JP2001231701A - 沐浴方法および沐浴湯水槽ならびにそれらに用いる沐浴シート - Google Patents
沐浴方法および沐浴湯水槽ならびにそれらに用いる沐浴シートInfo
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- JP2001231701A JP2001231701A JP2000043728A JP2000043728A JP2001231701A JP 2001231701 A JP2001231701 A JP 2001231701A JP 2000043728 A JP2000043728 A JP 2000043728A JP 2000043728 A JP2000043728 A JP 2000043728A JP 2001231701 A JP2001231701 A JP 2001231701A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】乳児等を沐浴させる作業が楽になり、しかも保
管場所をとらない沐浴方法を提供する。 【解決手段】シンク14の凹部に沿って敷設しうる大き
さのシート1を準備し、上記シート1をシンク凹部に敷
設し、上記シート1によって形成された凹部19内に湯
水を貯留させ、上記凹部19内の湯水によって沐浴させ
ることにより、清潔で抵抗力の弱い乳児に良いうえ、沐
浴させる高さが最適になり沐浴させる作業は立ったまま
できることから、作業の際の姿勢もそれほど前かがみに
ならずにすみ、格段に楽になる。また、排水の際には、
シート1の端をめくって湯水をシンク内に捨てればよ
く、従来のように湯水の入った重い桶を傾けるような作
業が不要で、作業が極めて楽になる。しかも、使用し終
わったら、シート1を折りたたんで収納すればよいこと
から、保管の際の収納スペースをとらない。
管場所をとらない沐浴方法を提供する。 【解決手段】シンク14の凹部に沿って敷設しうる大き
さのシート1を準備し、上記シート1をシンク凹部に敷
設し、上記シート1によって形成された凹部19内に湯
水を貯留させ、上記凹部19内の湯水によって沐浴させ
ることにより、清潔で抵抗力の弱い乳児に良いうえ、沐
浴させる高さが最適になり沐浴させる作業は立ったまま
できることから、作業の際の姿勢もそれほど前かがみに
ならずにすみ、格段に楽になる。また、排水の際には、
シート1の端をめくって湯水をシンク内に捨てればよ
く、従来のように湯水の入った重い桶を傾けるような作
業が不要で、作業が極めて楽になる。しかも、使用し終
わったら、シート1を折りたたんで収納すればよいこと
から、保管の際の収納スペースをとらない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乳児やペット等を
沐浴させる際に用いる沐浴方法および沐浴湯水槽に関す
るものである。
沐浴させる際に用いる沐浴方法および沐浴湯水槽に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、生後すぐの乳児やペット等を
沐浴させる場合には、図9に示すような、プラスチック
等が成形されてなり、上面に乳児ひとりがちょうど入る
程度の凹部21が形成された沐浴用桶20が用いられて
いる。この沐浴用桶20を用いて乳児を沐浴させる場合
には、凹部21に湯水を汲み置き、この湯水を溜めた桶
20を風呂場等の床に置き、桶20内の湯水に乳児を浸
けて乳児の身体を洗い、沐浴させることが行われる。
沐浴させる場合には、図9に示すような、プラスチック
等が成形されてなり、上面に乳児ひとりがちょうど入る
程度の凹部21が形成された沐浴用桶20が用いられて
いる。この沐浴用桶20を用いて乳児を沐浴させる場合
には、凹部21に湯水を汲み置き、この湯水を溜めた桶
20を風呂場等の床に置き、桶20内の湯水に乳児を浸
けて乳児の身体を洗い、沐浴させることが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記沐
浴用桶20では、湯水を桶20に汲み入れる際には、手
桶等で湯水を汲み入れたり、蛇口にホースをつないで湯
水を注入したりする必要がある。また、沐浴が終わった
後の湯水を捨てる際には、湯水の入った重い桶20を傾
ける等の作業が必要である。このような作業には大きな
力を要し、特に産後の女性にとっては大変である。ま
た、桶20を床面に直接置いて乳児を抱きかかえながら
沐浴させるため、乳児を洗うときの姿勢が前かがみにな
り、腰や背中に負担がかかり、作業が極めて大変であ
る。しかも、プラスチックの成形品であるため、保管の
際に広い収納場所が必要であるうえ、沐浴用桶20を使
用するのは生後1ヶ月から1ヶ月半程度の短期間である
ことから、第一子で使用されなくなってから第二子で使
用するまで保管するのは、その間収納場所をとられ、極
めて不便である。
浴用桶20では、湯水を桶20に汲み入れる際には、手
桶等で湯水を汲み入れたり、蛇口にホースをつないで湯
水を注入したりする必要がある。また、沐浴が終わった
後の湯水を捨てる際には、湯水の入った重い桶20を傾
ける等の作業が必要である。このような作業には大きな
力を要し、特に産後の女性にとっては大変である。ま
た、桶20を床面に直接置いて乳児を抱きかかえながら
沐浴させるため、乳児を洗うときの姿勢が前かがみにな
り、腰や背中に負担がかかり、作業が極めて大変であ
る。しかも、プラスチックの成形品であるため、保管の
際に広い収納場所が必要であるうえ、沐浴用桶20を使
用するのは生後1ヶ月から1ヶ月半程度の短期間である
