JP2001266478A - 不正コピー防止記録媒体 - Google Patents

不正コピー防止記録媒体

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JP2001266478A
JP2001266478A JP2000075378A JP2000075378A JP2001266478A JP 2001266478 A JP2001266478 A JP 2001266478A JP 2000075378 A JP2000075378 A JP 2000075378A JP 2000075378 A JP2000075378 A JP 2000075378A JP 2001266478 A JP2001266478 A JP 2001266478A
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rom
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Yuichi Kato
優一 加藤
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    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 不正なコピーを防止することができる記録媒
体を提供する。 【解決手段】 少なくとも一部の同期信号が除去された
ダミーファイル15と、前記ダミーファイル情報を格納
するファイル情報記録領域と、前記ダミーファイル情報
を格納する、ファイル情報記録領域以外の領域とを備
え、アプリケーション起動時にそのファイルの存在とフ
ァイルサイズとを調べ、存在したファイルの実際のサイ
ズとファイルサイズとが一致するかどうかを確認し、一
致しない場合は不正コピーが行われたと判断し、アプリ
ケーションを動作させないように構成されていることを
特徴とする不正コピー防止記録媒体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不正コピーを防止
した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録媒体の一例として、オーディ
オ用のCD(コンパクトディスク)と同じ直径のディス
クに、音声情報の代わりにコンピュータのアプリケーシ
ョンプログラムや、画像データ等を書き込み、リードオ
ンリメモリとした光ディスク(CD−ROM)が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファイ
ルコピー又はトラックコピーによりCD−ROMが不正
コピーされる虞があった。
【0004】そこで、本発明は、不正なコピーを防止す
ることができる記録媒体を提供することをその目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、少なくとも一部の同期信号が除
去されたダミーファイルを備えている不正コピー防止記
録媒体である。この構成では、少なくとも一部の同期信
号が除去されたダミーファイルを備えているので、ファ
イルコピー及びトラックコピーを防止することができ
る。なお、本明細書中でトラックコピーとは、CD等の
記録媒体を最初から最後まで再生し、そのデジタル情報
を直接記録機に送ってコピーすることである。
【0006】また、上記目的を達成するために、請求項
2の発明は、少なくとも一部の同期信号が除去されたダ
ミーファイルと、前記ダミーファイル情報を格納するフ
ァイル情報記録領域と、前記ダミーファイル情報を格納
する、ファイル情報記録領域以外の領域とを備え、アプ
リケーション起動時にそのファイルの存在とファイルサ
イズとを調べ、存在したファイルの実際のサイズとファ
イルサイズとが一致するかどうかを確認し、一致しない
場合は不正コピーが行われたと判断し、アプリケーショ
ンを動作させないように構成されていることを特徴とす
る不正コピー防止記録媒体である。この構成では、ダミ
ーファイルが削除された場合でも、存在したファイルの
実際のサイズとファイルサイズとが一致しない場合は不
正コピーが行われたと判断し、アプリケーションを動作
させないので、ハードディスクへのコピーが困難であ
り、ファイルコピー及びトラックコピーを防止すること
ができる。
【0007】また、上記目的を達成するために、請求項
3の発明は、ファイル情報記録領域にファイルサイズを
備えるコピー元の記録媒体において、前記コピー元の記
