JP2001229019A - 不正コピー防止記録媒体 - Google Patents
不正コピー防止記録媒体Info
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- JP2001229019A JP2001229019A JP2000041027A JP2000041027A JP2001229019A JP 2001229019 A JP2001229019 A JP 2001229019A JP 2000041027 A JP2000041027 A JP 2000041027A JP 2000041027 A JP2000041027 A JP 2000041027A JP 2001229019 A JP2001229019 A JP 2001229019A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/00086—Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/00086—Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
- G11B20/00094—Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which result in a restriction to authorised record carriers
- G11B20/00101—Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which result in a restriction to authorised record carriers the original record carrier having a larger recording capacity than the potential target medium
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Storage Device Security (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハードディスクへのコピーが困難な記録媒体
を提供する。 【解決手段】 コピー不可能なファイルが収録され、ア
プリケーション起動時にそのファイルの存在とファイル
サイズとを調べ、存在したファイルの実際のサイズとフ
ァイルサイズととが一致するかどうかを確認し、一致し
ない場合は不正コピーが行われたと判断し、アプリケー
ションを動作させないように構成されている。
を提供する。 【解決手段】 コピー不可能なファイルが収録され、ア
プリケーション起動時にそのファイルの存在とファイル
サイズとを調べ、存在したファイルの実際のサイズとフ
ァイルサイズととが一致するかどうかを確認し、一致し
ない場合は不正コピーが行われたと判断し、アプリケー
ションを動作させないように構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不正コピーを防止
した記録媒体に関する。
した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体の一例として、オーディ
オ用のCD(コンパクトディスク)と同じ直径のディス
クに、音声情報の代わりにコンピュータのアプリケーシ
ョンプログラムや、画像データ等を書き込み、リードオ
ンリメモリとした光ディスク(CD−ROM)が知られ
ている。
オ用のCD(コンパクトディスク)と同じ直径のディス
クに、音声情報の代わりにコンピュータのアプリケーシ
ョンプログラムや、画像データ等を書き込み、リードオ
ンリメモリとした光ディスク(CD−ROM)が知られ
ている。
【0003】このようなCD−ROMにおいては、CD
−ROM上のデータはファイルシステムとして扱うこと
ができる。ファイルシステムとは、ツリー構造であるこ
とを特徴とするファイル群の体系のことである。
−ROM上のデータはファイルシステムとして扱うこと
ができる。ファイルシステムとは、ツリー構造であるこ
とを特徴とするファイル群の体系のことである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなCD−ROMのファイルシステムにおいては、ハー
ドディスクの容量の増大に伴い、簡単にコピーされてし
まうという問題があった。
うなCD−ROMのファイルシステムにおいては、ハー
ドディスクの容量の増大に伴い、簡単にコピーされてし
まうという問題があった。
【0005】また、CD−Rドライブや、CD−RWド
ライブも普及しており、コピー元のCD−ROMを購入
したユーザーが簡単に、購入したCD−ROMの不正コ
ピーをCD−R、MO等にコピーし、頒布されてしまう
という問題があった。
ライブも普及しており、コピー元のCD−ROMを購入
したユーザーが簡単に、購入したCD−ROMの不正コ
ピーをCD−R、MO等にコピーし、頒布されてしまう
という問題があった。
【0006】そこで、本発明は、ハードディスクや書き
込み可能型光ディスク等の記録媒体へのファイル構造を
有する光ディスク上の全てのファイルをそっくりコピー
することが困難な記録媒体を提供することをその目的と
する。
込み可能型光ディスク等の記録媒体へのファイル構造を
有する光ディスク上の全てのファイルをそっくりコピー
することが困難な記録媒体を提供することをその目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明は、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体であって、コピー元記録媒体の記録容量より大きな
ダミーファイルサイズを備えるダミーファイルと、前記
ダミーファイル情報を格納するファイル情報記録領域
と、前記ダミーファイル情報を格納する、ファイル情報
記録領域以外の領域と、前記ダミーファイルの有無を確
認し、ダミーファイルが有る場合には、前記ファイル情
報記録領域内の変更されたダミーファイルサイズと前記
ファイル情報記録領域以外の領域に格納されたダミーフ
ァイルサイズとが一致するかどうかを確認し、一致しな
い場合は不正コピーが行われたと判断し、アプリケーシ
ョンプログラムを動作させないようにし、前記ダミーフ
ァイルが無い場合には、不正コピーが行われたと判断し
アプリケーションプログラムを動作させないようにする
検査手段とを備えている不正コピー防止記録媒体であ
る。
