JP2001222676A - 発券装置、券取得装置、発券システムおよびその方法 - Google Patents

発券装置、券取得装置、発券システムおよびその方法

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JP2001222676A
JP2001222676A JP2000038230A JP2000038230A JP2001222676A JP 2001222676 A JP2001222676 A JP 2001222676A JP 2000038230 A JP2000038230 A JP 2000038230A JP 2000038230 A JP2000038230 A JP 2000038230A JP 2001222676 A JP2001222676 A JP 2001222676A
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Masao Tachibana
雅夫 立花
Yukihide Hashimoto
行秀 橋本
Yasuyoshi Kaneko
康芳 金子
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ENTERTAINMENT PLUS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発券作業を効率的に行い、発券者および券取
得者の負担を軽減できる発券装置を提供する。 【解決手段】 発券装置2は、ユーザ9によってICカ
ード50を用いて行われたイベントの券の予約あるいは
取得要求を受け付け、それに応じて前記券を割り当て、
券が割り当てられた者のICカード50の識別番号を記
憶する。検札装置101は、発券装置2が記憶した識別
番号と、ICカード50から読み取った識別番号とを照
合して検札を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、通信網を
介して、イベントなどの券を発券する際に用いられる発
券装置、券取得装置、発券システムおよびその方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンサートや講演会などのイベントの主
催会社は、主催するイベントの券の販売を券販売会社に
委託している。券販売会社は、ユーザから券購入の依頼
を受けると、例えば、銀行振込あるいは販売店での料金
の支払いと引き換えに、販売店でユーザに券を手渡した
り、ユーザの自宅などに券を郵送する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の券販売方法では、券の購入および販売に伴う人
的な労力が大きく、券の販売および購入をさらに効率的
に行いたいという要請がある。
【0004】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、発券作業を効率的に行い、発券者および券取
得者の負担を軽減できる発券装置、券取得装置、発券シ
ステムおよびその方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
第1の観点の発券装置は、それぞれ固有の識別番号が割
り当てられたICカードを用いて行われたイベントの券
の予約あるいは取得要求を受け付ける受付手段と、前記
予約あるいは取得要求に応じて前記券を割り当てる割り
当て手段と、前記券が割り当てられた前記予約あるいは
取得要求に対応する前記ICカードの識別番号を記憶す
る記憶手段と、前記ICカードから前記識別番号を読み
取り、当該読み取った識別番号と、前記記憶手段に記憶
された識別番号とを照合して検札を行う検札手段とを有
する。
【0006】本発明の第1の観点の発券装置の作用は以
下のようになる。例えば、券の取得希望者であるユーザ
は、端末装置を操作して自らが所有するICカードを用
いて、券の予約あるいは取得要求を通信網を介して本発
明の発券装置に出す。これによって、受付手段は、IC
カードの識別番号と共に、イベントの券の予約あるいは
取得要求を受け付ける。次に、割り当て手段において、
前記予約あるいは取得要求に応じて前記券を割り当て
る。そして、前記券が割り当てられた前記予約あるいは
取得要求に対応する前記ICカードの識別番号を記憶手
段に書き込む。ユーザは、イベントの会場に設置された
検札手段に、前記ICカードから前記識別番号を読み取
らせる。検札手段は、当該読み取った識別番号と、前記
記憶手段に記憶された識別番号とを照合して検札を行
う。
【0007】本発明の第1の観点の発券装置は、好まし
くは、前記券が割り当てられた前記予約あるいは取得要
求に対応する前記ICカードの所有者、あるいは前記当
該所有者および決済機関との間で決済処理を行う決済処
理手段をさらに有し、前記決済処理を行った後に、前記
記憶手段に前記ICカードの識別番号を記憶する。
【0008】また、本発明の第1の観点の発券装置は、
好ましくは、前記記憶手段は、前記決済処理が行われた
後に、前記ICカードの識別番号を発券対象者のリスト
として記憶し、前記検札手段は、前記ICカードから読
み取った識別番号と、前記記憶手段に記憶された前記発
券対象者のリストとを照合して検札を行う。
【0009】また、本発明の第1の観点の発券装置は、
好ましくは、前記検札手段は、前記ICカードから前記
識別番号を非接触方式で読み取る。
【0010】また、本発明の第1の観点の発券装置は、
好ましくは、前記受付手段は、券の発行日前の所定の期
間に、前記券の取得希望者から前記ICカードを用いて
前記券の予約を受け、前記記憶手段は、前記予約に用い
られたICカードの識別番号を記憶し、前記割り当て手
段は、前記所定の期間経過後に、前記予約を受けた券の
数が発券予定数に比べて多い場合に、前記取得希望者の
うち券を割り当てる者を選択する。
【0011】また、本発明の第2の観点の発券装置は、
それぞれ固有の識別番号が割り当てられたICカードを
