JP2001230241A - インクジェットプリンタヘッドの製造方法 - Google Patents

インクジェットプリンタヘッドの製造方法

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JP2001230241A
JP2001230241A JP2000392487A JP2000392487A JP2001230241A JP 2001230241 A JP2001230241 A JP 2001230241A JP 2000392487 A JP2000392487 A JP 2000392487A JP 2000392487 A JP2000392487 A JP 2000392487A JP 2001230241 A JP2001230241 A JP 2001230241A
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sio
silicon
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Shinichi Kamisuke
真一 紙透
Nobuo Shimizu
信雄 清水
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、アルカリ液を用いた異方性エッチ
ングによりシリコン基板を加工する際の加工形状精度を
向上させることを目的とする。 【構成】 本発明は、アルカリ液を用いた異方性エッチ
ングにより、シリコン基板に溝、貫通穴、ダイアフラム
等を形成する加工工程において、エッチングマスクとし
て厚みが異なる部分を有するSiO2 膜を用い、シリコ
ン基板のエッチングの最中に該SiO2 膜の厚みがより
薄い部分を順次エッチングにより消失させ、消失したS
iO2 膜に下地のシリコンを続いてエッチングすること
によりシリコン基板に複数の深さを有する構造を形成す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ液を用いたエ
ッチングによるシリコン基板の加工方法に関し、特にシ
リコン基板上に溝、貫通穴、ダイアフラム等を形成し、
マイクロポンプやインクジェットプリンタヘッド等の流
体制御素子や圧力センサ等を作製する際のエッチング方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】アルカリ液によるシリコン基板のエッチ
ングでは、結晶面方位によりエッチング速度が異なる、
いわゆる異方性エッチングが可能となり、たとえば(1
00)シリコン基板では(100)面に対し(111)
面のエッチング速度が著しく低いため、エッチングによ
り(100)及び(111)の平滑な面が得られ、その
ため、この特徴を生かした各種の素子が考案されてい
る。そして、これらの素子により高い機能を与えるため
に、より複雑な形状に加工することが求められている。
従来の加工例として、インクジェットプリンタヘッドに
ついて図6にその加工工程図を示す。シリコン基板61
に熱酸化膜62を形成し(図6(a))、前記熱酸化膜
62をフォトリソグラフィ及びフッ酸エッチングにより
インク流路65に相当する形状にパターン加工し(図6
(b))、アルカリ液によりシリコン基板61を所定深
さにエッチングしてインク流路65を形成し(図6
(c))、熱酸化により全面に熱酸化膜63を形成し
(図6(d))、前記熱酸化膜63を同様にインク吐出
口64に相当する形状にパターン加工し(図6
(e))、アルカリ液により吐出口64が貫通して形成
されるまでエッチングを行う(図6(f))ものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前述の従来技術
では、以下に述べるような課題があった。図6の工程
(e)において、シリコン基板61には既にインク流路
65が形成されており、その深さは100から200ミ
クロン程度であるが、このように深い段差を有するシリ
コン基板に、フォトレジストを均一に塗布するのは非常
に困難であり、特に凸部66ではフォトレジスト膜の厚
みが極端に薄くなるために、下地の熱酸化膜がフッ酸エ
ッチング時に若干エッチングされ、続くシリコンエッチ
ング時にインク流路65の上部がエッチングされ、所望
形状が得られないという問題があった。又、凹部67で
は逆にフォトレジスト膜の厚みが極端に厚くなると共
に、パターン露光が100から200ミクロン程度もの
距離を隔てて行われるため、パターン精度は非常に悪
く、結果として得られる吐出口64の形状精度も非常に
悪かった。このような問題はここに述べた例だけでな
く、シリコンをアルカリ異方性エッチングにより数10
0ミクロンの深さにエッチングして、圧力センサ等の素
子を作製する場合には全て生じる問題である。そこで、
本発明はこのような課題を解決するもので、その目的と
