JP2001222806A - 磁気ヘッドの汚れ報知装置および汚れ報知方法 - Google Patents

磁気ヘッドの汚れ報知装置および汚れ報知方法

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JP2001222806A
JP2001222806A JP2000032680A JP2000032680A JP2001222806A JP 2001222806 A JP2001222806 A JP 2001222806A JP 2000032680 A JP2000032680 A JP 2000032680A JP 2000032680 A JP2000032680 A JP 2000032680A JP 2001222806 A JP2001222806 A JP 2001222806A
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head
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Masanori Maehara
将典 前原
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のビデオデッキには、利用者に対して磁
気ヘッドの汚れを知らせる構成が設けられておらず、利
用者は磁気ヘッドをクリーニングすることなく使用し続
けるため、磁気ヘッドの消耗を早める原因となってい
た。 【解決手段】 マイコン10は、試験信号Aを固定ヘッ
ド51bに出力し、ビデオヘッド51a1から読み取り
信号Bを取得した後、試験信号Aと読み取り信号Bとを
比較することでビデオヘッド51a1における汚れの有
無を判定して汚れがあるものと判定した場合には、表示
パネルに対して指示信号を出力するため、利用者に対し
て磁気ヘッドのクリーニングを促すことにより、磁気ヘ
ッドの消耗を低減させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッドの汚れ
報知装置および汚れ報知方法に関し、特に、ビデオデッ
キなどに備えられた磁気ヘッドの汚れを報知する磁気ヘ
ッドの汚れ報知装置および汚れ報知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平4−76174号公報に
は、磁気ヘッドの再生効率を測定して評価するための装
置が開示されているが、磁気ヘッドの汚れを検出して利
用者に知らせる装置は存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、ビデオデッキを
構成するキャビネットには、収容されたマイコンやテー
プメカなどの各機器で発生した熱を外部に放出するため
の放熱孔が形成されているため、放熱孔から内部に侵入
したほこりが磁気ヘッドに付着することがある。また、
磁気ヘッドは、キャビネットの内壁に対して回転軸が斜
めに配されていることから、キャビネットの内壁との間
にほこりがたまりやすい構造となっている。しかし、従
来のビデオデッキには、利用者に対して磁気ヘッドの汚
れを知らせる構成が設けられていないため、利用者は磁
気ヘッドの汚れを気にする機会がなく、多くの場合には
磁気ヘッドの汚れを放置してクリーニングすることなく
使用し続けるため、磁気ヘッドの消耗を早める原因とな
っていた。本発明は、上記課題にかんがみてなされたも
ので、利用者に対して磁気ヘッドのクリーニングを促す
ことにより、磁気ヘッドの消耗を低減させることの可能
な磁気ヘッドの汚れ報知装置および汚れ報知方法の提供
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、磁気ヘッドに試験信号を
供給する試験信号供給手段と、上記磁気ヘッドにて上記
試験信号が読み取られた際の読み取り信号を取得する読
み取り信号取得手段と、上記試験信号と読み取り信号を
比較して所定以上の差が検出されたとき、上記磁気ヘッ
ドに汚れがあるものと判定する汚れ判定手段と、上記汚
れ判定手段にて上記磁気ヘッドに汚れがあるものと判定
されたとき、同磁気ヘッドに汚れがある旨を報知する汚
れ報知手段とを具備する構成としてある。上記のように
構成した請求項1にかかる発明において、上記試験信号
供給手段が上記磁気ヘッドに試験信号を供給すると、同
磁気ヘッドは、この試験信号を読み取る。ここで、上記
読み取り信号取得手段は、上記磁気ヘッドにて上記試験
信号が読み取られた際の読み取り信号を取得する。
【0005】上記汚れ判定手段は、上記試験信号と読み
取り信号を比較し、両者の間に所定以上の差が検出され
ると、上記磁気ヘッドに汚れがあるものと判定する。こ
のとき、上記汚れ報知手段は、上記磁気ヘッドに汚れが
ある旨を利用者に知らせる。ここにいう試験信号の一例
