JP2001230436A - 太陽電池モジュールの製造方法、製造装置及び太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュールの製造方法、製造装置及び太陽電池モジュール

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JP2001230436A
JP2001230436A JP2000041505A JP2000041505A JP2001230436A JP 2001230436 A JP2001230436 A JP 2001230436A JP 2000041505 A JP2000041505 A JP 2000041505A JP 2000041505 A JP2000041505 A JP 2000041505A JP 2001230436 A JP2001230436 A JP 2001230436A
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sheet
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cell module
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Naoaki Nakanishi
直明 中西
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は封止部材の加熱加圧を確実に行え
るようにした太陽電池モジュールの製造方法を提供する
ことにある。 【解決手段】 基板10の半導体素子11が形成された
一方の面を熱硬化性樹脂からなる封止部材12によって
封止する太陽電池モジュールの製造方法において、基板
の半導体素子が形成された面に上記封止部材を重ねる工
程と、基板に重ねられた封止部材に表面が平滑で耐熱性
を備えた第1のシート14をさらに重ねる工程と、第1
のシートを上側にして基板、封止部材及び第1のシート
からなる積層体を加圧加熱して上記封止部材を架橋反応
させる工程とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はガラス製の基板に
設けられた半導体素子を封止部材によって封止する太陽
電池モジュールの製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽電池モジュールには単結晶シリコン
や多結晶シリコンを用いた結晶タイプの他に非晶質シリ
コンを用いたアモルファスシリコンタイプがあり、いず
れの場合であっても、シリコン自体が化学反応を起こし
易く、また物理的な衝撃にも弱いということがある。
【0003】そこで、上記シリコンの保護などを目的と
して上記太陽電池モジュールのガラス製の基板の一方の
面に形成された半導体素子をエチレン酢酸ビニル―共重
合体(以下、EVAと称す)やエチレン―酢酸ビニル―
トリアリルイソシアヌレート3元重合架橋物(以下、E
VATと称す)を主成分とする、熱硬化性樹脂からなる
封止部材で封止する構造が採用されている。
【0004】太陽電池モジュールをEVAやEVATな
どの封止部材で封止する従来の装置は特開平10−95
089号公報に示されている。この公報に示された装置
はダイアフラムを備えた上チャンバと、ヒータ盤を備え
た下チャンバとが開閉自在に設けられており、上記ヒー
タ盤と上記ダイアフラムとで太陽電池モジュール及びこ
れに重ねられた封止部材とを加圧加熱して一体化するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の装置によって基板に形成された半導体素子を封止
部材で封止するようにすると、加熱加圧時に溶融した封
止部材にダイアフラムが接触することがあるため、この
ダイアフラムに溶融した封止部材が付着して硬化し、ダ
イアフラムを早期に損傷させるということがある。
【0006】また、封止部材の上面側には半導体素子に
接続された配線材料が露出しているため、この配線材料
にダイアフラムが直接当たるため、そのことによっても
ダイアフラムの早期損傷を招くということがある。
【0007】上記ダイアフラムは通常、シリコンゴムな
どによって形成されているが、未架橋のシリコン成分や
添加物などが含まれていることが多い。そのため、ダイ
アフラムによって封止部材の加圧を繰り返して行うと、
その不純物がヒータ盤に転写し、そのヒータ盤からガラ
ス製の基板の他方の面(太陽光の入射面)にさらに転写
するということがある。
【0008】その結果、不純物が汚れとなって上記基板
に残留するばかりか、その汚れは容易に落とすことがで
きないため、商品価値の低下を招くということもある。
【0009】この発明は、加熱された封止部材を加圧す
る加圧手段に溶融した封止部材が付着硬化したり、半導
体素子に接続された配線材料などによって上記加圧手段
が傷付くなどのことがないようにした太陽電池モジュー
ルの製造方法、製造装置及び太陽電池モジュールを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
の半導体素子が形成された一方の面を熱硬化性樹脂から
なる封止部材によって封止する太陽電池モジュールの製
造方法において、基板の半導体素子が形成された面に上
記封止部材を重ねる工程と、基板に重ねられた封止部材
に表面が平滑で耐熱性を備えた第1のシートをさらに重
ねる工程と、第1のシートを上側にして基板、封止部材
及び第1のシートからなる積層体を加圧加熱して上記封
止部材を架橋反応させる工程とを具備したことを特徴と
する太陽電池モジュールの製造方法にある。
【0011】請求項2の発明は、上記基板の下側となる
他方の面に、耐熱性を備え上記基板よりも大きい第2の
シートを敷いてから、この積層体を加圧加熱することを
特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュールの製造方
法にある。
【0012】請求項3の発明は、基板の半導体素子が形
成された一方の面を熱硬化性樹脂からなる封止部材によ
って封止する太陽電池モジュールの製造装置において、
装置本体と、一方の面に封止部材が重ねられ上記装置本
体に封止部材を上側にして供給される基板を上記封止部
材とともに加熱する加熱手段と、この加熱手段によって
加熱された上記基板と封止部材との積層体をこの封止部
材側から加圧する加圧手段と、この加圧手段と上記封止
部材との間に介装される表面が平滑で耐熱性を備えた第
1のシートとを具備したことを特徴とする太陽電池モジ
ュールの製造装置にある。
【0013】請求項4の発明は、上記基板の他方の面に
は耐熱性を備え上記基板よりも大きい第2のシートが設
けられることを特徴とする請求項3記載の太陽電池モジ
ュールの製造装置にある。
【0014】請求項5の発明は、基板の半導体素子が形
成された一方の面が熱硬化性樹脂からなる封止部材によ
って封止される太陽電池モジュールにおいて、上記基板
の外周面には、一方の面で溶融した封止部材が他方の面
に回りこむのを防止する回りこみ防止手段が形成されて
いることを特徴とする太陽電池モジュールにある。
【0015】請求項1と請求項3の発明によれば、加熱
加圧される封止部材に、表面が平滑で耐熱性を備えた第
1のシートを重ねるようにしたので、溶融した封止部材
がこの封止部材を加圧するダイヤフラムに付着するのを
防止したり、加圧手段の不純物が第1のシート以外の部
分に転写するのを防止できるばかりか、第1のシートの
表面が平滑であるため、封止部材の表面を凹凸状にして
厚さを不均一にするようなことも防止できる。
【0016】請求項2と請求項4の発明によれば、基板
の下側の面に第2のシートを接合したことで、加熱加圧
されることで溶融した封止部材がたれても、第2のシー
トが受けるから、基板からたれた封止部材が第2のシー
ト以外の部分に付着するのを防止できる。
【0017】請求項5の発明によれば、基板の外周面に
回り込み防止手段を設けたことで、溶融した封止部材が
基板の一方の板面から他方の板面へ回り込んで、その板
面に付着して硬化するのを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施形態を説明する。
【0019】図1乃至図3はこの発明の太陽電池モジュ
ールの製造装置を示し、この製造装置は装置本体1を備
えている。この装置本体1の一端部には一対の駆動ロー
ラ2が上下方向に所定間隔で設けられ、他端部には一対
の従動ローラ3が上下方向に所定間隔で向けられてい
る。
【0020】上記駆動ローラ2と従動ローラ3とにはベ
ルト4が張設されている。駆動ローラ2は駆動源5によ
って回転駆動されるようになっており、それによって上
記ベルト4が図1に矢印で示す方向に無端走行するよう
になっている。
【0021】上記ベルト4上には、装置本体1の一端側
から太陽電池モジュールのガラス製の基板10が、図5
に示すようにこの基板10の半導体素子11が形成され
た一方の面にEVAなどの熱硬化性の材料からなる封止
部材12、裏面フィルム13及び第1のシート14が重
ねられ、他方の面に第2のシート15が接合された状態
で供給される。
【0022】上記第1のシート14と第2のシート15
とは上記基板10よりも周囲に2cm程度大きい大きさ
で、厚さが0.245mm、表面が平滑で耐熱性及び可
撓性を備えたものが用いられている。このような条件に
適合するシート14,15としては、たとえば中興化成
工業(株)からチューコーフローGタイプの商品名で販
売されているフッ素樹脂含浸ガラスクロスなどがある。
この材料の表面は凹凸の高低差が100μm以下の平滑
面となっている。
【0023】第2のシート15は表面の平滑性はとくに
必要でなく、耐熱性を備えていればよく、第1、第2の
シート14、15の耐熱温度は封止部材12を加熱溶融
する温度に耐えられる温度である、200℃以上であれ
ばよい。なお、EVAは、通常150度で加熱溶融され
る。また、上記裏面フィルム13は、詳細は図示しない
が、アルミニウム箔の両面にフッ素樹脂シートを接合固
定したものなどが用いられる。
【0024】上記ベルト4の下面の駆動ローラ2と従動
ローラ3との間の部分には、ベルト4が下方へ撓むのを
阻止する受け部材16が設けられている。この受け部材
16の上面には上記ベルト4を介してベルト4上の基板
10及び封止部材12を加熱する加熱手段としてのヒー
タ板17が設けられている。上記ベルト4は耐熱性、引
張強度及び可撓性を備えた材料によって形成されてい
る。
【0025】上記装置本体1の中途部には門型支柱21
が立設されている。この門型支柱21には可動体22が
上下動可能に設けられ、駆動源23(図2に示す)によ
って上下方向に駆動されるようになっている。この可動
体22は下面が開放した容器状に形成されていて、その
下面には図4に示すように下端面よりも所定寸法内方に
ゴム製のダイアフラム24が気密に張設されている。こ
のダイアフラム24の上面側には気密な上部室25が形
成されている。
【0026】上記可動体22は太陽電池モジュールの基
板10よりも十分に大きな平面形状を有していて、上記
基板10がベルト4によって所定位置に搬送されてきて
位置決めされると、下降するようになっている。
【0027】上記可動体22が下降すると、ベルト4の
上面は上記可動体22の周壁下端面によって覆われる。
それによって、ベルト4の上面と上記ダイアフラム24
の下面との間には気密な下部室26が形成される。
【0028】上記上部室25と下部室26とにはそれぞ
れ第1、第2の真空ポンプ27,28が接続されてい
る。図6(a)に示すように可動体22が上昇した状態
から、図6(b)に示すように上記可動体22が下降し
てベルト4の上面に下部室26を形成すると、第1、第
2の真空ポンプ27、28が作動して上部室25と下部
室26とが同じ圧力で減圧される。それと同時に、基板
10及び封止部材12がヒータ板17によって加熱され
る。
【0029】それによって、ベルト4上に位置する基板
10と封止部材12及び封止部材12と裏面フィルム1
3との接合面間から空気が除去されてこれらが密着する
とともに、封止部材12に含まれる気泡が除去される。
このとき、上部室25と下部室26とは同圧であるか
ら、ダイアフラム24はほとんど変形することがない。
この状態を積層体を密着させたならば、上部室25の減
圧状態を解除して大気に連通させる。それによって、図
6(c)に示すようにダイアフラム24は圧力の低い下
部室26側に膨張変形するから、このダイアフラム24
によって基板10に重ねられた封止部材12が加圧され
ることになる。
【0030】ベルト4によって所定位置に搬送位置決め
された基板10及びこの基板10に重ねられた封止部材
12は、ベルト4の下面側に設けられたヒータ板17に
よって加熱される。そのため、上記封止部材12は溶融
してから硬化する架橋反応を呈するから、基板10の一
方の面に形成された半導体素子11を液密な状態で封止
することになる。
【0031】封止部材12を溶融硬化させたならば、下
部室26の減圧状態を解除して大気に連通させる。それ
によって、ダイアフラム24に加えられた圧力が除去さ
れるから、このダイアフラム24による封止部材12の
加圧状態が終了する。
【0032】加圧が終了すると、可動部材22が上昇
し、ベルト4が所定距離間欠的に駆動されることで、封
止部材12によって封止された基板10が装置本体1か
ら搬出されて新たな基板10が搬入され、上述した工程
が繰り返されることになる。
【0033】このようにして基板10上に設けられた封
止部材12を加熱硬化させるようにすると、加熱される
ことで封止部材12が溶融すると、基板10の周辺部か
らはみ出し、封止部材12を加熱するダイアフラム24
に付着して硬化することがある。
【0034】しかしながら、封止部材12の上面には第
1のシート14が重ねられている。そのため、基板10
の周辺部からはみ出した封止部材12は、この基板10
よりも大きな第1のシート14によって覆われるから、
ダイアフラム24に接触して付着硬化するのが防止され
ることになる。
【0035】上記第1のシート14は表面が平滑で耐熱
性及び可撓性を有する材料によって形成されている。そ
のため、封止部材12が第1のシート14を介してダイ
アフラム24によって加圧されると、この封止部材12
の表面は第1のシート14の表面形状が転写されること
になるから、第1のシート14と同じ平滑面となり、凹
凸面となることがない。
【0036】つまり、封止部材12を加熱加圧する際
に、仮に表面の凹凸の高低差が100μm以上の平滑で
ない第1のシート14を用いた場合には、その凹凸形状
が封止部材12に転写されることで、封止部材12の厚
さにむらが生じる。そのため、耐湿度試験を湿度が85
%で、温度が85℃の雰囲気中で行うと、封止部材12
が基板10から剥離する製品があることが実験によって
確認された。
【0037】しかしながら、この発明では、第1のシー
ト14として、表面の凹凸の高低差が100μm以下の
平滑なものを用いるようにしたので、耐湿度試験で封止
部材12が基板10から剥離するような厚さむらができ
るのを防止することができる。
【0038】また、封止部材12上に第1のシート14
が設けられていることで、ダイアフラム24が半導体素
子11に接続されて裏面フィルム13上に露出した配線
材料(図示せず)に直接当たるようなことがない。その
ため、加圧時にダイアフラム24が第1のシート14に
よって保護されるから、このダイアフラム24が早期に
損傷するのを防止できる。
【0039】基板10の周辺部からはみ出した封止部材
12は基板10の下面に敷かれた第2のシート15上に
たれ、ベルト4上にたれることがない。そのため、封止
部材12がベルト4に付着して硬化するということがな
いから、ベルト4を損傷させるようなこともない。
【0040】また、ダイアフラム24による加圧を繰り
返すことで、このダイアフラム24に含まれる不純物が
ベルト4に転写されることがある。しかしながら、基板
10の下面には第2のシート15が接合されているた
め、上記不純物がベルト4から基板10へ転写されるこ
とがない。そのため、ダイアフラム24の不純物によっ
て基板10が汚損されるのを防止することができる。
【0041】基板10の下面に第2のシート15が接合
されていることで、封止部材12が基板10の上面側か
らたれても、基板10の下面に回り込むのが阻止され
る。そのため、封止部材12が基板10の下面に付着し
て硬化するのを防止することができる。
【0042】このようにして封止部材12を架橋反応さ
せた太陽電池モジュールは、封止部材12の架橋反応を
より一層、均一化させるためにキュア処理されることが
ある。キュア処理は、基板10をキャリア(図示せず)
に積層載置し、そのキャリアをたとえばオーブンなどに
入れて上記基板10を所定温度で所定時間加熱処理する
もので、そのときには上側の第1のシート14を取り除
き、下側の第2のシート15は残しておく。
【0043】それによって、キュア処理時に基板10か
らたれる封止部材12は上記第2のシート15に受けら
れるから、架橋反応する封止部材12がキャリアなどに
付着した状態で硬化してしまうのを防止することができ
る。
【0044】なお、キュア処理は、最初に行う封止部材
12の溶融処理が確実に行われる場合には不要となる。
【0045】図7(a)、(b)はこの発明の変形例を
示す。この変形例は基板10の上面で加熱されて溶融し
た封止部材12が上記基板10の下面側に回り込んで付
着するのを防止するために、基板10の外周面に回りこ
み防止手段を設けるようにしたものである。
【0046】図7(a)に示す回り込み防止手段は、基
板10の外周面に突条31を全周にわたって形成するよ
うにしたもので、図7(b)は同じく基板10の外周面
に凹部32を全周にわたって形成するようにしたもので
ある。図7(b)では凹部32の断面形状が矩形となっ
ているが、円弧状であってもよい。
【0047】このように、基板10の外周面に突条31
あるいは凹部32を形成することで、基板10の上面で
加熱溶融された封止部材12が上記突条31や凹部32
によってたれ落ちるのが阻止されることになるから、基
板10の下面に流れて付着するのを確実に防止すること
ができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1と請求項3の発明によれば、加
熱加圧される封止部材に、表面が平滑で耐熱性を備えた
第1のシートを重ねるようにした。
【0049】そのため、溶融した封止部材がこの封止部
材を加圧する加圧手段に付着するのを防止したり、加圧
手段の不純物が第1のシート以外の部分に転写するのを
防止できるばかりか、第1のシートの表面が平滑である
ため、封止部材の表面を凹凸状にして厚さを不均一にす
るようなことも防止できる。
【0050】請求項2と請求項4の発明によれば、基板
の下側の面に第2のシートを接合した。
【0051】そのため、加熱加圧されることで溶融して
たれる封止部材を第2のシートによって受けることがで
きるから、溶融した封止部材が他の部分に付着するのを
防止できるばかりか、基板の下側の面が汚れるのを第2
のシートによって防止することもできる。
【0052】請求項5の発明によれば、基板の外周面
に、基板の一方の板面で加熱されて溶融した封止部材が
たれ落ちるのを防止する回りこみ防止手段を設けるよう
にした。
【0053】そのため、溶融した封止部材が基板の一方
の板面から他方の板面に回り込んで付着するのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る太陽電池モジュー
ルの製造装置を示す正面図。
【図2】同じく平面図。
【図3】同じく側面図。
【図4】同じく可動体を下降させた状態の一部を示す拡
大断面図。
【図5】同じく封止部材によって半導体素子が封止され
てベルト上に供給される太陽電池モジュールの説明図。
【図6】同じく封止部材をダイアフラムによって加圧す
る工程を順次示した説明図。
【図7】(a)、(b)はそれぞれこの発明の変形例を
示す基板の一部分の拡大断面図。
【符号の説明】
1…装置本体 10…基板 11…半導体素子 12…封止部材 14…第1のシート 15…第2のシート 17…ヒータ板(加熱手段) 24…ダイアフラム(加熱手段) 31…突条(回り込み防止手段) 32…凹部(回り込み防止手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の半導体素子が形成された一方の面
    を熱硬化性樹脂からなる封止部材によって封止する太陽
    電池モジュールの製造方法において、 基板の半導体素子が形成された面に上記封止部材を重ね
    る工程と、 基板に重ねられた封止部材に表面が平滑で耐熱性を備え
    た第1のシートをさらに重ねる工程と、 第1のシートを上側にして基板、封止部材及び第1のシ
    ートからなる積層体を加圧加熱して上記封止部材を架橋
    反応させる工程とを具備したことを特徴とする太陽電池
    モジュールの製造方法。
  2. 【請求項2】 上記基板の下側となる他方の面に、耐熱
    性を備え上記基板よりも大きい第2のシートを敷いてか
    ら、この積層体を加圧加熱することを特徴とする請求項
    1記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  3. 【請求項3】 基板の半導体素子が形成された一方の面
    を熱硬化性樹脂からなる封止部材によって封止する太陽
    電池モジュールの製造装置において、 装置本体と、 一方の面に封止部材が重ねられ上記装置本体に封止部材
    を上側にして供給される基板を上記封止部材とともに加
    熱する加熱手段と、 この加熱手段によって加熱された上記基板と封止部材と
    の積層体をこの封止部材側から加圧する加圧手段と、 この加圧手段と上記封止部材との間に介装される表面が
    平滑で耐熱性を備えた第1のシートとを具備したことを
    特徴とする太陽電池モジュールの製造装置。
  4. 【請求項4】 上記基板の他方の面には耐熱性を備え上
    記基板よりも大きい第2のシートが設けられることを特
    徴とする請求項3記載の太陽電池モジュールの製造装
    置。
  5. 【請求項5】 基板の半導体素子が形成された一方の面
    が熱硬化性樹脂からなる封止部材によって封止される太
    陽電池モジュールにおいて、 上記基板の外周面には、一方の面で溶融した封止部材が
    他方の面に回りこむのを防止する回りこみ防止手段が形
    成されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
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