JP4143282B2 - 乳児用沐浴マット - Google Patents
乳児用沐浴マット Download PDFInfo
- Publication number
- JP4143282B2 JP4143282B2 JP2001253434A JP2001253434A JP4143282B2 JP 4143282 B2 JP4143282 B2 JP 4143282B2 JP 2001253434 A JP2001253434 A JP 2001253434A JP 2001253434 A JP2001253434 A JP 2001253434A JP 4143282 B2 JP4143282 B2 JP 4143282B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mat
- edge
- water
- infant
- baby
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bathtub Accessories (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乳児を沐浴させる際に用いられる乳児用沐浴マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
乳児の沐浴に、乳児一人が入る程度の大きさの凹部を有する沐浴用桶等が用いられているが、このような桶を用いての沐浴は、桶を床面に置いて乳児の頭部や首部を腕で支えながら行うため、乳児を洗うときの姿勢が前屈みになり、腰や背中に負担がかかって作業が大変である。このため、各種ゴム材料等で形成され、略中央部に排水のための穴を設けたシートを、洗面所・台所等のシンクの凹部に沿って敷設し、これによって形成された凹部に湯水を溜めて乳児を抱きかかえながら沐浴させる沐浴シートが提案されている(特開2000−83854号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなシートを用いて洗面所・台所等のシンクで乳児を沐浴させれば、乳児を沐浴させる際に前屈みにならず、楽な姿勢で沐浴させることができる点で作業が楽になるものの、依然として乳児を抱きかかえる腕に相当の負担がかかるため作業が大変である。
【0004】
また、シートによって形成された凹部に溜まった湯水は、シートの略中央部に設けられた排水のための穴から流れ出るようになっているものの、排水のための穴は1箇所しか設けられておらず、該排水のための穴をシンクの排水口の上に位置するようにシートを設置しなければ、シートがシンクの排水口を塞ぎ、シンクの底面がシートの排水のための穴を塞ぐことになり、排水がスムーズに行われない。このため、湯水を流しながら沐浴をするとシンクから湯水が溢れてしまうおそれがあり、また、湯水を溜めた状態で沐浴した場合でも、沐浴終了後の排水がスムーズに行われず不便である。
【0005】
また、各種ゴム材料で形成されたシートは石鹸がつくと滑りやすいとともにクッション性に乏しいため沐浴の際に乳児に打撲等の怪我をさせてしまうおそれがある。
【0006】
本発明の目的は、排水性及びクッション性に優れるとともに乳児の沐浴をさせる者の負担を軽減することのできる乳児用沐浴マットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の乳児用沐浴マットは、マット本体部と該マット本体部の周縁部に設けられた複数のマット縁部とからなり、前記マット本体部及び前記マット縁部を、透水性を有する袋体の中に小粒状物を入れて形成したことを特徴とするものである。
【0008】
このような乳児用沐浴マットは、マット本体部をシンクの底部に置き、マット縁部をシンクの側壁に沿って立ち上げてシンクに設置され、乳児の頭部が乳児用沐浴マットのマット縁部に、胴部がマット本体部に位置するようにして乳児用沐浴マットの上に乳児を寝かせた状態で沐浴を行うことができるので、乳児の頭部や首部を支える腕にかかる負担が相当軽減される。
また、マット本体部及びマット縁部は透水性を有する袋体の中に小粒状物を入れて形成されており、湯水が小粒状物の間から透水し、マット本体部及びマット縁部の全体から湯水が透水するので、湯水の排水がスムーズに行われる。
さらに、袋体の中に小粒状物を入れて形成されたマット本体部及びマット縁部は、石鹸を使用したとき、石鹸液が小粒状物の間に浸みこみ、マット本体部及びマット縁部の表面に石鹸膜が殆どできないので滑り難く、また、クッション性にも優れるので、かかるマット本体部及びマット縁部の上で乳児を沐浴させれば乳児に打撲等の怪我をさせるおそれが少ない。
また、乳児用沐浴マットをシンクに設置するとき、袋体内の小粒状物が自由に流動するので、シンクの形に合わせて容易に変形し、沐浴時に乳児の身体を包みこむようにして乳児の身体にフィットさせることができ、安定性がよい。
また、マット本体部及びマット縁部が透水性に優れているので水切れがよく、沐浴に使用した乳児用沐浴マットの乾燥時間が早く、そして脱水機等の使用により短時間で乾燥させることもでき、後片づけが簡単である。
