JP2001229786A - 多接点入力装置 - Google Patents

多接点入力装置

Info

Publication number
JP2001229786A
JP2001229786A JP2000034858A JP2000034858A JP2001229786A JP 2001229786 A JP2001229786 A JP 2001229786A JP 2000034858 A JP2000034858 A JP 2000034858A JP 2000034858 A JP2000034858 A JP 2000034858A JP 2001229786 A JP2001229786 A JP 2001229786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operating rod
hole
tilting member
input device
movable contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000034858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3710668B2 (ja
Inventor
Toshio Kikuchi
敏雄 菊地
Tatsuo Kamiya
龍夫 神谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp filed Critical Hosiden Corp
Priority to JP2000034858A priority Critical patent/JP3710668B2/ja
Publication of JP2001229786A publication Critical patent/JP2001229786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3710668B2 publication Critical patent/JP3710668B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多接点入力装置を超小型化した場合に、スイ
ッチの開閉を切り換える際の操作杆の揺動操作角度をあ
る程度大きく確保することができるにもかかわらず、操
作杆が常時中立姿勢に向けて弾発付勢されるようにす
る。 【解決手段】 傾動部材7の貫通孔73に操作杆8を貫
挿し、操作杆8と傾動部材7との間に皿形のばね体を介
在する。傾動部材7の周囲の押圧部72を、スナップ動
作を行う周辺スイッチ4の可動接片42によって支え
る。操作杆8と傾動部材7の貫通孔73の孔壁面との間
に、操作杆8の遊び揺動を可能にする隙間100を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多接点入力装置、
特に操作杆を揺動させることによって複数のスイッチの
開閉を切り換えることができるようになっている多接点
入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】操作杆を揺動させることによって複数の
スイッチの開閉を切り換えることができるようになって
いる多接点入力装置は、特開平11−111119号公
報、特開平11−144567号公報などによって既に
提案されている。この種の多接点入力装置は、近時の機
器の小形化などに合わせて超小型化されている。一方、
この種の多接点入力装置において、複数のスイッチの開
閉の切り換えは、操作杆と一体の傾動部材の傾動動作を
通じて行われるため、超小型の多接点入力装置では、ス
イッチの開閉を切り換えるときの操作杆の揺動角度が非
常に小さい角度になり、そのために不用意に操作杆が揺
動されてスイッチの開閉が不慮に切り換わってしまって
機器の制御に不都合が生じるといった状況が生まれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この点を解消するため
には、操作杆とスイッチの開閉を行わせるための傾動部
材とを分割し、傾動部材に具備させた貫通孔に操作杆を
貫挿させておくと共に、その操作杆と貫通孔の孔縁との
間に隙間を形成して操作杆の一定幅の遊び揺動を可能に
しておくといった対策を講じることが考えられ、そのよ
うにしておくと、スイッチの開閉を切り換えるのに必要
な傾動部材の傾き角度よりも操作杆の揺動角度が大きく
なるので、不用意に操作杆が揺動されてスイッチの開閉
が不慮に切り換わるという事態が起こりにくくなる。
【0004】ところで、上記種類の多接点入力装置で
は、操作杆を操作していないときに、傾動部材がどのス
イッチにも作用していないモード(ノーマルモード)が
設定されるようにするために、操作杆を常時中立姿勢に
向けて弾発付勢する手段を備えている。
【0005】この手段の具体例として、特開平11−1
11119号公報に記載されているものでは、傾動部材
と一体の操作杆に嵌合した上拡がり形状の皿形ばね板の
内周部で傾動部材の中央部を下方へ弾圧し、かつ、その
皿形ばね板の外周部を、上記傾動部材を収容している筐
体の上部に固定してある。また、特開平11−1445
67号公報に記載されているものでは、操作杆とは別体
の傾動部材の表側に円錐面を具備させ、かつ、筐体側に
その円錐面に摺動自在に重なる座面を形成して求心作用
が発揮されるようにしていると共に、傾動部材に形成し
た貫通孔に操作杆を貫挿させてその操作杆に具備させた
円錐面と傾動部材の内側の円錐面とを重ね合わせ、さら