に請求項1の発明は、コンピュータ読み取り可能な記録
媒体であって、コピー元記録媒体の記録容量より大きな
ダミーファイルサイズを備えるダミーファイルと、前記
ダミーファイル情報を格納するファイル情報記録領域
と、前記ダミーファイル情報を格納する、ファイル情報
記録領域以外の領域と、前記ダミーファイルの有無を確
認し、ダミーファイルが有る場合には、前記ファイル情
報記録領域内の変更されたダミーファイルサイズと前記
ファイル情報記録領域以外の領域に格納されたダミーフ
ァイルサイズとが一致するかどうかを確認し、一致しな
い場合は不正コピーが行われたと判断し、アプリケーシ
ョンプログラムを動作させないようにし、前記ダミーフ
ァイルが無い場合には、不正コピーが行われたと判断し
アプリケーションプログラムを動作させないようにする
検査手段とを備えている不正コピー防止記録媒体であ
る。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の不正コピー防止記録媒体において、前記コピー元記録
媒体はCD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DV
D−R等の光ディスクであり、前記コピー先記録媒体は
CD−R、ハードディスク等の書込み可能型の記録媒体
であることを特徴としている。
の不正コピー防止記録媒体において、前記コピー元記録
媒体はCD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DV
D−R等の光ディスクであり、前記コピー先記録媒体は
CD−R、ハードディスク等の書込み可能型の記録媒体
であることを特徴としている。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1又は2
に記載の不正コピー防止記録媒体において、前記ダミー
ファイルは複数個であることを特徴としている。
に記載の不正コピー防止記録媒体において、前記ダミー
ファイルは複数個であることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。CD−ROMは、通常、CD−R
OMドライブに装着された後に目次(プライマリボリュ
ームディスクリプタ、パステーブル、ディレクトリレコ
ード等)からそのCD−ROMに存在するファイル情報
(ファイル構造、ファイル名、記録位置等)が読み込ま
れ、アプリケーションプログラムの実行やデータの読み
込みやコピーが行われる。
を参照して説明する。CD−ROMは、通常、CD−R
OMドライブに装着された後に目次(プライマリボリュ
ームディスクリプタ、パステーブル、ディレクトリレコ
ード等)からそのCD−ROMに存在するファイル情報
(ファイル構造、ファイル名、記録位置等)が読み込ま
れ、アプリケーションプログラムの実行やデータの読み
込みやコピーが行われる。
【0011】本発明の一実施形態に係る不正コピー防止
記録媒体としてのCD−ROMは、例えばコピー元のC
D−ROMの記憶容量より大きいファイルサイズに変更
したダミーファイル(通常のアプリケーションプログラ
ムの実行や通常の読み込み動作ではアクセスしないファ
イル)を作り、前記ダミーファイルの情報を目次と目次
以外の領域に記述し、前記ダミーファイルの有無及び、
前記ダミーファイルの変更したファイルサイズを目次と
目次以外の領域に記述した情報とから検査する検査ルー
チンを付加してあることを特徴としている。
記録媒体としてのCD−ROMは、例えばコピー元のC
D−ROMの記憶容量より大きいファイルサイズに変更
したダミーファイル(通常のアプリケーションプログラ
ムの実行や通常の読み込み動作ではアクセスしないファ
イル)を作り、前記ダミーファイルの情報を目次と目次
以外の領域に記述し、前記ダミーファイルの有無及び、
前記ダミーファイルの変更したファイルサイズを目次と
目次以外の領域に記述した情報とから検査する検査ルー
チンを付加してあることを特徴としている。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係る不正コ
ピー防止記録媒体の製造方法を示す図である。図1
(A)に示すように、先ず、マスターとしてのCD−R
OMのISO9660イメージ(2048バイト)を生
成してイメージファイルを作成する。これは、一般に市
販のライターソフトウエアで作成する場合、”ISO9
660イメージを作成”を選ぶ。図3はCD−ROMイ
メージファイルの構造を示す図である。
ピー防止記録媒体の製造方法を示す図である。図1
(A)に示すように、先ず、マスターとしてのCD−R
OMのISO9660イメージ(2048バイト)を生
成してイメージファイルを作成する。これは、一般に市
販のライターソフトウエアで作成する場合、”ISO9
660イメージを作成”を選ぶ。図3はCD−ROMイ
メージファイルの構造を示す図である。
【0013】次に、図1(B)に示すように、イメージ
ファイルを操作する。このイメージファイルの操作で
は、先ず、ファイル名をもとに、イメージファイルの中
を検索し、指定したファイルのファイルサイズ情報を書
き換える。このファイルが、本実施例中で説明するダミ
ーファイルとなる。次に、図1(C)に示すように、変
更したISO9660イメージをライターに書き込み、
新しいISO9660イメージファイルとする。
ファイルを操作する。このイメージファイルの操作で
は、先ず、ファイル名をもとに、イメージファイルの中
を検索し、指定したファイルのファイルサイズ情報を書
き換える。このファイルが、本実施例中で説明するダミ
ーファイルとなる。次に、図1(C)に示すように、変
更したISO9660イメージをライターに書き込み、
新しいISO9660イメージファイルとする。
【0014】図2は、本発明に係る不正コピー防止記録
媒体を製造するためのファイルサイズを擬似的に変更す
る方法を示す図である。図2(A)に示すように、先
ず、ISO9660イメージの中のプライマリーボリュ
ームディスクリプタ(以下、PVDと記す)を読み取
る。即ち、ISO9660イメージの中には、00分0
2秒16フレームの位置にPVDが収録されているの
で、CD−ROMドライブにセットされた後、コンピュ
ータは最初にPVDを読む。なお、00分02秒16フ
レーム等の表記は断らない限りはCD−ROM上のヘッ
ダ時間(セクタアドレス)のMIN,SEC,FRAC
を示す(JIS X6281)。
媒体を製造するためのファイルサイズを擬似的に変更す
る方法を示す図である。図2(A)に示すように、先
ず、ISO9660イメージの中のプライマリーボリュ
ームディスクリプタ(以下、PVDと記す)を読み取
