JP3123245B2 - 復調方法およびその復調方法を用いた復調回路 - Google Patents

復調方法およびその復調方法を用いた復調回路

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JP3123245B2 JP04223539A JP22353992A JP3123245B2 JP 3123245 B2 JP3123245 B2 JP 3123245B2 JP 04223539 A JP04223539 A JP 04223539A JP 22353992 A JP22353992 A JP 22353992A JP 3123245 B2 JP3123245 B2 JP 3123245B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,2進法の0か1かを2
値信号による所定符号によって形成されるデジタル信号
ASK変調波の復調方法とその回路に係り,特に,受信
波の崩れが大きい場合に対応できる復調機能を向上した
復調方法およびその復調方法を用いた復調回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】局部的な電磁誘導通信システムにおいて
一方の局に電源設備の搭載困難であって,しかも,小さ
な電力で信号処理が可能な場合等には,一方の送信エネ
ルギーを対向局が電源エネルギーとして使用する手段が
使用されている。このような手段は可搬型誘導無線応答
器として,例えば,定期券としてICカードを用いる駅
務システムや,ICを搭載したタグを用いて機密を要す
る箇所への入退場管理等に使用され,改札ゲートや部屋
の入口に設けた主局とICカードやタグに設けた従局と
の間で高速通信する場合に使用されている。このような
ICカードやタグ等は内部に電源をもたず,受信波のも
つエネルギーを整流して内部の信号処理回路や所定信号
の送信回路を駆動する電源にしている。また,ICを搭
載し,電源を搭載しないカプセルを例えば計測を目的と
するところに埋込み,このカプセルから計測信号を得る
ために,カプセルに設けた通信装置に対応する外部の通
信装置からの送信エネルギーをカプセル内の回路用電源
に利用する手段がある。上述のような従局は電池を搭載
した場合も電池の消耗を少なくする手段が必要である。
このような通信に使用される信号は一般にハイとロウと
の2値を適切に組合わせたデジタル信号を使用し,所要
電力が少なくてすむASK変調方式を採用する場合が多
い。また,上述の例以外の通信システムにおいても,2
進法による0か1かを2値信号によるデジタル信号AS
K変調波が採用される場合がある。送信されたASK変
調波は受信されると増幅した後,包絡線検波され,整形
機能回路によって送信された2進符号列に再形成されて
所定の情報処理機能回路に伝送され利用される。上述の
ような2進法2値信号の受信信号が0か1かを判定する
には,例えば,図4に示すような手段が用いられてい
る。図4において,aは時間軸を横軸として信号波形の
一部を示している。受信部で信号を受信し復調するに
は,受信し波形整形した信号が反転するエッジ部に同期
してこのビット時間長の所定分数に分割した時間間隔で
サンプリング信号をbに示すように出力する。このサン
プリング信号によってaに示す受信波形をサンプリング
し,別に記録したテーブルを参照してこの信号がビット
0かビット1かを判定するようにしている。
【0003】次にASK変調方式による通信システムに
おける送信信号波形と受信信号波形との関係例を図5に
よって説明する。図5の最上段に示す信号Siは,送信
前の2値信号列の例を示したものであって,次の段の信
号aは上記信号Siに示す信号列の送信ASK変調波を
示している。受信信号レベルは,送信アンテナと受信ア
ンテナとの距離関係,その他環境条件等の影響によって
変動する。図5の上から3段目に示す信号bは上記信号
aを包絡線検波をした後の信号例を示していて,図に示
す横線Kは受信信号整形回路にコンパレータを使用した
場合の比較用基準レベルを示している。図5の最下段に
示す信号Soは受信信号整形回路出力信号波形を示して
いる。即ち,信号bの基準レベルKより上部をハイとす
る2値信号に形成して送信信号と同じ信号列を得てい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,一般に通信
システムにおいては,上述したように送信アンテナと受
信アンテナとの位置関係や環境条件によって,例えば,
図6に示すように受信レベルが変動する場合が多い。図
