JP2001225864A - エンボスキャリアテープ - Google Patents
エンボスキャリアテープInfo
- Publication number
- JP2001225864A JP2001225864A JP2000036072A JP2000036072A JP2001225864A JP 2001225864 A JP2001225864 A JP 2001225864A JP 2000036072 A JP2000036072 A JP 2000036072A JP 2000036072 A JP2000036072 A JP 2000036072A JP 2001225864 A JP2001225864 A JP 2001225864A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- embossed
- carrier tape
- embossed portion
- tape
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンボス部の変形、特に底面のたわみを抑制
し、移送中の振動や落下の衝撃が加わった際に、エンボ
ス部の底面が電子部品の電極端子と接触せず、電極の汚
染を防止することができ、剛性かつ平滑性を有するキャ
リアテープの提供にある。 【解決手段】 テープ状基材12の長手方向に電子部品
を収納する略直方体形状のエンボス部14が間隔を隔て
て多数形成され、かつエンボス部14の側壁面下部にエ
ンボス部の底面と鈍角で交差する傾斜面14b2を備え
たエンボスキャリアテープ10において、前記エンボス
部14の底面14cに、底面中央付近から四隅方向へ放
射状に、深さ0.05mm〜0.5mmで、幅がエンボ
ス部の縦横寸法の小さい方の寸法の5%〜30%の溝を
形成した。
し、移送中の振動や落下の衝撃が加わった際に、エンボ
ス部の底面が電子部品の電極端子と接触せず、電極の汚
染を防止することができ、剛性かつ平滑性を有するキャ
リアテープの提供にある。 【解決手段】 テープ状基材12の長手方向に電子部品
を収納する略直方体形状のエンボス部14が間隔を隔て
て多数形成され、かつエンボス部14の側壁面下部にエ
ンボス部の底面と鈍角で交差する傾斜面14b2を備え
たエンボスキャリアテープ10において、前記エンボス
部14の底面14cに、底面中央付近から四隅方向へ放
射状に、深さ0.05mm〜0.5mmで、幅がエンボ
ス部の縦横寸法の小さい方の寸法の5%〜30%の溝を
形成した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子部品、精
密機器部品などの収納に用いるエンボスキャリアテープ
に関し、特にBGA(Ball Glid Array)、LGA(Land G
rid Array)、MCM(Multi Chip Module)等の収納に適
したエンボスキャリアテープに関するものである。
密機器部品などの収納に用いるエンボスキャリアテープ
に関し、特にBGA(Ball Glid Array)、LGA(Land G
rid Array)、MCM(Multi Chip Module)等の収納に適
したエンボスキャリアテープに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、各種電子部品、精密機器部品
などの収納には実装効率がよく取り扱いも容易なエンボ
スキャリアテープ(以下、単にキャリアテープというこ
ともある。)が普及している。キャリアテープは、熱可
塑性樹脂のポリスチレンやポリカーボネート等の樹脂か
らなる長尺のテープ状基材に電子部品等を収納するため
のエンボス部(収納凹部)を真空成形や圧空成形等によ
り一定間隔で多数形成したものである。
などの収納には実装効率がよく取り扱いも容易なエンボ
スキャリアテープ(以下、単にキャリアテープというこ
ともある。)が普及している。キャリアテープは、熱可
塑性樹脂のポリスチレンやポリカーボネート等の樹脂か
らなる長尺のテープ状基材に電子部品等を収納するため
のエンボス部(収納凹部)を真空成形や圧空成形等によ
り一定間隔で多数形成したものである。
【0003】このキャリアテープのエンボス部に電子部
品等を収納して、上側からトップテープ(カバーテー
プ)を貼り付け、リールに巻き付けてロール状にして保
管する。使用時には、先端部から引き出してトップテー
プを剥ぎ取りながら、エンボス部内の電子部品等を真空
吸着等によって取り出し使用箇所へと搬送して使用され
る。
品等を収納して、上側からトップテープ(カバーテー
プ)を貼り付け、リールに巻き付けてロール状にして保
