JP2001226752A - 絶縁性等に優れた粉末圧延帯およびその製造方法 - Google Patents

絶縁性等に優れた粉末圧延帯およびその製造方法

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JP2001226752A
JP2001226752A JP2000035435A JP2000035435A JP2001226752A JP 2001226752 A JP2001226752 A JP 2001226752A JP 2000035435 A JP2000035435 A JP 2000035435A JP 2000035435 A JP2000035435 A JP 2000035435A JP 2001226752 A JP2001226752 A JP 2001226752A
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rolled
steel
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Kenji Watabe
部 健 司 渡
Tatsuya Tomioka
岡 達 也 冨
Hiroshi Omori
森 浩 志 大
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電磁鋼板等の鋼帯の表面での絶縁皮膜の密着
性や打抜性をより一層改善した絶縁性等に優れた粉末圧
延帯を提供する。 【解決手段】 珪素鋼組成の電磁鋼粉末を圧延成形して
得た粉末圧延帯の表面に絶縁皮膜を設けた粉末圧延帯で
あり、粉末の圧延成形後または圧延成形体を焼結後、粉
末圧延帯に絶縁皮膜を形成する。また粉末圧延帯の表面
には凹凸が形成され、凹凸のピッチや深さは、粉末粒径
や、粉末圧延成形、焼結条件により調整される。さらに
粉末圧延帯は焼結後の圧延により上記、凹凸を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁性等に優れた
粉末圧延帯およびその製造方法に関し、例えば、電磁鋼
帯(帯状のもののほか板状のものや箔状のものなどをも
含む。)の絶縁性,耐食性,耐熱性,密着性,打抜性,
磁歪特性,占積率等をさらに改善した粉末圧延帯および
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁鋼帯の絶縁性,耐食性,耐熱性,密
着性,打抜性,磁歪特性,占積率等をさらに改善する手
法としては、鋼帯表面に絶縁皮膜を設けるようにしたも
のがある。
【0003】例えば、電磁鋼帯(板)をモータ等の鉄芯
に使用する場合、所定の形状に打抜いた後歪取り焼鈍を
行い、所定枚数積み重ねた状態にして溶接,かしめ,接
着等により固定して積層鉄芯とすることにより使用され
ていた。
【0004】この場合、電磁鋼帯(板)の表面には、電
気絶縁皮膜が形成されているが、このような皮膜は、絶
縁性のほか、耐食性,密着性,耐溶剤性,耐熱性,耐焼
付性,耐油性,焼鈍後のすべり性,打抜性,溶接性,占
積率,スキュー性,自動かしめ性等に優れていることが
要求される。
【0005】従来、この種の電磁鋼帯(板)の絶縁皮膜
としては、無機系のものや、有機系のものや、無機有機
混合系のものなどが使用されてきたが、一般的に、無機
系のものは有機系や無機有機混合系のものに比べて歪取
り焼鈍後のすべり性は優れているものの打抜性が劣って
いるという傾向があり、また、有機系のものでは打抜性
や密着性には優れているものの歪取り焼鈍によって皮膜
が破壊されることにより密着性が悪くなるという傾向が
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような電磁鋼板の
表面に絶縁皮膜を形成する技術としては、数多くのもの
がある(例えば、特開平5−44051号公報,特開平
5−26326号公報,特開平6−65753号公報,
特開平6−145999号公報,特開平6−18476
3号公報,特開平6−184764号公報,特開平7−
41913号公報,特開平7−62551号公報,特開
平7−207424号公報,特開平8−41650号公
報,特開平9−157861号公報,特開平10−17
79号公報,特開平11−12756号公報,特開平1