用いて行われたイベントの券の予約あるいは取得要求を
受け付ける受付手段と、前記予約あるいは取得要求に応
じて前記券を割り当て、当該券が割り当てられた前記予
約あるいは取得要求に対応する前記ICカードに券取得
情報を記憶するための処理を行う割り当て手段と、前記
ICカードから前記券取得情報を読み出して検札処理を
行う検札手段とを有する。
【0012】また、本発明の第3の観点の発券装置は、
電子マネー装置を用いて行われたイベントの券の予約あ
るいは取得要求を受け付ける受付手段と、前記予約ある
いは取得要求に応じて前記券を割り当て、当該券が割り
当てられた前記予約あるいは取得要求に対応する前記電
子マネー装置に券取得情報を記憶するための処理を行う
割り当て手段と、前記電子マネー装置から前記券取得情
報を読み出して検札処理を行う検札手段とを有する。
【0013】また、本発明の第3の観点の発券装置は、
好ましくは、前記電子マネー装置を用いて決済処理を行
う決済手段をさらに有し、前記割り当て手段は、前記決
済処理を終了後、前記電子マネー装置に券取得情報を記
憶する。
【0014】また、本発明の券取得装置は、通信網を介
して発券装置に接続された券取得装置であって、それぞ
れ固有の識別番号が割り当てられたICカードから前記
識別番号を読み出す読み出し手段と、前記通信網を介し
て前記発券装置との間で情報の入出力をする入出力手段
と、表示手段と、前記読み出し手段が前記ICカードか
ら読み出した前記識別番号と共にイベントの券の予約あ
るいは取得要求を前記入出力手段から前記通信網を介し
て前記発券装置に送出し、前記通信網を介して前記発券
装置から受けた券取得の可否を示す通知を前記表示手段
に表示する制御を行う処理手段とを有する。
【0015】また、本発明の発券システムは、発券装置
と券取得装置とが通信網を介して接続された発券システ
ムであって、前記券取得装置は、それぞれ固有の識別番
号が割り当てられたICカードを用いて、イベントの券
の予約あるいは取得要求を前記通信網を介して前記発券
装置に送出し、前記発券装置は、前記ICカードを用い
て行われたイベントの券の予約あるいは取得要求を受け
付ける受付手段と、前記予約あるいは取得要求に応じて
前記券を割り当てる割り当て手段と、前記券が割り当て
られた前記予約あるいは取得要求に対応する前記ICカ
ードの識別番号を記憶する記憶手段と、前記ICカード
から前記識別番号を読み取り、当該読み取った識別番号
と、前記記憶手段に記憶された識別番号とを照合して検
札を行う検札手段とを有する。
【0016】また、本発明の発券方法は、それぞれ固有
の識別番号が割り当てられたICカードを用いて行われ
たイベントの券の予約あるいは取得要求を受け、前記予
約あるいは取得要求に応じて前記券を割り当て、前記券
が割り当てられた前記予約あるいは取得要求に対応する
前記ICカードの識別番号を記憶手段に記憶し、前記I
Cカードから前記識別番号を読み取り、当該読み取った
識別番号と、前記記憶手段に記憶された識別番号とを照
合して検札を行う。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
発券システムを説明する。第1実施形態 図1は、本実施形態の発券システム1の全体構成図であ
る。図1に示すように、発券システム1では、券販売会
社7が使用する発券装置2と、決済会社8が使用する決
済装置3と、一般のユーザ9が使用するコンピュータ4
および電話機5とが、公衆電話回線などのような通信網
6に接続されている。また、コンピュータ4および電話
機5は、ICカード50の記憶回路との間で情報の入出
力が可能である。ここで、発券システム1が本発明の発
券システムに対応し、発券装置2が本発明の発券装置に
対応し、コンピュータ4が本発明の券取得装置に対応
し、ICカード50が本発明のICカードに対応し、通
信網6が本発明の通信網に対応している。なお、図1で
は、単数のユーザ9を例示しているが、実際には、発券
システム1を利用するユーザは複数存在し、これらの者
が使用するコンピュータおよび電話機が通信網6に接続
されている。また、以下に示すコンピュータ4と発券装
置2との間での通信は、通常、実際には、ユーザ9が加
入している通信プロバイダが使用する通信網6に接続さ
れたホストコンピュータを介して行われるが、以下、当
該ホストコンピュータについての通信は省略して記載す
る。
【0018】ここで、券販売会社7は、コンサートや講
演会などのイベントを主催するイベント主催会社10か
ら当該イベントの入場券などの券の販売の委託を受け、
当該券を一般のユーザに販売する。券販売会社7では、
後述するような発券装置2を用いて、例えば、ユーザの
コンピュータ4および電話機5から通信網6を介して券
の予約および購入要求を受け、当該予約および購入要求
に応じて発券処理を行う。なお、券販売会社7では、郵
便あるいは販売店への来客による券の予約も受け付け
る。また、決済会社8は、クレジットカード会社や銀行
などの決済を行う機関であり、決済装置3を用いて決済
処理を行う。
【0019】発券システム1は、ユーザ9がそれぞれ固
有の識別番号が割り当てられたICカード50を用いて
発券装置2に対して券の予約要求あるいは購入要求を出
すことを特徴としてる。図2は、発券システム1におけ
るICカード50を用いた券の予約および購入方法の概
要を説明するための図である。図2に示すように、ユー
ザ9は、コンピュータ4あるいは電話機5にICカード
50の識別番号を読み取らせる。そして、ユーザ9は、
コンピュータ4あるいは電話機5を操作して、当該識別
番号を用いてイベントの券の事前予約要求あるいは購入
要求を通信網6を介して発券装置2に出力する。ここ
で、券の事前予約とは、イベントの券の一般発売日前の
所定期間(事前予約受付期間)内に行われる予約であ
る。発券装置2は、通信網6を介して券の予約要求ある
いは購入要求を受けると、予約の場合には所定の抽選処
理および座席割り当て処理を行い、購入要求の場合には
所定の座席割り当て処理を行ってユーザ9に券を割り当
