JP2001220879A - 断熱パネル組立てにおける連接部の目地装置 - Google Patents

断熱パネル組立てにおける連接部の目地装置

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JP2001220879A JP2000029125A JP2000029125A JP2001220879A JP 2001220879 A JP2001220879 A JP 2001220879A JP 2000029125 A JP2000029125 A JP 2000029125A JP 2000029125 A JP2000029125 A JP 2000029125A JP 2001220879 A JP2001220879 A JP 2001220879A
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Seiji Kawakubo
清次 川久保
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KAWAKUBO KOGYOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱パネル体の接合を確実にできるととも
に、気密性を保持でき、コーキング材の使用量を低減で
きる。 【解決手段】 断熱板材2の両面を鋼鈑3で覆った断熱
パネル体1と断熱パネル体1の側縁を隣接する断熱パネ
ル体1の側縁に接合する目地板部材7とを備えている。
断熱パネル体1の断熱板材2が露出した両側縁面5には
断熱パネル体1の厚み方向の中央部分にそれぞれ嵌合凹
溝6を形成する。目地板部材7は断熱パネル体1の嵌合
凹溝6に圧入嵌挿する厚みを有しかつ両側縁面5には目
地板部材7の厚み方向の中央部分に切込み凹部8を形成
する。隣接する断熱パネル体1の嵌合凹溝6に目地板部
材7を圧入嵌挿して隣接する断熱パネル体1を接合す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍・冷蔵倉庫、恒
温倉庫などの壁面、屋根などに用いられる断熱パネル組
立てにおける連接部の目地装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷凍・冷蔵倉庫、恒温倉庫などの
壁面に用いられる断熱パネル組立てにおける連接部の目
地装置は、図6に示すように、発泡合成樹脂にて成型し
た断熱板材21aの両面に鋼鈑21bを貼り合せた断熱パネル
体21の一側縁面22には、嵌合突部23が突出したポリスチ
レン樹脂の枠部材24を取り付けるとともに他側縁面25に
は、嵌合凹部26を形成したポリスチレン樹脂の枠部材27
を取り付け、この断熱パネル体21の一側縁面22に取り付
けた一方の枠部材24の嵌合突部23を隣接する断熱パネル
体21の他方の枠部材27の嵌合凹部26にコーキング材28を
介在して嵌合し、隣接する断熱パネル体21を接合する構
造が採られていた。
【0003】そして、この断熱パネルの組立てにおける
連接部の目地装置では、断熱パネル体21の厚み方向の中
央部と外面側および内面側とに3列のコーキング材28を
施工し、隣接する断熱パネル体21の組立て圧着力でコー
キング材28を押圧し、コーキング材28が扁平状に押し拡
げられて断熱パネル体21の一方の枠部材24に形成された
嵌合突部23に隣接する断熱パネル体21の他方の枠部材27
に形成した嵌合凹部26を嵌合して組み立て、断熱パネル
体21,21間の隙間を気密に接合するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記図6に示す断熱パ
ネルの組立てにおける連接部の目地装置の構造では、断
熱パネル体21の接合面の高気密を保つには3列にコーキ
ング材28を施工しなければならず、コーキング材28の施
工量が多いため施工に手数が掛かり、高価であり、ま
た、断熱パネル体21の接合部には全面的にコーキング材
28が介在されているため、高圧室内側の湿気により断熱
パネル体21内にて結露し易く、断熱パネル体21の劣化が
起き易い問題があった。
【0005】また、断熱パネル体21の発泡合成樹脂にて
成型した断熱板材21aに比べてポリスチレン樹脂の枠部
材24,27は構造材のために熱伝導率が大きく、この枠部
材24,27により断熱パネル体21の熱伝導率を部分的に劣
