JP2001222869A - 情報記録読み出しヘッド駆動装置及びそれを用いた情報記録読み出し装置 - Google Patents

情報記録読み出しヘッド駆動装置及びそれを用いた情報記録読み出し装置

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JP2001222869A
JP2001222869A JP2000028244A JP2000028244A JP2001222869A JP 2001222869 A JP2001222869 A JP 2001222869A JP 2000028244 A JP2000028244 A JP 2000028244A JP 2000028244 A JP2000028244 A JP 2000028244A JP 2001222869 A JP2001222869 A JP 2001222869A
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JP
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arm
recording
information recording
displacement
actuator
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JP2000028244A
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Inventor
Masayuki Kamiyama
雅之 上山
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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  • Moving Of Heads (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードディスク装置等の情報記録読み出し装
置における記録密度の高密度か及び記録容量の増大を目
的とし、ヘッドの高速移動及び移動量の高精細化を同時
に実現する。 【解決手段】 アクチュエータ30として、積層型圧電
素子等の複数の変位素子31,32を用い、一端にヘッ
ド20を取り付けたアーム21を摩擦駆動する。変位素
子の駆動方法として、各変位素子31,32に位相差を
有する交流駆動信号(電圧)を印加し、各変位素子3
1,32の交差部に設けたチップ部材33が楕円軌道又
は円軌道を描くように駆動する高速駆動と、少なくとも
1つの変位素子31又は32に静的な直流駆動信号(電
圧)を印加し、当該変位素子31又は32を微小変位さ
せ、アーム21を微小角度だけ旋回させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスク装
置等の磁気記録媒体や、CD−ROMやCD−R等の光
学的記録媒体、MO等の光磁気記録媒体等に対する情報
の記録及び読み出しに適する情報記録読み出しヘッド駆
動装置及びそれを用いた情報記録読み出し装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、ハードディスク装置等の情報
記録読み出し装置における情報記録読み出しヘッド駆動
装置(以下、単に「ヘッド駆動装置」とする)として、
いわゆるボイスコイルモータを用いたものが知られてい
る。ボイスコイルモータ方式のヘッド駆動装置では、回
動自在に軸支されたアームの一端に記録読み出し用のヘ
ッドを取り付け、アームの他端に駆動用のコイルを設け
ている。そして、ハードディスク装置の筐体等に固定さ
れた永久磁石にコイルを対向させ、コイルに通電する駆
動電流の大きさ及び方向を制御することによりアームを
旋回させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コイル
に通電していない状態ではアームが自由に旋回可能であ
るため、ハードディスク装置に振動や衝撃が加わると、
ヘッドが記録媒体の記録面(ディスク表面)に接触し、
ヘッド自体や記録媒体の記録面を損傷する可能性があ
る。このような不都合を防止するため、従来のヘッド駆
動装置では、コイルに通電していない状態でアームが自
由に動かないようにするためのロック機構が必要であっ
た。
【0004】一方、記録媒体の記録容量の増加に伴い、
記録密度の高密度化及びデータの記録及び読み出しに要