る。即ち、ISO9660イメージの中には、00分0
2秒16フレームの位置にPVDが収録されているの
で、CD−ROMドライブにセットされた後、コンピュ
ータは最初にPVDを読む。なお、00分02秒16フ
レーム等の表記は断らない限りはCD−ROM上のヘッ
ダ時間(セクタアドレス)のMIN,SEC,FRAC
を示す(JIS X6281)。
【0015】図4は、このPVDの最初から10(HE
X)フレーム目(00分02秒16フレーム)の位置を
ダンプしたデータを示す図である。なお、(HEX)と
は、16進法(hexadecimal)の表記である
ことを示す。
X)フレーム目(00分02秒16フレーム)の位置を
ダンプしたデータを示す図である。なお、(HEX)と
は、16進法(hexadecimal)の表記である
ことを示す。
【0016】次に、図2(B)に示すように、PVDの
中のパステーブルの収録されている領域を読み取る。図
4において、Lパステーブル1は8c(HEX)〜8f
(HEX)番地に示されている。16000000−>
16(HEX)セクタがパステーブルのアドレスである
ことがわかる。なお、16(HEX)とは、十進法で表
記すると22(DEC)である。なお、(DEC)と
は、十進法(decimal)の表記であることを示
す。CD−ROMのユーザデータ領域のスタートアドレ
スは00分02秒00フレームであるので、Lパステー
ブル1は00分02秒00フレームに収録されているこ
とがわかる。
中のパステーブルの収録されている領域を読み取る。図
4において、Lパステーブル1は8c(HEX)〜8f
(HEX)番地に示されている。16000000−>
16(HEX)セクタがパステーブルのアドレスである
ことがわかる。なお、16(HEX)とは、十進法で表
記すると22(DEC)である。なお、(DEC)と
は、十進法(decimal)の表記であることを示
す。CD−ROMのユーザデータ領域のスタートアドレ
スは00分02秒00フレームであるので、Lパステー
ブル1は00分02秒00フレームに収録されているこ
とがわかる。
【0017】図5は16(HEX)のパステーブルのダ
ンプデータを示す図であり、図6はこのダンプデータを
テーブル毎に記述した図である。図6において、符号2
は、¥A(ルートディレクトリ)のファイル情報記録領
域であるディレクトリーレコードが存在するセクタアド
レスを示している。表記上は1f000000であるが
0000001fに読み替えることにより、31セクタ
となり、前記セクタアドレスは00分02秒31フレー
ムに存在している。¥AのテーブルはDir番号2を参
照する。¥Aのディレクトリーレコードは1f(HE
X)に存在することがわかる。
ンプデータを示す図であり、図6はこのダンプデータを
テーブル毎に記述した図である。図6において、符号2
は、¥A(ルートディレクトリ)のファイル情報記録領
域であるディレクトリーレコードが存在するセクタアド
レスを示している。表記上は1f000000であるが
0000001fに読み替えることにより、31セクタ
となり、前記セクタアドレスは00分02秒31フレー
ムに存在している。¥AのテーブルはDir番号2を参
照する。¥Aのディレクトリーレコードは1f(HE
X)に存在することがわかる。
【0018】次に、図2(C)に示すように、ディレク
トリーレコードの収録アドレスを読み取る。即ち、パス
テーブルを参照すれば、絶対パスで指定されたディレク
トリーを示すディレクトリーレコードの収録アドレスが
分かる。次に、図2(D)に示すように、ディレクトリ
ーレコードを参照して絶対パスに示されたフィル名を検
索する。
トリーレコードの収録アドレスを読み取る。即ち、パス
テーブルを参照すれば、絶対パスで指定されたディレク
トリーを示すディレクトリーレコードの収録アドレスが
分かる。次に、図2(D)に示すように、ディレクトリ
ーレコードを参照して絶対パスに示されたフィル名を検
索する。
【0019】図7は、1f(HEX)セクタディレクト
リーレコードのダンプデータである。なお、1f(HE
X)は十進法表記で31セクタであり、00分02秒3
1フレームである。
リーレコードのダンプデータである。なお、1f(HE
X)は十進法表記で31セクタであり、00分02秒3
1フレームである。
【0020】図7において、符号3はA.DATのディ
レクトリーレコードテーブルである。ディレクトリーレ
コードテーブル3に示すように、¥A¥A.DATのフ
ァイルサイズの「00040000 0000040
0」は1024バイトを意味している。
レクトリーレコードテーブルである。ディレクトリーレ
コードテーブル3に示すように、¥A¥A.DATのフ
ァイルサイズの「00040000 0000040
0」は1024バイトを意味している。
【0021】次に、図2(E)に示すように、検索した
ファイルのファイルサイズを変更する。即ち、指定した
ファイルを示すディレクトリーレコードテーブルのファ
イルサイズを指定したサイズに置き換える。即ち、図7
に示すディレクトリーレコードテーブル3の¥A¥A.
DATのファイルサイズをfffffffffffff
fffに書き換える。
ファイルのファイルサイズを変更する。即ち、指定した
ファイルを示すディレクトリーレコードテーブルのファ
イルサイズを指定したサイズに置き換える。即ち、図7
に示すディレクトリーレコードテーブル3の¥A¥A.
DATのファイルサイズをfffffffffffff
fffに書き換える。
【0022】以下に、コピー元記録媒体がCD−ROM
ディスク、あるいはCD−Rディスクになっており、収
録された論理フォーマットがISO9660で論理フォ
ーマットされた媒体における、ファイルサイズ変更の実
施例を述べる。
ディスク、あるいはCD−Rディスクになっており、収
録された論理フォーマットがISO9660で論理フォ
ーマットされた媒体における、ファイルサイズ変更の実
施例を述べる。
【0023】このCD−ROMディスクは¥A¥A.D
ATという名前のファイルを含んでおり、そのファイル
のファイルサイズは現在1024バイトを示している
が、新しく作成するCD−ROMでは、4.2Gバイト
(0xffffffff)を示すようになる。但し4.
2Gの領域をCD−ROMディスクに配置できるはずが
ない。4.2Gはあくまでも、ディレクトリーレコード
上のファイルサイズであって、実際には配置されていな
い。
ATという名前のファイルを含んでおり、そのファイル
のファイルサイズは現在1024バイトを示している
が、新しく作成するCD−ROMでは、4.2Gバイト
(0xffffffff)を示すようになる。但し4.