化し、断熱板材21aと枠部材24,27との熱伝導率の相違に
より、断熱パネル体21の連接部に不都合が生じる問題を
有している。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、断熱パネル体の接合が確実にできるとともに、気密
性を保持でき、コーキング材の使用量を低減でき、安価
に組み立てられる断熱パネル組立てにおける連接部の目
地装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の断
熱パネル組立てにおける連接部の目地装置は、断熱板材
の両面を鋼鈑で覆った断熱パネル体の前記断熱板材が露
出する両側縁面に形成されている嵌合凹溝に目地板部材
を嵌挿し、隣接する断熱パネル体を接合する断熱パネル
組立てにおける連接部の目地装置において、前記目地板
部材は前記断熱パネル体の嵌合凹溝に圧入嵌挿される厚
みを有しかつ両側縁面にはこの目地板部材の厚み方向の
中央部分に切込み凹部を形成したものである。
【0008】そして、断熱パネル体の組み立てに際して
は、隣接する断熱パネル体の側縁面に形成した嵌合凹溝
にそれぞれ目地板部材を両側縁から嵌挿すると、断熱パ
ネル体の芯材の断熱板材と目地板部材との物性と目地板
部材の両側切込み凹部による圧縮変形により目地板部材
は断熱パネル部材の嵌合凹溝に圧入嵌挿され、目地板部
材の切込み凹部が形成されていない中間部と断熱パネル
体の嵌合凹溝との接触部分では摩擦抵抗が大きく、目地
板部材は断熱パネル体の嵌合凹溝から抜け外れることな
く、連接した断熱パネル体は強固に接合される。
【0009】請求項2記載の発明の断熱パネル組立てに
おける連接部の目地装置は、請求項1記載の断熱パネル
組立てにおける連接部の目地装置において、目地板部材
の両側縁部の両角部に面取り部を形成したものである。
【0010】そして、目地板部材の両側縁部の両角部に
形成した面取り部により目地板部材は断熱パネル体の嵌
合凹溝に円滑に挿入される。
【0011】請求項3記載の発明の断熱パネル組立てに
おける連接部の目地装置は、請求項1または2記載の断
熱パネル組立てにおける連接部の目地装置において、目
地板部材の少なくとも一方の面にはこの目地板部材の幅
方向の中央部に凹弧状部を形成し、隣接する断熱パネル
体の側縁面間に、前記目地板部材の凹弧状部に嵌合され
る断面略円形部を一端部に有する弾性帯状体を介在させ
たものである。
【0012】そして、隣接する断熱パネル体の側縁面に
形成した嵌合凹溝にそれぞれ目地板部材を両側縁から嵌
挿して断熱パネル体を組み立てるときに、両断熱パネル
体の間に弾性帯状体をこの弾性帯状体の断面略円形部が
目地板部材の凹弧状部に位置するように介在させて断熱
パネル体の嵌合凹溝に目地板部材を嵌挿すると、弾性帯
状体は断熱パネル体の側縁面にて圧着され、かつ、弾性
帯状体の断面略円形部が目地板の部材の凹弧状部に圧接
され、断熱パネル体の側縁面間の隙間を塞ぎ、断熱パネ
ル体間は高気密に保持される。
【0013】この目地板部材の弾性帯状体が配設されて
いる側を室外側とすることにより、高気密、高断熱の仕
切り壁となり、低圧側の室内側には弾性帯状体がないの
で透湿抵抗が低く、高圧側の室外側から透湿があっても
室内側に透湿され、断熱パネル体内で結露することがな
く、また、室内側は外部からの湿気の進入を防止でき
る。
【0014】請求項4記載の発明の断熱パネル組立てに
おける連接部の目地装置は、請求項1または2記載の断
熱パネル組立てにおける連接部の目地装置において、目
地板部材の少なくとも一方の面にはこの目地板部材の幅
方向の中央部に凹弧状部を形成し、隣接する断熱パネル
体の側縁面間と前記目地板部材の凹弧状部とにコーキン
グ材を介在させたものである。
【0015】そして、隣接する断熱パネル体の側縁面に
形成した嵌合凹溝にそれぞれ目地板部材を両側縁から嵌
挿して断熱パネル体を組み立てるときに、両断熱パネル
体の間に位置する目地板部材の凹弧状部にコーキング材
を盛り付けて断熱パネル部材の嵌合凹溝に目地板部材を
嵌挿すると、コーキング材は断熱パネル体の側縁面にて
圧着されて、断熱パネル体の側縁面に拡がり、断熱パネ
ル体の側縁面間の隙間を塞ぎ、断熱パネル体間は高気密
に保持される。
【0016】この目地板部材からコーキング材が配設さ
れている側を室外側とすることにより、高気密、高断熱
の仕切り壁となり、低圧側の室内側にはコーキング材が
ないので透湿抵抗が低く、高圧側の室外側から透湿があ