ことから、第一子で使用されなくなってから第二子で使
用するまで保管するのは、その間収納場所をとられ、極
めて不便である。
【0004】また、病院等において、新生児等を沐浴さ
せる際には、沐浴用桶20や洗面台等に湯水を汲み置い
て沐浴させることが行われている。このとき、新生児は
雑菌等に対する抵抗力が弱いため、一回使用するごとに
沐浴用桶20や洗面台をきれいに消毒する必要があっ
た。このため、ただでさえ看護婦の手が足りない病院
で、新生児等を沐浴させるたびに煩雑な消毒の手間がか
かっており、沐浴にかかる労力の低減が強く望まれてい
た。
せる際には、沐浴用桶20や洗面台等に湯水を汲み置い
て沐浴させることが行われている。このとき、新生児は
雑菌等に対する抵抗力が弱いため、一回使用するごとに
沐浴用桶20や洗面台をきれいに消毒する必要があっ
た。このため、ただでさえ看護婦の手が足りない病院
で、新生児等を沐浴させるたびに煩雑な消毒の手間がか
かっており、沐浴にかかる労力の低減が強く望まれてい
た。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、乳児等を沐浴させる作業が楽になり、しかも保
管場所をとらない沐浴方法および沐浴湯水槽の提供を第
1の目的とする。また、本発明は、乳児等を沐浴させる
作業を軽減しうる沐浴方法および沐浴湯水槽ならびに沐
浴シートの提供を第2の目的とする。
もので、乳児等を沐浴させる作業が楽になり、しかも保
管場所をとらない沐浴方法および沐浴湯水槽の提供を第
1の目的とする。また、本発明は、乳児等を沐浴させる
作業を軽減しうる沐浴方法および沐浴湯水槽ならびに沐
浴シートの提供を第2の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の沐浴方法は、シンクの凹部に沿って敷設し
うる大きさのシートを準備し、上記シートをシンクの凹
部に敷設し、上記シートによって形成された凹部内に湯
水を貯留させ、上記凹部内の湯水によって沐浴させるこ
とを要旨とする。
め、本発明の沐浴方法は、シンクの凹部に沿って敷設し
うる大きさのシートを準備し、上記シートをシンクの凹
部に敷設し、上記シートによって形成された凹部内に湯
水を貯留させ、上記凹部内の湯水によって沐浴させるこ
とを要旨とする。
【0007】また、本発明の沐浴湯水槽は、シンクの凹
部に沿って敷設しうる大きさのシートと、シンクの凹部
に上記シートが敷設されて上記シートによって形成され
た凹部に沐浴用の湯水を貯留しうるようになっているこ
とを要旨とする。
部に沿って敷設しうる大きさのシートと、シンクの凹部
に上記シートが敷設されて上記シートによって形成され
た凹部に沐浴用の湯水を貯留しうるようになっているこ
とを要旨とする。
【0008】また、本発明の沐浴シートは、請求項3〜
8に記載の沐浴方法または沐浴湯水槽に用いられる沐浴
シートであることを要旨とする。
8に記載の沐浴方法または沐浴湯水槽に用いられる沐浴
シートであることを要旨とする。
【0009】すなわち、本発明の沐浴方法は、シンクの
凹部に沿って敷設しうる大きさのシートを準備し、上記
シートをシンクの凹部に敷設し、上記シートによって形
成された凹部内に湯水を貯留させ、上記凹部内の湯水に
よって沐浴させるようにする。また、本発明の沐浴湯水
槽は、シンクの凹部に沿って敷設しうる大きさのシート
と、シンクの凹部に上記シートが敷設されて上記シート
によって形成された凹部に沐浴用の湯水を貯留しうるよ
うになっている。
凹部に沿って敷設しうる大きさのシートを準備し、上記
シートをシンクの凹部に敷設し、上記シートによって形
成された凹部内に湯水を貯留させ、上記凹部内の湯水に
よって沐浴させるようにする。また、本発明の沐浴湯水
槽は、シンクの凹部に沿って敷設しうる大きさのシート
と、シンクの凹部に上記シートが敷設されて上記シート
によって形成された凹部に沐浴用の湯水を貯留しうるよ
うになっている。
【0010】このため、湯水を汲み入れる際には、シン
クに給水等する備え付けの給水口や給湯口から湯水を供
給し、シートによって形成された凹部内に湯水を貯留さ
せればよい。そして、上記凹部内の湯水に乳児を浸けて
身体を洗い沐浴させることが行われる。このように、洗
面や髭剃り等に使用された不潔な状態のシンクの凹部に
直接湯水を溜めて沐浴させるのではなく、シートに形成
された凹部に湯水を溜めて沐浴させることから、清潔
で、抵抗力の弱い乳児に良い。また、沐浴させる高さが
最適になり沐浴させる作業は立ったままできることか
ら、作業の際の姿勢もそれほど前かがみにならずにす
み、従来に比べて格段に楽になる。また、排水の際に
は、シートの端をめくって湯水をシンク内に捨てればよ
く、従来のように湯水の入った重い桶を傾けるような作
業が不要で、作業が極めて楽になる。しかも、使用し終
わったら、シートを折りたたんで収納すればよいことか
ら、保管の際の収納スペースをとらない。また、ペット
等の動物を沐浴させた場合に、シンクが汚れない。
クに給水等する備え付けの給水口や給湯口から湯水を供
給し、シートによって形成された凹部内に湯水を貯留さ
せればよい。そして、上記凹部内の湯水に乳児を浸けて
身体を洗い沐浴させることが行われる。このように、洗
面や髭剃り等に使用された不潔な状態のシンクの凹部に
直接湯水を溜めて沐浴させるのではなく、シートに形成
された凹部に湯水を溜めて沐浴させることから、清潔
で、抵抗力の弱い乳児に良い。また、沐浴させる高さが
最適になり沐浴させる作業は立ったままできることか
ら、作業の際の姿勢もそれほど前かがみにならずにす
