JP2001223257A - 半導体製造・検査装置用セラミック基板 - Google Patents

半導体製造・検査装置用セラミック基板

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JP2001223257A
JP2001223257A JP2000034002A JP2000034002A JP2001223257A JP 2001223257 A JP2001223257 A JP 2001223257A JP 2000034002 A JP2000034002 A JP 2000034002A JP 2000034002 A JP2000034002 A JP 2000034002A JP 2001223257 A JP2001223257 A JP 2001223257A
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heating element
resistance heating
ceramic
weight
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JP2000034002A
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Yasutaka Ito
康隆 伊藤
Yasuji Hiramatsu
靖二 平松
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Ibiden Co Ltd
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Ibiden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱時に、加熱面全体の温度が均一になり、
シリコンウエハ等の被加熱物を均一に加熱することがで
きる半導体製造・検査装置用セラミック基板を提供する
こと。 【解決手段】 セラミック基板の内部または表面に、そ
の両端に端子部を有する1または2以上の回路からなる
抵抗発熱体が形成された半導体製造・検査装置用セラミ
ック基板であって、少なくとも1の回路両端の端子部近
傍の線幅は、それ以外の部分の回路の線幅より太いこと
を特徴とする半導体製造・検査装置用セラミック基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、ホットプレ
ート(セラミックヒータ)、静電チャック、ウエハプロ
ーバなど、半導体の製造用や検査用の装置として用いら
れるセラミック基板に関し、特には、シリコンウエハ等
の被加熱物を均一に加熱することができるセラミック基
板に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体は、種々の産業において必要とさ
れる極めて重要な製品であり、半導体チップは、例え
ば、シリコン単結晶を所定の厚さにスライスしてシリコ
ンウエハを作製した後、種々の工程を経て、ウリコンウ
エハ上に回路等を形成することにより製造される。
【0003】具体的な工程として、例えば、シリコンウ
エハ上に感光性樹脂をエッチングレジストとして形成
し、シリコンウエハのエッチングを行う工程等が挙げら
れる。この感光性樹脂は、通常、液状であり、スピンコ
ータ等を用いてシリコンウエハ表面に塗布されるのであ
るが、塗布後に溶剤等を飛散させるため乾燥させなけれ
ばならず、塗布したシリコンウエハをヒータ上に載置ま
たは保持して加熱することになる。
【0004】また、回路等が形成されたシリコンウエハ
は、この段階でその回路等が設計通りに動作するか否か
を測定してチェックするプロービング工程が必要であ
り、そのためにウエハプローバーが用いられる。このよ
うなウエハプローバでは、ウエハプローバ上にシリコン
ウエハを載置し、このシリコンウエハにテスタピンを持
つプローブカードを押しつけ、加熱、冷却しながら電圧
を印加して導通テストを行う。
【0005】このように半導体チップを製造する際に
は、種々の工程において、シリコンウエハを加熱する必
要があり、そのため、ホットプレート(セラミックヒー
タ)、ウエハプローバ、静電チャック、サセプタなど、
抵抗発熱体を備えたセラミック基板をベースとして使用
する半導体製造・検査用装置が盛んに用いられている。
【0006】そこで、特公平8−8247号公報などで
は、抵抗発熱体が形成された窒化物セラミック基板を使
用し、抵抗発熱体近傍の温度を測定しながら、温度制御
する技術が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな技術を用いてシリコンウエハを加熱しようした場
合、加熱面に温度差が発生し、これに起因する熱衝撃で
シリコンウエハが破損してしまうという問題が発生し
た。
【0008】そこで、本発明者らは、加熱面に温度差が
発生する原因について鋭意研究した結果、温度制御を行
っているにも拘らず加熱面に温度差が発生するのは、抵
抗発熱体と外部電源とを接続するために抵抗発熱体の両
端に形成された端子部付近(端子部近傍)の温度が局所
的に上昇し、この局所的な温度上昇を反映した温度差が
加熱面に生じるためであるという事実を突き止めた。
【0009】このように、抵抗発熱体の端部付近(端子
部近傍)の温度が上昇する原因として、抵抗発熱体の端
子部と外部端子との接点における抵抗の増加に起因して
接点部分が発熱し、この発熱が端子部近傍の抵抗発熱体
の発熱と重複するため、端子部近傍の抵抗発熱体の温度
が他の部分の温度よりも高くなることが考えられる。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、さ
らに検討を行い、端子部近傍の抵抗発熱体の線幅を太く
して体積抵抗率を下げ、発熱を抑制することにより、こ
の端子部近傍の抵抗発熱体の温度を他の部分の温度とほ
ぼ同一にすることができることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
【0011】即ち、本発明の半導体製造・検査装置用セ
ラミック基板は、セラミック基板の内部または表面に、
その両端に端子部を有する1または2以上の回路からな
る抵抗発熱体が形成された半導体製造・検査装置用セラ
ミック基板であって、少なくとも1の回路両端の端子部
近傍の線幅は、それ以外の部分の回路の線幅より太いこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の半導体製造・検
査装置用セラミック基板(以下、単に半導体装置用セラ
ミック基板ともいう)について説明する。本発明の半導
体装置用セラミック基板は、セラミック基板の内部また
は表面に、その両端に端子部を有する1または2以上の
回路からなる抵抗発熱体が形成された半導体装置用セラ
ミック基板であって、少なくとも1の回路両端の端子部
近傍の線幅は、それ以外の部分の回路の線幅より太いこ
とを特徴とする。
【0013】本発明の半導体装置用セラミック基板によ
れば、回路両端の端子部近傍の線幅が、それ以外の部分