っても室内側に透湿され、断熱パネル体内で結露するこ
とがなく、また、室内側は外部からの湿気の進入を防止
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の一実施の形態を図
1に基いて説明する。
【0018】断熱パネル体1は、ポリスチレン樹脂の押
し出しボードなどにて成形された発泡合成樹脂にて成型
された断熱板材2の両面を鋼鈑3で覆い、この鋼鈑3の
両側端部は互いに断熱板材2の側縁面部を覆うように折
り曲げられた側縁辺部4が形成され、この鋼鈑3の側縁
辺部4の間に位置して断熱パネル体1の両側縁面5は厚
み方向の中央部分には断熱板材2が露出されている。
【0019】前記断熱パネル体1の両側縁面5におい
て、断熱板材2が露出した断熱パネル体1の厚み方向の
中央部分にはそれぞれ嵌合凹溝6が形成されている。
【0020】次ぎに、前記隣接する断熱パネル体1の側
縁を接合する目地板部材7は、ポリスチレン樹脂の押し
出しボードなどにて成形された発泡合成樹脂にて成型さ
れ、成型時に金型に接する外表面には硬度の高い表皮が
形成されている。なお、目地板部材7の外表面に形成さ
れる硬度の高い表皮を削り取つた構造とし、または、硬
度の高い表皮が形成されない方法で成型された目地板部
材7を用いることもできる。
【0021】この目地板部材7は前記断熱パネル体1の
嵌合凹溝6に圧入嵌挿されるように嵌合凹溝6の幅より
少し厚い厚みを有しかつ幅方向の長さは断熱パネル体1
の嵌合凹溝6の深さ寸法に対し略2倍の長さより少し短
い長さを有し、また、縦方向の長さは前記断熱パネル体
1の側縁面の長さと略等しい長さとなっている。
【0022】この目地板部材7の両側縁面にはこの目地
板部材7の厚み方向の中央部分に切込み凹部8がそれぞ
れ形成されている。この切込み凹部8の深さは目地板部
材7の幅方向の長さに対しそれぞれ略3分の1の長さと
なっている。
【0023】また、前記目地板部材7の両側縁部の両角
部には面取り部9がそれぞれ形成されている。
【0024】さらに、前記目地板部材7の少なくとも一
方の面にはこの目地板部材7の幅方向の中央部に過半円
の凹弧状部10が形成されている。
【0025】そして、図2に示すように、隣接する前記
断熱パネル体1の側縁面5に形成した嵌合凹溝6に前記
目地板部材7を圧入嵌挿して隣接する断熱パネル体1を
接合する。
【0026】つぎに、この実施の形態の作用について説
明する。
【0027】断熱パネル体1の組み立てに際しては、隣
接する断熱パネル体1,1の側縁面5に形成した嵌合凹
溝6にそれぞれ目地板部材7を両側縁から嵌挿すると、
断熱パネル体1の芯材の断熱板材2と目地板部材7との
物性と目地板部材7の両側切込み凹部8による圧縮変形
により目地板部材7は断熱パネル部材1,1の嵌合凹溝
6に圧入嵌挿される。このとき、目地板部材7の両側縁
部の両角部に形成した面取り部9により目地板部材7は
断熱パネル体1,1の嵌合凹溝6に円滑に挿入される。
【0028】そして、隣接する前記断熱パネル体1の側
縁面5に形成した嵌合凹溝6に前記目地板部材7を圧入
嵌挿して隣接する断熱パネル体1を接合した状態で、目
地板部材7の切込み凹部8が形成されていないために圧
縮変形しにくい中間部分の反発力と断熱パネル体1の嵌
合凹溝6との摩擦抵抗が大きく、目地板部材7は断熱パ
ネル体1の嵌合凹溝6から抜け外れることなく、連接し
た断熱パネル体1は強固に接合される。
【0029】この組立てられた断熱パネル体1にて図3
に示すように、冷凍・冷蔵倉庫、恒温倉庫などの建造物
11の壁面12および屋根13を構成する。
【0030】次ぎに他の実施の形態を図4に基いて説明
する。
【0031】この実施の形態では、前記実施の形態にお
いて、隣接する断熱パネル体1,1の側縁面5に形成し
た嵌合凹溝6にそれぞれ目地板部材7を両側縁から嵌挿
して断熱パネルを組み立てるときに、両断熱パネル体
1,1の間に弾性帯状体14を介在させるものである。
【0032】この弾性帯状体14はスポンジ状の合成ゴム
などの弾性体で形成され、一端部には断面略円形部15が
形成されている。
【0033】そして、目地板部材7の凹弧状部10に位置
するように介在させて断熱パネル体1,1の嵌合凹溝6
に目地板部材7を嵌挿すると、弾性帯状体14は断熱パネ
ル体1,1の側縁面5にて圧着され、かつ、弾性帯状体
14の断面略円形部15が目地板部材7の凹弧状部10に圧接
され、断熱パネル体1,1の側縁面5間の隙間を塞ぎ、
断熱パネル体1,1間は高気密に保持される。
【0034】この目地板部材7の弾性帯状体14が配設さ
れている側を室外側とすることにより、高気密、高断熱
の仕切り壁となり、低圧側の室内側には弾性帯状体14が
ないので透湿抵抗が低く、高圧側の室外側から透湿があ
っても室内側に透湿され、断熱パネル体1内で結露する
ことがなく、また、室内側は外部からの湿気の進入を防
止できる。
【0035】さらに、他の実施の形態を図5に基いて説
明する。
【0036】この実施の形態では、前記図1に示す実施
の形態において、隣接する断熱パネル体1,1の側縁面
5に形成した嵌合凹溝6にそれぞれ目地板部材7を両側
縁から嵌挿して断熱パネルを組み立てるときに、両断熱
パネル体1,1の間にコーキング材16を介在させるもの
である。
【0037】前記図4に示すように、目地板部材7の少
なくとも一方の面にはこの目地板部材7の幅方向の中央
部に凹弧状部10を形成し、隣接する断熱パネル体1,1
の側縁面5間と前記目地板部材7の凹弧状部10とにコー
キング材16を介在させたものである。
【0038】そして、隣接する断熱パネル体1,1の側
縁面に形成した嵌合凹溝6にそれぞれ目地板部材7を両
側縁から嵌挿して断熱パネルを組み立てるときに、両断
熱パネル体1,1の間に位置する目地板部材7の凹弧状
部10にコーキング材16を盛り付けて断熱パネル体1,1
の嵌合凹溝6に目地板部材7を嵌挿すると、コーキング
材16は断熱パネル体1の側縁面5にて圧着されて、断熱
パネル体1の側縁面5の全面に拡がり、断熱パネル体1
の側縁面5間の隙間を塞ぎ、断熱パネル体1,1間は高
気密に保持される。
【0039】この目地板部材7からコーキング材16が配
設されている側を室外側とすることにより、高気密、高
断熱の仕切り壁となり、低圧側の室内側にはコーキング
材16がないので透湿抵抗が低く、高圧側の室外側から透
湿があっても室内側に透湿され、断熱パネル体内で結露
することがなく、また、室内側は外部からの湿気の進入
を防止できる。
【0040】また、前記実施の形態において、必要に応
じて、目地板部材7には両面に凹弧状部10を形成してこ
の目地板部材7の両面側にそれぞれ弾性帯状体14または
コーキング材16を介在させて気密性を高めることができ
る。
【0041】
【実施例】次ぎに本発明の一実施例を説明する。
【0042】断熱パネル体1の嵌合凹溝6の深さは35
mmとし、また、溝幅は10mmとする。また、目地板部材
7の厚さは12mmとし、また、幅方向の寸法は73mmと
する。
【0043】そして、隣接する前記断熱パネル体1の側
縁面5に形成した嵌合凹溝6に前記目地板部材7を圧入
嵌挿して隣接する断熱パネル体1を接合した状態で、目
地板部材7の圧縮変形しにくい中間部分における断熱パ
ネル体1の断熱板材2と目地板部材7との復元率は5kg
/cm2となるようにする。
【0044】また、ポリスチレン樹脂の断熱パネル体1
の断熱板材2と目地板部材7との透湿係数83.3ng/m2・s
・paによって外部からの湿気の侵入を防止できる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、断熱パネ
ル体の断熱板材と目地板部材との物性と目地板部材の両
側切込み凹部による圧縮変形により目地板部材は断熱パ
ネル部材の嵌合凹溝に圧入嵌挿され、目地板部材の切込
み凹部が形成されていない中間部と断熱パネル体の嵌合
凹溝との摩擦抵抗が大きく、目地板部材は断熱パネル体
の嵌合凹溝から抜け外れることなく、連接した断熱パネ
ル体は強固に接合され、隣接する両断熱パネル体間の間
隙を少なくすることができ、コーキング材などを幅広く
介在させた構成に比べ、コーキング材などの表面に静電
気で埃が付着したり、雑菌が発生する場所を少なくする
ことができる。
【0046】請求項2記載の発明によれば、目地板部材
の両側縁部の両角部に形成した面取り部により目地板部
材は断熱パネル体の嵌合凹溝に円滑に挿入することがで
きる。
【0047】請求項3記載の発明によれば、両断熱パネ
ル体の間に弾性帯状体をこの弾性帯状体の断面略円形部
が目地板部材の凹弧状部に位置するように介在させて断
熱パネル体の嵌合凹溝に目地板部材を嵌挿すると、弾性
帯状体は断熱パネル体の側縁面にて圧着され、かつ、弾
性帯状体の断面略円形部が目地板の部材の凹弧状部に圧
接され、断熱パネル体の側縁面間の隙間を塞ぎ、断熱パ
ネル体間は高気密に保持される。また、この目地板部材
の弾性帯状体が配設されている側を室外側とすることに
より、高気密、高断熱の仕切り壁となり、低圧側の室内
側には弾性帯状体がないので透湿抵抗が低く、高圧側の
室外側から透湿があっても室内側に透湿され、断熱パネ
ル体内で結露することがなく、また、室内側は外部から
の湿気の進入を防止できる。
【0048】請求項4記載の発明によれば、両断熱パネ
ル体の間に位置する目地板部材の凹弧状部にコーキング
材を盛り付けて断熱パネル部材の嵌合凹溝に目地板部材
を嵌挿すると、コーキング材は断熱パネル体の側縁面に
て圧着されて、断熱パネル体の側縁面に拡がり、断熱パ
ネル体の側縁面間の隙間を塞ぎ、断熱パネル体間は高気
密に保持され、この目地板部材からコーキング材が配設
されている側を室外側とすることにより、高気密、高断
熱の仕切り壁となり、低圧側の室内側にはコーキング材
がないので透湿抵抗が低く、高圧側の室外側から透湿が
あっても室内側に透湿され、断熱パネル体内で結露する
ことがなく、また、室内側は外部からの湿気の進入を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断熱パネル組立て
の分解縦断面図である。
【図2】同上組み立てた状態を示す縦断面図である。
【図3】同上断熱パネル組立てにて施工した建造物の斜
視図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す断熱パネル組立
ての組立て状態を示す縦断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す断熱パネル組立
ての組立て状態を示す縦断面図である。
【図6】従来の断熱パネル組立てを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 断熱パネル体 2 断熱板材 3 鋼鈑 4 側縁辺部 5 側縁面 6 嵌合凹溝 7 目地板部材 8 切込み凹部 9 面取り部 10 凹弧状部 14 弾性帯状体 15 断面略円形部 16 コーキング材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DD01 DD02 FA04 FA16 FA63 GA12 GA42 GA63 HD09 HE01 KA03 LA03 LA09 MA02 MA06 2E110 AA02 AA19 AB02 AB04 BA03 BD06 BD23 CB02 CC02 CC13 DA03 DA22 DD01 DD03 GA22Z GA31Z GA33W GA33X GA33Z GB02W GB02X GB43Z GB55Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱板材の両面を鋼鈑で覆った断熱パネ
    ル体の前記断熱板材が露出する両側縁面に形成されてい
    る嵌合凹溝に目地板部材を嵌挿し、隣接する断熱パネル
    体を接合する断熱パネル組立てにおける連接部の目地装
    置において、 前記目地板部材は前記断熱パネル体の嵌合凹溝に圧入嵌
    挿される厚みを有しかつ両側縁面にはこの目地板部材の
    厚み方向の中央部分に切込み凹部を形成したことを特徴
    とする断熱パネル組立てにおける連接部の目地装置。
  2. 【請求項2】 目地板部材の両側縁部の両角部に面取り
    部を形成したことを特徴とする請求項1記載の断熱パネ
    ル組立てにおける連接部の目地装置。
  3. 【請求項3】 目地板部材の少なくとも一方の面にはこ
    の目地板部材の幅方向の中央部に凹弧状部を形成し、 隣接する断熱パネル体の側縁面間に、前記目地板部材の
    凹弧状部に嵌合される断面略円形部を一端部に有する弾
    性帯状体を介在させたことを特徴とする請求項1または
    2記載の断熱パネル組立てにおける連接部の目地装置。
  4. 【請求項4】 目地板部材の少なくとも一方の面にはこ
    の目地板部材の幅方向の中央部に凹弧状部を形成し、 隣接する断熱パネル体の側縁面間と前記目地板部材の凹
    弧状部とにコーキング材を介在させたことを特徴とする
    請求項1または2記載の断熱パネル組立てにおける連接
    部の目地装置。
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