1−71683号公報など)が、絶縁皮膜の密着性,打
抜性,占積率等をきめ細かに調整することができがたい
という難点があった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、このような従来の課題にかん
がみてなされたものであって、電磁鋼板等の鋼帯の表面
での絶縁皮膜の密着性や打抜性をより一層改善できるよ
うにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる絶縁性等
に優れた粉末圧延帯は、請求項1に記載しているよう
に、鋼粉末を用いた粉末圧延帯の表面に絶縁皮膜が設け
られてなるものとしたことを特徴としている。
【0009】そして、本発明に係わる絶縁性等に優れた
粉末圧延帯においては、請求項2に記載しているよう
に、粉末圧延帯は焼結されてなるものとすることができ
る。
【0010】また、本発明に係わる絶縁性等に優れた粉
末圧延帯においては、請求項3に記載しているように、
鋼粉末は珪素鋼組成の電磁鋼粉末(例えば、Fe−3〜
12重量%Si粉末や、Fe−3〜12重量%Si粉末
となるFe粉末とFe−8〜65重量%Si粉末との混
合粉末)であるものとすることができる。
【0011】本発明に係わる絶縁性等に優れた粉末圧延
帯の製造方法は、請求項4に記載しているように、鋼粉
末を用い圧延成形して得た粉末圧延帯の表面に絶縁皮膜
を設けるようにしたことを特徴としている。
【0012】そして、本発明に係わる絶縁性等に優れた
粉末圧延帯の製造方法においては、請求項5に記載して
いるように、鋼粉末を用い圧延成形して得た粉末圧延帯
を拡散焼結したのちの粉末圧延焼結帯の表面に絶縁皮膜
を設けるようになすことができる。
【0013】また、本発明に係わる絶縁性等に優れた粉
末圧延帯の製造方法においては、請求項6に記載してい
るように、鋼粉末は珪素鋼組成の電磁鋼粉末(例えば、
Fe−3〜12重量%Si粉末や、Fe−3〜12重量
%Si粉末となるFe粉末とFe−8〜65重量%Si
粉末との混合粉末)であるものとすることができる。
【0014】さらにまた、本発明に係わる絶縁性等に優
れた粉末圧延帯の製造方法においては、請求項7に記載
しているように、鋼粉末を用いたことにより粉末圧延帯
の表面に形成された凹凸のピッチを鋼粉末の粒径により
調整するようになすことができる。
【0015】さらにまた、本発明に係わる絶縁性等に優
れた粉末圧延帯の製造方法においては、請求項8に記載
しているように、鋼粉末を用いたことにより粉末圧延焼
結帯の表面に形成された凹凸の深さを粉末圧延時の圧延
率および/または拡散焼結時の焼結温度により調整する
ようになすことができる。
【0016】さらにまた、本発明に係わる絶縁性等に優
れた粉末圧延帯の製造方法においては、請求項9に記載
しているように、粉末圧延帯または粉末圧延焼結帯に冷
間圧延または再結晶温度以下での温間圧延または熱間圧
延等の圧延を行い、鋼粉末を用いたことにより表面に形
成された凹凸の深さを圧延の際の圧延率により調整した
のち圧延成形帯の表面に絶縁皮膜を設けるようになすこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係わる絶縁性等に優れた
粉末圧延帯およびその製造方法は、上述した構成を有す
るものであり、鋼粉末を用い圧延成形して得た粉末圧延
帯の表面、または、鋼粉末を用い圧延成形して得た粉末
圧延帯を拡散焼結したのちの粉末圧延焼結帯の表面に、
絶縁皮膜を設けるようにしたものである。
【0018】この場合、鋼粉末としては、高速度工具鋼
組成のものや、軸受鋼組成のものや、超硬工具鋼組成の
ものや、サーメット組成のものなどが用いられ、そのほ
か、珪素鋼組成の電磁鋼粉末が用いられる。
【0019】この電磁鋼粉末としては、Fe−3重量%
Siや、Fe−4.5重量%Si、磁歪が0であるFe
−6.5重量%Si、Fe−Cr系合金組成等のものが
用いられ、あらかじめ混合したプレミックス粉末や、あ
らかじめ一部を合金化したプレアロイ粉末等を用いるよ
うになすことができ、Fe粉末とFe−8〜65重量%
Si粉末との混合粉末を用いることによって成形性の良
いFe粉末の特長を十分に活用することができるものと
なる。
【0020】このような鋼粉末を用い圧延成形して得ら
れた粉末圧延帯の表面や、粉末圧延帯を拡散焼結(拡散