の回路の線幅よりも太く、端子部近傍の回路の体積抵抗
率が、それ以外の部分の回路の体積抵抗率に比べて低く
なるため、抵抗発熱体に通電した際に、端子部近傍の回
路の発熱は、他の回路部分の発熱と比べて小さくなる。
そのため、端子部とこの端子部に接合された外部端子と
の接点部分における発熱と相殺され、端子部近傍の温度
が局所的に高くなるのが防止される。その結果、加熱時
に、セラミック基板の被加熱物を加熱する面(以下、加
熱面という)全体の温度が均一になる。
【0014】上記半導体装置用セラミック基板におい
て、上記抵抗発熱体は、その両端に端子部を有する1ま
たは2以上の回路からなる。上記回路の数は特に限定さ
れないが、各回路に異なった電力を投入して温度制御を
行い、加熱面の温度をより均一にすることができる点か
ら2以上であることが好ましい。上記抵抗発熱体は、セ
ラミック基板の内部に形成されていても良いし、セラミ
ック基板の表面に形成されていてもよい。
【0015】上記抵抗発熱体が、セラミック基板の内部
に形成されている場合、その形成位置は特に限定されな
いが、セラミック基板の中心または中心より加熱面の反
対側の面(以下、底面ともいう)の方向に偏芯した位置
に少なくとも1層形成されていることが好ましい。
【0016】図1は、本発明の半導体装置用セラミック
基板の一例であるセラミックヒータを模式的に示す底面
図であり、図2は、図1におけるAの部分の拡大底面図
であり、図3(a)は、図1に示すセラミックヒータの一
部を模式的に示す部分拡大断面図である。
【0017】セラミック基板11は、円板状に形成され
ており、このセラミック基板11の底面には、多数の回
路からなる抵抗発熱体12a〜12g(以下、単に抵抗
発熱体12ともいう)が形成されている。また、この抵
抗発熱体12は、セラミック基板11の加熱面全体の温
度が均一になるように、同心円状のパターンと屈曲線状
のパターンとを組み合わせて形成されている。
【0018】これら抵抗発熱体12の両端には、入出力
用の端子部13a〜13n(以下、単に端子部13とも
いう)が形成されており、この端子部13には、図3に
示したように外部端子37がハンダ等を用いて接合され
ている。なお、図3には、図示していないが、この外部
端子には、配線を備えたソケット等が接続され、電源と
の接続が図られるようになっている。
【0019】そして、端子部近傍の回路112a〜11
2n(以下、単に端子部近傍の回路112ともいう)の
線幅は、それ以外の部分の回路(抵抗発熱体)12の線
幅よりも太く形成されている。
【0020】端子部近傍の回路112の線幅をそれ以外
の部分の回路12の線幅よりも太く形成する場合、端子
部近傍の回路の線幅は、端子部近傍の回路112a〜1
12hのように一定の幅であってもよいし、端子部近傍
の回路112i〜112nのように、端子部13i〜1
3nに向かって幅が次第に太くなっていってもよい。
【0021】なお、図1においては、すべての端子部近
傍の回路112の線幅が、それ以外の部分の回路の線幅
よりも太く形成されているが、これは特に好ましい形態
であって、すべての端子部近傍の回路112の線幅が太
く形成されている必要はなく、抵抗発熱体のパターン、
形成位置および線幅等を考慮して、加熱面に温度差が発
生しないように回路両端の端子部近傍の回路の線幅が、
それ以外の部分の回路の線幅より太く形成されていれば
よい。ここで、少なくとも1の回路両端の線幅を太く形
成するとしたのは、1の回路には同じ電流が流れるた
め、回路の両端部分で同じように発熱するからである。
【0022】また、セラミック基板11には、測温素子
を挿入するための有底孔14が形成されており、中央に
近い部分には、支持ピン36を挿入するための貫通孔1
5が形成されている。
【0023】また、図3(a)に示したように、この支
持ピン36は、その上に半導体ウエハ19を載置して上
下させることができるようになっており、これにより、
半導体ウエハ19を図示しない搬送機に渡したり、搬送
機から半導体ウエハ19を受け取ったりすることができ
る。また、半導体ウエハ19を支持ピン16で保持する
ことにより、半導体ウエハ19を加熱面11aに接触さ
せずに加熱することもできる。一方、図3(b)に示し
たように、抵抗発熱体42がセラミック基板41中に埋
設されたセラミックヒータ40とすることもできる。こ
の場合には、端子部43は、スルーホール46を介して
外部端子47と接続される。また、外部端子47は、ス
ルーホール46と電気的に接続するWC製の導電体44
により、支持される。
【0024】抵抗発熱体12のパターンとしては、例え
ば、同心円、渦巻き、偏心円、屈曲線などが挙げられ、
これらを組み合わせてもよい。これらのなかでは、セラ
ミック基板全体の温度をより均一にすることができる点
から、同心円状のパターンや図1に示したような同心円
状のパターンと屈曲線状のパターンとを組み合わせたも
のが好ましい。
【0025】本発明の半導体装置用セラミック基板を構
成するセラミック材料は特に限定されるものではなく、
例えば、窒化物セラミック、炭化物セラミック、酸化物
セラミック等が挙げられる。
【0026】上記窒化物セラミックとしては、金属窒化
物セラミック、例えば、窒化アルミニウム、窒化ケイ
素、窒化ホウ素、窒化チタン等が挙げられる。また、上
記炭化物セラミックとしては、金属炭化物セラミック、
例えば、炭化ケイ素、炭化ジルコニウム、炭化チタン、
炭化タンタル、炭化タングステン等が挙げられる。
【0027】上記酸化物セラミックとしては、金属酸化
物セラミック、例えば、アルミナ、ジルコニア、コージ
ュライト、ムライト等が挙げられる。これらのセラミッ
クは単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
【0028】これらのセラミックのなかでは、窒化物セ
ラミック、炭化物セラミックの方が酸化物セラミックに
比べて好ましい。熱伝導率が高いからである。また、窒
化物セラミックのなかでは、窒化アルミニウムが最も好
適である。熱伝導率が180W/m・Kと最も高いから
である。
【0029】また、上記セラミック材料は、焼結助剤を
含有していてもよい。上記焼結助剤としては、例えば、
アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、希土類
酸化物等が挙げられる。これらの焼結助剤のなかでは、
CaO、Y23 、Na2 O、Li2 O、Rb2
好ましい。これらの含有量としては、0.1〜10重量
%が好ましい。また、アルミナを含有していてもよい。
【0030】本発明にかかる半導体装置用セラミック基
板は、明度がJIS Z 8721の規定に基づく値で
N4以下のものであることが望ましい。このような明度
を有するものが輻射熱量、隠蔽性に優れるからである。
また、このようなセラミック基板は、サーモビュアによ
り、正確な表面温度測定が可能となる。
【0031】ここで、明度のNは、理想的な黒の明度を
0とし、理想的な白の明度を10とし、これらの黒の明
度と白の明度との間で、その色の明るさの知覚が等歩度