み、従来に比べて格段に楽になる。また、排水の際に
は、シートの端をめくって湯水をシンク内に捨てればよ
く、従来のように湯水の入った重い桶を傾けるような作
業が不要で、作業が極めて楽になる。しかも、使用し終
わったら、シートを折りたたんで収納すればよいことか
ら、保管の際の収納スペースをとらない。また、ペット
等の動物を沐浴させた場合に、シンクが汚れない。
【0011】本発明の沐浴方法および沐浴湯水槽におい
て、上記シートがゴムシートである場合には、シート自
体が柔軟で伸縮性に富むため、シンクの凹部の形状に沿
い、沐浴スペースが不必要に狭くならない。また、乳児
等の肌を傷つけることもない。
て、上記シートがゴムシートである場合には、シート自
体が柔軟で伸縮性に富むため、シンクの凹部の形状に沿
い、沐浴スペースが不必要に狭くならない。また、乳児
等の肌を傷つけることもない。
【0012】本発明の沐浴方法および沐浴湯水槽におい
て、上記シートが紙,不織布,樹脂フィルムの少なくと
もいずれかを基材としたものである場合には、シートが
極めて安価になる。そして、例えば、シートを使い捨て
にすることも可能となり、乳児等を沐浴させるたびにシ
ンクを消毒する必要もなくなり、沐浴させる作業を大幅
に軽減することができる。
て、上記シートが紙,不織布,樹脂フィルムの少なくと
もいずれかを基材としたものである場合には、シートが
極めて安価になる。そして、例えば、シートを使い捨て
にすることも可能となり、乳児等を沐浴させるたびにシ
ンクを消毒する必要もなくなり、沐浴させる作業を大幅
に軽減することができる。
【0013】本発明の沐浴方法および沐浴湯水槽におい
て、上記シートのシンクの排水口に対応する部分に、排
水用穴が穿設され、上記排水用穴が剥離可能のフィルム
で水密状に覆われている場合には、使用後はフィルムを
剥離して排水用穴を露呈させ、シンクの排水口から容易
に排水することができる。したがって、沐浴後の汚れた
湯水は排水口だけに流れ、シンクをほとんど汚染しない
ため、シンクを消毒する手間が省ける。
て、上記シートのシンクの排水口に対応する部分に、排
水用穴が穿設され、上記排水用穴が剥離可能のフィルム
で水密状に覆われている場合には、使用後はフィルムを
剥離して排水用穴を露呈させ、シンクの排水口から容易
に排水することができる。したがって、沐浴後の汚れた
湯水は排水口だけに流れ、シンクをほとんど汚染しない
ため、シンクを消毒する手間が省ける。
【0014】本発明の沐浴方法および沐浴湯水槽におい
て、上記シートが使い捨てである場合には、一度沐浴に
使用して汚染されたシートが再び使用されないことか
ら、シート等を消毒する必要もなく、沐浴にかかる作業
が軽減される。
て、上記シートが使い捨てである場合には、一度沐浴に
使用して汚染されたシートが再び使用されないことか
ら、シート等を消毒する必要もなく、沐浴にかかる作業
が軽減される。
【0015】本発明の沐浴方法および沐浴湯水槽におい
て、上記シートのシート面に、撥水加工が施されている
場合には、シートによって形成された凹部に貯留した湯
水が漏れ難くなる。
て、上記シートのシート面に、撥水加工が施されている
場合には、シートによって形成された凹部に貯留した湯
水が漏れ難くなる。
【0016】本発明の沐浴方法および沐浴湯水槽におい
て、上記シートに、シートがシンクの凹部に沿うようシ
ートを折ることができる折れ線が設けられている場合に
は、上記折れ線に沿ってシートを折り曲げるだけでシー
トがシンクの凹部にそうように形作られ、使い勝手が良
く便利である。この場合において、上記折れ線が予め形
成された折り目である場合には、シートをシンクの凹部
に沿うように形作る作業が極めて容易になる。また、こ
の場合において、シートが予め平板状に折りたたまれて
いる場合には、折りたたまれた部分を引き起こすだけで
シートがシンクの凹部にそうように形作られ、使い勝手
が良く便利である。
て、上記シートに、シートがシンクの凹部に沿うようシ
ートを折ることができる折れ線が設けられている場合に
は、上記折れ線に沿ってシートを折り曲げるだけでシー
トがシンクの凹部にそうように形作られ、使い勝手が良
く便利である。この場合において、上記折れ線が予め形
成された折り目である場合には、シートをシンクの凹部
に沿うように形作る作業が極めて容易になる。また、こ
の場合において、シートが予め平板状に折りたたまれて
いる場合には、折りたたまれた部分を引き起こすだけで
シートがシンクの凹部にそうように形作られ、使い勝手
が良く便利である。
【0017】本発明の沐浴方法および沐浴湯水槽におい
て、上記シートの周縁部に、シンクの凹部周縁部に係止
される係止部材が設けられている場合には、シンクに敷
設したシートがずれ難くなり、使い勝手がよくなる。
て、上記シートの周縁部に、シンクの凹部周縁部に係止
される係止部材が設けられている場合には、シンクに敷
設したシートがずれ難くなり、使い勝手がよくなる。
【0018】また、本発明の沐浴シートは、請求項3〜
8に記載の沐浴方法または沐浴湯水槽に用いられる沐浴
シートである。このため、シートが極めて安価になる。
そして、例えば、シートを使い捨てにすることも可能と
なり、乳児等を沐浴させるたびにシンクを消毒する必要
もなくなり、沐浴させる作業を大幅に軽減することがで
きる。
8に記載の沐浴方法または沐浴湯水槽に用いられる沐浴
シートである。このため、シートが極めて安価になる。
そして、例えば、シートを使い捨てにすることも可能と
なり、乳児等を沐浴させるたびにシンクを消毒する必要
もなくなり、沐浴させる作業を大幅に軽減することがで
きる。
