JP2001229314A - 多次元表データ管理装置及び表計算プログラム記録媒体 - Google Patents

多次元表データ管理装置及び表計算プログラム記録媒体

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JP2001229314A JP2000041848A JP2000041848A JP2001229314A JP 2001229314 A JP2001229314 A JP 2001229314A JP 2000041848 A JP2000041848 A JP 2000041848A JP 2000041848 A JP2000041848 A JP 2000041848A JP 2001229314 A JP2001229314 A JP 2001229314A
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優子 弘重
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 n(nは3以上の自然数)次元離散データの
管理を容易に行う。 【解決手段】 連続した2次元表にしおり10,11を
挿入することによってしおり10,11にはさまれた複
数の表でより3次元格納領域(ボックス)を定義する。
そして、ボックスを構成する項目データの格納場所を3
次元デ−タcubes(i,j,k)として定義する。
多次元表データ管理装置は、3次元で表された項目デー
タに基づき行、列及び深さの各方向に対してソート、表
計算あるいはボックスの回転などを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多次元表データ管
理装置、特に3次元以上の項目データの表計算に適した
データ管理手法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、マイクロソフト社のExcel
などの表計算ソフトウェア(「表計算プログラム」とも
いう)は、通常、ワークシートと呼ばれる2次元の表を
用いてデータの管理、計算を行うためのツールである。
従来における表計算ソフトウェアでは、図13に示した
ようにセル1と呼ばれるデータ格納場所にデータを格納
していくことでデータの管理を行う。m行n列からなる
ワークシート2であれば、各セルに設定されたデータは
cells(i,j)、(1≦i≦m,1≦j≦n)と
表現することができる。そして、1乃至複数のワークシ
ートから構成されるブックと呼ばれる単位で画面上に表
示されることになる。
【0003】従来の表計算ソフトウェアでは、行又は列
の挿入や削除、データのコピー等のワークシートと呼ば
れる2次元の表の編集機能、所望の関数を用いて縦若し
くは横の2次元方向への表計算を行うための表計算機
能、ソートなどのデータ管理機能、アウトラインによる
データ分析、ピボットテーブルによるデータ分析及び統
計分析等のデータ分析機能等が通常提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おける表計算ソフトウェアは、基本的には2次元で表さ
れたワークシートの中に格納されたデータが表計算等の
処理対象となり、そのワークシートの範囲内でデータ管
理、表計算、表編集が行われているのが現状である。も
ちろん、他のワークシートのデータを参照して表計算を
行うことはできるが、3次元方向へは2次元のワークシ
ートを単に重ねて構成しているだけであり、また、各セ
ルに格納されるデータは2次元データとして定義されて
いるので、他のワークシートのデータを参照するには、
直接1つの項目データとして参照することはできず、所
定の数式やマクロを作成しなければならない。
【0005】例えば、あるプロジェクトの複数の費用管
理項目について月次の収支状況を表に表し、複数のプロ
ジェクトについて費用管理を行う場合、「費用管理項
目」「年月」「プロジェクト」といった3つの変数をデ
ータとして持つことになる。このように、3以上の変数
を扱うことは頻繁にあるはずであるが、それに対応する
には、ワークシートを重ねてデータ管理するしかなかっ
た。
【0006】このように、従来において多次元でのデー
タ管理、データ編集等を行う場合は、2次元のワークシ
ートを組み合わせて拡張するという方法でしか実現する
ことができないので、熟練者か一般のユーザのためにマ
クロを事前に用意しておかなければならない。
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、n(nは3以上の
自然数)次元離散データの管理を容易に行うことができ
る多次元表データ管理装置を提供することにある。
【0008】また、n(nは3以上の自然数)次元離散