するところはアルカリエッチング液を用いた異方性エッ
チングによりシリコン基板を加工する際の形状精度を向
上させるところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のシリコン基板の
加工方法は、アルカリエッチング液を用いた異方性エッ
チングにより、シリコン基板に溝、貫通穴、ダイアフラ
ム等を形成するシリコン基板の加工工程において、エッ
チングマスクとして厚みが異なる部分を有するSiO2
膜を用い、シリコン基板のエッチングの最中に、該Si
2 膜の厚みがより薄い部分を順次エッチングにより消
失させ、消失したSiO2 膜の下地のシリコンを続いて
エッチングすることにより、シリコン基板に複数の深さ
を有する構造を形成することを特徴とする。又、前記厚
みが異なる部分を有するSiO2膜の形成方法として
は、シリコン基板の熱酸化及び該熱酸化膜のパターン加
工を複数回繰り返し行うか、又は、シリコン基板上にS
iO2 膜を形成し、該SiO 2 膜に1回、又は複数回の
ハーフエッチングを含むパターン加工を施すか、又は、
SiO2 膜上にポジ型フォトレジストを塗布し、該ポジ
型フォトレジストに複数回の、それぞれ異なるパターン
形成を行い、各々の該パターン形成毎に、該SiO2
にハーフエッチングを含む選択エッチングを行うことを
特徴とする。
【0005】
【実施例】(実施例1)以下に本発明の第一の実施例に
基づき詳細に説明する。図1に本発明のシリコン基板の
加工工程図を示す。本実施例は、インクジェットプリン
タヘッドの加工例であるが、シリコン基板11上にイン
ク流路15及びインク吐出口14を形成するものであ
る。結晶面方位が(100)である厚み200ミクロン
のシリコン基板11を、水蒸気を含む酸素雰囲気下で5
0分間、摂氏1000度に加熱し、0.4ミクロンの熱
酸化膜12を形成した(図1(a))。熱酸化膜12を
インク流路15に相当する形状にフォトリソグラフィ及
びフッ酸エッチングによりパターン加工する(図1
(b))。続いて、シリコン基板11を再び水蒸気を含
む酸素雰囲気下で加熱し熱酸化を行うが、処理条件は摂
氏900度、50分間とし、インク流路15に相当する
部分には0.2ミクロンの熱酸化膜13が形成される。
この際、処理前には厚みが0.4ミクロンであった部分
も、同時に厚みが増し、0.5ミクロンとなる(図1
(c))。次に、熱酸化膜13をインク吐出口14に相
当する形状にフォトリソグラフィ及びフッ酸エッチング
によりパターン加工する(図1(d))。次に、アルカ
リ液によるシリコンのエッチングを行う。本実施例で
は、アルカリ液として、KOH水溶液(KOH濃度25
重量%、摂氏80度)を用いた。前述の条件では、シリ
コンのエッチングレートは1.0ミクロン/分であり、
又、熱酸化膜のエッチングレートは0.002ミクロン
/分である。前記KOH水溶液によるシリコン基板11
のエッチングを200分行った。200分のエッチング
により、厚み200ミクロンのシリコン基板11に吐出
口14が貫通するが、エッチング開始後100分たった
ところでインク流路15に相当する部分の厚み0.2ミ
クロンの熱酸化膜13がエッチングにより消失し、その
下のシリコン基板が露出する(図1(e))が、この部
分はその後に続く100分のエッチングで100ミクロ
ンだけエッチングされる(図1(f))。即ち、図1
(e)及び図1(f)の工程において、インクジェット
プリンタヘッドの吐出口14とインク流路15が一括し
て形成される。この工程は、従来のような深い段差上で
のフォトリソグラフィを含まないため、エッチングマス
クである熱酸化膜のパターン加工精度は非常に良く、従
って、シリコン基板のエッチング形状も所望通りとな
る。
【0006】(実施例2)以下に本発明の第二の実施例
について説明する。図2は、本発明のシリコン基板の加
工工程図である。本実施例も又、インクジェットプリン
タヘッドの加工例である。結晶面方位が(100)であ
る厚み200ミクロンのシリコン基板21を、水蒸気を
含む酸素雰囲気下で70分間、摂氏1000度に加熱
し、0.5ミクロンの熱酸化膜22を形成した(図2
(a))。次に、熱酸化膜22上にフォトリソグラフィ
によりインク流路25に相当する形状のフォトレジスト
パターンを形成し、フッ酸系エッチング液を用いて、熱
酸化膜22をハーフエッチングにより0.3ミクロンだ
けエッチングする(図2(b))。次に、熱酸化膜23
上にフォトリソグラフィにより吐出口24に相当する形
状のフォトレジストパターンを形成し、フッ酸系エッチ
ング液を用いて、熱酸化膜23をエッチングする(図2
(c))。続くアルカリによるシリコンのエッチング工
程は第一の実施例と同様に行い、吐出口24とインク流
路25を形成する。本実施例においても、第一の実施例
の場合と同様に、従来のような深い段差上でのフォトリ