【0019】なお、本発明において「シンク」とは、台
所の流し台だけでなく、洗面台等、水道等の蛇口からの
湯水を受ける貯水槽であれば、各種のものを含む趣旨で
ある。また、本発明によって沐浴させる対象は、乳児に
限らずペット等の動物も含む趣旨である。
所の流し台だけでなく、洗面台等、水道等の蛇口からの
湯水を受ける貯水槽であれば、各種のものを含む趣旨で
ある。また、本発明によって沐浴させる対象は、乳児に
限らずペット等の動物も含む趣旨である。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
しく説明する。
【0021】図1は、本発明に用いるシート1の一例を
示す。このシート1は、略長方形に形成されたゴム製の
シート1の四隅および奥側(図1における上側)の一辺
の2個所に吸盤(係止部材)2が取り付けられて構成さ
れている。13は、四隅の吸盤が取り付けられるコード
である。
示す。このシート1は、略長方形に形成されたゴム製の
シート1の四隅および奥側(図1における上側)の一辺
の2個所に吸盤(係止部材)2が取り付けられて構成さ
れている。13は、四隅の吸盤が取り付けられるコード
である。
【0022】上記シート1の角部は、三角形部分が折り
返され、この折り返し部にコード挿通穴が穿設され、四
隅のコード挿通穴にコード13が挿通され、このコード
13の先端部にそれぞれ吸盤2が取り付けられている。
上記コード13の長さは、奥側の2箇所よりも手前側
(図1において下側)の2箇所のものの方が長く設定さ
れている。また、上記シート1には、その下面に、奥側
の一辺に沿って2個の吸盤2が取り付けられている。
返され、この折り返し部にコード挿通穴が穿設され、四
隅のコード挿通穴にコード13が挿通され、このコード
13の先端部にそれぞれ吸盤2が取り付けられている。
上記コード13の長さは、奥側の2箇所よりも手前側
(図1において下側)の2箇所のものの方が長く設定さ
れている。また、上記シート1には、その下面に、奥側
の一辺に沿って2個の吸盤2が取り付けられている。
【0023】上記シート1を形成するゴム材料として
は、特に限定するものではなく、各種のゴム材料が用い
られる。例えば、天然ゴム,ポリイソブレンゴム,ポリ
ブタジエンゴム,アルフィンゴム,スチレンブタジエン
ゴム,ハイスチレンゴム,エチレン−プロピレンゴム,
クロロスルホン化ポリエチレンゴム,ブチルゴム,クロ
ロプレンゴム,アクリロニトリルブタジエンゴム,多硫
化系ゴム,アクリルゴム,けい素ゴム,フッ素ゴム,シ
リコーンゴム,エビクロロヒドリンゴム,ウレタンゴム
等各種のものがあげられる。これらのなかでも、特に、
安価で入手しやすく、柔軟性・伸縮性に優れ、しかも外
科手術用手袋等にも用いられて安全性にも優れているこ
とから、天然ゴムが最適である。なお、この実施の形態
では、上記シート1の幅寸法は約1000mm、奥行き
寸法は約750mm、厚みは約0.3mmであるが、こ
れに限定するものではない。
は、特に限定するものではなく、各種のゴム材料が用い
られる。例えば、天然ゴム,ポリイソブレンゴム,ポリ
ブタジエンゴム,アルフィンゴム,スチレンブタジエン
ゴム,ハイスチレンゴム,エチレン−プロピレンゴム,
クロロスルホン化ポリエチレンゴム,ブチルゴム,クロ
ロプレンゴム,アクリロニトリルブタジエンゴム,多硫
化系ゴム,アクリルゴム,けい素ゴム,フッ素ゴム,シ
リコーンゴム,エビクロロヒドリンゴム,ウレタンゴム
等各種のものがあげられる。これらのなかでも、特に、
安価で入手しやすく、柔軟性・伸縮性に優れ、しかも外
科手術用手袋等にも用いられて安全性にも優れているこ
とから、天然ゴムが最適である。なお、この実施の形態
では、上記シート1の幅寸法は約1000mm、奥行き
寸法は約750mm、厚みは約0.3mmであるが、こ
れに限定するものではない。
【0024】上記シートを用い、本発明の沐浴方法は、
例えば、つぎのようにして行われる。すなわち、まず、
図2に示すように、洗面台14と上記洗面台14のシン
ク凹部18に沿って敷設しうる大きさの上記シート1を
準備する。ついで、図3に示すように、シート1の奥側
の2箇所の角部に取り付けられた吸盤2および奥側の一
辺に沿って取り付けられた吸盤2を、洗面台14のシン
ク凹部18に沿って吸着させ、上記シート1をシンク凹
部18に敷設する。つぎに、シート1の手前側の2箇所
の角部に取り付けられた吸盤2を洗面台14の前面に吸
着させるとともに、手前側の一辺を洗面台14の前面に
垂らす。この状態で、本発明の沐浴湯水槽が得られる。
例えば、つぎのようにして行われる。すなわち、まず、
図2に示すように、洗面台14と上記洗面台14のシン
ク凹部18に沿って敷設しうる大きさの上記シート1を
準備する。ついで、図3に示すように、シート1の奥側
の2箇所の角部に取り付けられた吸盤2および奥側の一
辺に沿って取り付けられた吸盤2を、洗面台14のシン
ク凹部18に沿って吸着させ、上記シート1をシンク凹
部18に敷設する。つぎに、シート1の手前側の2箇所
の角部に取り付けられた吸盤2を洗面台14の前面に吸
着させるとともに、手前側の一辺を洗面台14の前面に
垂らす。この状態で、本発明の沐浴湯水槽が得られる。
【0025】つぎに、図4に示すように、洗面台14に
備え付けの給湯口や給水口15から湯水を供給し、シー
ト1によって形成された凹部19に、湯水を貯留させ
る。そして、図5に示すように、上記凹部19内の沐浴
用の湯水によって乳児16等を沐浴させることが行われ
る。
備え付けの給湯口や給水口15から湯水を供給し、シー