するシークタイムの短縮が求められている。記録密度の
高密度化に対しては、ヘッド停止位置(トラッキング)
の制御分解能の高精細化が必要であり、シークタイムの
短縮に関しては記録媒体の回転速度の高速化及びヘッド
移動速度の高速化が必要である。ところが、従来のボイ
スコイル方式のヘッド駆動装置では、ヘッド移動速度の
高速化と高精細化という相反する要求を満たすには一定
の限界があるという問題点を有していた。
【0005】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、非駆動時におけるアームの
ロック機構が不要であり、かつヘッド移動速度の高速化
と高精細化を同時に実現可能な情報記録読み出しヘッド
駆動装置及びそれを用いた情報記録読み出し装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の情報記録読み出しヘッド駆動装置は、一端
に情報記録読み出しヘッドが取り付けられ、記録媒体の
記録面に対してほぼ平行な方向に旋回可能に軸支された
アームと、前記アームの一部分に当接し、摩擦力により
前記アームを旋回させるアクチュエータとを具備する。
【0007】上記構成において、前記アームは、さらに
前記記録媒体の記録面に対して垂直な方向に旋回可能に
軸支されており、前記アクチュエータは2次元的に変位
可能であることが好ましい。
【0008】また、前記アクチュエータは、変位方向が
所定の角度をなすように配置された複数の変位素子と、
各変位素子の変位方向における交差部に設けられた摩擦
部材及び前記摩擦部材を前記アームに押しつけるための
付勢部材を含むことが好ましい。
【0009】さらに、前記アクチュエータは、各変位素
子の伸縮運動を合成することにより前記摩擦部材を楕円
軌道又は円軌道を描くように駆動する高速駆動及び少な
くとも1つの変位素子の伸びにより前記摩擦部材を微小
変位させる微小駆動が可能であることが好ましい。
【0010】一方、本発明の情報記録読み出し装置は、
所定方向に一定速度で回転される記録媒体と、前記記録
媒体の記録面に情報を記録し及び/又は前記記録面に記
録されている情報を読み出すための情報記録読み出しヘ
ッドと、一端に前記情報記録読み出しヘッドが取り付け
られ、少なくとも前記記録媒体の記録面に対してほぼ平
行な方向に旋回可能に軸支されたアームと、前記アーム
の一部分に当接し、摩擦力により前記アームを旋回させ
るアクチュエータとを具備する。
【0011】上記構成において、前記アームは、さらに
前記記録媒体の記録面に対して垂直な方向に旋回可能に
軸支されており、前記アクチュエータは2次元的に変位
可能であることが好ましい。
【0012】また、前記アクチュエータは、変位方向が
所定の角度をなすように配置された複数の変位素子と、
各変位素子の変位方向における交差部に設けられた摩擦
部材及び前記摩擦部材を前記アームに押しつけるための
付勢部材を含むことが好ましい。
【0013】さらに、前記アクチュエータは、各変位素
子の伸縮運動を合成することにより前記摩擦部材を楕円
軌道又は円軌道を描くように駆動する高速駆動及び少な
くとも1つの変位素子の伸びにより前記摩擦部材を微小
変位させる微小駆動が可能であることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について説明
する。本実施形態におけるハードディスク装置等の情報
記録読み出し装置の構成を図1に示す。
【0015】ディスク状の記録媒体10は、図示しない
駆動機構により回転軸11を中心として、一定速度で所
定方向に回動するように軸支されている。記録媒体10
上に情報を記録したり、あるいは記録媒体10上に記録
されている情報を読み出すための情報記録読み出しヘッ
ド(以下、単に「ヘッド」とする)20は、アーム21
の先端部に取り付けられており、記録媒体10の記録面
上を摺動又は所定の距離を隔てて対向するように保持さ
れている。アーム21の後端部の軸受け部22の外周面
22aは略円筒面状に形成されており、摩擦駆動型のア
クチュエータ30が当接している。アーム21の軸受け
部22の内側は、上記円筒面を形成する円筒の中心を通
り、かつ互いに交差する2つの平面22b及び22cで
構成され、平面22bと22cの稜線部が、筺体1の底
面から垂直にそびえる支柱2のナイフエッジ状部分2a
に当接している。すなわち、支柱2のナイフエッジ状部
分2aとアーム21の軸受け部22の内側の平面22b
と22cがなす稜線部とが当接することにより、アーム
21を旋回可能に軸支している。なお、アーム21の旋
回面は、記録媒体10の記録面と平行である。
【0016】アクチュエータ30は、例えば積層型圧電
素子等の2つの変位素子31及び32を、それらの変位
方向が所定角度(例えば90度)をなすようにベース部
材34に接着剤により固定し、またそれらの交差部に外
周面が略円筒状のチップ部材33を接着剤により固定し
たものである。ベース部材34と筺体1との間には、ば
ね35が設けられており、アクチュエータ30全体をア
ーム21の軸受け部22の外周面22aに付勢するよう
に構成されている。また、2つの変位素子31及び32
の配置は、筺体1の底面(記録媒体10の記録面)と略
平行である。
【0017】一般的に、積層型圧電素子は、それぞれP
ZT等の圧電特性を示す複数のセラミック薄板と電極を
交互に積層したものであり、各セラミック薄板と電極と
は接着剤等により固定されている。電極間に所定の電圧
を印加すると、電極に挟まれた各セラミック薄板には、
その積層方向に電界が発生し、その電界は1つおきに同
じ方向である。各セラミック薄板は、1つおきに分極の
方向が同じになる(隣り合う2つのセラミック薄板の分
極方向は逆となる)ように積層されており、全てのセラ
ミック薄板が同方向に変位するので、結果的に変位素子
として機能する。なお、アクチュエータ30の駆動方法
については後述する。
【0018】チップ部材33の材料としては、安定して
高い摩擦係数が得られ、かつ耐摩耗性に優れたタングス
テン等が好ましい。ベース部材34の材料としては、製
造が容易で、かつ強度に優れたステンレス鋼等が好まし
い。また、接着剤としては、接着力及び強度に優れたエ
ポキシ系樹脂等が好ましい。さらに、アーム21の略円
筒状の外周面22a(すなわち、軸受け部22)の材料
としては、アルミニウム等の軽量金属が好ましく、チッ
プ部材33との摩擦による摩耗を防止するため、表面に
アルマイト等の処理を施すことが好ましい。
【0019】次に、アーム21の軸受け部22の詳細な
構成を図2に示す。図2中、(a)は側面から見た図、
(b)は筺体1の底面側から見た図である。
【0020】図2からわかるように、支柱2はアーム2
1の軸受け部22と当接する部分2aがナイフエッジ
(鋭角)をなすように、かつナイフエッジ部分2aの稜
線が筺体1の底面に対して垂直となるように構成されて
いる。なお、支柱2の断面形状は、必ずしも四角形であ
る必要はなく、三角形等であってもよい。
【0021】アーム21は、所定の鋭角をなす2辺とそ
の2辺に挟まれた所定の直径を有する円弧とからなる形
状の板状部分と、略3/4円形状断面を有する棒状の軸
受け部22とからなり、前述のように軸受け部分22の
内側の平面22bと22cの稜線部が、支柱2のナイフ
エッジ状部分2aの稜線に当接する。ここで、アーム2
1の先端にヘッド20を取り付け、アーム21を支柱2
2により軸支した状態で、アーム21の板状部分及びヘ
ッド20が記録媒体10の記録面にほぼ並行となるよう
に、軸受け部分22の重量や形状等が設定されている。
また、軸受け部22の2つの平面22bと22cのなす
角度は、アーム21の最大旋回角度に応じて設定されて
いる。
【0022】このような構成により、情報記録読み出し
装置の不使用時等の非駆動時であっても、ばね35の付
勢力によりアーム21の軸受け部22が支柱2とアクチ
ュエータ30との間に挟持され、振動や衝撃が加えられ
ても、アーム21が不用意に旋回し、記録媒体10の記
録面やヘッド20を損傷する可能性が非常に低くなる。
その結果、非駆動時におけるアーム21のロック機構が
不要となる。
【0023】次に、アクチュエータ30の駆動方法につ
いて説明する。図3(a)に示す第1の駆動方法は、高
速でアーム21を旋回させる方法に関するものであり、
2つの変位素子31及び32にそれぞれ所定の位相差を
有する交流の駆動信号を印加する。各変位素子31及び
32は、それぞれに印加される駆動信号の電圧、周波数
及び位相差に応じて変位し、各変位素子31及び32の
交差部に設けられたチップ部材33が楕円軌道又は円軌
道を描くように駆動される。このチップ部材33を、ば
ね35によりアーム21の略円筒状の外周面22aに押
しつけると、チップ部材33の楕円運動又は円運動をア
ーム21の旋回運動に変換することが可能となる。
【0024】各変位素子31及び32には、その構造や
電気的特性により決定される固有の共振周波数が存在す
る。交流の駆動電圧の周波数が変位素子31,32の共
振周波数と一致すると、インピーダンスが低下し、変位
素子31,32の変位が増大する。変位素子31,32
の変位はその外形寸法に対して小さいため、低い電圧で
駆動するためには、この共振現象を利用することが望ま
しい。
【0025】図3(b)に示す第2の駆動方法は、高精
細にアーム21を旋回させる方法に関するものであり、
アーム21の旋回方向や旋回角度(旋回量)に応じてい
ずれか一方の変位素子31又は32のみを駆動する。い
ずれかの変位素子31又は32に静的な電圧を印加する
とその変位素子31又は32が微小変位し、それに伴っ
てチップ部材33も微小変位する。さらに、チップ部材
33とアーム21の軸受け部22との間に作用する摩擦
力により、アーム21が微小角度だけ旋回される。な
お、第2の駆動方法において、他方の変位素子32又は
31に反対の電圧を印加するように駆動してもよい。
【0026】次に、本実施形態の変形例を図4に示す。
上記図2に示す構成例では、アーム21を記録媒体10
の記録面に平行に旋回させる例を示したが、この変形例
では、アーム21をさらに記録媒体10の記録面に垂直
な方向にも旋回可能にしたものである。図4中、(a)
はアーム21の軸受け部220を側面から見た図、
(b)は筺体1の底面側から見た図、(c)はアーム2
1を記録媒体10の記録面に垂直な方向に旋回させた状
態を示す図である。
【0027】アーム21の軸受け部220の外周面22
0aは略球面状に形成されており、摩擦駆動型の2次元
アクチュエータ300が当接している。アーム21の軸
受け部220の内側には円錐状凹部220bが形成され
ており、支柱200から筺体1の底面に略平行に突出し
たピンポイント状部分200aに当接している。すなわ
ち、支柱200のピンポイント状部分200aとアーム
21の軸受け部220の円錐状凹部220bとが当接す
ることにより、アーム21を記録媒体10の記録面に平
行な方向及び垂直な方向のいずれにも旋回可能に軸支し
ている。
【0028】アクチュエータ300は、例えば図2に示
すアクチュエータ30を2組用いてその変位方向が互い
に直交する方向に配置したものである。積層型圧電素子
等の4つの変位素子301〜304は、チップ部材33
0から見て互いに90度を成すように配置され、互いに
対向する2組の変位素子301と301及び303と3
04は、それらの変位方向が所定角度(例えば90度)
をなすようにベース部材(図示せず)に接着剤により固
定されている。チップ部材330の外周面は略球状であ
り、4つの変位素子301〜304の交差部に接着剤に
より固定されている。ベース部材と筺体1との間には、
ばね(図示せず)が設けられており、アクチュエータ3
00全体をアーム21の軸受け部220の外周面220
aに付勢するように構成されている。2組の変位素子3
01と302及び303と304は、それぞれ上記図3
(a)及び(b)に示すいずれかの駆動方法により駆動
される。
【0029】図4に示す変形例によれば、アーム21及
びその先端に取り付けられたヘッド20を記録媒体10
の記録面に対して垂直な方向にも旋回可能であるので、
ヘッド20に対する浮上量(ヘッド20と記録媒体10
との隙間量)を制御することができる。また、情報記録
読み出し装置を使用しない場合、衝撃や振動等によるヘ
ッド20や記録媒体10の損傷を防止するために、ヘッ
ド20を記録媒体10の上方に退避させることも可能で
ある。この場合、ヘッド20の退避方向が記録媒体10
の径方向ではなく記録面に対し垂直方向であるので、ヘ
ッド20を元の位置に復帰させるためのストロークが短
く、復帰時間が短くなる。
【0030】さらに、情報記録読み出し装置への給電が
遮断された場合に、ヘッド20が記録媒体10の上方に
自動的に退避するように、アクチュエータ300にあら
かじめバイアス変位を与えるように構成してもよい。例
えば、アクチュエータ300に駆動信号を印加していな
い状態(変位素子301〜304が変位していない状
態)でヘッド20が記録媒体10の上方に退避するよう
に、アーム21やアクチュエータ300等の重量、形
状、位置等を調節しておく。そして、情報記録読み出し
装置を使用する際、アーム21の先端のヘッド20が記
録媒体10の記録面上を摺動又は記録面に対して所定の
高さだけ浮上するように、垂直方向に配置された下側の
変位素子304が伸び上側の変位素子305が縮むよう
に、電圧の異なる駆動信号を各変位素子303及び30
4に印加すればよい。
【0031】なお、上記実施形態の説明において、変位
素子31,32,301〜304として積層型圧電素子