ソグラフィを行わないため、シリコン基板のエッチング
形状は欠陥がなく所望のものが得られる。
【0007】(実施例3)以下に本発明の第三の実施例
に基づき詳細に説明する。図3に本発明のシリコン基板
の加工工程図を示す。本実施例はマイクロポンプの加工
例であり、図4に本実施例において作製されたマイクロ
ポンプの上面図及び断面図を示す。図4において、マイ
クロポンプの構造は本発明のシリコン基板の加工方法に
より加工されたシリコン基板41を2枚のガラス板42
及び43でサンドイッチした構造になっており、吸入側
パイプ411より流体を吸入し、吐出側パイプ412へ
流体を吐出するものである。その動作原理は、シリコン
基板41の中央部に形成されたダイアフラム45に貼り
付けられた圧電素子44に電圧を印加し、たわませるこ
とにより圧力室410内の圧力を変化せしめ、該圧力室
410と空間的に連続している吸入側弁膜46及び吐出
側弁膜48を変位させることにより、吸入弁47及び吐
出弁49を開閉し、吸入側パイプ411から吐出側パイ
プ412に流体を圧送するものである。図4(b)にお
いて、圧力室410と吸入側弁膜46の上側の空間及び
吐出側弁膜48の下側の空間とは連続している。次に、
図3に示したシリコン基板の加工工程図について説明す
る。(100)シリコンウェハの両面をポリッシュし、
厚さ280ミクロンのシリコン基板31を形成した後
に、該シリコン基板31に水蒸気を含む酸素雰囲気下で
摂氏1100度、4時間の加熱処理を行い、シリコン基
板31の両面に厚さ1ミクロンのSiO2 膜34及び3
5を形成する(図3(a))。次に、シリコン基板31
の一方の面32上に形成されたSiO2 膜34上には、
吸入側弁膜313、ダイアフラム317、吐出側弁膜3
15等に相当するパターンからなるレジストパターン3
6を形成し、シリコン基板31の他方の面33上に形成
されたSiO2 膜35上には、吸入側弁膜313、吸入
弁314、ダイアフラム317、吐出側弁膜315、吐
出弁316等に相当するパターンからなるレジストパタ
ーン37を形成し、緩衝フッ酸液によりSiO2 膜34
及び35のハーフエッチングを行う。エッチング量は
0.92ミクロンとし、0.08ミクロンのSiO2
38及び39を残すようにエッチングした。(図3
(c))。次に、他方の面33上のSiO2 膜39上
に、吸入弁314中に形成する貫通穴318及び圧力室
319と吸入側弁膜313の上側の空間とをつなぐ貫通
穴(図示していない)に相当するパターンからなるレジ
ストパターン310を形成し、一方の面32の側には全
面にレジストを塗布し(図3(d))、同様に緩衝フッ
酸液によりSiO2 膜39のエッチングを行う(図3
(e))。
【0008】次に、アルカリ液によるシリコンのエッチ
ングを行う。第一及び第二の実施例と同様、濃度25重
量%、温度摂氏80度のKOH水溶液を用いてエッチン
グを行った。エッチング開始から40分後、深さ40ミ
クロンの、貫通穴318となるべき凹部312が形成さ
れた時点で、SiO2 膜38及び39のうち、アルカリ
エッチングを行う前は、厚み0.08ミクロンであった
部分はエッチングにより消失し、該SiO2 膜38及び
39の下地のシリコンが露出し(図3(f))、該下地
のシリコンは連続してエッチングされるが、総計160
分のエッチングを行うと凹部312は貫通穴318とな
り、又、吸入側弁膜313、吸入弁314、ダイアフラ
ム317、吐出側弁膜315、吐出弁316等が形成さ
れる(図3(g))。
【0009】本実施例においても、第一及び第二の実施
例の場合と同様に従来のような深い段差上でのフォトリ
ソグラフィを行わないため、吸入弁や吐出弁等をエッチ
ングにより形成する際の耐エッチング材のマスクパター
ンが正確に形成できるので、マイクロポンプの性能上、
特に形状精度が要求される吸入弁や吐出弁等の形状が正
確に形成され、性能のよいマイクロポンプが得られる。
【0010】(実施例4)以下に本発明の第四の実施例
に基づき詳細に説明する。本実施例は本発明の第三の実
施例と同様、マイクロポンプの加工例であるが、特に、
エッチングマスクとなる厚みが異なるSiO2 膜の形成
方法に特徴を有する。図5に本発明のシリコン基板の加
工工程図を示す。第三の実施例と同様、両面をポリッシ
ュした厚み280ミクロンのシリコン基板51上に、厚
さ1ミクロンのSiO2 膜54及び55を形成し、該S
iO2 膜54及び55上にポジ型フォトレジスト56及
び57を塗布する(図5(a))。レジスト膜の塗布条
件の詳細は次のとおりである。まずSiO2 膜54上
に、粘度50cpのレジスト液を滴下、2500rpm
にてスピンコートし、摂氏100度にてプレベークを1
0分間行い、レジスト膜56を形成する。次にSiO2
膜55上に同様にレジストをスピンコートし、摂氏10
0度にてプレベークを30分間行い、レジスト膜57を
形成するが、この際レジスト膜56は総計で40分間の