に、ドーム状のばね板によって操作杆を常時弾性的に押
し上げてその操作杆の円錐面と傾動部材側の円錐面とが
隙間なく重なり合うようにしている。
【0006】しかしながら、操作杆を常時中立姿勢に向
けて弾発付勢する手段として、上記した各公報の構成を
採用すると、上記した対策、すなわち、操作杆とスイッ
チの開閉を行わせるための傾動部材とを分割し、傾動部
材に具備させた貫通孔に操作杆を貫挿させておくと共
に、その操作杆と貫通孔の孔縁との間に隙間を形成して
操作杆の一定幅の遊び揺動を可能にしておくといった対
策を講じた場合には、操作杆を中立姿勢に向けて弾発付
勢する作用が発揮されなくなる。
【0007】本発明は以上の状況の下でなされたもので
あり、多接点入力装置を超小型化した場合に、スイッチ
の開閉を切り換える際の操作杆の揺動操作角度をある程
度大きく確保することができるものでありながら、その
操作杆が常時中立姿勢に向けて弾発付勢されるようにす
ることを目的とする。また、本発明は、操作杆の揺動操
作方向に応じて、スイッチの開閉を切り換える際に必要
な操作杆の揺動操作角度を変化させることのできる多接
点入力装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図面を参照して本発明の
多接点入力装置を説明する。なお、この欄で図中の符号
を使用したのは、発明の内容の理解を助けるためであっ
て、内容を図例に限定する意図ではない。
【0009】本発明に係る多接点入力装置は、中央部に
貫通孔73とこの貫通孔73の周囲の環状の隆起部74
とを有しかつ裏面側で上記貫通孔73の周囲の複数箇所
に押圧部72が形成された傾動部材7の上記貫通孔73
に操作杆8が貫挿され、上記傾動部材7が、ベース部1
1とこのベース部11の対向位置に配備された上板部1
5とこの上板部15に開設された開口17とこの開口1
7の周囲の環状の座部18とを備える筐体1の上記ベー
ス部11と上記上板部15との間の空間に収容されてい
ると共に、その傾動部材7の上記隆起部74が上記座部
18に臨まされている。
【0010】また、上記ベース部11に、上記操作杆8
の下端を受け止める受止め部(可動接片22)と、この
受止め部の周囲複数箇所に配備されて複数の上記押圧部
72に各別に対向した可動接片42及びそれらの可動接
片42の相手方となる固定接片41を有する周辺スイッ
チ4と、が配備されている。そして、揺動運動した操作
杆8が上記貫通孔73の孔縁73aに当たって上記傾動
部材7を傾動させたときに、その傾動部材7の所定の押
圧部72がその押圧部72に対向する上記周辺スイッチ
4の可動接片42を押し込んでその周辺スイッチ4の開
閉を切り換えるようになっている。
【0011】さらに、上記傾動部材7の裏側に形成され
た傾動部材側ばね受け部75と上記貫通孔73に挿通さ
れている上記操作杆8に設けられて上記傾動部材側ばね
受け部75に対向している操作杆側ばね受け部81との
間に、上記操作杆8の下端を下向きに付勢して上記受止
め部に弾圧させかつ上記傾動部材7の隆起部74を上向
きに付勢して上記座部18に弾圧させることによって、
上記操作杆8が上記貫通孔73内で傾かない中立姿勢に
保持するばね体9が介在されていると共に、上記各押圧
部72が各周辺スイッチ4の可動接片42を押し込まな
い中立姿勢に向けて上記傾動部材7を常時弾発付勢する
ばね部材(可動接片42)を備え、中立姿勢の上記操作
杆8と上記貫通孔73の孔縁73aとの間に、操作杆8
の遊び揺動を可能にする隙間100が形成されている。
【0012】この発明によると、操作杆8と傾動部材7
とが分割された構成になっている。また、操作杆8とそ
の操作杆8が貫挿されている傾動部材7側の貫通孔73
の孔縁73aとの間に、操作杆8の遊び揺動を可能にす
る隙間100が形成されているため、操作杆8を揺動操
作したときに操作杆8が貫通孔73の孔縁73aに当た
るまでは傾動部材7が傾動することはなく、操作杆8が
貫通孔の孔縁73aに当たった後の操作杆8の揺動によ
って傾動部材7がはじめて傾動する。したがって、周辺
スイッチ4の開閉を切り換える際の操作杆8の揺動操作
角度を、操作杆8の揺動に伴って傾動部材7が傾動する
ときの傾動角度よりも大きく確保することが可能にな
る。
【0013】また、傾動部材側ばね受け部75と操作杆
側ばね受け部81との間に介在したばね体9の弾発付勢
作用によって操作杆8が中立姿勢、すなわち傾動部材7
側の貫通孔73内で傾かない中立姿勢に保持され、しか
も、傾動部材7がばね部材によって中立姿勢、すなわち
傾動部材7の各押圧部72が各周辺スイッチ4の可動接
片42を押し込まない位置に向けて上記弾発付勢されて
いるので、上記のように操作杆8の周囲に操作杆8の遊
び揺動を可能にする隙間100が形成されているとして
も、操作杆8を揺動操作していないときには、操作杆8
と傾動部材7とが両方ともそれぞれの中立姿勢に復帰し
てノーマルモードが設定されるようになる。
【0014】本発明では、上記ベース部11に、固定接
片21に離接されかつ常時固定接片21からの離反方向
に上向きに弾発付勢された可動接片22を備える中心ス
イッチ2が配備され、この中心スイッチ2の上記可動接
片22が上記受止め部として形成されていると共に、こ
の中心スイッチ2の上記可動接片22を付勢している上
向きの弾発力が、上記ばね体9が上記操作杆8を下向き
に付勢している弾発力よりも大きく定められている、と
いう構成を採用することが可能である。これによると、
上記したノーマルモードが設定されているときには、上
記受止め部を形成している可動接片22が、その可動接
