JP2001233109A - 可倒式ヘッドレスト - Google Patents

可倒式ヘッドレスト

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JP2001233109A
JP2001233109A JP2000047446A JP2000047446A JP2001233109A JP 2001233109 A JP2001233109 A JP 2001233109A JP 2000047446 A JP2000047446 A JP 2000047446A JP 2000047446 A JP2000047446 A JP 2000047446A JP 2001233109 A JP2001233109 A JP 2001233109A
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pillow
frame
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JP2000047446A
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Minoru Morita
実 森田
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Toyo Seat Co Ltd
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Toyo Seat Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の可倒式ヘッドレストでは、車両乗車中
に後ろから追突されり前方障害物に衝突したりしたとき
に、枕体が頭でストロークエンドまで押された時点で急
停止するために、人の頭に大きな衝撃力が加わるという
問題があった。 【解決手段】 枕体1内のフレーム2の下端部21に、
ステー上端部31に衝合してフレーム2の前後揺動範囲
を規制し得るストッパー部材4を設けるとともに、枕体
1の後倒時(又は前倒時)にステー上端部31の前面3
1a(又は後面31b)が衝合するストッパー部材4の
後倒時衝合壁43(又は前倒時衝合壁42)に、枕体1
に一定圧力以上の傾倒力が加わったときにステー上端部
31に押圧されて変形するような衝撃吸収機能を持た
せ、車両乗車中に後方から追突されたとき(あるいは前
方に追突したとき)でも、衝合壁(43又は42)が変
形することにより人の頭に受ける衝撃力を軽減させるこ
とができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車両用シートに
備えられる可倒式ヘッドレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の可倒式ヘッドレストは、車両用
シートに座る人の好みで枕体の前後揺動位置を調整し得
るようになっている。そして、この可倒式ヘッドレスト
は、枕体の芯材となるフレームの左右両下端部をシート
バック上端部に装着される2本のステーの各上端部にそ
れぞれ枢支ピンで連結して、枕体がステー上端部に対し
て前後に揺動可能となるように構成されている。
【0003】従来の可倒式ヘッドレストの中には、枕体
をステー上端部に対してラチェット機構で段階的に揺動
させ得るようにしたもの、あるいは枕体内のフレームと
ステー上端部とを適度の摩擦力を持たせて連結して枕体
を無段階的に揺動させ得るようにしたもの、等がある。
そして、従来の可倒式ヘッドレストでは、枕体の前後揺
動範囲を予め所定角度範囲(例えば角度20°〜45°
の範囲)に設定しており、その設定角度範囲を超えて枕
体が揺動しないようになっている。尚、この枕体の前後
揺動範囲の規制は、枕体内のフレームとシートバック上
端部に装着されるステーの上端部との間に設けたストッ
パー機構で行わせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の可倒
式ヘッドレストでは、枕体が前後各側にストロークエン
ドまで倒れたときにそれぞれストッパー機構が働いて、
枕体がそれ以上、前側及び後側に倒れないようになって
いる。そして、車両乗車中に、例えば後方から激しく追
突されたときには、その反動で座席に座っている人の頭
が後方に激しく倒され、その後倒した頭で枕体を後側ス
トロークエンドまで押すようになる。又、逆に乗車して
いる車両が構造物や他の車両等の障害物に前方から激し
く追突した場合には、その反動で後部座席に座っている