データの管理を容易に行うことができる表計算プログラ
ムを記録した媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係る多次元表データ管理装置は、
n−1(nは3以上の自然数)次元の表を複数まとめて
構成したデータブロックを処理対象データ群として定義
し、その処理対象データ群に含まれている各項目データ
をn次元データとして定義してデータ管理を行う表デー
タ管理手段を有するものである。
【0010】また、データブロックに含まれる各次元方
向の各項目データに基づき表計算機能を実行する表計算
処理手段を有するものである。
【0011】また、前記表データ管理手段は、データブ
ロックに含まれる各次元方向の各項目データに基づき表
の編集機能を実行するものである。
【0012】また、前記表データ管理手段は、連続した
表の一部を区切り表で囲むことによってデータブロック
を定義するものである。
【0013】また、本発明に係る表計算プログラム記録
媒体は、n−1(nは3以上の自然数)次元の表を複数
まとめて構成したデータブロックを処理対象データ群と
して定義し、その処理対象データ群に含まれている各項
目データをn次元データとして定義してデータ管理を行
う表計算プログラムを記録したものである。
【0014】また、前記表計算プログラムは、データブ
ロックに含まれる各次元方向の各項目データに基づき表
計算機能を実行するものである。
【0015】また、前記表計算プログラムは、データブ
ロックに含まれる各次元方向の各項目データに基づき表
の編集機能を実行するものである。
【0016】また、前記表計算プログラムは、連続した
表の一部を区切り表で囲むことによって定義されたデー
タブロックを処理対象とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0018】図1は、本発明に係る多次元表データ管理
装置の一実施の形態を示した機能ブロック構成図であ
る。本実施の形態における多次元表データ管理装置のハ
ードウェア構成自体は、本発明に係る表計算プログラム
が実行可能であれば従来からあるコンピュータを用いる
ことができる。すなわち、本実施の形態における多次元
表データ管理装置4は、ハードウェア構成に特徴を有す
るものではなく、本発明に係る表計算プログラムに相当
する機能を実行する表データ管理部5及び表計算処理部
6を設けたことに特徴がある。なお、本実施の形態で
は、多次元として3次元データを扱う場合を例にして説
明する。
【0019】表データ管理部5は、表計算プログラムが
持つデータ管理機能を実行するための手段であり、2次
元の表を複数まとめて構成したデータブロックを処理対
象データ群として定義し、その処理対象データ群に含ま
れている各項目データを3次元データとして定義してデ
ータ管理を行う。表計算処理部6は、表計算プログラム
が持つ表計算機能を実行するための手段である。ユーザ
インタフェース部7は、マウスやキーボード等の入力手
段やディスプレイ等の出力手段の入出力制御を行い、ユ
ーザと表データ管理部5及び表計算処理部6とのインタ
フェース機能を実行する。表データ管理部5、表計算処
理部6及びユーザインタフェース部7は、多次元表デー
タ管理装置4に予め搭載されていなくても、CD−RO
M等本発明に係る表計算プログラムが記録された媒体8
からインストールすることによって実現することができ
る。媒体8には、表計算プログラムが記録可能なCD−
ROMをはじめ、FD、DVD、固定ディスク、メモリ
等があり、更に現在においては表計算プログラムを転送
しうるインターネット等のネットワークも多次元表デー
タ管理装置4へのインストール元になりうるということ
で媒体という概念に含まれるものとする。
【0020】図2及び図3は、本実施の形態において取
り扱うデータを示した概念図である。なお、本実施の形
態では、3次元の離散データの管理を行う場合を例にし
て説明する。図2及び図3は、同じデータ構造を示して
いるが、図2は、図13に示した従来の表計算プログラ
ムが扱う2次元のワークシートとの対比を明確に表すた
めの概念図であり、図3は、本発明の技術的思想をより
明確に表すための概念図である。
【0021】本実施の形態において特徴的なことは、3
次元データを2次元で表した表(ワークシート)を単に
重ねて管理するのではなく、しおりと称する区切り表で
囲んだ3次元領域(データブロック)を処理対象データ
群として定義し、また、その処理対象データ群に含まれ
ている各項目データを3次元データとして定義してデー
タ管理を行うようにしたことである。すなわち、従来に
おいては、ワークシートのデータ格納場所をセルと称
し、各セルに離散データを格納してデータ管理を行って
いるため、各セルに格納される2次元データをcell