片22を付勢している上向きの弾発力によって操作杆8
を押し上げた位置に保つ。
【0015】本発明では、上記周辺スイッチ4の可動接
片42と上記中心スイッチ2の可動接片22とがスナッ
プ動作を行うスナップ板でなり、周辺スイッチ4の可動
接片42を形成しているスナップ板によって上記ばね部
材が形成されていることが望ましい。これによると、中
心スイッチ2の可動接片22を形成しているスナップ板
自体の弾性を、上記可動接片22を上向きに付勢する弾
発力として活用することができるので、可動接片22を
上向きに付勢するためのばね材を別途に用いる必要がな
くなる。また、周辺スイッチ4の可動接片42を形成し
ているスナップ板によって傾動部材7を中立姿勢に向け
て常時弾発付勢するばね部材が形成されているので、傾
動部材7を中立姿勢に向けて常時付勢するばね部材を別
途に用いる必要がなくなる。これらのため、当該多接点
入力装置の小形化を促進しやすい。ここで、スナップ動
作とは、スナップ板の反転動作又は節度動作のことであ
る。
【0016】本発明では、上記傾動部材側ばね受け部7
5が環状に形成され、かつ、上記操作杆側ばね受け部8
1が鍔形に形成されており、上記ばね体9が中心孔91
とその中心孔の周縁部に形成された環状の内側座部92
と外縁部に形成された外側座部93とを有し、上記中心
孔91に上記操作杆8が挿通されていると共に、上記内
側座部92が上記操作杆側ばね受け部81に重ね合わさ
れ、上記外側座部93が上記傾動部材側ばね受け部75
に重ね合わされていることが望ましい。これによると、
ばね体9として背低の皿形ばね板を用いることが可能に
なるので、当該多接点入力装置の厚さ寸法が、ばね体を
用いることによってそれほど増大しなくなる。
【0017】本発明においては、上記隙間100が上記
操作杆8の周囲全体に亘って一様な広さを有していて
も、上記隙間100が上記操作杆8の周囲において広い
部分と狭い部分とに分かれていてもよい。上記隙間10
0が上記操作杆8の周囲全体に亘って一様な広さを有し
ている場合には、操作杆8をどの方向に揺動させても操
作杆8の遊び揺動の幅が同じになる。また、上記隙間1
00が上記操作杆8の周囲において広い部分と狭い部分
とに分かれている場合には、隙間100の広い方向に操
作杆8を揺動させたときには操作杆8の遊び揺動がの幅
が広くなるので、傾動部材7の傾動角度に対する操作杆
8の揺動角度の割合が大きくなり、隙間100の狭い方
向に操作杆8を揺動させたときには操作杆8の遊び揺動
の幅が狭くなるので、傾動部材7の傾動角度に対する操
作杆8の揺動角度の割合が小さくなる。
【0018】本発明において、上記操作杆8が放射方向
に突き出た複数の凸部83を有していると共に、上記傾
動部材7の貫通孔73が放射方向に張り出した複数の凹
所76を有し、上記貫通孔73に貫挿された上記操作杆
8の複数の上記凸部83がその貫通孔73の複数の上記
凹所76に各別に嵌合されている、という構成を採用す
ることが可能である。この場合、上記操作杆8の凸部8
3の外端面とその外端面が対向している上記貫通孔73
の凹所76の外側壁面との間に形成された上記隙間10
0が、上記凸部83と上記凹所76との全部の嵌合箇所
で一様な広さを有するものとすることができる。また、
上記操作杆8の凸部83の外端面とその外端面が対向し
ている上記貫通孔73の凹所76の外側壁面との間に形
成されている上記隙間100が、上記凸部83と上記凹
所76との全部の嵌合箇所のうち、一部の嵌合箇所で広
くなっており、残部の嵌合箇所で狭くなっているもので
あってもよい。
【0019】本発明において、上記操作杆8が放射方向
に突き出た4つの凸部83を等角度おきに有していると
共に、上記傾動部材7の貫通孔73が放射方向に張り出
した4つの凹部76を等角度おきに有し、上記貫通孔7
3に貫挿された上記操作杆8の4つの上記凸部83がそ
の貫通孔73の4つの上記凹所76に各別に嵌合されて
いる、という構成を採用することも可能である。この場
合、上記操作杆8の凸部83の外端面とその外端面が対
向している上記貫通孔73の凹所76の外側壁面との間
に形成されている上記隙間100が、上記操作杆8の軸
線を挟んで反対側に位置する2つの嵌合箇所で広くなっ
ており、残りの2つの嵌合箇所で狭くなっているもので
あってもよい。
【0020】本発明において、上記した隙間100が広
い部分と狭い部分とに分かれているものにおいて、隙間
の狭い部分には隙間100が零の部分、すなわち隙間1
00の存在しない部分を含むものとする。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る多接点入力装
置の実施形態を概略で示した分解斜視図、図2〜図5は
動作を説明するための縦断面図、図6は上記多接点入力
装置の概略平面図、図7は十字形の操作杆8の周囲の隙
間100の説明図、図8は十字形の操作杆8の周囲の変
形例による隙間100の説明図、図9はばね体9の平面
図、図10は変形例によるばね体9の平面図、図11は
円形の操作杆8の周囲の隙間100の説明図、図12は
円形の操作杆8の周囲の変形例による隙間100の説明
図である。
【0022】図1のように、この多接点入力装置の筐体
1は、多角形(具体的には八角形)のベース11とその
ベース11の周囲に立ち上げられた側壁12とを一体に
具備する合成樹脂製のケース13と、このケース13に
被せられる金属製のカバー14とを備えており、カバー
14によって筐体1の上板部15が形成される。このケ
ース1のベース11には、後述する単一の中心スイッチ
2と4つの周辺スイッチ4とが配備される。