てる。そして、発券装置2は、抽選結果および座席割り
当て結果を、通信網6を介してユーザ9のコンピュータ
4おるいは電話機5に通知する。
【0020】また、発券装置2は、座席割り当てを行っ
た発券対象者リストを発券対象者リストデータベース2
1eに記憶(登録)する。イベント会場100には、例
えば、発券対象者リストデータベース21eにアクセス
可能な検札装置101が設置されている。検札装置10
1は、例えば、ユーザ9が持参したICカード50の記
憶回路から識別番号を非接触方式で読み取り、当該読み
取った識別番号が発券対象者リストデータベース21e
に記憶された発券対象者リストデータに有るか否かを判
断し、有ると判断した場合にはユーザ9が券を正当に購
入したとして入場を許可し、無いと判断した場合には入
場を許否する指示を出力する。なお、検札装置101
は、発券装置2の発券対象者リストデータベース21e
に直接アクセスするのではなく、予め発券対象者リスト
データベース21eから発券対象者リストを転送して記
憶した記憶装置にアクセスしてもよい。
【0021】図3は、発券システム1における発券処理
の流れの概略を説明するための図である。図3に示すよ
うに、発券システム1による発券処理では、イベントの
券の一般発売日前の所定期間(事前予約受付期間)内
に、例えばユーザ9によるコンピュータ4および電話機
5の操作に応じて、通信網6を介してユーザ9から当該
券の事前予約(プレオーダ)を発券装置2が受け付け
る。そして、発券装置2は、予め事前予約に対して割り
当てられている発券予定数と、ユーザによる事前予約に
よって受けた券予約数とに基づいて、券の需要と供給の
適正化を図る。発券装置2は、例えば、一般発売日以降
は、従来と同様に、例えば先着順で券を発売する。な
お、事前予約に対して割り当てられる発券予定数は、当
該イベントについての最終的な発券予定数と同じであっ
てもよいし、その一部であってもよい。
【0022】図4は、券販売会社7と、ユーザ9および
イベント主催会社10との間における手続および情報の
流れを説明するための図である。図4に示す手続および
情報の流れは、その全てを発券装置2を用いて行っても
よいし、そのうちの一部を発券装置2以外の装置あるい
は人的におこなってもよい。
【0023】図4に示すように、イベント主催会社10
は、自らが主催するイベントに関する情報並びに券情報
を、当該イベントの開催日前に、券販売会社7に提供す
る(図中A1)。券販売会社7は、例えば、イベント主
催会社10から受けたイベントに関する情報並びに券情
報を、雑誌や新聞などのマスメディアを介してユーザ9
に一斉に提供する(図中A2)。また、券販売会社7
は、後述するように、ユーザ9の嗜好情報に基づいて、
イベント主催会社10から受けたイベントに関する情報
並びに券情報から、個々のユーザ9に提供することが有
効と思われる情報を選択し、当該選択した情報をユーザ
9に個別に提供する(図中A3)。
【0024】また、イベント主催会社10は、券販売会
社7に対してイベントの券の販売委託を行う(A4)。
券販売会社7は、ユーザ9から、前述したように、IC
カードを用いて券の事前予約受付期間内に、券の事前予
約要求および購入要求を受け付ける(A5)。券販売会
社7は、ユーザ9からの事前予約状況に基づいて、券の
需要状況を把握し、それによって得たマーケティング情
報をイベント主催会社10に提供する。券販売会社7
は、イベント主催会社10から券の販売手数料を受ける
と共に、ユーザ9から事前予約の利用料を受ける。
【0025】以下、図1に示す発券装置2について詳細
に説明する。図5は、発券装置2の機能ブロック図であ
る。図5に示すように、発券装置2は、ユーザ登録部2
0、記憶部21、情報提供部22、入出力部23、検索
部24、券発売処理部25、予約受付部26、抽選処理
部27、購入意思確認部28、2次予約受付部29、2
次予約対応券割当部30、座席割当部31、決済処理部
32、ユーザ販売実績管理部33およびユーザ通知部3
4を有する。ここで、予約受付部26および券発売処理
部25が本発明の受付手段に対応し、抽選処理部27、
券発売処理部25および2次予約対応券割当部30が本
発明の割り当て手段に対応し、記憶部21が本発明の記
憶手段に対応し、決済処理部32が本発明の決済手段に
対応している。また、図1に示す検札装置101が本発
明の検札手段に対応している。
【0026】以下、図5に示す発券装置2内の各機能ブ
ロックについて説明する。ユーザ登録部20は、ユーザ
9によるコンピュータ4および電話機5の操作に応じて
通信網6を介して入力したユーザ9のICカード50の
識別番号とユーザ9の個人情報および嗜好情報を記憶部
21のユーザ情報データベース21aに記憶する。
【0027】記憶部21は、例えば、ユーザ情報データ
ベース21a、イベント情報データベース21b、予約
情報データベース21c、会場情報データベース21d
および発券対象者リストデータベース21eを有してい
る。ユーザ情報データベース21aは、登録したユーザ
のICカード50の識別番号、個人情報、嗜好情報およ
び利用履歴情報などを保持している。ここで、個人情報
には、例えば、当該ユーザのICカードの識別番号(ま
たは登録ID)、名前、住所、電子メールのアドレス、
職業、電話番号等の情報が含まれる。また、嗜好情報に
は、趣味、好きな音楽、エンターテイメント、スポー
ツ、アウトドアレジャーの分類などが含まれる。また、
利用履歴情報には、例えば、予約および購入を行ったイ
ベントの情報、抽選の当落結果並びにキャンセルの有無
などの情報が含まれる。
【0028】イベント情報データベース21bは、例え
ば、イベントの内容、アーティスト、開催日、開催時
刻、会場のID、券の種別などの情報を保持している。
イベント情報データベース21bには、例えば、アーテ
ィストのID(人物コード)をキーとして、各情報が検
索できるように情報が格納されている。予約情報データ
ベース21cは、例えば、事前予約および2次予約を行