人(特にシートベルト非装着時)の頭が前部座席のヘッ
ドレスト部分に後側から激しく衝突するおそれがあり、
そのときには衝突した頭で枕体を前側ストロークエンド
まで押すようになる。
【0005】ところが、車両乗車中に後ろから激しく追
突されたとき、あるいは乗車車両が前方の障害物に激し
く追突したとき等において、可倒式ヘッドレストの枕体
が人の頭で後側ストロークエンドあるいは前側ストロー
クエンドまで押されるまでの時間は瞬時であり、且つ枕
体が後側又は前側のストロークエンドまで倒れた時点で
急停止するために、人の頭に大きな衝撃力が加わるとい
う問題があった。又、枕体が後側ストロークエンドまで
後倒した時点で急停止するようなものでは、急停止した
ときの反動で頭が急激に前側に振られ、鞭打ち症状が発
生し易くなるという問題がある。他方、枕体が前側スト
ロークエンドまで前倒した時点で急停止するようなもの
では、後部座席の人の頭(顔)が枕体に衝突したときの
衝撃力が大きいために、顔や首を傷めるという問題もあ
る。
【0006】本願発明は、上記した従来の可倒式ヘッド
レストの問題点に鑑み、例えば車両乗車中に後方から追
突されたとき、あるいは乗車車両が前方から追突したと
き等に、人の頭に加わる衝撃力を緩和し得るようにした
可倒式ヘッドレストを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための具体的手段として次のような構成を有し
ている。尚、本願発明は、車両用シートに備えられる可
倒式ヘッドレストを対象にしている。本願請求項1の発明 本願請求項1の可倒式ヘッドレストは、添付図面に例示
されるように、枕体1の芯材となるフレーム2の左右両
下端部21,21をシートバック上端部に装着される2
本のステー3,3の各上端部31,31にそれぞれ枢支
ピン5,5で連結して、枕体1がステー上端部31,3
1に対して前後に揺動可能となるように構成している。
【0008】又、本願請求項1の可倒式ヘッドレストで
は、前記フレーム2の下端部21に、ステー上端部31
の前面31a及び後面31bにそれぞれ衝合してフレー
ム2の前後揺動範囲を規制し得るストッパー部材4を設
けている。このストッパー部材4は、フレーム2におけ
る左右何れか一方の下端部21だけに設けたものでもよ
いが、左右両下端部21,21にそれぞれ設ける方が好
ましい。そして、枕体1を後側にストロークエンドまで
倒したときには、ストッパー部材4の後倒時衝合壁43
がステー上端部31の前面31aに衝合し、逆に枕体1
を前側にストロークエンドまで倒したときには、ストッ
パー部材4の前倒時衝合壁42がステー上端部31の後
面31bに衝合するようになっている。従って、通常は
ストッパー部材4の各衝合壁がそれぞれステー上端部3
1の前面31aあるいは後面31bに衝合する範囲内で
枕体1の揺動角度を調整し得るようになっている。尚、
ストッパー部材4による枕体1の前後揺動範囲は、特に
限定するものではないが例えば角度20°〜45°の範
囲が適当である。
【0009】さらに、本願請求項1の可倒式ヘッドレス
トでは、枕体1の後倒時にステー上端部31の前面31
aが衝合するストッパー部材4の後倒時衝合壁43に、
枕体1に一定圧力以上の後側傾倒力が加わったときにス
テー上端部31の前面31aに押圧されて変形するよう
な衝撃吸収機能を持たせている。即ち、枕体1に後側傾
倒力(例えば車両乗車中に後ろから追突されたときの反
動で人の頭が急激に後倒したときの作用力)が加わる
と、枕体1が後側に押されて、まずストッパー部材4の
後倒時衝合壁43がステー上端部31の前面31aに衝
突する。そして、そのとき枕体1の後側傾倒力が一定圧
力以上であると、後倒時衝合壁43がステー上端部31
の前面31aで押されて(実際には後倒時衝合壁43が
ステー上端部の前面31aを押す)変形し、その後倒時
衝合壁43の変形作用で枕体1に対する衝撃を吸収する
(枕体1が急停止しない)ようになっている。
【0010】このように、例えば車両乗車中に後ろから
追突されたときの反動で人の頭が急激に後倒したときに
枕体1を強く後側に倒すが、本願請求項1の可倒式ヘッ
ドレストによれば、ストッパー部材4の後倒時衝合壁4
3がステー上端部31の前面31aに衝合した時点以降
に該後倒時衝合壁43が変形するようになり、それによ
って人の頭に対する衝撃力を緩和させることができる。本願請求項2の発明 本願請求項2の発明は、上記請求項1のように、フレー
ム2の下端部21にフレーム2の前後揺動範囲を規制し
得るストッパー部材4を設けた可倒式ヘッドレストにお
いて、枕体1の前倒時にステー上端部31の後面31b