【0009】
請求項2に記載の乳児用沐浴マットは、板状物のマット本体部と該マット本体部の周縁部に設けられた複数の板状物のマット縁部とを有し、前記板状物のマット本体部及び前記板状物のマット縁部を、軟質樹脂或いは発泡樹脂で透水可能に形成したことを特徴とするものである。
【0010】
かかる乳児用沐浴マットは、請求項1に記載の乳児用沐浴マットと同様、乳児用沐浴マットの上に乳児を寝かせた状態で沐浴を行うことができるので、乳児の頭部や首部を支える腕にかかる負担が相当軽減される。
また、軟質樹脂或いは発泡樹脂で透水可能に形成された板状物のマット本体部及びマット縁部の全体から湯水が透水するので、湯水の排水がスムーズに行われる。さらに、石鹸を使用したとき、マット本体部及びマット縁部が透水可能となっているので石鹸液がマット本体部及びマット縁部に浸みこみ、マット本体部及びマット縁部の表面に石鹸膜が殆どできないので滑り難く、また、クッション性にも優れるので、かかるマット本体部及びマット縁部の上で乳児を沐浴させれば乳児に打撲等の怪我をさせるおそれが少ない。また、マット本体部及びマット縁部が透水性に優れているので水切れがよく、沐浴に使用した乳児用沐浴マットの乾燥時間が早く、そして脱水機等の使用により短時間で乾燥させることもでき、後片づけが簡単である。
【0011】
請求項3に記載の乳児用沐浴マットは、マット本体部と該マット本体部の周縁部に設けられた複数のマット縁部とを有し、前記マット本体部及び前記マット縁部のいずれか一方を、透水性を有する袋体の中に小粒状物を入れて形成し、他方を軟質樹脂或いは発泡樹脂又は繊維で透水可能に形成した板状物としたことを特徴とするものである。
【0012】
かかる乳児用沐浴マットも、請求項1及び請求項2に記載の乳児用沐浴マットと同様、乳児用沐浴マットの上に乳児を寝かせた状態で沐浴を行うことができるので、乳児の頭部や首部を支える腕にかかる負担が相当軽減される。また、マット本体部とマット縁部の全体から湯水が透水するので、スムーズに湯水の排水が行われる。さらに、石鹸を使用したとき、マット本体部及びマット縁部が透水性を有するので、石鹸液がマット本体部及びマット縁部に浸みこみ、マット本体部及びマット縁部の表面に石鹸膜が殆どできないので滑り難く、また、クッション性にも優れるので、かかるマット本体部及びマット縁部の上で乳児を沐浴させれば乳児に打撲等の怪我をさせるおそれが少ない。また、マット本体部及びマット縁部が透水性に優れているので水切れがよく、沐浴に使用した乳児用沐浴マットの乾燥時間が早く、そして脱水機等の使用により短時間で乾燥させることもでき、後片づけが簡単である。
【0013】
請求項4に記載の乳児用沐浴マットは、請求項2又は3に記載の透水可能に形成した板状物の前記マット本体部及びマット縁部を、透水性を有するカバーで覆ったことを特徴とするものである。
【0014】
かかる乳児用沐浴マットは、板状物のマット本体部及びマット縁部をカバーで覆ったので、板状物のマット本体部及びマット縁部を容易に一体化することができるとともに、板状物のマット本体部及びマット縁部をカバーにより保護することができ、またカバーにより肌触りが良好となる。
【0015】
請求項5に記載の乳児用沐浴マットは、請求項2、3又は4に記載の前記板状物のマット本体部及びマット縁部は、上下面方向に多数の透水穴を有することを特徴とするものである。
【0016】
かかる乳児用沐浴マットは、板状物のマット本体部及びマット縁部が上下面方向に多数の透水穴を有するので、優れた透水性を有し、湯水の排水がスムーズに行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る乳児用沐浴マットの実施の形態の第1例について説明する。
図1は、本発明に係る乳児用沐浴マットの実施の形態の第1例を示す平面図、図2は図1のA−A線拡大断面図、図3は図1のB−B線拡大断面図である。
【0018】
これらの図に示された乳児用沐浴マット1は、矩形状のマット本体部2と該マット本体部2の周縁部に設けられた4つのマット縁部3a、3b、3c、3dとからなり、洗面所、台所等のシンクに設置して乳児の沐浴に使用される。
【0019】
前記マット本体部2とマット縁部3a、3b、3c、3dは、透水性を有する布、例えばメッシュ状の布を2枚重ね合わせて外周縁部4を縫い合わせ、袋状のマット外皮5を形成し、このマット外皮5に複数の縫着部6を設け、縫着部6で囲まれる部分で形成される袋体7の中に小粒状物29を入れて形成されている。
【0020】
小粒状物29の大きさは直径3〜5mmで、その粒形としては球状、管状等様々な形状が考えられるが、角がない形状であることが好ましい。また、小粒状物29は中空体であってもよい。
【0021】
矩形状のマット本体部2の周縁部に設けられた4つのマット縁部3a、3b、3c、3dの隣接するマット縁部同士の間は、布が2枚重ねられた状態となっていても間に小粒状物29が無く、乳児用沐浴マット1をシンクに設き、マット縁部3a、3b、3c、3dをシンクの側壁に沿って立ち上げるときに、マット縁部3a、3b、3c、3dの立ち上げを許容するようになっている。