焼鈍)したのちの粉末圧延焼結帯の表面に設けられる絶
縁皮膜においては、例えば、無機物に属するものとし
て、MgO,SiO,Al,ZrO,SnO
,TiO,CrO,B,MgSiO
を含むスラリー状物質,リン酸およびリン酸塩,クロム
酸およびクロム酸塩,硼酸および硼酸塩等が使用され
る。
【0021】また、有機物に属するものとして、アクリ
ル樹脂,アルキド樹脂,フェノール樹脂,エポキシ樹
脂,メラミン樹脂,シリコーン樹脂,アミノ樹脂,スチ
レン樹脂,エチレン樹脂,塩化ビニル樹脂,酢酸ビニル
樹脂,イソシアネート樹脂,ポリエステル,ポリアミ
ド,ポリスチレン,ポリプロピレン,ポリカーボネー
ト,ポリウレタン等が用いられる。
【0022】さらにまた、これら無機物と有機物との混
合物やこれらを二層構造としたものなども使用される。
【0023】そして、鋼粉末を用いたことにより粉末圧
延帯の表面に凹凸が形成されるが、この凹凸のピッチは
鋼粉末の粒径を選定することにより調整するようになす
ことができる。
【0024】さらに、鋼粉末を用いたことにより粉末圧
延帯の表面に凹凸が形成されるが、この凹凸の深さは粉
末圧延帯に対する粉末圧延時の圧延率や粉末圧延帯に対
する拡散焼結(拡散焼鈍)時の焼結温度を選定すること
により調整するようになすことができる。
【0025】そしてまた、粉末圧延帯は粉末圧延焼結体
に冷間圧延または再結晶温度以下での温間圧延または熱
間圧延等の圧延を行い、鋼粉末を用いたことにより表面
に形成された凹凸の深さを圧延の際の圧下率を選定する
ことにより調整するようになすことができる。
【0026】本発明ではさらに、前記粉末圧延帯の表面
や、粉末圧延焼結帯の表面や、冷間等の圧延成形帯の表
面に、絶縁皮膜を設けるようにしているが、この場合の
絶縁皮膜としては前述した種々のものの中から適宜選定
して単層ないしは複層とした状態で設けるようになすこ
とができる。
【0027】このように、絶縁皮膜は単層のものに限定
されず、例えば、粉末圧延帯がFe−3%Si電磁鋼帯
である場合に下層としてフォルステライト(MgSi
)のごときMg−Si複合酸化物を形成し、上層と
してCr酸化物+エポキシ樹脂層を形成するようにして
もよい。
【0028】このような絶縁皮膜の形成手法としては、
各種のものがあってとくに限定はされないが、刷毛塗り
法,スプレー塗布法,浸漬法等が採用されうる。
【0029】そして、絶縁皮膜の厚さについては0.5
〜5μm程度とするのが良く、塗布量は0.5〜3.0
g/m程度とするのが良いが、塗装手法や皮膜の種
類,層数などにより適宜選定することが望ましい。
【0030】このようにして得られた絶縁皮膜を設けた
粉末圧延帯においては、鋼粉末を用いたことにより粉末
圧延帯や粉末圧延焼結帯ならびに冷間等の圧延成形帯の
表面に凹凸が形成されているため、鋼帯表面への絶縁皮
膜の密着性が著しく良好なものとなる。
【0031】そして、このような粉末圧延帯において
は、絶縁皮膜の形成によって、その絶縁性が良好なもの
となり、焼鈍後のすべり性,打抜き性も改善されたもの
となり、耐食性,耐油性,耐溶剤性,防錆性等もさらに
向上したものとなり、素材が電磁粉末である場合には絶
縁皮膜による張力によって磁歪が低減されるものとな
る。
【0032】そして、電磁鋼粉末がFe−6.5重量%
Si鋼である場合には、磁歪が0であるため絶縁皮膜で
張力を打ち消す磁歪対策を行う必要がないことから、高
張力皮膜を設ける必要性はないものとなる。
【0033】さらにまた、溶接に際しては、粉末圧延帯
や粉末圧延焼結帯や冷間等の圧延成形帯の表面に、鋼粉
末を用いたことにより凹凸が形成されているため、溶接
の際に絶縁皮膜を構成する有機物質等が気化してガスを
発生したとしても、このガスは鋼帯表面(絶縁皮膜下
面)の凹凸部分より逃げることとなるため、ふくれや剥
離などの不具合を生じることがなくなることから、溶接
性が著しく改善されたものとなり、その結果、電磁鋼板
等を積み重ねた際の占積率がさらに向上したものとな
る。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例と比較例について詳細
に説明するが、本発明はこのような実施例のみに限定さ
れないことはいうまでもない。
【0035】粉末圧延焼結帯は2種類の粉末を素材とす
ることとし、Fe−3.5重量%Si粉末とFe−6.
5重量%Siを作製した。
【0036】まず、粉末をホッパの上部から投入すると
共にホッパの底部から順次流出させて粉末圧延すること
により粉末圧延帯を形成したのち、温度700℃で一時
焼結し、次いで1300℃で二次再焼結した。さらに、
冷間圧延,温間圧延,熱間圧延を適宜組み合わせて表1
に示す表面粗さを有する板厚0.1mmの粉末圧延焼結
帯を得た。
【0037】
【表1】
【0038】次に、絶縁皮膜を表2に示す内容でロール
コーティング法により塗布した後乾燥・焼付けた。
【0039】また、比較例として、溶解法で作製した板
厚0.1mmのFe−3.5重量%Siの圧延帯とFe
−6.5重量%Siの圧延帯を使用した。
【0040】
【表2】
【0041】これらの実施例と比較例について表3に示
すように各種特性評価を行った。
【0042】なお、表3に示す特性評価において、次の
*印に示す要領で行なった。
【0043】*1:JIS C 2550(1986)
に準拠して測定 *2:180度曲げ加工を施した時に、折り曲げ部の外
側の絶縁皮膜がセロハンテープ剥離テストで剥離しない
最小直径 *3:耐食性は40℃80%RHD×100時間後の発
錆面積率で評価 *4:打抜性はスチールダイス(SKD−1)、クリア
ランス5%でカエリ高さ50μmまで達する打抜回数 テストの上限は実用的な耐用回数である200万回まで
【0044】
【表3】
【0045】表3より明らかなように、本実施例によれ
ば優れた絶縁性,耐食性,密着性,打抜性と高い占積率
を有する粉末帯が得られることが確かめられた。
【0046】
【発明の効果】本発明による絶縁性等に優れた粉末圧延
帯によれば、請求項1に記載しているように、鋼粉末を
用いた粉末圧延帯の表面に絶縁皮膜が設けられてなるも
のとしたから、電磁鋼板等の鋼帯の表面での絶縁皮膜の
密着性や打抜性をより一層改善することができ、絶縁性
等に優れた粉末圧延帯を提供することが可能であるとい
う著しく優れた効果がもたらされる。
【0047】そして、請求項2に記載しているように、
粉末圧延帯は焼結されてなるものとすることによって、
絶縁性等に優れた粉末圧延焼結帯を提供することが可能
であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0048】そしてまた、請求項3に記載しているよう
に、鋼粉末は珪素鋼組成の電磁鋼粉末であるものとする
ことによって、絶縁性等に優れた電磁鋼帯を提供するこ
とが可能であるという著しく優れた効果がもたらされ
る。
【0049】本発明に係わる絶縁性等に優れた粉末圧延
帯の製造方法によれば、請求項4に記載しているよう
に、鋼粉末を用い圧延成形して得た粉末圧延帯の表面に
絶縁皮膜を設けるようにしたから、電磁鋼板等の鋼帯の
表面での絶縁皮膜の密着性や打抜性をより一層改善する
ことができ、絶縁性等に優れた粉末圧延帯を製造するこ
とが可能であるという著しく優れた効果がもたらされ
る。
【0050】そして、請求項5に記載しているように、
鋼粉末を用い圧延成形して得た粉末圧延帯を拡散焼結し
たのちの粉末圧延焼結帯の表面に絶縁皮膜を設けるよう
になすことによって、絶縁性等に優れた粉末圧延焼結帯
を製造することが可能であるという著しく優れた効果が
もたらされる。
【0051】そしてまた、請求項6に記載しているよう
に、鋼粉末は珪素鋼組成の電磁鋼粉末であるものとする
ことによって、絶縁性等に優れた電磁鋼帯を製造するこ
とが可能であるという著しく優れた効果がもたらされ
る。
【0052】さらに、請求項7に記載しているように、
鋼粉末を用いたことにより粉末圧延帯の表面に形成され
た凹凸のピッチを鋼粉末の粒径により調整するようにな
すことによって、表面に形成された凹凸のピッチをコン
トロ−ルした絶縁性等に優れた粉末圧延帯を製造するこ
とが可能であるという著しく優れた効果がもたらされ
る。
【0053】さらにまた、請求項8に記載しているよう
に、鋼粉末を用いたことにより粉末圧延焼結帯の表面に
形成された凹凸の深さを粉末圧延時の圧延率および/ま
たは拡散焼結時の焼結温度により調整するようになすこ
とによって、表面に形成された凹凸の深さをコントロー
ルした絶縁性等に優れた粉末圧延帯を製造することが可
能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0054】さらにまた、請求項9に記載しているよう
に、粉末圧延帯または粉末圧延焼結帯に圧延を行い、鋼
粉末を用いたことにより表面に形成された凹凸の深さを
圧延の際の圧延率により調整したのち圧延成形帯の表面
に絶縁皮膜を設けるようになすことによって、表面に形
成された凹凸の深さをコントロ−ルした絶縁性等に優れ
た粉末圧延帯を製造することが可能であるという著しく
優れた効果がもたらされる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 33/02 C22C 33/02 M Fターム(参考) 4K018 AA26 BA15 BA16 CA37 FA01 FA24 FA25 HA08 JA02 KA43

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼粉末を用いた粉末圧延帯の表面に絶縁
    皮膜が設けられてなることを特徴とする絶縁性等に優れ
    た粉末圧延帯。
  2. 【請求項2】 粉末圧延帯は焼結されてなることを特徴
    とする請求項1に記載の絶縁性等に優れた粉末圧延帯。
  3. 【請求項3】 鋼粉末は珪素鋼組成の電磁鋼粉末である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の絶縁性等に
    優れた粉末圧延帯。
  4. 【請求項4】 鋼粉末を用い圧延成形して得た粉末圧延
    帯の表面に絶縁皮膜を設けることを特徴とする絶縁性等
    に優れた粉末圧延帯の製造方法。
  5. 【請求項5】 鋼粉末を用い圧延成形して得た粉末圧延
    帯を拡散焼結したのちの粉末圧延焼結帯の表面に絶縁皮
    膜を設けることを特徴とする請求項4に記載の絶縁性等
    に優れた粉末圧延帯の製造方法。
  6. 【請求項6】 鋼粉末は珪素鋼組成の電磁鋼粉末である
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の絶縁性等に
    優れた粉末圧延帯の製造方法。
  7. 【請求項7】 鋼粉末を用いたことにより粉末圧延帯の
    表面に形成された凹凸のピッチを鋼粉末の粒径により調
    整することを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに
    記載の絶縁性等に優れた粉末圧延帯の製造方法。
  8. 【請求項8】 鋼粉末を用いたことにより粉末圧延焼結
    帯の表面に形成された凹凸の深さを粉末圧延時の圧延率
    および/または拡散焼結時の焼結温度により調整するこ
    とを特徴とする請求項4ないし7のいずれかに記載の絶
    縁性等に優れた粉末圧延帯の製造方法。
  9. 【請求項9】 粉末圧延帯または粉末圧延焼結帯に圧延
    を行い、鋼粉末を用いたことにより表面に形成された凹
    凸の深さを圧延の際の圧延率により調整したのち圧延成
    形帯の表面に絶縁皮膜を設けることを特徴とする請求項
    4ないし8のいずれかに記載の絶縁性等に優れた粉末圧
    延帯の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108393496A (zh) * 2017-02-05 2018-08-14 鞍钢股份有限公司 一种高硅硅钢薄带的制备方法

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CN108393496A (zh) * 2017-02-05 2018-08-14 鞍钢股份有限公司 一种高硅硅钢薄带的制备方法

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