JP2001223998A - Catvシステムにおけるデータ識別方法 - Google Patents
Catvシステムにおけるデータ識別方法Info
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Abstract
周波数を変え、これを周波数毎に用意したセンター側機
器で受信・復調しなくてはならない。 【解決手段】CATVシステムのセンター側機器と二以
上の端末機器間のポーリング方式の通信において、各端
末機器からセンターに伝送される変調信号がキャリアの
伝送開始から所定時間経過後に同キャリアにデータ変調
をかけたものと、データ変調前にキャリアにサブ変調を
かけたものとの二種類ある場合に、二種類の変調信号を
一つのセンター側機器で受信し、受信した変調信号中の
サブ変調の有無を検知し、又は変調信号中のキャリア検
出時から最初の変調信号検出時までの時間を検知して、
サブ変調の有無又は検知時間の長さから変調信号の種類
を識別する。二種類以上の変調信号がNRZフォーマッ
トと、NRZIフォーマットである。センター側機器で
識別されたNRZIフォーマットの信号を、センター側
においてNRZフォーマットの信号に変換する。
Description
おけるセンター側機器と、加入者側の二以上の端末機器
との間でポーリング方式によりデータ伝送を行う際に、
端末機器から通信フォーマットの異なるデータがセンタ
ーに送られる場合に、それらデータが同一周波数であっ
ても一つのセンター側機器でいずれの通信フォーマット
であるかを識別可能としたCATVシステムにおけるデ
ータ識別方法に関するものである。
器と端末機器との間でデータ伝送を行う場合、通常はポ
ーリング方式が採用されている。この場合、二以上の端
末機器から伝送されるデータの符号化方式(通信フォー
マット)が統一されていれば、一つのセンター側機器で
これを復調してデータを解読することができるが、加入
者側の端末機器の通信フォーマットが統一されていない
場合は、夫々の端末機器から異なる通信フォーマットの
データがセンターに送られる。この場合、センターの復
調器には通信フォーマットの識別機能が無いため、一つ
の復調器で通信フォーマットを識別することができな
い。そのため、通信フォーマットが異なる場合、従来は
端末機器からセンター側機器に送るデータの周波数を変
え、センターに夫々の周波数用の復調器を2以上用意し
ていた。
なるために周波数を変えると、変調周波数毎の復調器を
用意しなければならないため、センター側機器の数が多
くなり、システム全体の構成が複雑になり、コスト高に
なる。またセンター側機器の数が多い分だけ送受信の不
具合が発生し易くなり、保守管理も面倒になるといった
課題があった。
システムのセンター側機器と二以上の加入者側端末機器
との間でポーリング方式により通信を行う場合に、加入
者側端末機器から送信される通信フォーマットの異なる
複数の信号を同一周波数でセンターに伝送しても、一つ
のセンター側機器でそれら複数の信号を識別可能とした
CATVシステムにおけるデータ識別方法を提供するこ
とにある。
るデータ識別方法は、CATVシステムのセンター側機
器と二以上の端末機器との間で行われるポーリング方式
による通信において、夫々の端末機器からセンターに伝
送される変調信号が、キャリアの伝送開始から所定時間
経過後にキャリアにデータ変調をかけたものと、そのデ
ータ変調の他にデータ変調前のキャリアにも変調をかけ
たものとの二種類がある場合に、これら二種類の変調信
号を一つのセンター側機器で受信し、そのセンター側機
器において、受信した変調信号におけるデータ変調前の
変調の有無を検知して変調信号の種類を識別する方法で
ある。
るデータ識別方法は、CATVシステムのセンター側機
器と二以上の端末機器との間で行われるポーリング方式
による通信において、夫々の端末機器からセンターに伝
送される変調信号が、キャリアの伝送開始から所定時間
経過後にキャリアにデータ変調をかけたものと、そのデ
ータ変調の他にデータ変調前のキャリアにも変調をかけ
たものとの二種類がある場合に、これら二種類の変調信