【0022】
このような乳児用沐浴マット1をシンクに設置して乳児を沐浴させる場合、マット本体部2をシンクの底面に置き、マット縁部3a、3b、3c、3dをシンクの側壁に沿って立ち上げ、頭部が乳児用沐浴マットのマット縁部3b又は3dに、胴部がマット本体部2に位置するようにして乳児用沐浴マット1の上に乳児を寝かせる。そして、片方の手の指で乳児の後頭部を押さえ軽く支え、シンクに備え付けの給水口や給湯口から湯水を供給して沐浴を行う。
【0023】
このように乳児を乳児用沐浴マット1の上に寝かせた状態で沐浴させることができるので、乳児の頭部や首部を支える腕にかかる負担が相当軽減される。
【0024】
また、マット本体部2及びマット縁部3a、3b、3c、3dは透水性を有する袋体7の中に小粒状物29を入れて形成されており、湯水が小粒状物29の間から透水し、マット本体部2及びマット縁部3a、3b、3c、3dの全体から湯水が透水するので、湯水の排水がスムーズに行われる。
【0025】
さらに、袋体7の中に小粒状物29を入れて形成されたマット本体部2及びマット縁部3a、3b、3c、3dは、石鹸を使用したとき、石鹸液が小粒状物29の間に浸みこみ、マット本体部2及びマット縁部3a、3b、3c、3dの表面に石鹸膜が殆どできないので滑り難く、また、クッション性にも優れるので、かかるマット本体部2及びマット縁部3a、3b、3c、3dの上で乳児を沐浴させれば乳児に打撲等の怪我をさせるおそれが少ない。
【0026】
また、乳児用沐浴マット1をシンクに設置するとき、袋体7内の小粒状物29が自由に流動するので、シンクの形に合わせて容易に変形し、沐浴時に乳児の身体を包みこむようにして乳児の身体にフィットさせることができ、安定性がよい。また、マット本体部2及びマット縁部3a、3b、3c、3dが透水性に優れているので水切れがよく、沐浴に使用した乳児用沐浴マットの乾燥時間が早く、そして脱水機等の使用により短時間で乾燥させることもでき、後片づけが簡単である。
【0027】
次に図4、図5、図6に基づいて本発明の実施の形態の第2例について説明する。
図4は、本発明に係る乳児用沐浴マットの実施の形態の第2例を示す平面図、図5は図4のC−C線拡大断面図、図6は図4のD−D線拡大断面図である。
【0028】
本例の乳児用沐浴マット10も、第1例と同様、矩形状のマット本体部11と該マット本体部11の周縁部に設けられた4つのマット縁部12a、12b、12c、12dとを有しているが、マット本体部11とマット縁部12a、12b、12c、12dは板状物30となっていて、軟質樹脂或いは発泡樹脂又は繊維で形成されている。前記マット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dは、上下面方向に多数の透水穴13を有していて、透水可能となっている。
【0029】
前記マット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dは、適宜手段によって、一体に接続されている。本例では前記マット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dは、透水性を有する布、例えばメッシュ状の布を2枚重ね合わせて外周縁部14を縫い合わせ、さらに複数の縫着部15を設けて、該複数の縫着部15によって形成された袋状のカバー16でそれぞれ覆われて一体となっている。このように、マット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dを袋状のカバー16でそれぞれ覆うことにより容易に一体に形成することができるとともに、板状物のマット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dをカバー16により保護することができ、またカバー16により肌触りが良好となる。
【0030】
かかる本発明の実施の形態の第2例の乳児用沐浴マット10も第1例と同様にして洗面所及び台所等のシンクに設置され、乳児の沐浴に使用されるものであり、乳児を乳児用沐浴マット10の上に寝かせた状態で沐浴させることができるので、乳児の頭部や首部を支える腕にかかる負担が相当軽減される。
【0031】
また、マット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dは上下面方向に多数の透水穴13を有し透水可能となっており、透水性を有するカバー16で覆われているので、湯水がカバー16から、マット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dに有する多数の透水穴13を通るようにして、マット本体部2及びマット縁部3a、3b、3c、3dの全体から湯水が透水するので、湯水の排水がスムーズに行われる。
【0032】
