図7】 本発明装置の一実施例のキャップ本体の要部
の断面説明図。
【図8】 本発明装置の一実施例のキャップ本体の他の
要部の断面説明図。
【図9】 本発明装置の一実施例の容器の要部の正面
図。
【図10】 図9の要部の側面図。
【図11】 図9の一要部の平面説明図。
【図12】 図9の他の一要部の平面説明図。
【図13】 従来装置の一実施例の要部の断面説明図。
【図14】 従来装置の他の実施例の要部の断面説明
図。
【符号の説明】
1 キャップ本体 2 スカート部 3 ブリッジ部 4 容器首部 5 掛爪部 6 係止爪部 7 離脱間隔 8 ネジ部 9 抜け止め凸部 10 タンパーエビデントリング 11 抜け止め突起部 12 位置決め突起部 13 スカート部の下端部 14 スカート部の内周部 15 ブリッジ部のタンパーエビデントリングとの連結
部 16 ローレット 17 ネジ部 18 容器取付鍔部 19 取付部 20 ストロー体 21 ネジ部 22 内蓋部 23 開口部 24 漏れ止め突起部 25 天板部 26 離脱位置決め鍔 27 抜け止め凸部の切り欠き部 28 厚肉基部 29 薄肉のフランジ状部 30 ストッパー 31 切り欠き空部 32 スカート部の切り欠き凹部 33 スカート部の切り欠き凹部 34 切り欠き凹部壁 35 連動突起 36 連動突起の当接面 37 連動突起の傾斜面 101 キャップ本体 102 スカート部 103 ブリッジ部 104 容器首部 105 掛爪部 106 係止爪部 107 離脱間隔 108 ネジ部 109 抜け止め凸部 110 タンパーエビデントリング 111 抜け止め突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 CA01 DA01 DB06 DB12 FA09 FB01 FB05 GA01 GB01 GB08 KA13 KA15 LA05 LA06 LA17

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ本体のスカート部に
    ブリッジ部を介してタンパーエビデントリングを連結
    し、容器首部にキャップ本体を装着する際に、タンパー
    エビデントリングに設けた掛爪部が容器首部に設けた係
    止爪部に係合し得る位置に嵌合し、容器首部からキャッ
    プ本体を離脱する際に、前記掛爪部が係止爪部に係合し
    てブリッジ部が切断し、タンパーエビデントリングがス
    カート部の下端部から容易に視認し得る離脱位置に離脱
    するように構成したタンパーエビデントキャップ装置に
    おいて、容器首部にキャップ本体を装着する際に、キャ
    ップ本体のスカート部が当接してキャップの装着完了位
    置を位置決めする位置決め突起部を容器首部に設ける一
    方、前記位置決め突起部の外方に位置するように前記ブ
    リッジ部をキャップ本体とタンパーエビデントリングと
    の間に設けてなるタンパーエビデントキャップ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のタンパーエ
    ビデントキャップ装置において、容器首部にキャップ本
    体を装着する際に、タンパーエビデントリングが、容器
    首部に設けたタンパーエビデントリングの抜け止め突起
    部を、該抜け止め突起部又はタンパーエビデントリング
    のいずれか又は両者の弾性変形を伴って乗り越えて容器
    首部に嵌合するようにしたタンパーエビデントキャップ
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のタンパーエ
    ビデントキャップ装置において、位置決め突起部の外径
    が抜け止め突起部の外径以下であるタンパーエビデント
    キャップ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載のタン
    パーエビデントキャップ装置において、位置決め突起部
    と抜け止め突起部を一体に設けてあるタンパーエビデン
    トキャップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のタンパーエ
    ビデントキャップ装置において、一体な位置決め突起部
    と抜け止め突起部をタンパーエビデントリングが緩く嵌
    合する厚肉基部の上面に段部を介して薄肉のフランジ状
    に成形してあるタンパーエビデントキャップ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに
    記載のタンパーエビデントキャップ装置において、タン
    パーエビデントリングの内周に掛爪部を設けたタンパー
    エビデントキャップ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに
    記載のタンパーエビデントキャップ装置において、容器
    首部に設けた抜け止め突起部に当接して抜け止めされる
    抜け止め凸部をタンパーエビデントリングの内周に設け
    たタンパーエビデントキャップ装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のタンパーエ
    ビデントキャップ装置において、タンパーエビデントリ
    ングの内周の同一円周上に掛爪部と抜け止め凸部を設け
    たタンパーエビデントキャップ装置。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8に記載のタン
    パーエビデントキャップ装置において、タンパーエビデ
    ントリングの掛爪部と抜け止め凸部をキャップ本体の回
    転中心軸を中心に一定角度間隔の切り欠き部を隔てて設
    けたタンパーエビデントキャップ装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか
    に記載のタンパーエビデントキャップ装置において、容
    器首部の位置決め突起部に当接するキャップ本体のスカ
    ート部に切り欠き凹部を設け、該切り欠き凹部内にブリ
    ッジ部を設けてなるタンパーエビデントキャップ装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載の
    タンパーエビデントキャップ装置において、タンパーエ
    ビデントリングの切り欠き部に位置して連動突起を設
    け、該連動突起をキャップ本体のスカート部の切り欠き
    凹部内において締め付け回転側のスカート部の切り欠き
    凹部壁に連動するように相対して設けてなるタンパーエ
    ビデントキャップ装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれ
    かに記載のタンパーエビデントキャップ装置において、
    容器首部の位置決め突起部に当接するキャップ本体のス
    カート部に切り欠き凹部を設け、該切り欠き凹部の締め
    付け回転側の切り欠き凹部壁に当接する前記位置決め突
    起部にストッパーを相対して設けてなるタンパーエビデ
    ントキャップ装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のタンパ
    ーエビデントキャップ装置において、タンパーエビデン
    トリングに設けた掛爪部が係合してブリッジ部が切断す
    るように容器首部に設けた係止爪部と、前記位置決め突
    起部に設けたストッパーとがキャップ本体の回転中心角
    度位置において同一位置に一体に設けてなるタンパーエ
    ビデントキャップ装置。
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