JP2001224130A - エンコーダ異常保留方法 - Google Patents
エンコーダ異常保留方法Info
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Abstract
ステムを提供することを目的とする。 【解決手段】 エンコーダ異常検出処理15の処理内容
をフローチャートで表したもので、エンコーダ異常が設
定時間以上続いた場合にのみ、モータへの通電を遮断す
る点が従来と異なっており、誘導ノイズなどによる短時
間のエンコーダ異常を保留にできるもので、モータの連
続運転が可能となる。
Description
エンコーダ異常検出方法に関するものである。
化に伴い、汎用モータ・ギヤードモータが使用されてき
たベルトコンベアなどの分野にもサーボドライブが進出
しており、機器の高性能化・インテリジェント化に貢献
している。
について説明する。
ータ1に取り付けられたエンコーダ2の情報をもとに速
度制御を行う。また、エンコーダ2は、モータ1のロー
タ位置13も送信しており、それに従いサーボドライバ
14は電流制御を行う。
エンコーダ異常が発生すると、速度制御や電流制御が正
常に行われず、過負荷、過速度、過電流などの異常動作
が発生する。
場合もあり、このときエンコーダ異常は位置ずれの原因
となり致命的である。
理15(断線検出や通信データのパリティチェックな
ど)を用いて、エンコーダ異常発生時にアラームを発生
させ、モータを非常停止させるのが一般的である。図9
は、このエンコーダ異常検出処理の一例であり、エンコ
ーダ異常発生時には、無条件でモータへの通電を遮断
し、モータを非常停止させている。
ドライブの適用範囲の拡大は、ノイズの多い悪環境下で
の使用を要求してきている。
生する強力なスイッチングパルスは、エンコーダとサー
ボドライバを結ぶ線路に誘導ノイズを発生させ、エンコ
ーダ異常によるモータ非常停止を引き起こしやすい。
タなどを使用してきた機器においては、モータを非常停
止させるより異常発生時に多少の速度変動が発生して
も、異常復帰時には回転を続けることが望ましい場合が
ある。例えば、24時間連続運転が必要なシステムや、
多数の機器が連動して動いているシステムなどでは、従
来のサーボシステムが汎用モータなどに耐ノイズ性に劣
り、導入の妨げになることがあった。
ものであり、悪環境下での連続運転を可能とするサーボ
システムを提供することを目的とする。
に本発明は、モータと、モータの位置を検出するエンコ
ーダと、モータを速度制御するサーボドライバを備えた
モータ駆動装置において、エンコーダに異常が発生した
時、その異常の発生期間が設定時間以内の場合は、異常
を保留しモータ駆動を続けることを特徴とするエンコー
ダ異常保留方法である。
は、モータと、モータの位置を検出するエンコーダと、
モータを速度制御するサーボドライバを備えたモータ駆
動装置において、エンコーダに異常が発生した時、その
異常の発生期間が設定時間以内の場合は、異常を保留し
モータ駆動を続けることを特徴とするエンコーダ異常保
留方法であり、通常の断線などエンコーダ異常検出機能
を維持しつつ、短時間しか発生しないスイッチングパル
スなどで生ずる誘導ノイズによるエンコーダ異常を保留
することで、モータの連続運転を可能とすることができ
る。
サーボドライバからモータへの電圧印加を行わない請求
項1記載のエンコーダ異常保留方法であり、エンコーダ
異常保留中は、サーボドライバからモータへの電圧印加
を行わず、モータをフリーラン状態にするため、エンコ
ーダ異常による間違った情報でモータ制御が行われるこ
とを防ぎモータの異常動作を低減することができる。
ーボドライバの電流制御方式を正弦波駆動から矩形波駆
動に切り替える請求項1記載のエンコーダ異常保留方法
であり、サーボドライバの電流制御方式を正弦波駆動か
ら矩形波駆動に切り替えて、エンコーダ異常発生中に起
きる正弦波駆動用のロータ位置情報のずれを無視するも
ので、電流制御の失敗による過電流の発生を防止でき
る。
ータ制御回路中の積分項を無効とする請求項1記載のエ
ンコーダ異常保留方法であり、モータ制御回路中の積分
項を無効とすることで、異常なエンコーダ情報を記憶し
た積分回路をクリアして復帰時のトルク変動を抑えるこ
とができる。
ータ制御回路中のトルク指令を0とする請求項1記載の
エンコーダ異常保留方法であり、モータ制御回路中のト
ルク指令を0とする機能を備えるもので、異常なエンコ