プレベークを施されたことになる。
【0011】次に、レジスト膜57に貫通穴520及び
圧力室521と吸入側弁膜515の上側の空間とをつな
ぐ貫通穴(図示していない)に相当するパターン露光及
び現像を行い、レジストパターン58を形成する(図5
(b))が、ポストベークは行わない。その理由は、レ
ジスト膜56及び57には、後に別のパターン形成(露
光、現像)を行うからである。次いで、フッ酸系エッチ
ング液により、SiO 2 膜55の選択エッチングを行
う。後に行う2回目のフッ酸エッチングにおいて0.9
2ミクロンのエッチングをするので、ここでのエッチン
グ量は0.08ミクロン以上であればよく、本実施例で
は、0.1ミクロンとし、0.9ミクロンのSiO2
59を残した(図5(c))。フッ酸エッチングのエッ
チングマスクとして用いたレジスト膜56及び57は高
温による焼成(ポストベーク)を受けていないため、残
膜部は、感光性を維持しているので、剥離せず、次工程
でさらにパターン露光及び現像によるパターン加工を行
う。レジスト膜56には吸入側弁膜515、ダイアフラ
ム519、吐出側弁膜517に相当するパターン露光を
行い、レジスト膜57には吸入側弁膜515、吸入弁5
16、ダイアフラム519、吐出側弁膜517、吐出弁
518等に相当するパターン露光を行い、次いで、レジ
スト膜56及び57の現像を同時に行い、レジストパタ
ーン510及び511を形成する(図5(d))。
【0012】次にフッ酸系エッチング液による、2回目
のSiO2 膜の選択エッチングを行うが、エッチング量
としては、前述のとおり、0.92ミクロンとした。こ
のときSiO2 膜55の貫通穴520及び圧力室521
と吸入側弁膜515の上側の空間とをつなぐ貫通穴(図
示していない)に相当する部分は、完全にエッチングさ
れ、又、それ以外のエッチング部分は、SiO2 膜の残
り厚さは0.08ミクロンとなる(図5(e))。図5
(e)の段階で、SiO2 膜512及び513は、それ
ぞれ本発明の第三の実施例における、図3(e)のSi
2 膜38及び39の形状と同一となる。続いて、アル
カリ液によるシリコンのエッチングを行うが、これ以降
の工程は、第三の実施例の場合と全く同様であるので、
説明は省略する。本発明の特徴は、シリコン基板の表裏
面においてレジスト膜の塗布を各1回ずつしかせずに、
SiO2 膜の複数回のパターン加工を行うことにある。
本実施例では、加工すべき対象であるマイクロポンプの
構造により、該レジスト膜のパターン加工は、一方の面
(図5の52)で1回、他方の面(図5の53)で2回
行っているが、前述したようにポストベークを施してい
ないポジ型レジスト膜は、感光性を維持するので、本実
施例でのパターン加工回数に限られず、複数回の加工が
可能であり、本実施例のマイクロポンプ以外の複雑な形
状を有する素子を加工、作製する際にも本発明が応用で
きる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、アル
カリ異方性エッチングにより、シリコン基板に溝、貫通
穴、ダイアフラム等を形成する工程において、エッチン
グマスクとして厚みが異なる部分を有するSiO2 膜を
用いることによって、形状精度の高い各種の素子を形成
することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)〜(f)は、本発明におけるシリコン
基板の加工工程図。
【図2】 (a)〜(d)は、本発明におけるシリコン
基板の加工工程図。
【図3】 (a)〜(g)は、本発明におけるシリコン
基板の加工工程図。
【図4】 (a)は、本発明におけるマイクロポンプの
上面図。(b)は、本発明におけるマイクロポンプの断
面図。
【図5】 (a)〜(g)は、本発明におけるシリコン
基板の加工工程図。
【図6】 (a)〜(f)は、従来のシリコン基板の加
工工程図。
【符号の説明】
11,21,31,41,51,61 シリコン基
板 12,13,22,23,34,35 熱酸化膜 38,39,54,55,59 熱酸化膜 512,513,62,63 熱酸化膜 14,24,64 インク吐出口 15,25,65 インク流路 32,52 シリコン基板の一方の面 33,53 シリコン基板の他方の面 56,57 レジスト膜 36,37,310,58,510 レジストパタ
ーン 511 レジストパターン 312,514 凹部 313,46,515 吸入側弁膜 314,47,516 吸入弁 315,48,517 吐出側弁膜 316,49,518 吐出弁 317,45,519 ダイアフラム 318,413,414,520 貫通穴 319,410,521 圧力室 411 吸入側パイプ 412 吐出側パイプ 42,43 ガラス板 44 圧電素子 66 凸部 67 凹部
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月24日(2001.1.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 インクジェットプリンタヘッドの製造
方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリンタヘッドの製造方法は、シリコン基板の表面に酸
化膜を形成する第1の工程と、前記酸化膜に開口部を形
成する第2の工程と、前記シリコン基板の異方性エッチ
ングを行い、前記シリコン基板に深さの異なる複数の溝
を形成する第3の工程と、を有することを特徴とする。
また、前記第1の工程は、前記シリコン基板の熱酸化を
行いシリコン基板の表面にシリコン酸化膜を形成する副
工程と、このシリコン酸化膜を部分的にエッチングして
前記シリコン基板を部分的に露出させる副工程と、再度
前記シリコン基板の熱酸化を行う副工程と、を含むこと
を特徴とする。また、前記第1の工程は、前記シリコン
基板の熱酸化を行いシリコン基板の表面にシリコン酸化
膜を形成する副工程と、このシリコン酸化膜を部分的に
ハーフエッチングする副工程と、を含むことを特徴とす
る。また、シリコン基板の表面に開口部を有するマスク
を形成する第1の工程と、前記シリコン基板の異方性エ
ッチングを行い、前記シリコン基板に深さの異なる複数
の溝を形成する第2の工程と、を有することを特徴とす
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリエッチング液を用いた異方性エ
    ッチングにより、シリコン基板に溝、貫通穴、ダイアフ
    ラム等を形成するシリコン基板の加工工程において、エ
    ッチングマスクとして厚みが異なる部分を有するSiO
    2 膜を用い、シリコン基板のエッチングの最中に、該S
    iO2 膜の厚みがより薄い部分を順次エッチングにより
    消失させ、消失したSiO2 膜の下地のシリコンを続い
    てエッチングすることにより、シリコン基板に複数の深
    さを有する構造を形成することを特徴とするシリコン基
    板の加工方法。
  2. 【請求項2】 シリコン基板の熱酸化及び該熱酸化膜の
    パターン加工を複数回繰り返し行い、前記厚みが異なる
    部分を有するSiO2 膜を形成することを特徴とする請
    求項1記載のシリコン基板の加工方法。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上にSiO2 膜を形成し、
    該SiO2 膜に1回、又は、複数回のハーフエッチング
    を含むパターン加工を施して、前記厚みが異なる部分を
    有するSiO2 膜を形成することを特徴とする、請求項
    1記載のシリコン基板の加工方法。
  4. 【請求項4】 SiO2 膜上にポジ型フォトレジストを
    塗布し、該ポジ型フォトレジストに複数回の、それぞれ
    異なるパターン形成を行い、各々の該パターン形成毎
    に、該SiO2 膜にハーフエッチングを含む選択エッチ
    ングを行なうことを特徴とする請求項3記載のシリコン
    基板の加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10203998A1 (de) * 2002-02-01 2003-08-21 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Herstellen einer zackenförmigen Struktur, Verfahren zum Herstellen eines Transistors, Verfahren zum Herstellen eines Floating Gate-Transistors, Transistor, Floating Gate-Transistor und Speicher-Anordnung

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DE10203998A1 (de) * 2002-02-01 2003-08-21 Infineon Technologies Ag Verfahren zum Herstellen einer zackenförmigen Struktur, Verfahren zum Herstellen eines Transistors, Verfahren zum Herstellen eines Floating Gate-Transistors, Transistor, Floating Gate-Transistor und Speicher-Anordnung

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