ったユーザのICカード50の識別番号およびイベント
を特定する情報、予約受付番号、予約した券の種別およ
び枚数などの情報を保持している。会場情報データベー
ス21dは、イベントが開催される会場のID、当該会
場の見取り図、座席配置図、当該会場までの地図などの
情報を保持している。発券対象者リストデータベース2
1eは、イベントの券の発券を行ったユーザのICカー
ドの識別番号のリストである発券対象者リストを記憶す
る。発券対象者リストデータベース21eは、検札装置
101によってアクセスされる。
【0029】情報提供部22は、例えば、ユーザ9によ
って設定された所定の周期で、ユーザ情報データベース
21aに記憶された各ユーザの嗜好情報に基づいて、各
ユーザ9の嗜好に合ったイベント情報をイベント情報デ
ータベース21bから読み出し、これを対応するユーザ
9のコンピュータ4に提供する。
【0030】入出力部23は、図1に示す通信網6との
間でデータの入出力を行うインターフェイスとして機能
する。
【0031】検索部24は、ユーザ9によるコンピュー
タ4の操作に応じて通信網6を介して入出力部23が受
けた検索要求に基づいて、記憶部21のイベント情報デ
ータベース21bから当該検索要求に応じたイベント情
報を得て、当該イベント情報を入出力部23および通信
網6を介して対応するコンピュータ4に提供する。
【0032】券発売処理部25は、例えば、券の発売日
以降に、ユーザ9によるコンピュータ4の操作に応じて
通信網6を介して入出力部23が受けた券購入要求に基
づいて、券販売処理を行う。券発売処理部25は、決済
処理部32における所定の決済処理を経た後に、券を販
売したユーザ9のICカード50の識別番号を発券対象
者リストデータベース21e内の発券対象者リストに追
加する。
【0033】予約受付部26は、ユーザ9によるコンピ
ュータ4の操作に応じて通信網6を介して入出力部23
に入力された事前予約要求を受け付け、当該事前予約要
求を出したユーザ9のICカード50の識別番号を予約
情報データベース21cに格納する。予約受付部26
は、例えば、予め記憶している事前予約に割り当てられ
た券の数と、予約情報データベース21cに記憶された
事前予約が行われた券の数の累積値とを比較し、当該累
積値の方が多い場合に抽選が必要であると判断する。予
約受付部26は、抽選が必要であると判断した場合には
抽選処理部27における抽選を行うように制御する。
【0034】抽選処理部27は、予約受付部26が抽選
が必要であると判断した場合に、予約情報データベース
21cに記憶された事前予約を行った者の数なかから、
券を販売する者(当選者)を抽選で選択する。ここで、
抽選処理部27による抽選処理としては、例えば、優先
順位を付けずに、事前予約を行った者のなかかからラン
ダムに当選者を決定する場合と、事前予約を行った者に
所定の条件で優先順位を付け、優先順位が高い者から当
選者を割り当てる場合とがある。
【0035】購入意思確認部28は、例えば、抽選によ
って当選した者に対して、当該券の購入意思があるか否
かを問い合わせる。すなわち、キャンセルを行うか否か
を問い合わせる。購入意思確認部28は、上記問い合わ
せによって、購入意思がある旨の指示を受けると、決済
処理部32における所定の決済処理を経た後に、当該ユ
ーザ9のICカード50の識別番号を発券対象者リスト
データベース21e内の発券対象者リストに追加する。
【0036】2次予約受付部29は、例えば、抽選によ
って落選した者に対して、その後、キャンセル券および
追加券が生じた場合に、当該券の購入を予約するか否か
を問い合わせ、当該問い合わせに応じて行われた2次予
約を受ける。2次予約受付部29は、2次予約を受けた
ユーザ9のICカード50の識別番号を記憶部21の予
約情報データベース21cに格納する。
【0037】2次予約対応券割当部30は、例えば、所
定の期間内にキャンセルがあった券およびイベント主催
会社10から受けた追加券を、予約情報データベース2
1cに記憶された情報に基づいて、2次予約を行った者
に割り当てる。当該割り当ての手法は、例えば、抽選ま
たはオークションなどの方法が採用される。2次予約対
応券割当部30は、決済処理部32における所定の決済
処理を経た後に、上記券を割り当てた2次予約を行った
ユーザ9のICカード50の識別番号を発券対象者リス
トデータベース21e内の発券対象者リストに追加す
る。
【0038】座席割当部31は、例えば、図2に示す一
般発売日後に、ユーザ9から受けた券購入要求に基づい
て、当該ユーザが購入する券に応じた座席を会場内で割
り当てる。
【0039】決済処理部32は、例えば、ユーザ9が券
購入処理を行う際に、当該券についての決済処理および
手続を、クレジットカード会社や銀行などの決済を行う
機関との間で行う。クレジットカード会社との間で決済
を行う場合には、ユーザ9の認証を行う。なお、決済処
理部32は、決済処理において、ユーザ9のICカード
50の識別番号および暗証番号を用いてもよい。また、
決済処理部32は、ユーザ9が所有する電子マネーを用
いて決済を行ってもよい。この場合には、ユーザ9の認
証は不要である。この場合に、電子マネー内に所定の情
報を記憶可能なモジュールを有する場合には、当該モジ
ュール内に券情報を記憶してもよい。ユーザは、イベン
トの会場に入場する際に、入り口に設けられた検札装置
に、電子マネー内に記憶された券情報を検札させる。ま
た、決済処理部32は、ユーザ9が利用する衛星放送の
受信料等のその他の料金の一部に当該券の購入料金を加
えて請求(決済)してもよい。
【0040】ユーザ販売実績管理部33は、例えば、ユ
ーザ9による事前予約、2次予約、抽選の当落およびキ
ャンセルなどの履歴を、記憶部21のユーザ情報データ
ベース21a内の当該ユーザのエントリに利用履歴情報
として格納および更新する。
【0041】ユーザ通知部34は、例えば、抽選処理部
27による抽選結果などを入出力部23および通信網6
を介して、ユーザ9のコンピュータ4および電話機5な