ト1によって形成された凹部19に、湯水を貯留させ
る。そして、図5に示すように、上記凹部19内の沐浴
用の湯水によって乳児16等を沐浴させることが行われ
る。
【0026】このように、洗面台14の給水口や給湯口
から湯水を供給して溜めればよいため、作業が極めて楽
である。そして、上記凹部19に溜められた湯水に乳児
を浸けて身体を洗い、沐浴させることが行われる。この
とき、シート1がゴムからなるため、シート1が柔軟で
伸縮性に富み、シンク凹部18の形状に沿い、沐浴スペ
ースが不必要に狭くならないうえ、乳児の肌を傷つける
こともない。また、沐浴させる作業は立ったままできる
ことから、作業の際の姿勢もさほど前かがみにならずに
すむ。
から湯水を供給して溜めればよいため、作業が極めて楽
である。そして、上記凹部19に溜められた湯水に乳児
を浸けて身体を洗い、沐浴させることが行われる。この
とき、シート1がゴムからなるため、シート1が柔軟で
伸縮性に富み、シンク凹部18の形状に沿い、沐浴スペ
ースが不必要に狭くならないうえ、乳児の肌を傷つける
こともない。また、沐浴させる作業は立ったままできる
ことから、作業の際の姿勢もさほど前かがみにならずに
すむ。
【0027】沐浴が終了したのちは、シート1の手前側
の2箇所の吸盤2を取りはずし、シート1の手前側の一
辺を水中に埋没させて一気に湯水をシンク凹部18内に
捨てることが行われる。このように、使い終わった湯水
を捨てる作業も非常に楽である。そして、排水が終了し
たのちは、シート1を折りたたみ、コンパクトにして収
納すればよい。
の2箇所の吸盤2を取りはずし、シート1の手前側の一
辺を水中に埋没させて一気に湯水をシンク凹部18内に
捨てることが行われる。このように、使い終わった湯水
を捨てる作業も非常に楽である。そして、排水が終了し
たのちは、シート1を折りたたみ、コンパクトにして収
納すればよい。
【0028】このように、上記上記沐浴方法および沐浴
湯水槽では、湯水を汲み入れる際には、洗面台14の給
湯口や給水口15から湯水を供給してシート1によって
形成された凹部19内に湯水を貯留させ、その湯水に乳
児を浸けて沐浴させればよい。このように、洗面や髭剃
り等に使用された不潔な状態のシンク凹部18に直接湯
水を溜めて沐浴させるのではなく、シート1に形成され
た凹部19に湯水を溜めて沐浴させることから、清潔
で、抵抗力の弱い乳児に良い。そして、沐浴させる作業
は立ったままできることから、作業の際の姿勢もさほど
前かがみにならずにすみ、従来に比べて格段に楽にな
る。また、排水の際も、従来のように湯水の入った重い
桶を傾けるような作業が不要で、作業が極めて楽にな
る。しかも、使用し終わったら、シート1を折りたたん
で収納すればよいことから、保管の際の収納スペースを
とらないうえ、安価である。
湯水槽では、湯水を汲み入れる際には、洗面台14の給
湯口や給水口15から湯水を供給してシート1によって
形成された凹部19内に湯水を貯留させ、その湯水に乳
児を浸けて沐浴させればよい。このように、洗面や髭剃
り等に使用された不潔な状態のシンク凹部18に直接湯
水を溜めて沐浴させるのではなく、シート1に形成され
た凹部19に湯水を溜めて沐浴させることから、清潔
で、抵抗力の弱い乳児に良い。そして、沐浴させる作業
は立ったままできることから、作業の際の姿勢もさほど
前かがみにならずにすみ、従来に比べて格段に楽にな
る。また、排水の際も、従来のように湯水の入った重い
桶を傾けるような作業が不要で、作業が極めて楽にな
る。しかも、使用し終わったら、シート1を折りたたん
で収納すればよいことから、保管の際の収納スペースを
とらないうえ、安価である。
【0029】なお、上記実施の形態では、シート1をゴ
ムで形成したが、これに限定するものではなく、ポリエ
チレン,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリビ
ニルアルコール,ポリプロピレン,ポリエステル,ポリ
カーボネート,ナイロン,ポリスチレン,エチレン酢酸
ビニル共重合体,エチレン酢酸ビニルアルコール共重合
体,アイオノマー等の樹脂材料から形成してもよい。
ムで形成したが、これに限定するものではなく、ポリエ
チレン,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリビ
ニルアルコール,ポリプロピレン,ポリエステル,ポリ
カーボネート,ナイロン,ポリスチレン,エチレン酢酸
ビニル共重合体,エチレン酢酸ビニルアルコール共重合
体,アイオノマー等の樹脂材料から形成してもよい。
【0030】また、上記実施の形態では、シート1の四
隅に三角形の折り曲げ部を形成させて補強するようにし
たが、これに限定するものではなく、ゴムシート片や補
強版を接着剤等で貼り付けたり、熱融着させる等しても
よい。さらに、この補強部分の形状も三角形に限定する
ものではなく、円形や四角形等各種の形状にすることが
できる。
隅に三角形の折り曲げ部を形成させて補強するようにし
たが、これに限定するものではなく、ゴムシート片や補
強版を接着剤等で貼り付けたり、熱融着させる等しても
よい。さらに、この補強部分の形状も三角形に限定する
ものではなく、円形や四角形等各種の形状にすることが
できる。
【0031】図6は、本発明に用いる沐浴シート3の第
2例を示す。この沐浴シート3は、紙,不織布,樹脂フ
ィルムの少なくともいずれかを基材としてなるものであ
る。
2例を示す。この沐浴シート3は、紙,不織布,樹脂フ
ィルムの少なくともいずれかを基材としてなるものであ
る。
【0032】上記沐浴シート3は、長方形に形成され、