s(i,j)、(1≦i≦m,1≦j≦n)と定義する
ことができる。本実施の形態では、3次元離散データを
格納することになるので、データ格納場所をセルの代わ
りに3次元を表現した「キューブ」と称することにす
る。そして、本実施の形態では、各キューブに3次元離
散データを格納してデータ管理を行うことになるので、
行がm、列がn、深さがoであるデータブロックであれ
ば、各キューブに格納される3次元データはcubes
(i,j,k)、(1≦i≦m,1≦j≦n,1≦k≦
o)と表現することができる。なお、本実施の形態で
は、しおりによりはさまれたことにより定義されるデー
タブロックを従来のブックの代わりに「ボックス」と称
することにする。
【0022】このように、本実施の形態においては、2
次元の表を重ねることにより3次元データを構成するの
ではなく3次元離散データの集合体(つまりボックス)
として扱い、従来からの表計算プログラムが持つ各種機
能をボックスに適用することにより3次元離散データの
管理、編集、計算を容易に行うことができる。なお、以
降の説明では、本実施の形態の内容を理解しやすくする
ために、場合によっては従来の表計算プログラムにおい
て用いた用語をそのまま用いることもある。
【0023】図2に示したように、ボックスを形成しよ
うと考える先頭の表1の直前と最後尾の表oの直後にそ
れぞれを示すしおり10,11を一連の表の中に挿入し
て処理対象データ群を定義する。なお、図2ではボック
ス1の前後にある表を図示していない。例えば、1月に
1枚の表を形成して売上データを蓄積管理するシステム
において年毎に集計処理を行おうとした場合は、集計処
理対象年の1月の直前にしおり10を12月の直後にし
おり11を挿入すればよい。
【0024】なお、各しおり10,11はボックスを形
成するために挿入する表である。しおりの数は特に制限
はない。隣接するボックスの間にはさまれるしおりは、
あるボックスの最後尾を示すしおりであり、後続のボッ
クスの先頭を示すしおりでもある。また、本実施の形態
では、データを格納する目的ではなくボックスを定義す
るためにしおり10,11を作成しているが、ボックス
を構成する先頭及び最後尾の表にその旨を示す情報を付
加することによってしおりとして兼用させることもでき
る。また、作成した全ての表を処理対象データ群とする
場合は、しおりを用いずに省略することもできる。
【0025】図3は、本実施の形態の特徴を明確に示し
た図である。図3には、ボックス1がm×n×o個のキ
ューブにより構成され、各キューブには3次元データc
ubes(i,j,k)、(1≦i≦m,1≦j≦n,
1≦k≦o)が格納されることが明確に表されている。
【0026】次に、表計算プログラムが通常持っている
処理機能を本実施の形態に適用した場合について説明す
る。
【0027】3次元表は、前述したように2次元表の間
にしおり10,11を挿入することによって3次元のボ
ックスを定義することができる。また、アプリケーショ
ンプログラムやマクロを使用してボックスを定義するこ
とも可能である。
【0028】3次元の場合、深さ方向に項目データ毎に
切断すると、各断面は行及び列方向から成る2次元表に
なる。よって、3次元表のデータ構造は、2次元のワー
クシートを複数枚用意している場合に類似しているの
で、データの登録は2次元表の登録方法を流用すること
ができる。なお、本実施の形態の場合、「1999年販
売実績」というボックスを分断して作成した2次元表毎
に「1月販売実績」などというように、各表にタイトル
をつけることができる。
【0029】本実施の形態では、以上のようにしてデー
タ登録されたボックスに対してデータ管理機能、表計算
機能、データ編集機能等を実行することができる。次
に、データ管理機能としてソート機能、表計算機能とし
て合計値演算機能をそれぞれ代表させて説明し、更に拡
張機能を説明する。まず、データ管理機能としてボック
ス内のデータをソートする場合の処理についてから説明
する。
【0030】図4乃至図6には、3次元表の行方向、列
方向及び深さ方向に各項目データを基準に昇順にソート
を行った場合のソート前後のデータ例がそれぞれ示され
ている。各図には、行が4、列が6、深さ3のボックス
に一部の項目データのみが示されている。
【0031】図4では、深さ2の2行目の項目データ
“a”,“c”,“d”,“b”,“e”,“f”を基準にソ
ートを行うと、この基準となる2行目に関しては当然
“a”,“b”,“c”,“d”,“e”,“f”とソートさ
れるが、ソートされた各項目データに追従して同一の深
さ2において対応する行列位置の各項目データも入れ替
わる。この一つの深さの2次元表の中におけるソートに
関しては、従来型の表計算プログラムと同じである。本
実施の形態では、更にソートされた各項目データに追従