録媒体に、前記ファイル情報記録領域からファイルサイ
ズを読んでコピーするコピー元記録媒体の記憶容量より
大きいファイルサイズを記録したダミーファイルを付加
し、該ダミーファイルの少なくとも一部の同期信号が除
去されていることを特徴とする不正コピー防止記録媒体
である。この構成では、コピー元記録媒体の記憶容量よ
り大きいファイルサイズを記録したダミーファイルを付
加しているので、ファイル情報記録領域からファイルサ
イズを読んでコピーするコピー先の記録媒体にコピーさ
れるのを防止することができるとともに、ダミーファイ
ルの少なくとも一部の同期信号が除去されているので、
ファイルコピー及びトラックコピーも防止することがで
きる。
【0008】また、上記目的を達成するために、請求項
4の発明は、請求項3に記載の不正コピー防止記録媒体
において、前記コピー元記録媒体はCD−ROM、CD
−R、DVD−ROM、DVD−R等の光ディスクであ
り、前記コピー先記録媒体はCD−R、ハードディスク
等の書込み可能型記録媒体であることを特徴としてい
る。この構成では、CD−R等の書込み可能型光ディス
クにコピーされて海賊版が作製されるのを防止すること
ができる。
【0009】また、上記目的を達成するために、請求項
5の発明は、前記ダミーファイルは、複数個であること
を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の不正コピー
防止記録媒体である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。CD−ROMは、通常、CD−R
OMドライブに装着された後に目次(プライマリボリュ
ームディスクリプタ、パステーブル、ディレクトリーレ
コード等)からそのCD−ROMに存在するファイル情
報(ファイル構造、ファイル名、記録位置等)が読み込
まれ、アプリケーションプログラムの実行やデータの読
み込みやコピーが行われる。
【0011】本発明の一実施形態に係る不正コピー防止
記録媒体としてのCD−ROMは、例えばコピー元のC
D−ROMの記憶容量より大きいファイルサイズに変更
したダミーファイル(通常のアプリケーションプログラ
ムの実行や通常の読み込み動作ではアクセスしないファ
イル)を作り、前記ダミーファイルの情報を目次と目次
以外の領域に記述し、前記ダミーファイルの有無及び、
前記ダミーファイルの変更したファイルサイズを目次と
目次以外の領域に記述した情報とから検査する検査ルー
チンを付加してあることを特徴としている。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係る不正コ
ピー防止記録媒体の製造方法を示す図である。図1
(A)に示すように、先ず、マスターとしてのCD−R
OMのISO9660イメージ(2048バイト)を生
成してイメージファイルを作成する。これは、一般に市
販のライターソフトウエアで作成する場合、”ISO9
660イメージを作成”を選ぶ。図3はCD−ROMイ
メージファイルの構造を示す図である。
【0013】次に、図1(B)に示すように、イメージ
ファイルを操作する。このイメージファイルの操作で
は、先ず、ファイル名をもとに、イメージファイルの中
を検索し、指定したファイルのファイルサイズ情報を書
き換える。このファイルが、本実施例中で説明するダミ
ーファイルとなる。次に、図1(C)に示すように、変
更したISO9660イメージをライターに書き込み、
新しいISO9660イメージファイルとする。
【0014】図2は、本発明に係る不正コピー防止記録
媒体を製造するためのファイルサイズを擬似的に変更す
る方法を示す図である。図2(A)に示すように、先
ず、ISO9660イメージの中のプライマリーボリュ
ームディスクリプタ(以下、PVDと記す)を読み取
る。即ち、ISO9660イメージの中には、00分0
2秒16フレームの位置にPVDが収録されているの
で、CD−ROMドライブにセットされた後、コンピュ
ータは最初にPVDを読む。なお、00分02秒16フ
レーム等の表記は断らない限りはCD−ROM上のヘッ
ダ時間(セクタアドレス)のMIN,SEC,FRAC
を示す(JIS X6281)。
【0015】図4は、このPVDの最初から10(HE
X)フレーム目(00分02秒16フレーム)の位置を
ダンプしたデータを示す図である。なお、(HEX)と
は、16進法(hexadecimal)の表記である
ことを示す。
【0016】次に、図2(B)に示すように、PVDの
