JP2001224463A - フットレスト - Google Patents

フットレスト

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JP2001224463A
JP2001224463A JP2000041877A JP2000041877A JP2001224463A JP 2001224463 A JP2001224463 A JP 2001224463A JP 2000041877 A JP2000041877 A JP 2000041877A JP 2000041877 A JP2000041877 A JP 2000041877A JP 2001224463 A JP2001224463 A JP 2001224463A
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Japan
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light
foot
footrest
opening
guide plate
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JP2000041877A
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English (en)
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Yoshimasa Tatewaki
慶真 帯刀
Osamu Yamanaka
修 山中
Hiroshi Sugihara
洋 杉原
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フットレストを利用し、乗員の足元付近を照
明し、車室内の意匠を向上する。 【解決手段】 足載置部材10の足載置部11の表面側
に乗員の足Fを載置自在とする。足載置部材10に開口
12を形成し、開口に対向して導光板21を配設する。
導光板21の端面にLED25を配置し、導光板21に
光を入射する。すると、導光板21全体が発光し、その
光が開口12から外部に放射され、乗員の足元の照明を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の座席の足元
に配設され、乗員の足を載置するフットレストに関し、
特に、照明機能を有するフットレストに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の運転席、助手席及び/ま
たは後部座席の足元にフットレストを配設することがあ
る。このフットレストは、乗員の足を載置保持し、乗員
が走行時(特にコーナ走行時)に足を踏ん張ることによ
り姿勢を保ち易くしたり、足を休めたりする等の目的で
使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、近年、車両、
特に自動車産業においては、ユーザーの価値観、趣味、
嗜好等の多様化に伴い、車室内の装備の意匠(デザイ
ン)を創意工夫し、車両全体の意匠性を向上する種々の
試みが行われている。一方、フットレスト自体は、乗員
の足元に配設され、車室内の特に目立つ部位に位置する
場合は少ないため、その構造自体は、機能性を重視した
意匠とされることが多い。
【0004】よって、上記のような車室内意匠の多様化
等の要請に対し、フットレストに照明装置を設けてフッ
トレストを照明し、そのイルミネーションにより独特の
意匠的効果を発揮することが考えられる。
【0005】そこで、本発明は、乗員の足元付近を照明
自在で、車室内の意匠を向上することができるフットレ
ストの提供を課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るフットレ
ストは、光源を内部に収容し、外側面側に乗員の足を載
置自在とすると共に、少なくともその一部に、前記光源
の光を外部に透過自在な光透過部を設けた足載置部材を
具備する。したがって、光源を発光駆動すると、その発
光が足載置部材の光透過部を透過する。
【0007】請求項2に係るフットレストは、表面側に
乗員の足を載置自在とすると共に、少なくともその一部
に開口を形成した足載置部材と、前記開口に対向するよ
う前記足載置部材の裏面側に配設した導光板と、前記導
光板の端面に対向配置され、前記導光板に光を入射自在
な光源とを具備する。
【0008】したがって、光源を発光駆動すると、その