して同じ行列位置であって異なる深さ1,3の各行項目
データも入れ替わる。例えば、cubes(2,2,
2)=“c”は、ソートされてcubes(2,3,
2)、すなわち2列目から3列目に移動され格納される
ことになるが、ソート前の“c”と同じ行列位置にある
cubes(2,2,1)=“b”及びcubes
(2,2,3)=“f”は、“c”がソートされたことに
追従して同じ行列位置であるcubes(2,3,1)
及びcubes(2,3,3)に格納される。本実施の
形態によれば、ソート対象の深さ2の各項目データの入
れ替わりに追従して、ソート対象でない深さ1,3の項
目データの列格納場所を表す値を変更するだけで容易に
ソートすることができる。このため、本実施の形態で
は、データ形式を2次元のcells(i,j)から3
次元のcubes(m,n,o)と修正する程度の改造
で2次元表レベルのソート機能を流用することができ
る。このため、特別なマクロを作成する必要はない。
【0032】以上の列方向のソート処理が理解できる
と、行及び深さ方向のソート処理も容易に理解すること
ができる。図5では、深さ2の3列目の項目データ
“c”,“d”,“b”,“a”を基準にソートを行うと、
この基準となる3列目に関しては当然“a”,“b”,
“c”,“d”とソートされるが、ソートされた各項目デ
ータに追従して同一の深さ2において対応する行列位置
の各項目データも入れ替わる。そして、更にソートされ
た各項目データに追従して同じ行列位置であって異なる
深さ1,3の各行項目データも入れ替わる。例えば、c
ubes(1,3,2)=“c”は、ソートされてcu
bes(3,3,2)、すなわち1行目から3行目に移
動され格納されることになるが、ソート前の“c”と同
じ行列位置にあるcubes(1,3,1)=“a”及
びcubes(1,3,3)=“a”は、“c”がソート
されたことに追従して同じ行列位置であるcubes
(3,3,1)及びcubes(3,3,3)に格納さ
れる。同様に深さ1,3における4列目の項目データの
移動に追従して各深さにおける他の項目データの格納場
所も入れ替わる。本実施の形態によれば、ソート対象で
ない深さ1,3の項目データも行の格納場所を表す値を
変更するだけで容易にソートすることができる。
【0033】更に、図6では、2行4列目の各深さの項
目データ“e”,“b”,“a”を基準にソートを行う
と、この基準となる2行4列目に関しては深さの位置関
係が入れ替わって当然“a”,“b”,“e”とソートさ
れるが、ソートされた各項目データに追従して対応する
位置、すなわち異なる行列位置であって同じ深さの各項
目データも入れ替わる。なお、この深さ方向のソートの
場合は、2次元に分断された各表の深さ位置が入れ替え
られるだけである。なお、図6では、便宜的に同一行の
項目データのみを例示した。
【0034】本実施の形態によれば、各項目データを3
次元で表すようにしたので、ソート対象でない行列位置
の項目データも深さの格納場所を表す数値を変更するだ
けで容易にソートすることができる。
【0035】また、各項目データを3次元で表すことに
よって、従来においてはワークシートの範囲内でしか実
行できなかったデータ検索も、本実施の形態では深さ方
向に対して容易に行うことができる。
【0036】次に、表計算機能としてSUM関数を用い
て合計値を算出する場合の処理について図7を用いて説
明する。なお、ボックスは、図3に示したキューブの集
合体で構成されるわけであるが、見やすいようにシート
状に図示した。まず、図7には、4行4列で深さ3のボ
ックスが示されている。図7において“R”は行を、
“C”は列を、“D”は深さを示している。例えば、c
ubes(1,4,1)に相当するキューブ21は、行
が1、深さが1である各列(第1列から第3列)の合計
値を格納する。図7では、“=SUM(RC[−3]
D:RC[−1]D)”と図示されているが、これは行
“R”と深さ“D”の値はそれぞれ1で変化しないこと
を示している。一方、列“C”は第1列から第3列まで
変化している。つまり、cubes(1,4,1)に相
当するキューブ21からしてみると相対的に3列前から
1列前までの値を合計するので、“C[−3]”及び
“C[−1]”と表現している。この規則に従えば、
“RC[−3]D”、“C[−3]RD”あるいは“R
DC[−3]”は同じである。各深さにおける各行のS
UM関数式は、図7に示したように汎用的な記述にする
と同一になるが、キューブ21の内容を具体的に記述す
ると、“=SUM(Range(cubes(1,1,
1),cubes(1,3,1)))”となる。キュー
ブ22は、行が4、深さが1である各列の合計値を格納
するため、キューブ21と同じように記述できるが、列
が4、深さが1である各行の合計値を格納すると表現す