として、請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載
の磁気ヘッドの汚れ報知装置において、上記試験信号
は、矩形波パルスである構成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項2にかかる発
明においては、上記試験信号供給手段が上記磁気ヘッド
に矩形波パルスを供給する。すると、上記汚れ判定手段
では、上記磁気ヘッドにて上記矩形波パルスを読み取る
際に得られた読み取り信号と、上記試験信号供給手段が
上記磁気ヘッドに供給した矩形波パルスとを比較するこ
とで、同磁気ヘッドにおける汚れの有無を判定する。こ
のように、上記試験信号として矩形波パルスを用いる
と、上記磁気ヘッドに付着した汚れによって上記読み取
り信号に含まれるノイズの波形が予想できない場合であ
っても、上記試験信号供給手段が上記磁気ヘッドに供給
した矩形波パルスとの差を容易に検出することができる
点で有用となる。しかし、本発明は、試験信号と読み取
り信号との差に基づいて磁気ヘッドにおける汚れの有無
を判定し、汚れの存在を利用者に知らせることができれ
ば良いとの観点から、かかる形態の試験信号に限定され
るものではない。
【0007】上記試験信号供給手段は、上記磁気ヘッド
に試験信号を供給するものであれば良く、具体構成の一
例として、請求項3にかかる発明は、上記請求項1また
は請求項2のいずれかに記載の磁気ヘッドの汚れ報知装
置において、上記試験信号供給手段は、ローディング時
に干渉しない位置に配置された固定ヘッドを備える構成
としてある。上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、ローディング時に干渉しない位置に配置
された固定ヘッドが上記試験信号を上記磁気ヘッドに向
けて供給する。例えば、磁気媒体が収容されたビデオテ
ープカセットなどのケーシングを機器本体へ挿入した際
に同ケーシングを同磁気媒体の記録および再生が可能な
所定位置まで搬送する搬送機構や、同ケーシングから上
記磁気ヘッドの側へ同磁気媒体を引き出すためのガイド
機構が配置されている場合、上記固定ヘッドは、同磁気
ヘッドを挟んで同搬送機構と反対の側に配置し、また、
同ガイド機構の移動範囲外、すなわち、同磁気ヘッドに
対して同ローディング機構と直交する側に配置すれば良
いことになる。
【0008】上記試験信号供給手段が上記磁気ヘッドに
試験信号を供給するタイミングの一例として、請求項4
にかかる発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに
記載の磁気ヘッドの汚れ報知装置において、上記試験信
号供給手段は、電源投入時に上記磁気ヘッドに対して上
記試験信号を供給する構成としてある。上記のように構
成した請求項4にかかる発明において、利用者が電源投
入した際、上記試験信号供給手段は、上記磁気ヘッドに
対して上記試験信号を供給する。このため、上記磁気ヘ
ッドが磁気媒体への書き込みや読み取りなどを行う際、
事前に同磁気ヘッドにおける汚れの有無が検出され、汚
れがある場合にはその旨が利用者に知らせられる。
【0009】上記読み取り信号取得手段は、上記磁気ヘ
ッドにて上記試験信号が読み取られた際の読み取り信号
を取得するものであれば良く、同磁気ヘッドにて読み取
られた読み取り信号をそのまま取得するものであっても
良いし、増幅回路などで増幅された読み取り信号を取得
するものであっても良い。上記汚れ判定手段は、上記試
験信号と読み取り信号を比較して所定以上の差が検出さ
れたとき、上記磁気ヘッドに汚れがあるものと判定する
ものであれば良く、各信号のピーク時における値の差を
検出するものであっても良いし、信号波形の差を検出す
るものであっても良い。また、各信号の積分値の差を検
出するものなどであっても良い。上記汚れ報知手段は、
上記汚れ判定手段にて上記磁気ヘッドに汚れがあるもの
と判定されたとき、同磁気ヘッドに汚れがある旨を報知
するものであれば良く、構成の一例として、請求項5に
かかる発明は、上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
載の磁気ヘッドの汚れ報知装置において、上記汚れ報知
手段は、上記磁気ヘッドに汚れがある旨の表示を出力す
る構成としてある。
【0010】上記のように構成した請求項5にかかる発
明において、上記汚れ報知手段は、上記汚れ判定手段に
て上記磁気ヘッドに汚れがあるものと判定されたとき、
同磁気ヘッドに汚れがある旨の表示を出力する。従っ
て、利用者は、この出力された表示を確認することで上
記磁気ヘッドにおける汚れの存在を知り、クリーニング
するなどの処置を施すことが可能となる。ここにいう表
示は、上記磁気ヘッドに汚れがある旨を利用者に知らせ
ることができれば良いため、液晶パネルやLEDパネル
などに行うものであっても良いし、モニタ画面上にOS