発光が導光板の端面から導光板内部に入射し、導光板内
部を伝播して、導光板の全体が発光する。そして、導光
板からの光が、対向する足載置部材の開口を裏面側から
表面側に透過する。
【0009】更に、導光板全体の発光により乗員の足元
付近を照明するため、導光板の面積に応じた面積の面発
光を得ることができる。また、その面発光は均一であ
る。加えて、導光板は薄いため、装置全体の厚みを小さ
くすることができる。
【0010】請求項3に係るフットレストは、光源と、
前記光源を内部に収容する筒状をなし、外側面に乗員の
足を載置自在とすると共に、少なくともその一部に開口
を形成し、前記光源の光を前記開口から外部に放射する
足載置部材とを具備する。
【0011】したがって、光源を発光駆動すると、その
発光が筒状の足載置部材の内部を伝播して、足載置部材
の開口を裏面側から表面側に透過する。
【0012】更に、足載置部材に形成した開口からの発
光により乗員の足元付近を照明するため、開口の面積に
応じた面積の面発光を得ることができる。また、その面
発光は均一である。加えて、足載置部材は筒状であるた
め、装置全体の寸法を小さくすることができる。
【0013】請求項4に係るフットレストは、請求項1
乃至3のいずれかの構成において、更に、前記足載置部
材の光透過部または開口に、前記光透過部または開口に
対応する板状をなし、かつ、前記光源からの光を透過自
在な保護板を配設した。
【0014】したがって、保護板が足載置部の光透過部
または開口に位置し、それらを保護する。
【0015】請求項5に係るフットレストでは、請求項
4の構成において、前記保護板は、前記光源からの光を
均一に拡散して前記光透過部または開口から放射するよ
う、平面方向に多数の光拡散孔を形成して配置した。
【0016】したがって、光源の光は、保護板の光拡散
孔を通過するときに均一に拡散され、光透過部または開
口から放射される。また、密に光源を配置することな
く、少数の光源を所定間隔で配置した場合には、光源か
らの光量は、光透過部または開口の各部において偏りが
ある。しかし、この場合でも、光透過部または開口から
の光が保護板の多数の光拡散孔を通過する際に拡散し、
均一化される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。なお、各実施の形態を通じて、同一または対応す
る部材または要素には同一の参照符号を付して、その説
明を省略する。
【0018】図1は本発明の実施の形態1に係るフット
レストを示す断面図である。図2は本発明の実施の形態
1に係るフットレストを示す拡大断面図である。
【0019】図1に示すように、実施の形態1のフット
レストは、自動車の前部座席1の後側の下方に配設さ
れ、後部座席の乗員の足Fを載置自在なものである。詳
細には、フットレストは足載置部材10を備え、その足
載置部材10は外側面側に乗員の足Fを載置自在となっ
ている。足載置部材10は、金属等の板材を折り曲げ等
して図1に示す断面形状とした中空状のものである。即
ち、足載置部材10は、垂直部分及び水平部分からなる
前側(図1中左側)のアングル状部分と、その後端から
後方下側に傾斜する平板状の足載置部11とを有する。
足載置部材10は、前部座席1の後側中央から左右に均
等に延びる横長長尺状をなし、乗員の左右両足Fを足載
置部11等の上表面(外側面)に載置できるようになっ
ている。
【0020】足載置部11の中央には光透過部としての
開口12が形成されている。足載置部11の開口12の
平面形状は、足載置部11の平面形状に対応したもので
あり、矩形状、楕円形等、所定の面積を有する形状とす
る。更に、足載置部材10の後端部(足載置部11の後
端から垂下する部分)には、同じく光透過部としての開
口13が形成されている。開口13の平面形状は、足載
置部材10の後端部を左右方向に延びる帯状または横長
長方形状とされている。ここで、足載置部材10の開口
12または開口13は、単一の開口としても良く、複数
の開口として所定の配置態様で配置しても良い。
【0021】足載置部材10の内部空間には、足載置部
材10のアングル状部分の水平部分から足載置部11に
対応する断面形状の板状をなす支持板15が固定されて
いる。支持板15の前端部と前部座席1の下面後端部と
の間には、ブラケット16が介装されている。ブラケッ
トの後端部は、足載置部材10の垂直部分を貫通して内
部に延びている。そして、ブラケット16の後端部を支
持板15の前端部に、前端部を前部座席1のフレーム2
の下面後端部に、それぞれ、ビス等の締結具17,18