ることもできるので、キューブ23と同様に“=SUM
(R[−3]CD:R[−1]CD)”と記述すること
もできる。
【0037】深さが3の表は、深さ1及び2の合計値を
格納する表であるが、基本的な考え方は上記と同様であ
り、合計する方向が行又は列ではなく深さ方向という違
いだけである。キューブ24は、合計値を格納するキュ
ーブ23及びキューブ25の合計値を格納するための場
所であるが、図7では、同一の深さの同一列の合計値を
求めるようにしているが、“=SUM(RCD[−
2]:RCD[−1])”と同一行列位置の他の深さの
合計値を求めるように記述することもできる。そして、
キューブ26は、本ボックスにおける項目データ(cu
bes(i,j,k)(i=1,2,3、j=1,2,
3、k=1,2))の全合計値を格納するための場所で
ある。このキューブ26に関しては、同一深さ3の同一
行又は同一列の合計値、あるいは同一行列位置の他の深
さの合計値を求めるように記述することができる。
【0038】また、上記例ではSUM関数を例にして説
明したが、各項目データを3次元で表すようにしたの
で、例えば、“=cubes(1,2,3)+cube
s(3,4,5)”などのように行、列、深さとも格納
位置が一致しない項目データ同士の演算も、通常の演算
子“+”を用いるだけで容易に行うことができる。
【0039】本実施の形態によれば、各項目データ及び
各行等の合計値の格納場所に格納されるデータを3次元
で表すようにしたので、多次元の演算を容易に行うこと
ができる。
【0040】次に、本実施の形態において特徴的な機能
について説明する。
【0041】本実施の形態では、図3に示したように項
目データを箱形の3次元格納領域で管理しているという
ことができる。従って、ボックスに任意の方向、例えば
図8に示したように斜め方向から切断したときの切断面
に位置する2次元データを特定することによって、該当
する項目データを抽出し、表示し、あるいは印刷するこ
とができる。また、3次元データのままでも2次元デー
タを抽出した場合でもグラフ表示を容易に行うことがで
きる。
【0042】また、回転軸、回転方向及び角度を指定す
ることによってボックスを回転させることも容易にでき
る。図9では、辺27を回転軸として90度右方向に回
転させたときの例を示しているが、本実施の形態では、
このように行と列を容易に入れ替えることができる。3
次元データによるボックスの場合は、通常、いずれかの
辺又は中心を回転軸とし、90度単位で回転させること
が一般的になると考えられるが、これに限定する必要は
ない。
【0043】また、複数のボックスの一部を重ね合わせ
ることによって新たなボックスを作成することも容易に
行うことができる。図10では、2つのボックスの一部
を重ね合わせて合成する。重なった部分の項目データは
合計値を求め、その他はそのままの値とする。図11で
は、2つのボックスの一部を重ね合わせ、その重なった
部分を抽出して新たなボックスとして作成し、その部分
の項目データは合計値を求める。図12では、2つのボ
ックスの重なった部分の排他的論理和、つまり重なった
部分を取り除いて残った部分で新たなボックスを作成し
ている。
【0044】本実施の形態によれば、管理対象とする項
目データを3次元データとして表すようにしたので、3
次元方向に対するデータ管理、編集、分析等を容易に行
うことができる。また、上記説明した以外にも従来から
ある表計算プログラムが2次元データを指定する機能を
3次元データを指定するようにすれば、本実施の形態を
種々のデータ分析やマクロにも容易に適用することがで
きる。また、本実施の形態では、上記説明したようにビ
ジネス分野に適用される表計算に本発明を適用した場合
で説明したが、3次元マトリックス計算を要するような
設計分野などにも応用することができる。
【0045】なお、本実施の形態では、多次元として3
次元を例にしたことによって容易に図示でき、また、従
来との相違を明確にすることができたが、4次元以上の
表をまとめてデータブロックを定義する場合にも項目デ
ータに付与する引数の数を増やすだけで容易に応用する
ことができる。つまり、多次元データはdata(d
1,d2,..,dn)、(nは3以上の自然数)と表
すことができ、4次元以上のデータに対しても3次元デ
ータcubes(i,j,k)を用いて説明した本実施
の形態から容易に応用することができる。
【0046】また、本実施の形態にあって従来の2次元
の表を扱う従来の表計算プログラムにない機能、例えば
データの回転やデータの合成等の機能を2次元の表を扱
う場合に適用することは可能である。あるいは、深さが
1であるボックスを考慮すれば、2次元表を扱う従来型
を本実施の形態に含めることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、n−1次元の表を複数