ーダ情報による過大なトルク指令の発生を抑え、異常復
帰時の動作をより滑らかにすることができる。
し、その積算値が一定値を超えた場合にはエンコーダ異
常とする請求項1記載のエンコーダ異常保留方法であ
り、エンコーダ異常への耐量を異常発生時間の総量で指
定でき、単発のエンコーダ異常と連続したエンコーダ異
常の判別が可能になる。
を、一定時間毎にクリアする請求項6記載のエンコーダ
異常保留方法であり、エンコーダ異常への耐量を異常発
生頻度で指定でき、より精度の高い異常検出・保留判別
が可能となる。
して説明する。
コーダ2よりモータ位置3が出力される。サーボドライ
バ14は、これに差分演算4を施し、モータ速度5をフ
ィードバック情報として得、速度指令6と比較する。速
度偏差7に応じて、速度制御器8でトルク指令9を生成
する。このトルク指令9に相当する出力トルクが得られ
るように、電流制御器10でモータ電流11を制御す
る。この電流制御の際には、エンコーダ2より極数変換
12を通じて得られるロータ位置13が用いられる。
2の異常を検出し、本発明の機能の一部であるトルク指
令遮断手段16やモータ電流遮断手段17を起動する。
処理15の処理内容をフローチャートで表したもので、
エンコーダ異常が設定時間以上続いた場合にのみ、モー
タへの通電を遮断する点が従来と異なっており、誘導ノ
イズなどによる短時間のエンコーダ異常を保留にできる
もので、モータの連続運転が可能となる。
合、エンコーダ異常保留中にも異常なエンコーダ情報を
元にモータを制御しており、モータの異常動作が発生す
る場合がある。
常保留中はモータ通電を遮断しておく。これにより、保
留中はフリーラン状態となり、異常なエンコーダ情報の
影響によるモータの異常動作を避けることができる。
ダ異常保留中に電流制御を正弦波駆動から矩形波制御に
切り替える。通常、起動時を除いて、サーボドライバは
通常正弦波駆動を行っている。そのために必要なロータ
位置情報として、1回転に1回発生するエンコーダZ相
パルスを基点とした1回転1000〜10000パルス
のA、B2相パルスをカウントした値を用いることが多
い。
のA、B2相パルスのカウント値も大きく狂う場合があ
る。その場合、基点となるZ相パルスが得られるまで
は、最高でモータ1回転の間、モータの異常動作が発生
する可能性がある。
器を矩形波駆動に切り替えれば、エンコーダ異常の復帰
時から、エンコーダのZ相入力を待たずに起動時と同じ
シーケンスで正常なモータ動作を得ることができ、モー
タの異常動作を抑える効果がある。
は、トルク指令9やモータ電流11が乱れることが多
い。これは、エンコーダ異常発生中の異常な位置・速度
情報を、速度制御器8や電流制御器10内の積分処理が
記憶しており、エンコーダ異常復帰時に実際のモータ位
置・速度と不整合が生ずるためである。
ダ異常発生中は積分処理を無効(オフ)とすることで、
エンコーダ異常発生中に積分された値をクリアすること
ができるためエンコーダ異常復帰時の滑らかな動作が得
られる。
積分情報についてはエンコーダ異常の種類と時間によっ
ては、モータ動作への影響が少ない場合もある(例えば
前述のエンコーダZ相断線時、ロータ位置データは狂う
が、モータ速度データは通常A・B相カウンタより算出
しているため異常が起きない)。
ま、図5のようにトルク指令だけを0(遮断)とするこ
とで、実施例4と同等の効果が得られる場合もある。
どうかの判定については、実施例1のようなエンコーダ
異常発生時間で判定する方法の他にもバリエーションが
考えられる。
いが、それが連続した場合には異常を検出したいという
場合には、図6のように、エンコーダ異常発生時間を積
算し、その累積値が設定時間を超えた場合にエンコーダ
異常とすることができる。
を、異常発生時間の累積時間で指定できる。
ーダ異常発生時間の積算値を、一定時間(設定周期)毎
にクリアすると、エンコーダ異常検出のレベルを一定時
間毎の異常発生の頻度で指定することもできる。
1、2記載の発明によれば、通常、短時間しか発生しな
いようなエンコーダ異常は保留にするもので、モータの
連続運転が可能となる。
波駆動に切り替えることでロータ位置情報のずれを無視
でき、電流制御ミスによる過電流発生を防止できる。
エンコーダ異常保留中および復帰時のモータ速度変動を
抑え、異常発生時も滑らかな連続運転が行える。
ば、エンコーダ異常検出と異常保留のスレッショルドレ
ベルを、累積発生時間と頻度により指定できる。
イブの適用が難しかった悪環境下でも連続運転が可能な
サーボシステムを提供できる。
ローチャート
ローチャート
ローチャート
ローチャート
ローチャート
ローチャート
ローチャート
Claims (7)
- 【請求項1】 モータと、モータの位置を検出するエン
コーダと、モータを速度制御するサーボドライバを備え
たモータ駆動装置において、エンコーダに異常が発生し
た時、その異常の発生期間が設定時間以内の場合は、異
常を保留しモータ駆動を続けることを特徴とするエンコ
ーダ異常保留方法。 - 【請求項2】 エンコーダ異常を保留している間、サー
ボドライバからモータへの電圧印加を行わない請求項1
記載のエンコーダ異常保留方法。 - 【請求項3】 エンコーダ異常を保留した場合、サーボ
ドライバの電流制御方式を正弦波駆動から矩形波駆動に
切り替える請求項1記載のエンコーダ異常保留方法。 - 【請求項4】 エンコーダ異常を保留した場合、モータ
制御回路中の積分項を無効とする請求項1記載のエンコ
ーダ異常保留方法。 - 【請求項5】 エンコーダ異常を保留した場合、モータ
制御回路中のトルク指令を0とする請求項1記載のエン
コーダ異常保留方法。 - 【請求項6】 エンコーダ異常の発生時間を積算し、そ
の積算値が一定値を超えた場合にはエンコーダ異常とす
る請求項1記載のエンコーダ異常保留方法。 - 【請求項7】 エンコーダ異常発生時間の積算値を、一
定時間毎にクリアする請求項6記載のエンコーダ異常保
留方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000032913A JP2001224130A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | エンコーダ異常保留方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000032913A JP2001224130A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | エンコーダ異常保留方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001224130A true JP2001224130A (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=18557463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000032913A Pending JP2001224130A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | エンコーダ異常保留方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001224130A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008007541A1 (fr) * | 2006-07-10 | 2008-01-17 | Nachi-Fujikoshi Corp. | Dispositif de contrôle d'un servomoteur |
-
2000
- 2000-02-10 JP JP2000032913A patent/JP2001224130A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008007541A1 (fr) * | 2006-07-10 | 2008-01-17 | Nachi-Fujikoshi Corp. | Dispositif de contrôle d'un servomoteur |
JP2008022590A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-31 | Nachi Fujikoshi Corp | サーボモータ監視装置 |
US8072173B2 (en) | 2006-07-10 | 2011-12-06 | Nachi-Fujikoshi Corp. | Servo motor monitoring apparatus |
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