管する。使用時には、先端部から引き出してトップテー
プを剥ぎ取りながら、エンボス部内の電子部品等を真空
吸着等によって取り出し使用箇所へと搬送して使用され
る。
【0004】収納する電子部品のうち、BGA、LG
A、MCM等のIC,LSIチップは実装効率等の見地
から、パッケージ下面に半田バンプした電極端子を設け
たものが多く、一方キャリアテープは静電気発生防止の
ため樹脂素材に炭素等を含ませているので、半田バンプ
がエンボス部の底面と接触すると汚染される恐れがあ
る。汚染はプリント基板への半田付けに際し接触不良を
引き起こす可能性がある。
A、MCM等のIC,LSIチップは実装効率等の見地
から、パッケージ下面に半田バンプした電極端子を設け
たものが多く、一方キャリアテープは静電気発生防止の
ため樹脂素材に炭素等を含ませているので、半田バンプ
がエンボス部の底面と接触すると汚染される恐れがあ
る。汚染はプリント基板への半田付けに際し接触不良を
引き起こす可能性がある。
【0005】そこで、エンボス部の側壁面に棚を設け
て、この棚でチップのパッケージ部分を支持させたり、
あるいは側壁面をテーパ構造にしてパッケージ部分を引
き留めることにより、パッケージ下面の電極端子が接触
しないようにしたキャリアテープが提案されている。
て、この棚でチップのパッケージ部分を支持させたり、
あるいは側壁面をテーパ構造にしてパッケージ部分を引
き留めることにより、パッケージ下面の電極端子が接触
しないようにしたキャリアテープが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な構造にしても、MCMのように、実装面積の比較的大
きな電子部品を収納するエンボス部は、底面の平坦部の
面積も大きくなるためたわみが発生しやすく、キャリア
テープをリールに巻き取った際に、エンボス部が変形し
て電子部品の電極端子と接触する恐れがあり、また移送
中の振動や、落下の衝撃が加わった際にも、底面がたわ
んで底面と電極端子が接触し電極を汚染することがあっ
た。この場合に、エンボス部の深さを深くすれば、この
点は解決できるであろうが、寸法が大きくなり、リール
に巻き取った一定径のキャリアテープでの電子部品等の
収納数が減少し問題がある。また、このような、底面積
の大きなエンボス部を有するキャリアテープを、雌型圧
空成形、雌型真空成形等による金型内の大気を排気しな
がら成形する方法においては、排気がスムーズに行え
ず、金型内にエアー溜まりが残り、エンボス部底面の平
滑性を損なうという問題もあった。
な構造にしても、MCMのように、実装面積の比較的大
きな電子部品を収納するエンボス部は、底面の平坦部の
面積も大きくなるためたわみが発生しやすく、キャリア
テープをリールに巻き取った際に、エンボス部が変形し
て電子部品の電極端子と接触する恐れがあり、また移送
中の振動や、落下の衝撃が加わった際にも、底面がたわ
んで底面と電極端子が接触し電極を汚染することがあっ
た。この場合に、エンボス部の深さを深くすれば、この
点は解決できるであろうが、寸法が大きくなり、リール
に巻き取った一定径のキャリアテープでの電子部品等の
収納数が減少し問題がある。また、このような、底面積
の大きなエンボス部を有するキャリアテープを、雌型圧
空成形、雌型真空成形等による金型内の大気を排気しな
がら成形する方法においては、排気がスムーズに行え
ず、金型内にエアー溜まりが残り、エンボス部底面の平
滑性を損なうという問題もあった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、エンボス部の変形、特に底面のたわみを抑制し、移
送中の振動や落下の衝撃が加わった際に、エンボス部の
底面が電子部品の電極端子と接触せず、電極の汚染を防
止することができ、剛性かつ平滑性を有するキャリアテ
ープの提供を目的としている。
で、エンボス部の変形、特に底面のたわみを抑制し、移
送中の振動や落下の衝撃が加わった際に、エンボス部の
底面が電子部品の電極端子と接触せず、電極の汚染を防
止することができ、剛性かつ平滑性を有するキャリアテ
ープの提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は次のような手段を採用した。請求項1に記
載のエンボスキャリアテープは、テープ状基材の長手方
向に電子部品を収納する略直方体形状のエンボス部が間
隔を隔てて多数形成され、かつエンボス部の側壁面下部
にエンボス部の底面と鈍角で交差する傾斜面を備えたエ
ンボスキャリアテープにおいて、前記エンボス部の底面
に、深さ0.05mm〜0.5mmの溝を設けたことを