6は図5に示した信号bと対応する信号Soを書き直し
たものである。即ち,図6に示す信号b1 と信号b2
異なった受信レベルを検波した例を示していて,受信レ
ベルが高い場合の受信信号b1 に対して受信レベルが落
ちると信号b2 に示すように基準レベルKによって切ら
れる上部幅が狭くなり,信号So1 に対する信号So2
のように信号幅の狭くなった2値信号を得ることにな
る。また,通信回路が元の信号波形を伝送するに必要な
帯域を確保できない場合や変調周波数と搬送周波数が接
近している場合等にはASK変調波の波形は図5のaに
示すような正しい波形にならず包絡線がなまってしまう
場合がある。上述のように元の送信波形と異なった波形
になると忠実に再生することができない場合が発生す
る。また,受信装置側のクロック信号は送信側のクロッ
クと同期がとれないため,長い受信信号においては,ク
ロックのタイミングがずれるために上記と同様元の送信
波形を忠実に再生することができない場合が発生する。
そのために,状況によっては異なったコード信号を受信
してしまうという問題があった。例えば,図4によって
示したような手段によると,サンプリングした信号のハ
イ,ロウの関係とテーブル記載の内容との関係が反転し
て誤って判定してしまう恐れがあった。本発明は上記問
題を対策して,2進法の数値表示信号であって該2進法
における0及び1をそれぞれ異なった2値信号によって
表示するデジタル信号のASK変調波を包絡線検波し,
該検波出力を整形手段で2値信号に再生する復調方法に
おいて,忠実に元送信信号列を再生することによって送
信信号を誤って受信することを防止することが出来る復
調方法およびその復調方法を用いた復調回路を提供する
ことを目的(課題)としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に基づく復調方法においては,請求項1記載の
復調方法では,所定の一定速度でシリアルに伝送される
2進法により形成され2値で表示する信号のASK変調
波を包絡線検波し,該検波出力を整形手段で2値信号に
再生する復調方法において,各ビット0または1を示す
符号関係に対応し,該入力信号の2値反転に同期する所
定のタイミング信号の所定区間における入力2値信号反
転の有無によって該入力信号がビット0かビット1かを
判定するようにした。また,請求項2に記載の復調方法
では、所定の一定速度でシリアルに伝送される2進法に
より夫々が同一時間長として形成されたビット0または
ビット1がビット1またはビット0の倍反転数である2
値で表示する信号のASK変調波を包絡線検波し,該検
波出力を整形手段で2値信号に再生する復調方法におい
て,上記0および1両ビット信号が反転する同一タイミ
ング位置から所定時間継続するタイミング信号の所定区
間における入力2値信号の反転の有無によってビット0
かビット1かを判定するようにした。
【0006】さらに,請求項3に記載の復調回路におい
ては,所定の一定速度でシリアルに伝送され,ASK変
調波を包絡線検波し,該検波出力を整形手段で2値信号
に再生する復調方法において,0および1両ビット信号
が反転する同一タイミング位置の2値信号反転入力また
は当該カウンタのカウントアップによってリセットされ
連続的に所定周波数のクロック信号を所定桁カウントす
るカウンタと,該カウンタのカウント値の予め設定した
所定桁区間,検波整形された2値信号の反転入力の該カ
ウンタ入力を禁止するインヒビット機能回路と,該イン
ヒビット機能作動時間中に前記検波整形された2値信号
に反転があれば,該反転以降所定時間長の信号波形に成
型するコード再生機能回路を備えて構成した。
【0007】
【作用】本発明の基づく復調方法は,上述のように,各
ビット0または1を示す符号関係に対応し,入力信号の
2値反転に同期する所定時間長のタイミング信号の所定
区間中に入力2値信号反転の有無によってこの入力信号
が判定でき,ビット0またはビット1がビット1または
ビット0の倍反転数である2値で表示する信号の場合
は,0および1両ビット信号が反転する同一タイミング
位置の区間に同期をとる信号の所定区間中における入力
2値信号反転の有無によってこの入力信号がビット0か
ビット1かが判定できるので,2値の反転タイミングが
変動しても元の送信信号列を忠実に復元できる。また,
本発明の基づく復調回路は上述のように構成したので,
2値の反転タイミングが変動しても元の送信波形を忠実
に復元して,上記復調方法に示す作用を実現できる。
【0008】次に,本発明に基づく実施例を図1,図