を用いたが、これに限定されるものではなく、圧電素子
の振動によって弾性部材を共振させるタイプの変位素子
等を用いてもよい。また、上記実施形態では、アクチュ
エータ30又は300として、変位素子を2つ又は4つ
用いたものについて説明したが、これに限定されず変位
素子を3つ用いたもの等であってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の情報記録
読み出しヘッド駆動装置によれば、一端に情報記録読み
出しヘッドが取り付けられ、記録媒体の記録面に対して
ほぼ平行な方向に旋回可能に軸支されたアームと、前記
アームの一部分に当接し、摩擦力により前記アームを旋
回させるアクチュエータとを具備するので、アクチュエ
ータに駆動信号(電圧)が印加されているか否かに関わ
らず、アームがその軸受け部とアクチュエータとの間に
挟持され、振動や衝撃が加えられても不用意にアームが
旋回する可能性が低く、ヘッドや記録媒体が損傷する可
能性は非常に低い。また、不使用時においてアームをロ
ックする機構が不要となり、装置全体の小型化及び構成
の簡略化が可能となる。
【0033】また、前記アームを、さらに前記記録媒体
の記録面に対して垂直な方向に旋回可能に軸支し、前記
アクチュエータを2次元的に変位可能とすることによ
り、このアクチュエータを用いて、不使用時にヘッドを
記録媒体の上方に退避させることができる。
【0034】さらに、前記アクチュエータを、変位方向
が所定の角度をなすように配置された複数の変位素子
と、各変位素子の変位方向における交差部に設けられた
摩擦部材及び前記摩擦部材を前記アームに押しつけるた
めの付勢部材を含むように構成することにより、変位素
子の伸縮動作によりアームを任意の方向及び任意の角度
に旋回させることができる。また、付勢部材により常時
摩擦部材がアームに押しつけられるため、不使用時であ
っても、アームが不用意に動くことはなく、ヘッドや記
録媒体の損傷を防止することが可能となる。
【0035】さらに、前記アクチュエータを、各変位素
子の伸縮運動を合成することにより前記摩擦部材を楕円
軌道又は円軌道を描くように駆動する高速駆動及び少な
くとも1つの変位素子の伸びにより前記摩擦部材を微小
変位させる微小駆動が可能に構成することにより、記録
媒体に対するヘッドのシークタイムの短縮及び制御分解
能の高精細かという相反する要求を同時に実現すること
が可能となる。
【0036】また、本発明の情報記録読み出し装置によ
れば、所定方向に一定速度で回転される記録媒体と、前
記記録媒体の記録面に情報を記録し及び/又は前記記録
面に記録されている情報を読み出すための情報記録読み
出しヘッドと、一端に前記情報記録読み出しヘッドが取
り付けられ、少なくとも前記記録媒体の記録面に対して
ほぼ平行な方向に旋回可能に軸支されたアームと、前記
アームの一部分に当接し、摩擦力により前記アームを旋
回させるアクチュエータとを具備するので、上記情報記
録読み出しヘッド駆動装置と同様の効果を奏することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態における情報記録読み出
し装置の構成を示す図である。
【図2】 上記一実施形態における情報記録読み出しヘ
ッド駆動装置の詳細を示す図であり、(a)は側面図、
(b)は底面図である。
【図3】 上記一実施形態におけるアクチュエータの駆
動方法を示す図であり、(a)は高速で駆動する第1の
駆動方法を示し、(b)は高精細に駆動する第2の駆動
方法を示す。
【図4】 上記一実施形態における情報記録読み出しヘ
ッド駆動装置の変形例を示す図であり、(a)は側面
図、(b)は底面図である。
【符号の説明】
1:筺体 2,200:支柱 2a:ナイフエッジ状部分 200a:ピンポイント状部分 10:記録媒体 11:(記録媒体の)回転軸 20:情報記録読み出しヘッド 21:アーム 22,220:軸受け部 22a,220a:(軸受け部の)外周面 22b,22c:(軸受け部の内側の)平面 220b:(軸受け部の)凹部 30,300:アクチュエータ 31,32,301〜304:変位素子 33,330:チップ部材(摩擦部材) 34 :ベース部材 35 :ばね(付勢部材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に情報記録読み出しヘッドが取り付
    けられ、記録媒体の記録面に対してほぼ平行な方向に旋
    回可能に軸支されたアームと、前記アームの一部分に当
    接し、摩擦力により前記アームを旋回させるアクチュエ
    ータとを具備する情報記録読み出しヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記アームは、さらに前記記録媒体の記
    録面に対して垂直な方向に旋回可能に軸支されており、
    前記アクチュエータは2次元的に変位可能であることを
    特徴とする請求項1記載の情報記録読み出しヘッド駆動
    装置。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータは、変位方向が所定
    の角度をなすように配置された複数の変位素子と、各変
    位素子の変位方向における交差部に設けられた摩擦部材
    及び前記摩擦部材を前記アームに押しつけるための付勢
    部材を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の情報
    記録読み出しヘッド駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータは、各変位素子の伸
    縮運動を合成することにより前記摩擦部材を楕円軌道又
    は円軌道を描くように駆動する高速駆動及び少なくとも
    1つの変位素子の伸びにより前記摩擦部材を微小変位さ
    せる微小駆動が可能であることを特徴とする請求項3記
    載の情報記録読み出しヘッド駆動装置。
  5. 【請求項5】 所定方向に一定速度で回転される記録媒
    体と、前記記録媒体の記録面に情報を記録し及び/又は
    前記記録面に記録されている情報を読み出すための情報
    記録読み出しヘッドと、一端に前記情報記録読み出しヘ
    ッドが取り付けられ、少なくとも前記記録媒体の記録面
    に対してほぼ平行な方向に旋回可能に軸支されたアーム
    と、前記アームの一部分に当接し、摩擦力により前記ア
    ームを旋回させるアクチュエータとを具備する情報記録
    読み出し装置。
  6. 【請求項6】 前記アームは、さらに前記記録媒体の記
    録面に対して垂直な方向に旋回可能に軸支されており、
    前記アクチュエータは2次元的に変位可能であることを
    特徴とする請求項5記載の情報記録読み出し装置。
  7. 【請求項7】 前記アクチュエータは、変位方向が所定
    の角度をなすように配置された複数の変位素子と、各変
    位素子の変位方向における交差部に設けられた摩擦部材
    及び前記摩擦部材を前記アームに押しつけるための付勢
    部材を含むことを特徴とする請求項5又は6記載の情報
    記録読み出し装置。
  8. 【請求項8】 前記アクチュエータは、各変位素子の伸
    縮運動を合成することにより前記摩擦部材を楕円軌道又
    は円軌道を描くように駆動する高速駆動及び少なくとも
    1つの変位素子の伸びにより前記摩擦部材を微小変位さ
    せる微小駆動が可能であることを特徴とする請求項7記
    載の情報記録読み出し装置。
JP2000028244A 2000-02-04 2000-02-04 情報記録読み出しヘッド駆動装置及びそれを用いた情報記録読み出し装置 Pending JP2001222869A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008199880A (ja) * 2007-01-19 2008-08-28 Konica Minolta Opto Inc アクチュエータユニット、情報記録読出ヘッド駆動装置、情報記録読出装置、およびアクチュエータユニットの駆動方法
US7808154B2 (en) 2007-01-19 2010-10-05 Konica Minolta Opto, Inc. Actuator unit, driving device for information recording/reading head, information recording/reading apparatus, and method for driving the actuator unit
US8297149B2 (en) 2007-02-28 2012-10-30 Konica Minolta Opto, Inc. Friction drive actuator

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