号を一つのセンター側機器で受信し、そのセンター側機
器において、受信した変調信号におけるキャリア検出時
から最初の変調信号検出時までの時間を検知し、その検
知時間の長さから変調信号の種類を識別する方法であ
る。
るデータ識別方法は、請求項1又は請求項2記載のCA
TVにおけるデータ識別方法における二種類以上の変調
信号を、NRZフォーマットと、NRZIフォーマット
とした方法である。
別方法は、センター側機器で識別されたNRZIフォー
マットの信号を、センター側においてNRZフォーマッ
トの信号に変換する方法である。
1に示すようにCATVシステムのセンター側機器1と
してRFモデムが使用され、二以上の加入者側の端末機
器2としてステータス端末器が使用され、そのRFモデ
ム1とステータス端末器2との間でパケット信号を伝送
してポーリング通信を行う場合である。ポーリング方式
の通信では、センターから端末に呼出信号を送出する
と、呼び出されたアドレスの端末から応答信号がセンタ
ーに伝送される。この実施形態では端末2から送信され
る応答信号の符号化方式がNRZ(Non Return To Zer
o)フォーマットと、NRZI(Non ReturnTo Zero Inv
erse)フォーマットの二種類ある場合である。
の伝送開始後所定時間経過してから、伝送したい本来の
データにより変調(データ変調)をかけて符号化する方
式である。具体的にはセンタからのリクエストに応じて
データを送るための無変調キャリア(図2のRS:Requ
est to Send )に、その伝送開始後所定時間経過してか
ら、図2の本来のデータ(SD: Send Data )により変
調をかけて図2のNRZフォーマットの変調信号(S
D)にする方式である。このNRZフォーマットではデ
ータ変調前のキャリアがマーク“1”に固定されて変化
しない無変調キャリアとなる。
トと同様に、無変調キャリアにその伝送開始後所定時間
経過してから本来のデータによりデータ変調をおかけて
符号化する方式であるが、そのデータ変調前に、伝送開
始後の無変調キャリアにサブ変調をかける方式である。
具体的には図2の無変調キャリア(RS)にその伝送開
始後所定時間経過してから、図2の本来のデータ(S
D)により変調をかける前に、無変調キャリアにサブ変
調をかけ、その後にデータ変調をかけて図2のNRZI
フォーマットの変調信号(SD)にする方式である。こ
のNRZIフォーマットではデータ変調前のキャリアが
マーク“1”とスペース“0”とに切替わるクロック出
力となる。
符号化方式で符号化されたデータが伝送されてくるか不
明である。この実施形態では何れの方式で符号化された
かに拘らず、符号化されたデータを同一周波数で伝送し
ても、そのデータの符号化方式を識別できるようにする
ため、センター側機器であるRFモデム1(図1)にそ
の識別機能を設けた。その識別機能はタイマーと比較回
路とにより構成される。
末機器2から送られてくる変調信号を受信して復調し、
その復調信号中のキャリアを検波した時点Oから、その
後の最初の変調開始点Pが検波されるまでの間をタイマ
ーによりカウントしてその間の時間を求める。この場
合、その時間はNRZフォーマットの変調信号では、キ
ャリア検波時点Oからデータ変調開始時点Pまでの時間
がt1となり、NRZIフォーマットの変調信号ではキ
ャリア検波時点Oからデータ変調前のサブ変調の開始時
点Pまでの時間がt2となり、NRZフォーマットの時
間t1がNRZIフォーマットの時間t2よりも長くな
る。この場合、前記キャリア検波時点Oからの所定時間
を基準時間Tとし、この基準時間Tをt2≦T≦t1の関
係に設定しておく。この設定下において、センター側機
器1で求められたt1またはt2をセンター側機器1の比
較回路によりTと比較して、センター側機器1に受信さ
れた変調信号がNRZフォーマットのものであるかNR
ZIフォーマットのものであるかを識別する。具体的に
は、センター側機器1で求められた時間t1またはt2を
基準時間Tと比較し、これが基準時間Tより長ければt
1と判断し、この変調信号をNRZフォーマットの変調