2,図3を参照して説明する。図1には本発明に基づく
復調方法を実現する回路構成の実施例を示している。図
1において,図示しない送信装置から送出されたASK
変調波を受信する受信アンテナ1は検波回路2に接続さ
れ,この検波回路2は受信信号整形回路3に接続されて
いる。受信信号整形回路3の出力回路はインヒビット機
能回路4とコード再生機能回路7に接続されている。イ
ンヒビット機能回路4の出力回路はカウンタ5に入力さ
れており,カウンタ5のカウンタ内容値はコンパレータ
6に入力されている。コンパレータ6の出力回路は前述
したインヒビット機能回路4とコード再生機能回路7に
接続されている。コード再生機能回路7の出力回路は受
信信号復調出力回路8として図示しないこの復調回路の
上位情報処理機能回路に出力している。また,前述した
カウンタ5のカウンタ用のクロック作成回路10の出力
がカウンタ5とコード再生機能回路7とに入力してい
る。
【0009】次に上述した図1の働きを図2,図3をも
参照して詳細に説明する。図2には図1に示した回路に
おける各要素機能回路の出力信号波形を示している。即
ち,横軸に時間の流れを示していて,縦軸には上記各出
力波形の振幅変化例を示し,各信号のうち2値信号を示
すc,e,fは各上がハイ(H)下がロウ(L)を示し
ている。図3はカウンタ5の作動状況の説明図であっ
て,(A),(B)2図によって構成され,各図は横軸
に時間,縦軸にカウンタ内容値dの大きさと,このカウ
ンタ内容値に対応する受信信号整形回路3の出力cの波
形を示し,カウンタdの内容値は下がゼロ(0),受信
信号整形回路3の出力cの波形は上がハイ(H)下がロ
ウ(L)を示している。
【0010】図1において,受信アンテナ1の出力回路
aには図2のaに示すようにASK変調波が出力され
る。図2に示す信号は2進法によるビット列0,1,
1,0,・,・,が連続している状況を例示していて,
ビット0とビット1はそれぞれ同一時間長のハイとロウ
の2値によって構成され,ビット1はハイとロウの2値
が各ビット0の1/2の各同一時間長によって構成され
ている。即ち,ビット1はビット0の倍反転数の信号を
形成している。受信アンテナ1で受信された信号aは検
波回路2によって図2の信号bに示すように包絡線検波
されて出力される。検波出力bは従来技術で説明したよ
うな機能を備えた受信信号整形回路3の働きによって図
2のcに示すような方形波が作成される。図2に示す受
信信号aは従来の技術の問題点によって説明したように
振幅や包絡線が変動し,従って,検波出力bの振幅と波
形の変化状態と,受信信号整形回路3の出力信号cの波
形の反転間隔が変動する。受信信号整形回路3の出力信
号は動作の詳細を後述するインヒビット機能回路4を経
由してカウンタ5に入力する。インヒビット機能回路4
は図2のdに示すようにビット1を示すビット0の時間
長の中間の時間長における2値反転のエッジ出力を抑止
する。カウンタ5は,クロック作成回路10によって作
成された所定周波数のクロック信号をカウントするカウ
ンタであって,最高桁数が例えば256に構成されてい
る。クロック作成回路10で作成されるクロック信号の
周波数とカウンタ5の最高桁数は受信されるデジタル信
号の各ビットの時間長に対応し,後述する動作が適切に
実行されるように設定されている。
【0011】従って,図3の(A)図に示すように,受
信信号整形回路3の出力信号(c)が反転するエッジ部
におけるタイミングt0 でカウンタ5はリセットされ
る。従って,カウンタ5の内容値は0になり,直ちにク
ロック作成回路10から入力されるクロック信号によっ
て(d)に示すようにカウントを開始して直線的に増大
する。カウンタ5は受信信号整形回路3の出力信号が再
び反転するエッジ部におけるタイミングt1 でリセット
され,上述の動作が繰返される。しかしながら,カウン
タ5は前述したようにカウント数に上限があるので,図
3の(B)図に示すように,タイミングt0 にリセット
されてカウントを開始した後,入力信号cが反転する前
にカウンタ5がカウントアップすると,タイミングt2
においてカウンタ5は0にもどってカウントを再開す
る。カウンタ5がタイミングt2 にカウントを再開した
後受信信号整形回路3の出力信号cが反転するエッジ部
がくるのでタイミングt1 でリセットされ,上述の動作
が繰返される。即ち,この復調回路を適用する上位シス
テムの条件等で設定される通信信号の所定の2進法符号
の2値が反転する時間長t0 ないしt1 とカウンタ5が
タイムアップする時間長t0 ないしt2 とは理論的に等