となるように各色を10分割し、N0〜N10の記号で
表示したものである。そして、実際の測定は、N0〜N
10に対応する色票と比較して行う。この場合の小数点
1位は0または5とする。
【0032】このような特性を有するセラミック基板
は、セラミック基板中にカーボンを100〜5000p
pm含有させることにより得られる。カーボンには、非
晶質のものと結晶質のものとがあり、非晶質のカーボン
は、セラミック基板の高温における体積抵抗率の低下を
抑制することでき、結晶質のカーボンは、セラミック基
板の高温における熱伝導率の低下を抑制することができ
るため、その製造する基板の目的等に応じて適宜カーボ
ンの種類を選択することができる。
【0033】非晶質のカーボンは、例えば、C、H、O
だけからなる炭化水素、好ましくは、糖類を、空気中で
焼成することにより得ることができ、結晶質のカーボン
としては、グラファイト粉末等を用いることができる。
また、アクリル系樹脂を不活性雰囲気下で熱分解させた
後、加熱加圧することによりカーボンを得ることができ
るが、このアクリル系樹脂の酸価を変化させることによ
り、結晶性(非晶性)の程度を調整することもできる。
【0034】セラミック基板11の形状は、円板形状が
好ましく、その直径は、200mm以上が好ましく、2
50mm以上が最適である。円板形状の半導体装置用セ
ラミック基板は、温度の均一性が要求されるが、直径の
大きな基板ほど温度が不均一になりやすいからである。
セラミック基板11の厚さは、50mm以下が好まし
く、20mm以下がより好ましい。また、1〜5mmが
最適である。上記厚さが薄すぎると、高温で加熱する際
に反りが発生しやすく、一方、厚過ぎると熱容量が大き
く成りすぎて昇温降温特性が低下するからである。
【0035】また、セラミック基板11の気孔率は、0
または5%以下が好ましい。上記気孔率はアルキメデス
法により測定する。高温での熱伝導率の低下、反りの発
生を抑制できるからである。
【0036】セラミック基板11の内部または底面に抵
抗発熱体12を形成するためには、金属や導電性セラミ
ックからなる導電ペーストを用いることが好ましい。即
ち、セラミック基板の内部に抵抗発熱体を形成する場合
には、グリーンシート上に導電ペースト層を形成した
後、グリーンシートを積層、焼成することにより、内部
に抵抗発熱体を作製する。一方、表面に抵抗発熱体を形
成する場合には、通常、焼成を行って、セラミック基板
を製造した後、その表面に導体ペースト層を形成し、焼
成することより、抵抗発熱体を作製する。
【0037】上記導体ペーストとしては特に限定されな
いが、導電性を確保するため金属粒子または導電性セラ
ミックが含有されているほか、樹脂、溶剤、増粘剤など
を含むものが好ましい。
【0038】上記金属粒子としては、例えば、貴金属
(金、銀、白金、パラジウム)、鉛、タングステン、モ
リブデン、ニッケルなどが好ましい。これらは、単独で
用いてもよく、2種以上を併用してもよい。これらの金
属は、比較的酸化しにくく、発熱するに充分な抵抗値を
有するからである。
【0039】上記導電性セラミックとしては、例えば、
タングステン、モリブデンの炭化物などが挙げられる。
これらは、単独で用いてもよく、2種以上を併用しても
よい。これら金属粒子または導電性セラミック粒子の粒
径は、0.1〜100μmが好ましい。0.1μm未満
と微細すぎると、酸化されやすく、一方、100μmを
超えると、焼結しにくくなり、抵抗値が大きくなるから
である。
【0040】上記金属粒子の形状は、球状であっても、
リン片状であってもよい。これらの金属粒子を用いる場
合、上記球状物と上記リン片状物との混合物であってよ
い。上記金属粒子がリン片状物、または、球状物とリン
片状物との混合物の場合は、金属粒子間の金属酸化物を
保持しやすくなり、抵抗発熱体とセラミック基板との密
着性を確実にし、かつ、抵抗値を大きくすることができ
るため有利である。
【0041】導体ペーストに使用される樹脂としては、
例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂などが挙げられ
る。また、溶剤としては、例えば、イソプロピルアルコ
ールなどが挙げられる。増粘剤としては、セルロースな
どが挙げられる。
【0042】抵抗発熱体用の導体ペーストをセラミック
基板の表面に形成する際には、導体ペースト中に金属粒
子のほかに金属酸化物を添加し、金属粒子および金属酸
化物を焼結させたものとすることが好ましい。このよう
に、金属酸化物を金属粒子とともに焼結させることによ
り、セラミック基板と金属粒子とを密着させることがで
きる。
【0043】金属酸化物を混合することにより、セラミ
ック基板との密着性が改善される理由は明確ではない
が、金属粒子表面や非酸化物からなるセラミック基板の
表面は、その表面がわずかに酸化されて酸化膜が形成さ
れており、この酸化膜同士が金属酸化物を介して焼結し
て一体化し、金属粒子とセラミックとが密着するのでは
ないかと考えられる。また、セラミック基板を構成する
セラミックが酸化物の場合は、当然に表面が酸化物から
なるので、密着性に優れた導体層が形成される。
【0044】上記金属酸化物としては、例えば、酸化
鉛、酸化亜鉛、シリカ、酸化ホウ素(B 23 )、アル
ミナ、イットリアおよびチタニアからなる群から選ばれ
る少なくとも1種が好ましい。これらの酸化物は、抵抗
発熱体の抵抗値を大きくすることなく、金属粒子とセラ
ミック基板との密着性を改善することができるからであ
る。
【0045】上記酸化鉛、酸化亜鉛、シリカ、酸化ホウ
素(B23 )、アルミナ、イットリア、チタニアの割
合は、金属酸化物の全量を100重量部とした場合、重
量比で、酸化鉛が1〜10、シリカが1〜30、酸化ホ
ウ素が5〜50、酸化亜鉛が20〜70、アルミナが1
〜10、イットリアが1〜50、チタニアが1〜50で
あって、その合計が100重量部を超えない範囲で調整
されていることが好ましい。これらの範囲で、これらの
酸化物の量を調整することにより、特にセラミック基板
との密着性を改善することができる。
【0046】上記金属酸化物の金属粒子に対する添加量
は、0.1重量%以上10重量%未満が好ましい。ま
た、このような構成の導体ペーストを使用して抵抗発熱
体を形成した際の面積抵抗率は、1〜45mΩ/□が好
ましい。
【0047】面積抵抗率が45mΩ/□を超えると、印
加電圧量に対して発熱量は大きくなりすぎて、表面に抵
抗発熱体を設けた半導体装置用セラミック基板では、そ
の発熱量を制御しにくいからである。なお、金属酸化物
の添加量が10重量%以上であると、面積抵抗率が50
mΩ/□を超えてしまい、発熱量が大きくなりすぎて温
度制御が難しくなり、温度分布の均一性が低下する。
【0048】抵抗発熱体がセラミック基板の表面に形成
される場合には、抵抗発熱体の表面部分に、金属被覆層
が形成されていることが好ましい。内部の金属焼結体が
酸化されて抵抗値が変化するのを防止するためである。
形成する金属被覆層の厚さは、0.1〜10μmが好ま
しい。
【0049】上記金属被覆層を形成する際に使用される
金属は、非酸化性の金属であれば特に限定されないが、