【0023】図1〜図5を参照して中心スイッチ2と4
つの周辺スイッチ4とを説明する。
【0024】中心スイッチ2は、ベース11の中央部に
埋設されてその表面が露出された固定接片21とその相
手方である可動接片22とでなり、可動接片22には円
形ドーム状のスナップ板が用いられている。可動接片2
2の外周部に環状に常閉接点23が形成されており、こ
の常閉接点23がベース11に埋設されてその表面が固
定接片21の周囲で露出された常閉接点24に常接する
ようにベース11の中央部に載架される。この中心スイ
ッチ2は、スナップ板でなる可動接片22の頂部が押し
下げられと、その可動接片22がスナップ動作を伴って
固定接片21に接触し、固定接片21と常閉接点24と
が可動接片22を介して電気的に導通した閉状態とな
る。また、可動接片22に対する押込力が解除される
と、その可動接片22がスナップ動作を伴って元のドー
ム形状に復帰して固定接片21から離れ、固定接片21
と常閉接点24とが電気的に遮断された開状態になる。
そして、そのような開閉切換え時には、スナップ板のス
ナップ動作による音や感触が発生する。
【0025】周辺スイッチ4は、中心スイッチ2の周囲
に配備されている。これらの周辺スイッチ4は、ベース
11に埋設されてその表面が露出された固定接片41と
その相手方である可動接片42とでなる。図1に示した
ように、可動接片42はばね板材に形成した平行な2条
のスリット43,43の間に形成されていると共に、ば
ね板材のスリット43,43の外側部分は常閉接点4
4,45になっている。このばね板材は、常閉接点4
4,45が、ベース11に埋設されて表面が露出された
常閉接点46及び上記常閉接点24に各別に常接するよ
うに、ベース11の周辺部に載架される。また、上記の
可動接片42と常閉接点44,45とは互いに反対向き
に湾曲したスナップ板によって形成されている。これら
の周辺スイッチ4は、可動接片42の頂部が押し下げら
れると、スナップ板でなる可動接片42がスナップ動作
を伴って固定接片41に接触し、固定接片41が可動接
片42や常閉接点44,45を介して常閉接点46,2
4に電気的に導通した閉状態になる。また、可動接片4
2に対する押込力が解除されると、可動接片42がスナ
ップ動作を伴って元の形状に復帰して固定接片41から
離れ、固定接片41と常閉接点46,24とが電気的に
遮断された開状態になる。そして、そのような開閉切換
え時には、可動接片42や常閉接点44,45のスナッ
プ動作によるクリック音や感触が発生する。
【0026】図例の多接点入力装置において、周辺スイ
ッチ4は、中心スイッチ2から等間隔を隔てた周囲複数
箇所、具体的には、中心スイッチ2の周囲4箇所に90
度おきに配備されている。また、4つの周辺スイッチ4
…の可動接片42は、その長手方向が中心スイッチ2の
可動接片22の半径方向に直交する方向と一致するよう
に配置されている。
【0027】図1に示したように、筐体1のベース11
には、90度おきの4箇所に、そのベース11の表面を
中心スイッチ2の設置箇所の周囲で4区画する仕切り部
16がそのベース11の表面から突出して形成されてい
る。そして、これらの4つの仕切り部16によって囲ま
れる中央側の空所S1が上記した中心スイッチ2の可動
接片22の配備箇所に割り当てられている。また、4つ
の仕切り部16…の並び方向において隣合う2つの仕切
り部16,16の相互間の各空所S2が周辺スイッチ4
の可動接片42を形成しているばね板材の配備箇所に割
り当てられている。
【0028】6は合成樹脂製の絶縁シートであり、この
シート6は図2〜図5のように上記した中心スイッチ2
の可動接片22、4つの周辺スイッチ4の各可動接片4
2、仕切り部16などの上面に粘着層を介して貼着され
ている。このようにシート6を貼着しておくと、各可動
接片22,42や仕切り部16などの位置関係が確実に
保たれる。
【0029】図1〜図5のように、傾動部材7は等角度
おきの4箇所で外方に突き出た各板状部71のそれぞれ
の裏面側に球状の押圧部72を有している。また、傾動
部材7は、その中央部に貫通孔73とこの貫通孔73の
周囲で上方に突き出た環状の隆起部74とを有している
と共に、その裏側には凹入した状態で環状の傾動部材側
ばね受け部75が形成されている。操作杆8は傾動部材
7とは別体になっている。この操作杆8の下端部に操作
杆側ばね受け部81が鍔形に形成されていると共に、そ
のばね受け部の裏面側、すなわち操作杆8の下端に球状
の突起82が形成されている。この操作杆8は傾動部材
7の貫通孔73に貫挿されて、操作杆側ばね受け部81
と傾動部材側ばね受け部75とが上下方向で対向され
る。そして、上記した各ばね受け部75,81の相互間
に、操作杆8が挿通された中心孔91を有する皿形のば
ね板でなるばね体9が介在されている。このばね体9
は、中心孔91の周縁部に形成された環状の内側座部9
2と外縁部に形成された外側座部93とを有していて、
内側座部92が操作杆側ばね受け部81に重ね合わさ
れ、外側座部93が傾動部材側ばね受け部75に重ね合
わされている。
【0030】カバー14によって形成されている筐体1
の上板部15には、開口17とこの開口17の周囲の環
状の座部18とが形成されている。そして、このカバー
14をケース13に被せて筐体1を形成した状態では、
図2〜図5のように、ベース部11と上板部15との間
の空間に傾動部材7が収容されていると共に、その傾動
部材7の隆起部74が座部18に臨む。しかも、上記ば
ね体9によって下向きに弾発付勢された操作杆8の下端