まとめて構成したデータブロックを処理対象データ群と
して定義し、その処理対象データ群に含まれている各項
目データをn次元データとして定義するようにしたの
で、項目データの各次元方向に対する管理、編集、分析
等を容易に行うことができる。
【0048】また、表計算プログラムを記録した媒体を
作成することによって種々の装置にインストールするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る多次元表データ管理装置の一実
施の形態を示した機能ブロック構成図である。
【図2】 本実施の形態において取り扱う3次元データ
を示した概念図である。
【図3】 本実施の形態において取り扱う3次元データ
を示した概念図である。
【図4】 本実施の形態の列方向のソート処理を実行し
たときのその前後の項目データを示した図である。
【図5】 本実施の形態の行方向のソート処理を実行し
たときのその前後の項目データを示した図である。
【図6】 本実施の形態の深さ方向のソート処理を実行
したときのその前後の項目データを示した図である。
【図7】 本実施の形態において合計値を算出する場合
のSUM関数の指定内容を示した図である。
【図8】 本実施の形態においてボックスを切断して2
次元データを特定する処理を説明するために用いる図で
ある。
【図9】 本実施の形態においてボックスを回転させた
状態を示した図である。
【図10】 本実施の形態においてボックスを合成させ
て作成した新たなボックスを示した図である。
【図11】 本実施の形態においてボックスを積和して
作成した新たなボックスを示した図である。
【図12】 本実施の形態においてボックスの排他的論
理和を取って作成した新たなボックスを示した図であ
る。
【図13】 従来の2次元表を示した概念図である。
【符号の説明】
4 多次元表データ管理装置、5 表データ管理部、6
表計算処理部、7ユーザインタフェース部、8 媒
体、10,11 しおり、21〜26 キューブ、27
辺。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n−1(nは3以上の自然数)次元の表
    を複数まとめて構成したデータブロックを処理対象デー
    タ群として定義し、その処理対象データ群に含まれてい
    る各項目データをn次元データとして定義してデータ管
    理を行う表データ管理手段を有することを特徴とする多
    次元表データ管理装置。
  2. 【請求項2】 データブロックに含まれる各次元方向の
    各項目データに基づき表計算機能を実行する表計算処理
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の多次元表
    データ管理装置。
  3. 【請求項3】 前記表データ管理手段は、データブロッ
    クに含まれる各次元方向の各項目データに基づき表の編
    集機能を実行することを特徴とする請求項1記載の多次
    元表データ管理装置。
  4. 【請求項4】 前記表データ管理手段は、連続した表の
    一部を区切り表で囲むことによってデータブロックを定
    義することを特徴とする請求項1記載の多次元表データ
    管理装置。
  5. 【請求項5】 n−1(nは3以上の自然数)次元の表
    を複数まとめて構成したデータブロックを処理対象デー
    タ群として定義し、その処理対象データ群に含まれてい
    る各項目データをn次元データとして定義してデータ管
    理を行う表計算プログラムを記録したことを特徴とする
    表計算プログラム記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記表計算プログラムは、データブロッ
    クに含まれる各次元方向の各項目データに基づき表計算
    機能を実行することを特徴とする請求項5記載の表計算
    プログラム記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記表計算プログラムは、データブロッ
    クに含まれる各次元方向の各項目データに基づき表の編
    集機能を実行することを特徴とする請求項5記載の表計
    算プログラム記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記表計算プログラムは、連続した表の
    一部を区切り表で囲むことによって定義されたデータブ
    ロックを処理対象とすることを特徴とする請求項5記載
    の表計算プログラム記録媒体。
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