中央付近のシンク凹部18の排水口に対応する部分に、
排水用穴4が穿設され、この排水用穴4が剥離可能のフ
ィルム5で水密状に覆われている。6はフィルム5を剥
離する際に手指で把持する舌片である。
中央付近のシンク凹部18の排水口に対応する部分に、
排水用穴4が穿設され、この排水用穴4が剥離可能のフ
ィルム5で水密状に覆われている。6はフィルム5を剥
離する際に手指で把持する舌片である。
【0033】上記沐浴シート3は、前後左右の4辺より
内側寄り部に、上記4辺と平行な谷折り目7が形成され
ている。また、各角の部分で、上記谷折り目7の交点か
ら沐浴シート3の角に向かって延びる谷折り目11と、
上記交点から前後方向(図示の上下方向)に延びる谷折
り目10と、上記交点から左右方向に伸びる山折り目1
2とが形成されている。これにより、上記谷折り目7で
囲まれた部分が、底面8になり、上記谷折り目7より外
側の部分が側面9になる。そして、上記底面8の四方に
側面9が立ち上がり、沐浴シート3がシンク凹部18に
沿うように形作られるようになっている。図において、
22はシンク凹部18に沿うように形作られた沐浴シー
ト3の形状を保持する保持テープである。
内側寄り部に、上記4辺と平行な谷折り目7が形成され
ている。また、各角の部分で、上記谷折り目7の交点か
ら沐浴シート3の角に向かって延びる谷折り目11と、
上記交点から前後方向(図示の上下方向)に延びる谷折
り目10と、上記交点から左右方向に伸びる山折り目1
2とが形成されている。これにより、上記谷折り目7で
囲まれた部分が、底面8になり、上記谷折り目7より外
側の部分が側面9になる。そして、上記底面8の四方に
側面9が立ち上がり、沐浴シート3がシンク凹部18に
沿うように形作られるようになっている。図において、
22はシンク凹部18に沿うように形作られた沐浴シー
ト3の形状を保持する保持テープである。
【0034】また、上記沐浴シートは、前後の側面9
に、上記交点から45°の方向に延びる山折り目17が
形成されている。これにより、シンク凹部18に沿うよ
うに形作られた沐浴シート3が、図7に示すように、底
面8の大きさに平板状に折りたたまれるようになってい
る。図6および図7において、23は沐浴シート3をシ
ンク凹部18に固定する両面テープ(係止部材)であ
る。
に、上記交点から45°の方向に延びる山折り目17が
形成されている。これにより、シンク凹部18に沿うよ
うに形作られた沐浴シート3が、図7に示すように、底
面8の大きさに平板状に折りたたまれるようになってい
る。図6および図7において、23は沐浴シート3をシ
ンク凹部18に固定する両面テープ(係止部材)であ
る。
【0035】上記沐浴シート3は、紙および/または不
織布を基材としてなるものであるが、そのシート面に、
樹脂フィルムをラミネートする等の撥水加工を施すこと
が望ましい。
織布を基材としてなるものであるが、そのシート面に、
樹脂フィルムをラミネートする等の撥水加工を施すこと
が望ましい。
【0036】上記沐浴シート3を用いて沐浴を行う場合
には、まず、図7に示す折りたたまれた状態の沐浴シー
ト3を、図8に示すように、左右の両側面9を引き起こ
すとともに、前後の両側面9を引き起こすことにより、
台所等のシンク凹部18に沿う略箱状に形作る。つい
で、上記沐浴シート3をシンク凹部18内に挿入し、必
要に応じて両面テープ23の剥離シートを剥離して側面
9をシンク14に固定する。そして、上記沐浴シート3
によって形成された凹部19に湯水を貯留して乳児等を
沐浴させることが行われる。
には、まず、図7に示す折りたたまれた状態の沐浴シー
ト3を、図8に示すように、左右の両側面9を引き起こ
すとともに、前後の両側面9を引き起こすことにより、
台所等のシンク凹部18に沿う略箱状に形作る。つい
で、上記沐浴シート3をシンク凹部18内に挿入し、必
要に応じて両面テープ23の剥離シートを剥離して側面
9をシンク14に固定する。そして、上記沐浴シート3
によって形成された凹部19に湯水を貯留して乳児等を
沐浴させることが行われる。
【0037】そして、沐浴が終了すると、フィルム5の
舌片6を手指で把持し、フィルム5を剥離することによ
り、排水用穴4ならびにシンク14の排水口から沐浴後
の湯水が排水される。使用が終了した沐浴シート3は、
そのまま使い捨てることができる。
舌片6を手指で把持し、フィルム5を剥離することによ
り、排水用穴4ならびにシンク14の排水口から沐浴後
の湯水が排水される。使用が終了した沐浴シート3は、
そのまま使い捨てることができる。
【0038】上記沐浴シート3によれば、沐浴シート3
自体が極めて安価になり、沐浴シート3を使い捨てにす
ることが可能となり、乳児等を沐浴させるたびにシンク
14や沐浴シート3を消毒する必要もなくなり、沐浴さ
せる作業を軽減することができる。また、沐浴後の汚れ
た湯水は排水口だけに流れ、シンク14をほとんど汚染
しないため、シンク14を消毒する手間も省ける。さら
に、上記沐浴シート3では、沐浴シート3がシンク凹部
18に沿うよう予め折り目が設けられているため、沐浴
シート3をシンク凹部18に沿うように形作る作業が極
めて容易である。それ以外は、図1〜図4に示すものと
同様の作用効果を奏する。
自体が極めて安価になり、沐浴シート3を使い捨てにす
ることが可能となり、乳児等を沐浴させるたびにシンク
14や沐浴シート3を消毒する必要もなくなり、沐浴さ
せる作業を軽減することができる。また、沐浴後の汚れ
た湯水は排水口だけに流れ、シンク14をほとんど汚染
しないため、シンク14を消毒する手間も省ける。さら