が中心スイッチ2の可動接片22に弾圧し、かつ、その
ばね体9によって上向きに弾発付勢された傾動部材7の
隆起部74が上記座部18に弾圧する。さらに、傾動部
材7の4つの押圧部72が4つの周辺スイッチ4の各可
動接片42によって支えられる。
【0031】ここで、中心スイッチ2の可動接片22が
そのスナップ動作によって元のドーム形状に復帰すると
きの上向きの弾発力は、ばね体9が操作杆8を下向きに
付勢している弾発力よりも大きくなっている。また、傾
動部材7の貫通孔73とその貫通孔73に貫挿されてい
る操作杆8との間には、操作杆8の遊び揺動を可能にす
る隙間100が形成されている(図1及び図3参照)。
このため、操作杆8が操作されていないときには、操作
杆8が、可動接片22によって、ばね体9の付勢に抗し
て図2のように上方に持ち上げられ、かつ、ばね体9の
付勢によって傾動部材7の隆起部74が上板部15の座
部18に弾接した状態になる。さらに、操作杆8が操作
されていないときには、ばね体9の内側座部92が操作
杆側ばね受け部81の中央部を下向きに付勢しているの
で、操作杆8が貫通孔73の内部で傾かない姿勢、すな
わち中立姿勢になる。また、操作杆8が操作されていな
いときには、傾動部材7の4つの押圧部72が4つの周
辺スイッチ4…によって支えられているので、図2のよ
うに、筐体1の内部で傾かない姿勢、すなわち中立姿勢
になる。傾動部材7が中立姿勢になっているときには、
4つの各周辺スイッチ4の可動接片42のどれもが、4
つの各押圧部72のいずれによっても押し込まれていな
い状態、すなわちノーマルモードに設定される。
【0032】図7のように、操作杆8は 放射方向(具
体的には90度おきの4方向)に突き出た4つの凸部8
3を有している。また、傾動部材7(図1〜図5参照)
の貫通孔73が放射方向(具体的には90度おきの4方
向)に張り出した4つの凹部76を有している。そし
て、貫通孔73に貫挿された操作杆8の4つの凸部83
がその貫通孔73の4つの凹所76に各別に嵌合されて
いる。しかも、操作杆8の凸部83の外端面とその外端
面が対向している貫通孔73の凹所76の外側壁面との
間に形成された隙間100が、凸部83と凹所76との
全部の嵌合箇所で一様な広さを有している。
【0033】この実施形態の多接点入力装置において、
傾動部材7と操作杆8とが共に中立姿勢になっている図
2の状態から、操作杆8をその突起82の付近を中心に
してたとえば右方向に揺動させると、操作杆8の右側の
凸部83が同図に仮想線で示したように貫通孔73の右
側の凹所76の孔縁73aに当たるまでは傾動部材7が
傾動しない。凸部83が凹所76の孔縁73aに当たっ
たときの操作杆8の中立姿勢からの揺動角度をθ1とす
る。そして、操作杆8が貫通孔73の凹所83孔縁73
aに当たった後の操作杆8の揺動によって傾動部材7が
右側へ押されてはじめて傾動する。こうして傾動部材7
が傾動すると、図3のように、傾動部材7の右側の押圧
部72が右側の周辺スイッチ4の可動接片42を押し込
むので、その可動接片42が固定接片41に接触してそ
の周辺スイッチ4が開から閉に切り換わる。こうして周
辺スイッチ4が切り換わったときの操作杆8の中立姿勢
からの揺動角度をθ2とする。したがって、周辺スイッ
チ4の開閉を切り換える際の操作杆8の揺動操作角度θ
2が、操作杆8の揺動に伴って傾動部材7が傾動すると
きの傾動角度よりも大きくなる。図3のように周辺スイ
ッチ4が切り換えられた後、操作杆8に対する操作力が
解除されると、右側の周辺スイッチ4の可動接片42が
スナップ動作を伴って元の形状に復帰するときの力で傾
動部材7が中立姿勢に復帰し、操作杆8もばね体9が元
の形状に復帰するときの力で中立姿勢に復帰して、ノー
マルモードに戻る。操作杆8が左側や前後に揺動操作さ
れたときにも同様の作用が行われる。
【0034】また、この実施形態の多接点入力装置にお
いて、傾動部材7と操作杆8とが共に中立姿勢になって
いる図2の状態から、操作杆8が図4の矢印Dのように
下方に押し下げられたときには、図4のように操作杆8
の突起82が中心スイッチ2の可動接片22を押し下げ
て固定接片21に接触させるので、中心スイッチ2が開
から閉に切り換わる。この状態から操作杆8を突起82
の付近を中心にしてたとえば右方向に揺動させると、操
作杆8の右側の凸部83が図4に仮想線で示したように
貫通孔73の右側の凹所76の孔縁73aに当たるまで
は傾動部材7が傾動しない。凸部83が凹所76の孔縁
73aに当たったときの操作杆8の中立姿勢からの揺動
角度をθ3とする。そして、操作杆8が貫通孔73の凹
所83孔縁73aに当たった後の操作杆8の揺動によっ
て傾動部材7が右側へ押されてはじめて傾動する。こう
して傾動部材7が傾動すると、図5のように、傾動部材
7の右側の押圧部72が右側の周辺スイッチ4の可動接
片42を押し込むので、その可動接片42が固定接片4
1に接触してその周辺スイッチ4が開から閉に切り換わ
る。こうして周辺スイッチ4が切り換わったときの操作
杆8の中立姿勢からの揺動角度をθ4とする。したがっ
て、この場合にも、周辺スイッチ4の開閉を切り換える
際の操作杆8の揺動操作角度θ4が、操作杆8の揺動に
伴って傾動部材7が傾動するときの傾動角度よりも大き
くなる。図5のように周辺スイッチ4が切り換えられた
後、操作杆8に対する操作力が解除されると、右側の周
辺スイッチ4の可動接片42がスナップ動作を伴って元
の形状に復帰するときの力で傾動部材7が中立姿勢に復
帰することと併せて、中心スイッチ2の可動接片22の
復帰によって操作杆8が押し上げられ、かつ、その操作