中のパステーブルの収録されている領域を読み取る。図
4において、Lパステーブル1は8c(HEX)〜8f
(HEX)番地に示されている。16000000−>
16(HEX)セクタがパステーブルのアドレスである
ことがわかる。なお、16(HEX)とは、十進法で表
記すると22(DEC)である。なお、(DEC)と
は、十進法(decimal)の表記であることを示
す。CD−ROMのユーザデータ領域のスタートアドレ
スは00分02秒00フレームであるので、Lパステー
ブル1は00分02秒00フレームに収録されているこ
とがわかる。
【0017】図5は16(HEX)のパステーブルのダ
ンプデータを示す図であり、図6はこのダンプデータを
テーブル毎に記述した図である。図6において、符号2
は、¥A(ルートディレクトリー)のファイル情報記録
領域であるディレクトリーレコードが存在するセクタア
ドレスを示している。表記上は1f000000である
が0000001fに読み替えることにより、31セク
タとなり、前記セクタアドレスは00分02秒31フレ
ームに存在している。¥AのテーブルはDir番号2を
参照する。¥Aのディレクトリーレコードは1f(HE
X)に存在することがわかる。
【0018】次に、図2(C)に示すように、ディレク
トリーレコードの収録アドレスを読み取る。即ち、パス
テーブルを参照すれば、絶対パスで指定されたディレク
トリーを示すディレクトリーレコードの収録アドレスが
分かる。次に、図2(D)に示すように、ディレクトリ
ーレコードを参照して絶対パスに示されたフィル名を検
索する。
【0019】図7は、1f(HEX)セクタディレクト
リーレコードのダンプデータである。なお、1f(HE
X)は十進法表記で31セクタであり、00分02秒3
1フレームである。
【0020】図7において、符号3はA.DATのディ
レクトリーレコードテーブルである。ディレクトリーレ
コードテーブル3に示すように、¥A¥A.DATのフ
ァイルサイズの「00040000 0000040
0」は1024バイトを意味している。
【0021】次に、図2(E)に示すように、検索した
ファイルのファイルサイズを変更する。即ち、指定した
ファイルを示すディレクトリーレコードテーブルのファ
イルサイズを指定したサイズに置き換える。即ち、図7
に示すディレクトリーレコードテーブル3の¥A¥A.
DATのファイルサイズをfffffffffffff
fffに書き換える。
【0022】以下に、コピー元記録媒体がCD−ROM
ディスク、あるいはCD−Rディスクになっており、収
録された論理フォーマットがISO9660で論理フォ
ーマットされた媒体における、ファイルサイズ変更の実
施例を述べる。
【0023】このCD−ROMディスクは¥A¥A.D
ATという名前のファイルを含んでおり、そのファイル
のファイルサイズは現在1024バイトを示している
が、新しく作成するCD−ROMでは、4.2Gバイト
(0xffffffff)を示すようになる。但し4.
2Gの領域をCD−ROMディスクに配置できるはずが
ない。4.2Gはあくまでも、ディレクトリーレコード
上のファイルサイズであって、実際には配置されていな
い。
【0024】先ず、マスターとしてのCD−ROMディ
スク、あるいはCD−R(以下ディスクと呼ぶ)からC
D−ROMドライブにより、プログラム終了時間を読み
取る。
【0025】次に、CD−ROMドライブでディスクの
先頭時間00分02秒00フレームから終了時間まで、
ディスクからセクタ単位で読み取り、ハードディスク等
の大容量媒体のファイルに出力する。このファイル名を
CDROM.IMGとする。
【0026】¥A¥A.DATに関してのディレクトリ
ーレコードが収録された位置を、CDROM.DATの
データ内部から検索する。まず、最初に16セクタ目の
PVDのデータをメモリーに格納する。メモリーの8c
(HEX)〜8f(HEX)にLパステーブルのアドレ
スが記述されているので、それを読み取る。本実施例で
は、16HexセクタにLパステーブルが存在している
ことがわかる。(図4参照)
【0027】パステーブルは16Hex=32(DE
C)なので、32セクタ目をメモリーに格納する。メモ
リーに格納されたデータから、¥Aに関して記述された
パステーブルレコードを検索する。ディレクトリー¥A
のディレクトリー存在アドレスは、1f(HEX)であ
ることが解る。(図5,図6参照)
【0028】¥Aのディレクトリーレコードは1f(H
ex)31セクタであるから、31セクタのデータをメ
モリーに格納する。A.DATのディレクトリーレコー