に、上記沐浴シート3では、沐浴シート3がシンク凹部
18に沿うよう予め折り目が設けられているため、沐浴
シート3をシンク凹部18に沿うように形作る作業が極
めて容易である。それ以外は、図1〜図4に示すものと
同様の作用効果を奏する。
【0039】上記実施の形態では、沐浴シート3に予め
折り目を設けたが、これに限定するものではなく、折り
目ではなく折れ線でも良いし、折り目や折れ線を全く設
けないようにすることもできる。
折り目を設けたが、これに限定するものではなく、折り
目ではなく折れ線でも良いし、折り目や折れ線を全く設
けないようにすることもできる。
【0040】なお、上記各実施の形態では、係止部材と
して吸盤2および両面テープ23を使用したが、これに
限定するものではなく、フック,クリップ,マグネッ
ト,粘着シート,粘着剤,マジックテープ等、洗面台や
流し台のシンク14の周囲にシート1,3の周辺部を一
時的に固定しうるものであれば何を用いてもよい。
して吸盤2および両面テープ23を使用したが、これに
限定するものではなく、フック,クリップ,マグネッ
ト,粘着シート,粘着剤,マジックテープ等、洗面台や
流し台のシンク14の周囲にシート1,3の周辺部を一
時的に固定しうるものであれば何を用いてもよい。
【0041】また、上記各実施の形態では、シート1,
3を長方形に形成した例を示したが、これに限定するも
のではなく、楕円形,円形,正方形その他多角形等、各
種の形状に形成することができる。
3を長方形に形成した例を示したが、これに限定するも
のではなく、楕円形,円形,正方形その他多角形等、各
種の形状に形成することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明の沐浴方法および
沐浴湯水槽によれば、湯水を汲み入れる際には、シンク
に給水等する備え付けの給水口や給湯口から湯水を供給
し、シートによって形成された凹部内に湯水を貯留させ
ればよい。そして、上記凹部内の湯水に乳児を浸けて身
体を洗い沐浴させることが行われる。このように、洗面
や髭剃り等に使用された不潔な状態のシンクの凹部に直
接湯水を溜めて沐浴させるのではなく、シートに形成さ
れた凹部に湯水を溜めて沐浴させることから、清潔で、
抵抗力の弱い乳児に良い。また、沐浴させる高さが最適
になり沐浴させる作業は立ったままできることから、作
業の際の姿勢もそれほど前かがみにならずにすみ、従来
に比べて格段に楽になる。また、排水の際には、シート
の端をめくって湯水をシンク内に捨てればよく、従来の
ように湯水の入った重い桶を傾けるような作業が不要
で、作業が極めて楽になる。しかも、使用し終わった
ら、シートを折りたたんで収納すればよいことから、保
管の際の収納スペースをとらない。また、ペット等の動
物を沐浴させた場合に、シンクが汚れない。
沐浴湯水槽によれば、湯水を汲み入れる際には、シンク
に給水等する備え付けの給水口や給湯口から湯水を供給
し、シートによって形成された凹部内に湯水を貯留させ
ればよい。そして、上記凹部内の湯水に乳児を浸けて身
体を洗い沐浴させることが行われる。このように、洗面
や髭剃り等に使用された不潔な状態のシンクの凹部に直
接湯水を溜めて沐浴させるのではなく、シートに形成さ
れた凹部に湯水を溜めて沐浴させることから、清潔で、
抵抗力の弱い乳児に良い。また、沐浴させる高さが最適
になり沐浴させる作業は立ったままできることから、作
業の際の姿勢もそれほど前かがみにならずにすみ、従来
に比べて格段に楽になる。また、排水の際には、シート
の端をめくって湯水をシンク内に捨てればよく、従来の
ように湯水の入った重い桶を傾けるような作業が不要
で、作業が極めて楽になる。しかも、使用し終わった
ら、シートを折りたたんで収納すればよいことから、保
管の際の収納スペースをとらない。また、ペット等の動
物を沐浴させた場合に、シンクが汚れない。
【0043】また、本発明の沐浴シートによれば、シー
トが極めて安価になる。そして、例えば、シートを使い
捨てにすることも可能となり、乳児等を沐浴させるたび
にシンクを消毒する必要もなくなり、沐浴させる作業を
軽減することができる。
トが極めて安価になる。そして、例えば、シートを使い
捨てにすることも可能となり、乳児等を沐浴させるたび
にシンクを消毒する必要もなくなり、沐浴させる作業を
軽減することができる。
【図1】本発明に用いる沐浴シートの一例を示す平面図
である。
である。
【図2】本発明の沐浴方法を示す説明図である。
【図3】上記沐浴方法を示す説明図である。
【図4】上記沐浴方法を示す説明図である。
【図5】上記沐浴方法を示す説明図である。
【図6】本発明の沐浴シートの一実施の形態を示す平面
図である。
図である。
【図7】上記沐浴シートを折りたたんだ図である。
【図8】上記沐浴シートの斜視図である。
【図9】従来の沐浴用桶を示す斜視図である。
1 シート 14 シンク 19 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪部 智子 京都府京都市下京区中堂寺粟田町1京都リ サーチパーク4号館 有限会社アクション ケイ内
Claims (9)
- 【請求項1】 シンクの凹部に沿って敷設しうる大きさ
のシートを準備し、上記シートをシンクの凹部に敷設
し、上記シートによって形成された凹部内に湯水を貯留
させ、上記凹部内の湯水によって沐浴させることを特徴
とする沐浴方法。 - 【請求項2】 シンクの凹部に沿って敷設しうる大きさ
のシートと、シンクの凹部に上記シートが敷設されて上
記シートによって形成された凹部に沐浴用の湯水を貯留