2Gの領域をCD−ROMディスクに配置できるはずが
ない。4.2Gはあくまでも、ディレクトリーレコード
上のファイルサイズであって、実際には配置されていな
い。
【0024】先ず、マスターとしてのCD−ROMディ
スク、あるいはCD−R(以下ディスクと呼ぶ)からC
D−ROMドライブにより、プログラム終了時間を読み
取る。
スク、あるいはCD−R(以下ディスクと呼ぶ)からC
D−ROMドライブにより、プログラム終了時間を読み
取る。
【0025】次に、CD−ROMドライブでディスクの
先頭時間00分02秒00フレームから終了時間まで、
ディスクからセクタ単位で読み取り、ハードディスク等
の大容量媒体のファイルに出力する。このファイル名を
CDROM.IMGとする。
先頭時間00分02秒00フレームから終了時間まで、
ディスクからセクタ単位で読み取り、ハードディスク等
の大容量媒体のファイルに出力する。このファイル名を
CDROM.IMGとする。
【0026】¥A¥A.DATに関してのディレクトリ
ーレコードが収録された位置を、CDROM.DATの
データ内部から検索する。まず、最初に16セクタ目の
PVDのデータをメモリーに格納する。メモリーの8c
(HEX)〜8f(HEX)にLパステーブルのアドレ
スが記述されているので、それを読み取る。本実施例で
は、16HexセクタにLパステーブルが存在している
ことがわかる。(図4参照)
ーレコードが収録された位置を、CDROM.DATの
データ内部から検索する。まず、最初に16セクタ目の
PVDのデータをメモリーに格納する。メモリーの8c
(HEX)〜8f(HEX)にLパステーブルのアドレ
スが記述されているので、それを読み取る。本実施例で
は、16HexセクタにLパステーブルが存在している
ことがわかる。(図4参照)
【0027】パステーブルは16Hex=32(DE
C)なので、32セクタ目をメモリーに格納する。メモ
リーに格納されたデータから、¥Aに関して記述された
パステーブルレコードを検索する。ディレクトリー¥A
のディレクトリー存在アドレスは、1f(HEX)であ
ることが解る。(図5,図6参照)
C)なので、32セクタ目をメモリーに格納する。メモ
リーに格納されたデータから、¥Aに関して記述された
パステーブルレコードを検索する。ディレクトリー¥A
のディレクトリー存在アドレスは、1f(HEX)であ
ることが解る。(図5,図6参照)
【0028】¥Aのディレクトリーレコードは1f(H
ex)31セクタであるから、31セクタのデータをメ
モリーに格納する。A.DATのディレクトリーレコー
ドを検索する。
ex)31セクタであるから、31セクタのデータをメ
モリーに格納する。A.DATのディレクトリーレコー
ドを検索する。
【0029】図7に示すダンプデータの中にA.DAT
のディレクトリーレコードが見つかった。このディレク
トリーレコードからファイルサイズに関して、0000
0400Hex=1024バイトであることがわかる。
この領域を0xffffffffに変更する。これによ
り、ファイルサイズが1024バイトから4.2Gバイ
トに変更される。なお、図7中、符号4は収録アドレス
を示し、符号5はファイルサイズを示す。
のディレクトリーレコードが見つかった。このディレク
トリーレコードからファイルサイズに関して、0000
0400Hex=1024バイトであることがわかる。
この領域を0xffffffffに変更する。これによ
り、ファイルサイズが1024バイトから4.2Gバイ
トに変更される。なお、図7中、符号4は収録アドレス
を示し、符号5はファイルサイズを示す。
【0030】CD−ROM.DATは、¥A¥.DAT
に関してファイルサイズが修正されたディスクイメージ
ファイルである。CDROM.DATを用いてCD−R
ライター等でCD−Rを作成する。作成されたCD−R
をパーソナルコンピュータ等でdirコマンド、あるい
はエキスプローラ等で¥A¥A.DATのファイルサイ
ズを確認すると、新しいファイルサイズに更新されてい
る。
に関してファイルサイズが修正されたディスクイメージ
ファイルである。CDROM.DATを用いてCD−R
ライター等でCD−Rを作成する。作成されたCD−R
をパーソナルコンピュータ等でdirコマンド、あるい
はエキスプローラ等で¥A¥A.DATのファイルサイ
ズを確認すると、新しいファイルサイズに更新されてい
る。
【0031】更に、本発明の一実施形態に係る不正コピ
ー防止記録媒体、例えばCD−ROMは、コピー不可能
なファイルの存在とファイルサイズとを調べる自動で動
作するプログラムをCD−ROM上に作成し、不正にコ
ピーされたディスクを動作不能にする。このプログラム
は後述する検査ルーチンであり、ディスクを再生したと
きに最初に実行される。
ー防止記録媒体、例えばCD−ROMは、コピー不可能
なファイルの存在とファイルサイズとを調べる自動で動
作するプログラムをCD−ROM上に作成し、不正にコ
ピーされたディスクを動作不能にする。このプログラム
は後述する検査ルーチンであり、ディスクを再生したと
きに最初に実行される。
【0032】本発明の一実施例に係るサンプルディスク
(試作ディスク)を作製した。次に、このサンプルディ
スクの特徴を説明する。
(試作ディスク)を作製した。次に、このサンプルディ
スクの特徴を説明する。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示す検査ルーチンがCD−ROMの
ファイルシステムのルートディレクトリに収録されてい
る。なお、ルートディレクトリとは、ファイルシステム
の先頭に位置するディレクトリのことである。
ファイルシステムのルートディレクトリに収録されてい
る。なお、ルートディレクトリとは、ファイルシステム
の先頭に位置するディレクトリのことである。
【0035】NOCOPY.001〜NOCOPY.0
05は、それぞれ0xffffffff(4.2Gバイ
ト)である。CD−ROMは、最大約650Mバイトし
か収録できないことが知られている。
05は、それぞれ0xffffffff(4.2Gバイ
ト)である。CD−ROMは、最大約650Mバイトし
か収録できないことが知られている。
【0036】ここで作製したサンプルディスクの収録時
間は1分程度である。つまり、実際にはサンプルディス
クにデータは収録されていないが、ディレクトリーレコ
ードのファイルサイズが最大の値に設定されている。
間は1分程度である。つまり、実際にはサンプルディス
クにデータは収録されていないが、ディレクトリーレコ
ードのファイルサイズが最大の値に設定されている。
【0037】sample.exeは、NOCOPY.
