JP2001231616A - 杖用反射可撓弾性石突 - Google Patents

杖用反射可撓弾性石突

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JP2001231616A
JP2001231616A JP2000042667A JP2000042667A JP2001231616A JP 2001231616 A JP2001231616 A JP 2001231616A JP 2000042667 A JP2000042667 A JP 2000042667A JP 2000042667 A JP2000042667 A JP 2000042667A JP 2001231616 A JP2001231616 A JP 2001231616A
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JP
Japan
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flexible
reflective
stick
cane
coil spring
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JP2000042667A
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Yoshikazu Yamamoto
善和 山本
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Daiwa KK
Original Assignee
Daiwa KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射機能の良い管状反射体の付設手段に優れ
ると共に、可撓伸縮性の良い使用心地に優れた杖用反射
可撓弾性石突の提供。 【解決手段】 接地側の下部1と、杖取付孔10を穿っ
た杖取付側の上部2と、前記両部1,2を繋ぐ円弧状の
環状凹処5で形成される可撓変形部4とより成り、かつ
前記杖取付孔10と通ずる環状凹処5の内側に沿ってコ
イルばね12を収納配設したコイルばね配設孔11を穿
ち、全体を截円錐状のゴム弾性材料で形成すると共に、
前記上部2の傾斜した截円錐状の外周面に沿って、略々
同一の傾斜角度αを有する傾斜内周面8を備えた管状反
射体6を嵌合固着できるようにして成ることを特徴とす
る杖用反射可撓弾性石突。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は片手杖、松葉杖な
どの各種杖、特に老人、身障者等や傷病者等のリハビリ
を対象とした夜間使用に便利な杖用反射可撓弾性石突に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に石突を備えた杖は、種々のものが
知られているが、いずれも杖本体の下端にゴム等で成形
された弾性石突が取付けられているものが多い。
【0003】また最近では、ボールジョイントを用い
て、自在に可撓する石突も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の弾性
石突では常に、杖本体を路面に対し垂直になるように使
用すれば、所期の目的を達し得るが、通常の歩行に際
し、路面に対して斜めに使用する時とか坂や階段などで
は垂直状態を保持することが難しく、路面に対して傾斜
せざるを得ず弾性石突も亦傾斜して接地し、安定した状
態での使用ができないという問題がある。これに対し、
接地時、接地部分が路面に対し垂直を保持するように可
撓変形できるV字状の環状凹溝(実開昭58−1399
19号公報)や、くびれ溝(実開平6−26525号公
報)を備えた弾性石突も知られているが、斜めに使用す
る場合でも応答性が悪く、かつ耐久性に乏しいので長期
使用に耐えないという問題があった。
【0005】また、後者の石突は、前者の欠点不都合を
解消しているが、ボールジョイント構成であるため構造
が複雑となると同時に、ボールを抱止する可動部分が表
面に摺動部分として現れるため、路面のゴミや砂などが
ボールと可動部分との間に形成される間隙内に侵入しや
すく、故障の原因となるなどの不都合があった。
【0006】このような不都合を解消するものとして、
本出願人は、可動部分や摺動部分がなく全体が一体とな
って形成されかつ可撓変形性に優れ、しかも復元機能が
良く、さらに構成が簡単な円弧状の環状凹処を穿った杖
用可撓弾性石突およびその杖を、特願平10−1529