どに通知する。
【0042】以下、発券装置2の動作を説明する。 〔ユーザ登録処理〕図6は、発券装置2におけるユーザ
登録処理のフローチャートである。
【0043】ステップS1:ユーザ登録部20は、例え
ば、ユーザ9によるコンピュータ4あるいは電話機5の
操作に応じて通信網6を介して入出力部23にアクセス
があったか否かを判断し、アクセスがあった場合にはス
テップS2の処理を行い、アクセスがなかった場合には
ステップS1の処理を繰り返す。当該アクセス時に、ユ
ーザ登録部20は、ユーザ9が使用したICカード50
の識別番号を入力する。
【0044】ステップS2:ユーザ登録部20は、例え
ば、ステップS1で入力したICカードの識別番号に基
づいて、入出力部23にアクセスを行ったユーザが既に
登録済みであるか否かを判断し、未登録である場合にあ
ステップS3の処理を実行し、登録済みである場合には
ユーザ登録処理を終了し、例えば、後述する検索処理あ
るいは券事前予約処理等を行う。
【0045】ステップS3:ステップS2でユーザが未
登録である場合に実行される。ユーザ登録部20は、入
出力部23および通信網6を介してコンピュータ4にユ
ーザ9の個人情報を要求し、通信網6およひ入出力部2
3を介してコンピュータ4から得たユーザ9の個人情報
を当該ユーザ9のICカード50の識別番号と共に記憶
部21のユーザ情報データベース21aに記憶する。 ステップS4:ユーザ登録部20は、入出力部23およ
び通信網6を介してコンピュータ4にユーザ9の嗜好情
報を要求し、ユーザ9から得た嗜好情報を前記識別番号
と対応付けて記憶部21のユーザ情報データベース21
aに記憶する。
【0046】〔検索処理等〕図7は、発券装置2におけ
る検索処理等のフローチャートである。図7に示す処理
は、例えば、図6に示すユーザ登録処理によって登録が
完了したユーザ9を対象として行われる。 ステップS21:検索部24は、ユーザから検索要求を
受けたか否かを判断し、受けたと判断した場合にはステ
ップS22の処理を実行し、受けていないと判断した場
合にはステップS23の処理を実行する。なお、検索部
24による処理は、例えば、通信網6を介してコンピュ
ータ4あるいは電話機5から入力したICカード50の
識別番号に基づいて、ユーザ9を認証した後に行われ
る。
【0047】ステップS22:検索部24は、ユーザ9
によるコンピュータ4あるいは電話機5の操作に応じて
通信網6および入出力部23を介して検索要求信号を入
力する。そして、検索部24は、当該検索要求信号に基
づいて、ユーザ9が要求するイベント情報および発券情
報などを記憶部21のイベント情報データベース21b
から検索し、検索結果を入出力部23および通信網6を
介してユーザ9のコンピュータ4に出力する。
【0048】ステップS23:予約受付部26は、ユー
ザ9によるコンピュータ4の操作に応じて通信網6を介
して入出力部23が券の事前予約要求を受け付けたか否
かをがを判断し、受けたと判断した場合にはステップS
25の処理を行い受けていないと判断した場合には券発
売処理部25がステップS24の処理を実行する。
【0049】ステップS24:券発売処理部25は、ユ
ーザ9によるコンピュータ4の操作に応じて通信網6を
介して入出力部23が券の購入要求を受けたか否かを判
断し、受けたと判断した場合にはステップS26の処理
を実行し、受けていないと判断した場合には処理を終了
する。ステップS25の券事前予約処理とおよびステッ
プS26の券販売処理については後述する。
【0050】〔券事前予約処理〕図8は、発券装置2に
おける券事前予約処理(図7のステップS25)を示す
フローチャートである。 ステップS31:予約受付部26は、ユーザ9によるコ
ンピュータ4の操作に応じて通信網6を介して入出力部
23が券事前予約要求を受けると、事前予約受付期間が
満了したか否かを判断し、満了していないと判断した場
合にはステップS32の処理を繰り返し、満了したと判
断した場合には処理を終了する。
【0051】ステップS32:券事前予約期間が満了し
ていない場合に実行され、予約受付部26は、コンピュ
ータ4からの事前予約要求を受け付け、当該ユーザ9の
ICカード50の識別番号を記憶部21の予約情報デー
タベース21cに記憶する。予約受付部26は、事前予
約受付期間内に、複数のユーザ9から各イベントについ
ての事前予約要求を受ける。
【0052】ステップS33:予約受付部26は、予め
記憶している事前予約に割り当てられた券の数と、予約
情報データベース21cに記憶された事前予約を行った
者の数とを比較し、事前予約を行った者の数の方が多い
場合に抽選が必要であると判断する。予約受付部26
は、抽選が必要であると判断した場合にはステップS3
4の処理を行い、抽選が必要でないと判断した場合には
ステップS35の処理を実行する。
【0053】ステップS34:ステップS33で抽選が
必要であると判断された場合に実行され、抽選処理部2
7は、予約情報データベース21cに記憶された事前予
約を行った者の数なかから、券を販売する者(当選者)
を抽選で選択する。抽選方法としては、前述したように
所定の条件で優先順位を付ける場合を付けない場合等が
ある。
【0054】ステップS35:抽選処理部27は、ユー
ザ通知部34、入出力部23および通信網6を介して、
前記抽選の結果を例えば電子メールなどを用いてユーザ
9のコンピュータ4に通知する。ここで、ステップS3
4における抽選処理が行われなかった場合には、事前予
約を行った全てのユーザ9のコンピュータ4に対しての
当選を示す抽選結果を通知する。なお、抽選結果の通知
は、例えば、ユーザ9がコンピュータ4を操作して発券
装置2が提供するホームページにアクセスしたときに、
発券装置2からコンピュータ4に当該抽選結果を送信し
てもよい。
【0055】〔当選者に対しての処理〕図9は、上述し
た抽選による当選者に対しての発券装置2における処理
を示すフローチャートである。 ステップS41:購入意思確認部28は、通信網6およ