さらに、マット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dは、石鹸を使用したとき、石鹸液がマット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dに有する多数の透水穴13に浸みこみ、マット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dの表面に石鹸膜が殆どできないので滑り難く、また、クッション性にも優れるので、かかるマット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dの上で乳児を沐浴させれば乳児に打撲等の怪我をさせるおそれが少ない。
【0033】
また、マット本体部11及びマット縁部12a、12b、12c、12dが透水性に優れているので水切れがよく、沐浴に使用した乳児用沐浴マットの乾燥時間が早く、そして脱水機等の使用により短時間で乾燥させることもでき、後片づけが簡単である。
【0034】
次に図7、図8、図9に基づいて本発明の実施の形態の第3例について説明する。
図7は、本発明に係る乳児用沐浴マットの実施の形態の第3例を示す平面図、図8は図7のE−E線拡大断面図、図9は図7のF−F線断面図である。
【0035】
本例の乳児用沐浴マット20も、他の実施の形態と同様マット本体部21と該マット本体部21の周縁部に設けられた4つのマット縁部22a、22b、22c、22dとを有している。
【0036】
マット本体部21は、板状物30となっていて、軟質樹脂或いは発泡樹脂又は繊維で形成され、上下面方向に多数の透水穴23を有している。マット縁部22a、22b、22c、22dは、透水性を有する布、例えばメッシュ状の布を2枚重ね合わせて外周縁部24を縫い合わせて袋状のマット外皮25を形成し、このマット外皮25に複数の縫着部26を設け、該縫着部26で囲まれる部分で形成される袋体27の中に小粒状物29を入れて形成されている。
【0037】
第1例と同様、小粒状物の大きさは直径3〜5mmで、その粒形としては球状、管状等様々な形状が考えられるが、角がない形状であることが好ましい。また、小粒状物は中空体であってもよい。
【0038】
マット外皮25は、縫着部26で囲まれる部分で形成される袋状のカバー28を有していて、マット本体部21はかかるカバー28によって覆われ、このカバー28によりマット縁部22a、22b、22c、22dと一体に形成されている。
【0039】
かかる本発明の実施の形態の第3例の乳児用沐浴マット20も他の実施の形態と同様にして洗面所及び台所等のシンクに設置され、乳児の沐浴に使用されるものであり、乳児を乳児用沐浴マット20の上に寝かせた状態で沐浴させることができるので、乳児の頭部や首部を支える腕にかかる負担が相当軽減される。
【0040】
また、マット本体部21は、板状物30となっていて、軟質樹脂或いは発泡樹脂又は繊維で形成され、上下面方向に多数の透水穴23を有しており、そして、マット縁部22a、22b、22c、22dは、透水性を有する布、例えばメッシュ状の布を2枚重ね合わせて外周縁部24を縫い合わせて袋状のマット外皮25を形成し、このマット外皮25に複数の縫着部26を設け、該縫着部26で囲まれる部分で形成される袋体27の中に小粒状物29を入れて形成されているので、マット本体部21及びマット縁部22a、22b、22c、22dの全体から湯水が透水するので、湯水の排水がスムーズに行われる。
【0041】
さらに、マット本体部21及びマット縁部22a、22b、22c、22dは、石鹸を使用したとき、石鹸液がマット本体部21及びマット縁部22a、22b、22c、22dに浸みこみ、マット本体部21及びマット縁部22a、22b、22c、22dの表面に石鹸膜が殆どできないので滑り難く、また、クッション性にも優れるので、かかるマット本体部21及びマット縁部22a、22b、22c、22dの上で乳児を沐浴させれば乳児に打撲等の怪我をさせるおそれが少ない。
【0042】
また、マット本体部21及びマット縁部22a、22b、22c、22dが透水性に優れているので水切れがよく、沐浴に使用した乳児用沐浴マットの乾燥時間が早く、そして脱水機等の使用により短時間で乾燥させることもでき、後片づけが簡単である。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、マット本体部をシンクの底部に置き、マット縁部をシンクの側壁に沿って立ち上げてシンクに設置され、乳児の頭部が乳児用沐浴マットのマット縁部に、胴部がマット本体部に位置するようにして乳児用沐浴マットの上に乳児を寝かせた状態で沐浴を行うことができるので、乳児の頭部や首部を支える腕にかかる負担を相当軽減することができる。また、マット本体部及びマット縁部は透水性を有する袋体の中に小粒状物を入れて形成されており、湯水が小粒状物の間から透水し、マット本体部及びマット縁部の全体から湯水が透水するので、湯水の排水をスムーズに行うことができる。さらに、袋体の中に小粒状物を入れて形成されたマット本体部及びマット縁部は、石鹸を使用したとき、石鹸液が小粒状物の間に浸みこみ、マット本体部及びマット縁部の表面に石鹸膜が殆どできないので滑り難く、また、クッション性にも優れるので、かかるマット本体部及びマット縁部の上で乳児を沐浴させれば乳児に打撲等の怪我をさせるおそれが少なく安全性に優れている。また、乳児用沐浴マットをシンクに設置するとき、袋体内の小粒状物が自由に流動するので、シンクの形に合わせて容易に変形し、沐浴時に乳児の身体を包みこむようにして乳児の身体にフィットさせることができ、安定性がよい。また、マット本体部及びマット縁部が透水性に優れているので水切れがよく、沐浴に使用した乳児用沐浴マットの乾燥時間が早く、そして脱水機等の使用により短時間で乾燥させることもでき、後片づけを簡単に行うことができる。