28号および特願平11−6922号の一連の発明とし
て提案した。そして、さらにこれら2つの一連の発明
に、改良を加え石突と杖の先端との連結部分の弛緩を無
くして使用心地が良く、石突の可撓変形に拘らず、常に
強固で安定した連結が期待し得る杖用可撓弾性石突およ
びその杖を、特願平11−94939号の発明で提供し
た。
【0007】しかも、特願平11−6922号では石突
の一部外周に反射板を設け、夜間とか暗所での使用時、
自動車のライトや街路灯の光を反射して使用者の存在を
外部に示し、安全な歩行を確保できるようにした構成の
ものを提案している。
【0008】この発明は、本出願人が先に提案しかつ出
願した前記発明に加え、さらに反射部材の付設手段に優
れると共に、反射機能にも優れた杖用反射可撓弾性石突
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、以下の構成
を備えることにより、上記目的を達成できるものであ
る。
【0010】(1)接地側の下部と、杖取付孔を穿った
杖取付側の上部と、前記両部を繋ぐ円弧状の環状凹処で
形成される可撓変形部とより成り、かつ前記杖取付孔と
通ずる環状凹処の内側に沿ってコイルばねを収納配設し
たコイルばね配設孔を穿ち、全体を截円錐状のゴム弾性
材料で形成すると共に、前記上部の傾斜した截円錐状の
外周面に沿って、略々同一の傾斜角度を有する傾斜内周
面を備えた管状反射体を嵌合固着できるようにして成る
ことを特徴とする杖用反射可撓弾性石突。
【0011】(2)管状反射体は、外周に、横断面形状
が、鋸歯状、波形などの凹凸反射面を形成し、全体を金
属メッキなどで処理された合成樹脂部材で成形して成る
ことを特徴とする前記(1)記載の杖用反射可撓弾性石
突。
【0012】(3)凹凸反射面は、凸条の高さが上下方
向で同一、凹条の高さが上から下に行くに従い漸次高く
なるようにして反射方向を拡散できるようにして成るこ
とを特徴とする前記(2)記載の杖用反射可撓弾性石
突。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態に
ついて説明する。
【0014】各図において、1は接地側の下部、2はパ
イプ状の杖本体3の下端3aを取付けできる杖取付側の
上部、4は、前記下部1と上部2との間に設けられた両
部1,2を結ぶ可撓変形部で、例えば図示のように円弧
状の環状凹処5を形成するもので、下部1、可撓変形部
4および上部2は一体的に形成されかつ全体が細長な截
円錐状に形成されゴム製の弾性材料で分割または一体成
形される。6は管状反射体を示し、上部2の傾斜した截
円錐状の外周面7と略々同一の傾斜角度αを有する傾斜
内周面8を備えており、外周には、横断面形状が、鋸歯
状、波状などの反射凹凸面Xを形成し、全体を真空蒸着
などの金属メッキ処理によって合成樹脂材料で成形でき
るもので、上部2の傾斜内周面8を利用して上部2に嵌
合固定できるものである。
【0015】なお、前記反射凹凸面Xについては、凸条
9aは上下方向でその高さは同一であり、凹条9bは、
上から下に行くに従って漸次高くなるように形成すると
共に、側方より看取する時、凸条9aと凹条9bとが上
下方向で図示のように直線状ないし僅かに側方に曲線状
(図示せず)に形成されるのが好ましく、これにより反
射光の散光拡散効果がより顕著に得られるものであっ
て、その配設数は多くても少なくても自由に設定でき
る。
【0016】また、前記反射凹凸面Xは、好みの彩色し
た反射材料を用いることができるが、一般には、赤色、
黄色など注意ないし警戒状態を示す色が望ましいと共
に、メッキ加工に代えて反射塗装仕上加工あるいはシー
ト材料を強力な接着剤を用いた接着手段などで形成する
こともできる。
【0017】符号10は、上部2に開孔した杖本体3の
下端を挿通嵌着できる取付孔、11はこの取付孔10と
連通して環状凹処5から下部1に亘って中心箇所に穿っ
たコイルばね配設孔で、このコイルばね配設孔11の内
周に沿ってコイルばね12が添設ないし埋設されてお
り、可撓変形部4の可撓変形強度を高めかつ補強してい
る。成形加工上、ゴム製品の場合に適するが合成樹脂製
の弾性材料の場合は適さない。13は下部1の底面に形
成される凹凸リング状の滑り止めである。
【0018】叙上の構成に基づいて、作用を説明する。
【0019】管状反射体6は、その内周面が上部2の傾
斜した截円錐状の外周面7と略々同一の傾斜角度αを有
する傾斜内周面8を備えているので、予め杖本体3に挿
通させた状態で上部2の上方より挿込めば容易にしかも