具体的には、例えば、金、銀、パラジウム、白金、ニッ
ケルなどが挙げられる。これらは、単独で用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。これらのなかでは、ニ
ッケルが好ましい。なお、抵抗発熱体をセラミック基板
の内部に形成する場合には、抵抗発熱体表面が酸化され
ることがないため、被覆は不要である。本発明の半導体
装置用セラミック基板は、200℃以上で使用すること
ができる。
【0050】本発明では、必要に応じてセラミック基板
に熱電対を埋め込んでおくことができる。熱電対により
抵抗発熱体の温度を測定し、そのデータをもとに電圧、
電流量を代えて、温度を制御することができるからであ
る。
【0051】上記熱電対の金属線の接合部位の大きさ
は、各金属線の素線径と同一か、もしくは、それよりも
大きく、かつ、0.5mm以下がよい。このような構成
によって、接合部分の熱容量が小さくなり、温度が正確
に、また、迅速に電流値に変換されるのである。このた
め、温度制御性が向上してウエハの加熱面の温度分布が
小さくなるのである。上記熱電対としては、例えば、J
IS−C−1602(1980)に挙げられるように、
K型、R型、B型、E型、J型、T型熱電対が挙げられ
る。
【0052】本発明の抵抗発熱体を備えた半導体装置用
セラミック基板は、半導体の製造や半導体の検査を行う
ために用いられるセラミック基板であり、具体的な装置
としては、例えば、静電チャック、ウエハプローバ、サ
セプタ、ホットプレート(セラミックヒータ)等が挙げ
られる。これらのセラミック基板はいずれも、例えば、
図1で説明したような構成の抵抗発熱体を備えている。
【0053】上記ホットプレート(セラミックヒータ)
は、セラミック基板の表面または内部に抵抗発熱体のみ
が設けられた装置であり、これにより、半導体ウエハ等
の被加熱物を所定の温度に加熱することができる。
【0054】本発明の半導体装置用セラミック基板の内
部に静電電極を設けた場合には、静電チャックとして機
能する。図4(a)は、静電チャックを模式的に示す縦
断面図であり、(b)は、(a)に示した静電チャック
のA−A線断面図である。
【0055】この静電チャック20では、セラミック基
板3の内部にチャック正負電極層22、23が埋設さ
れ、その電極上にセラミック誘電体膜40が形成されて
いる。また、セラミック基板3の内部には、抵抗発熱体
11が設けられ、シリコンウエハ9を加熱することがで
きるようになっている。なお、セラミック基板3には、
必要に応じて、RF電極が埋設されていてもよい。
【0056】また、(b)に示したように、静電チャッ
ク20は、通常、平面視円形状に形成されており、セラ
ミック基板21の内部に図4に示した半円弧状部22a
と櫛歯部22bとからなるチャック正極静電層22と、
同じく半円弧状部23aと櫛歯部23bとからなるチャ
ック負極静電層23とが、互いに櫛歯部22b、23b
を交差するように対向して配置されている。
【0057】この静電チャックを使用する場合には、チ
ャック正極静電層22とチャック負極静電層23とにそ
れぞれ直流電源の+側と−側を接続し、直流電圧を印加
する。これにより、この静電チャック上に載置された半
導体ウエハが静電的に吸着されることになる。
【0058】図5および図6は、他の静電チャックにお
ける静電電極を模式的に示した水平断面図であり、図5
に示す静電チャック70では、セラミック基板71の内
部に半円形状のチャック正極静電層72とチャック負極
静電層73が形成されており、図6に示す静電チャック
80では、セラミック基板81の内部に円を4分割した
形状のチャック正極静電層82a、82bとチャック負
極静電層83a、83bが形成されている。また、2枚
のチャック正極静電層82a、82bおよび2枚のチャ
ック負極静電層83a、83bは、それぞれ交差するよ
うに形成されている。なお、円形等の電極が分割された
形態の電極を形成する場合、その分割数は特に限定され
ず、5分割以上であってもよく、その形状も扇形に限定
されない。
【0059】本発明の半導体装置用セラミック基板の表
面にチャックトップ導体層を設け、内部にガード電極や
グランド電極を設けた場合には、ウエハプローバとして
機能する。図7は、本発明の半導体装置用セラミック基
板の一例であるウエハプローバを模式的に示した断面図
であり、図8は、その平面図であり、図9は、図7に示
したウエハプローバにおけるA−A線断面図である。
【0060】このウエハプローバ101では、平面視円
形状のセラミック基板3の表面に同心円形状の溝7が形
成されるとともに、溝7の一部にシリコンウエハを吸引
するための複数の吸引孔8が設けられており、溝7を含
むセラミック基板3の大部分にシリコンウエハの電極と
接続するためのチャックトップ導体層2が円形状に形成
されている。
【0061】一方、セラミック基板3の底面には、シリ
コンウエハの温度をコントロールするために、図1に示
したような同心円状のパターンと屈曲線状のパターンと
を組み合わせた抵抗発熱体41が設けられており、抵抗
発熱体41の両端に形成された端子部には、外部端子が
接続、固定されている。また、セラミック基板3の内部
には、ストレイキャパシタやノイズを除去するために図
9に示したような格子形状のガード電極5とグランド電
極6とが設けられている。
【0062】このような構成のウエハプローバでは、そ
の上に集積回路が形成されたシリコンウエハを載置した
後、このシリコンウエハにテスタピンを持つプローブカ
ードを押しつけ、加熱、冷却しながら電圧を印加して、
回路が正常に動作するか否かをテストする導通テストを
行うことができる。
【0063】次に、本発明の半導体装置用セラミック基
板の製造方法の一例として、セラミックヒータの製造方
法について説明する。まず、図1に示したセラミック基
板11の底面に抵抗発熱体12が形成されたセラミック
ヒータの製造方法について説明する。
【0064】(1) セラミック基板の作製工程 上述した窒化アルミニウムなどの窒化物セラミックに必
要に応じてイットリア等の焼結助剤やバインダ等を配合
してスラリーを調製した後、このスラリーをスプレード
ライ等の方法で顆粒状にし、この顆粒を金型などに入れ
て加圧することにより板状などに成形し、生成形体(グ
リーン)を作製する。この際、カーボンを含有させても
よい。
【0065】次に、生成形体に、必要に応じて、シリコ
ンウエハを支持するための支持ピンを挿入する貫通孔1
5となる部分や熱電対などの測温素子を埋め込むための
有底孔14となる部分を形成する。
【0066】次に、この生成形体を加熱、焼成して焼結
させ、セラミック製の板状体を製造する。この後、所定
の形状に加工することにより、セラミック基板11を作
製するが、焼成後にそのまま使用することができる形状
としてもよい。加圧しながら加熱、焼成を行うことによ
り、気孔のないセラミック基板11を製造することが可
能となる。加熱、焼成は、焼結温度以上であればよい
が、窒化物セラミックでは、1000〜2500℃であ
る。
【0067】(2) セラミック基板に導体ペーストを印刷