び入出力部23を介して、ユーザ9によるコンピュータ
4の操作に応じた抽選結果確認要求をコンピュータ4か
ら受けると、ステップS42の処理を実行し、そうでな
い場合にはステップS41の処理を繰り返す。 ステップS42:購入意思確認部28は、今後の手続内
容を示す情報をコンピュータ4に提供する。
【0056】ステップS43:購入意思確認部28は、
当該ユーザ9のコンピュータ4に、当該券をキャンセル
するか否かを問い合わせを行う。購入意思確認部28
は、コンピュータ4からキャンセル要求を受けると、ス
テップS44のキャンセル処理を行う。また、購入意思
確認部28は、コンピュータ4から購入要求を受ける
と、ステップS45の決済処理を行う。
【0057】ステップS44:購入意思確認部28は、
コンピュータ4からキャンセル要求を受けると、キャン
セル情報を保持し、2次予約受付部29による後述する
2次予約の対象券として割り当てる。また、記憶部21
のユーザ情報データベース21a内の当該キャンセルを
行ったユーザ9のエントリに、当該ユーザがキャンセル
を行ったことを示す情報を購入履歴情報として加える。
【0058】ステップS45:決済処理部32は、ステ
ップS42で購入要求を出したユーザ9について決済処
理を行う。決済処理部32は、例えば、図1に示す決済
会社8の決済装置3との間でユーザ9の認証などを行い
決済処理を行う。なお、決済処理部32による決済処理
が適切に行われた場合にはステップS46の処理が行わ
れ、適切に行われない場合にはユーザ9の券購入要求は
取り消される。
【0059】ステップS46:購入意思確認部28は、
ステップS36における決済処理が適切に行われたこと
を条件に、当該ユーザ9のICカード50の識別番号を
発券対象者リストデータベース21e内の発券対象者リ
ストに追加する。
【0060】〔落選者に対しての処理〕図10は、前述
した抽選による落選者に対しての発券装置2における処
理を示すフローチャートである。 ステップS51:発券装置2は、通信網6および入出力
部23を介して、ユーザ9によるコンピュータ4の操作
に応じた抽選結果確認要求をコンピュータ4から受ける
と、ステップS52の処理を実行し、そうでない場合に
はステップS51の処理を繰り返す。 ステップS52:発券装置2は、落選したこと並びに2
次予約内容を示す情報をコンピュータ4に提供する。
【0061】ステップS53:2次予約受付部29は、
当該ユーザ9のコンピュータ4に、2次予約を申し込む
か否かを問い合わせる。2次予約受付部29は、コンピ
ュータ4から2次予約を申込みを受けると、当該ユーザ
9のICカード50の識別番号を記憶部21の予約情報
データベース21cに記憶し、そうでない場合には処理
を終了する。また、2次予約受付部29は、2次予約を
行った者に対して、ステップS54の2次予約処理を行
う。
【0062】ステップS54:2次予約対応券割当部3
0は、例えば、所定の期間内にキャンセルがあった券お
よびイベント主催会社10から受けた追加券を、予約情
報データベース21cに記憶された情報に基づいて、2
次予約を行った者に割り当てる。当該割り当ての手法
は、例えば、抽選などが採用される。そして、当選した
者に対して、前述した図9に示すステップS45の決済
処理およびステップS46の発券対象者リストへの追加
処理を行う。
【0063】以下、上述した機能を実現する発券装置2
およびコンピュータ4のハードウェア構成等を説明す
る。図11は、発券装置2のハードウェア構成図であ
る。発券装置2は、発券システム1において、サーバと
して機能する。図11に示すように、発券装置2は、C
PU51、メモリ52、インターフェイス53および5
4が、バス55を介して接続されている。CPU51
は、メモリ52に記憶されたプログラムを実行すること
で、図5に示す各機能ブロックの機能を実現する。メモ
リ52は、CPU51で実行されるプログラムと、CP
U51の処理に用いられるデータを記憶し、例えば、図
5に示す記憶部21の機能を実現する。インターフェイ
ス53には、キーボード56、マウス57およびディス
プレイ58が接続されている。インターフェイス54
は、図5に示す入出力部23の機能を実現し、図1に示
す通信網6に接続されている。
【0064】図12は、コンピュータ4のハードウェア
構成図である。コンピュータ4は、例えば、市販されて
いるパーソナルコンピュータであり、発券システム1に
おいて、通信網6上の図示しないホストコンピュータに
対してクライアントとして機能すると共に、発券装置2
が提供するホームンページにアクセスしているときに発
券装置2のクライアントとして機能する。
【0065】図12に示すように、コンピュータ4は、
CPU61、メモリ62、インターフェイス63および
64が、バス65を介して接続されている。インターフ
ェイス63には、キーボード66、マウス67、ディス
プレイ68およびICカード通信部69が接続されてい
る。ICカード通信部69は、例えば、ユーザ9のIC
カード50の記憶回路と通信を行い、当該記憶回路に記
憶されているICカード50の識別番号を読み取る。イ
ンターフェイス64は、図1に示す通信網6に接続され
ている。CPU61は、メモリ62に記憶されたプログ
ラムを実行することで、インターフェイス63を介して
GUI(Graphical User Interface)に応じた画面をディ
スプレイ58に表示する。
【0066】また、CPU61は、通信網6およびイン
ターフェイス64を介して、発券装置2から受信したホ
ームページの画像信号を、インターフェイス63を介し
てディスプレイ68に表示させる。また、CPU61
は、メモリ62から読み出した検索プログラムを実行し
て発券装置2のホームページにアクセスを行うことを可
能にする。ここで、発券装置2とコンピュータ4との間
の通信は、例えば、TCP/IP(Transmission Contro
l Protocol/Internet Protocol) などを用いて行われ
る」CPU61は、ICカード通信部69が読み取った