特徴としている。
め、本発明は次のような手段を採用した。請求項1に記
載のエンボスキャリアテープは、テープ状基材の長手方
向に電子部品を収納する略直方体形状のエンボス部が間
隔を隔てて多数形成され、かつエンボス部の側壁面下部
にエンボス部の底面と鈍角で交差する傾斜面を備えたエ
ンボスキャリアテープにおいて、前記エンボス部の底面
に、深さ0.05mm〜0.5mmの溝を設けたことを
特徴としている。
【0009】このように構成したので、エンボス部底面
の剛性が高くなり、リールに巻き取った際にエンボス部
の変形を防ぐことができ、また移送中の振動や落下の衝
撃が加わった際にもエンボス部底面のたわみを抑制する
ことができる。
の剛性が高くなり、リールに巻き取った際にエンボス部
の変形を防ぐことができ、また移送中の振動や落下の衝
撃が加わった際にもエンボス部底面のたわみを抑制する
ことができる。
【0010】請求項2に記載のエンボスキャリアテープ
は、請求項1記載の発明において、溝の幅は、エンボス
部の縦横寸法の小さい方の寸法の5%〜30%としたこ
とを特徴としている。
は、請求項1記載の発明において、溝の幅は、エンボス
部の縦横寸法の小さい方の寸法の5%〜30%としたこ
とを特徴としている。
【0011】このように構成したのは、溝幅があまり狭
いと成形品の金型からの離型が悪く、かつ細い溝で底面
の剛性を高めようとすると、溝数を増やす必要があり金
型構造が複雑になる。一方、溝幅を広くしすぎると、た
わみ抑制効果を発揮できないからである。
いと成形品の金型からの離型が悪く、かつ細い溝で底面
の剛性を高めようとすると、溝数を増やす必要があり金
型構造が複雑になる。一方、溝幅を広くしすぎると、た
わみ抑制効果を発揮できないからである。
【0012】請求項3に記載のエンボスキャリアテープ
は、請求項1又は2記載の発明において、溝は、底面中
央付近から四隅方向へ放射状に形成されていることを特
徴としている。
は、請求項1又は2記載の発明において、溝は、底面中
央付近から四隅方向へ放射状に形成されていることを特
徴としている。
【0013】この構成により、底面のねじれに対する剛
性が高くなりエンボス部の変形と底面のたわみを防止す
ることができる。特に、雌型圧空成形や雌型真空成形な
どの金型内の大気を排気しながらテープ状基材にエンボ
ス部を成形する成形方法において、底面積の大きなエン
ボス部を成形する際に、成形時の排気効率を向上させ、
エンボス部底面を平滑にすることができる。
性が高くなりエンボス部の変形と底面のたわみを防止す
ることができる。特に、雌型圧空成形や雌型真空成形な
どの金型内の大気を排気しながらテープ状基材にエンボ
ス部を成形する成形方法において、底面積の大きなエン
ボス部を成形する際に、成形時の排気効率を向上させ、
エンボス部底面を平滑にすることができる。
【0014】請求項4に記載のエンボスキャリアテープ
は、請求項1又は2記載の発明において、溝は、キャリ
アテープ長手方向へ直線的に形成されていることを特徴
としている。
は、請求項1又は2記載の発明において、溝は、キャリ
アテープ長手方向へ直線的に形成されていることを特徴
としている。
【0015】このように構成すると、長手方向の曲げに
対する剛性が高くなり、特に中心径の小さなリールにキ
ャリアテープを巻き取るときにもエンボス部の形状を強
固に保持する。
対する剛性が高くなり、特に中心径の小さなリールにキ
ャリアテープを巻き取るときにもエンボス部の形状を強
固に保持する。
【0016】請求項5に記載のエンボスキャリアテープ
は、請求項1又は2記載の発明において、溝は、中心部
を囲むように略矩形の堀状に形成されていることを特徴
としている。
は、請求項1又は2記載の発明において、溝は、中心部
を囲むように略矩形の堀状に形成されていることを特徴
としている。
【0017】このように構成した場合、溝はエンボス部
の側壁面や四隅と連続せず、底面の中で独立しているの
で、金型の製作が容易であるとともに、棚構造やテーパ
構造、異形状など、エンボス部のデザインに関わらず底
面に剛性を与えることができる。
の側壁面や四隅と連続せず、底面の中で独立しているの
で、金型の製作が容易であるとともに、棚構造やテーパ
構造、異形状など、エンボス部のデザインに関わらず底
面に剛性を与えることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るエ
ンボスキャリアテープの第1の実施の形態を示し、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線による断面
図、(c)は(a)のB−Bによる断面図、(d)は
(c)の丸で囲った部分の拡大図である。キャリアテー
プ10は、熱可塑性樹脂のポリスチレンやポリカーボネ
ート等の樹脂からなる長尺のテープ状基材12に、電子
部品等を収納するためのエンボス部14を真空成形や圧
空成形加工等により一定間隔で多数形成したものであ
る。エンボス部14は、略直方体状で開口部14aの大
きさは内部に収納する電子部品等の平面視形状より若干
大きく、かつ側壁面14bは側壁面上部14b1と側壁
面下部14b2との2面で構成されている。側壁面上部
14b1はエンボス部14の底面14cに対し角度α
(90°〜95°)で傾斜していて、側壁面下部14b
2は底面14cに対し上記角度αよりも大きな鈍角であ
る角度βで底面と交差するように傾斜している。
実施の形態について説明する。図1は、本発明に係るエ
ンボスキャリアテープの第1の実施の形態を示し、
(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線による断面
図、(c)は(a)のB−Bによる断面図、(d)は
(c)の丸で囲った部分の拡大図である。キャリアテー
プ10は、熱可塑性樹脂のポリスチレンやポリカーボネ
ート等の樹脂からなる長尺のテープ状基材12に、電子
部品等を収納するためのエンボス部14を真空成形や圧
空成形加工等により一定間隔で多数形成したものであ
る。エンボス部14は、略直方体状で開口部14aの大
きさは内部に収納する電子部品等の平面視形状より若干
大きく、かつ側壁面14bは側壁面上部14b1と側壁
面下部14b2との2面で構成されている。側壁面上部
14b1はエンボス部14の底面14cに対し角度α
(90°〜95°)で傾斜していて、側壁面下部14b
2は底面14cに対し上記角度αよりも大きな鈍角であ
る角度βで底面と交差するように傾斜している。
【0019】エンボス部14の底面14cには、その中
心部に、収納された電子部品等の有無を検知する検知孔
14c1が設けられており、該検知孔14c1の近傍か
らエンボス部14の四隅に向かって放射状に合計4本の
溝(底面外方向に突出形成された凹部)14c2が設け
られている。この溝14c2の深さdは、d=0.05
mm〜0.5mmの範囲で自由に設定することができ、
また溝14c2の幅wは、エンボス部の縦横寸法の小さ
い方の寸法の5%〜30%の範囲とする。より好ましく
は15%〜20%の範囲である。
心部に、収納された電子部品等の有無を検知する検知孔
14c1が設けられており、該検知孔14c1の近傍か
らエンボス部14の四隅に向かって放射状に合計4本の
溝(底面外方向に突出形成された凹部)14c2が設け
られている。この溝14c2の深さdは、d=0.05
mm〜0.5mmの範囲で自由に設定することができ、
また溝14c2の幅wは、エンボス部の縦横寸法の小さ
い方の寸法の5%〜30%の範囲とする。より好ましく
は15%〜20%の範囲である。
【0020】このキャリアテープ10のエンボス部14
内に電子部品等を収納すると、電子部品等のパッケージ
部分が側壁面下部14b2の面で支持されて位置決めさ
れる。続いて、キャリアテープ10の開口部14aをト
ップテープで貼合して封止しリールに巻き取って保存、
搬送、使用に供することになる。
内に電子部品等を収納すると、電子部品等のパッケージ
部分が側壁面下部14b2の面で支持されて位置決めさ
れる。続いて、キャリアテープ10の開口部14aをト
ップテープで貼合して封止しリールに巻き取って保存、
搬送、使用に供することになる。
【0021】このキャリアテープ10をリールに巻き取
った時に、エンボス部14の底面14cに中心部周辺か
ら四隅方向へ放射状に溝14c2が設けられているの
で、底面のねじれに対する剛性が高くなりエンボス部の
変形と底面のたわみを防止することができる。また、エ
ンボス部の変形、特に底面のたわみを抑制し、移送中の
振動や落下の衝撃が加わった際にも、エンボス部の底面
が電子部品の電極端子と接触せず、電極の汚染を防止す
ることができる。さらに、雌型圧空成形や雌型真空成形
などの金型内の大気を排気しながらテープ状基材にエン
ボス部を成形する成形方法で、底面積の大きなエンボス
部を成形する際に、成形時の排気効率が向上して、エン
ボス部底面を平滑にすることができる。
った時に、エンボス部14の底面14cに中心部周辺か
ら四隅方向へ放射状に溝14c2が設けられているの
で、底面のねじれに対する剛性が高くなりエンボス部の
変形と底面のたわみを防止することができる。また、エ
ンボス部の変形、特に底面のたわみを抑制し、移送中の
振動や落下の衝撃が加わった際にも、エンボス部の底面
が電子部品の電極端子と接触せず、電極の汚染を防止す
ることができる。さらに、雌型圧空成形や雌型真空成形
などの金型内の大気を排気しながらテープ状基材にエン
ボス部を成形する成形方法で、底面積の大きなエンボス
部を成形する際に、成形時の排気効率が向上して、エン
ボス部底面を平滑にすることができる。
【0022】なお、キャリアテープ10の両端側それぞ
れに沿って一定間隔で設けられている多数の孔は、キャ
リアテープ10をリール巻き取る際に利用するととも
に、電子部品取り出しの際にも一定速度でキャリアテー
プ10を送り出すためのスプロケットホール14dであ
る。
れに沿って一定間隔で設けられている多数の孔は、キャ
リアテープ10をリール巻き取る際に利用するととも
に、電子部品取り出しの際にも一定速度でキャリアテー
プ10を送り出すためのスプロケットホール14dであ
る。
【0023】次に、本発明に係るエンボスキャリアテー
プの第2の実施の形態について説明する。図2は、第2
の実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)
のC−C線による断面図、(c)は(a)のD−Dによ
る断面図である。キャリアテープ20は、第1の実施の
形態と同様の材質からなる長尺のテープ状基材22に、
電子部品等を収納するためのエンボス部24を真空成形
や圧空成形加工等により一定間隔で多数形成したもので
ある。エンボス部24の形状は、底面24cを除き、第
1の実施の形態の場合と異ならないので、底面に付いて
のみ説明する。
プの第2の実施の形態について説明する。図2は、第2
の実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)
のC−C線による断面図、(c)は(a)のD−Dによ
る断面図である。キャリアテープ20は、第1の実施の
形態と同様の材質からなる長尺のテープ状基材22に、
電子部品等を収納するためのエンボス部24を真空成形
や圧空成形加工等により一定間隔で多数形成したもので
ある。エンボス部24の形状は、底面24cを除き、第
1の実施の形態の場合と異ならないので、底面に付いて
のみ説明する。
【0024】エンボス部24の底面24cには、その中
心部に、収納された電子部品等の有無を検知する検知孔
24c1が設けられており、該検知孔24c1の周囲を
略矩形に囲むように堀状の溝24c2が設けられてい
る。この溝24c2の深さdは、d=0.05mm〜
0.5mmの範囲で自由に設定することでき、また溝2
4c2の幅wは、エンボス部の縦横寸法の小さい方の寸
法の5%〜30%の範囲とする。より好ましくは15%
〜20%の範囲である。
心部に、収納された電子部品等の有無を検知する検知孔
24c1が設けられており、該検知孔24c1の周囲を
略矩形に囲むように堀状の溝24c2が設けられてい
る。この溝24c2の深さdは、d=0.05mm〜
0.5mmの範囲で自由に設定することでき、また溝2
4c2の幅wは、エンボス部の縦横寸法の小さい方の寸
法の5%〜30%の範囲とする。より好ましくは15%
〜20%の範囲である。
【0025】このキャリアテープ20のエンボス部24
内に電子部品等を収納しトップテープで貼合して封止し
リールに巻き取って保存する。このキャリアテープ20
をリールに巻き取る際に、エンボス部24の底面24c
に堀状の溝24c2が設けられているので、第1の実施
の形態と同様な作用効果を有するとともに、溝24cが
エンボス部24の側壁面や四隅とは連続せず、底面24
cの中で独立しているので、金型の製作が容易であると
ともに、棚構造やテーパ構造、異形状など、エンボス部
24のデザインに関わらず底面24cに剛性を与えるこ
とができる。
内に電子部品等を収納しトップテープで貼合して封止し
リールに巻き取って保存する。このキャリアテープ20
をリールに巻き取る際に、エンボス部24の底面24c
に堀状の溝24c2が設けられているので、第1の実施
の形態と同様な作用効果を有するとともに、溝24cが
エンボス部24の側壁面や四隅とは連続せず、底面24
cの中で独立しているので、金型の製作が容易であると
ともに、棚構造やテーパ構造、異形状など、エンボス部
24のデザインに関わらず底面24cに剛性を与えるこ
とができる。
【0026】続いて、本発明に係るエンボスキャリアテ
ープの第3の実施の形態について説明する。図3は、第
3の実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は
(a)のE−E線による断面図、(c)は(a)のF−
Fによる断面図である。キャリアテープ30は、第1の
実施の形態と同様の材質からなる長尺のテープ状基材3
2に、電子部品等を収納するためのエンボス部34を真
空成形や圧空成形加工等により一定間隔で多数形成した
ものである。エンボス部34の形状は、底面34cを除
き、第1の実施の形態の場合と異ならないので、底面に
付いてのみ説明する。
ープの第3の実施の形態について説明する。図3は、第
3の実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は
(a)のE−E線による断面図、(c)は(a)のF−
Fによる断面図である。キャリアテープ30は、第1の
実施の形態と同様の材質からなる長尺のテープ状基材3
2に、電子部品等を収納するためのエンボス部34を真
空成形や圧空成形加工等により一定間隔で多数形成した
ものである。エンボス部34の形状は、底面34cを除
き、第1の実施の形態の場合と異ならないので、底面に
付いてのみ説明する。
【0027】エンボス部34の底面34cには、その中
心部に、収納された電子部品等の有無を検知する検知孔
34c1が設けられており、該検知孔34c1を挟むよ
うにキャリアテープ長手方向へ2本の平行直線的な溝3
4c2が設けられている。この溝34c2の深さdは、
d=0.05mm〜0.5mmの範囲で自由に設定する
ことでき、また溝34c2の幅wは、エンボス部の縦横
寸法の小さい方の寸法の5%〜30%の範囲とする。よ
り好ましくは15%〜20%の範囲である。
心部に、収納された電子部品等の有無を検知する検知孔
34c1が設けられており、該検知孔34c1を挟むよ
うにキャリアテープ長手方向へ2本の平行直線的な溝3
4c2が設けられている。この溝34c2の深さdは、
d=0.05mm〜0.5mmの範囲で自由に設定する
ことでき、また溝34c2の幅wは、エンボス部の縦横
寸法の小さい方の寸法の5%〜30%の範囲とする。よ
り好ましくは15%〜20%の範囲である。
【0028】このキャリアテープ30のエンボス部34
内に電子部品等を収納しトップテープで貼合して封止し
リールに巻き取って保存する。このキャリアテープ30
をリールに巻き取る際に、エンボス部34の底面34c
にキャリアテープ長手方向へ2本の平行直線的な溝34
c2が設けられているので、第1の実施の形態と同様な
作用効果を有するとともに、長手方向の曲げに対する剛
性が高くなり、特に中心径の小さなリールにキャリアテ
ープを巻き取るときにもエンボス部の形状を強固に保持
する。
内に電子部品等を収納しトップテープで貼合して封止し
リールに巻き取って保存する。このキャリアテープ30
をリールに巻き取る際に、エンボス部34の底面34c
にキャリアテープ長手方向へ2本の平行直線的な溝34
c2が設けられているので、第1の実施の形態と同様な
作用効果を有するとともに、長手方向の曲げに対する剛
性が高くなり、特に中心径の小さなリールにキャリアテ
ープを巻き取るときにもエンボス部の形状を強固に保持
する。
【0029】なお、上記実施の形態において、エンボス
部14,24,34の底面14c、24c、34cの溝
数を第1の実施の形態では、放射状に4本、第2の実施
の形態では堀状に1本、第3の実施の形態では平行直線
状に2本としたが、これらは1例であって、溝数を必要
に応じて変更することが可能である。また、エンボス部
14,24,34の側壁面は、底面に対し鈍角で交差す
るように傾斜した構造であったが、これに限らず側壁面
に棚を形成して、棚の部分で電子部品のパッケージ部分
を支持する、いわゆる棚構造形式のものにも、底面に同
様の溝を設けて、同様の効果を発揮させることができ
る。
部14,24,34の底面14c、24c、34cの溝
数を第1の実施の形態では、放射状に4本、第2の実施
の形態では堀状に1本、第3の実施の形態では平行直線
状に2本としたが、これらは1例であって、溝数を必要
に応じて変更することが可能である。また、エンボス部
14,24,34の側壁面は、底面に対し鈍角で交差す
るように傾斜した構造であったが、これに限らず側壁面
に棚を形成して、棚の部分で電子部品のパッケージ部分
を支持する、いわゆる棚構造形式のものにも、底面に同
様の溝を設けて、同様の効果を発揮させることができ
る。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンボス部の底面に剛性が生じ、リールに巻き取った際
の底面のたわみを抑制し、かつ移送中の振動や落下の衝
撃が加わった際にも、エンボス部の底面が電子部品の電
極端子と接触せず、電極の汚染を防止することが可能と
なり、また成形時の排気がスムーズに行え、金型内にエ
アー溜まりが残らないので底面の平滑性を保つことがで
きる。
エンボス部の底面に剛性が生じ、リールに巻き取った際
の底面のたわみを抑制し、かつ移送中の振動や落下の衝
撃が加わった際にも、エンボス部の底面が電子部品の電
極端子と接触せず、電極の汚染を防止することが可能と
なり、また成形時の排気がスムーズに行え、金型内にエ
アー溜まりが残らないので底面の平滑性を保つことがで
きる。
【図1】本発明に係るエンボスキャリアテープの第1の
実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の
A−A線による断面図、(c)は(a)のB−Bによる
断面図である。
実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の
A−A線による断面図、(c)は(a)のB−Bによる
断面図である。
【図2】本発明に係るエンボスキャリアテープの第2の
実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の
C−C線による断面図、(c)は(a)のD−Dによる
断面図である。
実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の
C−C線による断面図、(c)は(a)のD−Dによる
断面図である。
【図3】本発明に係るエンボスキャリアテープの第3の
実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の
E−E線による断面図、(c)は(a)のF−Fによる
断面図である。
実施の形態を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の
E−E線による断面図、(c)は(a)のF−Fによる
断面図である。
10、20、30 エンボスキャリアテープ 12、22、32 テープ状基材 14、24、34 エンボス部 14c、24c、34c 底面 14c2、24c2、34c2 溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB41 AC04 AC11 AC18 BA02A BB14A BC06A BC07A CA21 CA24 EA06 EA32 EE39 EE46 FA01 FC01 GD03 GD07
Claims (5)
- 【請求項1】 テープ状基材の長手方向に電子部品を収
納する略直方体形状のエンボス部が間隔を隔てて多数形
成され、かつエンボス部の側壁面下部にエンボス部の底
面と鈍角で交差する傾斜面を備えたエンボスキャリアテ
ープにおいて、 前記エンボス部の底面に、深さ0.05mm〜0.5m
mの溝を設けたことを特徴とするエンボスキャリアテー
プ。 - 【請求項2】 前記溝の幅は、エンボス部の縦横寸法の
小さい方の寸法の5%〜30%としたことを特徴とする
請求項1記載のエンボスキャリアテープ。 - 【請求項3】 前記溝は、底面中央付近から四隅方向へ
放射状に形成されていることを特徴とする請求項1又は
2記載のエンボスキャリアテープ。 - 【請求項4】 前記溝は、キャリアテープ長手方向へ直
線的に形成されていることを特徴とする請求項1又は2
記載のエンボスキャリアテープ。 - 【請求項5】 前記溝は、底面中心部を囲む略矩形の堀
状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記
載のエンボスキャリアテープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000036072A JP2001225864A (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | エンボスキャリアテープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000036072A JP2001225864A (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | エンボスキャリアテープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001225864A true JP2001225864A (ja) | 2001-08-21 |
Family
ID=18560164
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000036072A Pending JP2001225864A (ja) | 2000-02-15 | 2000-02-15 | エンボスキャリアテープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001225864A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002019831A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | エンボスキャリアテープ |
US6981595B2 (en) | 2002-05-01 | 2006-01-03 | Entegris, Inc. | Carrier tape for electronic components |
-
2000
- 2000-02-15 JP JP2000036072A patent/JP2001225864A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002019831A (ja) * | 2000-07-11 | 2002-01-23 | Oki Electric Ind Co Ltd | エンボスキャリアテープ |
US6981595B2 (en) | 2002-05-01 | 2006-01-03 | Entegris, Inc. | Carrier tape for electronic components |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5791486A (en) | Integrated circuit tray with self aligning pocket | |
US20060118458A1 (en) | Carrier tape for electronic components | |
JPS5848425B2 (ja) | 電子部品の包装方法 | |
US7143896B2 (en) | Embossed carrier tape for electronic devices | |
KR100536450B1 (ko) | 소형 물품 수납용 캐리어 테이프 및 그 캐리어 테이프를사용한 소형 물품 수납 장치 | |
JP2006076617A (ja) | 収納トレイおよび収納装置 | |
JP2001225864A (ja) | エンボスキャリアテープ | |
JP3856542B2 (ja) | キャリアテープ | |
JP2002211683A (ja) | 電気装置用容器 | |
US7449770B2 (en) | Substrate with slot | |
JP2011240945A (ja) | エンボスキャリアテープの巻き付け方法及びエンボスキャリアテープ | |
JP2001028391A (ja) | 半導体集積回路装置格納用トレー | |
JP4475888B2 (ja) | 電子部品搬送用キャリアテープ | |
US6780039B2 (en) | Connector packaging tray with supporting standoffs | |
JP2862203B2 (ja) | Bgaパッケージ用キャリアテープ | |
JPH1159725A (ja) | 電子部品搬送テープおよび電子部品の収容方法 | |
JP2009166876A (ja) | 電子部品収容テープ | |
JP2008159893A (ja) | 半導体装置の製造方法及びそれに用いられる収納用治具 | |
JP3247662B2 (ja) | キャリアテープ | |
KR100612248B1 (ko) | 커버 테이프를 사용하지 않는 반도체 패키지용 캐리어테이프 | |
JPH06255673A (ja) | 電子部品収納用キャリアテープ | |
JP2004345667A (ja) | 電子部品搬送用キャリアテープ | |
JP2013039946A (ja) | キャリアテープ | |
JP4133243B2 (ja) | キャリアテープ | |
JP2682151B2 (ja) | 両面収納型キャリア |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060808 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080922 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080930 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090303 |