する工程 導体ペーストは、一般に、金属粒子、樹脂、溶剤からな
る粘度の高い流動物である。この導体ペーストをスクリ
ーン印刷などを用い、抵抗発熱体を設けようとする部分
に印刷を行うことにより、導体ペースト層を形成する。
このとき、上述したように端子部近傍の回路112の線
幅が、それ以外の部分の回路の線幅より太くなるように
導電性ペーストを印刷する。また、抵抗発熱体は、セラ
ミック基板全体を均一な温度にする必要があることか
ら、図1に示すような同心円状と屈曲線状とを組み合わ
せたパターンに印刷することが好ましい。導体ペースト
層は、焼成後の抵抗発熱体12の断面が、方形で、偏平
な形状となるように形成することが好ましい。
【0068】(3) 導体ペーストの焼成 セラミック基板11の底面に印刷した導体ペースト層を
加熱焼成して、樹脂、溶剤を除去するとともに、金属粒
子を焼結させ、セラミック基板11の底面に焼き付け、
抵抗発熱体12を形成する。加熱焼成の温度は、500
〜1000℃が好ましい。導体ペースト中に上述した金
属酸化物を添加しておくと、金属粒子、セラミック基板
および金属酸化物が焼結して一体化するため、抵抗発熱
体とセラミック基板との密着性が向上する。
【0069】(4) 金属被覆層の形成 抵抗発熱体12表面には、金属被覆層を設けることが望
ましい。金属被覆層は、電解めっき、無電解めっき、ス
パッタリング等により形成することができるが、量産性
を考慮すると、無電解めっきが最適である。
【0070】(5) 端子等の取り付け 抵抗発熱体12のパターンの端部に電源との接続のため
の外部端子を半田で取り付ける。また、有底孔14に熱
電対を挿入し、ポリイミド等の耐熱樹脂、セラミックで
封止し、セラミックヒータ10とする。
【0071】上記セラミックヒータを製造する際に、セ
ラミック基板の内部に静電電極を設けることにより静電
チャックを製造することができ、また、加熱面にチャッ
クトップ導体層を設け、セラミック基板の内部にガード
電極やグランド電極を設けることによりウエハプローバ
を製造することができる。
【0072】セラミック基板の内部に電極を設ける場合
には、金属箔等をセラミック基板の内部に埋設すればよ
い。また、セラミック基板の表面に導体層を形成する場
合には、スパッタリング法やめっき法を用いることがで
き、これらを併用してもよい。
【0073】次に、セラミック基板の内部に抵抗発熱体
が形成されたセラミックヒータの製造方法について説明
する。 (1) セラミック基板の作製工程 まず、窒化物セラミックの粉末をバインダ、溶剤等と混
合してペーストを調製し、これを用いてグリーンシート
を作製する。上述したセラミック粉末としては、窒化ア
ルミニウムなどを使用することができ、必要に応じて、
イットリア等の焼結助剤を加えてもよい。
【0074】また、バインダとしては、アクリル系バイ
ンダ、エチルセルロース、ブチルセロソルブ、ポリビニ
ルアルコールから選ばれる少なくとも1種が望ましい。
さらに溶媒としては、α−テルピネオール、グリコール
から選ばれる少なくとも1種が望ましい。
【0075】これらを混合して得られるペーストをドク
ターブレード法でシート状に成形してグリーンシートを
作製する。グリーンシートの厚さは、0.1〜5mmが
好ましい。次に、得られたグリーンシートに、必要に応
じて、シリコンウエハを支持するための支持ピンを挿入
する貫通孔となる部分、熱電対などの測温素子を埋め込
むための有底孔となる部分、抵抗発熱体を外部の外部端
子と接続するためのスルーホールとなる部分等を形成す
る。後述するグリーンシート積層体を形成した後に、上
記加工を行ってもよい。
【0076】(2) グリーンシート上に導体ペーストを印
刷する工程 グリーンシート上に、金属ペーストまたは導電性セラミ
ックを含む導電性ペーストを印刷する。このとき、上述
したように端子部近傍の回路の線幅が、それ以外の部分
の回路の線幅より太くなるように導電性ペーストを印刷
する。これらの導電ペースト中には、金属粒子または導
電性セラミック粒子が含まれている。タングステン粒子
またはモリブデン粒子の平均粒子径は、0.1〜5μm
が好ましい。平均粒子が0.1μm未満であるか、5μ
mを超えると、導体ペーストを印刷しにくいからであ
る。
【0077】このような導体ペーストとしては、例え
ば、金属粒子または導電性セラミック粒子85〜87重
量部;アクリル系、エチルセルロース、ブチルセロソル
ブ、ポリビニルアルコールから選ばれる少なくとも1種
のバインダ1.5〜10重量部;および、α−テルピネ
オール、グリコールから選ばれる少なくとも1種の溶媒
を1.5〜10重量部を混合した組成物(ペースト)が
挙げられる。
【0078】(3) グリーンシートの積層工程 導体ペーストを印刷していないグリーンシートを、導体
ペーストを印刷したグリーンシートの上下に積層する。
このとき、上側に積層するグリーンシートの数を下側に
積層するグリーンシートの数よりも多くして、抵抗発熱
体の形成位置を底面側の方向に偏芯させる。具体的に
は、上側のグリーンシートの積層数は20〜50枚が、
下側のグリーンシートの積層数は5〜20枚が好まし
い。
【0079】(4) グリーンシート積層体の焼成工程 グリーンシート積層体の加熱、加圧を行い、グリーンシ
ートおよび内部の導体ペーストを焼結させる。加熱温度
は、1000〜2000℃が好ましく、加圧の圧力は、
100〜200kg/cm2 が好ましい。加熱は、不活
性ガス雰囲気中で行う。不活性ガスとしては、例えば、
アルゴン、窒素などを使用することができる。
【0080】なお、焼成を行った後に、測温素子を挿入
するための有底孔を設けてもよい。有底孔は、表面研磨
後に、ドリル加工やサンドブラストなどのブラスト処理
を行うことにより形成することができる。また、内部の
抵抗発熱体と接続するためのスルーホールに端子を接続
し、加熱してリフローする。加熱温度は、半田処理の場
合には90〜110℃が好適であり、ろう材での処理の
場合には、900〜1100℃が好適である。さらに、
測温素子としての熱電対などを耐熱性樹脂で封止し、セ
ラミックヒータとする。
【0081】このセラミックヒータでは、その上にシリ
コンウエハ等を載置するか、または、シリコンウエハ等
を支持ピンで保持させた後、シリコンウエハ等の加熱や
冷却を行いながら、種々の操作を行うことができる。
【0082】上記セラミックヒータを製造する際に、セ
ラミック基板の内部に静電電極を設けることにより静電
チャックを製造することができ、また、加熱面にチャッ
クトップ導体層を設け、セラミック基板の内部にガード
電極やグランド電極を設けることによりウエハプローバ
を製造することができる。
【0083】セラミック基板の内部に電極を設ける場合
には、抵抗発熱体を形成する場合と同様にグリーンシー
トの表面に導体ペースト層を形成すればよい。また、セ
ラミック基板の表面に導体層を形成する場合には、スパ
ッタリング法やめっき法を用いることができ、これらを
併用してもよい。
【0084】以下、本発明をさらに詳細に説明する。
【実施例】(実施例1) セラミックヒータの製造 (1)窒化アルミニウム粉末(トクヤマ社製、平均粒径