杆8がばね体9が元の形状に復帰するときの力で中立姿
勢に復帰して、図2に示したノーマルモードに戻る。操
作杆8が押し下げられた後、左側や前後に揺動操作され
たときにも同様の作用が行われる。
【0035】この実施形態では、図7で説明したよう
に、操作杆8の4つの各凸部83の外端面と貫通孔73
の4つの各凹所76の外側壁面との間に形成されている
隙間100が、凸部83と凹所76との全部の嵌合箇所
で一様な広さを有している。そのため、操作杆8を左右
及び前後のどの方向に揺動させても操作杆8の遊び揺動
の幅(又は遊び揺動の角度θ1,θ3)が同じになる。
この点に関し、図8に示したように、操作杆8の左右の
各凸部83の外端面と貫通孔73の左右の各凹所76の
外側壁面との間に形成されている隙間100を、操作杆
8の前後の各凸部83の外端面と貫通孔73の前後の各
凹所76の外側壁面との間に形成されている隙間よりも
広くしておいてもよい。同図の場合は、前後の隙間を零
にして前後の各凸部83の外端面と貫通孔73の前後の
各凹所76の外側壁面とを摺動可能としている。そのよ
うにしておくと、操作杆8を左右方向に揺動させたとき
には操作杆8の遊び揺動が可能になり、操作杆8を前後
方向に揺動させたときには、操作杆8の揺動に遊びが無
くなって操作杆8の揺動角度と傾動部材7の傾動角度が
同じになる。
【0036】また、操作杆8が放射方向に突き出た4つ
以外の複数の凸部を有しており、かつ、傾動部材7の貫
通孔73が放射方向に張り出した4つ以外の複数の凹所
を有していて、貫通孔73に貫挿された操作杆8の複数
の凸部がその貫通孔73の複数の凹所に各別に嵌合され
ていてもよい。この場合にも、操作杆8の凸部の外端面
とその外端面が対向している貫通孔73の凹所の外側壁
面との間に形成された隙間100が、凸部と凹所との全
部の嵌合箇所で一様な広さを有していても、全部の嵌合
箇所のうち一部の嵌合箇所で広くなっており、残部の嵌
合箇所で狭くなっていてもよい。
【0037】さらに、図11のように円形の貫通孔73
に円形の操作杆8を貫挿させ、操作杆8の周囲の隙間1
00が、操作杆8の周囲全体に亘って一様な広さを有す
るものであってもよい。また、図12のように長円形の
貫通孔73に円形の操作杆8を貫挿させ、操作杆8の左
右の隙間100が、操作杆8の前後の隙間よりも広くな
っているものであってもよい。
【0038】以上において、隙間100が広くなってい
る方向に不用意に操作杆8が揺動されて周辺スイッチ2
の開閉が不慮に切り換わるという事態が起こりにくくな
る。隙間100が狭くなっている方向に不用意に操作杆
8が揺動されたときでも、その隙間の広さに見合って、
周辺スイッチ2の開閉が不慮に切り換わるという事態が
抑制される。
【0039】図1〜図5で説明したばね体9の代わり
に、図9や図10に示した平面形状のばね体9を用いる
ことが可能である。なお、図9や図10に示したばね体
9において、図1〜図5で説明したばね体9に具備され
ている部分に相応する部分には同一符号を付してある。
【0040】図1〜図5で説明した実施形態において、
中心スイッチ2の可動接片22は、操作杆8の下端を受
け止める受止め部の一例であって、中心スイッチ2を省
略した場合には、この受止め部をベース部11の上面や
ベース部11の上面に配備した他の部材によって構成す
ることができる。また、各周辺スイッチ4の可動接片4
2は、傾動部材7を中立姿勢に向けて常時弾発付勢する
ばね部材の一例であり、これらの可動接片42がスナッ
プ動作を行わないものであったり、ばね性を持たない材
料で形成されている場合には、傾動部材7を中立姿勢に
向けて常時弾発付勢するばね部材を別途設ける必要があ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、スイッチの開閉を切り
換える際の操作杆の揺動操作角度をある程度大きく確保
することができるものでありながら、その操作杆が常時
中立姿勢に向けて弾発付勢されるようにすることが可能
になる。そのため、多接点入力装置を超小型化した場合
に有益である。また、上記した隙間に広い部分と狭い部
分とを設けておくと、操作杆の揺動操作方向に応じて、
スイッチの開閉を切り換える際に必要な操作杆の揺動操
作角度を変化させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多接点入力装置の実施形態を概略
で示した分解斜視図である。
【図2】動作を説明するための縦断面図である。
【図3】動作を説明するための縦断面図である。
【図4】動作を説明するための縦断面図である。
【図5】動作を説明するための縦断面図である。
【図6】上記実施形態による多接点入力装置の概略平面
図である。
【図7】十字形の操作杆の周囲の隙間の説明図である。
【図8】十字形の操作杆の周囲の変形例による隙間の説
明図である。
【図9】ばね体の平面図である。
【図10】変形例によるばね体の平面図である。
【図11】円形の操作杆の周囲の隙間の説明図である。
【図12】円形の操作杆の周囲の変形例による隙間の説
明図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 中心スイッチ 4 周辺スイッチ 7 傾動部材 8 操作杆 9 ばね体 11 ベース部 15 上板部 17 開口 18 座部 21 固定接片 22 可動接片(受止め部) 41 固定接片 42 可動接片(ばね部材) 72 押圧部 73 貫通孔 74 隆起部 75 傾動部材側ばね受け部 76 凹所 81 操作杆側ばね受け部 83 凸部 100 隙間

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に貫通孔とこの貫通孔の周囲の環
    状の隆起部とを有しかつ裏面側で上記貫通孔の周囲の複
    数箇所に押圧部が形成された傾動部材の上記貫通孔に操
    作杆が貫挿され、上記傾動部材が、ベース部とこのベー
    ス部の対向位置に配備された上板部とこの上板部に開設
    された開口とこの開口の周囲の環状の座部とを備える筐
    体の上記ベース部と上記上板部との間の空間に収容され
    ていると共に、その傾動部材の上記隆起部が上記座部に
    臨まされ、 上記ベース部に、上記操作杆の下端を受け止める受止め
    部と、この受止め部の周囲複数箇所に配備されて複数の
    上記押圧部に各別に対向した可動接片及びそれらの可動
    接片の相手方となる固定接片を有する周辺スイッチと、
    が配備され、 揺動運動した操作杆が上記貫通孔の孔縁に当たって上記
    傾動部材を傾動させたときに、その傾動部材の所定の押
    圧部がその押圧部に対向する上記周辺スイッチの可動接
    片を押し込んでその周辺スイッチの開閉を切り換えるよ
    うになっており、 上記傾動部材の裏側に形成された傾動部材側ばね受け部
    と上記貫通孔に挿通されている上記操作杆に設けられて
    上記傾動部材側ばね受け部に対向している操作杆側ばね
    受け部との間に、上記操作杆の下端を下向きに付勢して
    上記受止め部に弾圧させかつ上記傾動部材の隆起部を上
    向きに付勢して上記座部に弾圧させることによって、上
    記操作杆が上記貫通孔内で傾かない中立姿勢に保持する
    ばね体が介在されていると共に、上記各押圧部が各周辺
    スイッチの可動接片を押し込まない中立姿勢に向けて上
    記傾動部材を常時弾発付勢するばね部材を備え、中立姿
    勢の上記操作杆と上記貫通孔の孔縁との間に、操作杆の
    遊び揺動を可能にする隙間が形成されていることを特徴
    とする多接点入力装置。
  2. 【請求項2】 上記ベース部に、固定接片に離接されか
    つ常時固定接片からの離反方向に上向きに弾発付勢され
    た可動接片を備える中心スイッチが配備され、この中心
    スイッチの上記可動接片が上記受止め部として形成され
    ていると共に、この中心スイッチの上記可動接片を付勢
    している上向きの弾発力が、上記ばね体が上記操作杆を
    下向きに付勢している弾発力よりも大きく定められてい
    る請求項1に記載した多接点入力装置。
  3. 【請求項3】 上記周辺スイッチの可動接片と上記中心
    スイッチの可動接片とがスナップ動作を行うスナップ板
    でなり、周辺スイッチの可動接片を形成しているスナッ
    プ板によって上記ばね部材が形成されている請求項2に
    記載した多接点入力装置。
  4. 【請求項4】 上記傾動部材側ばね受け部が環状に形成
    され、かつ、上記操作杆側ばね受け部が鍔形に形成され
    ており、上記ばね体が中心孔とその中心孔の周縁部に形
    成された環状の内側座部と外縁部に形成された外側座部
    とを有し、上記中心孔に上記操作杆が挿通されていると
    共に、上記内側座部が上記操作杆側ばね受け部に重ね合
    わされ、上記外側座部が上記傾動部材側ばね受け部に重
    ね合わされている請求項1ないし請求項3のいずれか1
    項に記載した多接点入力装置。
  5. 【請求項5】 上記隙間が上記操作杆の周囲全体に亘っ
    て一様な広さを有する請求項1ないし請求項4のいずれ
    か1項に記載した多接点入力装置。
  6. 【請求項6】 上記隙間が上記操作杆の周囲において広
    い部分と狭い部分とに分かれている請求項1ないし請求
    項4のいずれか1項に記載した多接点入力装置。
  7. 【請求項7】 上記操作杆が放射方向に突き出た複数の
    凸部を有していると共に、上記傾動部材の貫通孔が放射
    方向に張り出した複数の凹所を有し、上記貫通孔に貫挿
    された上記操作杆の複数の上記凸部がその貫通孔の複数
    の上記凹所に各別に嵌合されている請求項1ないし請求
    項4のいずれか1項に記載した多接点入力装置。
  8. 【請求項8】 上記操作杆が放射方向に突き出た4つの
    凸部を等角度おきに有していると共に、上記傾動部材の
    貫通孔が放射方向に張り出した4つの凹部を等角度おき
    に有し、上記貫通孔に貫挿された上記操作杆の4つの上
    記凸部がその貫通孔の4つの上記凹所に各別に嵌合され
    ている請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載し
    た多接点入力装置。
  9. 【請求項9】 上記操作杆の凸部の外端面とその外端面
    が対向している上記貫通孔の凹所の外側壁面との間に形
    成された上記隙間が、上記凸部と上記凹所との全部の嵌
    合箇所で一様な広さを有する請求項7又は請求項8に記
    載した多接点入力装置。
  10. 【請求項10】 上記操作杆の凸部の外端面とその外端
    面が対向している上記貫通孔の凹所の外側壁面との間に
    形成されている上記隙間が、上記凸部と上記凹所との全
    部の嵌合箇所のうち、一部の嵌合箇所で広くなってお
    り、残部の嵌合箇所で狭くなっている請求項7又は請求
    項8に記載した多接点入力装置。
  11. 【請求項11】 上記操作杆の凸部の外端面とその外端
    面が対向している上記貫通孔の凹所の外側壁面との間に
    形成されている上記隙間が、上記操作杆の軸線を挟んで
    反対側に位置する2つの嵌合箇所で広くなっており、残
    りの2つの嵌合箇所で狭くなっている請求項8に記載し
    た多接点入力装置。
JP2000034858A 2000-02-14 2000-02-14 多接点入力装置 Expired - Fee Related JP3710668B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000034858A JP3710668B2 (ja) 2000-02-14 2000-02-14 多接点入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000034858A JP3710668B2 (ja) 2000-02-14 2000-02-14 多接点入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001229786A true JP2001229786A (ja) 2001-08-24
JP3710668B2 JP3710668B2 (ja) 2005-10-26