しくなるように設計され,また,後述するカウンタ5の
内容値による働きのための精度を維持するに適切なカウ
ンタ用のクロック周波数とカウンタの最高カウント桁数
が設定されている。
【0012】上述したカウンタ5のカウント内容値は図
2のdに示すように変化し出力される。即ち,カウンタ
5の内容値は入力信号が反転するエッジに同期をとった
タイミング信号を形成している。図2において上述した
ASK変調波aの波形図に対する検波回路bの出力,受
信信号整形回路3の出力c,カウンタ4の出力dの時間
関係は,本発明の動作概要を示しもので,上述したよう
な受信レベル変動によるタイミング変化を示すための時
間関係の精度は有していない。カウンタ5の内容値がコ
ンパレータ6に予め設定された値,例えば,カウンタ5
の最高桁数の1/4になると,コンパレータ6からはイ
ンヒビット機能回路4とコード再生機能回路7に,カウ
ンタ5の最高桁数の3/4になるまで図2のeに示す所
定時間幅を有するゲート信号を出力する。インヒビット
機能回路4は,例えばゲート信号入力反転のアンド回路
によって形成されていて,コンパレータ6から上述した
信号が出力されている間は受信信号整形回路3から入力
される信号出力を抑止するので,前述し,図2に示すよ
うに2進法のビット1を示す,ビット0の時間長の中間
の時間長における2値反転のエッジ出力を抑止する。コ
ード再生機能回路7はこの時間に入力するビット1の反
転エッジ信号を検出し,内部に備えたカウンタ機能を起
動して入力するクロック信号をカウントし,クロック周
波数で定まる各ビット長として設定された時間より所定
長長い時間を示すカウント値になるとカウンタ機能をリ
セットする。コード再生機能回路7は,従って,クロッ
ク機能作動中継続する方形波を元の信号に対応する2進
法1を示すビット信号として受信信号復調出力回路8に
出力する。従って,コード再生機能回路7は2進法0を
示すビット信号は出力せず,2進法1を示すビット信号
は設定されている時間長さよりも若干長い時間長さ方形
波信号として出力されるので,反転エッジ位置がずれた
場合でも図2のfに示されるように,2進法0,1,
1,0・,・,の信号が出力される。即ち,前述した回
路動作によって,入力信号の2値反転に同期する所定時
間長のタイミング信号の所定区間における入力2値信号
反転の有無によって,また,0および1両ビット信号が
反転する同一タイミング位置の反転信号に同期をとるタ
イミング信号の所定区間における入力2値信号に反転が
有ることによって該入力信号が倍反転数の信号である1
であると判定している。従って,反転がないと0と判定
する。上述の説明では,ゲート信号eをカウンタ内容値
の1/4ないし3/4の間出力するように説明したが,
このゲート信号出力のタイミングはその他適切な値にし
てもよいが,本実施例の場合は2値反転のずれに対して
最も裕度が高いので,受信信号の波形が変動した場合に
も有効に機能する。
【0013】上述した回路構成は本発明に基づく復調方
法を実現するための1例を示したものであって,各要素
機能回路は,各必要な機能を実現すれば任意の回路構成
が採用でき,例えばICによって構成しても良い。ま
た,本発明の技術思想に従ってその他の要素機能回路の
組合わせによって構成しても良い。例えば,コード再生
機能回路7のカウンタ機能は出力信号の時間長に関する
精度に必要なければワンショットマルチバイブレータや
オフ遅延機能回路を使用しても良く,また,アナログ回
路以外はマイクロコンピュータのソフト処理によって実
行させるようにしても良い。本発明に基づく復調方法
は,例えば,図2に示したようなビット信号の場合,即
ち,2進法における0および1をそれぞれが相等しい時
間長の2値で表示し,この0または1の2値反転の回数
が1または0の倍数有するごとく形成した倍反転数の信
号の場合は図1によって上述した説明によって,2値信
号のハイまたはロウの検知位置や時間長が受信状態によ
って変動しても正しく復調される。上述した説明は2進
法0を2値信号のハイ,ロウによって,1をハイ,ロ
ウ,ハイ,ロウのビットである場合を説明したが,逆
に,1を2値信号のハイ,ロウによって,0をハイ,ロ
ウ,ハイ,ロウのビットにした場合も同様に適用できる
のは当然である。また,その他のビット信号を構成する
2値の反転条件に対応しても,カウンタ3の桁数とクロ
ック作成回路10で作成されるクロック周波数,コンパ
レータ6で実行される出力信号作成のための判定カウン
タ内容値等を適切に対応し設定することによって対応す
ることができる。本発明によると復調信号は送信信号よ
りも若干の遅れを生じるが通信機能上影響しない微弱な
値のものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成したので、
次のような優れた効果を有する。ASK変調におい
て、通信装置が必要な広帯域を確保できない場合、変調
周波数が搬送周波数に接近している場合、受信信号レベ
ルが変動する場合等、受信信号の波形精度が確保できな
いような場合においても、伝送される信号の復調を容易
高精度に行うことができる。伝送信号が一般に実用さ
れる2進法で各ビットを形成する各2値それぞれの長さ
がビット0またはビット1がビット0またはビット1の
倍の長さを有する、即ち、ビット1またはビット0がビ
ット0またはビット1の倍反転数の2値信号によって形
成されるような場合は容易に復調が実現できる。信号
長が長い場合にも、受信側で各ビットごとに同期がとれ
るので、確実に送信信号が復調できる。本発明に基づ
く復調方法は簡単な回路構成によって容易に実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく復調方法を実現する回路の実施
例を示す構成概要ブロック図である。
【図2】図1に示す実施例における回路各部の波形例図
である。
【図3】図1に示すカウンタの動作状態を説明する波形
例図である。
【図4】ASK変調波の従来の復調方法の1例を説明す
る波形例図である。
【図5】ASK変調波の従来の復調特性を説明する波形
例図である。
【図6】ASK変調波の従来の復調手段による問題点を
説明する波形例図である。
【符号の説明】
1:受信アンテナ 2:検波回路 3:受信信号整形回路 4:インヒビット機能回路(アンドゲ−ト) 5:カウンタ 6:コンパレータ 7:コード再生機能回路 8:受信信号復調出力回路 10:クロック作成回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−221233(JP,A) 特開 平1−309448(JP,A) 特開 昭53−96808(JP,A) 特開 昭59−230354(JP,A) 特開 昭50−56921(JP,A) 特開 昭61−23499(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/02 - 27/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の一定速度でシリアルに伝送される
    2進法により形成され2値で表示する信号のASK変調
    波を包絡線検波し,該検波出力を整形手段で2値信号に
    再生する復調方法において, 各ビット0または1を示す符号関係に対応し,該入力信
    号の2値反転に同期する所定のタイミング信号の所定区
    間における入力2値信号反転の有無によって該入力信号
    がビット0かビット1かを判定するようにしたことを特
    徴とする復調方法。
  2. 【請求項2】 所定の一定速度でシリアルに伝送される
    2進法により夫々が同一時間長として形成されビット
    0またはビット1がビット1またはビット0の倍反転数
    である2値で表示する信号のASK変調波を包絡線検波
    し,該検波出力を整形手段で2値信号に再生する復調方
    法において, 上記0および1両ビット信号が反転する同一タイミング
    位置から所定時間継続するタイミング信号の所定区間に
    おける入力2値信号の反転の有無によってビット0かビ
    ット1かを判定するようにしたことを特徴とする復調方
    法。
  3. 【請求項3】 所定の一定速度でシリアルに伝送され,
    ASK変調波を包絡線検波し,該検波出力を整形手段で
    2値信号に再生する復調方法において, 0および1両ビット信号が反転する同一タイミング位置
    の2値信号反転入力または当該カウンタのカウントアッ
    プによってリセットされ連続的に所定周波数のクロック
    信号を所定桁カウントするカウンタと,該カウンタのカ
    ウント値の予め設定した所定桁区間,検波整形された2
    値信号の反転入力の該カウンタ入力を禁止するインヒビ
    ット機能回路と,該インヒビット機能作動時間中に前記
    検波整形された2値信号に反転があれば,該反転以降所
    定時間長の信号波形に成型するコード再生機能回路を備
    えたことを特徴とする復調回路。
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