で固定することにより、足載置部材10を所定位置に固
定するようになっている。
【0022】一方、足載置部材10の足載置部11に対
応する支持板15の傾斜部分には、導光板21が固定さ
れている。導光板21は、アクリル樹脂、ポリカーボネ
ート樹脂等の導光材料からなる。導光板21は、足載置
部材10の開口12の外形より大きい外形の平板状をな
し、足載置部11及び開口12に平行となるよう傾斜し
て配置される。そして、導光板21は、開口12に対向
してその全面を覆うよう、足載置部材10の裏面側に配
設される。更に、導光板21の後端面は、足載置部材1
0の後端部の開口13を貫通してその後端面から露出し
ている。即ち、導光板21の後端面は、足載置部材10
の開口13に対応する部分をその開口13に密に嵌め込
まれて、開口13に対応して左右に延びる帯状の発光面
22を構成している。
【0023】導光板21の前端面には、発光ダイオード
(以下、LEDという)25を実装したプリント基板2
6が対向して配設及び固定される。そして、LED25
の発光面が、導光板21の前端面に対向配置され、その
前端面から導光板21内部に光を入射自在となってい
る。なお、足載置部材10は、光透過部としての開口1
2により、導光板21から放射されるLED25の光を
外部に透過自在である。
【0024】ここで、LED25は、導光板21の前端
面でなく、左右いずれかの端面、後端面等、導光板21
の端面のいずれかの位置に対向配置し、導光板21内部
に光を入射自在とすれば良い。また、導光板21の一端
面のみならず、複数の端面、例えば、前後両端面若しく
は左右両端面等の対向する両端面、または、3つ以上の
端面に配置することもできる。更に、LED25は、導
光板21の全面を均一に発光する観点から、導光板21
の端面に所定間隔で複数配置することが好ましい。
【0025】また、LED25としては、複数のチップ
LEDをプリント基板26の長さ方向に所定間隔で配置
したLEDアレーを使用している。しかし、LED25
としてその他のLED(LEDランプ等)を使用しても
良い。また、LED25としては、基本的に、所望のイ
ルミネーション色に応じて任意の発光色を発するものを
使用できる。
【0026】更に、LED25として、赤色、緑色及び
青色の三原色の光を発光自在なLED、例えば、三原色
のLEDチップを樹脂封止したLEDランプを使用し、
または、三原色のLEDを適宜に配置して、ドアの開閉
に連動してその発光色を変更したり、その他の条件に応
じて発光色を変更するよう発光制御しても良い。或い
は、手動または自動による遠隔操作により、LED25
を任意の態様で発光制御しても良い。
【0027】足載置部材10の開口12には、開口12
に対応する平面形状の板状をなし、かつ、LED25か
らの光を透過自在な保護板30が配設及び固定されてい
る。保護板30は、LED25からの光を均一に拡散し
て開口12から放射するよう、平面方向に多数の光拡散
孔31を形成して配置している。そして、その光透過孔
31により導光板21からの光を透過すると共に、保護
板30を透過した光を均一に拡散するようになってい
る。具体的には、保護板30として、パンチングメタル
を上記所定の平面形状に形成したものを使用している。
【0028】なお、保護板30としては、少なくとも足
載置部材10の開口12から露出する導光板21部分に
対応する板状をなし、かつ、導光板21からの光を透過
すると共に、導光板21を覆うよう固定できるものであ
れば良い。即ち、保護板30は、導光板21の保護機能
を有し、かつ、光の透過を許容するするものであれば良
い。例えば、剛性を有する金属板、樹脂板の他、可撓性
を有するシート材を使用することもできる。
【0029】また、例えば、大径の孔または大寸法の開
口を少数形成した板状のものを保護板として使用しても
良い。しかし、光拡散効果を発揮して均一な面発光を得
るため、上記のような小径の多数の光拡散孔31を設け
ることが好ましい。また、光拡散孔は、同一直径の小円
形とし、均一な密度で配置することがより好ましい。或
いは、保護板30として、パンチングメタル以外に、小
さな網目の金網状部材を使用したり、金属以外の材料か
らなる板材に孔または開口を形成したものを使用しても
よい。
【0030】また、光拡散孔31は、保護板30の平面
方向に多数配置し、導光板21からの光を均一に拡散で
きるものであれば良い。よって、円形以外に、角形とし
ても良く、また、その配置態様も任意である。例えば、
特定の規則を有するパターン配置の他、規則性を有しな
いランダムな配置態様とすることができる。
【0031】次に、上記のように構成された実施の形態
1に係るフットレストの作用を説明する。
【0032】LED25を発光駆動すると、その発光が
足載置部材10の光透過部としての開口12を透過す
る。即ち、LED25の発光が導光板21の端面から導
光板21内部に入射し、導光板21内部を伝播して、導
光板21の表面全体が発光する。そして、導光板21の
上面側では、LED25からの光が上方に放射され、対
向する足載置部材10の開口12を裏面側から表面側に
透過する。その結果、LED25からの光により、導光
板21及び足載置部材10の開口12を介して、乗員の
足元付近を照明することができ、車室内の意匠を向上す
ることができる。
【0033】このとき、足載置部材10に開口12を形
成し、導光板21及びLED25を配設するだけの簡単
な構成で、乗員の足元付近を照明するための構造を提供
することができる。その結果、装置の製造が簡単にな
り、製造コストを低減することができる。
【0034】更に、導光板21全体の発光により乗員の
足元付近を照明するため、導光板21の面積に応じた面
積の面発光を得ることができる。また、その面発光は均
一である。その結果、均一な面状の照明を行うことがで
き、かつ、面発光による独特のイルミネーション効果を
発揮することができる。加えて、導光板21は薄いた
め、装置全体の厚みを小さくすることができる。その結
果、装置全体を薄型化し、コンパクトな構成とすること
ができる。
【0035】加えて、保護板30が、乗員の足Fを載置
する部分となる足載置部材10の開口12に対応して位
置し、足載置部材11内部の部品等を保護する。その結
果、外部環境または外的要因による開口12への悪影響
を防止し、装置としての信頼性等を維持することができ
る。例えば、乗員の靴により足載置部材10内部の導光
板21等を損傷するといった不具合を防止することがで
きる。或いは、異物が足載置部材10内に落下し、LE
D25等の動作に支障をきたすといった不具合を防止す
ることができる。また、保護板30は、光を透過自在で
あるため、フットレストの照明機能を損なうことはな
い。
【0036】また、LED25の光は、保護板30の光
拡散孔31を通過するときに均一に拡散され、足載置部
材10の開口12から放射される。また、密にLED2
5を配置することなく、少数のLED25を所定間隔で
配置した場合には、LED25からの光量は、開口12
の各部において偏りがある。しかし、この場合でも、開
口12からの光が保護板30の多数の光拡散孔31を通
過する際に拡散し、均一化される。その結果、足載置部
材10の開口12の平面方向全体にわたって均一な輝度
の照明を得ることができる。
【0037】一方、LED25から導光板21に入射し
た光は、発光面22から後方に放射される。即ち、導光
板21の発光面22からの光が、足載置部材10の後端
側の開口13を透過して後方に照射され、フットレスト
の後端側で左右に延びる帯状に発光する。その結果、導
光板21表面によるフットレストの上面側の発光(照
明)に加え、発光面22によるフットレストの後端面側
の発光(照明)によっても、乗員の足元の照明を行うこ
とができ、独特の雰囲気のイルミネーションを得ること
ができる。
【0038】図3は本発明の実施の形態2に係るフット
レストの車内における取付位置を示す斜視図である。図
4は本発明の実施の形態2に係るフットレストの前部座
席に対する取付状態を示す斜視図である。図5は本発明
の実施の形態2に係るフットレストを示す断面図であ
る。図6は本発明の実施の形態2に係るフットレストを
示す平面図である。図7は本発明の実施の形態2に係る
フットレストを示す拡大断面図である。
【0039】実施の形態2に係るフットレストは、実施
の形態1のフットレストと、前部座席1への取付状態が
主に異なる。即ち、実施の形態1では、前部座席1の後
端側から足載置部材10の前端面を貫通して内部に延び
るブラケット16等により、フットレストを前部座席1
に固定した。一方、実施の形態2では、図3及び図4に
示すように、前部座席1の後端側の左右両端から足載置
部材10の左右両側面の側方まで延びるブラケット3
5,36等により、フットレストを前部座席1の後側中
央に配設している。
【0040】詳細には、実施の形態2のフットレスト
は、図5及び図7に示すように、実施の形態1のフット
レストと同様の足載置部材10、導光板21、LED2
5、プリント基板26及び保護板30を備える。足載置
部材10は、実施の形態1と同様、足載置部11、開口
12、開口13を有し、導光板21は発光面22を有
し、保護板30は光拡散孔31を有している。一方、実
施の形態2では、足載置部材10の内部には、前部座席
1への固定用の構造として、支持板15は配設されず、
その代わりに、足載置部材10の左右両側面の下端略中
央に、それぞれ、ブラケット36が固定されている。ブ
ラケット36は、足載置部材10の左右各側面を前後に
延びている。そして、前部座席1のフレーム2に固定さ
れ、後方に延びるブラケット35を、ブラケット36に
対してネジ等の締結具により固着することにより、フッ
トレストを所定位置に固定するようになっている。更
に、実施の形態2では、足載置部材10の内側面には、
補強材38が固定されている。これにより、足載置部材
10を樹脂等により形成しても、十分な剛性及び強度を
得ることができる。
【0041】上記のように構成した実施の形態2に係る
フットレストは、実施の形態1に係るフットレストと同
様の作用及び効果を有する。
【0042】図8は本発明の実施の形態3に係るフット
レストを示す断面図である。図9は本発明の実施の形態
3に係るフットレストを示す平面図である。図10は本
発明の実施の形態3に係るフットレストを示す拡大断面
図である。
【0043】図8及び図10に示すように、実施の形態
3に係るフットレストは、実施の形態1と同様、自動車
の前部座席1の後側の下方に配設され、後部座席の乗員
の足Fを載置自在なものである。詳細には、フットレス
トは足載置部材40を備え、足載置部材40は外側面側
に乗員の足Fを載置自在である。足載置部材40は、合
成樹脂材料等により図8に示す断面形状筒状に形成さ
れ、前部座席1の後側下方で左右に延びている。即ち、
足載置部材40は、断面アングル状(L字状)の基部4
1を有している。基部41の下側部分(水平部分)の幅
方向略中央には、光透過部としての開口42が形成され
ている。基部41の開口42の形状は、基部41の水平
部分の形状に対応したものであり、通常は、左右方向に
延びる帯状または横長長方形状とされている。
【0044】足載置部材40は、基部41の上側に断面
略四分円弧状のカバー43を固着している。カバー43
の幅方向楽中央には、光透過部としての開口44が形成
されている。カバー43の開口44の形状は、カバー4
3の平面形状に対応したものであり、通常は、左右方向
に延びる帯状または横長長方形状とされている。基部4
1及びカバー43からなる足載置部材40は、前部座席
1の後側中央から左右に均等に延びる横長長尺筒状をな
し、乗員の左右両足Fをカバー43の上表面(外側面)
に載置できるようになっている。ここで、足載置部材4
0の開口42または開口44は、実施の形態1と同様、
単一の開口としても良く、複数の開口として所定の配置
態様で配置しても良い。
【0045】カバー43の裏面側(内側面側)には、開
口44に対向するよう板状の透光板51が配設されてい
る。透光板51は、開口44の外形より大きい外形の板
状をなし、開口43の形状に合わせて湾曲され、ブッシ
ュナット52によりカバー43に固定されている。ま
た、基部41の裏面側(内側面側)には、開口42に対
向するよう透光板53が配設されている。透光板53
は、開口42の外形より大きい外形の平板状をなし、ブ
ッシュナット54により基部41に固定されている。そ
して、透光板51,53は、それぞれ、開口42,44
に対向してその全面を覆うよう、足載置部材10の裏面
側に配設される。なお、透光板51,53は、アクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透光性材料からなる。
また、透光板51,53は、光散乱(拡散)機能、色フ
ィル多機能等、所定の機能を付加しても良い。
【0046】足載置部材40の内部には、光源としての
LED61を実装したプリント基板62が、基部41の
垂直部分の上下中央付近に配設及び固定される。LED
61の発光面が、透光板51の下側付近に対向配置さ
れ、足載置部材40の内部空間に光を放射自在となって
いる。そして、LED61の光が、透光板51及び透光
板53を透過するようになっている。図9に示すよう
に、プリント基板62は透光板51または開口44に全
長にわたって延び、複数のLED61がプリント基板6
2に一定間隔で配置される。即ち、LED61として
は、実施の形態1と同様のLEDアレーを使用してい
る。なお、足載置部材40は、光透過部としての開口4
2,44により、透光板51,53から放射されるLE
D61の光を外部に透過自在である。
【0047】ここで、実施の形態1と同様、LED61
としてその他のLED(LEDランプ等)を使用しても
良く、また、フルカラーLEDまたはマルチカラーLE
Dを含む任意の発光色のLED61を使用できる。更
に、実施の形態1と同様、任意の発光制御によりLED
61の発光色を変更したり、発光動作を遠隔操作しても
良い。また、LED61は、透光板51,53または開
口42,44に光を放射自在な限りにおいて、他の位置
に配置してもよい。
【0048】カバー43の開口44と透光板51との間
には、開口44または透光板51に対応する湾曲板状を
なし、かつ、LED61からの光を透過自在な保護板7
0が介装して配設されている。保護板70は、ブッシュ
ナット52により透光板51と一体的にカバー43に固
定されている。保護板70は、LED61からの光を均
一に拡散して開口44から放射するよう、平面方向に多
数の光拡散孔71を形成して配置している。そして、そ
の光透過孔71により透光板51からの光を透過すると
共に、保護板70を透過した光を均一に拡散するように
なっている。具体的には、保護板70として、パンチン
グメタルを上記所定の形状に湾曲形成したものを使用し
ている。
【0049】なお、実施の形態1の保護板30と同様、
保護板70としては、少なくともカバー43の開口44
から露出する透光板51部分に対応する板状をなし、か
つ、透光板51からの光を透過すると共に、透光板51
を覆うよう固定できるものであれば良い。即ち、保護板
70は、透光板51の保護機能を有し、かつ、光の透過
を許容するするものであれば良い。また、光拡散孔71
は、保護板70の平面方向に多数配置し、透光板51か
らの光を均一に拡散できるものであれば良い。
【0050】次に、上記のように構成された実施の形態
3に係るフットレストの作用を説明する。
【0051】LED61を発光駆動すると、その発光が
足載置部材40の内部に放射され、透光板51及び透光
板53をそれぞれ透過し、更に、光透過部としての開口
42及び開口44を透過する。そして、上側の透光板5
1では、LED61からの光が上方から後方にかけて放
射され、対向する足載置部材40の開口44を裏面側か
ら表面側に透過する。その結果、LED61からの光に
より、透光板51及び足載置部材40の開口44を介し
て、乗員の足元付近を照明することができ、車室内の意
匠を向上することができる。
【0052】一方、下側の透光板53では、LED61
からの光が下方に放射され、乗員の足元の床面3(図3
参照)を照明する。その結果、透光板51によるフット
レストの上面及び後側面側の発光(照明)に加え、透光
板53によるフットレストの下面側の発光(照明)によ
っても、乗員の足元の照明を行うことができ、独特の雰
囲気のイルミネーションを得ることができる。
【0053】このとき、足載置部材40に開口42及び
44を形成し、透光板51及び53並びにLED61を
配設するだけの簡単な構成で、乗員の足元付近を照明す
るための構造を提供することができる。その結果、装置
の製造が簡単になり、製造コストを低減することができ
る。
【0054】更に、透光板51,53全体の発光により
乗員の足元付近を照明するため、透光板51,53の面
積に応じた面積の面発光を得ることができる。また、そ
の面発光は均一である。その結果、均一な面状の照明を
行うことができ、かつ、面発光による独特のイルミネー
ション効果を発揮することができる。加えて、足載置部
材40を筒状としたため、装置全体の寸法を小さくする
ことができる。その結果、装置全体を小型化し、コンパ
クトな構成とすることができる。特に、乗員の足Fの土
踏まず付近を載置できる程度の筒状に形成し、設置の際
の省スペース化を図ることができる。
【0055】加えて、実施の形態1と同様、保護板70
が、乗員の足Fを載置する部分となる足載置部材40の
開口44に対応して位置し、透光板51等を保護する。
その結果、外部環境または外的要因による透光板51等
への悪影響を防止し、装置としての信頼性等を維持する
ことができる。また、保護板70は、光を透過自在であ
るため、フットレストの照明機能を損なうことはない。
【0056】また、実施の形態1と同様、LED61の
光は、保護板70の光拡散孔71を通過するときに均一
に拡散され、足載置部材40の開口42から放射され
る。その結果、足載置部材40の開口44の平面方向全
体にわたって均一な輝度の照明を得ることができる。
【0057】ところで、上記各実施の形態では、フット
レストは、後部座席4(図3参照)の乗員の足Fを載置
する場合に具体化したが、これを前部座席の乗員の足を
載置する場合に適用しても良い。例えば、助手席のグロ
ーブボックス下方の床面奥側に、上記各実施の形態のフ
ットレストを配設したり、或いは、運転席のクラッチペ
ダルまたはブレーキペダル(オートマチック車の場合)
の左方に配設することができる。また、フットレスト
を、乗員の両足でなく、片足のみ載置自在な小型(左右
寸法の小さい)ものに具体化しても良い。特に、運転席
にフットレストを配設する場合、スペースに制限がある
ため、かかる小型のフットレストとすることが好まし
い。
【0058】また、上記各実施の形態のフットレスト
は、開口12,13,42,44により光透過部を構成
し、LED25,61の光を外部に放射するようにした
が、開口部分に透光板を一体的に設けても良い。或い
は、開口12,13,42,44に透光板を装着しても
良い。この場合の透光板は、有色透明、無色透明等の光
透過機能を有するものとするが、乗員の足Fを載置した
場合の必要強度等を備えるものとする必要がある。しか
し、上記実施の形態のように、開口12,13,42,
44のみの構成とした場合、全体の構成が簡単になり、
かつ、コストを削減することができる。
【0059】更に、本発明のフットレストは、保護板3
0,70を設けなくても良い。或いは、開口12,44
に保護板30,70を一体化しても良い。即ち、開口1
2,44部分を保護板と同様の板状とし、多数の光拡散
穴31,71を設けても良い。
【0060】また、上記各実施の形態は、導光板21、
透光板51,53等による面発光荷より乗員の足元照明
を行うようにしたが、多数の点発光または複数の線状の
発光により、足元照明を行う構成としても良い。
【0061】更に、足載置部材は、光源を内部に収容
し、外側面側に乗員の足を載置自在とすると共に、少な
くともその一部に、前記光源の光を外部に透過自在な光
透過部を設けたものであれば、上記各実施の形態の構成
に限ることなく、他の構成とすることができる。
【0062】更に、上記実施の形態では、光源としてL
ED25,61を使用したが、ランプバルブ、蛍光管
等、LED以外の光源を使用しても良い。また、光源か
らの光を色フィルタにより着色処理しても良い。
【0063】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係るフットレ
ストは、光源の光が足載置部材の光透過部を透過するた
め、光源からの光により、光透過部を介して、乗員の足
元付近を照明することができ、車室内の意匠を向上する
ことができる。
【0064】請求項2に係るフットレストは、光源の光
により導光板の全体が発光し、導光板からの光が、対向
する足載置部材の開口を裏面側から表面側に透過する。
その結果、光源からの光により、導光板及び光透過部を
介して、乗員の足元付近を照明することができ、車室内
の意匠を向上することができる。
【0065】このとき、足載置部材に開口を形成し、導
光板及び光源を配設するだけの簡単な構成で、乗員の足
元付近を照明するための構造を提供することができる。
その結果、装置の製造が簡単になり、製造コストを低減
することができる。
【0066】更に、導光板全体の発光により乗員の足元
付近を照明するため、均一な面状の照明を行うことがで
き、かつ、面発光による独特のイルミネーション効果を
発揮することができる。加えて、導光板は薄いため、装
置全体を薄型化し、コンパクトな構成とすることができ
る。
【0067】請求項3に係るフットレストは、光源の光
が筒状の足載置部材の内部を伝播して、足載置部材の開
口を裏面側から表面側に透過する。その結果、光源から
の光により、導光板及び光透過部を介して、乗員の足元
付近を照明することができ、車室内の意匠を向上するこ
とができる。
【0068】このとき、足載置部材に開口を形成し、か
つ、内部に光源を配設するだけの簡単な構成で、乗員の
足元付近を照明するための構造を提供することができ
る。その結果、装置の製造が簡単になり、製造コストを
低減することができる。
【0069】更に、足載置部材に形成した開口全体から
の発光により乗員の足元付近を照明するため、均一な面
状の照明を行うことができ、かつ、面発光による独特の
イルミネーション効果を発揮することができる。加え
て、足載置部材は筒状であるため、装置全体を薄型化
し、コンパクトな構成とすることができる。
【0070】請求項4に係るフットレストは、請求項1
乃至3のいずれかの効果に加え、保護板により、外部環
境または外的要因による光透過部または開口への悪影響
を防止し、装置としての信頼性等を維持することができ
る。また、保護板は、光を透過自在であるため、フット
レストの照明機能を損なうことはない。
【0071】請求項5に係るフットレストでは、請求項
4の効果に加え、保護板の光拡散孔により光源の光を均
一に拡散し、光透過部または開口の平面方向全体にわた
って均一な輝度の照明を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態1に係るフットレ
ストを示す断面図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態1に係るフットレ
ストを示す拡大断面図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態2に係るフットレ
ストの車内における取付位置を示す斜視図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態2に係るフットレ
ストの前部座席に対する取付状態を示す斜視図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態2に係るフットレ
ストを示す断面図である。
【図6】 図6は本発明の実施の形態2に係るフットレ
ストを示す平面図である。
【図7】 図7は本発明の実施の形態2に係るフットレ
ストを示す拡大断面図である。
【図8】 図8は本発明の実施の形態3に係るフットレ
ストを示す断面図である。
【図9】 図9は本発明の実施の形態3に係るフットレ
ストを示す平面図である。
【図10】 図10は本発明の実施の形態3に係るフッ
トレストを示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10,40:足載置部材、12,13,42,44:開
口(光透過部) 21:導光板、25,61:LED(光源) 30,70:保護板、31,71:光拡散孔、F:足
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉原 洋 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3B088 JA01 JA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 前記光源を内部に収容し、外側面側に乗員の足を載置自
    在とすると共に、少なくともその一部に、前記光源の光
    を外部に透過自在な光透過部を設けた足載置部材とを具
    備することを特徴とするフットレスト。
  2. 【請求項2】 表面側に乗員の足を載置自在とすると共
    に、少なくともその一部に開口を形成した足載置部材
    と、 前記開口に対向するよう前記足載置部材の裏面側に配設
    した導光板と、 前記導光板の端面に配設され、前記導光板に光を入射自
    在な光源とを具備することを特徴とするフットレスト。
  3. 【請求項3】 光源と、 前記光源を内部に収容する筒状をなし、外側面に乗員の
    足を載置自在とすると共に、少なくともその一部に開口
    を形成し、前記光源の光を前記開口から外部に放射する
    足載置部材とを具備することを特徴とするフットレス
    ト。
  4. 【請求項4】 更に、前記足載置部材の光透過部または
    開口に、前記光透過部または開口に対応する板状をな
    し、かつ、前記光源からの光を透過自在な保護板を配設
    したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に
    記載のフットレスト。
  5. 【請求項5】 前記保護板は、前記光源からの光を均一
    に拡散して前記光透過部または開口から放射するよう、
    平面方向に多数の光拡散孔を形成して配置したことを特
    徴とする請求項4記載のフットレスト。
JP2000041877A 2000-02-18 2000-02-18 フットレスト Pending JP2001224463A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013091379A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Toyota Boshoku Corp オットマンを備えた車両用シート
JP2014211996A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 東芝ライテック株式会社 照明装置

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