Family

ID=18559129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000034858A Expired - Fee Related JP3710668B2 (ja) 2000-02-14 2000-02-14 多接点入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3710668B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1626424A3 (en) * 2004-08-09 2006-09-06 Hosiden Corporation Multi-contact input device
WO2007097194A1 (ja) * 2006-02-21 2007-08-30 Hosiden Corporation スイッチ
JP2007227005A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Hosiden Corp 複合操作スイッチ
JP2007227004A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Hosiden Corp 複合操作スイッチ
JP4864090B2 (ja) * 2005-08-30 2012-01-25 ヘクト ギル 多機能キーアセンブリ
CN110970256A (zh) * 2019-10-25 2020-04-07 苏州华之杰电讯股份有限公司 五向轻触开关推柄组件

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1626424A3 (en) * 2004-08-09 2006-09-06 Hosiden Corporation Multi-contact input device
US7176392B2 (en) 2004-08-09 2007-02-13 Hosiden Corporation Multi-contact input device
JP4864090B2 (ja) * 2005-08-30 2012-01-25 ヘクト ギル 多機能キーアセンブリ
WO2007097194A1 (ja) * 2006-02-21 2007-08-30 Hosiden Corporation スイッチ
JP2007227005A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Hosiden Corp 複合操作スイッチ
JP2007227004A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Hosiden Corp 複合操作スイッチ
JP4511479B2 (ja) * 2006-02-21 2010-07-28 ホシデン株式会社 複合操作スイッチ
JP4511480B2 (ja) * 2006-02-21 2010-07-28 ホシデン株式会社 複合操作スイッチ
US8283583B2 (en) 2006-02-21 2012-10-09 Hosiden Corporation Switch
US8541701B2 (en) 2006-02-21 2013-09-24 Hosiden Corporation Switch
CN110970256A (zh) * 2019-10-25 2020-04-07 苏州华之杰电讯股份有限公司 五向轻触开关推柄组件

Also Published As

Publication number Publication date
JP3710668B2 (ja) 2005-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100328792B1 (ko) 다접점입력장치
JPH07307125A (ja) 多方向入力スイッチ
JP2001229786A (ja) 多接点入力装置
JP2006032118A (ja) 回転式入力装置
JP2000243187A (ja) 多方向入力装置
JP2916867B2 (ja) 多方向入力スイッチ
JP4095415B2 (ja) スイッチ装置
JP2000315445A (ja) 揺動操作型スイッチ装置
JPH07282689A (ja) 多方向入力スイッチ
JP3937670B2 (ja) 多方向操作スイッチ
JP4057500B2 (ja) 多方向入力装置
JPH09161615A (ja) シーソ型スイッチ
JP2001351479A (ja) 多方向押圧型スイッチ
JPH11144567A (ja) 多方向押圧型スイッチ
JP2002170462A (ja) 揺動操作型電気部品
JPH11111120A (ja) 小型携帯電子機器のキー構造
JP2000106065A (ja) 多方向入力装置
JP2005166406A (ja) キーの斜め押し防止構造およびキースイッチ
JP6399908B2 (ja) 多方向スイッチ
JP2004253150A (ja) 押圧型スイッチ装置
JP3183866B2 (ja) 多方向入力スイッチ
JP2002367487A (ja) 多方向押圧型スイッチ
JP2003123594A (ja) 多方向スイッチ
JP4272025B2 (ja) 入力装置
JP2003016875A (ja) 多方向押圧型スイッチ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050715

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050810

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090819

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100819

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110819

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110819

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120819

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130819

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees