JP2001222158A - トナー補給容器及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

トナー補給容器及び電子写真画像形成装置

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JP2001222158A
JP2001222158A JP2000032239A JP2000032239A JP2001222158A JP 2001222158 A JP2001222158 A JP 2001222158A JP 2000032239 A JP2000032239 A JP 2000032239A JP 2000032239 A JP2000032239 A JP 2000032239A JP 2001222158 A JP2001222158 A JP 2001222158A
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伴  豊
Bunro Tazawa
文朗 田澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドル15とこれの回動をロック又はアン
ロックするロック部材51とを有するトナー補給容器に
おいて、ロック部材の動作をスムーズかつ確実にする。
ロック部材をロック位置に付勢する付勢手段51cが1
箇所のみで良く、省スペース化を達成する。 【解決手段】 ロック位置とアンロック位置とを往復動
自在に移動可能なロック部材と51と、ロック部材51
をいずれかの方向へ付勢する付勢手段51cがあり、付
勢手段15の付勢力に抗してロック部材51を変位させ
た時に、ロック部材51の姿勢を規制する規制手段15
qを有する。ロック部材は環状であり、容器本体11の
筒状突出部12gにスキマ嵌めにて係合している。付勢
手段51cと規制手段15qとはロック部材51の回転
中心を挟んで略対向した位置に設置される。規制手段1
5qは回動部材15に設けたリブ状の突起であり、アン
ロック位置で姿勢を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーを用いて、
記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置にトナ
ーを供給するためのトナー補給容器に関する。
【0002】及び電子写真画像形成装置及びトナー補給
容器の回転部材をロックするためのロック部材に関す
る。
【0003】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子
写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成する物
である。そして、電子写真画像形成装置(以下、画像形
成装置という)の例としては、例えば電子写真複写機、
電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリンタ、L
EDプリンタ等)ファクシミリ装置及びワードプロセッ
サ等が含まれる。
【0004】
【従来の技術】電子写真複写機や、レーザービームプリ
ンター等の電子写真画像形成装置は、一様に帯電させた
感光体ドラムに選択的な露光を行う。そして静電潜像を
形成する。そして、その静電潜像をトナーで現像してト
ナー像を形成する。その後該トナーがなくなる都度トナ
ーを供給しなければならない。ここで画像形成装置にト
ナーを補給する為のトナー補給容器は、収納したトナー
を画像形成装置本体のトナー受け入れ容器に一度に全量
補給する、所謂一括補給型容器と、画像形成装置本体に
容器を装着後、そのまま該容器を据え置く、所謂据え置
き型容器とに大別される。ここで据え置き型容器はトナ
ーを使い切るまで徐々に現像装置にトナーを補給する。
【0005】近年、画像形成装置のコンパクト化を図る
ため、トナー補給容器は据え置き型が使用される傾向に
ある。更に、トナー補給容器を交換する際に、容器内に
残留するトナーが排出開口から飛散するのを防止するた
め、該排出開口を封止するための開閉部材を設けてい
る。
【0006】前記開閉部材を開閉する方法の一つとし
て、発明者らは次の構成を提案している。
【0007】トナー補給容器の容器本体に回転部材を嵌
合し、回転部材を画像形成装置本体の駆動伝達部材を介
してトナー排出開口を開閉する開閉部材を回転部材から
駆動すると、トナー補給容器が画像形成装置本体に装着
されている状態では回転部材は開閉部材との回動関係位
置は拘束されている。トナー補給容器を画像形成装置本
体から取り出すと回転部材は上記開閉部材との拘束は解
かれ自在に回転可能となる。ところが前記回転部材に設
けられたギア部は省スペース化のため全周には歯が設け
られておらず、セグメント(弓形)ギアとなっている。
【0008】そのため、ギア部が画像形成装置本体の駆
動伝達部材のギアと係合しないのはもちろん、限られた
範囲のギアの駆動によってトナー排出開口の開閉部材を
開封・封止しなくてはならないため、トナー補給時の回
転部材のギア部と画像形成装置本体に設けられたギアと
の位置関係の規制が必要とされることになる。
【0009】そこで、トナー補給時以外の回転部材の誤
回動を防止するロック手段が必須となり、回転部材を有
するトナー補給容器において、トナー補給時以外は回転
部材を非回転とするロック手段を有するトナー補給容
器、及びこのトナー補給容器が装着されるとロック手段
を解除できる電子写真画像形成装置及びロック手段を構
成するロック部材が提案された。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例には次のような問題点があった。
【0011】円環状のロック部材と容器本体の円筒部と
はスキマ嵌めになっているため、そのガタの分でロック
部材が軸線方向に対して傾いてしまうことがある。そう
なるとロック部材が容器本体に齧ってしまい、スムーズ
な移動ができなくなり、最悪の場合には移動しなくなる
ことがある。特にアンロック位置からロック位置へ復帰
させるための付勢手段が一箇所しか無いなどして、ロッ
ク部材に対して不均等に配置されている場合にこの問題
は顕著となる。すなわち、トナー補給容器をトナー受入
れ装置から取り出した時に、ロック部材の付勢手段に近
い側は先にロック位置に向かって移動し、付勢手段から
遠い側は遅れてロック位置へ移動しようとする。このた
め、前記のようにロック部材が軸線方向に対して傾い
て、容器本体に齧ってしまい、結果としてロック位置ま
で戻らず、取り出したトナー補給容器の回転部材は自由
に回動できてしまい、もしこのトナー補給容器を再びト
ナー受入れ装置に装着しようとした時に、回転部材のギ
アと画像形成装置本体の駆動伝達部材のギアとが係合で
きない。
【0012】付勢手段をロック部材に対して均等に配置
すれば、前記問題は解決可能であるが、付勢手段を複数
設けることは多くのスペースを必要とするという問題が
ある。さらに、それぞれの付勢部材のバランスを取る必
要があり、実際上困難である。
【0013】本発明は前述の従来の技術を更に発展させ
たものであり、その第一の目的は上記問題点を解決し、
スムーズで確実に作動するロック部材を有するトナー補
給容器及びこのトナー補給容器を着脱可能で記録媒体に
画像を形成する電子写真画像形成装置を提供することに
ある。また第二の目的は、ロック部材をロック位置に付
勢する付勢手段が一箇所のみでも可能とし、省スペース
化を達成することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明を請求項に対応し
て請求項の番号を付して示せば次のとおりである。
【0015】本出願に係る第1の発明は、電子写真画像
形成装置本体に着脱可能なトナーを供給するためのトナ
ー補給容器において、ロック位置とアンロック位置とを
往復動自在に移動可能なロック部材と、前記ロック部材
をロック方向へ付勢する付勢手段とを有し、前記ロック
部材が付勢手段の付勢力に抗してアンロック位置にある
時に、前記ロック部材の姿勢を規制する規制手段を有す
ることを特徴とする。
【0016】上記構成においては、アンロック位置にお
いてロック部材の姿勢が規制されるため、ロック部材は
付勢部材の付勢力によってスムーズにアンロック位置か
らロック位置へと移動できる。
【0017】本出願に係る第2の発明は、第1の発明に
おいて、電子写真画像形成装置本体に供給するためのト
ナーを収納するトナー収納容器本体と、前記トナー収納
容器本体に収納されているトナーを排出するためトナー
収納容器本体に設けられたトナー排出開口と、前記トナ
ー排出開口を開封可能に封止するための容器シャッタ
と、前記トナー収納容器本体に回転可能に取り付けられ
駆動伝達側係合部を有する回転部材と、前記トナー補給
容器が前記電子写真画像形成装置本体に装着された際
に、前記回転部材が回転することによって前記トナー排
出開口を開封するために、前記回転部材が回転すること
によって生じる回転力を前記電子写真画像形成装置本体
に設けられた回転力伝達部材を介して受けるための回転
力受け部と、を有し、前記ロック部材はロック位置にお
いて、前記回転部材のトナー収納容器本体に対する回動
を規制し、トナー補給容器が電子写真画像形成装置本体
に装着される際には前記ロック部材がアンロック位置に
移動して前記規制が解除され、トナー補給容器を電子写
真画像形成装置本体から取り外される際には、前記付勢
手段によって前記ロック部材はロック位置に復帰して、
回転部材のトナー収納容器本体に対する回動を再び規制
することを特徴とする。
【0018】上記構成においては、画像形成装置本体か
ら取り外したトナー補給容器の回転部材の回動を確実に
ロックし、それによってそのトナー補給容器を再度使用
する場合でも、回転部材及び容器シャッタと本体側の回
転力伝達部材と確実に係合させることができ、トナー排
出開口の開閉をスムーズに行うことができる。
【0019】本出願に係る第3の発明は、第1又は第2
の発明において、前記ロック部材は回転部材及びトナー
収納容器本体に対してトナー補給容器の電子写真画像形
成装置本体への着脱方向と同方向に移動自在で、回転部
材に対して回動方向には互いに非回転に係止され、トナ
ー収納容器本体に対して回動自在に嵌合し、ロック位置
においては、トナー収納容器本体に設けられたロック部
と係合して回動を阻止され、アンロック位置においては
前記トナー収納容器本体のロック部から離脱して回動を
許され、トナー補給装置を電子写真画像形成装置本体に
装着する際電子写真画像形成装置本体と当接して、前記
付勢手段の付勢力に抗してロック部材をアンロック位置
へ移動させることを特徴とする。
【0020】上記構成においては、トナー補給容器を画
像形成装置に装着するだけで、前記ロック部材をロック
位置からアンロツク位置へ移動させて、ロック部材を回
動可能とし、さらには回動部材を回動可能とするため、
操作手順の簡単なトナー補給容器を提供できる。
【0021】本出願に係る第4の発明は、第1から第3
の何れか1つに記載の発明において、前記ロック部材は
リング部を有し、前記トナー収納容器本体は円筒部を有
し、円筒部に対してリング部が回動且つ円筒の中心線方
向に移動可能であることを特徴とする。
【0022】上記構成においては、簡単な構成で回動方
向と中心線方向の2方向に移動自在なロック部材を構成
することができる。
【0023】本出願に係る第5の発明は、第1から第4
の何れか1つに記載の発明において、前記ロック部材の
リング部と前記トナー収納容器本体の円筒部とは直径で
0.15mm以上1.0mm以下の隙間をもって係合し
ていることを特徴とする。
【0024】上記構成においては、ロック部材をプラス
チックを射出成形するなどの簡単な製造方法により、特
に調整等を必要とせずに、回動方向と中心線方向の2方
向に移動自在なロック部材を構成することができる。
【0025】本出願に係る第6の発明は、第1から第5
の何れか1つに記載の発明において、前記回転部材は筒
状をなし、前記ロック部材は回転部材にほぼ内蔵される
と共にロック解除部を回転部材の周方向へ突出している
ことを特徴とする。
【0026】上記構成においては、ロック部材の必要最
小限の部分を除いて回転部材に内蔵されて露出していな
いため、不用意にロック部材を操作してしまうような誤
動作を防止できる。
【0027】本出願に係る第7の発明は、第1から第6
の何れか1つに記載の発明において、前記付勢手段はば
ねであってロック部材に一体に形成されていることを特
徴とする。
【0028】上記構成においては、簡便な方法で付勢手
段を有するロック部材を作ることができる。
【0029】本出願に係る第8の発明は、第7の発明に
おいて、前記ばねはアーム状であって全体にわたり平均
したたわみを生ずる形状であることを特徴とする。
【0030】上記構成においては、アーム状のばね全体
が平均して撓むため、特定の箇所に応力が集中して、部
材が白化したり破損したりするのを防止できる。
【0031】本出願に係る第9の発明は、第8の発明に
おいて、前記ばねは根本から先端に向って断面が次第に
縮小する形状であることを特徴とする。
【0032】上記構成においては、応力が集中しやすい
アーム状ばねの根本付近に応力が集中するのを阻止し、
白化及び破損を防止できる。
【0033】本出願に係る第10の発明は、第8の発明
において、前記ロック部材は前記付勢手段とともにプラ
スチックで一体的に形成されていることを特徴とする。
【0034】上記構成においては、安価な材料と簡便な
方法で製造でき、かつアーム状部分に適度なばね性を付
与することも可能である。
【0035】本出願に係る第11の発明は、第8の発明
において、前記ロック部材は前記付勢手段とともにAB
S(アクリロニトリルスチレンブタジエン共重合)樹脂
で一体的に形成されていることを特徴とする。
【0036】上記構成においては、適度なばね性と靭性
とを合わせ持ち、かつ安価な材料であって最も好ましく
ばね部材を形成できる。
【0037】本出願に係る第12の発明は、第1の発明
において、前記規制手段と前記付勢手段とは、前記ロッ
ク部材の回転中心に対して、90度以上180度以下だ
け離れた角度位置に設置されていることを特徴とする。
【0038】上記構成においては、付勢手段によってロ
ック部材を傾かせようとするモーメントに対抗する位置
に規制部材を設置するため、効果的にロック部材の姿勢
の規制が行える。
【0039】本出願に係る第13の発明は、第1の発明
において、前記ロック解除部は二つあり、前記規制手段
は二つのロック解除部の間のうち、付勢手段のある側と
は反対側に設けられていることを特徴とする。
【0040】上記構成においては、二つのロック解除部
を支点として付勢手段によってロック部材を傾かせよう
とするモーメントが生ずるが、これに対抗して効果的に
ロック部材の姿勢の規制が行える。
【0041】本出願に係る第14の発明は、第1の発明
において、前記規制手段は少なくともロック部材の一部
がアンロック位置まで達しないようにロック部材の移動
を規制することを特徴とする。
【0042】上記構成においては、ロック部材は部分的
にアンロツク位置に達するため、付勢部材によって容易
かつ確実にロック位置へ戻すことができる。
【0043】本出願に係る第15の発明は、第1の発明
において、前記規制手段は、前記回動部材の内面に設け
られたリブ状の突起であることを特徴とする。
【0044】上記構成においては、簡単な構成で部品点
数を増やすことなく、ロック部材の姿勢の規制が達成で
きる。
【0045】本出願に係る第16の発明は、第1の発明
において、前記ロック部材は、トナー補給容器を電子写
真画像形成装置本体に挿入して回転部材を回転すると、
電子写真画像形成装置本体と係合してトナー補給容器が
電子写真画像形成装置本体から引き抜けなくなる引きぬ
き止めを有することを特徴とする。
【0046】上記構成においては、回転部材を回転して
トナー補給容器を開封している間は、トナー補給容器を
画像形成装置本体から引き抜けないので、誤ってトナー
を飛散させたりする事故が防止できる。
【0047】本出願に係る第17の発明は、第16の発
明において、前記引きぬき止めはロック解除部に設けら
れていることを特徴とする。
【0048】上記構成においては、引き抜き止めとロッ
ク解除部とが一体的に構成されるため、部品点数を増や
すことなく、安価に製造できる。
【0049】本出願に係る第18の発明は、第1の発明
において、前記トナー補給容器を電子写真画像形成装置
本体に装着すると、前記ロック解除部が押されてロック
部材が着脱方向と同方向へ移動してアンロック位置に達
して回動部材が回動可能となり、ここで回動部材を回動
して容器シャッタを開封すると、ロック部材が付勢手段
の付勢力によってロック位置に移動し、回動部材を逆方
向に回動して容器シャッタを封止しようとすると、ロッ
ク部材に設けたカム状の面によってロック部材がアンロ
ック方向へ移動することを特徴とする。
【0050】上記構成においては、回動部材を回転させ
てトナー補給容器を開封している間、ロック部材はロッ
ク位置に移動しており、付勢手段であるアーム状のばね
は撓んでいない状態が維持されるため、アーム状ばねが
クリープ変形するような不具合を防止できる。
【0051】本出願に係る第19の発明は、第1の発明
において、トナー補給容器を着脱可能で記録媒体に画像
を形成する電子写真画像形成装置において、a、電子写
真画像形成装置本体に供給するためのトナーを収納する
トナー収納容器本体と、前記トナー収納容器本体に収納
されているトナーを排出するためのトナー収納容器本体
に設けられたトナー排出開口と、前記トナー排出開口を
開封可能に封止するための容器シャッタと、前記トナー
収納容器本体に回転可能に取り付けられ駆動伝達側係合
部を有する回転部材と、前記トナー補給容器が前記電子
写真画像形成装置本体に装着された際に、前記回転部材
が回転することによって前記トナー排出開口を開封する
ために、前記回転部材が回転することによって生じる回
転力を前記電子写真画像形成装置本体に設けられた回転
力伝達部材を介して受けるための回転力受け部と、ロッ
ク位置とアンロック位置とを往復動自在に移動可能で回
転部材にほぼ内蔵されたロック部材であって、前記回転
部材及びトナー収納容器本体に対してトナー補給容器の
電子写真画像形成装置本体への着脱方向と同方向に移動
自在で、ロック位置においてはトナー収納容器本体に設
けられたロック部と係合して回動を阻止され、アンロッ
ク位置においては前記トナー収納容器本体のロック部か
ら離脱して回動を許され、トナー補給装置を電子写真画
像形成装置本体に装着する際電子写真画像形成装置本体
と当接して、前記付勢手段の付勢力に抗してロック部材
をアンロック位置へ移動させる解除部を有するロック部
材と、前記回転部材の内面に一体的に形成され、前記ロ
ック部材がアンロツク位置にある時にその姿勢を規制す
る規制手段と、を有するトナー補給容器を取り外し可能
に装着するトナー補給装置と、b、前記トナー補給容器
がトナー補給装置へ挿入された際前記ロック部材に作用
して前記回転部材を回転可能とする当接部と、c、前記
トナー補給容器がトナー補給装置へ挿入されて容器シャ
ッタを開封方向へ回動した状態において前記トナー補給
容器に作用してトナー補給容器を引きぬくことができな
いようにする引きぬき止め部と、d、前記記録媒体に画
像を形成する画像形成手段と、e、前記記録媒体を搬送
するための搬送手段と、を有することを特徴とする。
【0052】上記構成においては、簡単な操作で確実に
トナー補給が行える画像形成装置を提供できる。詳細に
は、トナー補給容器をトナー補給装置に装着して排出開
口を開封している時にはトナー補給容器と引き抜くこと
ができず、排出開口を封止してトナー補給容器を取り出
した時にはトナー補給容器の回動部材は確実にロックさ
れていて、誤ってこれを回転させることができない。
【0053】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施の形態の
説明として、まず実施の形態1について説明する。次
に、他の実施の形態について夫々説明する。
【0054】尚、本発明を適用した以下説明する各実施
の形態は、電子写真画像形成装置本体にトナーを供給す
るためのトナー補給容器であって、トナーを収納するト
ナー収納部と、前記トナー収納部に設けられた、収納し
ているトナーを排出するためのトナー排出開口と、前記
トナー排出開口を開封可能に封止するための開閉部材
と、前記電子写真画像形成装置本体に装着された際に、
前記トナー排出開口を開放するために、前記開閉部材を
移動させるための駆動力を受ける駆動力受け部と、を有
するトナー補給容器である。
【0055】(電子写真画像形成装置)図28は、本発
明の一実施の形態であるトナー補給容器を装着した電子
写真画像形成装置(以下、画像形成装置という)の縦断
面図である。
【0056】操作者によって、原稿101は原稿台ガラ
ス102の上に置かれる。そして、光学部の103の有
する複数のミラーとレンズにより感光体ドラム104上
に原稿の光像が結像する。一方給送カセット105〜1
08に積載された記録媒体P(例えば用紙、OHPシー
ト等以下、用紙という)のうち、操作部(不図示)から
操作者が入力した情報に基づいたサイズの記録媒体Pを
選択する。そして、送り出しローラ105A〜108A
の内、選択された給送カセットに応じたローラが回転す
る。そして給紙カセットから送り出された1枚の用紙P
を搬送部109を経由してレジストローラ110まで搬
送する。レジストローラ110は、感光体ドラム104
の回転と光学部103のスキャンのタイミングとを同期
させて、用紙Pを感光体ドラム104へ搬送する。そし
て、用紙Pは、転写手段111によって、感光体ドラム
104上の、トナー像を転写される。その後、用紙Pは
分離手段112によって感光体ドラム104から分離さ
れる。そして、用紙Pは搬送部113により、搬送され
て定着部114に到る。そして、定着部114で熱と圧
力により、用紙P上のトナー像を定着させる。その後、
1)片面コピーの場合、用紙Pは、反転部115を通過
して、排出ローラ116によりトレー117へ排出され
る。2)多重コピーの場合、用紙Pは反転部115のフ
ラッパー118により、搬送部119,120へ搬送さ
れる。そして、レジストローラ110まで達する。その
後、前記と同様に画像形成部、搬送部、定着部を通り、
トレー117へ排出される。3)両面コピーの場合、用
紙Pは、反転部115を通り、一度、排出ローラ116
により、その一部を機外へ排出する。その後、用紙Pの
終端がフラッパー118を通過した後、前記排出ローラ
116を逆回転させる。そして、用紙Pを再度機内へ搬
送する。この用紙Pは、搬送部119,120へ搬送さ
れて、レジストローラ110まで至る。そして、前記と
同様に画像形成部、搬送部、定着部を通りトレー117
へ排出される。
【0057】上記構成の電子写真画像形成装置におい
て、感光体ドラム104の回りには、現像装置201、
クリーニング手段202及び、一次帯電手段203が配
置されている。現像装置201はトナーを用いて、感光
体ドラム104に形成された静電潜像を現像する。そし
て、前記現像装置201にトナーを供給するためのトナ
ー補給容器1が装置本体124に取り外し可能に装着さ
れている。
【0058】ここで、前記現像装置201は感光体ドラ
ム104と微小隙間(約300μm)をおいて現像ロー
ラ201aを有する。そして、現像に際しては、現像ブ
レード201bによって、現像ローラ201a周面に薄
層のトナー層を形成する。そして、現像ローラ201a
に現像バイアスを加えることにより、感光体ドラム10
4に形成された静電潜像を現像する。
【0059】また、帯電手段203は、感光体ドラム1
04を帯電するものである。また、クリーニング手段2
02は感光体ドラム104に残留するトナーを除去する
ものである。現像によって減少するトナーは、トナー補
給装置100から順次補給される。
【0060】ここで、トナー補給容器1の交換について
説明する。
【0061】まず、トナー補給装置100内のトナーが
無くなったことが報知部124aに報知される。そこ
で、操作者は、図29に示すように、装置本体124に
設けた開口部122を覆う開閉部材121を開ける。開
口部122の奥には、トナー補給容器1を取り外し可能
に装着するホルダー31(装着手段具体的にはトナー補
給装置本体54)が設けられている。このホルダー31
に、トナー補給容器1をその長手方向に沿って挿入す
る。この際、トナー補給容器1は、ホルダー31の長手
方向に沿って設けたガイドに導かれて、所定位置まで挿
入される。挿入後、操作者がトナー補給容器1のハンド
ル15を回転するとトナー補給容器1内のトナーが現像
装置201に供給される。そして、操作者が、上記開閉
部材121を閉めると、電源スイッチが入り画像形成装
置は駆動可能となる。
【0062】即ち、現像装置201内のセンサ(図示せ
ず)が現像装置201内のトナーtが減少した信号を発
すると、図12に示すトナー搬送スクリュー46,47
が回転する。そしてケース48内のトナーが徐々に現像
装置201に供給される。そして、現像装置201内の
トナーの量が所定量に達すると、トナー搬送スクリュー
46,47は停止する。この動作を繰り返す。やがてケ
ース48内のトナーが減少すると、ケース48内のセン
サ(不図示)がトナーが減少した信号を発し、トナー補
給容器1内の搬送部材29(後述する)が回転する。そ
してトナーをケース48へ送り込むが、ケース48内の
トナー量が所定量に達すると、搬送部材29は停止す
る。この動作をくり返す。そして、ケース48内のセン
サが前記信号を発しても、トナーが供給されない場合に
は、報知部124aにトナー補給容器1を交換する旨の
表示を行う。
【0063】(トナー補給容器)本実施の形態のトナー
補給容器1(図1から図3参照)は、画像形成装置内の
トナー補給装置100に装着される。そして、そのまま
据え置かれて、収納しているトナーを使い切るまで徐々
に現像部へトナー供給する。所謂据え置き型(ビルトイ
ン)である。しかしながら、本発明のトナー補給容器
は、所謂据え置き型に限定されずに、例えば所謂一括供
給型トナー補給容器等にも適用される。
【0064】前記トナー補給容器1は、図4の略図で示
す部品分解図に示すように、トナー収納部であるトナー
コンテナ11、トナーコンテナ11の長手方向の両端側
に夫々取り付けられる第1フランジ12、第2フランジ
13、を有する。また前記第1フランジ12に嵌入する
キャップ14、第1フランジ12に回動可能に嵌合する
ハンドル15を有する。そして、トナーコンテナ11の
トナー排出開口11aを開閉する容器シャッタ16を有
する。なお、トナー搬送手段として、トナー搬送部材2
9をトナーコンテナ11内部に設けてある(図5参
照)。
【0065】(トナーコンテナ)トナーコンテナ11
は、図4に示すように、長手方向と直交する断面が半円
に近い円弧部11gに長方形部11hを接続した形状で
ある。そして内部は一つの空間からなる中空筒状部材で
あって、トナーが収納される。そして、その円弧部11
gの外周面にはトナー排出開口11aが設けられてい
る。また、該トナー排出開口11aの長手方向両側の周
囲にはシャッタ支持部材11eが設けられている。容器
シャッタ16は支持部材11eに支持されて、トナー排
出開口11aを閉鎖する閉鎖位置(図11参照)と、該
閉鎖位置から退避して前記トナー排出開口11aを開放
する開放位置(図12参照)とを取り得る。
【0066】そして直線状のガイド部11kがトナーコ
ンテナ11の両側の長手方向に設けられている。このガ
イド部11kは、トナー補給容器1を装置本体124に
設けられたトナー補給装置100に着脱する際にトナー
補給容器1を真直に進退するように規制するものであ
る。
【0067】なお、本実施の形態では、トナーコンテナ
11の形状を断面が下部が半円形で上部を長方形の筒状
としたが、この形状に限られたものではない。例えば、
長手方向と交差する断面が、円形、楕円形、角を有する
形状等であっても良い。かつ該トナーコンテナ11の構
成、及び、部品点数についても特に限定はない。
【0068】トナーコンテナ11には粉体トナーが充填
されている(以下同じ)。トナーは例えば、黒色トナ
ー、色トナー、一成分磁性トナーあるいは一成分非磁性
トナー等が適宜選択される。
【0069】(第1、第2フランジ12,13の構成)
第1フランジ12及び、第2フランジ13は、夫々トナ
ーコンテナ11端部の内周に丁度嵌合する中空筒形であ
る。そして、トナーコンテナ11の長手方向の両端に嵌
合して接着固定される。そして、トナーコンテナ11を
封止する。第1フランジ12には端板12b、端板12
bに続いてトナーコンテナ11の円弧部11gの中心と
同一中心を有する円筒状周壁部12eを有しこの周壁部
12e内を通じて第1フランジ12にはトナー充填口1
2aが設けられている。また第2フランジ13は端板1
3aを有する。
【0070】なお、第1フランジ12,第2フランジ1
3は、トナーコンテナ11、または、該トナーコンテナ
11の一部と一体化した構成でも良い。即ち、第1フラ
ンジ12、第2フランジ13はトナーコンテナ11の一
部であり、一つのトナー収納容器本体である。
【0071】さらに、第1フランジ12には容器挿入方
向端部(上流側)となる位置において、トナーを充填す
るためのトナー充填口12aが設けられているが、該ト
ナー充填口12aの内部には、放射状のリブ12cが設
けられている(図36、図37参照)。そしてその中心
には、後述するトナー搬送部材を軸支するための軸孔1
2dが設けられている。トナー充填口12aの周囲の円
筒状周壁部12eには、後述するハンドル15が嵌合す
る。該トナー充填口12aはトナー充填後、キャップ1
4を嵌入して密閉される。そして第1フランジ12はト
ナーコンテナ11に接合され一体化される。
【0072】また第2フランジ13の端板13aには、
トナー搬送部材29をトナーコンテナ11の外部から軸
支し、かつ、駆動力を伝達する駆動力受け部(例えば、
カップリング)を挿入するための孔13cが設けてあ
る。また、該孔13cの周囲には、前記カップリングの
外周面を支持するための円筒状周壁部13d(図4、図
5参照)が設けられている。
【0073】(ハンドル)ハンドル15は円筒形であ
る。そしてその一端は先太の一文字形の把手15eを有
する。またその他端は、内部が空胴で2段の円筒形でト
ナーコンテナ11に向う側が開放されている。ハンドル
15は、中間部内周15hがトナーコンテナ11の一端
に設けられた円筒状周壁部12eの一部であるハンドル
支持部12fに対して、手動作により回動可能に嵌合さ
れる(図7、図8参照)。そして、駆動力を伝達する係
合部15aが設けられている。その係合部15aは、ハ
ンドル15の外周面に設けられている。
【0074】該係合部15aは、トナー補給容器1をト
ナー補給装置100に挿入した際に、図6、図10に示
すようにトナー補給装置100に設けられた駆動力伝達
部材21の係合部21aと係合可能なセグメントギア形
状を有している。そしてトナー補給容器1を挿入する一
連の動作によって、該係合部15aが係合部21aと係
合可能である。
【0075】図6、図10に示すように駆動力伝達部材
21は、トナー補給装置100に回転自在に支持される
軸21sの両端に、駆動力受側係合部21aと駆動力伝
達側係合部21bを有する。ここで、係合部21a,2
1bはギアであって複数個の歯を有する。なお本実施の
形態において、駆動力受側係合部21aは、ギア一枚か
ら構成されている。しかしながら、駆動力受け機構を有
していれば、前述した通り、その構成やギアの枚数につ
いては特に制限は無い。また、本実施の形態において、
駆動力伝達側係合部21bは、駆動力伝達側係合部21
gとしてのアイドラギアを介して、セグメントギアであ
る駆動力受側係合部16dと噛合している。尚、本実施
の形態では、駆動力伝達部材21、即ち軸21s、係合
部21a,21b、及び、係合部21gが装置本体12
4側に設けられている。
【0076】(トナー搬送部材)図5に示すようにトナ
ー搬送部材29を支持する搬送軸27は、その一端が軸
孔12d(図37参照)に回転自在に軸支されている。
そして他端に固定されたカップリング26aによって回
転力を伝達されるように軸支されている。そして、トナ
ー搬送部材29は搬送軸27に固定された可撓性部材か
らなる搬送翼28を有する。尚、カップリング26aは
トナーコンテナ11に回転自在に支持されている。
【0077】この搬送翼28は、トナーコンテナ11の
内周面と摺擦する。そして、搬送翼28は、トナー搬送
排出開口11aに対し先端側が、回転方向に従って傾斜
した爪部28aを有する複数の翼を備えている。そのた
め、トナーコンテナ11内のトナーをトナー排出開口1
1aへ向かって送ることができる。このトナー排出開口
11aは、トナー補給容器1の装置本体124に対する
挿入方向から見て手前側(上流側)に配設されている。
よって、爪部28aは、総て同方向を向いている。な
お、トナー排出開口11aの配設位置によっては、爪部
28aの向きはすべて同方向ではなく適宜各方向へ向け
て配置してもよい。また前記カップリング26aは、ト
ナー補給容器1をトナー補給装置100に装着した際
に、トナー補給装置100に設けられた駆動側カップリ
ング44(図19参照)と噛み合い、駆動力を得てトナ
ー搬送部材29を回転する。
【0078】尚、トナーコンテナ11内のトナーをトナ
ー排出開口11aまで搬送可能ならば、トナー搬送部材
29は必ずしも必要ではない。しかしながら、トナー搬
送部材29を設けることによって、トナーを確実に供給
することができる。
【0079】次に図9に、トナー補給容器1の駆動力を
受ける側の端部を示す。トナーコンテナ11の端面に
は、駆動力受け部材としてのカップリング26aが回転
自在に支持されている。このカップリング26aの軸方
向両端は軸継ぎ手となっている。そして、トナーコンテ
ナ11内においては、搬送部材29の搬送軸27の一端
と連結されている。トナーコンテナ11の外部には、回
転力受け部が設けられている。この回転力受け部は、装
置本体124にトナー補給容器1を装着した際に、トナ
ー補給装置100に設けられた回転力を伝えるためのカ
ップリング44と連結される。この回転力受け部は、図
9に示すように、半径方向の突起26a1である。そし
て、突起26a1間の凹部26a2に前記駆動部材の凸
部44aが係合して連結される。
【0080】(容器シャッタ)図4に示すように容器シ
ャッタ16は、容器シャッタ16の長手方向の両端にス
ライド部16fが設けられている。このスライド部16
fは、トナー排出開口11aの長手方向の両側に設けら
れたガイド部材としてのシャッタ支持部材11eと係合
する。そして、容器シャッタ16は、トナー排出開口1
1aを開閉可能にトナーコンテナ11の円周方向にスラ
イド移動する。すなわち、容器シャッタ16の、トナー
補給容器1の長手方向と直角な断面は、円弧形状であっ
てトナーコンテナ11の外周面に沿う形状である。尚、
スライド部16f、及びシャッタ支持部材11eは、容
器シャッタ16の円弧の中心線を含む平面で切った断面
が鉤形である(図6参照)。シャッタ支持部材11eは
断面鉤形で全長にわたり連続している。
【0081】スライド部16fは図20、図21、図3
9、図40、図44に示すように容器シャッタ16の周
方向に設けた複数の貫通穴16tに対応して鉤先16u
が突片として設けてある。この鉤先16uのシャッタ支
持部材11eと接する面には図44に示すようにH又は
T形に突起16u1を設けてある。この鉤先16uは弾
性パッキン35に容器シャッタ16が一定の圧力で接触
するようにばね部材としての機能を有する。従って、容
器シャッタ16が開閉の際の位置によって弾性パッキン
35から受ける加圧力が変化しても複数の鉤先16uの
変形で加圧力が補償される(図21参照)。
【0082】そして容器シャッタ16は、トナー補給容
器1をトナー補給装置100に装着する際に、図10に
示すように、駆動力伝達側係合部21gとしてのギアと
係合可能な回転力を受け部としての駆動力受側係合部1
6dを有する。この係合部16dは複数個の歯を有す
る。そして、この受側係合部16dはトナー補給容器1
のトナー補給装置100への挿入の一連の動作で、駆動
力伝達側係合部21gと係合可能とする。駆動力受側係
合部16dは容器シャッタ16の外側表面16mにきざ
み込まれている。即ち、駆動力受側係合部16dの有す
るセグメントギア形状の歯先円直径と、この係合部16
d以外の容器シャッタ16の外径を略同一とする。そし
て、高さ方向のスペースを節約する。駆動力伝達側係合
部21gと係脱するため、係合部16dは、カップリン
グ26aに近い側の容器シャッタ16の縁近くの外側表
面に設けている。これによって、容器シャッタ16が閉
鎖位置に位置する際に、駆動力伝達側係合部21gと係
合離脱する。また、トナー補給容器1のトナー補給装置
100への挿入の一連の動作で、トナー補給装置100
に設けられた駆動力伝達側係合部21gと駆動力受側係
合部16dを係合させる。そのため、容器シャッタ16
のカップリング26aが設けられている側のスライド部
16f(16f1)を駆動力受側係合部16dよりも短
くしてある(図4、図10、図44のA部)。即ち、ス
ライド部16f1は、トナー補給容器1をトナー補給装
置100へ挿入する際に、駆動力伝達側係合部21gと
直面する容器シャッタ16側の長手方向の端面16h
が、駆動力受側係合部16dの歯の歯すじ方向端面と一
致するよう配置することが好ましい。したがって本実施
の形態においては、上記スライド部16f1を短くする
ために、切り欠き16gを設けている。切り欠きによっ
て生ずる端面の内長手方向から見る端面が上記端面16
hである。これによって、駆動力伝達側係合部21gと
容器シャッタ16が干渉しない。
【0083】なお、容器シャッタ16の肉厚が大きいと
きは、スライド部16f1は容器シャッタ16の円弧に
沿う全長にわたって設ける。そして、上述の切り欠き1
6gに相当する部分は、駆動力伝達側係合部21gが通
過可能な凹部としてもよい。
【0084】また、容器シャッタ16は、図11に示す
ように、トナー補給装置100に設けられたトナー補給
開口33を開閉する本体シャッタ34の面34b1間の
凹部34cと係合する。そして、トナー補給容器1に設
けられた容器シャッタ16のスライド移動に連動して、
本体シャッタ34をスライド移動させることができる。
【0085】なお本実施の形態における装置本体124
に備える駆動力伝達側係合部21b,21gは、図6に
示すように2枚のギアによって構成されている。しかし
ながら、駆動力伝達機構を有していれば、その構成やギ
アの枚数については特に制限は無い。図3に示すように
容器シャッタ16にはハンドル15を常にトナーコンテ
ナ11の長手方向に押すようにアーム状のばね部16b
が設けてある。このばね部16b先端はハンドル15の
フランジ15bに圧接している。
【0086】(トナー補給装置)トナー補給装置100
は、夫々図11から図13に示すように、長手方向の断
面がトナーコンテナ11に倣って半円筒形の下部54a
と矩形の上部54bとを有するカートリッジ受け入れ部
となるトナー補給装置本体54を有する。上部54bの
内周にはトナー補給容器1のガイド部11kをガイドす
るための突片54cがガイド部11kの両側に設けてあ
る。この突片54cはトナー補給装置本体54の口部に
一対の他内部ではトナー補給容器1の挿入方向に上下別
々に分散して設けてある。そして下部54aの内周には
周方向にガイドレール55が設けられている。そしてこ
のガイドレール55に本体シャッタ34のガイド34a
が係合している。このガイドレール55、及びガイド3
4aはその長手方向の断面が鉤形であって、互いに抱き
合っている。そして、ガイドレール55、及び、ガイド
34aは、平行して夫々二条ある。したがって、本体シ
ャッタ34は、トナー補給装置本体54に保持されてい
る。本体シャッタ34の突縁34bの内周の半径は、容
器シャッタ16の内周の半径と同一又はほぼ等しい。本
体シャッタ34は、移動方向と直交する両側に突縁34
bが長手方向に沿って設けられている。本体シャッタ3
4には本体シャッタ開口34dが設けてある。ただし、
この開口34dはトナー補給開口33を開閉できればよ
いので開口34dの1つの縁34d1のみでもよい。本
体シャッタ34の内周に沿う突縁34b間の長さは、容
器シャッタ16の内周の円弧の長さにほぼ等しい。従っ
て、トナー補給容器1がトナー補給装置100に挿入さ
れると、容器シャッタ16の長手方向に沿う両側の縁
は、本体シャッタ34の突縁34bの半径方向へ突出し
た面34b1間の凹部34cに丁度嵌合される。従っ
て、容器シャッタ16を開閉すると本体シャッタ34は
連動する。そこで、トナー排出開口11aとトナー補給
開口33を対向するようにしておけば、容器シャッタ1
6を開くことによりトナーはトナー撹拌送り装置45を
介して現像器204に補給される。前記本体シャッタ開
口34dは凹部34cとは本体シャッタ34の周方向に
関し突縁34bを間にして隣り合っている。
【0087】(パッキン部材)封止部材としてのパッキ
ン部材35は、弾性体(図4、図11〜図17参照)で
ある。そして、容器シャッタ16とトナー排出開口11
a間のシール性を維持している。また、落下衝撃等によ
るトナーコンテナ11内のトナーの洩れを防止する。そ
のため、パッキン部材35は、トナー排出開口11aを
囲むようにトナーコンテナ11の外側表面に貼付されて
いる。具体的には、パッキン部材35の材質として、シ
リコン、ウレタン、発泡ポリエチレン等のゴムやスポン
ジ、好ましくは硬度20°〜70°、圧縮永久歪み10
%以下、セルサイズ60〜300μm、密度が0.15
〜0.50g/である低発泡ポリウレタンを5〜50%
圧縮して用いる。
【0088】ここでパッキン部材35はトナー排出開口
11aの長手方向の縁に沿う部分においてはトナー排出
開口11a内へ向って下るように傾斜させてある。
【0089】このようなパッキン部材35はトナー排出
開口11aの周縁に接着等で固定する。
【0090】(シール部材)トナー補給装置100にト
ナー補給容器1を装着すると、容器シャッタ16は本体
シャッタ34の凹部34cに係合する。この凹部34c
は本体シャッタ34を長手方向に貫通しており、面34
b1は容器シャッタ16のためのガイドとなる。このと
き容器シャッタ16の本体シャッタ開口34dの縁の突
縁34bの容器側の面と本体シャッタ34の容器側の面
とは略同一面を形成する。容器シャッタ16の容器側の
面には図11〜図17に示すようにシール部材41が設
けられている。前記シール部材41は、本体シャッタ3
4のトナー排出開口11a、トナー補給開口33を開閉
する側の突縁34bの容器側の面に覆い被さるべく、容
器シャッタ16の閉方向下流側に延出される。シール部
材41は容器シャッタ16と本体シャッタ34との隙間
gにトナーが侵入するのを阻止するものであり、この目
的を達成できれば材質・形状・寸法・取り付け方法は適
宜設定できる。
【0091】本実施の形態では好ましい構成として厚さ
が125μmのポリエステル(PET)シートを両面テ
ープ43(日東電工社製#5000NC)(図20参
照)により容器シャッタ16に貼り付けてシール部材4
1とした。
【0092】シール部材41は詳しくは前記のごとく本
体シャッタ34の突縁34bに覆い被さるように構成さ
れているため、トナー補給容器1の装着及び脱着時に引
っ掛かったりぶつかったりしてこれを阻害しないことが
望まれる。また、本体シャッタ34の容器側の面は必ず
しも平滑ではないが、これに対して追従して密着するこ
とが必要である。これらの要請から、シール部材41と
しては可撓性のシートや弾性材料でなるシート等が好ま
しい。
【0093】取り付け方法に関しては、トナー補給容器
1の装着・取り外し及び容器シャッタ16の開閉を繰り
返しても剥がれないことが必要であり、これを満足でき
れば前記の両面テープ43をはじめ、種々の公知の接着
・接合手段が利用可能である。
【0094】最も好ましくは、シール部材41をエラス
トマーとし、シール部材41と容器シャッタ16とを二
色成形にて一体的に成形するのが良い。この場合、シー
ル部材41のエラストマーと容器シャッタ16の材料と
は相溶性のあるものを選択するのが好ましい。あるいは
シール部材41と容器シャッタ16とを同一の材質とし
て両者を完全に一体的に成形しても良い。
【0095】(シール部材の作用)次にシール部材41
の作用について説明する。
【0096】トナー補給容器1を取り外してある時で容
器シャッタ16が本体シャッタ34と係合していない状
態ではトナー補給装置100は図19に示すとおりとな
っている。ここで本体シャッタ34はトナー補給開口3
3を封止する位置にあり、トナー補給開口33からゴミ
その他の異物の混入を防止するようになっている。
【0097】次にトナー補給容器1を装着し、トナー補
給を行っている時の状況を図12に示す。ここでは容器
シャッタ16は容器のトナー排出開口11aから退避
し、トナー排出開口11aと本体シャッタ開口34d、
それにトナー補給開口33の三者が連通する状態になっ
ている。またこのとき、容器シャッタ16の容器側の面
と本体シャッタ34の開口34d側の突縁34bの容器
側の面とが略同一面であることにより、本体シャッタ3
4の突縁34bとシール部材41とが当接して、トナー
の通路の通路外に対する密閉性を保つようになってい
る。また同時に、本体シャッタ34の突縁34b表面に
トナーが付着するのをも防止する。そして、トナー補給
容器1に内蔵されたトナー搬送部材29の作用により、
トナー補給容器1内に収容されていたトナーは前記連通
した開口11a,34d,33を通って受入れ装置であ
るトナー撹拌送り装置45側へと補給される。
【0098】図11、図12の一部拡図の図14、図1
5に示すようにシール部材41は図14から少しシャッ
タ16,34が開方向へ移動し図15までの状態におい
てシール部材41の端部が本体シャッタ34の突縁34
bとパッキン部材35に挟まれても、シール部材41は
薄いPETシートであるためこの部分での密閉性を損な
うことはない。このためシール部材41の厚さは50μ
m以上300μm以下であることが望ましい。より好ま
しくは75μm以上200μm以下、最も好ましくは1
25μmに設定するのが良い。シール部材41が厚すぎ
れば本体シャッタ34とトナー補給容器1の間でのシー
ル性を損ない、薄すぎればシール部材41の本来の機能
である、容器シャッタ16と本体シャッタ34との間へ
のトナー侵入を防止する作用が不十分となり、トナー補
給容器1の取り扱い中及びトナー補給装置100への装
着脱着時にシール部材41がめくれたりシワが寄った
り、曲がったりする不都合も生ずる。
【0099】シール部材41がパッキン部材35に接し
ない位置まで退避させるよう構成すればシール部材41
について厚さの制約は無くなるが、その分シャッタの移
動ストロークは長くなりトナー補給装置及びトナー補給
容器をコンパクトに設計することが困難になる。
【0100】次に報知部124aにトナー無し検知が点
灯するよりも前に、トナー補給容器1を取り出す時の状
況とシール部材41の作用について説明する。このと
き、トナー補給容器1内にまだ相当量のトナーが収容さ
れており、トナー補給容器1のトナー排出開口11a、
本体シャッタ開口34d、トナー補給開口33のいずれ
も、その内部はトナーで充満している。この状態からト
ナー補給容器1を取り出すが、まず開口部を封止する必
要がある。容器シャッタ16を閉じ方向に移動すると、
これに係合している本体シャッタ34も一体的に容器閉
方向へ移動する。このとき図16に示すように、本体シ
ャッタ開口34d内に充満したトナーはそのまま閉方向
へと移動してトナー補給容器1内のトナー及びトナー撹
拌送り装置45内のトナーとは分断されていく。閉動作
の途中では図16のように、本体シャッタ34と容器シ
ャッタ16の隙間gがトナー排出開口11aの真下を通
過する状況となり、このとき図17、図18に示すよう
にシール部材41がないとトナー補給容器1内のトナー
は前記隙間gに向って殺到する。しかし、図16ではシ
ール部材41がこの隙間gを覆っているため、隙間gの
中へのトナーの侵入は阻止される。
【0101】なおこの間、シール部材41と容器シャッ
タ16はパッキン部材35の復元力によって常に図面
上、下向きの付勢力を受け、この結果、シール部材41
の容器シャッタ16からの延出部41aも本体シャッタ
34の容器側の面に圧接され、より良いシール性が得ら
れるとともに本体シャッタ34の突縁34b表面にトナ
ーが付着することも阻止する。
【0102】本体シャッタ34、容器シャッタ16を閉
じきった状況は図14のようになるが、トナー補給容器
1としては、シール部材41の延出部41aのトナー補
給容器1側の面にトナーが付着するものの、容器シャッ
タ16の外面及びトナーコンテナ11の外面へのトナー
付着は防止される。前記シール部材41の延出部41a
内側へのトナー付着も、その量は微少であり、なおかつ
トナーコンテナ11との間で形成されるポケット状の形
状の中であるため、そのトナーは外へは出て来にくく、
外部へ飛散することはほとんどない。
【0103】前記延出部41aの延出長さは後述する理
由により本体シャッタ34の突縁34bの幅と略等しく
するのが好ましいが寸法としては2mm以上10mm以
下0が好ましく、より好ましくは4mm以上8mm以
下、最も好ましくは6mmに設定するのが良い。延出部
41aが短かすぎると前記隙間gへのトナー侵入を阻止
する作用が不十分であるとともに、シール部材41とト
ナーコンテナ11とで形成される前記ポケット状の形状
が浅くなってしまい、付着したトナーを保持する作用も
得られない。さらには本体シャッタ34の突縁34b表
面へのトナー付着を防止する作用も得られない。
【0104】一方、延出部41aが長すぎる場合には、
トナー補給容器1の装着・取り外し時にこの部分が邪魔
になり、トナー補給装置100内面の各所にぶつかるな
どするという問題がある。また、前記のパッキン部材3
5からの付勢力も延出部41aの最先端部へは伝達しき
れなくなって、密閉性はむしろ悪くなる。シール部材4
1の剛性を高めれば延出部41aが長くとも付勢力の伝
達は行われるが、本体シャッタ34への追従性が得られ
ず、やはり密閉性は悪くなる。また、本体シャッタ開口
34dを狭くしてしまい、トナーが通過するのをさまた
げるおそれもある。ここで、図17、図18にシール部
材を設けない例を示す。報知部124aにトナー無し検
知が点灯する前に本体シャッタ34を閉じて行くと、図
のように容器シャッタ16と本体シャッタ34の隙間g
はトナーにさらされ、そこへトナーが侵入して行く。侵
入したトナーにより容器シャッタ16の外面にはトナー
が付着して汚れる。本体シャッタ34の面34b1間の
凹部34cに侵入したトナーは出口がないため蓄積する
一方であり、画像形成装置のメンテナンス時等に清掃を
行わない限り、トナー補給容器1の汚れは次第にひどく
なっていく。また、本体シャッタ34の突縁34bには
トナーが付着し、容器シャッタ16及び本体シャッタ3
4を閉じた後でこのトナーがトナー補給容器1の対向す
る外面へと転移して、トナー補給容器1が汚れる結果と
なる。
【0105】〔シール部材の他の形態1〕シール部材表
面に低摩擦抵抗材料を配置する。
【0106】パッキン部材35の圧縮は、高いシール性
を維持するために、圧縮率及び圧縮応力を増加させるこ
とが望ましい。すなわち、圧縮率が小さいとパッキン部
材35の圧縮応力も小さくなり、充分なシール性が得ら
れず、落下衝撃等にてトナーの洩れが発生してしまう。
ところが逆に、圧縮率が大きくなりすぎるとパッキン部
材41の圧縮圧力も大きくなって、シール性は向上する
が、摺動負荷が増大して容器シャッタ16の開閉駆動力
も大きくなってしまう。
【0107】そこで、高いシール性と低いシャッタ開閉
駆動力を同時に実現するため、図20、図21に示すよ
うに、前記シール部材41の前記パッキン部材35と向
かい合う側の面に、低摩擦抵抗材料として可撓性フィル
ム42を貼付し、該パッキン部材35表面との摺動摩擦
抵抗を低減させている。具体的には、可撓性フィルム4
2の材質として、ポリエステル、二軸延伸ポリプロピレ
ン(OPP)、ポリアミド、ポリエチレン、フッ素樹脂
の単層、またはこれらの複合層を基材とし、表面にシリ
コーンオイル、シリコーンワックス、シリコーン系塗料
等をコーティングしたものを用いる。
【0108】好ましくは前記可撓性フィルム42におけ
るシリコーンオイルのコーティング層の厚さが、0.0
5μm〜2μmであるものを用い、より好ましくはシリ
コーンオイルのコーティング層の厚さが、0.1μm〜
0.5μmであるものを用いる。シリコーンオイルのコ
ーティング層の厚さは、厚すぎるとトナーコンテナ11
内のトナーへ悪影響を及ぼし、逆に薄すぎるとシャッタ
開閉強度低下の十分な効果が得られない。
【0109】以上のような構成のトナー補給容器1をト
ナー補給装置に装着し、トナー無し検知の点灯前にトナ
ー補給容器1を取り出す操作を繰り返したが、先に説明
した図20(b)のものと同様に容器シャッタ16外面
及びその周囲へのトナー付着と汚れはなく、蓄積も認め
られなかった。また、容器シャッタ16の開閉駆動力を
大きくすることなく密封性能を向上できた。
【0110】〔シール部材の他の形態2〕この実施の形
態はシール部材41の延出部41aはトナー補給容器1
をトナー補給装置100へ挿入する際に本体シャッタ3
4の突縁34bの長手方向の端部から本体シャッタ34
の突縁34b上へ進入する。
【0111】そこで容器シャッタ16が本体シャッタ3
4の面34b1間の凹部34cへ進入する際に進入し易
すくするために、図27において両側(図27では右側
が補給装置本体54の下部54bの陰になっている)面
34b1の手前角に面取り34b2をすると共に容器シ
ャッタ16の対応する部分も面取り16p,16qをす
る(図39、図40参照)。
【0112】そして図27に示すように本体シャッタ3
4の突縁34bの手前角にシール部材41の延出部41
aを円滑に進入させるために導入部34eが設けてあ
る。この導入部34eは突縁34bの長手方向端部にお
いて突縁34bの容器に面する側の面から端面へ次第に
下るように斜設した斜面である。
【0113】このような導入部34eを設けることはシ
ート部材41の延出部41aが本体シャッタ34の突縁
34bへ進入する際に延出部41aの長手方向の端部の
損傷を防止できる効果がある。
【0114】図22から図26は本体シャッタ34の突
縁34bの導入部34eから突縁34b上へシート部材
41の延出部41aを更に円滑に進入するための構成が
示されている。
【0115】図22ではシール部材41の延出部41a
の根本に長手方向に沿ってミシン目41bを施してあ
る。図25はミシン目41bを施したシート部材41の
斜視図である。このミシン目41bに代えて図26に示
すようにトナーコンテナ11に面する側において、シー
ト部材41の延出部41aの根本に長手方向に条溝41
cを設けてもよい。本例では条溝41cの断面はV字で
あるがU字形であってもよい。
【0116】このようにすることによってシール部材4
1の延出部41aが本体シャッタ34の突縁34bへ進
入する際に本体シャッタ34の導入部34eに当接し
て、ミシン目又は条溝の部分で延出部41aが折曲する
ので、延出部41aの長手方向の端部損傷を防止でき
る。
【0117】上述ではシール部材41は延出部41aを
含めて円弧形状としたが図23に示すようにシール部材
41の延出部41a全体をその根本でトナーコンテナ1
1側へ向けて折曲してもよい。このように延出部41a
を設けると図14に二点鎖線で示すように本体シャッタ
34の突縁34bに上方に円滑に延出部41aが進入で
きる。なお、このように延出部41aを折曲してあって
も容器シャッタ16、本体シャッタ34がトナー排出開
口11a、本体シャッタ開口34dを開放する際は、延
出部41aは長手方向の両端側がパッキン部材35と本
体シャッタ34の突縁34bと直角方向の突縁との間に
挟圧されるので、突縁34bと延出部41aは密着す
る。図23に示した例においては延出部41aが折曲し
ているためにその先端縁は容器シャッタ16の開閉時に
パッキン部材35に強く摺接し、これを痛めるおそれが
ある。図24に示す例はこのような懸念を解消したもの
で、延出部41aをトナー補給容器1の装着方向下流側
さらに延出突片の突出部41dを設け、この部分を折曲
したものである。この例では突出部41dはパッキン部
材35とは接触しない位置にあり、前記問題は発生せ
ず、最も好ましい実施例である。
【0118】(ロック部材)またトナー補給容器1を画
像形成装置本体124に装着する前、そして、取り外し
後、ハンドル15がトナーコンテナ11側に係止される
ように、ロック部材51を設けている(図7、図8参
照)。
【0119】ロック部材51は第1フランジ12の端板
12bのきわの円筒形のロック部材嵌合部12gに回転
自在でトナー補給容器1のトナー補給装置100への着
脱方向(図7に示す矢印方向の両方の向き)に移動自在
に嵌合している。
【0120】ロック部材51はロック部材嵌合部12g
に嵌合する円形のリング部51aの前記端板12b向っ
た側の縁に凹部51bを有する。この凹部51bは第1
フランジ12に設けたロック突起12hと嵌合してい
る。ロック部材51にはハンドル15の端面15iを圧
するようにアーム状のばね部51cが一体に設けられて
いる。このばね部51cのばね力によりハンドル15が
第1フランジ12の円筒形周壁部12eからぬけ出さな
いように、該周壁部12eの外周には周方向に全周にわ
たり突条12iを設けると共にハンドル15の一部を切
り起して設けたぬけ止め15j先端を該突条12iに当
てている(図3参照)。また、ばね部51cによってロ
ック部材51は第1フランジ12の端板12bに圧接さ
れている。
【0121】前記ロック部材51はリング部51と付勢
手段であるアーム状のばね部51cとをプラスチックに
て射出成形等の手段で一体的に形成するのが望ましい。
材料としてはアーム状のばね部51cの可撓性と弾性を
維持できるものとして、PE,PP,POM等が利用で
きるが、適度なばね性と靭性を合わせ持つABSは、ば
ね部51cの根元部分の白化防止に有効であり、かつ安
価で寸法精度も出しやすいことからABSが最も好適で
ある。
【0122】なお、上記ばね部51cの根元に撓みが集
中して、根本が白化しないように、ばね部51cは先端
に向うほど細くなるように形成され全体的にしなるよう
になっており、根本への応力集中を防ぎ根本の白化を防
いでいる。このため、ばね部51cの断面が四角形の場
合先端に向う程、断面の幅又は及び厚みを小さくしてい
る。従って、ばね部51cは根本から先端に向うに従っ
て断面積が次第に小さくなっている。
【0123】ロック部材51の外周に設けた係合リブ5
1dはハンドル15に設けたトナー補給容器1の着脱方
向の溝15k,15mにトナー補給容器1の着脱方向に
移動自在にゆるく嵌合している。またリング部材51の
係合リブ51iとハンドル15の溝15jの嵌合によっ
てハンドル15とロック部材51は互に回転できないよ
うになっているが相対的に移動自在である(図37、図
38参照)。
【0124】第1フランジ12に設けたロック突起12
hのトナー補給容器1の着脱方向の高さはハンドル15
の溝15k,15m中を係合リブ51dが移動する行程
長よりも小さくなっている。また、ハンドル15の溝1
5j中をロック部材51の係合リブ51iが移動する行
程長よりもロック突起12hのトナー補給容器1の着脱
方向の高さは小さい。
【0125】上記構成によりロック部材51の凹部51
bは第1フランジ12のロック突起12hとロック部材
51のばね部51cのばね力で係合しているのでトナー
補給容器1はトナー補給装置100に対して挿入・退出
途中及び取り外した状態の何れにおいてもハンドル15
はトナーコンテナ11に対して非回転である。ただし、
後述するハンドル15を定位置でトナー補給装置100
へ挿入するための手段として設けた第1フランジ12の
突起12hとリング部材51の凹部51bとの間で周方
向に設けた寸法差によるガタ分によりハンドル15は本
例では6度空転するようになっている。
【0126】ロック部材51にはもう一つの係合リブ5
1dから外周方向へ向って突出する薄片の引きぬき止め
51eが設けてある。
【0127】(ロック部材の作用)ロック部材51の作
用を説明する。トナー補給容器1のガイド部11kをト
ナー補給装置本体54の突片54d間に嵌合してトナー
補給装置100内へ挿入すると、容器シャッタ16と本
体シャッタ34が係合しその途中で容器シャッタ16の
駆動力受側係合部16dが駆動力伝達側係合部21gと
部分的に噛み合い、そのすぐ後でハンドル15の駆動伝
達側係合部15aが駆動力受側係合部21aと部分的に
噛合う。容器シャッタ16が本体シャッタ34と部分的
に係合に向うときに前述のシール部材41の延出部41
aが本体シャッタ34の導入部34eを通って突縁34
b上へ進入する。
【0128】ここでハンドル15を装着方向へ押し付け
ると図8に示すように係合リブ51dに設けた突起51
d1がトナー補給装置本体54の当接面54eに当接す
ると共に引きぬき止め51eが当接面54fに当接する
(図37及び図33参照)。ここでハンドル15を更に
押し込むと、ハンドル15、第1フランジ12、トナー
コンテナ11、第2フランジ13等は図7の矢印と同方
向へ更に進み、第1フランジ12のロック突起12hは
図8に示すように凹部51b外へ出る。
【0129】ここで、ハンドル15をトナー補給容器1
の装着方向から見て時計回り(図8の矢印方向)に回動
することができる。そしてロック部材51はハンドル1
5と共に回動し、回し初めるとすぐに引きぬき止め51
eがトナー補給装置本体54の下部54aの当接面54
f上に一体に設けた溝54g(図39、図40参照)に
入る。この溝54gはトナー補給装置本体54の下部5
4aの周壁に沿う円弧形に延設された溝である。その後
トナー排出開口11a、本体シャッタ34が開閉する過
程では引きぬき止め51eは溝54gに嵌入したままで
ある。従って、トナー補給容器1をトナー補給装置10
0へ装着してトナー補給作用が行われている際は、トナ
ー補給容器1をトナー補給装置100からいきなり引き
ぬけないようになっている。従って、容器シャッタ1
6、本体シャッタ34が閉ったときのみ、円弧溝54g
外へ引きぬき止め51eが出るからトナー補給容器1は
トナー補給装置100から取り外せる。
【0130】この際、ロック解除突起が1ケ所であった
り、また複数個でもある方向に偏って配置されている
と、ロック部材51にモーメントがかかったり、ロック
部材51が変形してしまいスムーズにスライドしなくな
るため、複数個のロック解除突起を円周上になるべく等
間隔に配置することが望ましい。本実施の形態では、2
つの突起を略180度対抗する位置に配置している。本
例では引きぬき止め51eもロック解除突起として機能
し、突起51d1と引きぬき止め51eとロック部材5
1中心を夫々結ぶ半径方向の線間は約150度の中心角
をなしている。
【0131】また、ロック部材51のロック解除のタイ
ミングについては、図38に示すように上記においてロ
ック部材51を回り止めするためのロック突起12hは
半径方向に突出してハンドル15と係合可能な突起12
h1を有し、ハンドル15の当接面15cからハンドル
15の係合リブ51d(引きぬき止め51eを設けた
側)を受ける溝15mの端壁12b側へ向って延出され
た片方の溝壁15nに突起12h1が当接するまでのハ
ンドル15の回転角度Bは約90度となっている。ま
た、ロック部材51の凹部51bとロック突起12hの
関係はハンドル15が6度だけ空転するように凹部51
bの中心角Aにガタを持たせている。
【0132】トナー補給容器1の内部のトナーが消耗
し、トナー補給容器1を交換する際にはハンドル15を
装着時とは逆方向(トナー補給容器1をトナー補給装置
100へ挿入する方向から見て反時計回り)に元の位置
まで回動することにより、引きぬき止め51eは円弧形
の溝51eから外ればね部51cのばね力でロック部材
51はロック部材嵌合部12g上をすべりロック部材5
1も元の位置、即ちロック突起12hとロック部材51
のリング部51aの凹部51bとが係合する位置に戻る
ことになる。
【0133】この時の状況をさらに詳細に説明する。ロ
ック部材51のリング部51aとロック部材嵌合部12
gとは回動及び往復動自在とするため、リング部内径と
ロック部材嵌合部外径との間には充分なガタを持たせ
て、緩く嵌合させている。リング部内径とロック部材嵌
合部外径の差は0.15mm以上1.0mm以下、好ま
しくは0.25mm以上0.7mm以下、最も好ましく
は0.575mm以上0.775mm以下に設定するの
が好適である。従って、ロック解除突起51d1,51
eが押されてロック部材51がロック位置から移動し始
めると、付勢手段であるアーム状のばね部51cの弾性
力が働くためにモーメントが加わり、図55のようにロ
ック部材51はロック部材嵌合部12gに対して傾いて
しまう。アーム状のばね部51cに近い側は、ロック解
除突起51d1,51eが押された分だけ進行するが、
アーム状のばね部51cから遠い側は、ロック解除突起
51d1,51eが押された分よりも余分に進行する。
【0134】このようにロック部材51が傾いた状態
は、ハンドル15を回転して容器シャッタ16を開封し
ている時も継続し、前記トナー補給容器1の交換時に、
ハンドル15を装着時とは逆方向へ回転させて、引き抜
き止め51eが円弧状の溝54gから外れ、ロック突起
12hとロック部材51の凹部51bとが係合する位置
へ戻しても、なお傾いた姿勢のままである。これはばね
部51cの弾性力が継続して働いているためである。
【0135】図54から図56に示す比較例の場合に
は、前記のようにロック部材51がロック方向へ移動可
能な状況となっても、ロック部材51が傾いているため
に、ロック部材51がスムーズにロック位置へ移動しな
いことがあり、最悪の場合にはアンロック位置から全く
動かないこともあった。前記の内外径差に対して、ロッ
ク部材51の往復動方向の長さはここでは13mmとし
ているため、この傾きは0.2°〜3.1°程度とな
り、ロック部材51はロック部材嵌合部12gに齧って
しまう。そして一度齧ると、ばね部51cの弾性力のた
めにますます動きにくくなる。
【0136】図45、図46、図48から図52に突起
15qと解除突起51d1を周方向で同一個所にあるよ
うに示してあるが実際は図47に示すように異なる場所
にある。
【0137】図45から図47に示す本発明の実施の形
態においては、比較例に対してハンドル15の内面にリ
ブ状の突起15qを設け、これによってロック部材15
の姿勢を規制している。この突起15qは周方向では二
つの解除突起51d1,51eの中間であって、ばね部
51cに略対向する位置に設けるのが最も好ましい。突
起15qは一箇所に限らず数箇所設けても良いが、少な
くとも一つの突起は前記の位置に設けることが必要であ
る。この突起15qのトナー補給容器1の着脱方向端面
は、ロック部材51と当接してこれの移動量を規制する
当接面15rである。突起15qのロック部材51との
当接面15rは、ロック部材51がアンロック位置に傾
かないで存在する時に丁度当接するように設定するのが
最も好ましい。しかし、前記のとおりロック部材51と
ロック部材嵌合部12gとの間には相当のガタがあるた
め、図48から図50に示すようにロック部材51が軸
線方向に平行移動した際にアンロック位置に達する前に
当接するように設定することも可能である。この場合、
図49に示すようにロック部材51のばね部51cに近
い側はアンロック位置に達するが、ばね部51cから遠
い側はそこまで到達せず、図55とは逆方向に傾いた状
態となるが、ロック突起12hはロック部材51の凹部
51bから外れて、ハンドル15を回動することは可能
であり、ハンドル15を回動してもロック部材51は前
記の傾いた状態を維持したままハンドル15とともに回
動することになるが、機能上は何ら差し支えない。
【0138】ロック部材51の姿勢を規制する手段とし
て、本実施の形態では前記のとおり回転部材15に設け
たリブ状の突起15qをロック部材51の端面に当接さ
せることで構成したが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。例えばロック部材51側に突起、回転部材1
5側にはこれを受ける溝を形成しても良いし、ロック部
材51の突起51d1,51eをトナー補給装置100
に設けた突起と当接させるようにしても、同様の作用効
果を達成できる。
【0139】図45から図47示す突起15qの形態に
おいて、ハンドル15を回動してロック部材51がロッ
ク方向へ移動可能となった時、ロック部材51はロック
部材嵌合部12gに対して傾いていないため抵抗は殆ど
なく、ばね部51cの弾性力によってスムーズかつ確実
に移動してロック位置に復帰する。この時ロック部材5
1のばね部51cに近い側の方が遠い側よりも幾分早く
移動するが、一旦動き出せばたとえロック部材51が傾
いても、ロック部材嵌合部12gに齧り付いて途中で動
かなくなるということは無い。ロック部材51がアンロ
ック位置にある時にはばね部51cの弾性力によってロ
ック部材51はロック突起12hに押し付けられて当接
しているため、ロック部材51が僅かでも動けば移動ス
トローク全長分移動しなくても、ロック部材51及びハ
ンドル15は回動不可にロックされる。
【0140】図48から図50に示す形態では、突起1
5qの当接面15rをロック部材51に近付けた。ハン
ドル15を矢印方向にへ押すと、まずロック部材51の
ばね部51cから遠い側を支点として、ばね部51cに
近い側が円運動するようにしてロック方向へ移動して行
き、やがてはばね部51cに近い側が先行して移動す
る。この場合でも一旦動き出せば、たとえロック部材5
1が傾いても、ロック部材嵌合部12gに齧り付いて途
中で動かなくなるということは無い。そしてこちらのほ
うが、初期の動き出しの距離は大きいので、むしろより
確実にロック部材51及びハンドル15を回動不可にロ
ックすることができる。
【0141】ロック部材51の傾きを抑える手段として
は、ばね部51cを複数設けてしかも略等間隔に設置し
てロック部材51にモーメントがかからないようにする
ことも考えられる。しかし、ロック部材51に一体的に
設けられたアーム状のばね部51cはかなりのスペース
を必要とし、トナー補給容器1及び画像形成装置をコン
パクトに設計するのが困難となる。また複数設けたばね
部51cのバランスを取らないとやはりモーメントがか
かってしまうが、ロック部材51と一体的に設けた樹脂
ばねであるため、調整は容易ではない。
【0142】前述のようにロック部材51はばね部51
cによりトナーコンテナ11側に付勢されているため前
記ロック突起12hとロック部材51の凹部51bが係
合するようスライドし、再びロック状態となる。
【0143】(トナー補給操作方法)次に、本実施の形
態のトナー補給容器1を用いたトナー補給操作について
概略説明する。
【0144】(1)トナー補給容器1の装着 装置本体124に設けられた開閉部材121を手前90
°方向に開く。次に、トナー補給容器1のガイド部11
kをトナー補給装置100の突片54c間の溝部54h
(図11参照)に係合させる。そして、カップリング2
6aの設けられた側を先頭にして、トナー補給容器1を
トナー補給装置100内へ挿入する。するとまずトナー
補給容器1の容器シャッタ16と、トナー補給装置10
0内の本体シャッタ34とが係合する。そして、駆動力
伝達側係合部21gと容器シャッタ16の駆動力受側係
合部16dとが係合する。そして最後に、トナー補給装
置100側の駆動力受側係合部21aとハンドル15の
駆動力伝達側係合部15aとが係合する。
【0145】(2)トナー補給容器の設置/トナー補給 トナー補給容器1がトナー補給装置100に装着された
状態で、操作者がハンドル15を手動にて時計周りに9
0°回動させる。すると、回転による駆動力が、ハンド
ル15の駆動力伝達側係合部15aから,トナー補給装
置100の駆動力受側係合部21aを介して伝達部材2
1に伝達される。さらに、駆動力伝達側係合部21gか
ら容器シャッタ16の駆動力受側係合部16dへ伝達さ
れる。このように伝達された駆動力によって、容器シャ
ッタ16はトナーコンテナ11のシャッタ支持部材11
eに係合しながら円周方向にスライド移動する。その
時、本体シャッタ34は容器シャッタ16のスライド移
動に連動する。そのため、トナー補給容器1のトナー排
出開口11a、本体シャッタ開口34d及びトナー補給
装置100内のトナー補給開口33は同時に開放され
る。そして、装置本体124のカップリング44からの
駆動力を受けたカップリング26aによって、トナー搬
送部材29を回転することで、トナー補給が開始され
る。
【0146】なおこれら操作中、トナーコンテナ11は
回転しない。そのため、トナー補給容器1はハンドル1
5の回転には連動せず、トナー補給装置100内で固定
されている。
【0147】(3)トナー補給容器の取り外し 操作者がハンドル15を反時計方向へ90°回転する。
これによって、(2)と同様の順序で逆向きの駆動力が
伝わる。そして、容器シャッタ16はトナー排出開口1
1aを、また、本体シャッタ34は本体シャッタ開口3
4dとトナー補給開口33を各々閉じる。そして、一連
のトナー補給操作が完了する。
【0148】尚、トナー補給容器1のトナー補給装置1
00への装着は、カップリング26a側を先頭にして行
なわれる。そのため、シャッタ16の係合部16dは装
置本体124側の係合部21aを通過して、奥側の係合
部21gと係合する。したがって、セグメントギア状係
合部16dの歯先円直径は、ハンドル15のセグメント
ギア状係合部15aの歯元円直径より小さいことがより
好ましい。
【0149】このような構成とすることにより、一連の
トナー補給動作内において、トナーコンテナは不動とな
る。そのために、トナーコンテナの形状の制約はなくな
る。よってよりスペース効率の高いコンテナ形状を採用
することができる。さらに、シャッタをハンドルと別部
材とすることから、トナー排出開口の位置をハンドル近
傍とする制約もなくなる。したがって、トナー補給容器
の設計の自由度を高くできる。
【0150】また、本実施の形態のトナー補給容器は、
ハンドルの係合部、駆動伝達部材の係合部、そしてシャ
ッタの係合部という複数の係合部を介して、ハンドルの
回転駆動をシャッタの駆動力受係合部に伝えている。そ
のため、これら係合部の係合比(ギア比)を自由に設計
することが可能となる。
【0151】このことにより、シャッタの開閉のための
スライド移動距離が長い場合には、ハンドルの係合比
(ギア比)を高くしてハンドルの操作(回動)距離を短
くする。また、シャッタの開閉トルクが高い場合には、
ハンドルの係合比(ギア比)を低くしてハンドルの操作
(回転)トルクを低くすることもできる。
【0152】例えば、シャッタを開閉するためのハンド
ルの回転角度を90度とする。そして、トナー補給容器
をトナー補給装置に挿入する際には、把手15eを垂直
方向に位置させる。また、ハンドルを90度時計方向へ
回転させて、トナーを排出した状態では、把手15eが
水平方向に位置するようにしておく。こうすれば、操作
者が操作し易く、操作者が容器1aの状態を認識しやす
い。なお、ハンドル15eのシャッタ開閉のための回転
角度は、操作上60度〜120度の範囲が好適である。
【0153】(トナー撹拌搬送装置)トナー補給装置1
00にはトナー撹拌送り装置45が付設してある。図1
1、図12に示すようにトナー補給開口33を下から蔽
うようにしてケース48がトナー補給装置本体54に固
定されている。ケース48はトナー補給装置100の長
手方向とほぼ同長である。ケース48中には長手方向に
トナー搬送部材として撹拌スクリュー46,47が回転
駆動されるように配設され、ケース48に支持されてい
る。
【0154】撹拌スクリュー46,47は隔壁48aで
仕切られていて長手方向においてトナー補給開口33と
は反対側で隔壁48aに設けた開口によって、斜め上側
の撹拌スクリュー46を設けた室48Aと、下側の撹拌
スクリュー47を設けた室48Bは通じている。ケース
48には長手方向でトナー補給開口33と同じ側に現像
器201へ通ずるトナー排出口48bが設けてある。
【0155】上記において、トナー補給開口33からト
ナーが補給されると回転しているトナー撹拌スクリュー
46は室48A中をトナー補給開口33側から長手方向
で室48Aの反対側へトナーを送り乍ら撹拌し、室48
Aの前記反対側では隔壁48aに設けた開口(不図示)
を通じて室48Bへトナーを落す。下側のトナー撹拌ス
クリュー47は上記トナー撹拌スクリュー46のトナー
送り方向とは反対方向へトナーを撹拌し乍ら送り、トナ
ー排出開口48bから現像装置201へトナーを補給す
る。
【0156】(定位置装着手段)ハンドル回動からシャ
ッタ開閉に至る駆動力伝達経路において、高精度の部品
を用いずにコストをかけずに構成しようとすれば、ギア
等のバックラッシュやその他の部位に駆動系のガタ及び
歪みが生じてしまうことは避け難い。従って入力ストロ
ークに対する出力ストロークが1:1に対応せず、シャ
ッタを開いてから再び閉じても、シャッタが元の位置に
戻らないことがある。このような状態のトナー補給容器
を装置本体から抜き出し、そのまま再び装着して開閉を
行うと、シャッタが元に戻らない分が蓄積して行き、戻
らない量が増大して行く。
【0157】本体シャッタと容器シャッタとを一体的に
係合させる構成においては、このようなシャッタの位置
ずれによって、トナー補給容器が装置本体から抜き出せ
なくなったり、本体シャッタの位置ずれのために新品の
(シャッタが本来の位置にある)トナー補給容器が装着
できなくなったりする課題を生ずる。
【0158】このような課題はハンドル及びシャッタが
装置本体側の中継ギアと係合する前に、あらかじめハン
ドルを開方向へ所定角度回動させ、ハンドルを閉方向へ
回動する際にはこの分も含めて戻すことで、バックラッ
シュやガタ等によるストロークロスを吸収しシャッタを
確実に元の位置まで戻すようにすることにより解消す
る。
【0159】次にこのような手段を具体的に説明する。
【0160】図1、図2、図33、図34に示すように
ハンドル15上にはハンドル突起61が設けられてい
る。このハンドル突起61の形状は平面図(下方から上
方に向って見ている下視図)で示す図41から図43に
示すようにカムフオロワをなしていて作用面61aは図
41から図43の上下方向の幅がせまく、トナー補給装
置本体54の上部54bの天板下面に設けたカムである
本体突起62に接触可能となっている。突起61,62
はカム対偶である。
【0161】本体突起62は山形のカム面を有する。こ
のカム面のリフトはトナー補給装置本体54の中心(下
部54aの半円の中心)に対して生ずる中心角がトナー
補給容器1とトナー補給装置100間の回動方向のガタ
を取りトナー補給容器1をトナー補給装置100に対し
て所定角度の挿入位置とするのに必要な程度となってい
る。この中心角は6度以上となっている。本例では6度
である。
【0162】上記ハンドル突起61、本体突起62の関
係位置を作用と共に説明する。トナー補給容器1をトナ
ー補給装置100へ挿入して行くと、図33、図43に
示すようにハンドル突起61は本体突起62のリフト0
の位置で係合開始位置へくる。このときハンドル15の
駆動力伝達側係合部15aと本体側の駆動力受側係合部
材21aとはトナー補給容器1のトナー補給装置100
への挿入方向で距離L1離れている。この距離L1が本
体突起62で最大リフトをハンドル突起61に生じさせ
る行程L2と等しい。
【0163】図33、図43の状態からトナー補給容器
1をトナー補給装置100へ挿入するとハンドル突起6
1は本体突起62上をすべりハンドル15を回転する。
そこで図42に示すようにハンドル15が6度回転して
ハンドル突起61が本体突起62のカムトップと接触し
た状態においてハンドル15の係合部15aとトナー補
給装置100の係合部21aの歯端が一致する。なお、
この係合部15a,21aの歯端が一致する僅か前には
本体側係合部21gに対して容器シャッタ16の係合部
16dの歯端は一致しているので係合部21gに対する
係合部16dの噛み合いはきわめて僅か先行する。
【0164】更にトナー補給容器1をトナー補給装置1
00へ挿入すると図41に示すようにハンドル15の駆
動力伝達側係合部15aとトナー補給装置100の駆動
力受側係合部21aは噛み合う。一方、図10に示す駆
動力伝達側係合部21gに対してシャッタ16の駆動力
受側係合部16dも全歯幅にわたり噛み合うので図42
の状態から図41の状態へトナー補給容器1が移動する
際、ハンドル15は非回転で、図41に示すようにハン
ドル突起61は本体突起62のカムトップに対応した位
置にある。
【0165】上記のようにハンドル突起61が本体突起
62により変位させられることによりハンドル15は6
度回転する。このためハンドル15と第1フランジ12
に設けた係合部分にはガタをもたせてある。即ち、図
7、図8に示すようにロック部材51の凹部51bと第
1フランジ12のロック突起12h間、ハンドル15の
溝15k,15mと第1フランジ12の係合リブ51d
との間にはハンドル15を6度回転し得る周方向のガタ
を設けてある。
【0166】また、上記ハンドル15をハンドル突起6
1と本体突起62で回動する前に容器シャッタ16を本
体シャッタ34に所定位置で係合させておくため、トナ
ー補給装置本体100の下部54aの内周に図39、図
40に示すように容器シャッタ16の長手方向の縁(端
面)と摺動する位置決め凸部63を設けてある。この凸
部63は山形のカム面を有しカムトップはトナー補給装
置本体54の下部54aの周方向について容器シャッタ
16が嵌入する本体シャッタ34の凹部の一端側の面3
4b1が所定の一定位置とされる位置と同位置にある。
【0167】トナー補給容器1をトナー補給装置100
へ挿入すると容器シャッタ16の面取り16qが凸部6
3に当り容器シャッタ16の位置が一定位置に規制され
る。容器シャッタ16の片側の側縁16r1と凸部63
が摺動して、本体シャッタ34に向い、本体シャッタ3
4の一方の面34b1の端部の面取り34b2に容器シ
ャッタ16の面取り16pが当り容器シャッタ16に対
して本体シャッタ34は位置を規正され、更に容器シャ
ッタ16は進んで容器シャッタ16の面取り16qが本
体シャッタ34の面取り34b3と係合して本体シャッ
タ34の両側の面34b1間に容器シャッタ16が進入
して図39に示すようになった状態でトナー補給装置1
00側の係合部21a,21gに対してトナー補給容器
1側の係合部15a,16dが噛み合い、歯幅方向での
所定幅が噛み合った状態で、容器シャッタ16と本体シ
ャッタ34は図40のようになり、容器シャッタ16の
側縁16rの装着方向後方の面取り16sが凸部63か
ら離れた位置となる。
【0168】この作用において、容器シャッタ16のト
ナーコンテナ11のトナー排出開口11aを開閉するた
めの抵抗はパッキン部材35が容器シャッタ16を加圧
しているため、本体シャッタ34の開閉抵抗に比較する
と充分大となっている。従って、凸部63が容器シャッ
タ16の位置を定め、容器シャッタ16が本体シャッタ
34の位置を決める。
【0169】上述の構成作用により、本体シャッタ3
4、容器シャッタ16は係合された際は一定位置となっ
ており、この状態でハンドル15をトナー補給容器1の
トナー補給装置100への挿入方向から見て時計方向へ
ユーザーが84度回動すると各シャッタ16,34も開
く方向へ50度回動して全開する。
【0170】トナー補給容器1をトナー補給装置100
から取り外す際はユーザーがハンドル15を上記と逆に
反時計方向へ90度回動すると各シャッタ16,34は
閉じる方向へ50度回動して元の位置へ戻る。
【0171】ここで、ハンドル15の回動角度と各シャ
ッタ16,34の回動角度が開と閉で対応しないが、こ
れはギアのバックラッシュ、ハンドル、シャッタ、シャ
フト等の歪みや曲がり、トナー補給容器がトナー補給装
置本体に対して回動するといったことが原因であり、あ
らかじめ6°予回動として空転させておくことで、これ
らを吸収して各シャッタを元の位置まで戻すことができ
る。
【0172】トナー補給容器1をトナー補給装置100
から引き抜く際にも、ハンドル突起61本体突起62と
の係合により、装着時と同様に開方向へ6度の予回動が
行われ、そのトナー補給容器1を再度使用する場合に備
えるようになっている。また万一ハンドル15を反時計
方向へ90度回動せずに(例えば84度だけ回動)トナ
ー補給容器1を取り外そうとする場合には容器シャッタ
16と本体シャッタ34とは本来の位置まで戻りきれて
いないおそれがある。しかし、トナー補給容器1を引き
出すことで容器シャッタ16の面取り16sと、トナー
補給装置100の凸部63とが係合して容器シャッタ1
6及び本体シャッタ34とを強制的に本来の位置へ戻す
ようになっており、前記不都合は回避できる。
【0173】
【他の実施の形態】図52から図54に本発明の他の実
施の形態を示す。ここではロック部材51に切り欠き5
1fとカム面51gとを設けているが、その他の構成は
実施の形態1と同じである。
【0174】トナー補給容器1を画像形成装置本体12
4に装着する前は、図54に示すようにロック部材51
はアーム状のばね部51cによりロック方向へ付勢さ
れ、ロック突起12hとロック部材の凹部51bが係合
して、ロック部材51及びハンドル15の回動は阻止さ
れている。これにより、オペレータがハンドル15を不
用意に回動させてしまうような不都合を防止できる。
【0175】トナー補給容器1を画像形成装置に装着し
て行くと、ロック部材51の突起51d1がトナー補給
装置本体の当接面54eに当接するとともに、ロック部
材51の引き抜き止め51eが当接面54fに当接す
る。さらに押し込むと図55に示すようにロック部材5
1はアンロック位置に達し、突起12hはロック部材5
1の凹部51bの外へ出て、ハンドル15とロック部材
51とが回動可能となる。ロック部材51はハンドル1
5に設けたリブ状の突起15qによって姿勢を規制さ
れ、傾いてしまうことは無い。
【0176】ここでハンドル15を回動すると引き抜き
止め51eが溝54gに入り、トナー補給容器1は脱着
不可となる。そしてハンドル15を所定角度回動する
と、実施の形態1と同様に容器シャッタ16及び本体シ
ャッタ34が開封される。
【0177】この時、図53に示すようにロック部材5
1に設けた切り欠き51fとロック突起12hとは当接