が衝合するストッパー部材4の前倒時衝合壁42に、枕
体1に一定圧力以上の後側傾倒力が加わったときにステ
ー上端部31の後面31bに押圧されて変形するような
衝撃吸収機能を持たせたことを特徴としている。
【0011】ところで、乗車している車両が前方の障害
物に激しく追突した場合には、その反動で後部座席に座
っている人(特にシートベルト非装着時)が急激に前方
に飛び出し、そのとき、その人の頭が前部座席のヘッド
レストの枕体1に後側から激しく衝突することがある。
このとき、本願請求項2の可倒式ヘッドレストを前部座
席に使用したものでは、ヘッドレストの枕体1が前側ス
トロークエンドまで前倒した後(ストッパー部材4の前
倒時衝合壁42がステー上端部31の後面31bに衝合
した後)、それに続いてストッパー部材4の前倒時衝合
壁42がステー上端部31の後面31bに押圧されて変
形するようになり、それによって人の頭に対する衝撃力
を緩和させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照して本願
の実施形態を説明すると、この実施形態の可倒式ヘッド
レストXは、図1及び図2に示すように、車両用シート
のシートバックYの上部に設けられるものである。
【0013】そして、この実施形態の可倒式ヘッドレス
トXは、図1〜図5に示すように、枕体1の芯材となる
フレーム2の左右両下端部21,21をシートバックY
の上端部に装着される2本のステー3,3の各上端部3
1,31にそれぞれ枢支ピン5,5で連結して、枕体1
がステー上端部31,31に対して前後に揺動可能とな
るように構成している。
【0014】枕体1は、袋状のトリム11内に芯材とな
るフレーム2を収容するとともに、該トリム11内に発
泡樹脂材からなるパット体12を充填して形成されてい
る。尚、トリム11の下面部には、ステー3,3を挿通
させるための開口が形成されている。
【0015】フレーム2は、この実施形態では、金属製
で、図1に示す正面視において下方が開放するコ字形に
折曲させたものを使用している。又、フレーム2の左右
両下端部21,21には、「く」形に屈曲させた横曲げ
部22,22が一体形成されている。
【0016】各ステー3,3は、所定径をもつ直棒体で
構成されている。各ステー3,3の上端部31は、図3
に示すように、プレス加工により平板状に延ばされてい
る。そして、その平板状上端部31のほぼ中心部には、
枢支ピン5を挿通させるピン穴32が形成されている。
【0017】フレーム2の両下端部21,21には、そ
れぞれステー3,3の上端部31,31を枢着させるた
めのブラケット40,40が取付けられている。この各
ブラケット40,40は、フレーム下端部21,21の
各横曲げ部22,22の下面に下向き延出状態で溶接
(符号W)している。又、この各ブラケット40,40
には、枢支ピン5を挿通させるためのピン穴41(図
3)が形成されている。
【0018】そして、各ステー3,3のそれぞれ上端部
31,31を各ブラケット40,40の外側面から当て
がった状態で、その重合する各ピン穴32,41に枢支
ピン5,5を挿通させることで、各ステー上端部31,
31とフレーム2の各ブラケット40,40とを枢着さ
せている。
【0019】この実施形態では、枕体1(フレーム2)
を各ステー上端部31,31に対して適度の摩擦力をも
って前後に揺動させ得るようにするために、次の組付け
構造を採用している。即ち、この実施形態では、ステー
上端部31とブラケット40との間にスプリングワッシ
ャ6を介在させた状態でそれらに枢支ピン5を挿通させ
た後、その枢支ピン5の先端部をカシメ変形させること
で、フレーム2(ブラケット40)とステー上端部31
間にスプリングワッシャ6の弾発力による適度の摩擦力
を発生させるようにしている。
【0020】又、この実施形態の可倒式ヘッドレストX
では、フレーム2の左右両下端部21,21に、ステー
上端部31,31の前面31a及び後面31bにそれぞ
れ衝合してフレーム2の前後揺動範囲を規制し得るスト
ッパー部材4を設けている。このストッパー部材4は、
上記各ブラケット40,40のそれぞれ外側面に設けた
前倒時衝合壁(図4における左側衝合壁)42と後倒時
衝合壁(図4における右側衝合壁)43とを有してい
る。この各衝合壁42,43は、前後に所定間隔をもっ
てブラケット40の外側面にそれぞれ外向きに突出形成
されている。又、各衝合壁42,43は、図4に示すよ
うに上方側の間隔が狭く下方側の間隔が広くなるような
屈曲させた形状に形成している。
【0021】各ステー上端部31,31は、図4に示す