簡単に挿込みできるものである。
【0020】そして、上部2はゴム製弾性材料で形成さ
れているので管状反射体6は弾性効果を得て確固に挿着
状態が確保され不用意に離脱することはない。なお、必
要に応じて接着剤を介在させることも可能であるが、必
ずしも永久接合させる必要もなく、適宜管状反射体6を
取り外して杖本体3より取り除き通常の管状反射体6を
除去しても使用することができる。
【0021】使用に際し、杖本体3が路面に対し種々角
度が変化しても、下部1と上部2とは殆ど変形すること
なく、専ら円弧状の環状凹処5が可撓変形し、併せて内
部の取付孔10に配設したコイルばね11がコイル状態
を伸縮変形し弾性付勢力を与えて、軽快に応動し、耐久
性を保持して、有効に可撓変形できる。
【0022】ところで、夜間、暗所などの使用時、自動
車のライトや街灯などの光を受けると、上部2に嵌合さ
せた管状反射体6は、その外表面に鋸歯状、波状の横断
面形状を備え、凸条9aと凹条9bとが交互に上下方向
に形成されており、かつ両条9a,9bの高さを変化さ
せているので、杖本体3の可傾移動によって反射光は可
及的に光路を変化し、一種の散光拡散作用を呈し、きわ
めて広角に反射することとなり、自動車の運転者の注意
光となって、不慮の自動車事故が発生することなく、ま
た同様に他の人々へも注意光となるので、使用者は安全
な歩行を確保できる。
【0023】また、杖本体3が伸縮自在で上下二本構成
の着脱可能のものの場合は、管状反射体6を取外して使
用することもできる。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、石突の上部2の外周
面には管状反射体が嵌合固定され断面形状で鋸歯状ない
し波状の凹凸面Xが形成されているので、自動車のライ
トや街路灯や店先の照明などの光線を有効に四周方向に
散乱させて反射できるので、暗所や夜間でも使用者は安
全に歩行できると共に、この発明に係る石突には、上部
と下部とをつなぐ円弧状の環状凹処の可撓変形部に、そ
の内部にコイルばね配設孔が設けられ、コイルばねが配
設されて弾性変形可撓作用を有効に呈するので、使用者
は、常に下部の凹凸滑り面が路面に完全に接地した状態
で安全に使用できる効果と相俟って長期使用が可能とな
る。
【0025】さらに、全体がゴム弾性材料の一体成形で
得られ、かつ管状反射体の表面もメッキ加工とか反射材
料塗装手段で簡単に形成できるので、安価量産できる効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る杖用反射可撓弾性石突の平面
【図2】 図1の側面図
【図3】 図1のA−A線断面図で、鎖線は杖本体のパ
イプ状の先端取付部の取付固着状態を示す
【図4】 図1のB−B線断面図
【図5】 管状反射体の平面図
【図6】 管状反射体の底面図
【図7】 二段式杖で管状反射体を着脱取外し可能にし
た場合の使用状態の側面図
【符号の説明】
1 下部 2 上部 3 杖本体 3a パイプ状の先端取付部 4 可撓変形部 6 管状反射体 7 外周面 8 傾斜内周面 9a 凸条 9b 凹条 10 取付孔 11 コイルばね配設孔 12 コイルばね 13 滑り止め X 反射凹凸面 α 傾斜角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地側の下部と、杖取付孔を穿った杖取
    付側の上部と、前記両部を繋ぐ円弧状の環状凹処で形成
    される可撓変形部とより成り、かつ前記杖取付孔と通ず
    る環状凹処の内側に沿ってコイルばねを収納配設したコ
    イルばね配設孔を穿ち、全体を截円錐状のゴム弾性材料
    で形成すると共に、前記上部の傾斜した截円錐状の外周
    面に沿って、略々同一の傾斜角度を有する傾斜内周面を
    備えた管状反射体を嵌合固着できるようにして成ること
    を特徴とする杖用反射可撓弾性石突。
  2. 【請求項2】 管状反射体は、外周に、横断面形状が、
    鋸歯状、波形などの凹凸反射面を形成し、全体を金属メ
    ッキなどで処理された合成樹脂部材で成形して成ること
    を特徴とする請求項1記載の杖用反射可撓弾性石突。
  3. 【請求項3】 凹凸反射面は、凸条の高さが上下方向で
    同一、凹条の高さが上から下に行くに従い漸次高くなる
    ようにして反射方向を拡散できるようにして成ることを
    特徴とする請求項2記載の杖用反射可撓弾性石突。
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