ICカード50の識別番号を、インターフェイス63、
バス65、インターフェイス64および通信網6を介し
て発券装置2に出力する。また、発券装置2とコンピュ
ータ4との間で電子メールの送受信が可能である。な
お、CPU61の動作速度は、図12に示す発券装置2
のCPU51に動作速度に比べて遅い。また、メモリ6
2の記憶容量は、図12に示す発券装置2のメモリ52
の記憶容量に比べて大幅に小さい。
【0067】以上説明したように、発券システム1によ
れば、ユーザ9はICカード50を用いて通信網6を介
して券の事前予約要求あるいは購入要求を行い、券の購
入の可否の通知を通信網6を介して発券装置2からコン
ピュータ4あるいは電話機5で受ける。また、ユーザ9
は、券販売会社7から券の発送等を受けることなく、自
らのICカード50を持参してイベント会場100に行
き、イベント会場100に設置された検札装置101に
ICカード50の識別番号を非接触方式で読み取らせる
ことで、イベント会場に入場できる。そのため、発券シ
ステム1によれば、イベントの券の購入および販売に係
わる多くの手続を自動化でき、当該手続に係わる人的労
力を大幅に小さくできる。
【0068】第2実施形態 上述した第1実施形態の発券システム1では決済処理を
行った後にユーザ9のICカード50の識別番号を発券
装置2の発券対象者リストデータベース21eに記憶す
る場合を例示したが、本実施形態の発券システムでは決
済処理を行った後に通信網6を介して発券装置2からユ
ーザ9のコンピュータ4あるいは電話機5に券購入証明
書データ(本発明の券取得情報)を送信する。そして、
当該券購入証明書データを受信したコンピュータ4およ
び電話機5は、ユーザ9のICカード50の記憶回路に
当該券購入証明書データを書き込む。イベント会場10
0の検札装置101では、ユーザ9のICカード50の
記憶回路から券購入証明書データを読み取り、その正当
性を検証した後にユーザ9の入場を許可する。本実施形
態の発券システムにもって、第1実施形態の発券システ
ム1と同様の効果が得られる。
【0069】なお、上述した第2実施形態では、ICカ
ード50の代わりに電子マネー装置を用いてもよい。こ
の場合には、発券装置2は、決済処理を電子マネー装置
との間で行った後に、券購入証明書データを電子マネー
装置に記憶する。このとき、発券装置2において利用者
の認証は不要である。
【0070】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、検札装置101が
ICカード50から非接触方式で識別番号を読み取る場
合を例示したが、検札装置101は接触方式でICカー
ド50から識別番号を読み取ってもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発券作業を効率的に行い、発券者および券取得者の負担
を軽減できる発券装置、券取得装置、発券システムおよ
びその方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態の発券システム
の全体構成図である。
【図2】図2は、発券システムにおける券の予約および
購入方法等の概要を説明するための図である。
【図3】図3は、図1に示す発券システムにおける発券
処理の流れの概略を説明するための図である。
【図4】図4は、図1に示す券販売会社と、ユーザおよ
びイベント主催会社との間における手続および情報の流
れを説明するための図である。
【図5】図5は、図1に示す発券装置の機能ブロック図
である。
【図6】図6は、図1に示す発券装置におけるユーザ登
録処理のフローチャートである。
【図7】図7は、図1に示す発券装置における検索処理
等のフローチャートである。
【図8】図8は、図1に示す発券装置における券事前予
約処理(図7のステップS25)を示すフローチャート
である。
【図9】図9は、抽選による当選者に対しての発券装置
における処理を示すフローチャートである。
【図10】図10は、抽選による落選者に対しての発券
装置における処理を示すフローチャートである。
【図11】図11は、図1に示す発券装置のハードウェ
ア構成図である。
【図12】図12は、図1に示すコンピュータのハード
ウェア構成図である。
【符号の説明】
1…発券システム、2…発券装置、3…決済装置、4…
コンピュータ、5…電話機、6…通信網、7…券販売会
社、8…決済会社、9…ユーザ、10…イベント主催会
社、20…ユーザ登録部、21…記憶部、21a…ユー
ザ情報データベース、21b…イベント情報データベー
ス、21c…予約情報データベース、21d…会場情報
データベース、21e…発券対象者リストデータベー
ス、22…情報提供部、23…入出力部、24…検索
部、25…券発売処理部、26…予約受付部、27…抽
選処理部、28…購入意思確認部、29…2次予約受付
部、30…2次予約対応券割当部、31…座席割当部、
32…決済処理部、33…ユーザ販売実績管理部、34
…ユーザ通知部、50…ICカード、69…ICカード
通信部、100…イベント会場、101…検札装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 康芳 東京都品川区大崎1丁目11番1号 株式会 社エンタテインメントプラス内 Fターム(参考) 5B049 AA00 AA05 BB61 CC01 CC06 CC13 CC16 CC31 CC36 DD01 DD04 EE00 EE05 EE23 FF01 FF07 FF08 GG02 GG03 GG04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれ固有の識別番号が割り当てられた
    ICカードを用いて行われたイベントの券の予約あるい
    は取得要求を受け付ける受付手段と、 前記予約あるいは取得要求に応じて前記券を割り当てる
    割り当て手段と、 前記券が割り当てられた前記予約あるいは取得要求に対