D表示させるものなどであっても良い。
【0011】このように、所定の表示を出力することで
上記磁気ヘッドに汚れがある旨を利用者に知らせると、
利用者に対して磁気ヘッドにおける汚れの存在を容易に
知らせることができる点で有用であるが、かかる構成は
一例にすぎず、警告音などの音声による報知を適用する
ことも可能である。以上のような磁気ヘッドにおける汚
れを検出して利用者に報知する手法は、必ずしも実体の
ある装置に限られる必要もなく、その一例として、請求
項6にかかる発明は、磁気ヘッドに試験信号を供給する
とともに、この磁気ヘッドにて同試験信号が読み取られ
た際の読み取り信号を取得し、同試験信号と読み取り信
号を比較して所定以上の差が検出されたとき、同磁気ヘ
ッドに汚れがあるものと判定し、同磁気ヘッドに汚れが
ある旨を報知する構成としてある。すなわち、必ずしも
実体のある装置に限らず、その方法としても有効であ
り、上記請求項2〜請求項5に記載された装置構成を当
該方法に対応させることも可能であることは言うまでも
ない。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、利用者に
対して磁気ヘッドのクリーニングを促すことにより、磁
気ヘッドの消耗を低減させることの可能な磁気ヘッドの
汚れ報知装置を提供することができる。また、請求項2
にかかる発明によれば、上記試験信号と読み取り信号と
の差を容易に検出することができる。さらに、請求項3
にかかる発明によれば、既設の各構成に干渉することな
く、上記試験信号供給手段を配置することができる。
【0013】さらに、請求項4にかかる発明によれば、
利用者が磁気ヘッドを使用する際、磁気ヘッドに汚れが
あれば、この汚れを事前に利用者に対して知らせること
ができる。さらに、請求項5にかかる発明によれば、利
用者に対して磁気ヘッドにおける汚れの存在を容易に知
らせることができる。さらに、請求項6にかかる発明に
よれば、利用者に対して磁気ヘッドのクリーニングを促
すことにより、磁気ヘッドの消耗を低減させることの可
能な磁気ヘッドの汚れ報知方法を提供することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるビデオデッキの主要構成をブロック図により示して
いる。同図に示すように、所定のプログラム実行環境を
有するマイコン10が備えられており、このマイコン1
0には、IICバス20を介してチューナ30、ビデオ
IC40およびテープメカ50が接続されている。
【0015】チューナ30は、マイコン10から指示さ
れた受信周波数に基づいて対応するテレビジョン放送を
アンテナ30aにて受信し、所定の信号処理を施してビ
デオIC40に放送信号を出力する。また、ビデオIC
40では、チューナ30から入力された放送信号に基づ
いてビデオテープに記録するためのビデオ信号を生成す
るとともに、ビデオテープからの再生されたビデオ信号
に基づき、出力端子40aを介してテレビジョンセット
60に出力するための映像信号および音声信号を生成す
る。テープメカ50には、ヘッド系機構51とテープ駆
動系機構52が備えられており、マイコン10からの制
御指示に応じて、ヘッド系機構51は、ビデオテープに
対するビデオ信号の記録および再生を行い、テープ駆動
系機構52は、ビデオテープを所定速度で走行させる。
【0016】なお、ヘッド系機構51としては、図2に
示すようなドラムヘッド51aの他、図示しないフルイ
レースヘッドなどが配置されており、テープ駆動系機構
52としては、テープリールやキャプスタンなどが配置
されている。以上の各機器は、略矩形形状のキャビネッ
トに収容されており、キャビネット内部にてそれぞれに
作動している。このため、キャビネット内部には、各機
器が作動する際に発生した熱がたまりやすく、この熱を
外部に放出するためにキャビネットの壁面には放熱孔が
形成されている。
【0017】すると、この放熱孔からキャビネット内部
にほこりが侵入し、この侵入したほこりがドラムヘッド
51aに付着することがある。また、ドラムヘッド51
aは、キャビネットの内壁に対して回転軸が斜めに配置
されていることから、キャビネットの内壁との間にほこ
りがたまりやすい構造となっている。このため、本実施
形態では、図2に示すようなビデオヘッド51a1の汚
れ検出回路を配置することにより、ドラムヘッドの汚れ
を検出している。なお、ここにいうビデオヘッド51a
1は、本発明にいう磁気ヘッドを構成している。
【0018】同図に示すように、ドラムヘッド51aの
周縁部位には、巻線を有するコイルにより構成された固
定ヘッド51bがドラムヘッド51aとの間に間隙を形
成しつつ干渉しないように配置されている。また、当該
ビデオデッキには、ビデオテープカセットを挿入した際
に同ビデオテープカセットをビデオテープの記録および
再生が可能な所定位置まで搬送する図示しないカセット