【0044】
請求項2に係る発明によれば、乳児用沐浴マットの上に乳児を寝かせた状態で沐浴を行うことができるので、乳児の頭部や首部を支える腕にかかる負担を相当軽減することができる。また、軟質樹脂或いは発泡樹脂で透水可能に形成された板状物のマット本体部及びマット縁部の全体から湯水が透水するので、湯水の排水がスムーズに行われる。さらに、石鹸を使用したとき、マット本体部及びマット縁部が透水可能となっているので石鹸液がマット本体部及びマット縁部に浸みこみ、マット本体部及びマット縁部の表面に石鹸膜が殆どできないので滑り難く、また、クッション性にも優れるので、かかるマット本体部及びマット縁部の上で乳児を沐浴させれば乳児に打撲等の怪我をさせるおそれが少なく安全性に優れる。また、マット本体部及びマット縁部が透水性に優れているので水切れがよく、沐浴に使用した乳児用沐浴マットの乾燥時間が早く、そして脱水機等の使用により短時間で乾燥させることもでき、後片づけを簡単に行うことができる。
【0045】
請求項3に係る発明によれば、乳児用沐浴マットの上に乳児を寝かせた状態で沐浴を行うことができるので、乳児の頭部や首部を支える腕にかかる負担を相当軽減することができる。また、マット本体部とマット縁部の全体から湯水が透水するので、スムーズに湯水の排水が行われる。さらに、石鹸を使用したとき、マット本体部及びマット縁部が透水性を有するので、石鹸液がマット本体部及びマット縁部に浸みこみ、マット本体部及びマット縁部の表面に石鹸膜が殆どできないので滑り難く、また、クッション性にも優れるので、かかるマット本体部及びマット縁部の上で乳児を沐浴させれば乳児に打撲等の怪我をさせるおそれが少なく安全性にすぐれる。また、マット本体部及びマット縁部が透水性に優れているので水切れがよく、沐浴に使用した乳児用沐浴マットの乾燥時間が早く、そして脱水機等の使用により短時間で乾燥させることもでき、後片づけを簡単におこなうことができる。
【0046】
請求項4に係る発明によれば、板状物のマット本体部及びマット縁部をカバーで覆ったので、板状物のマット本体部及びマット縁部を容易に一体化することができるとともに、板状物のマット本体部及びマット縁部をカバーにより保護することができ、またカバーにより肌触りが良好となる。
【0047】
請求項5に係る発明によれば、板状物のマット本体部及びマット縁部が上下面方向に多数の透水穴を有するので、優れた透水性を有し、湯水の排水がスムーズに行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乳児用沐浴マットの実施の形態の第1例を示す平面図である。
【図2】図1のA−A線拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線拡大断面図である。
【図4】本発明に係る乳児用沐浴マットの実施の形態の第2例を示す平面図である。
【図5】図4のC−C線拡大断面図である。
【図6】図4のD−D線拡大断面図である。
【図7】本発明に係る乳児用沐浴マットの実施の形態の第3例を示す平面図である。
【図8】図7のE−E線拡大断面図である。
【図9】図7のF−F線断面図である。
【符号の説明】
1、10、20 乳児用沐浴マット
2、11、21 マット本体部
3a、3b、3c、3d、12a、12b、12c、12d、22a、22b、22c、22d マット縁部
4、14、24 外周縁部
5、25 マット外皮
6、15、26 縫着部
7、27 袋体
13、23 透水穴
16、28 カバー
29 小粒状物
30 板状物
Claims (5)
- マット本体部と該マット本体部の周縁部に設けられた複数のマット縁部とからなり、前記マット本体部及び前記マット縁部を、透水性を有する袋体の中に小粒状物を入れて形成したことを特徴とする乳児用沐浴マット。
- 板状物のマット本体部と該マット本体部の周縁部に設けられた複数の板状物のマット縁部とを有し、前記板状物のマット本体部及び前記板状物のマット縁部を、軟質樹脂或いは発泡樹脂で透水可能に形成したことを特徴とする乳児用沐浴マット。
- マット本体部と該マット本体部の周縁部に設けられた複数のマット縁部とを有し、前記マット本体部及び前記マット縁部のいずれか一方を、透水性を有する袋体の中に小粒状物を入れて形成し、他方を軟質樹脂或いは発泡樹脂又は繊維で透水可能に形成した板状物としたことを特徴とする乳児用沐浴マット。
- 透水可能に形成した板状の前記マット本体部及びマット縁部を、透水性を有するカバーで覆ったことを特徴とする請求項2又は3に記載の乳児用沐浴マット。