001〜NOCOPY.005をオープンして、そのフ
ァイルがカレントディレクトリーに存在するか調べる。
更に、ファイルサイズが0xffffffffであるか
を確認する。したがって、このディスク上からでない
と、SAMPLE.EXEは動作しない。
001〜NOCOPY.005をオープンして、そのフ
ァイルがカレントディレクトリーに存在するか調べる。
更に、ファイルサイズが0xffffffffであるか
を確認する。したがって、このディスク上からでない
と、SAMPLE.EXEは動作しない。
【0038】ここで、ハードディスクにコピーして、複
製を行う場合を考える。先ず、CD−ROMの読み出し
の仕組みを説明する。CD−ROMがドライブにセット
されると、OS又はCD−ROMドライバーソフトがC
D−ROMセットを認識し、PVD、パステーブル、デ
ィレクトリレコード、自動スタートプログラムを示す起
動識別子等のプログラムやデータの名前や大きさ、格納
領域情報を読む。
製を行う場合を考える。先ず、CD−ROMの読み出し
の仕組みを説明する。CD−ROMがドライブにセット
されると、OS又はCD−ROMドライバーソフトがC
D−ROMセットを認識し、PVD、パステーブル、デ
ィレクトリレコード、自動スタートプログラムを示す起
動識別子等のプログラムやデータの名前や大きさ、格納
領域情報を読む。
【0039】次に、データを読み出すことにより、CD
−ROMのファイルの配置、ファイル名ファイルサイ
ズ、ファイル開始位置等の情報をコンピュータが記憶す
る。次に、使用者の命令や、自動スタートプログラム等
の命令で、必要なファイルを読み出す。
−ROMのファイルの配置、ファイル名ファイルサイ
ズ、ファイル開始位置等の情報をコンピュータが記憶す
る。次に、使用者の命令や、自動スタートプログラム等
の命令で、必要なファイルを読み出す。
【0040】通常の読み出しでは、CD−ROMやコン
ピュータが使用するアプリケーションソフトがファイル
サイズが異常なデータファイルにアクセスしないので、
ファイルサイズが異常なデータファイルを記録しておい
ても正常に動作する。
ピュータが使用するアプリケーションソフトがファイル
サイズが異常なデータファイルにアクセスしないので、
ファイルサイズが異常なデータファイルを記録しておい
ても正常に動作する。
【0041】ところが、コピーのための読み出し、即ち
CD−ROM上の全てのファイルをそっくりコピーしよ
うとすると、必要なデータファイルも不要なデータファ
イル(ファイルサイズが異常なデータファイル)も全て
読みに行く。ファイルサイズがコピー元より大きいの
で、CD−ROMドライブがエラーと判断してストップ
する。
CD−ROM上の全てのファイルをそっくりコピーしよ
うとすると、必要なデータファイルも不要なデータファ
イル(ファイルサイズが異常なデータファイル)も全て
読みに行く。ファイルサイズがコピー元より大きいの
で、CD−ROMドライブがエラーと判断してストップ
する。
【0042】このようなディスクをコピーしようとする
と、ダミーファイルを削除するか、ディレクトリーレコ
ードのダミーファイルサイズをダミーファイルの実際の
サイズとを同一に変更する必要がある。しかしながら、
このようにして不正コピーされたとしても、不正コピー
されたディスクには後述する検査ルーチンもコピーされ
ているので、再生することは不可能である。
と、ダミーファイルを削除するか、ディレクトリーレコ
ードのダミーファイルサイズをダミーファイルの実際の
サイズとを同一に変更する必要がある。しかしながら、
このようにして不正コピーされたとしても、不正コピー
されたディスクには後述する検査ルーチンもコピーされ
ているので、再生することは不可能である。
【0043】図8は本発明の不正コピー防止記録媒体に
備えるファイルサイズ検査ルーチンのフローチャートを
示す図である。不正コピーされたディスクを再生しよう
とすると、先ず図8に示す検査ルーチンが実行される。
図8に示すように、ファイルサイズ検査ルーチンは、先
ず、ステップS1では、ダミーファイルXを開く。
備えるファイルサイズ検査ルーチンのフローチャートを
示す図である。不正コピーされたディスクを再生しよう
とすると、先ず図8に示す検査ルーチンが実行される。
図8に示すように、ファイルサイズ検査ルーチンは、先
ず、ステップS1では、ダミーファイルXを開く。
【0044】次に、ステップS2では、ダミーファイル
があるかどうかを判断し、ダミーファイルがない場合
(不正コピーするためにダミーファイルが削除された場
合)にはステップS4に進んで、NG処理をし、ダミー
ファイルがある場合にはステップS3に進む。なお、N
G処理とは、警告表示のことである。
があるかどうかを判断し、ダミーファイルがない場合
(不正コピーするためにダミーファイルが削除された場
合)にはステップS4に進んで、NG処理をし、ダミー
ファイルがある場合にはステップS3に進む。なお、N
G処理とは、警告表示のことである。
【0045】次に、ステップS3では、ステップS2で
見つけたダミーファイルのファイルサイズを調べ、その
ファイルサイズが4.2Gバイトかどうかを判断し、
4.2Gバイトでない場合(不正コピーするためにダミ
ーファイルサイズが変更された場合)には、ステップS
4に進み、4.2Gバイトの場合(コピー元記録媒体の
場合、即ち、オリジナルディスクの場合)には終了処理
をし、アプリケーションがスタートする。以上のファイ
ルサイズ検査ルーチンをファイル数繰り返す。この様な
検査ルーチンをCD−ROMのアプリケーションに付加
する。
見つけたダミーファイルのファイルサイズを調べ、その
ファイルサイズが4.2Gバイトかどうかを判断し、
4.2Gバイトでない場合(不正コピーするためにダミ
ーファイルサイズが変更された場合)には、ステップS
4に進み、4.2Gバイトの場合(コピー元記録媒体の
場合、即ち、オリジナルディスクの場合)には終了処理
をし、アプリケーションがスタートする。以上のファイ
ルサイズ検査ルーチンをファイル数繰り返す。この様な
検査ルーチンをCD−ROMのアプリケーションに付加
する。
【0046】この検査ルーチンを付加したCD−ROM
によれば、NOCOPY.001〜NOCOPY.00
5のダミーファイルサイズを4.2Gで作成した場合、
ハードディスクにコピーする場合は、コピー元CD−R
OMディスク容量より大きいので、そのままではコピー
は不可能であり、アプリケーションプログラムはコピー
元のCD−ROMからは正常に動作する。
によれば、NOCOPY.001〜NOCOPY.00
5のダミーファイルサイズを4.2Gで作成した場合、
ハードディスクにコピーする場合は、コピー元CD−R
OMディスク容量より大きいので、そのままではコピー
は不可能であり、アプリケーションプログラムはコピー
元のCD−ROMからは正常に動作する。
【0047】以上のように、コピー不可能なファイルを
収録させておいて、アプリケーションにファイルサイズ
を検索するようなルーチンを組み込んでおく。CD−R
OM上には、コピーができないファイル、例えばサンプ
ルディスクではNOCOPY001〜005まで収録し
てある。NOCOPY001〜005のそれぞれの中身
は1Kバイトしかないが、4.2Gバイトの如く大きな
ファイルに見せかけている。
収録させておいて、アプリケーションにファイルサイズ
を検索するようなルーチンを組み込んでおく。CD−R
OM上には、コピーができないファイル、例えばサンプ
ルディスクではNOCOPY001〜005まで収録し
てある。NOCOPY001〜005のそれぞれの中身
は1Kバイトしかないが、4.2Gバイトの如く大きな
ファイルに見せかけている。
【0048】アプリケーションSAMPLE.EXEと
いうのは、CD−R上からSAMPLEとタイピングす
るとこれらのファイルが実際に4.2Gバイトあるかを
調べる。4.2Gバイトあるかどうかを調べるにはパス
テーブルを参照しにいって、実際にそれが4.2Gを示
しているかを見るだけである。したがって、ディスク上
からこれを実行すれば、正常にファイルサイズが4.2
Gバイトで実際にそのファイルが存在していることが明
らかになるので、そのディスクは本物であると考えられ
る。
いうのは、CD−R上からSAMPLEとタイピングす
るとこれらのファイルが実際に4.2Gバイトあるかを
調べる。4.2Gバイトあるかどうかを調べるにはパス
テーブルを参照しにいって、実際にそれが4.2Gを示
しているかを見るだけである。したがって、ディスク上
からこれを実行すれば、正常にファイルサイズが4.2
Gバイトで実際にそのファイルが存在していることが明
らかになるので、そのディスクは本物であると考えられ
る。
【0049】ところがユーザはこのディスクのファイル
の内容を他のディスク、例えば、ハードディスクに転写
しようと考える。そのときにこれらのファイルは途中で
領域がなくなってしまうので、コピーができなくなり、
エラーになる。SAMPLE.EXEファイルだけをコ
ピーしてハードディスク上で実行しようとすると、これ
らのファイルが無いから実行ができないというように組
み込みがされているので、このEXEファイルには実行
ができないというように表示がされるようになってい
る。4.2Gバイトを5個つくるだけで21Gバイトに
なる。これらのファイルはディスク上には見かけ上4.
2Gバイトの(ダミー)ファイルとしていくつでも収録
できる。
の内容を他のディスク、例えば、ハードディスクに転写
しようと考える。そのときにこれらのファイルは途中で
領域がなくなってしまうので、コピーができなくなり、
エラーになる。SAMPLE.EXEファイルだけをコ
ピーしてハードディスク上で実行しようとすると、これ
らのファイルが無いから実行ができないというように組
み込みがされているので、このEXEファイルには実行
ができないというように表示がされるようになってい
る。4.2Gバイトを5個つくるだけで21Gバイトに
なる。これらのファイルはディスク上には見かけ上4.