搬送機構や、ビデオテープカセットからドラムヘッド5
1aの側へビデオテープを引き出すためのテープガイド
ポスト51c,51cが設けられているため、固定ヘッ
ド51bは、カセット搬送機構やテープガイドポスト5
1c,51cと干渉しない位置に配置される。すなわ
ち、固定ヘッド51bは、ドラムヘッド51aを挟んで
カセット搬送機構と反対の側で、かつ、ドラムヘッド5
1aに対してテープガイドポスト51c,51cと直交
する側に配置されている。
【0019】固定ヘッド51bには、マイコン10に備
えられた試験信号出力回路10aが接続されており、試
験信号出力回路10aにて生成された試験信号Aが固定
ヘッド51bに入力される。このため、固定ヘッド51
bは、入力された試験信号Aをドラムヘッド51aに配
置されたビデオヘッド51a1に出力して読み取らせ
る。試験信号出力回路10aとビデオヘッド51a1に
は、試験信号出力回路10aと同様にマイコン10に備
えられた演算回路10bが接続されており、この演算回
路10bでは、試験信号出力回路10aにて生成された
試験信号Aとビデオヘッド51a1にて読み取られた読
み取り信号Bと取得して両者を比較する。
【0020】ここで、マイコン10にてビデオヘッド5
1a1の汚れを検出する際の動作について図3を参照し
ながら説明する。利用者がビデオデッキの電源をオンに
したことを検出すると(ステップS100)、試験信号
出力回路10aは、試験信号Aとして図4の(1)に示
すような矩形波パルスを生成して演算回路10bと固定
ヘッド51bとに出力する(ステップS110)。演算
回路10bでは、ビデオヘッド51a1が固定ヘッド5
1bから出力された矩形波パルスを読み取った際の図4
の(2)に示すような読み取り信号Bが入力されると
(ステップS120)、この読み取り信号Bと試験信号
出力回路10aからの試験信号Aとを比較してゲイン差
を検出する(ステップS130)。そして、この検出さ
れたゲイン差が所定値以上であるとき、ビデオヘッド5
1a1に汚れがあるものと判定する(ステップS14
0)。
【0021】すなわち、ビデオヘッド51a1に汚れが
ない場合、上述した試験信号Aとしての矩形波パルスと
読み取り信号Bとのゲイン差が小さく、ビデオヘッド5
1a1に汚れがあってクリーニングを要する場合、両者
のゲイン差が大きくなるためである。このように、演算
回路10bがビデオヘッド51a1に汚れがあるものと
判定すると、マイコン10は、ビデオデッキのキャビネ
ット前面に設けられた表示パネルにビデオヘッド51a
1のクリーニングが必要である旨の指示信号を出力する
(ステップS150)。従って、試験信号Aを固定ヘッ
ド51bに出力し、ビデオヘッド51a1から読み取り
信号Bを取得した後、試験信号Aと読み取り信号Bとを
比較することでビデオヘッド51a1における汚れの有
無を判定して汚れがあるものと判定した場合には、表示
パネルに対して指示信号を出力するマイコン10は、こ
の意味で、本発明にいう試験信号供給手段、読み取り信
号取得手段、汚れ判定手段および汚れ報知手段を構成す
る。
【0022】本実施形態では、キャビネットに備えられ
た表示パネルにビデオヘッド51a1のクリーニングが
必要である旨の表示を行わせているが、ビデオヘッド5
1a1に汚れがあることを利用者に知らせることができ
れば良いとの観点から、かかる構成は一例にすぎず、図
5に示すように、出力端子40aに接続されたテレビジ
ョンセット60のモニタ画面上にOSD表示させること
も可能である。具体的には、演算回路10bがビデオヘ
ッド51a1に汚れがあるものと判定すると、ビデオヘ
ッド51a1のクリーニングが必要である旨のOSD表
示信号を作成し、ビデオIC40に出力する。すると、
ビデオIC40は、映像信号にOSD表示信号を重畳さ
せて出力端子40aへ出力する。このため、テレビジョ
ンセット60におけるモニタ画面上には、ビデオヘッド
51a1のクリーニングが必要である旨のOSD表示が
出力される。また、利用者による視認が可能な表示を行
う場合に限定されるものではないため、警告音などをテ
レビジョンセット60に備えられたスピーカから出力さ
せ、ビデオヘッド51a1のクリーニングが必要である
旨を利用者に知らせることも可能である。
【0023】次に、本実施形態にかかるビデオデッキに
おいて、ビデオデッキの電源をオンにした際の動作につ
いて説明する。利用者がビデオデッキの電源をオンにす
ると、マイコン10では、電源が投入されたことを検出
する。すると、試験信号出力回路10aは、試験信号A
を生成して演算回路10bと固定ヘッド51bとに出力
する。このため、試験信号Aが入力された固定ヘッド5
1bからは、ビデオヘッド51a1に向けて試験信号A
が出力される。
【0024】このとき、マイコン10からの駆動指示信
号に応じてドラムモータが回転駆動されてドラムヘッド
51aが回転するため、ビデオヘッド51a1は固定ヘ
ッド51bから出力された試験信号Aを読み取る。そし
て、ビデオヘッド51a1は、試験信号Aを読み取った
際の読み取り信号Bを演算回路10bに出力する。演算
回路10bは、試験信号出力回路10aからの試験信号
Aと、ビデオヘッド51a1からの読み取り信号とを比
較してゲイン差を検出し、この検出されたゲイン差が所
定値以上であるとき、ビデオヘッド51a1に汚れがあ
るものと判定する。
【0025】演算回路10bがビデオヘッド51a1に
汚れがあるものと判定すると、マイコン10は、表示パ
ネルにビデオヘッド51a1のクリーニングが必要であ
る旨の指示信号を出力する。このため、表示パネルに
は、ビデオヘッド51a1のクリーニングが必要である
旨が表示され、利用者は、この表示を確認することでビ
デオヘッド51a1のクリーニングが必要であることを
知る。従って、利用者は、ビデオデッキからの指示に従
ってクリーニングを行うことにより、ビデオヘッド51
a1の消耗を低減させることが可能となる。このよう
に、マイコン10は、試験信号Aを固定ヘッド51bに
出力し、ビデオヘッド51a1から読み取り信号Bを取
得した後、試験信号Aと読み取り信号Bとを比較するこ
とでビデオヘッド51a1における汚れの有無を判定し
て汚れがあるものと判定した場合には、表示パネルに対
して指示信号を出力するため、利用者に対して磁気ヘッ
ドのクリーニングを促すことにより、磁気ヘッドの消耗
を低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかるビデオデッキの主要構成を
示すブロック図である。
【図2】ビデオヘッドの汚れ検出回路の主要構成を説明
するための説明図である。
【図3】マイコンがビデオヘッドの汚れを検出する際の
動作を示すフローチャートである。
【図4】試験信号と読み取り信号との波形を比較するた
めの波形図である。
【図5】ビデオヘッドのクリーニングが必要な旨をOS
D表示した際のモニタ画面である。
【符号の説明】
10…マイコン 10a…試験信号出力回路 10b…演算回路 20…IICバス 30…チューナ 40…ビデオIC 50…テープメカ 51…ヘッド系機構 51a…ドラムヘッド 51a1…ビデオヘッド 51b…固定ヘッド 51c…テープガイドポスト 52…テープ駆動系機構 60…テレビジョンセット A…試験信号 B…読み取り信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドに試験信号を供給する試験信
    号供給手段と、 上記磁気ヘッドにて上記試験信号が読み取られた際の読
    み取り信号を取得する読み取り信号取得手段と、 上記試験信号と読み取り信号を比較して所定以上の差が
    検出されたとき、上記磁気ヘッドに汚れがあるものと判
    定する汚れ判定手段と、 上記汚れ判定手段にて上記磁気ヘッドに汚れがあるもの
    と判定されたとき、同磁気ヘッドに汚れがある旨を報知
    する汚れ報知手段とを具備することを特徴とする磁気ヘ
    ッドの汚れ報知装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の磁気ヘッドの汚れ
    報知装置において、 上記試験信号は、矩形波パルスであることを特徴とする
    磁気ヘッドの汚れ報知装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の磁気ヘッドの汚れ報知装置において、 上記試験信号供給手段は、ローディング時に干渉しない
    位置に配置された固定ヘッドを備えることを特徴とする
    磁気ヘッドの汚れ報知装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の磁気ヘッドの汚れ報知装置において、 上記試験信号供給手段は、電源投入時に上記磁気ヘッド
    に対して上記試験信号を供給することを特徴とする磁気
    ヘッドの汚れ報知装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の磁気ヘッドの汚れ報知装置において、 上記汚れ報知手段は、上記磁気ヘッドに汚れがある旨の
    表示を出力することを特徴とする磁気ヘッドの汚れ報知
    装置。
  6. 【請求項6】 磁気ヘッドに試験信号を供給するととも
    に、この磁気ヘッドにて同試験信号が読み取られた際の
    読み取り信号を取得し、同試験信号と読み取り信号を比
    較して所定以上の差が検出されたとき、同磁気ヘッドに
    汚れがあるものと判定し、同磁気ヘッドに汚れがある旨
    を報知することを特徴とする磁気ヘッドの汚れ報知方
    法。
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