し、ロック部材51はばね部51cの弾性力によってロ
ック方向へと移動し、前記切り欠き51fにロック突起
12hは収容される。これにより、トナー補給容器1が
開封されトナー補給作用が行われている際には、ロック
部材51はロック位置にあり、アーム状のばね部51c
は伸びきっていてこれに無理な力が加わることはなく、
ばね部51cがクリープ変形したりばね部51cの根元
が白化することが防止される。
【0178】トナー補給容器1の内部のトナーが消耗
し、トナー補給容器1を交換する際には、ハンドル15
を装着時とは逆方向に元の位置まで回動する。この時、
前記切り欠き51fにはカム面51gが設けてあるた
め、切り欠き51fとロック突起12hとの係合がハン
ドル15の回動を阻害することなく、カム面51gとロ
ック突起12hの作用により、ハンドル15の回動に従
ってロック部材51はアンロック方向へスムーズに移動
する。ハンドル15を元の位置まで回動すると、引き抜
き止め51eは円弧状の溝54gから外れ、ばね部51
cの弾性力でロック部材51はロック部材嵌合部12g
上をすべり、再びロック位置へと移動する。このときハ
ンドル15の内面に設けたリブ状突起15qによってロ
ック部材51の傾きが防止されているため、ロック部材
51はスムーズかつ確実に移動する。そしてトナー補給
容器1を画像形成装置から取り外すと、ハンドル15は
回動不可に確実にロックされ、もし再びそのトナー補給
容器1を画像形成装置に装着したとしても、何らの問題
もなく装脱着及び容器シャッタ16の開閉を行うことが
できる。
【0179】本実施の実施の形態のように、容器シャッ
タ16開封時にロック部材51をロック位置へと復帰さ
せる構成であっても、ロック部材51の姿勢を規制する
手段の作用により、トナー補給容器1を取り外したあと
のハンドル15の再ロックをスムーズかつ確実に行わせ
る効果がある。
【0180】上述した本発明の形態をまとめると共に補
足すれば以下のとおりである。
【0181】第1は電子写真画像形成装置本体124に
トナーを供給するためのトナー補給容器1において、ロ
ック位置とアンロック位置とを往復動自在に移動可能な
ロック部材51と、前記ロック部材51をロック方向へ
付勢する付勢手段であるばね部51cとを有し、前記ロ
ック部材51が付勢手段あるばね部51cの付勢力に抗
してアンロック位置にある時に、前記ロック部材51の
姿勢を規制する規制手段であるリブ状の突起15qを有
するトナー補給容器である。
【0182】第2は第1において、前記電子写真画像形
成装置本体124に供給するためのトナーを収納するト
ナー収納容器本体であるトナーコンテナ11と、前記ト
ナー収納容器本体11に収納されているトナーを排出す
るためトナー収納容器本体11に設けられたトナー排出
開口11aと、前記トナー排出開口11aを開封可能に
封止するための容器シャッタ16と、前記トナー収納容
器本体11に回転可能に取り付けられ駆動伝達側係合部
15aを有する回転部材であるハンドル15と、前記ト
ナー補給容器1が前記電子写真画像形成装置本体124
に装着された際に、前記回転部材15が回転することに
よって前記トナー排出開口11aを開封するために、前
記回転部材15が回転することによって生じる回転力を
前記電子写真画像形成装置本体124に設けられた回転
力伝達部材21を介して受けるための回転力受け部であ
る駆動力受側係合部16dと、を有し、前記ロック部材
51はロック位置において、前記回転部材15のトナー
収納容器本体11に対する回動を規制し、トナー補給容
器1が電子写真画像形成装置本体124に装着された際
には前記ロック部材51がアンロック位置に移動して前
記規制が解除され、トナー補給容器1を電子写真画像形
成装置本体124から取り外される際には、前記付勢手
段であるばね部51cによって前記ロック部材51はロ
ック位置に復帰して、回転部材15のトナー収納容器本
体11に対する回動を再び規制する。
【0183】第3は第1又は第2において、ロック部材
51は回転部材15及びトナー収納容器本体11に対し
てトナー補給容器1の電子写真画像形成装置本体124
への着脱方向と同方向に移動自在で、回転部材15に対
し回動方向には互いに非回転に係止され、且つトナー収
納容器本体11に対して回動自在に嵌合し、ロック位置
においてはトナー収納容器本体11に設けられたロック
部12hと係合して回動を阻止され、アンロック位置に
おいては前記トナー収納容器本体11のロック部12h
から離脱して回動を許され、トナー補給装置1を電子写
真画像形成装置本体124に装着する際電子写真画像形
成装置本体124と当接して、前記付勢手段であるばね
部51cの付勢力に抗してロック部材51をアンロック
位置へ移動させる。
【0184】第4は第1において、ロック部材51はリ
ング部51aを有し、トナー収納容器本体11は円筒部
となったロック部材嵌合部12gを有し、円筒部12g
に対してリング部51aが回動且つ円筒の中心線方向に
移動可能である。
【0185】第5は第1において、前記ロック部材51
のリング部51aと前記トナー収納容器本体11の円筒
部である円筒状周壁部12eとは直径で0.15mm以
上1.0mm以下の隙間をもって係合している。
【0186】第6は第1又は第2において、回転部材1
5は筒状をなし、ロック部材51は回転部材15にほぼ
内蔵されると共にロック解除部である突起51d1,5
1eを回転部材15の周方向へ突出している。
【0187】第7は第1において、付勢手段はばね部5
1cであってロック部材51に一体形成されている。
【0188】第8は第7において、ばね部51cはアー
ム状であって全体にわたり平均したたわみを生ずる形状
である。これによって、ばね部51cに白化を生ずるこ
とを防止できる。
【0189】第9は第8において、ばね部51cは根本
から先端に向かって断面が次第に縮小する形状である。
【0190】第10は第8において、ロック部材51は
付勢手段であるばね部51cとともにプラスチックで一
体的に形成されている。
【0191】第11は第8において、ロック部材51は
付勢手段であるばね部51cとともにABS(アクリロ
ニトリルスチレンブタジエン共重合)樹脂で一体的に形
成されている。
【0192】第12は第1において、規制手段であるリ
ブ状の突起15qと付勢手段であるばね部51cとは、
ロック部材51の回転中心に対して、90度以上180
度以下だけ離れた角度位置に設置されている。
【0193】第13は第1において、ロック解除部であ
る突起51d1,51eは二つあり、前記規制手段であ
るリブ状の突起15qは二つのロック解除部の間のう
ち、付勢手段であるばね部59cのある側とは反対側に
設けられている。
【0194】第14は第1において、規制手段であるリ
ブ状の突起15qは少なくともロック部材51の一部が
アンロック位置まで達しないようにロック部材51の移
動を規制する。
【0195】第15は第1において、規制手段であるリ
ブ状の突起15qは、回動部材15の内面に設けられた
リブ状の突起である。
【0196】第16は第1において、ロック部材51
は、トナー補給容器1を電子写真画像形成装置本体12
4に挿入して回転部材15を回転すると、電子写真画像
形成装置本体124と係合してトナー補給容器1が電子
写真画像形成装置本体124から引き抜けなくなる引き
ぬき止め51eを有する。
【0197】第17は第16において、引きぬき止め5
1eはロック解除部に設けられている。
【0198】第18は第1において、トナー補給容器1
を電子写真画像形成装置本体124に装着すると、ロッ
ク解除部である突起51d1,51eが当接部54e,
54fに押されてロック部材51が着脱方向と同方向へ
移動してアンロック位置に達して回動部材15が回動可
能となり、ここで回動部材15を回動して容器シャッタ
16を開封すると、ロック部材51が付勢手段であるば
ね部51cの付勢力によってロック位置に移動し、回動
部材15を逆方向に回動して容器シャッタ16を封止し
ようとすると、ロック部材51またはトナー収納容器本
体11のロック部に設けたカム状の面51gによってロ
ック部材51がアンロック方向へ移動する。
【0199】第19は、トナー補給容器1を着脱可能で
記録媒体Pに画像を形成する電子写真画像形成装置にお
いて、 a、電子写真画像形成装置本体124に供給するための
トナーを収納するトナー収納容器本体11と、トナー収
納容器本体11に収納されているトナーを排出するため
トナー収納容器本体11に設けられたトナー排出開口1
1aと、トナー排出開口11aを開封可能に封止するた
めの容器シャッタ16と、トナー収納容器本体11に回
転可能に取り付けられ駆動伝達側係合部15aを有する
回転部材であるハンドル15と、トナー補給容器1が電
子写真画像形成装置本体124に装着された際に、回転
部材15が回転することによってトナー排出開口11a
を開封するために、回転部材15が回転することによっ
て生じる回転力を電子写真画像形成装置本体124に設
けられた回転力伝達部材である駆動力伝達部材21を介
して受けるための回転力受け部である駆動力受側係合部
21aと、ロック位置とアンロック位置とを往復動自在
に移動可能で回転部材15にほぼ内蔵されたロック部材
51であって、回転部材15及びトナー収納容器本体1
1に対してトナー補給容器1の電子写真画像形成装置本
体124への着脱方向と同方向に移動自在で、ロック位
置においてはトナー収納容器本体11に設けられたロッ
ク部12hと係合して回動を阻止され、アンロック位置
においては前記トナー収納容器本体11のロック部12
hから離脱して回動を許され、トナー補給装置1を電子
写真画像形成装置本体124に装着する際電子写真画像
形成装置本体124と当接して、付勢手段であるばね部
51cの付勢力に抗してロック部材51をアンロック位
置へ移動させる解除部51d1,51eを有するロック
部材15と、回転部材15の内面に一体的に形成され、
ロック部材15がアンロック位置にある時にその姿勢を
規制する規制手段であるリブ状の突起15qと、を有す
るトナー補給容器1を取り外し可能に装着するトナー補
給装置100と、 b、前記トナー補給容器1がトナー補給装置100へ挿
入された際ロック部材15に作用して回転部材15を回
転可能とする当接面54e,54fと、 c、トナー補給容器1がトナー補給装置100へ挿入さ
れて容器シャッタ16を開封方向へ回動した状態におい
てトナー補給容器1に作用してトナー補給容器1を引き
ぬくことができないようにする引きぬき止め部である円
弧状の溝54gと、 d、前記記録媒体Pに画像を形成する画像形成手段と、 e、前記記録媒体Pを搬送するための搬送手段と、を有
する電子写真画像形成装置である。
【0200】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転部材15の回動を規制するロック部材51の動作をス
ムーズで確実にする効果がある。特に、トナー補給容器
1を取り外した際に回転部材15はトナー収納容器本体
1に対して確実にロックされるから、トナー補給容器1
がトナー補給装置100に装着していない状態の時にユ
ーザーが回転部材15を誤回動することがなく、何度で
も装着・脱着を繰り返しても不具合を生じることが無
い。
【0201】ロック部材51をロック位置に付勢する付
勢手段51cは一箇所のみであっても良く、設計の自由
度を増し、省スペース化を達成する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナー補給容器の装着方向手前側から見る斜視
図である。
【図2】トナー補給容器の装着方向反対側からみる斜視
図である。
【図3】トナー補給容器を裏返して見る斜視図である。
【図4】トナー補給容器の略分解斜視図である。
【図5】トナー補給容器の縦断面図略図である。
【図6】容器シャッタの駆動系を示す側面展開図であ
る。
【図7】ハンドルロックを示す側面図である(ロック状
態)。
【図8】ハンドルロックを示す側面図である(解除状
態)。
【図9】トナー補給容器の背面図である。
【図10】トナー補給容器の駆動力伝達部材を示す斜視
図である。
【図11】トナー補給装置の正断面図である(シャッタ
閉)。
【図12】トナー補給装置の正断面図である(シャッタ
開)。
【図13】トナー補給装置の正断面図である(シャッタ
開閉中)。
【図14】図11の一部拡大図である。
【図15】図12の一部拡大図である。
【図16】図13の一部拡大図である。
【図17】図16に対応する比較例であって正断面図で
ある。
【図18】図13に対応する比較例であって正断面図で
ある。
【図19】トナー補給容器が装着されていないトナー補
給装置の正断面図である。
【図20】(a)(b)は夫々が容器シャッタの正断面
図である。
【図21】図20(a)の直角方向まら見る断面図であ
る。
【図22】容器シャッタの斜視図である(ミシン目)。
【図23】容器シャッタの斜視図である(屈曲)。
【図24】容器シャッタの斜視図である(突片)。
【図25】容器シャッタのシール部材の斜視図である
(ミシン目)。
【図26】容器シャッタのシール部材の斜視図である
(溝)。
【図27】トナー補給装置の本体シャッタ部を示す斜視
図である。
【図28】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図29】電子写真画像形成装置の斜視図である。
【図30】ハンドルロック部材の側面図である。
【図31】ハンドルロック部材の正面図である。
【図32】ハンドルロック部材の底面図である。
【図33】トナー補給装置へトナー補給容器を装着する
作用を示す正面図である。
【図34】トナー補給装置へトナー補給容器を装着する
作用を示す正面図である。
【図35】トナー補給装置へトナー補給容器を装着する
作用を示す正面図である。
【図36】ハンドルを取り外したトナー補給容器をトナ
ー補給装置へ装着した状態を示す正面図である。
【図37】ハンドルを取り外したトナー補給容器をトナ
ー補給装置へ挿入した状態を示す正面図である。
【図38】ハンドルロック部材の位置のトナー補給容器
の正断面図である。
【図39】トナー補給装置の水平断面図である。
【図40】トナー補給装置の水平断面図である。
【図41】定位置装着手段の作用を示す模式図である。
【図42】定位置装着手段の作用を示す模式図である。
【図43】定位置装着手段の作用を示す模式図である。
【図44】容器シャッタの平面図である。
【図45】本発明の実施の形態のロック部材の動作を示
す側面図(トナー補給容器をトナー補給装置へ装着始
め)である。
【図46】本発明の実施の形態のロック部材の動作を示
す側面図(ハンドルを押し込んだ処)である。
【図47】本発明の実施の形態のロック部材の動作を示
し、トナー補給容器の軸直角断面図である。
【図48】本発明の実施の形態2のロック部材の動作を
示す側面図(トナー補給容器をトナー補給装置へ装着始
め)である。
【図49】本発明の実施の形態2のロック部材の動作を
示す側面図(ハンドルを押し込んだ処)である。
【図50】本発明の実施の形態2のロック部材の動作を
示す側面図(トナー補給容器をトナー補給装置から取り
出す処)である。
【図51】本発明の実施の形態3のロック部材の動作を
示す側面図(トナー補給容器をトナー補給装置へ装着始
め)である。
【図52】本発明の実施の形態3のロック部材の動作を
示す側面図(ハンドルを押し込んだ処)である。
【図53】本発明の実施の形態3のロック部材の動作を
示す側面図(開装後)である。
【図54】比較例のロック部材の動作を示す側面図(ト
ナー補給容器をトナー補給装置へ装着始め)である。
【図55】比較例のロック部材の動作を示す側面図(ハ
ンドルを押し込んだ処)である。
【図56】比較例のロック部材の動作を示す側面図(ト
ナー補給容器をトナー補給装置から取り出す処)であ
る。
【符号の説明】
p…記録媒体 g…隙間 L1…距離 L2…行程 1…トナー補給容器 11…トナーコンテナ(トナー収納容器本体) 11a
…トナー排出開口 11e…シャッタ支持部材 11g
…円弧部 11h…長方形部 11k…ガイド部 12…第1フランジ 12a…トナー充填口 12b…
端板 12c…リブ 12d…軸孔 12e…円筒状周壁部 12f…ハンド
ル支持部 12g…嵌合部 12h…ロック突起 12
h1…突起 12i…突条 13…第2フランジ 13a…端板 13c…孔 13
d…円筒状周壁部 14…キャップ 15…ハンドル 15a…駆動力伝達係合部 15b…
フランジ 15c…当接面 15e…把手 15h…中
間部内周 15i…端面 15j…ぬけ止め 15k…溝 15m…溝 15n…溝壁 15q…突起
15r…当接面 16…容器シャッタ 16b…ばね部 16d…駆動力
受側係合部 16f…スライド部 16f1…スライド
部 16g…切り欠き 16h…端面 16m…外側表
面 16q…面取り 16r,16r1…側縁 16s
…面取り 21…駆動力伝達部材 21a…駆動力受側係合部
21b…駆動力伝達側係合部 21g…駆動力伝達側係
合部 21s…軸 26a…カップリング 26a1…突起 26a2…凹
部 27…搬送軸 28…搬送翼 28a…爪部 29…トナー搬送部材 31…ホルダー 33…トナー補給開口 34…本体シャッタ 34a…ガイド 34b…突縁
34b1…面 34b2…面取り 34b3…面取り
34c…凹部 34d…本体シャッタ開口 34d1…
本体シャッタ開口縁 34e…導入部 35…パッキン部材 41…シール部材 41a…延出部 41b…ミシン目
41c…条溝 41d…突片 42…可撓性フィルム 43…両面テープ 44…駆動側カップリング 44a…凸部 45…トナー撹拌送り装置 46…トナー撹拌スクリュー 47…トナー撹拌スクリュー 48…ケース 48a…隔壁 48b…トナー排出口
48A…室 48B…室 51…ロック部材 51a…リング部 51b…凹部
51c…ばね部 51d…係合リブ 51d1…解除突
起 51e…引きぬき止め(解除突起) 51f…切り
欠き 51g…カム面 54…トナー補給装置本体 54a…下部 54b…上
部 54c…突片 54e…当接面 54f…当接面
54h…溝部 55…ガイドレール 61…ハンドル突起 61a…作用面 62…本体突起 63…凸部 100…トナー補給装置 101…原稿 102…原稿台ガラス 103…光学部 104…感光体ドラム 105…給送カセット 105A…送り出しローラ 106…給送カセット 106A…送り出しローラ 107…給送カセット 107A…送り出しローラ 108…給送カセット 108A…送り出しローラ 109…搬送部 110…レジストローラ 111…転写手段 112…分離手段 113…搬送部 114…定着部 115…反転部 116…排出ローラ 117…トレー 118…フラッパー 119…搬送部 120…搬送部 121…開閉部材 122…開口部 124…装置本体 124a…報知部 201…現像装置 201a…現像ローラ 201b…
現像ブレード 202…クリーニング手段 203…一次帯電手段 204a…現像器
フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 BA03 BA23 BA29 DA08 2H077 AA02 AA03 AA05 AA15 AA18 AA25 AA34 AB02 AC02 AD06 AD13 AD35 CA12 EA14 GA15

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    トナーを供給するためのトナー補給容器において、 ロック位置とアンロック位置とを往復動自在に移動可能
    なロック部材と、 前記ロック部材をロック方向へ付勢する付勢手段とを有
    し、 前記ロック部材が付勢手段の付勢力に抗してアンロック
    位置にある時に、前記ロック部材の姿勢を規制する規制
    手段を有する、 ことを特徴とするトナー補給容器。
  2. 【請求項2】 電子写真画像形成装置本体に供給するた
    めのトナーを収納するトナー収納容器本体と、 前記トナー収納容器本体に収納されているトナーを排出
    するためトナー収納容器本体に設けられたトナー排出開
    口と、 前記トナー排出開口を開封可能に封止するための容器シ
    ャッタと、 前記トナー収納容器本体に回転可能に取り付けられ駆動
    伝達側係合部を有する回転部材と、 前記トナー補給容器が前記電子写真画像形成装置本体に
    装着された際に、前記回転部材が回転することによって
    前記トナー排出開口を開封するために、前記回転部材が
    回転することによって生じる回転力を前記電子写真画像
    形成装置本体に設けられた回転力伝達部材を介して受け
    るための回転力受け部と、を有し、 前記ロック部材はロック位置において、前記回転部材の
    トナー収納容器本体に対する回動を規制し、 トナー補給容器が電子写真画像形成装置本体に装着され
    る際には前記ロック部材がアンロック位置に移動して前
    記規制が解除され、 トナー補給容器を電子写真画像形成装置本体から取り外
    される際には、前記付勢手段によって前記ロック部材は
    ロック位置に復帰して、回転部材のトナー収納容器本体
    に対する回動を再び規制する、 ことを特徴とする請求項1に記載のトナー補給容器。
  3. 【請求項3】 前記ロック部材は回転部材及びトナー収
    納容器本体に対してトナー補給容器の電子写真画像形成
    装置本体への着脱方向と同方向に移動自在で、回転部材
    に対して回動方向には互いに非回転に係止され、且つト
    ナー収納容器本体に対して回動自在に嵌合し、 ロック位置においては、トナー収納容器本体に設けられ
    たロック部と係合して回動を阻止され、 アンロック位置においては前記トナー収納容器本体のロ
    ック部から離脱して回動を許され、 トナー補給装置を電子写真画像形成装置本体に装着する
    際電子写真画像形成装置本体と当接して、前記付勢手段
    の付勢力に抗してロック部材をアンロック位置へ移動さ
    せる、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載のトナー補給容
    器。
  4. 【請求項4】 前記ロック部材はリング部を有し、前記
    トナー収納容器本体は円筒部を有し、円筒部に対してリ
    ング部が回動且つ円筒の中心線方向に移動可能であるこ
    とを特徴とする請求項1から3の何れか1つに記載のト
    ナー補給容器。
  5. 【請求項5】 前記ロック部材のリング部と前記トナー
    収納容器本体の円筒部とは直径で0.15mm以上1.
    0mm以下の隙間をもって係合していることを特徴とす
    る請求項1から4の何れか1つに記載のトナー補給容
    器。
  6. 【請求項6】 前記回転部材は筒状をなし、前記ロック
    部材は回転部材にほぼ内蔵されると共にロック解除部を
    回転部材の周方向へ突出していることを特徴とする請求
    項1から5の何れか1つに記載のトナー補給容器。
  7. 【請求項7】 前記付勢手段はばねであってロック部材
    に一体に形成されていることを特徴とする請求項1から
    6の何れか1つに記載のトナー補給容器。
  8. 【請求項8】 前記ばねはアーム状であって全体にわた
    り平均したたわみを生ずる形状であることを特徴とする
    請求項7に記載のトナー補給容器。
  9. 【請求項9】 前記ばねは根本から先端に向って断面が
    次第に縮小する形状であることを特徴とする請求項8に
    記載のトナー補給容器。
  10. 【請求項10】 前記ロック部材は前記付勢手段ととも
    にプラスチックで一体的に形成されていることを特徴と
    する請求項8に記載のトナー補給容器。
  11. 【請求項11】 前記ロック部材は前記付勢手段ととも
    にABS(アクリロニトリルスチレンブタジエン共重
    合)樹脂で一体的に形成されていることを特徴とする請
    求項8に記載のトナー補給容器。
  12. 【請求項12】 前記規制手段と前記付勢手段とは、前
    記ロック部材の回転中心に対して、90度以上180度
    以下だけ離れた角度位置に設置されていることを特徴と
    する請求項1に記載のトナー補給容器。
  13. 【請求項13】 前記ロック解除部は二つあり、前記規
    制手段は二つのロック解除部の間のうち、付勢手段のあ
    る側とは反対側に設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載のトナー補給容器。
  14. 【請求項14】 前記規制手段は少なくともロック部材
    の一部がアンロック位置まで達しないようにロック部材
    の移動を規制することを特徴とする請求項1に記載のト
    ナー補給容器。
  15. 【請求項15】 前記規制手段は、前記回動部材の内面
    に設けられたリブ状の突起であることを特徴とする請求
    項1に記載のトナー補給容器。
  16. 【請求項16】 前記ロック部材は、トナー補給容器を
    電子写真画像形成装置本体に挿入して回転部材を回転す
    ると、電子写真画像形成装置本体と係合してトナー補給
    容器が電子写真画像形成装置本体から引き抜けなくなる
    引きぬき止めを有することを特徴とする請求項1に記載
    のトナー補給容器。
  17. 【請求項17】 前記引きぬき止めはロック解除部に設
    けられていることを特徴とする請求項16に記載のトナ
    ー補給容器。
  18. 【請求項18】 前記トナー補給容器を電子写真画像形
    成装置本体に装着すると、前記ロック解除部が押されて
    ロック部材が着脱方向と同方向へ移動してアンロック位
    置に達して回動部材が回動可能となり、ここで回動部材
    を回動して容器シャッタを開封すると、ロック部材が付
    勢手段の付勢力によってロック位置に移動し、回動部材
    を逆方向に回動して容器シャッタを封止しようとする
    と、ロック部材またはトナー収納容器本体のロック部に
    設けたカム状の面によってロック部材がアンロック方向
    へ移動することを特徴とする請求項1に記載のトナー補
    給容器。
  19. 【請求項19】 トナー補給容器を着脱可能で記録媒体
    に画像を形成する電子写真画像形成装置において、 a、電子写真画像形成装置本体に供給するためのトナー
    を収納するトナー収納容器本体と、 前記トナー収納容器本体に収納されているトナーを排出
    するためトナー収納容器本体に設けられたトナー排出開
    口と、 前記トナー排出開口を開封可能に封止するための容器シ
    ャッタと、 前記トナー収納容器本体に回転可能に取り付けられ駆動
    伝達側係合部を有する回転部材と、 前記トナー補給容器が前記電子写真画像形成装置本体に
    装着された際に、前記回転部材が回転することによって
    前記トナー排出開口を開封するために、前記回転部材が
    回転することによって生じる回転力を前記電子写真画像
    形成装置本体に設けられた回転力伝達部材を介して受け
    るための回転力受け部と、 ロック位置とアンロック位置とを往復動自在に移動可能
    で回転部材にほぼ内蔵されたロック部材であって、前記
    回転部材及びトナー収納容器本体に対してトナー補給容
    器の電子写真画像形成装置本体への着脱方向と同方向に
    移動自在で、ロック位置においてはトナー収納容器本体
    に設けられたロック部と係合して回動を阻止され、アン
    ロック位置においては前記トナー収納容器本体のロック
    部から離脱して回動を許され、トナー補給装置を電子写
    真画像形成装置本体に装着する際電子写真画像形成装置
    本体と当接して、前記付勢手段の付勢力に抗してロック
    部材をアンロック位置へ移動させる解除部を有するロッ
    ク部材と、 前記回転部材の内面に一体的に形成され、前記ロック部
    材がアンロツク位置にある時にその姿勢を規制する規制
    手段と、 を有するトナー補給容器を取り外し可能に装着するトナ
    ー補給装置と、 b、前記トナー補給容器がトナー補給装置へ挿入された
    際前記ロック部材に作用して前記回転部材を回転可能と
    する当接部と、 c、前記トナー補給容器がトナー補給装置へ挿入されて
    容器シャッタを開封方向へ回動した状態において前記ト
    ナー補給容器に作用してトナー補給容器を引きぬくこと
    ができないようにする引きぬき止め部と、 d、前記記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、 e、前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
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