ように両衝合壁42,43間の間隔内に収まり、且つ図
5に示すように各衝合壁42,43の出幅内に収まった
状態で各ブラケット40,40に枢着されている。そし
て、この実施形態では、フレーム2(枕体1)がステー
上端部31に対して、図2(又は図4)のように前倒時
衝合壁42がステー上端部31の後面31bに衝合する
状態(A0の状態)から、図6のように後倒時衝合壁4
3がステー上端部31の前面31aに衝合する状態(A
1の状態)までの角度aの範囲で前後に揺動し得るよう
に設定されている。尚、枕体1の前後揺動範囲(角度
a)は、この実施形態では約25°に設定しているが、
特に限定するものではない。
【0022】又、ストッパー部材4の後倒時衝合壁43
は、枕体1に一定圧力以上の後側傾倒力が加わったとき
に、図7に示すようにステー上端部31の前面31aに
押圧されて変形するような衝撃吸収機能を持たせてい
る。即ち、枕体1に後側傾倒力(例えば車両乗車中に後
ろから追突されたときの反動で人の頭が急激に後倒した
ときの作用力)が加わると、まずストッパー部材4の後
倒時衝合壁43の上部寄り部分がステー上端部31の前
面31aに衝突する(図6、図7のA1の位置)が、そ
のとき枕体1の後側傾倒力が一定圧力以上(図7の矢印
1)であると、後倒時衝合壁43がステー上端部31
の前面31aを押したときに該後倒時衝合壁43の一部
(ステー上端部前面31aとの衝合部である上部寄り部
分)が前面側に膨出変形する。尚、このとき枕体1がA
1の状態から図7のA2で示すように、角度b(例えば1
5°程度)だけさらに後倒するようになる。そして、こ
のように枕体1の後倒時に後倒時衝合壁43が変形する
ようにすると、枕体1に対する衝撃を吸収でき、該枕体
停止時のクッション作用として機能する。
【0023】又、この可倒式ヘッドレストXでは、図8
に示すように、ストッパー部材4の前倒時衝合壁42に
も後倒時衝合壁43と同様の衝撃吸収機能を持たせてい
る。即ち、枕体1に前側傾倒力(例えば乗車車両が前方
障害物に激しく追突したときの反動で後部座席の人の頭
が急激に前部座席のヘッドレストに衝突したときの作用
力)が加わると、まずストッパー部材4の前倒時衝合壁
42の上部寄り部分がステー上端部31の前面31bに
衝突する(図2のA0の位置)が、そのとき枕体1の前
側傾倒力が一定圧力以上(図8の矢印F2)であると、
前倒時衝合壁42がステー上端部31の後面31bを押
したときに該前倒時衝合壁42の一部(ステー上端部後
面31bとの衝合部である上部寄り部分)が後面側に膨
出変形する。尚、このとき枕体1がA0の状態から図8
のA3で示すように、角度c(例えば15°程度)だけ
さらに前倒するようになる。そして、このように枕体1
の前倒時に前倒時衝合壁42が変形するようにすると、
枕体1に対する衝撃を吸収でき、該枕体停止時のクッシ
ョン作用として機能する。
【0024】尚、この実施形態では、枕体1の揺動範囲
を規制するストッパー部材4は、フレーム2の左右両下
端部21,21に設けているが、他の実施形態では、左
右何れか一方のブラケット40に設けるだけでもよい。
又、この実施形態では、ストッパー部材4における前倒
時衝合壁42と後倒時衝合壁43の両方に衝撃吸収機能
を付与しているが、他の実施形態では、本願請求項1の
ように後倒時衝合壁43のみに衝撃吸収機能を付与した
ものでもよく、あるいは本願請求項2のように前倒時衝
合壁42のみに衝撃吸収機能を付与したものでもよい。
【0025】
【発明の効果】本願発明の可倒式ヘッドレストは、次の
ような効果がある。本願請求項1の発明の効果 本願請求項1の発明の可倒式ヘッドレストは、枕体1内
のフレーム2の下端部21に、ステー上端部31の前面
31a及び後面31bにそれぞれ衝合してフレーム2の
前後揺動範囲を規制し得るストッパー部材4を設けると
ともに、枕体1の後倒時にステー上端部31の前面31
aが衝合するストッパー部材4の後倒時衝合壁43に、
枕体1に一定圧力以上の後側傾倒力が加わったときにス
テー上端部31の前面31aに押圧されて変形するよう
な衝撃吸収機能を持たせたことを特徴としている。
【0026】従って、本願請求項1の発明の可倒式ヘッ
ドレストによれば、例えば車両乗車中に後ろから強く追
突されてその反動で人の頭が急激に後倒した(枕体1を
後側に強く押す)ときでも、ストッパー部材4の後倒時
衝合壁43がステー上端部31の前面31aに衝合した
時点以降に該後倒時衝合壁43がステー上端部31の前
面31aで押されて変形ようになり、その変形作用によ
って人の頭に受ける衝撃力を軽減させることができる。