ドを検索する。
【0029】図7に示すダンプデータの中にA.DAT
のディレクトリーレコードが見つかった。このディレク
トリーレコードからファイルサイズに関して、0000
0400Hex=1024バイトであることがわかる。
この領域を0xffffffffに変更する。これによ
り、ファイルサイズが1024バイトから4.2Gバイ
トに変更される。なお、図7中、符号4は収録アドレス
を示し、符号5はファイルサイズを示す。
【0030】CD−ROM.DATは、¥A¥.DAT
に関してファイルサイズが修正されたディスクイメージ
ファイルである。CDROM.DATを用いてCD−R
ライター等でCD−Rを作成する。作成されたCD−R
をパーソナルコンピュータ等でdirコマンド、あるい
はエキスプローラ等で¥A¥A.DATのファイルサイ
ズを確認すると、新しいファイルサイズに更新されてい
る。
【0031】更に、本発明の一実施形態に係る不正コピ
ー防止記録媒体、例えばCD−ROMは、コピー不可能
なファイルの存在とファイルサイズとを調べる自動で動
作するプログラムをCD−ROM上に作成し、不正にコ
ピーされたディスクを動作不能にする。このプログラム
は後述する検査ルーチンであり、ディスクを再生したと
きに最初に実行される。
【0032】本発明の一実施例に係るサンプルディスク
(試作ディスク)を作製した。次に、このサンプルディ
スクの特徴を説明する。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示す検査ルーチンがCD−ROMの
ファイルシステムのルートディレクトリーに収録されて
いる。なお、ルートディレクトリーとは、ファイルシス
テムの先頭に位置するディレクトリーのことである。
【0035】NOCOPY.001〜NOCOPY.0
05は、それぞれ0xffffffff(4.2Gバイ
ト)である。CD−ROMは、最大約650Mバイトし
か収録できないことが知られている。
【0036】ここで作製したサンプルディスクの収録時
間は1分程度である。つまり、実際にはサンプルディス
クにデータは収録されていないが、ディレクトリーレコ
ードのファイルサイズが最大の値に設定されている。
【0037】sample.exeは、NOCOPY.
001〜NOCOPY.005をオープンして、そのフ
ァイルがカレントディレクトリーに存在するか調べる。
更に、ファイルサイズが0xffffffffであるか
を確認する。したがって、このディスク上からでない
と、SAMPLE.EXEは動作しない。
【0038】ここで、ハードディスクにコピーして、複
製を行う場合を考える。先ず、CD−ROMの読み出し
の仕組みを説明する。CD−ROMがドライブにセット
されると、OS又はCD−ROMドライバーソフトがC
D−ROMセットを認識し、PVD、パステーブル、デ
ィレクトリーレコード、自動スタートプログラムを示す
起動識別子等のプログラムやデータの名前や大きさ、格
納領域情報を読む。
【0039】次に、データを読み出すことにより、CD
−ROMのファイルの配置、ファイル名ファイルサイ
ズ、ファイル開始位置等の情報をコンピュータが記憶す
る。次に、使用者の命令や、自動スタートプログラム等
の命令で、必要なファイルを読み出す。
【0040】通常の読み出しでは、CD−ROMやコン
ピュータが使用するアプリケーションソフトがファイル
サイズが異常なデータファイルにアクセスしないので、
ファイルサイズが異常なデータファイルを記録しておい
ても正常に動作する。
【0041】ところが、コピーのための読み出し、即ち
CD−ROM上の全てのファイルをそっくりコピーしよ
うとすると、必要なデータファイルも不要なデータファ
イル(ファイルサイズが異常なデータファイル)も全て
読みに行く。ファイルサイズがコピー元より大きいの
で、CD−ROMドライブがエラーと判断してストップ
する。
【0042】このようなディスクをコピーしようとする
と、ダミーファイルを削除するか、ディレクトリーレコ
ードのダミーファイルサイズをダミーファイルの実際の
サイズとを同一に変更する必要がある。しかしながら、
このようにして不正コピーされたとしても、不正コピー
されたディスクには後述する検査ルーチンもコピーされ
ているので、再生することは不可能である。
【0043】図8は本発明の不正コピー防止記録媒体に
備えるファイルサイズ検査ルーチンのフローチャートを
示す図である。不正コピーされたディスクを再生しよう
とすると、先ず図8に示す検査ルーチンが実行される。
図8に示すように、ファイルサイズ検査ルーチンは、先
ず、ステップS1では、ダミーファイルXを開く。
【0044】次に、ステップS2では、ダミーファイル
があるかどうかを判断し、ダミーファイルがない場合
(不正コピーするためにダミーファイルが削除された場
合)にはステップS4に進んで、NG処理をし、ダミー
ファイルがある場合にはステップS3に進む。なお、N
G処理とは、警告表示のことである。
【0045】次に、ステップS3では、ステップS2で
見つけたダミーファイルのファイルサイズを調べ、その
ファイルサイズが4.2Gバイトかどうかを判断し、
4.2Gバイトでない場合(不正コピーするためにダミ
ーファイルサイズが変更された場合)には、ステップS
4に進み、4.2Gバイトの場合(コピー元記録媒体の
場合、即ち、オリジナルディスクの場合)には終了処理
をし、アプリケーションがスタートする。以上のファイ
ルサイズ検査ルーチンをファイル数繰り返す。この様な
検査ルーチンをCD−ROMのアプリケーションに付加
する。
【0046】この検査ルーチンを付加したCD−ROM
によれば、NOCOPY.001〜NOCOPY.00
5のダミーファイルサイズを4.2Gで作成した場合、
ハードディスクにコピーする場合は、コピー元CD−R
OMディスク容量より大きいので、そのままではコピー
は不可能であり、アプリケーションプログラムはコピー
元のCD−ROMからは正常に動作する。
【0047】以上のように、コピー不可能なファイルを
収録させておいて、アプリケーションにファイルサイズ
を検索するようなルーチンを組み込んでおく。CD−R
OM上には、コピーができないファイル、例えばサンプ
ルディスクではNOCOPY001〜005まで収録し
てある。NOCOPY001〜005のそれぞれの中身
は1Kバイトしかないが、4.2Gバイトの如く大きな
ファイルに見せかけている。
【0048】アプリケーションSAMPLE.EXEと
いうのは、CD−R上からSAMPLEとタイピングす
るとこれらのファイルが実際に4.2Gバイトあるかを
調べる。4.2Gバイトあるかどうかを調べるにはパス
テーブルを参照しにいって、実際にそれが4.2Gを示
しているかを見るだけである。したがって、ディスク上
からこれを実行すれば、正常にファイルサイズが4.2
Gバイトで実際にそのファイルが存在していることが明
らかになるので、そのディスクは本物であると考えられ
る。
【0049】ところがユーザはこのディスクのファイル
の内容を他のディスク、例えば、ハードディスクに転写
しようと考える。そのときにこれらのファイルは途中で
領域がなくなってしまうので、コピーができなくなり、
エラーになる。SAMPLE.EXEファイルだけをコ
ピーしてハードディスク上で実行しようとすると、これ
らのファイルが無いから実行ができないというように組
み込みがされているので、このEXEファイルには実行
ができないというように表示がされるようになってい
る。4.2Gバイトを5個つくるだけで21Gバイトに
なる。これらのファイルはディスク上には見かけ上4.
2Gバイトの(ダミー)ファイルとしていくつでも収録
できる。
【0050】万が一、不正コピーを試みるものがファイ
ルサイズを4.2Gバイトに膨らますツールを開発し
て、コピーを試みた場合でも、現在のハードディスクの
物理的な最大の大きさは、8Gバイト程度であるから、
2つもコピーできない。
【0051】ファイルサイズ検査ルーチンは、メインプ
ログラム中の最初に動作する自動スタートプログラムと
して記述されている。
【0052】図9は、本発明の一実施形態に係る記録媒
体の一例であるCD−ROMのイメージを示す概略図で
ある。なお、CD−ROMイメージとは、ディスク上の
データ列のイメージのことである。図9中、PTはパス
テーブル、DRはディレクトリーレコードをそれぞれ示
し、プログラム領域18を備えている。
【0053】図9において、各セクタにはそれぞれ同期
信号及びヘッダ11があり、第1ファイル12,第2フ
ァイル13,第3ファイル14,第5ファイル等には有
効なデータが収録されている。また、ダミーファイルで
ある第4ファイル15には、ユーザが使わないファイル
が収録されている。なお、この実施形態では第4ファイ
ル15をダミーファイルとしたが、第4ファイル15に
代えて他のファイルをダミーファイルとしてもよい。図
9の第1〜第5ファイルは正常に読むことが出来、第4
ファイル15は同期信号除去部15aがあるので、この
同期信号除去部15aのリードでエラーが発生する。
【0054】図10はCD−ROMのセクタ構造の概略
図であり、(A)はセクタモード(00)を示し、
(B)はセクタモード(01)を示し、(C)はセクタ
モード(02)を示している。図10(B)に示すよう
に、このセクタ構造のモード(01)は、同期信号領域
11aと、ヘッダ領域11bと、ユーザデータ領域16
と、中間領域と、ECC(誤り訂正)領域(Pパリティ
領域、Qパリティ領域)及びEDC(誤り検出)領域1
7とから構成されている。このCD−ROMの1ブロッ
クは2352バイトからなる。
【0055】同期信号領域は、12バイトの固定パター
ンからなる。ヘッダ領域11bは、4バイトからなり、
CDのサブコーディングのQチャンネルにも書かれてい
る絶対時間(セクタアドレス)とモードとを示す信号か
らなる。
【0056】ユーザデータ領域16は、モード(01)
では2048バイトである。このユーザデータ領域16
のユーザデータは、ECC(誤り訂正)領域及びEDC
(誤り検出)領域17によって保護されている。
【0057】このセクタ構造において、同期信号領域及
びヘッダ領域11を全て0にすることにより、図9に示
すように、ダミーファイル15の同期信号の少なくとも
一部を除去した同期信号除去部15aを設けることがで
きる。なお、本実施形態では同期信号領域及びヘッダ領
域11を全て0にしたが、同期信号領域11aのみを全
て0にしても良いし、同期信号領域11aのFF部分の
一部を00にしても良い。
【0058】このようなCD−ROMでは、CD−RO
M上にダミーファイル15を収録し、その一部のCD−
ROM同期信号を除去して、同期信号除去部15aを設
けているので、読み出せないセクタが作られ、実質的な
コピーが防止される。従って、ファイルコピー及びトラ
ックコピーを防止することができる。即ち、ダミーファ
イルの一部の同期信号を削除することによって、CD−
ROMドライブ等の読み取りドライブが読み出すのを防
止することができる。
【0059】例えば、ファイル1、ファイル2、ファイ
ル3等のファイルとダミーファイルとを1枚のCD−R
OMに焼くことを考える。ダミーファイルはユーザにと
って何も意味を持たないファイルである。そのダミーフ
ァイルの途中の部分に同期信号を削除したセクタを設け
る。CD−ROMドライブは、通常、セクタを読んでマ
スタリング装置に転送するが、CD−ROMの同期信号
を削除したことにより、そこの部分でエラーを起こさせ
る。これによりマスタリングができなくなる。
【0060】あるいは、ファイルをコピーしようとする
と同期信号を削除した部分であきらめるようになる。即
ち、全てのファイルをコピーしようとすると、ダミーフ
ァイルのところに到達すると同期信号が抜けているの
で、CD−ROMドライブでは読み出すことができな
い。このため、エラーとなる。アプリケーションでは、
例えばダミーファイルが必要であるというように、アプ
リケーションの起動時に、ダミーファイルの存在と、ダ
ミーファイルのファイルサイズとを確認するチェックル
ーチンを組み込んでおくことによって、そのファイルが
なければハードディスクからも起動できない。
【0061】ディスクに収録するアプリケーションとし
ては全てのファイルが必要であるような構成にしてお
く。全体のファイル群が一つのまとまりのあるアプリケ
ーションであると考えて、アプリケーションは起動時に
全てのファイルがあるか検査する。即ち、この検査で
は、ファイルサイズがあるかどうか検査すればよい。し
たがって、ダミーファイルが最後にあっても全てのファ
イルが揃わないのでコピーできない。即ち、ハードディ
スクにコピーできないし、トラックコピー時にもコピー
できない。マスタリングでは、随時、頭のセクタから読
んでいく。ダミーファイルというファイルのエリアに到
達したところで、エラーを起こさせる。
【0062】従って、丸ごとのコピー、即ちトラックコ
ピーもできないという効果、ユーザが普段自分のコンピ
ュータでハードディスクにコピーしようとしてもできな
いという効果の2つの効果が得られる。
【0063】上記実施形態では、セクタモード(01)
の同期信号を除去した場合について説明したが、セクタ
モード(01)の同期信号を除去する代わりにセクタモ
ード(00)又はセクタモード(02)の同期信号を除
去するようにしてもよい。なお、本発明は上記実施例に
限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施することができる。
【0064】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の不正コ
ピー防止記録媒体によれば、ファイルコピー及びトラッ
クコピーを防止することができ、不正なコピーを防止す
ることができる記録媒体を提供することができるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る不正コピー防止記録
媒体の製造方法を示す図である。
【図2】本発明に係る不正コピー防止記録媒体を製造す
るためのファイルサイズを擬似的に変更する方法を示す
図である。
【図3】CD−ROMイメージの構造を示す図である。
【図4】PVDの10(HEX)00分02秒16フレ
ームのダンプデータを示す図である。
【図5】16(HEX)のパステーブルのダンプデータ
を示す図である。
【図6】図5のダンプデータをテーブル毎に記述した図
である。
【図7】1f(HEX)セクタディレクトリーレコード
のダンプデータである。
【図8】本発明の一実施形態に係る不正コピー防止記録
媒体に備えるファイルサイズ検査ルーチンのフローチャ
ートを示す図である。
【図9】本発明の一実施形態に係る記録媒体の一例であ
るCD−ROMのイメージを示す概略図である。
【図10】CD−ROMのセクタ構造の概略図である。
【符号の説明】
1 Lパステーブル 2 セクタアドレス 3 ディレクトリーレコードテーブル 11 同期信号及びヘッダ 11a 同期信号 11b ヘッダ 15 ダミーファイル 15a 同期信号除去部 S1 検査ルーチンの第1ステップ S2 検査ルーチンの第2ステップ S3 検査ルーチンの第3ステップ S4 検査ルーチンの第4ステップ S5 検査ルーチンの第5ステップ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部の同期信号が除去された
    ダミーファイルを備えている不正コピー防止記録媒体。
  2. 【請求項2】 少なくとも一部の同期信号が除去された
    ダミーファイルと、前記ダミーファイル情報を格納する
    ファイル情報記録領域と、前記ダミーファイル情報を格
    納する、ファイル情報記録領域以外の領域とを備え、ア
    プリケーション起動時にそのファイルの存在とファイル
    サイズとを調べ、存在したファイルの実際のサイズとフ
    ァイルサイズとが一致するかどうかを確認し、一致しな
    い場合は不正コピーが行われたと判断し、アプリケーシ
    ョンを動作させないように構成されていることを特徴と
    する不正コピー防止記録媒体。
  3. 【請求項3】 ファイル情報記録領域にファイルサイズ
    を備えるコピー元の記録媒体において、前記コピー元の
    記録媒体に、前記ファイル情報記録領域からファイルサ
    イズを読んでコピーするコピー元記録媒体の記憶容量よ
    り大きいファイルサイズを記録したダミーファイルを付
    加し、該ダミーファイルの少なくとも一部の同期信号が
    除去されていることを特徴とする不正コピー防止記録媒
    体。
  4. 【請求項4】 前記コピー元記録媒体はCD−ROM、
    CD−R、DVD−ROM、DVD−R等の光ディスク
    であり、前記コピー先記録媒体はCD−R、ハードディ
    スク等の書込み可能型記録媒体であることを特徴とする
    請求項3に記載の不正コピー防止記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記ダミーファイルは、複数個であるこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の不正コピ
    ー防止記録媒体。
JP2000075378A 2000-03-17 2000-03-17 不正コピー防止記録媒体 Withdrawn JP2001266478A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003242713A (ja) * 2002-02-05 2003-08-29 Ko-Cheng Fang 転送およびコピー防止デジタル・レコーディング媒体保護およびマスタ・ディスク製造方法
JP2007052771A (ja) * 2005-06-13 2007-03-01 Sony Dadc Austria Ag 非コピープロテクトデータをコピープロテクト済みデータに変換するデータ変換方法

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