信号であると識別する。逆にこれが基準時間Tより短け
ればt2と判断し、この変調信号をNRZIフォーマッ
トの変調信号であると識別する。或いは、求められた時
間t1またはt2を基準時間Tと比較し、これが基準時間
Tより短ければサブ変調がかけられている。即ち、NR
ZIフォーマットの変調信号と識別する。一方、基準時
間Tより長ければサブ変調がかけられていない。即ち、
NRZフォーマットの変調信号と識別する。
されたときは先に復調した信号をそのままパソコンや他
の機器に出力して後処理(例えば端末のモニタとか、端
末からの要求への対応等)をし、NRZIフォーマット
と識別されたときは先に復調した信号中のサブ変調分を
再度復調(差分復調)してNRZフォーマットに変換
し、それからパソコンとか他の機器に出力して前記後処
理をする。
類が2つの場合であるが、これは3つ以上であってもよ
いことは勿論であり、この場合は夫々の変調信号の種類
ごとにキャリアの伝送開始から同キャリアにデータ変調
をかけるまでの時間をずらしたり、ザブ変調波の波長間
隔を変えたりする。
方法は次の様な効果がある。 1.センター側機器において、受信した変調信号の種類
を識別可能なので、端末機器からセンター側に送信され
る変調信号の種類によって使用周波数を変える必要がな
く、センター側に夫々の周波数ごとに復調器を設ける必
要もない。従って、センター側機器の数が多くなってシ
ステムの構成が複雑になったり、コスト高になったり、
伝送不具合が発生する可能が高くなったり、保守管理が
面倒になったりするといった従来の問題を解決すること
ができる。さらに周波数を有効に利用することもでき
る。 2.センター側機器で変調信号の種類を識別するには、
端末機器でキャリアにデータ変調をかけるタイミングを
変えるか、データ変調の前にサブ変調をかけるだけでよ
いため、極めて容易且つ低コストで前記効果を得ること
ができる。
例を示す説明図。
ーマットの変調信号波、NRZIフォーマットの変調信
号波の夫々の波形を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】CATVシステムのセンター側機器(1)
と二以上の端末機器(2)との間で行われるポーリング
方式の通信において、夫々の端末機器(2)からセンタ
ーに伝送される変調信号が、キャリアの伝送開始から所
定時間経過後にキャリアにデータ変調をかけたものと、
そのデータ変調の他にデータ変調前のキャリアにサブ変
調をかけたものとの二種類ある場合に、これら二種類の
変調信号を一つのセンター側機器(1)で受信し、その
センター側機器(1)において受信した変調信号中のサ
ブ変調の有無を検知して変調信号の種類を識別すること
を特徴とするCATVシステムにおけるデータ識別方
法。 - 【請求項2】CATVシステムのセンター側機器(1)
と二以上の端末機器(2)との間で行われるポーリング
方式の通信において、夫々の端末機器(2)からセンタ
ーに伝送される変調信号が、キャリアの伝送開始から所
定時間経過後にキャリアにデータ変調をかけたものと、
そのデータ変調の他にデータ変調前のキャリアにサブ変
調をかけたものとの二種類ある場合に、これら二種類の
変調信号を一つのセンター側機器(1)で受信し、その
センター側機器(1)において受信した変調信号中のキ
ャリア検出時から最初の変調信号検出時までの時間を検
知し、その検知時間の長さから変調信号の種類を識別す
ることを特徴とするCATVシステムにおけるデータ識
別方法。 - 【請求項3】請求項1又は請求項2記載のCATVにお
けるデータ識別方法において、二種類以上の変調信号が
NRZフォーマットと、NRZIフォーマットであるこ
とを特徴とするCATVシステムにおけるデータ識別方
法。 - 【請求項4】請求項3記載のCATVにおけるデータ識
別方法において、センター側機器で識別されたNRZI
フォーマットの信号を、センター側においてNRZフォ
ーマットの信号に変換することを特徴とするCATVシ
ステムにおけるデータ識別方法。
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