2Gバイトの(ダミー)ファイルとしていくつでも収録
できる。
【0050】万が一、不正コピーを試みるものがファイ
ルサイズを4.2Gバイトに膨らますツールを開発し
て、コピーを試みた場合でも、現在のハードディスクの
物理的な最大の大きさは、8Gバイト程度であるから、
2つもコピーできない。将来、ハードディスクの容量は
大きくなるにしても、CD−ROM上には、最初の1つ
のダミーファイルを作成するのに2セクタ(2048×
2バイト)必要とするが、それ以降は、ファイルデータ
の実体を共有にすれば、1ファイル追加するのに48バ
イト前後(ディレクトリーレコードのサイズ)で済む。
これを次に詳述する。
ルサイズを4.2Gバイトに膨らますツールを開発し
て、コピーを試みた場合でも、現在のハードディスクの
物理的な最大の大きさは、8Gバイト程度であるから、
2つもコピーできない。将来、ハードディスクの容量は
大きくなるにしても、CD−ROM上には、最初の1つ
のダミーファイルを作成するのに2セクタ(2048×
2バイト)必要とするが、それ以降は、ファイルデータ
の実体を共有にすれば、1ファイル追加するのに48バ
イト前後(ディレクトリーレコードのサイズ)で済む。
これを次に詳述する。
【0051】図9はCD−ROMの1ブロックに備える
セクタモード(01)のレイアウト構造を示す図であ
る。CD−ROM上に、最初の1つのダミーファイルを
作成するのに、図9に示すように、セクタモード(0
1)のユーザーデータ領域は2048バイトであり、2
セクタ(2048×2)必要とする。2つめ以降のダミ
ーファイルを作成するには、ファイルデータの実体を最
初の1つのダミーファイルと共有すれば、1ファイル追
加するのに48バイト前後(ディレクトリーレコードの
サイズ)で済む。
セクタモード(01)のレイアウト構造を示す図であ
る。CD−ROM上に、最初の1つのダミーファイルを
作成するのに、図9に示すように、セクタモード(0
1)のユーザーデータ領域は2048バイトであり、2
セクタ(2048×2)必要とする。2つめ以降のダミ
ーファイルを作成するには、ファイルデータの実体を最
初の1つのダミーファイルと共有すれば、1ファイル追
加するのに48バイト前後(ディレクトリーレコードの
サイズ)で済む。
【0052】つまり、128個のダミーファイルを追加
するには、48バイト×128=6144バイトとな
り、1セクタのユーザーデータは2048バイトである
から、3セクタしか消費しない。
するには、48バイト×128=6144バイトとな
り、1セクタのユーザーデータは2048バイトである
から、3セクタしか消費しない。
【0053】即ち、最初の1つめのダミーファイルは2
セクタ必要であり、2つめ以降はダミーファイル1個当
たり48バイト必要である。従って、ダミーファイルを
128個追加するには3セクタ必要である。
セクタ必要であり、2つめ以降はダミーファイル1個当
たり48バイト必要である。従って、ダミーファイルを
128個追加するには3セクタ必要である。
【0054】以上のことから、合計129個のダミーフ
ァイルを作成するには、2+3=5セクタ必要である。
このように、わずか5セクタで4.2Gバイトのダミー
ファイルを129個も見せかけの収録を行うことができ
る。
ァイルを作成するには、2+3=5セクタ必要である。
このように、わずか5セクタで4.2Gバイトのダミー
ファイルを129個も見せかけの収録を行うことができ
る。
【0055】もし、n個のダミーファイルが必要なら、
必要なセクタ数=2+(n−1)×48÷2048(小
数点は切り上げる)で求めることができる。CD−RO
Mは74分の場合、74×60×75=333000セ
クタ(ブロック)収録することができる。このようにコ
ピー防止のために、必要とする領域がいかに小さいこと
かがわかる。
必要なセクタ数=2+(n−1)×48÷2048(小
数点は切り上げる)で求めることができる。CD−RO
Mは74分の場合、74×60×75=333000セ
クタ(ブロック)収録することができる。このようにコ
ピー防止のために、必要とする領域がいかに小さいこと
かがわかる。
【0056】そのファイルサイズをチェックする検査ル
ーチンがディスクを再生しようとすると、最初に自動実
行されるようにすることによってそのファイルがコピー
されたものか、コピーされていないものかを判断でき
る。ファイルがあるかどうかを調べて、ファイルサイズ
が正しいかどうかを調べている。即ち、実際に4.2G
あるかどうかを調べている。このように、ファイルサイ
ズ検査ルーチンはメインプログラム(アプリケーショ
ン)が実行される前に必ず実行されるようにしてある。
ーチンがディスクを再生しようとすると、最初に自動実
行されるようにすることによってそのファイルがコピー
されたものか、コピーされていないものかを判断でき
る。ファイルがあるかどうかを調べて、ファイルサイズ
が正しいかどうかを調べている。即ち、実際に4.2G
あるかどうかを調べている。このように、ファイルサイ
ズ検査ルーチンはメインプログラム(アプリケーショ
ン)が実行される前に必ず実行されるようにしてある。
【0057】このように、先ず、ダミーファイルを作成
し、このダミーファイルのファイルサイズをコピー元記
録媒体より大きく、例えば、コピー元記録媒体がCD−
ROMの場合には4.2Gバイトに変更し、この変更し
たダミーファイルサイズをファイル情報記録領域(デー
タ、アプリケーション以外の情報を記述する領域)とフ
ァイル情報記録領域以外の領域(データ、アプリケーシ
ョンを記述する領域)とのそれぞれに記述し、検査ルー
チンをファイル情報記録領域以外の領域に自動スタート
プログラムとして設け、CD−ROMを再生したとき、
最初に検査ルーチンがスタートするようにしている。し
たがって、ディスクをプレーヤにセットすると、先ず、
自動スタートプログラム(検査ルーチン)がスターと
し、上述した検査ルーチンが実行される。
し、このダミーファイルのファイルサイズをコピー元記
録媒体より大きく、例えば、コピー元記録媒体がCD−
ROMの場合には4.2Gバイトに変更し、この変更し
たダミーファイルサイズをファイル情報記録領域(デー
タ、アプリケーション以外の情報を記述する領域)とフ
ァイル情報記録領域以外の領域(データ、アプリケーシ
ョンを記述する領域)とのそれぞれに記述し、検査ルー
チンをファイル情報記録領域以外の領域に自動スタート
プログラムとして設け、CD−ROMを再生したとき、
最初に検査ルーチンがスタートするようにしている。し
たがって、ディスクをプレーヤにセットすると、先ず、
自動スタートプログラム(検査ルーチン)がスターと
し、上述した検査ルーチンが実行される。
【0058】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、CD−ROM以外の記録媒体にも
適用することができる。また、ダミーファイルを4.2
Gバイトとしたが、コピー元の容量より大きければ、
4.2Gバイトより大きくても小さくてもよい。
のではない。例えば、CD−ROM以外の記録媒体にも
適用することができる。また、ダミーファイルを4.2
Gバイトとしたが、コピー元の容量より大きければ、
4.2Gバイトより大きくても小さくてもよい。
【0059】上記実施例では、ISO9660でその実
施例を示したが、ISO9660以外のUDF(ユニバ