- 前記板状のマット本体部及びマット縁部は、上下面方向に多数の透水穴を有することを特徴とする請求項2、3又は4に記載の乳児用沐浴マット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001253434A JP4143282B2 (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 乳児用沐浴マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001253434A JP4143282B2 (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 乳児用沐浴マット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003061853A JP2003061853A (ja) | 2003-03-04 |
JP4143282B2 true JP4143282B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=19081765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001253434A Expired - Fee Related JP4143282B2 (ja) | 2001-08-23 | 2001-08-23 | 乳児用沐浴マット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4143282B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200450840Y1 (ko) | 2010-06-03 | 2010-11-04 | 문수현 | 접이식 유아용 욕조 |
-
2001
- 2001-08-23 JP JP2001253434A patent/JP4143282B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003061853A (ja) | 2003-03-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7979925B2 (en) | Portable infant washing tub | |
US20120311779A1 (en) | Child Bathing Apparatus | |
US7032259B1 (en) | Collapsible infant tub | |
KR101438928B1 (ko) | 영아 목욕과 수유를 위한 받침대 | |
KR101492170B1 (ko) | 유아용 목욕 보조대 | |
JP4143282B2 (ja) | 乳児用沐浴マット | |
JP3993219B1 (ja) | 簡易浴槽用シート及びそのシートを用いた簡易浴槽 | |
KR20130138164A (ko) | 유아용 욕조 | |
US20050000014A1 (en) | Bathing apparatus | |
JP4143480B2 (ja) | ベビーバス | |
JP4705071B2 (ja) | 乳児用沐浴具 | |
JPH0523122Y2 (ja) | ||
CN215533865U (zh) | 一种婴儿沐浴架 | |
KR200441061Y1 (ko) | 씻기기 편한 아기 목욕통 | |
CN201398910Y (zh) | 婴儿浴盆 | |
CN214906254U (zh) | 一种儿童趣味性沐浴设备 | |
CN214678742U (zh) | 多功能婴幼儿洗澡盆 | |
JP3152769U (ja) | 介護用入浴装置 | |
KR200323679Y1 (ko) | 환자용 침대 매트리스 | |
JP3467726B2 (ja) | 沐浴シート | |
JP3151294U (ja) | 洗髪用補助具 | |
JP2003024230A (ja) | 幼児入浴保護具 | |
JP2566936Y2 (ja) | 浴 槽 | |
JPH0240870Y2 (ja) | ||
JP3089362U (ja) | 訪問入浴用ネット状シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080421 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080515 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080616 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140620 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |