JP2001228956A - 携帯端末装置 - Google Patents

携帯端末装置

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JP2001228956A
JP2001228956A JP2000038634A JP2000038634A JP2001228956A JP 2001228956 A JP2001228956 A JP 2001228956A JP 2000038634 A JP2000038634 A JP 2000038634A JP 2000038634 A JP2000038634 A JP 2000038634A JP 2001228956 A JP2001228956 A JP 2001228956A
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JP
Japan
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keyboard
character input
unit
mode
input
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Application number
JP2000038634A
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English (en)
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Hiroaki Tabata
宏哲 田畑
So Shimada
創 島田
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Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接続が容易なキーボードで文字入力を行い得る
ようにすると共に、表示方向の設定をすることなく、常
に表示部の表示が見やすい状態でその文字入力を行い得
るようにする。 【解決手段】PHS200は、キーボード(フルキーボ
ード)100からの赤外線信号を受信する赤外線受信部
230を備えている。PHS200は、入力キー部21
0の操作、または受信部230の受信出力によって、文
字入力や指示入力を行うことができる。PHS200を
キーボード100の蓋体110の溝部120に「ヨコ」
に保持した状態で、キーボード100を使用する。PH
S200は、受信部230で赤外線信号を受信し得る状
態で、キーボード100より送信コードが送られてくる
ときキーボード入力状態となる。この状態では、LCD
220における文字表示方向を、設定方向に拘わらず、
「ヨコ」とし、文字表示状態を見やすいものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば携帯電話
機やPHS(PHS:Personal Handyphone System)等
に適用して好適な携帯端末装置に関する。詳しくは、赤
外線で接続されるキーボードの操作によって文字入力を
するモードに切替可能とし、しかもそのモードでは表示
部における文字表示方向が設定方向に拘わらず所定方向
となるように制御することによって、文字入力をキーボ
ードを使用してスムーズに行うことができると共にその
キーボードの接続を容易に行うことができ、さらに表示
方向の設定をすることなく常に見やすい文字表示状態で
キーボードによる文字入力を行うことができるようにし
た携帯端末装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機やPHSでは、音声の他にテ
キストデータの送信も可能になっている。送信すべきテ
キストデータを得るための文字入力は、操作部に配され
た複数のキーを使用して行われている。しかし、上述し
た携帯電話機やPHSの操作部に配されるキーの数は、
小スペース化のために制限されている。したがって、こ
の操作部に配された複数のキーを使用しての文字入力は
操作性が悪く、入力文字数の増加に対応できないもので
あった。
【0003】そこで従来、操作性よく文字入力を行うた
めに、携帯電話機やPHSにポータブルキーボードを接
続し、このポータブルキーボードを使用して文字入力を
することが行われている。このポータブルキーボードか
らはローマ字入力やかな入力が可能であり、文字入力を
スムーズに行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来、携帯電話
機やPHSとポータブルキーボードとの接続はケーブル
を使用して行われるものであって、ポータブルキーボー
ドを使用する際にはその都度ケーブルを接続する必要が
あり、ユーザにとって非常に煩わしいものであった。
【0005】そこで、この発明では、接続が容易なキー
ボードで文字入力を行い得るようにすると共に、表示方
向の設定をすることなく、常に表示部の表示が見やすい
状態でその文字入力を行い得るようにした携帯端末装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯端末
装置は、無線通信を行うための通信機能部と、表示部
と、操作部と、キーボードからのキーコードに係る赤外
線信号を受信する赤外線受信部と、少なくとも操作部の
操作に基づいて通信機能部および表示部の動作を制御す
る動作制御手段と、表示部における文字表示方向を、第
1の方向またはこの第1の方向と直交する第2の方向に
設定する表示方向設定手段と、操作部の操作によって文
字入力をする第1の文字入力モードまたは赤外線受信部
の受信出力によって文字入力をする第2の文字入力モー
ドで動作をする文字入力手段と、文字入力手段における
動作モードを切り替えるモード切替手段と、モード切替
手段で文字入力手段の動作モードを第2の文字入力モー
ドに切り替えるとき、表示方向設定手段による設定に拘
わらず、文字表示方向を第2の方向となるように制御す
る表示方向制御手段とを備えるものである。
【0007】この発明において、キーボードからのキー
コードに係る赤外線信号が携帯端末装置の赤外線受信部
で受信される。この携帯端末装置の赤外線受信部は、例
えば操作部の操作によって赤外線信号を受信し得る状態
に設定される。このように設定により初めて赤外線信号
を受信し得る状態とすることで、必要時にのみ赤外線受
信部を動作させることができ電力消費を軽減できる。
【0008】文字入力手段の動作モードが第2の文字入
力モードに切り替えられている場合、赤外線受信部の受
信出力によって文字入力が行われる。つまり、第2の文
字入力モードでは、キーボードを使用して文字入力を行
うことが可能となる。例えば、キーボードからの特定の
キーコードに係る赤外線信号が赤外線受信部で受信され
たとき、第2の文字入力モードに切り替えられる。
【0009】このようにキーボードによって文字入力を
行う場合、携帯端末装置は、その赤外線受信部でキーボ
ードからのキーコードに係る赤外線信号を受信し得るよ
うに、例えばキーボードに保持される。上述したように
キーボードからの特定のキーコードに係る赤外線信号が
赤外線受信部で受信されたとき第2の文字入力モードに
切り替えられる構成とすることで、赤外線信号を正しく
受信し得る保持状態で第2の文字入力モードに切り替え
ることができる。
【0010】また、第2の文字入力モードに切り替えら
れるとき、文字表示方向の設定に拘わらず、表示部の文
字表示方向は第2の方向とされる。例えば、携帯端末装
置がキーボードに「ヨコ」に保持される場合、この第2
の表示方向は「ヨコ」である。このように第2の文字入
力モードに切り替えられるとき、表示部の文字表示方向
が自動的に第2の方向とされることで、ユーザの文字表
示方向の設定操作が不要となる。
【0011】また、携帯端末装置が第2の文字入力モー
ドにあって、赤外線受信部でキーボードからのキーコー
ドに係る赤外線信号を所定時間受信しない場合、あるい
は操作部の操作がある場合は、第1の文字入力モードに
自動的に切り替えられる。これらの場合には、キーボー
ドの操作による文字入力操作が終了または不要となった
と考えられるからである。このように自動的に切り替え
られることで、ユーザの切り替えの手間を省くことがで
きる。このように第1の文字入力モードに切り替えられ
るとき、表示部における文字表示方向は元の状態に戻さ
れる。これにより、ユーザは文字表示方向を元に戻す手
間を省くことができる。
【0012】上述したように、携帯端末装置における文
字入力が、自己の操作部の操作の他に、キーボードの操
作でも可能であることから、ローマ字入力やかな入力が
可能となり、文字入力をスムーズに行うことが可能とな
る。また、携帯端末装置に赤外線でキーボードを接続す
るものであることから、ケーブルによって接続するもの
と比べて、接続を容易に行うことができ、ユーザの接続
の煩わしさが軽減される。さらに、キーボードの操作で
文字入力を行う第2の文字入力モードでは、表示部にお
ける文字表示方向が設定方向に拘わらず所定方向となる
ように制御されるものであり、ユーザは、表示方向の設
定をすることなく、常に見やすい文字表示状態でキーボ
ードによる文字入力を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。
【0014】図1は、携帯端末装置としてのPHS20
0と、このPHS200に接続されて使用されるポータ
ブルキーボード100の概観を示している。
【0015】ポータブルキーボード100は、例えば1
60×100×15mm程度の筐体101を有している。
この筐体101の内部後方には、図示せずも、バッテリ
ー等が装着されるバッテリーボックスが設けられてい
る。筐体101の上面には、図2に示すように、フルキ
ーボードを構成する複数個の入力キーからなる入力キー
群103が配設されている。なお、「送信」キーは、後
述するように、ポータブルキーボード100による文字
入力や指示入力の操作を可能とするキーボード入力状態
とする際にも使用される。
【0016】この入力キー群103の近傍には、赤外線
通信のための赤外線送信部109が設けられている。こ
の赤外線送信部109からは、押圧された入力キーに対
応するキーコードを含むキーボードデータで変調された
赤外線信号が出力されるようになされている。
【0017】図3は、キーボードデータの送信フォーマ
ットを示している。1つのキー入力に対するキーボード
データは、21ビットのヘッダと、2ビットのダミース
トップビットと、それぞれ同一のキーコード(データ)
を含む3ワードのデータとからなっている。また、1ワ
ードのデータは11ビットであり、各ワードは1ビット
のスタートビット、8ビットのキーコードおよび2ビッ
トのストップビットで構成されている。PHS200で
は、上述したキーボードデータを受信するとき、3ワー
ド中2ワードが一致すれば有効データとする。なお、ボ
ーレートは、例えば500bpsとされている。
【0018】また、図1に戻って、入力キー群103お
よび赤外線送信部109を覆うように蓋体110が配置
されており、この蓋体110はヒンジ部材114を介し
て筐体101に取り付けられている。これにより、蓋体
110は筐体101の上面に対して開閉自在となり、閉
状態のときに入力キー群103および赤外線送信部10
9を覆い、開状態のときに入力キー群103および赤外
線送信部109を露出させる。蓋体110には係合部1
31と、この係合部131が係合されることで蓋体11
0の閉状態が保持されると共に、押下することでその係
合が解除されるロック部132とが設けられている。
【0019】ここで、蓋体110を閉じた状態において
入力キー群103に対向する蓋体110の面を裏面とす
ると、この裏面には溝部120が設けられており、この
溝部120は、例えばPHS200が所定の圧力をもっ
てはめ込まれる形状およびサイズとなされている。
【0020】PHS200は、通信機能および表示機能
を有する簡易型携帯電話機であり、前面に操作部として
の入力キー部210が設けられている。この入力キー部
210には、図示せずも、発呼を指示したり、着信時に
応答するための通話キー、通話を終了する終話キー、電
話番号や文字を入力するためのキー、電話帳データを検
索するためのキー等が配されている。
【0021】この入力キー部210の上方には表示部と
してのLCD(Liquid Crystal Display)220が設け
られており、入力キー部210またはキーボード100
の操作で入力された情報や通信サービスで受信した情報
等が表示される。
【0022】また、PHS200には、その側面に、上
述したポータブルキーボード100からの赤外線信号を
受信するための赤外線受信部230が設けられている。
この赤外線受信部230は、PHS200が、ポータブ
ルキーボード100の蓋体110の裏面に設けられてい
る溝部120に嵌め込まれて保持された状態で、ポータ
ブルキーボード100の赤外線送信部109に対向する
位置に設けられている。
【0023】図4は、ポータブルキーボード100の蓋
体110の溝部120にPHS200がはめ込まれて保
持された状態(使用状態)を示しており、このような状
態でポータブルキーボード100の操作による文字入力
や指示入力が行われる。この場合、PHS200は、
「ヨコ」にした状態となる。
【0024】図5は、ポータブルキーボード100およ
びPHS200の回路構成を示している。
【0025】ポータブルキーボード100の構成を説明
する。このキーボード100は、CPU(Central Proc
essing Unit)を備え、キーボード全体の動作を制御す
る制御部141と、ユーザが文字入力や指示入力の操作
を行うための上述した入力キー群103と、ROM(re
ad only memory)142と、RAM(random accessmem
ory)143と、赤外線信号を送信する赤外線送信部1
09とを有している。
【0026】これら入力キー群103、ROM142、
RAM143および赤外線送信部109は、それぞれ制
御部141に接続されている。ROM142には、制御
部141で実行されるプログラム等が格納されており、
RAM143は、制御部141の制御に伴って生成され
るデータを格納したり、ワーキングエリアとして用いら
れる。
【0027】このキーボード100において、ユーザに
よって入力キー群103の所定キーの押し下げがある
と、制御部141はその所定キーに対応したキーコード
を含むキーボードデータ(図3参照)を生成し、そのキ
ーボードデータを赤外線送信部109に供給する。そし
て、この赤外線送信部109は、そのキーボードデータ
で変調された赤外線信号SIRを出力する。
【0028】PHS200の構成を説明する。このPH
S200はマイクロコンピュータを有し、システム全体
の動作を制御するための制御部241と、送受信用のア
ンテナ242と、無線部243と、通信制御部244
と、音声処理部245と、受話器としてのスピーカ24
6と、送話器としてのマイクロホン247とを有してい
る。
【0029】無線部243は、図示せずも、受信部およ
び送信部からなる周波数変換部と、受信部および送信部
からなるモデムとから構成されている。
【0030】周波数変換部の受信部は、送信/受信を振
り分けるアンテナスイッチを介して入力される、アンテ
ナ242で受信された信号を、PLLシンセサイザから
出力される所定周波数の局部発振信号と混合することに
より、1.9GHz帯から1MHz帯付近の中間周波
(IF)信号に周波数変換する。また、周波数変換部の
送信部は、後述するモデムから供給されるπ/4QPS
Kの変調波をPLLシンセサイザから出力される所定周
波数の局部発振信号と混合することにより、1.9GH
z帯に周波数変換し、アンテナスイッチを介してアンテ
ナ242から送信する。
【0031】モデムの受信部は、周波数変換部からのI
F信号を復調し、IQデータに分離してデータ列とし、
通信制御部244に送出する。また、モデムの送信部
は、通信制御部244から供給されるデータからIQデ
ータを作成して、π/4QPSKの変調をして、無線部
243の周波数変換部に送出する。
【0032】通信制御部244は、受信側および送信側
で構成されており、フレーム同期およびスロットのデー
タフォーマット処理をする。受信側は、無線部243の
モデムより供給される受信データから所定のタイミング
で1スロット分のデータを取り出し、このデータの中か
らユニークワード(同期信号)を抽出してフレーム同期
信号を生成し、かつデータのスクランブルを解除した
後、音声データを音声処理部245に送出し、制御デー
タやテキストデータ、画像データを制御部241に送出
する。また、送信側は、音声処理部245から供給され
る音声データや、制御部241から供給される制御デー
タ、さらに制御部241から供給されるテキストデータ
等に対してスクランブルを施した後にユニークワード
(同期信号)を付加して、1スロット分の送信データを
作成し、所定タイミングでフレーム内の所定スロットに
挿入して無線部243のモデムに送出する。
【0033】音声処理部245は、音声コーデックおよ
びPCMコーデックで構成されている。音声コーデック
は、ディジタルデータの圧縮/伸張処理を行うものであ
り、受信側および送信側で構成されている。受信側は、
通信制御部244から供給されるADPCM音声信号
(4ビット×8kHz=32kbps)をPCM音声信
号(8ビット×8kHz=64kbps)に復号化する
ことにより伸張してPCMコーデックに送出する。送信
側は、PCMコーデックから供給されるPCM音声信号
をADPCM音声信号に符号化することにより圧縮して
通信制御部244に送出する。
【0034】PCMコーデックは、アナログ/ディジタ
ル変換処理を行うものであり、受信側および送信側で構
成されている。受信側は、音声コーデックから供給され
るPCM音声信号をD/A(digital-to-analog)変換
によりアナログ信号に変換し、スピーカ246に供給す
る。送信側は、マイクロホン247から入力されたアナ
ログ音声信号をA/D(analog-to-digital)変換によ
りPCM音声信号に変換し、音声コーデックに送出す
る。
【0035】また、PHS200は、ユーザが各種のキ
ー操作を行うための上述した入力キー部210と、表示
部としての上述したLCD220と、不揮発性メモリ2
51と、ROM252およびRAM253とを有してい
る。これら、入力キー部210、LCD220、不揮発
性メモリ251、ROM252およびRAM253は、
それぞれ制御部241に接続されている。
【0036】不揮発性メモリ251には、電話帳データ
や、「データ」の通信サービスで送受信するテキストデ
ータ等が記憶される。ROM252には、制御部241
で実行されるプログラムや、テキストデータをフォント
データに変換するための変換テーブル、種々のパラメー
タ等が格納されている。RAM253は、制御部241
の制御に伴って生成されるデータを格納したり、ワーキ
ングエリアとして用いられる。
【0037】また、PHS200は、キーボード100
からの赤外線信号を受信する赤外線受信部230を有し
ている。この赤外線受信部230は、制御部241に接
続されている。赤外線受信部230は、キーボード10
0からの赤外線信号を受信するときは、キーボードデー
タを制御部241に供給する。制御部241は、キーボ
ードデータの3ワード中2ワードが一致すれば有効デー
タと認識する。
【0038】PHS200の動作を説明する。PHS2
00は、電源オン時には、制御チャネルとの同期がはず
れた状態にあるので、基地局より送信される制御チャネ
ルを受信して制御チャネルとの同期確立が行われる。こ
の場合、利用可能な基地局の制御チャネルを順次受信
し、受信信号強度(RSSI:Receive Signal Strengt
h Indicate)が選択レベル以上で、かつ最大レベルの制
御チャネルが選択され、その制御チャネルとの同期確立
が行われる。そして、その後に、同期確立が行われた制
御チャネルにいるという位置登録が行われる。この位置
登録は通話チャネルを使用して行われる。位置登録が終
了した後は、同期確立が行われた制御チャネルの受信状
態に戻って待ち受け状態となる。
【0039】「音声」または「データ」の通信サービス
による通信を行う場合の動作について説明する。
【0040】例えば、PHS200において、入力キー
部210またはキーボード100の入力キー群103の
キー操作で、相手側の電話番号を入力し、あるいは電話
帳データを検索した後に通話キーを操作すると、発呼処
理が行われる。この発呼処理では、制御部241より制
御データとして相手側の電話番号データ等が通信制御部
244に供給されて制御チャネルで基地局に送信され
る。そして周知のように、リンクチャネルの確立、呼設
定の動作が行われた後に、相手側との回線接続が行われ
て通信可能状態に移行する。
【0041】また、制御チャネルを使用して基地局より
制御データとして呼出データが送信され、この呼出デー
タが通信制御部244より制御部241に供給されて着
信が検出されると、着呼処理が行われる。この着呼処理
では、周知のように、リンクチャネルの確立、呼設定の
動作が行われた後に、通話キーの操作による応答がなさ
れることで、相手側との回線接続が行われて通信可能状
態に移行する。通信は基地局より通知された通話チャネ
ルを使用して行われる。
【0042】通信サービスとして、「音声」を選択する
か、「データ」を選択するかは、発呼時の設定によって
決まる。
【0043】通信サービスが「音声」である場合の送受
信について説明する。通話チャネルで送信されてきたA
DPCM音声信号は通信制御部244より出力される。
そして、このADPCM音声信号は、音声処理部245
でPCM音声信号に変換され、さらにアナログ音声信号
に変換された後に、スピーカ246に供給される。これ
により、スピーカ246より受話音が出力される。一
方、マイクロホン247からのアナログ音声信号は、音
声処理部245でPCM音声信号に変換され、さらにA
DPCM音声信号に変換された後に、通信制御部244
に供給され、通話チャネルで相手側に送信される。
【0044】通信サービスが「データ」である場合のテ
キストデータの送受信について説明する。
【0045】通話チャネルで送信されてきたテキストデ
ータは、通信制御部244より制御部241を介して不
揮発性メモリ251に記憶される。上述したように、R
OM252にテキストデータからフォントデータに変換
するためのテーブルを備えており、表示部LCD220
にテキストデータによるテキストが表示される。
【0046】また、ユーザが入力キー部210による文
字入力操作、あるいはキーボード100の入力キー群1
03による文字入力操作で入力した送信用のテキストデ
ータは、制御部241を介して不揮発性メモリ251に
記憶される。この場合、LCD220には、この送信用
のテキストデータによるテキストが表示される。この状
態で、送信操作があると、制御部241の制御によっ
て、不揮発性メモリ251より上述の送信用のテキスト
データが読み出され、このテキストデータが通信制御部
244に供給される。これにより、テキストデータが通
話チャネルで相手側に送信される。
【0047】なお、本実施の形態において、ポータブル
キーボード100による文字入力や指示入力を行う場合
は、PHS200のキーボード機能をオンとする必要が
ある。図6は、キーボード機能のオン・オフ設定に係る
制御部241の制御動作を示している。
【0048】まず、ステップST1で、入力キー部21
0の「#」キーの長押し(例えば1秒以上の押し下げ継
続)があるか否かを判定する。長押しがあると判定する
ときは、ステップST2で、キーボード機能がオン、オ
フのいずれかに設定されているかを判定する。キーボー
ド機能がオンに設定されているときは、ステップST3
で、そのキーボード機能をオフに設定し直してステップ
ST1に戻り、一方キーボード機能がオフに設定されて
いるときは、ステップST4で、そのキーボード機能を
オンに設定し直してステップST1に戻る。このよう
に、入力キー部210の「#」キーの長押しをする毎
に、キーボード機能はオンまたはオフに交互に設定され
ることとなる。なお、「#」キーの長押しの代わりに、
他のキーを操作する構成としてもよい。
【0049】上述したようにPHS200のキーボード
機能をオンとすることで、キーボード100による文字
入力や指示入力が可能となる。図7は、キーボード機能
がオンとされている状態における制御部241の制御動
作を示している。
【0050】まず、ステップST11で、赤外線受信部
230を間欠受信状態とする。例えば、受信状態(8m
s)と非受信状態(8ms)とを交互に繰り返す状態と
する。このように間欠受信状態とすることで、赤外線受
信部230における電力消費を軽減できる。なお、この
ように間欠受信状態で、図3に示すキーボードデータフ
ォーマットにおけるヘッダ部分が受信される場合には、
連続受信状態となってキーボードデータの全体を受信す
るようになっている。
【0051】そして、ステップST12で、送信コード
を連続7回受信したか否かを判定する。送信コードと
は、キーボード100の入力キー群103の「送信」キ
ー(図2参照)に対応したキーコードである。上述した
ように、1つのキー入力に対して送出されるキーボード
データには同一のキーコードを含むワードが3個ある
が、3ワード中2ワードが一致している有効なキーボー
ドデータを受信して初めて1回受信したこととなる。上
述せずも、入力キー群103の「送信」キーの押し下げ
を継続することで、その「送信」キーに係るキーボード
データが連続して送出される。なお、連続受信の回数は
7回でなくてもよい。
【0052】ステップST12で、送信コードを連続7
回受信したと判定するときは、ステップST13に進
む。このステップST13では、キーボード100の入
力キー群103の操作で文字入力や指示入力を行うこと
ができるキーボード入力状態とする。このキーボード入
力状態とするとき、文字入力モードを、第1の文字入力
モードから第2の文字入力モードに切り替える。第1の
文字入力モードは、入力キー部210の操作によって文
字入力をするモードである。一方、第2の文字入力モー
ドは、キーボード100の入力キー群103の操作によ
って文字入力をするモードである。第2の文字入力モー
ドではローマ字入力やかな入力が可能であるが、第1の
文字入力モードではローマ字入力やかな入力は不可能で
ある。
【0053】また、ステップST13では、キーボード
入力状態とするとき、音声処理部245を介してスピー
カ246に成功音の音声信号を供給し、スピーカ246
より例えば2秒間成功音を出力する。さらに、ステップ
ST13では、図示せずも、LCD220にキーボード
入力状態である旨を文字またはマークによって表示す
る。これら成功音や表示によって、ユーザはキーボード
100の入力キー群103による文字入力や指示入力が
可能になったことを容易に認識できる。
【0054】上述したように、キーボード100による
操作を行う場合、PHS200は、その赤外線受信部2
30でキーボード100からのキーコードに係る赤外線
信号SIRを受信し得るように、キーボード100の蓋
体110の裏面の溝部120にはめ込まれて保持され
る。上述したようにキーボード100からの送信コード
が受信されたときキーボード入力状態にすることで、赤
外線信号を正しく受信し得る保持状態でキーボード入力
状態とすることができる。
【0055】次に、ステップST14で、文字表示方向