しうるようになっていることを特徴とする沐浴湯水槽。 - 【請求項3】 上記シートが紙,不織布,樹脂フィルム
の少なくともいずれかを基材としたものである請求項1
または2記載の沐浴方法または沐浴湯水槽。 - 【請求項4】 上記シートのシンクの排水口に対応する
部分に、排水用穴が穿設され、上記排水用穴が剥離可能
のフィルムで水密状に覆われている請求項3記載の沐浴
方法または沐浴湯水槽。 - 【請求項5】 上記シートが使い捨てである請求項3ま
たは4記載の沐浴方法または沐浴湯水槽。 - 【請求項6】 上記シートのシート面に、撥水加工が施
されている請求項3〜5のいずれか一項に記載の沐浴方
法または沐浴湯水槽。 - 【請求項7】 上記シートに、シートがシンクの凹部に
沿うようシートを折ることができる折れ線が設けられて
いる請求項3〜6のいずれか一項に記載の沐浴方法また
は沐浴湯水槽。 - 【請求項8】 上記シートの周縁部に、シンクの凹部周
縁部に係止される係止部材が設けられている請求項3〜
7のいずれか一項に記載の沐浴方法または沐浴湯水槽。 - 【請求項9】 請求項3〜8に記載の沐浴方法または沐
浴湯水槽に用いられる沐浴シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000043728A JP2001231701A (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 沐浴方法および沐浴湯水槽ならびにそれらに用いる沐浴シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000043728A JP2001231701A (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 沐浴方法および沐浴湯水槽ならびにそれらに用いる沐浴シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001231701A true JP2001231701A (ja) | 2001-08-28 |
Family
ID=18566597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000043728A Pending JP2001231701A (ja) | 2000-02-22 | 2000-02-22 | 沐浴方法および沐浴湯水槽ならびにそれらに用いる沐浴シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001231701A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7111585B2 (en) * | 2003-04-08 | 2006-09-26 | Hale Mary M | Paw cleaning device |
CN106562611A (zh) * | 2016-11-07 | 2017-04-19 | 吉林大学 | 多功能儿童护理柜 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4216552A (en) * | 1979-01-25 | 1980-08-12 | Product Source Inc. | Sink mounted infant bathing device |
JPS5619233U (ja) * | 1979-07-21 | 1981-02-20 | ||
JPS57152139U (ja) * | 1981-03-19 | 1982-09-24 | ||
JPS61190292U (ja) * | 1985-05-22 | 1986-11-27 | ||
JPS62145625U (ja) * | 1986-03-07 | 1987-09-14 | ||
JPS6347788U (ja) * | 1986-09-17 | 1988-03-31 | ||
JPH0423488U (ja) * | 1990-06-21 | 1992-02-26 | ||
JPH08191776A (ja) * | 1995-01-18 | 1996-07-30 | Yamaha Living Tec Kk | 簡易浴槽設備 |
JPH09108134A (ja) * | 1995-10-20 | 1997-04-28 | Ginno Mise:Kk | 簡易浴槽及び使い捨て貯湯シート |
JPH10137310A (ja) * | 1996-11-07 | 1998-05-26 | Kiyosumi Ogawa | 浴処方用具 |
-
2000
- 2000-02-22 JP JP2000043728A patent/JP2001231701A/ja active Pending
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Cited By (2)
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US7111585B2 (en) * | 2003-04-08 | 2006-09-26 | Hale Mary M | Paw cleaning device |
CN106562611A (zh) * | 2016-11-07 | 2017-04-19 | 吉林大学 | 多功能儿童护理柜 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100330 |