    応する前記ICカードの識別番号を記憶する記憶手段
    と、 前記ICカードから前記識別番号を読み取り、当該読み
    取った識別番号と、前記記憶手段に記憶された識別番号
    とを照合して検札を行う検札手段とを有する発券装置。
  2. 【請求項2】前記券が割り当てられた前記予約あるいは
    取得要求に対応する前記ICカードの所有者、あるいは
    前記当該所有者および決済機関との間で決済処理を行う
    決済処理手段をさらに有し、 前記決済処理を行った後に、前記記憶手段に前記ICカ
    ードの識別番号を記憶する請求項1に記載の発券装置。
  3. 【請求項3】前記記憶手段は、前記決済処理が行われた
    後に、前記ICカードの識別番号を発券対象者のリスト
    として記憶し、 前記検札手段は、前記ICカードから読み取った識別番
    号と、前記記憶手段に記憶された前記発券対象者のリス
    トとを照合して検札を行う請求項2に記載の発券装置。
  4. 【請求項4】前記受付手段は、通信網を介して前記イベ
    ントの券の予約あるいは取得要求を受ける請求項1に記
    載の発券装置。
  5. 【請求項5】前記検札手段は、前記ICカードから前記
    識別番号を非接触方式で読み取る請求項1に記載の発券
    装置。
  6. 【請求項6】前記受付手段は、券の発行日前の所定の期
    間に、前記券の取得希望者から前記ICカードを用いて
    前記券の予約を受け、 前記記憶手段は、前記予約に用いられたICカードの識
    別番号を記憶し、 前記割り当て手段は、前記所定の期間経過後に、前記予
    約を受けた券の数が発券予定数に比べて多い場合に、前
    記取得希望者のうち券を割り当てる者を選択する請求項
    1に記載の発券装置。
  7. 【請求項7】それぞれ固有の識別番号が割り当てられた
    ICカードを用いて行われたイベントの券の予約あるい
    は取得要求を受け付ける受付手段と、 前記予約あるいは取得要求に応じて前記券を割り当て、
    当該券が割り当てられた前記予約あるいは取得要求に対
    応する前記ICカードに券取得情報を記憶するための処
    理を行う割り当て手段と、 前記ICカードから前記券取得情報を読み出して検札処
    理を行う検札手段とを有する発券装置。
  8. 【請求項8】電子マネー装置を用いて行われたイベント
    の券の予約あるいは取得要求を受け付ける受付手段と、 前記予約あるいは取得要求に応じて前記券を割り当て、
    当該券が割り当てられた前記予約あるいは取得要求に対
    応する前記電子マネー装置に券取得情報を記憶するため
    の処理を行う割り当て手段と、 前記電子マネー装置から前記券取得情報を読み出して検
    札処理を行う検札手段とを有する発券装置。
  9. 【請求項9】前記電子マネー装置を用いて決済処理を行
    う決済手段をさらに有し、 前記割り当て手段は、前記決済処理を終了後、前記電子
    マネー装置に券取得情報を記憶する請求項8に記載の発
    券装置。
  10. 【請求項10】通信網を介して発券装置に接続された券
    取得装置であって、 それぞれ固有の識別番号が割り当てられたICカードか
    ら前記識別番号を読み出す読み出し手段と、 前記通信網を介して前記発券装置との間で情報の入出力
    をする入出力手段と、 表示手段と、 前記読み出し手段が前記ICカードから読み出した前記
    識別番号と共にイベントの券の予約あるいは取得要求を
    前記入出力手段から前記通信網を介して前記発券装置に
    送出し、前記通信網を介して前記発券装置から受けた券
    取得の可否を示す通知を前記表示手段に表示する制御を
    行う処理手段とを有する券取得装置。
  11. 【請求項11】発券装置と券取得装置とが通信網を介し
    て接続された発券システムであって、 前記券取得装置は、それぞれ固有の識別番号が割り当て
    られたICカードを用いて、イベントの券の予約あるい
    は取得要求を前記通信網を介して前記発券装置に送出
    し、 前記発券装置は、 前記ICカードを用いて行われたイベントの券の予約あ
    るいは取得要求を受け付ける受付手段と、 前記予約あるいは取得要求に応じて前記券を割り当てる
    割り当て手段と、 前記券が割り当てられた前記予約あるいは取得要求に対
    応する前記ICカードの識別番号を記憶する記憶手段
    と、 前記ICカードから前記識別番号を読み取り、当該読み
    取った識別番号と、前記記憶手段に記憶された識別番号
    とを照合して検札を行う検札手段とを有する発券システ
    ム。
  12. 【請求項12】それぞれ固有の識別番号が割り当てられ
    たICカードを用いて行われたイベントの券の予約ある
    いは取得要求を受け、 前記予約あるいは取得要求に応じて前記券を割り当て、 前記券が割り当てられた前記予約あるいは取得要求に対
    応する前記ICカードの識別番号を記憶手段に記憶し、 前記ICカードから前記識別番号を読み取り、当該読み
    取った識別番号と、前記記憶手段に記憶された識別番号
    とを照合して検札を行う発券方法。
  13. 【請求項13】前記券が割り当てられた前記予約あるい
    は取得要求に対応する前記ICカードの所有者、あるい
    は前記当該所有者および決済機関との間で決済処理を行
    い、 前記決済処理を行った後に、前記記憶手段に前記ICカ
    ードの識別番号を前記記憶手段に記憶する請求項12に
    記載の発券方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003085453A (ja) * 2001-09-07 2003-03-20 Hitoshi Furukabu Webコンテンツ利用料金支払システム

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