JPH0440653Y2 - - Google Patents

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JPH0440653Y2
JPH0440653Y2 JP1986026623U JP2662386U JPH0440653Y2 JP H0440653 Y2 JPH0440653 Y2 JP H0440653Y2 JP 1986026623 U JP1986026623 U JP 1986026623U JP 2662386 U JP2662386 U JP 2662386U JP H0440653 Y2 JPH0440653 Y2 JP H0440653Y2
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undersheet
super absorbent
childbirth
mat
sheets
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、分娩の際に産婦の臀部の下に敷く為
の簡便シーツに関するものである。
〔従来技術〕
第3図は分娩台の斜視図を示す。1は本体、2
は補助台、3は支脚器である。
例えば分娩台を使用して産婦に分娩させる際
は、第4図に示すように分娩台本体を分娩台シー
ツ4で覆うと共に、補助台2を吸水シーツ5で覆
う場合が少なくない。この吸水シーツ5は、その
1辺付近を産婦(図示せず)の臀部の下に差し込
んで用いられる。しかし、この操作の際、作業者
(一般に助産婦若しくは看護婦)が、消毒済の手
で産婦の臀(未消毒)に触れないように気を付け
なければならず、非常に手間が掛かる。
上記の吸水シーツ5だけでは、分娩時の流出液
体(血液、羊水、洗滌液など)を吸水し切れない
場合がある。これらの流出液をトレーで受ける方
法も行なわれるが、施術者の技倆が不充分の場合
や、流出液の処置に手が回らないような異常分娩
時には吸水シーツ5の上に多量の液を流してしま
い、吸水シーツ5で吸収し切れない部分が床上に
流下するなどして分娩環境を悪化させてしまう。
また、吸水シーツ5で流出液を吸収し得ても吸
水シーツ5が多量の液体を含んでしまうと、その
上で新生児の処置(臍の緒の処理など)を行うこ
とは好ましくない。(シーツが液体を含むと、新
生児の体温が下る)。さりとて吸水シーツ5を取
り除くと未消毒の補助台2が露出するので適当で
ない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
こうした不具合を解消する為、補助台2の上に
高吸水性マツト6が敷かれる。この高吸水性マツ
トとは、柔軟な不透水性の薄いシート(例えばビ
ニールシート)の上に高吸水ポリマーシート、及
び吸水紙層を重ねたものである(紙おむつを大き
くしたものに類似)。
ところが、第5図に示したように高吸水性マツ
ト6を敷いただけでは、この高吸水性マツトが多
量の液体を吸収した場合にこれを取り除くと、未
消毒の補助台2が露出してしまう。
本考案は上に延べた種々の不具合を一挙に解消
すべく為されたもので、その目的とするところ
は、 イ 消毒済の手を汚す虞れ無く、迅速かつ容易に
産婦の臀の下に差し込むことが出来、 ロ 多量の液体を吸収することが出来、 ハ 多量の液体を吸収した後、清潔で乾いた面を
迅速かつ容易に出現せしめ得る。分娩用簡便シ
ーツを提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成する為、本考案に係る分娩用
簡便シーツは、清潔なアンダーシーツ上に高吸水
性マツトを重ね、容易に引き剥がし得るように接
着し、かつ、上記アンダーシーツの1辺を折り返
して、これに対応している高吸水性マツトの1辺
の上に重ね合わせて該高吸水性マツトの1辺のみ
を覆い、該高吸水性マツトの大部分の表面はアン
ダーシーツで覆うことなく露出せしめたことを特
徴とする。
〔作用〕
上記のように構成した分娩用簡便シーツにおい
ては、アンダーシーツの折返し部に手を差し入れ
て該アンダーシーツを産婦の臀の下に押し込む
と、消毒済みの手を汚す虞れが無い。
また、アンダーシーツを産婦に対してセツトす
ると、これに接着された高吸水性マツトはアンダ
ーシーツと一体化されているので、同時に、かつ
自動的にセツトされる。
そして、高吸水性マツトが多量の液体を吸収し
た後に該高吸水性マツトを引き剥がすと、清潔な
アンダーシーツが現われる。
〔実施例〕
第1図は本考案の分娩用簡便シーツ7の説明図
である。
8は、分娩台上の産婦で、両脚を脚カバー9で
覆われている。仮想線で示した会陰ドレープ10
で局部周辺を覆う場合もある。2は既述の補助台
である。
アンダーシーツ7aは、補助台2の上面を完全
に覆い得るように該補助台2の頂面よりも大きく
構成し、その表面は吸水性で、裏面に合成樹脂フ
イルムをラミネートして防水処理をしたものであ
る。
高吸水性マツト7bは、補助台2の頂面より
も、若干小さく構成し、アンダーシーツ7aの上
に重ねて、容易に引き剥がし得る程度に接着して
ある。本考案において容易に引き剥がし得る程度
とは、アンダーシーツ7a若しくは高吸水性マツ
ト7bを破損せしめる虞れ無く、女性の手で引き
剥がせる程度に接合する意である。
上記高吸水性マツト7bの−断面を第2図
に示す。7b-1はビニールシート、7b-2は高吸水
性ポリマーシート、7b-3は吸水紙層、7b-4は不
織布層である。
上述のアンダーシーツ7aおよび高吸水性マツ
ト7bは、それぞれ、乾燥状態における重量を表
示(図示省略)しておく。このようにしておく
と、多量の液を吸収した後にその重量を計測して
乾燥重量を差し引くと液量が判明する。このよう
に、乾燥重量を標示しておくと使用前に重量を計
る手間が省けて便利である。
前記のアンダーシーツ7aは、第1図に示すご
とくその1辺を幅寸法Wだけ折り返し、高吸水性
マツト7bの1辺に沿つて幅寸法wだけ重ねて覆
つてある。
本実施例における寸法Wは150mmである。本考
案を実施する際、この寸法Wは100mm乃至200mmと
することが望ましい。
100mm未満であると、手を汚さずに臀の下に差
し込む操作が容易でない。また、200mm以上であ
ると、高吸水性マツト7bの露出面が相対的に後
退(差込方向矢印Aに関して後退の意)して取り
扱い難い。
本実施例における寸法wは50mmである。本考案
を実施する際、この寸法wは10mm乃至90mmとする
ことが望ましい。
10mm未満であると重なり部分が少なくて、重な
り状態の保持が不安定となり、90mm以上であると
高吸水性マツト7bの表面が不必要に覆われて、
その高吸水性能が妨げられる。
上述のように構成した分娩用簡便シーツ7(第
1図)は、折り返し部7a-1に手を差し入れ、消
毒済の手を汚す虞れ無く該折り返し部を産婦8の
臀の下に押し入れることが出来る。
そして分娩中に多量の液体が産婦の局部から流
出しても高吸水性マツト7bで吸収し、床面上に
流下させない。
流出液量が相当大きくても、高吸水性マツトに
滲みこんだ液は、拡がらない傾向にあるので、高
吸水性マツト7bの1部は乾いた状態に保たれる
ことが多く、その上に新生児などを置くことに支
障が無い。
また、流出液が著しく多量である場合は、これ
を吸収した高吸水性マツト7bを引き剥がすと、
アンダーシーツ7aの清潔な面が現われる。
アンダーシーツ7aを露出させた後に、多少の
液が流れても、該アンダーシーツ7aの裏面に防
水処理を施してあるので補助台2を濡らす虞が無
く、事故の処理が容易である。また、この清潔な
アンダーシーツ面が現われることは、分娩後の産
婦に多く行われる会陰部の縫合時の清潔野確保に
おいても非常に便利である。
〔考案の効果」 以上詳述したように、本考案の分娩用簡便シー
ツを適用すると、 イ 消毒済の手を汚す虞れ無く、迅速かつ容易に
産婦の臀の下に差し込むことが出来、 ロ 多量の液体を吸収することが出来、 ハ 多量の液体を吸収した後、清潔で乾いた面を
迅速かつ容易に出現せしめ得るので、分娩後の
清潔野を必要とする処理に充分対応できるとい
う優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の分娩用簡便シーツの1実施
例の説明図、第2図は、上記実施例の高吸水性マ
ツトの−断面図である。第3図は分娩台の1
例の斜視図、第4図は従来の吸水シーツの説明
図、第5図は従来の高吸水性マツトの説明図であ
る。 1……分娩台本体、2……補助台、3……支脚
器、4……分娩台シーツ、5……吸水シーツ、6
……高吸水性マツト、7……分娩用簡便シーツ、
7a……アンダーシーツ、7b……高吸水性マツ
ト、7b-1……ビニールシート、7b-2高吸水ポリ
マーシート、7b-3……吸水紙層、7b-4……不織
布層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 清潔なアンダーシーツ上に高吸水性マツトを
    重ね、容易に引き剥がし得るように接着して、
    該高吸水性マツトを引き剥がすことによつてア
    ンダーシーツの清潔面が露出するように構成
    し、かつ、上記アンダーシーツの1辺を折り返
    して、これに対応している高吸水性マツトの1
    辺の上に重ね合わせて該高吸水性マツトの1辺
    を覆い、かつ、該高吸水性マツトの他の辺を含
    む大部分の表面はアンダーシーツで覆うことな
    く露出せしめたことを特徴とする分娩用簡便シ
    ーツ。 2 前記アンダーシーツの1辺の折り返し幅は
    100乃至200mmであり、この折り返し部によつて
    高吸水性マツトの1辺に沿つた幅10乃至90mmの
    区域を覆つたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の分娩用簡便シーツ。 3 前記の高吸水性マツトは分娩台の補助台より
    も小面積の方形であり、アンダーシーツは該補
    助台よりも大面積の方形であることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項に記載の分娩
    用簡便シーツ。 4 前記の高吸水性マツトは、その重量が既知の
    ものであり、かつ、乾燥時重量を表示してある
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の分娩用簡便シーツ。 5 前記のアンダーシーツは、その表面が吸水性
    で裏面に防水処理を施したものであることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の分娩用簡便シーツ。 6 前記のアンダーシーツは撥水性のものである
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項に記載の分娩用簡便シーツ。
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS535836U (ja) * 1976-07-02 1978-01-19
JPH0611403U (ja) * 1992-07-21 1994-02-15 ヤンマー農機株式会社 耕うん装置の爪取付構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4715498U (ja) * 1971-03-22 1972-10-23
JPS4715497U (ja) * 1971-03-22 1972-10-23

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