ーサルディスクフォーマット)、MACフォーマット等
のCD−ROMファイルフォーマット等に応用すること
ができる。ただし、DVDフォーマットの場合にはダミ
ーファイルのみかけのサイズは、18Gバイトを越えて
いることが望ましい。
施例を示したが、ISO9660以外のUDF(ユニバ
ーサルディスクフォーマット)、MACフォーマット等
のCD−ROMファイルフォーマット等に応用すること
ができる。ただし、DVDフォーマットの場合にはダミ
ーファイルのみかけのサイズは、18Gバイトを越えて
いることが望ましい。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、ハードディスクへのコピーが困難な記録媒体を提供
することができるという効果を有する。
ば、ハードディスクへのコピーが困難な記録媒体を提供
することができるという効果を有する。
【図1】本発明の一実施形態に係る不正コピー防止記録
媒体の製造方法を示す図である。
媒体の製造方法を示す図である。
【図2】本発明に係る不正コピー防止記録媒体を製造す
るためのファイルサイズを擬似的に変更する方法を示す
図である。
るためのファイルサイズを擬似的に変更する方法を示す
図である。
【図3】CD−ROMイメージの構造を示す図である。
【図4】PVDの10(HEX)00分02秒16フレ
ームのダンプデータを示す図である。
ームのダンプデータを示す図である。
【図5】16(HEX)のパステーブルのダンプデータ
を示す図である。
を示す図である。
【図6】図5のダンプデータをテーブル毎に記述した図
である。
である。
【図7】1f(HEX)セクタディレクトリーレコード
のダンプデータである。
のダンプデータである。
【図8】本発明の不正コピー防止記録媒体に備えるファ
イルサイズ検査ルーチンのフローチャートを示す図であ
る。
イルサイズ検査ルーチンのフローチャートを示す図であ
る。
【図9】CD−ROMの1ブロックに備えるセクタモー
ド(01)のレイアウト構造を示す図である。
ド(01)のレイアウト構造を示す図である。
1 Lパステーブル 2 セクタアドレス 3 ディレクトリーレコードテーブル S1 検査ルーチンの第1ステップ S2 検査ルーチンの第2ステップ S3 検査ルーチンの第3ステップ S4 検査ルーチンの第4ステップ
Claims (3)
- 【請求項1】 コンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あって、コピー元記録媒体の記録容量より大きなダミー
ファイルサイズを備えるダミーファイルと、 前記ダミーファイル情報を格納するファイル情報記録領
域と、 前記ダミーファイル情報を格納する、ファイル情報記録
領域以外の領域と、 前記ダミーファイルの有無を確認し、ダミーファイルが
有る場合には、前記ファイル情報記録領域内の変更され
たダミーファイルサイズと前記ファイル情報記録領域以
外の領域に格納されたダミーファイルサイズとが一致す
るかどうかを確認し、一致しない場合は不正コピーが行
われたと判断し、アプリケーションプログラムを動作さ
せないようにし、 前記ダミーファイルが無い場合には、不正コピーが行わ
れたと判断しアプリケーションプログラムを動作させな
いようにする検査手段とを備えている不正コピー防止記
録媒体。 - 【請求項2】 前記コピー元記録媒体はCD−ROM、
CD−R、DVD−ROM、DVD−R等の光ディスク
であり、前記コピー先記録媒体はCD−R、ハードディ
スク等の書込み可能型の記録媒体であることを特徴とす
る請求項1に記載の不正コピー防止記録媒体。 - 【請求項3】 前記ダミーファイルは複数個であること
を特徴とする請求項1又は2に記載の不正コピー防止記
録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041027A JP2001229019A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 不正コピー防止記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000041027A JP2001229019A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 不正コピー防止記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001229019A true JP2001229019A (ja) | 2001-08-24 |
Family
ID=18564316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000041027A Withdrawn JP2001229019A (ja) | 2000-02-18 | 2000-02-18 | 不正コピー防止記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001229019A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004107339A1 (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-09 | Sony Corporation | 情報記録媒体、並びに情報処理装置及び方法 |
JP2011514611A (ja) * | 2008-02-27 | 2011-05-06 | ロビ ソリューションズ コーポレーション | コンテンツを所持する記録媒体をコピープロテクトするための装置および方法 |
US8966158B2 (en) | 2010-12-13 | 2015-02-24 | International Business Machines Corporation | Data protection technique that protects illicit copying of data maintained in data storage |
-
2000
- 2000-02-18 JP JP2000041027A patent/JP2001229019A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004107339A1 (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-09 | Sony Corporation | 情報記録媒体、並びに情報処理装置及び方法 |
JP2011514611A (ja) * | 2008-02-27 | 2011-05-06 | ロビ ソリューションズ コーポレーション | コンテンツを所持する記録媒体をコピープロテクトするための装置および方法 |
US8966158B2 (en) | 2010-12-13 | 2015-02-24 | International Business Machines Corporation | Data protection technique that protects illicit copying of data maintained in data storage |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070501 |