1.1μm)100重量部、酸化イットリウム(Y2
3 :イットリア、平均粒径0.4μm)4重量部、アク
リル系樹脂バインダ11.5重量部およびアルコールか
らなる組成物のスプレードライを行い、顆粒状の粉末を
作製した。
【0085】(2)次に、この顆粒状の粉末を金型に入
れ、平板状に成形して生成形体(グリーン)を得た。こ
の生形成体にドリル加工を施し、半導体ウエハの支持ピ
ンを挿入する貫通孔となる部分、熱電対を埋め込むため
の有底孔となる部分(直径:1.1mm、深さ:2m
m)を形成した。
【0086】(3)加工処理の終わった生成形体を温
度:1800℃、圧力:200kg/cm2 でホットプ
レスし、厚さが3mmの窒化アルミニウム焼結体を得
た。次に、この板状体から直径210mmの円板体を切
り出し、セラミック性の板状体(セラミック基板11)
とした。 (4)上記(3)で得た焼結体の底面に、スクリーン印
刷にて導体ペーストを印刷した。印刷パターンは、図1
に示したような同心円状と屈曲線状とを組み合わせたパ
ターンとした。導体ペーストとしては、プリント配線板
のスルーホール形成に使用されている徳力化学研究所製
のソルベストPS603Dを使用した。
【0087】この導体ペーストは、銀−鉛ペーストであ
り、銀100重量部に対して、酸化鉛(5重量%)、酸
化亜鉛(55重量%)、シリカ(10重量%)、酸化ホ
ウ素(25重量%)およびアルミナ(5重量%)からな
る金属酸化物を7.5重量部含むものであった。また、
銀粒子は、平均粒径が4.5μmで、リン片状のもので
あった。
【0088】(4)次に、導体ペーストを印刷した焼結
体を780℃で加熱、焼成して、導体ペースト中の銀、
鉛を焼結させるとともに焼結体に焼き付け、抵抗発熱体
を形成した。銀−鉛の抵抗発熱体12は、その端子部近
傍で、厚さが5μm、最大線幅が1.6mm、面積抵抗
率が9.2mΩ/□であり、上記端子部近傍以外の部分
で、厚さが5μm、線幅が0.8mm、面積抵抗率が
9.2mΩ/□である。 (5)次に、硫酸ニッケル80g/l、次亜リン酸ナト
リウム24g/l、酢酸ナトリウム12g/l、ほう酸
8g/l、塩化アンモニウム6g/lを含む水溶液から
なる無電解ニッケルめっき浴に上記(4)で作製した焼
結体を浸漬し、銀−鉛の抵抗発熱体12の表面に厚さ1
μmの金属被覆層(ニッケル層)を析出させた。
【0089】(6)電源との接続を確保するための端子
を取り付ける部分に、スクリーン印刷により、銀−鉛半
田ペースト(田中貴金属製)を印刷して半田層を形成し
た。ついで、半田層の上にコバール製の外部端子を載置
して、420℃で加熱リフローし、外部端子を抵抗発熱
体の表面に取り付けた。 (7)温度制御のための熱電対を有底孔に挿入し、ポリ
イミド樹脂を充填し、190℃で2時間硬化させ、セラ
ミックヒータ10(図1参照)を得た。
【0090】(実施例2) (1)窒化アルミニウム粉末(トクヤマ社製、平均粒径
1.1μm)100重量部、酸化イットリウム(Y2
3 :イットリア、平均粒径0.4μm)4重量部、アク
リル系樹脂バインダ11.5重量部およびアルコールか
らなる組成物のスプレードライを行い、顆粒状の粉末を
作製した。 (2)次に、この顆粒状の粉末を金型に入れ、平板状に
成形して生成形体(グリーン)を得た。この生形成体に
ドリル加工を施し、半導体ウエハの支持ピンを挿入する
貫通孔となる部分、熱電対を埋め込むための有底孔とな
る部分(直径:1.1mm、深さ:2mm)を形成し
た。
【0091】(3)加工処理の終わった生成形体を温
度:1800℃、圧力:200kg/cm2 でホットプ
レスし、厚さが3mmの窒化アルミニウム焼結体を得
た。次に、この板状体から直径210mmの円板体を切
り出し、セラミック性の板状体(セラミック基板)とし
た。 (4)上記(3)で得た焼結体の底面に、スクリーン印
刷にて導体ペーストを印刷した。印刷パターンは、図1
0に示したような同心円状のパターンとした。導体ペー
ストとしては、プリント配線板のスルーホール形成に使
用されている徳力化学研究所製のソルベストPS603
Dを使用した。
【0092】この導体ペーストは、銀−鉛ペーストであ
り、銀100重量部に対して、酸化鉛(5重量%)、酸
化亜鉛(55重量%)、シリカ(10重量%)、酸化ホ
ウ素(25重量%)およびアルミナ(5重量%)からな
る金属酸化物を7.5重量部含むものであった。また、
銀粒子は、平均粒径が4.5μmで、リン片状のもので
あった。
【0093】(4)次に、導体ペーストを印刷した焼結
体を780℃で加熱、焼成して、導体ペースト中の銀、
鉛を焼結させるとともに焼結体に焼き付け、抵抗発熱体
を形成した。銀−鉛の抵抗発熱体は、その端子部近傍
で、厚さが5μm、最大線幅が1.6mm、面積抵抗率
が8.1mΩ/□であり、上記端子部近傍以外の部分
で、厚さが5μm、線幅が0.8mm、面積抵抗率が
8.1mΩ/□である。 (5)次に、硫酸ニッケル80g/l、次亜リン酸ナト
リウム24g/l、酢酸ナトリウム12g/l、ほう酸
8g/l、塩化アンモニウム6g/lを含む水溶液から
なる無電解ニッケルめっき浴に上記(4)で作製した焼
結体を浸漬し、銀−鉛の抵抗発熱体12の表面に厚さ1
μmの金属被覆層(ニッケル層)を析出させた。
【0094】(6)電源との接続を確保するための端子
を取り付ける部分に、スクリーン印刷により、銀−鉛半
田ペースト(田中貴金属製)を印刷して半田層を形成し
た。ついで、半田層の上にコバール製の外部端子を載置
して、420℃で加熱リフローし、外部端子を抵抗発熱
体の表面に取り付けた。 (7)温度制御のための熱電対を有底孔に挿入し、ポリ
イミド樹脂を充填し、190℃で2時間硬化させ、セラ
ミックヒータ(図10参照)を得た。
【0095】(比較例1)端子部近傍の回路を含む抵抗
発熱体全体の線幅を0.8mmとした以外は、実施例1
と同様にして半導体装置用セラミック基板を製造した。
【0096】(比較例2)端子部近傍の回路を含む抵抗
発熱体全体の線幅を0.8mmとした以外は、実施例2
と同様にして半導体装置用セラミック基板を製造した。
【0097】実施例1、2および比較例1、2のセラミ
ックヒータについて、通電を行って450℃まで加熱
し、加熱面全体の温度をサーモビュア(日本データム社
製 IR162012−0012)で測定した。
【0098】その結果、実施例1、2に係るセラミック
ヒータでは、加熱面全体がほぼ均一な温度であったのに
対し、比較例1、2に係るセラミックヒータでは、端子
部近傍の温度が局所的に高くなり、加熱面に温度分布が
生じていた。
【0099】実施例1、2に係るセラミックヒータの加
熱面にシリコンウエハを載置して、450℃にシリコン
ウエハを加熱したが、シリコンウエハは破損しなかっ
た。一方、比較例1、2に係るセラミックヒータの加熱
面にシリコンウエハを載置して、450℃にシリコンウ
エハを加熱したところ、加熱面の温度の不均一に起因し
てシリコンウエハの破損が発生した。
【0100】(実施例3) 静電チャックの製造 (1)窒化アルミニウム粉末(トクヤマ社製、平均粒径
1.1μm)100重量部、イットリア(平均粒径0.
4μm)4重量部、アクリル系樹脂バインダ11.5重
量部、分散剤0.5重量部および1−ブタノールとエタ
ノールとからなるアルコール53重量部を混合した組成
物を用い、ドクターブレード法を用いて成形することに
より厚さ0.47mmのグリーンシートを得た。 (2)次に、このグリーンシートを80℃で5時間乾燥
した後、パンチングを行い、抵抗発熱体と外部端子とを
接続するためのスルーホール用貫通孔を設けた。
【0101】(3)平均粒子径1μmのタングステンカ
ーバイド粒子100重量部、アクリル系バインダ3.0
重量部、α−テルピネオール溶媒3.5重量部、分散剤
0.3重量部を混合して導電性ペーストAを調製した。
また、平均粒子径3μmのタングステン粒子100重量
部、アクリル系バインダ1.9重量部、α−テルピネオ
ール溶媒3.7重量部、分散剤0.2重量部を混合して
導電性ペーストBを調製した。
【0102】(4)グリーンシートの表面に、上記導電
性ペーストAをスクリーン印刷法により印刷し、抵抗発
熱体を形成した。印刷パターンは、同心円状と屈曲線状
とを組み合わせたパターンとした(図1参照)。また、
他のグリーンシートに図4に示した形状の静電電極パタ
ーンからなる導体ペースト層を形成した。
【0103】さらに、外部端子を接続するための上記ス
ルーホール用貫通孔に導電性ペーストBを充填した。静
電電極パターンは、櫛歯電極(22b、23b)からな
り、22b、23bはそれぞれ22a、23aと接続す
る(図4(b)参照)。
【0104】上記処理の終わったグリーンシートに、さ
らに、タングステンペーストを印刷しないグリーンシー
トを上側(加熱面側)に34枚、下側(底面側)に13
枚積層し、その上に静電電極パターンからなる導体ペー
スト層を印刷したグリーンシートを積層し、さらにその
上にタングステンペーストを印刷していないグリーンシ
ートを2枚積層し、これらを130℃、80kg/cm
2 の圧力で圧着して積層体を形成した。
【0105】(5)次に、得られた積層体を窒素ガス
中、600℃で5時間脱脂し、その後、1890℃、圧
力150kg/cm2 の条件で3時間ホットプレスし、
厚さ3mmの窒化アルミニウム板状体を得た。これを直
径230mmの円板状に切り出し、内部に、端子部近傍
で厚さが5μm、最大線幅が資1.6mm、面積抵抗率
が32mΩ/□であり、端子部近傍以外の部分で厚さが
5μm、最大線幅が資1.6mm、面積抵抗率が32m
Ω/□である抵抗発熱体32および厚さ6μmのチャッ
ク正極静電層22、チャック負極静電層23を有する窒
化アルミニウム製の板状体とした。
【0106】(6)上記(5)で得たセラミック基板2
1を、ダイアモンド砥石で研磨した後、マスクを載置
し、SiC等によるブラスト処理によって、表面に熱電
対のための有底孔(直径:1.2mm、深さ2.0m
m)を設けた。
【0107】(7)さらに、スルーホールが形成されて
いる部分をえぐり取って袋孔とし、この袋孔にNi−A
uからなる金ろうを用い、700℃で加熱リフローして
コバール製の外部端子を接続させた。なお、外部端子の
接続は、タングステンの支持体が3点で支持する構造が
望ましい。接続信頼性を確保することができるからであ
る。
【0108】(8)次に、温度制御のための複数の熱電
対を有底孔に埋め込み、図1に示すパターンの抵抗発熱
体を有する静電チャックの製造を終了した。
【0109】得られた静電チャックにシリコンウエハを
載置し、1kVの電圧を印加し、ウエハを吸着させなが
ら資450℃で加熱した。その結果、シリコンウエハに
破損は発生しなかった。
【0110】(実施例4) ウエハプローバの製造 (1)窒化アルミニウム粉末(トクヤマ社製、平均粒径
1.1μm)100重量部、イットリア(平均粒径0.
4μm)4重量部、アクリル系樹脂バインダ11.5重
量部、分散剤0.5重量部および1−ブタノールとエタ
ノールとからなるアルコール53重量部を混合した組成
物を用い、ドクターブレード法を用いて成形することに
より厚さ0.47mmのグリーンシートを得た。 (2)次に、このグリーンシートを80℃で5時間乾燥
した後、パンチングを行い、抵抗発熱体と外部端子とを
接続するためのスルーホール用貫通孔を設けた。
【0111】(3)平均粒子径1μmのタングステンカ
ーバイド粒子100重量部、アクリル系バインダ3.0
重量部、α−テルピネオール溶媒3.5重量部、分散剤
0.3重量部を混合して導電性ペーストAを調製した。
また、平均粒子径3μmのタングステン粒子100重量
部、アクリル系バインダ1.9重量部、α−テルピネオ
ール溶媒3.7重量部、分散剤0.2重量部を混合して
導電性ペーストBを調製した。
【0112】(4)グリーンシートの表面に、上記導電
性ペーストAをスクリーン印刷法により印刷し、格子状
のガード電極用印刷層5およびグランド電極用印刷層6
を形成した(図7および図9参照)。また、外部端子を
接続するための上記スルーホール用貫通孔に導電性ペー
ストBを充填してスルーホール用充填層を形成した。そ
して、導電性ペーストが印刷されたグリーンシートおよ
び印刷がされていないグリーンシートを50枚積層し、
130℃、80kg/cm2 の圧力で一体化した。
【0113】(5)一体化させた積層体を600℃で5
時間脱脂し、その後、1890℃、圧力150kg/c
2 の条件で3時間ホットプレスし、厚さ3mmの窒化
アルミニウム板状体を得た。この板状体を直径230m
mの円状に切り出してセラミック基板とした。なお、ス
ルーホールの大きさは直径0.2mm、深さ0.2mm
であった。また、ガード電極5、グランド電極6の厚さ
は10μm、ガード電極5の焼結体厚み方向での形成位
置は抵抗発熱体から1mmのところ、一方、グランド電
極6の焼結体厚み方向での形成位置は、チャック面から
1.2mmところであった。
【0114】(6)上記(5)で得たセラミック基板
を、ダイアモンド砥石で研磨した後、マスクを載置し、
SiC等によるブラスト処理によって、表面に熱電対取
付け用凹部およびウエハ吸着用の溝7(幅0.5mm、
深さ0.5mm)を形成した。
【0115】(7)さらに、溝7を形成したチャック面
に対向する裏面(底面)に導電性ペーストを印刷して抵
抗発熱体用のペースト層を形成した。この導電性ペース
トは、プリント配線板のスルーホール形成に用いられて
いる徳力化学研究所製のソルベストPS603Dを使用
した。すなわち、この導電性ペーストは、銀/鉛ペース
トであり、酸化鉛、酸化亜鉛、シリカ、酸化ホウ素、ア
ルミナからなる金属酸化物(それぞれの重量比率は、5
/55/10/25/5)を銀の量に対して7.5重量
%含むものである。なお、この導電性ペースト中の銀と
しては、平均粒径4.5μmのリン片状のものを用い
た。
【0116】(8)底面に導電性ペーストを印刷して回
路を形成したセラミック基板(セラミック基板)を78
0℃で加熱焼成して、導電ペースト中の銀、鉛を焼結さ
せるとともにセラミック基板に焼き付け、抵抗発熱体を
形成した。なお、抵抗発熱体のパターンは、同心円状と
屈曲線状とを組み合わせたパターンとした(図1参
照)。次いで、このセラミック基板を、硫酸ニッケル3