このことは、例えば車両乗車中に後ろから追突されたと
きでも、鞭打ち症状が出ないかあるいは該症状が軽減さ
れるという効果を期待できる。本願請求項2の発明の効果 本願請求項2の発明は、枕体1内のフレーム2の下端部
21に、ステー上端部31の前面31a及び後面31b
にそれぞれ衝合してフレーム2の前後揺動範囲を規制し
得るストッパー部材4を設けるとともに、枕体1の前倒
時にステー上端部31の後面31bが衝合するストッパ
ー部材4の前倒時衝合壁42に、枕体1に一定圧力以上
の前側傾倒力が加わったときにステー上端部31の後面
31bに押圧されて変形するような衝撃吸収機能を持た
せたことを特徴としている。
【0027】従って、本願請求項2の発明の可倒式ヘッ
ドレストによれば、例えば乗車している車両が前方障害
物に激しく追突し、その反動で後部座席の人が前のめり
になってその人の頭で前部座席のヘッドレストの枕体1
を前側に強く押したときに、ストッパー部材4の前倒時
衝合壁42がステー上端部31の後面31bに衝合した
時点以降に該前倒時衝合壁42がステー上端部31の後
面31bで押されて変形するようになり、その変形作用
によって人の頭(顔や首)に受ける衝撃力(怪我の度合
い)を軽減させることができるという効果を期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態の可倒式ヘッドレストの正面図で
ある。
【図2】本願実施形態の可倒式ヘッドレストの側面図で
ある。
【図3】図1の可倒式ヘッドレストの一部分解斜視図で
ある。
【図4】図2の一部拡大断面図(図5のIV−IV矢視相当
図)である。
【図5】図4のV−V矢視相当図である。
【図6】図2からの状態変化図である。
【図7】図6からの状態変化図である。
【図8】図2からの別の状態変化図である。
【符号の説明】
1は枕体、2はフレーム、3はステー、4はストッパー
部材、5は枢支ピン、6はスプリングワッシャ、11は
トリム、21はフレーム下端部、31はステー上端部、
32はピン穴、40はブラケット、41はピン穴、42
は前倒時衝合壁、43は後倒時衝合壁である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枕体(1)の芯材となるフレーム(2)
    の左右両下端部(21,21)をシートバック上端部に
    装着される2本のステー(3,3)の各上端部(31,
    31)にそれぞれ枢支ピン(5,5)で連結して、前記
    枕体(1)が前記ステー上端部(31,31)に対して
    前後に揺動可能となるようにした可倒式ヘッドレストで
    あって、 前記フレーム(2)の少なくとも左右何れか一方の下端
    部(21)に、前記ステー上端部(31)の前面(31
    a)及び後面(31b)にそれぞれ衝合してフレーム
    (2)の前後揺動範囲を規制し得るストッパー部材
    (4)を設けるとともに、 前記枕体(1)の後倒時に前記ステー上端部(31)の
    前面(31a)が衝合するストッパー部材(4)の後倒
    時衝合壁(43)に、前記枕体(1)に一定圧力以上の
    後側傾倒力が加わったときにステー上端部(31)の前
    面(31a)に押圧されて変形するような衝撃吸収機能
    を持たせた、 ことを特徴とする可倒式ヘッドレスト。
  2. 【請求項2】 枕体(1)の芯材となるフレーム(2)
    の左右両下端部(21,21)をシートバック上端部に
    装着される2本のステー(3,3)の各上端部(31,
    31)にそれぞれ枢支ピン(5,5)で連結して、前記
    枕体(1)が前記ステー上端部(31,31)に対して
    前後に揺動可能となるようにした可倒式ヘッドレストで
    あって、 前記フレーム(2)の少なくとも左右何れか一方の下端
    部(21)に、前記ステー上端部(31)の前面(31
    a)及び後面(31b)にそれぞれ衝合してフレーム
    (2)の前後揺動範囲を規制し得るストッパー部材
    (4)を設けるとともに、 前記枕体(1)の前倒時に前記ステー上端部(31)の
    後面(31b)が衝合するストッパー部材(4)の前倒
    時衝合壁(42)に、前記枕体(1)に一定圧力以上の
    後側傾倒力が加わったときにステー上端部(31)の後
    面(31b)に押圧されて変形するような衝撃吸収機能
    を持たせた、 ことを特徴とする可倒式ヘッドレスト。
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