が「タテ」に設定されているか否かを判定する。文字表
示方向とは、LCD220に表示される文字の表示方向
である。上述せずも、この文字表示方向は、例えば入力
キー部210の操作によって、「タテ」(図4のa方
向)および「ヨコ」(図4のb方向)に任意に設定でき
る。キーボード100による操作を行う場合であって、
図4に示すように、PHS200をキーボード100の
蓋体110の裏面の溝部120に「ヨコ」に保持する場
合には、文字表示方向を「ヨコ」にした方が見やすくな
る。
【0056】そのため、ステップST14で、文字表示
方向が「タテ」に設定されているときは、ステップST
15で、文字表示方向を「ヨコ」に設定して、ステップ
ST16に進む。このように、文字表示方向を自動的に
「ヨコ」に設定することで、ユーザの設定手間を省くこ
とができる。一方、ステップST14で、文字表示方向
が「ヨコ」に設定されているときは、直ちにステップS
T16に進む。
【0057】ステップST16では、所定時間、例えば
10分のタイマを起動する。そして、ステップST17
で、キーボード100からのキーコードを受信したか否
かを判定し、ステップST18で、所定時間が経過して
タイムアウトとなったか否かを判定し、ステップST1
9で、入力キー部210のキーの押し下げがあるか否か
を判定する。
【0058】ステップST17で、キーコードを受信し
たときは、ステップST20で、そのキーコードに該当
する処理をして、ステップST17に戻る。ステップS
T18で、タイムアウトとなったとき、あるいはステッ
プST19で、キーの押し下げがあったときは、ステッ
プST21に進む。
【0059】このステップST21では、キーボード入
力状態を解除する。キーボード100からのキーコード
を所定時間受信しない場合、あるいは入力キー部210
の操作がある場合には、キーボード100による操作が
終了または不要となったと考えられるからである。この
ように自動的にキーボード入力状態を解除することで、
ユーザの解除手間を省くことができる。
【0060】また、キーボード入力状態を解除すると
き、文字入力モードを、第2の文字入力モードから第1
の文字入力モードに切り替える。これにより、キーボー
ド100の操作による文字入力や指示入力は不可能とな
る。またこのとき、LCD220に表示されていたキー
ボード入力状態にある旨の表示を消去する。
【0061】次に、ステップST22で、上述のステッ
プST15で文字表示方向を「ヨコ」に設定していたか
否かを判定する。ステップST15で文字表示方向を
「ヨコ」に設定していたときは、ステップST23で、
文字表示方向を「タテ」に設定し直して元に戻し、その
後にステップST12に戻る。これにより、ユーザは文
字表示方向を元に戻す手間を省くことができる。一方、
ステップST15で文字表示方向を「ヨコ」に設定して
いないときは、直ちにステップST12に戻る。ステッ
プST12に戻った後には、上述したようにキーボード
入力状態とするか否かの判定を再び行うこととなる。
【0062】上述したように本実施の形態においては、
PHS200における文字入力を、入力キー部210の
操作で行うことができる他、キーボード入力状態とし
て、ポータブルキーボード100の入力キー群103の
操作で行うことができる。キーボード100による文字
入力では、ローマ字入力やかな入力を行うことができる
ため、文字入力をスムーズに行うことができる。
【0063】また、PHS200に、キーボード100
を赤外線で接続するものであり、ユーザはPHS200
をキーボード100の蓋体110の裏面の溝部120に
はめ込むだけでよく、接続を容易に行うことができる。
【0064】さらに、PHS200がキーボード100
の蓋体110の裏面の溝部120に「ヨコ」に保持され
ており、キーボード100の入力キー群103の操作で
文字入力を行うキーボード入力状態(第2の文字入力モ
ード)では、LCD220における文字表示方向が設定
方向に拘わらず「ヨコ」となるように制御されるもので
あり、ユーザは、表示方向の設定をすることなく、常に
見やすい文字表示状態でキーボード100による文字入
力を行うことができる。
【0065】なお、上述実施の形態においては、携帯端
末装置がPHS200であるものを示したが、この発明
は携帯電話機など、小スペース化の関係からフルキーボ
ードを備えておらず、文字入力の操作性がよくない携帯
端末装置に同様に適用できることは勿論である。
【0066】
【発明の効果】この発明においては、赤外線で接続され
るキーボードの操作によって文字入力をするモードに切
替可能とし、しかもそのモードでは表示部における文字
表示方向が設定方向に拘わらず所定方向となるように制
御するものである。したがって、この発明によれば、文
字入力をキーボードを使用してスムーズに行うことがで
きると共にそのキーボードの接続を容易に行うことがで
き、さらに表示方向の設定をすることなく常に見やすい
文字表示状態でキーボードによる文字入力を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態としてのPHSとポータブルキーボ
ードの概観を示す略線的斜視図である。
【図2】ポータブルキーボードの入力キー群の一例を示
す図である。
【図3】ポータブルキーボードより送出されるキーボー
ドデータの送信フォーマットを示す図である。
【図4】ポータブルキーボードの使用状態を示す略線的
斜視図である。
【図5】ポータブルキーボードおよびPHSの回路構成
を示すブロック図である。
【図6】PHSのキーボード機能のオン・オフ設定にお
ける制御動作を示すフローチャートである。
【図7】PHSのキーボード入力に係る制御動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
100 ポータブルキーボード 101 筐体 103 入力キー群 109 赤外線送信部 110 蓋体 120 溝部 200 PHS 210 入力キー部 220 LCD 230 赤外線送信部 241 制御部 242 送受信アンテナ 243 無線部 244 通信制御部 245 音声処理部 251 不揮発性メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を行うための通信機能部と、 表示部と、 操作部と、 キーボードからのキーコードに係る赤外線信号を受信す
    る赤外線受信部と、 少なくとも上記操作部の操作に基づいて上記通信機能部
    および上記表示部の動作を制御する動作制御手段と、 上記表示部における文字表示方向を、第1の方向または
    この第1の方向と直交する第2の方向に設定する表示方
    向設定手段と、 上記操作部の操作によって文字入力をする第1の文字入
    力モードまたは上記赤外線受信部の受信出力によって文
    字入力をする第2の文字入力モードで動作をする文字入
    力手段と、 上記文字入力手段における動作モードを切り替えるモー
    ド切替手段と、 上記モード切替手段で上記文字入力手段の動作モードを
    上記第2の文字入力モードに切り替えるとき、上記表示
    方向設定手段による設定に拘わらず、上記文字表示方向
    を第2の方向となるように制御する表示方向制御手段と
    を備えることを特徴とする携帯端末装置。
  2. 【請求項2】 上記操作部は、上記赤外線受信部を上記
    赤外線信号を受信し得る状態にするか否かを設定する操
    作手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の
    携帯端末装置。
  3. 【請求項3】 上記モード切替手段は、上記赤外線受信
    部でキーボードからの特定のキーコードに係る上記赤外
    線信号を受信したとき、上記文字入力手段の動作モード
    を上記第2の文字入力モードに切り替えることを特徴と
    する請求項1または2に記載の携帯端末装置。
  4. 【請求項4】 上記モード切替手段は、上記文字入力手
    段の動作モードが上記第2の文字入力モードにあり、か
    つ上記赤外線受信部で上記キーボードからのキーコード
    に係る赤外線信号を所定時間受信しないときは、上記文
    字入力手段の動作モードを上記第1の文字入力モードに
    切り替えることを特徴とする請求項1または3に記載の
    携帯端末装置。
  5. 【請求項5】 上記モード切替手段は、上記文字入力手
    段の動作モードが上記第2の文字入力モードにあり、か
    つ上記操作部の操作があるときは、上記文字入力手段の
    動作モードを上記第1の文字入力モードに切り替えるこ
    とを特徴とする請求項1または3に記載の携帯端末装
    置。
  6. 【請求項6】 上記表示方向制御手段は、上記モード切
    替手段で上記文字入力手段の動作モードを上記第1の文
    字入力モードに切り替えたとき、上記文字表示方向を元
    の状態となるように制御することを特徴とする請求項4
    または5に記載の携帯端末装置。
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