0g/l、ほう酸30g/l、塩化アンモニウム30g
/l、ロッシェル塩60g/lを含む水溶液からなる無
電解ニッケルめっき浴中に浸漬して、上記導電性ペース
トからなる抵抗発熱体の表面に、さらに厚さ1μm、ホ
ウ素の含有量が1重量%以下であるニッケル層を析出さ
せて抵抗発熱体を肥厚化させ、その後120℃で3時間
の熱処理を行った。こうして得られたニッケル層を含む
抵抗発熱体41は、その端子部近傍で、厚さが5μm、
最大線幅が1.6mm、面積抵抗率が7.8mΩ/□で
あり、上記端子部近傍以外の部分で、厚さが5μm、線
幅が0.8mm、面積抵抗率が7.8mΩ/□である。
【0117】(9)溝7が形成されたチャック面に、ス
パッタリング法にてTi、Mo、Niの各層を順次積層
した。このスパッタリングは、装置として日本真空技術
社製のSV−4540を用い、気圧:0.6Pa、温
度:100℃、電力:200W、処理時間:30秒〜1
分の条件で行い、スパッタリングの時間は、スパッタリ
ングする各金属によって調整した。得られた膜は、蛍光
X線分析計の画像からTiは0.3μm、Moは2μ
m、Niは1μmであった。
【0118】(10)上記(9)で得られたセラミック
基板を、硫酸ニッケル30g/l、ほう酸30g/l、
塩化アンモニウム30g/l、ロッシェル塩60g/l
を含む水溶液からなる無電解ニッケルめっき浴に浸漬し
て、チャック面に形成されている溝7の表面に、ホウ素
の含有量が1重量%以下のニッケル層(厚さ7μm)を
析出させ、120℃で3時間熱処理した。さらに、セラ
ミック基板表面(チャック面側)にシアン化金カリウム
2g/l、塩化アンモニウム75g/l、クエン酸ナト
リウム50g/l、次亜リン酸ナトリウム10g/lか
らなる無電解金めっき液に93℃の条件で1分間浸漬し
て、セラミック基板のチャック面側のニッケルめっき層
上に、さらに厚さ1μmの金めっき層を積層してチャッ
クトップ導体層2を形成した。
【0119】(11)次いで、溝7から裏面に抜ける空
気吸引孔8をドリル加工して穿孔し、さらにスルーホー
ル16、17を露出させるための袋孔を設けた。この袋
孔にNi−Au合金(Au81.5wt%、Ni18.
4wt%、不純物0.1wt%)からなる金ろうを用
い、970℃で加熱リフローさせてコバール製の外部端
子を接続させた。また、上記抵抗発熱体41に半田合金
(錫9/鉛1)を介してコバール製の外部端子を形成し
た。 (12)温度制御のために、複数の熱電対を凹部に埋め
込み(図示せず)、ウエハプローバ付きヒータとした。
【0120】(13)この後、通常は、上記ウエハプロ
ーバ付きヒータをステンレス鋼製の支持台上にセラミッ
クファイバー(イビデン製、商品名、イビウール)から
なる断熱材を介して固定し、その支持台上には冷却ガス
の噴射ノズルを設けて該ウエハプローバの温度調製を行
うようにする。
【0121】得られたウエハプローバ付きヒータにシリ
ンコウエハを載置し、空気吸引孔8からの空気を吸引し
て、該ヒータ上に載置されるウエハを吸着支持しなが
ら、150℃に加熱した。その結果、シリコンウエハに
破損は発生しなかった。
【0122】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る半導
体製造・検査装置用セラミック基板は、少なくとも1の
回路両端の端子部近傍の線幅は、それ以外の部分の回路
の線幅より太いため、抵抗発熱体に通電した際に、端子
部近傍の回路の発熱は、他の回路部分の発熱と比べて小
さくなる。そのため、端子部とこの端子部に接合された
外部端子との接点部分における発熱と相殺され、端子部
近傍の温度が局所的に高くなることはない。その結果、
加熱時に、半導体装置用セラミック基板の加熱面全体の
温度が均一になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置用セラミック基板の一例で
あるセラミックヒータを模式的に示す底面部である。
【図2】図1におけるAの部分の拡大底面図である。
【図3】(a)は、図1に示すセラミックヒータの一部
を模式的に示す部分拡大断面図であり、(b)は、抵抗
発熱体が埋設されたセラミックヒータの部分拡大断面図
である。
【図4】(a)は、静電チャックを模式的に示す縦断面
図であり、(b)は、(a)に示した静電チャックのA
−A線断面図である。
【図5】静電チャックに埋設されている静電電極の別の
一例を模式的に示す水平断面図である。
【図6】静電チャックに埋設されている静電電極の更に
別の一例を模式的に示す水平断面図である。
【図7】本発明の半導体装置用セラミック基板の一例で
あるウエハプローバを模式的に示す断面図である。
【図8】図7に示したウエハプローバの平面図である。
【図9】図7に示したウエハプローバにおけるA−A線
断面図である。
【図10】セラミックヒータの他の一例を模式的に示す
底面部である。
【符号の説明】
2 チャックトップ導体層 3、11、21、71、81 セラミック基板 5 ガード電極 6 グランド電極 7 溝 8 空気吸引孔 10、100 半導体装置用セラミック基板 11、111 セラミック基板 12a〜12g、32、41、42、1012 抵抗発
熱体 112a〜112n 端子部近傍の回路 13a〜13n、43 端子部 14 有底孔 15、45 貫通孔 16、17 スルーホール 19 半導体ウエハ(シリコンウエハ) 20、70、80 静電チャック 22、72、82a、82b チャック正極静電層 23、73、83a、83b チャック負極静電層 36 支持ピン 37、47 外部端子 44 導電体 46 スルーホール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/20 356 H01L 21/302 B Fターム(参考) 3K034 AA02 AA03 AA06 AA12 AA16 AA19 AA21 AA22 AA34 AA37 BA02 BA06 BA08 BA12 BA15 BA19 BB06 BB14 BC04 BC12 BC17 BC21 CA02 CA03 CA15 CA17 CA22 CA26 CA27 DA04 EA04 EA07 HA10 JA01 JA10 4M106 AA01 BA01 CA01 CA31 CA61 DD10 DD30 DJ02 5F004 AA16 BB18 BB22 CA04 5F031 CA02 HA10 HA13 HA18 HA33 HA37 JA01 JA46 5F045 BB16 DP01 EK09 EM05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基板の内部または表面に、そ
    の両端に端子部を有する1または2以上の回路からなる
    抵抗発熱体が形成された半導体製造・検査装置用セラミ
    ック基板であって、少なくとも1の回路両端の端子部近
    傍の線幅は、それ以外の部分の回路の線幅より太いこと
    を特徴とする半導体製造・検査装置用セラミック基板。
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