JP2001220837A - 建造物用の防白蟻断熱性複合コンクリート基礎 - Google Patents

建造物用の防白蟻断熱性複合コンクリート基礎

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Abstract

(57)【要約】 【課題】在来のコンクリート基礎工法を改善し、基礎作
成作業の能率化、建物の断熱性、防白蟻性の向上、軟弱
地盤の強化による克服、基礎付近の地盤凍結防止等の諸
効果を達成することである。 【解決手段】建造物用コンクリート基礎打設に際して防
白蟻薬剤処理された発泡ポリスチレン断熱材パネルを型
枠材(1)として使用してコンクリート(2)を打設
し、そのまま該型枠(1)を取り除くことなくそれを密
着一体化した形態で取込んで有する該打設コンクリート
(2)からなる複合コンクリート基礎。この基礎は布基
礎、ベタ基礎、スラブ・オン・グレード基礎、床暖房用
配管(または配線)を内臓するスラブ・オン・グレード
基礎、ならびにその他の従来の種々の型枠使用基礎とし
て変形応用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物用コンクリ
ート基礎に関し、さらに詳しくは防白蟻処理発泡ポリス
チレン断熱材を構造の部分として一体的に取込んだ複合
コンクリート基礎に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の建造物用コンクリート基礎は、型
枠を組み、コンクリートを打設して、十分なコンクリー
ト強度が達成された後に型枠を取り外すことにより作ら
れ、労働量及び時間消費量が可なりのものであった。さ
らにコンクリートは、熱伝導性が比較的高いので、寒冷
期には床下を介しての放熱により、屋内の足元から冷え
る欠点がある。
【0003】さらに従来のコンクリート基礎は、床下に
高湿度を発生し易く、それにより白蟻の棲息のために恰
好な環境を与えた。しかしながら、単にコンクリート基
礎や床下に断熱材を施工しても、それらの断熱材は白蟻
により容易に攻撃され、白蟻の行動のために安全な蟻道
が作られ、行動距離が延長され、断熱材によって与えら
れる年間を通しての快適な温度及び湿度条件の下で白蟻
が、急激に増殖し、その分布をますます拡大することに
なり、建物の木材構造、木質部材等の甚大な食害被害の
原因となり得る。
【0004】軟弱地盤の場合には、時間が経過するにつ
れて地盤の変動、沈下等により基礎が傾斜したり、移動
して建造物の傾きを発生させることがある。寒冷期に地
盤が凍結し温暖な季節になるまで凍結したままであるよ
うな場合には、その地方の凍結深度(建築基準法第40
条参照)よりも深い基礎を敷設して、建物の安全性を確
保することがなされるが、そのように深い基礎の建設は
資材量、労働量、所要時間量等のいずれの面からも不経
済である。
【0005】日本に棲息する白蟻としては、いえしろあ
り、やまとしろあり、さつましろあり、おおしろあり等
があり、一般に高い温度を好み、乾燥を嫌い、例えば蟻
道内では常にほぼ100%に近い湿度(相対)が維持さ
れて白蟻の活動、容易な移動が確保されていると言わ
れ、木材湿度が約20%未満にまで低下すると活動が鈍
化し、嗜食がなされないとの報告が見られる。日本で
は、殊にいえしろあり、やまとしろありが建物に被害を
与えることが知られている。本来は、気候温暖な地方で
白蟻による建物の食害が殆どであったが、気候の温暖化
や、殊に断熱材の高品質化、普及による断熱材施工建物
の増加等の原因により、白蟻による建物被害前線は日本
列島を北へ向けて漸進しつつあり、重大深刻な問題とな
っている。あるいは運送手段の発展、物流の広域化も白
蟻分布の拡大を助長している可能性がある。例えば物流
の発展、長距離化に伴ない、白蟻が寄生している材料、
物資等が不用意に、または知らずに遠方へ運ばれ、その
場で棲息を開始することもあるようである。
【0006】白蟻防除剤としては、古くからクレオソー
ト、砒酸クロム銅、ハロゲン化フェノール/硼酸アルカ
リ金属塩組成物、その他の殺生物剤ならびに毒性薬剤が
有るが、水質土壌汚染、発ガン性などの問題から、多く
のものが使用の規制強化により、使用不能となってい
る。現在使用可能な市販入手できる白蟻防除剤では、一
般に満足すべき白蟻防除強度及びその効果の永続性が実
現できないことが多い。従って、白蟻の侵入のために使
われる経路として最も蓋然性のある建造物の基礎部分に
おける白蟻防除効果を高めることは極めて重要であり、
望ましいことである。
【0007】本発明者は、従来の建造物用コンクリート
基礎の欠点に鑑み、コンクリート基礎に対してどのよう
な工法でどのような断熱材を施工するか、軟弱地盤での
断熱材の有効な施工はどのようにするか、寒冷地での基
礎工法を如何に簡易化するか、等を広く考究し、さらに
は断熱材採用に伴う白蟻被害対策を如何にするかを総合
的に研究、検討した結果、本発明を着想、完成した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、在来
のコンクリート基礎工法を改善し防白蟻処理発泡ポリス
チレン断熱材パネルを型枠材として採用し、コンクリー
ト打設後取り去ることなく、その場に残して、コンクリ
ートと一体化せしめた複合コンクリート基礎とすること
により基礎作成作業の能率化、建物の断熱性、防白蟻性
の向上、軟弱地盤の強化による克服、基礎付近の地盤凍
結防止等の諸効果を達成することである。
【0009】本発明のさらなる目的は、スラブ床の断熱
性を高め、かつ軟弱地盤を克服するスラブ床一体形コン
クリート基礎、すなわちスラブ・オン・グレード基礎を
提供することである。
【0010】本発明の別の目的は、寒冷地用に適した断
熱、防白蟻性の床暖房式スラブ床一体形のコンクリート
基礎を提供することである。
【0011】本発明のその他の目的ならびに効果、利点
は以下の更なる説明から明らかになる。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の最も基本的な概
念は、下記の複合コンクリート基礎にあり、これから種
々の改変態様が発展、具体化された。
【0013】かくして、本発明によれば、建造物用コン
クリート基礎打設に際して防白蟻薬剤処理された発泡ポ
リスチレン断熱材パネルを型枠材(1)として使用して
コンクリート(2)を打設し、そのまま該型枠を取り除
くことなく一体化して取込んだ防白蟻断熱性発泡ポリス
チレンパネル(1)とコンクリート(2)からなる複合
コンクリート基礎を提供する(1、2等の符号について
は図面参照)。この基礎は布基礎、ベタ基礎、スラブ・
オン・グレード基礎、床暖房用配管(または配線)を内
臓するスラブ・オン・グレード基礎、ならびにその他の
従来の種々の型枠使用基礎として変形応用できる。
【0014】本発明の型枠材として使用され、そのまま
基礎の一部として密接一体化して取込まれる発泡ポリス
チレン断熱パネルを防白蟻処理するのに使用される薬剤
はいずれのものでもよいが、発明者の長年の経験、知見
によれば、有効性、持続性、人体及び環境への安全性の
面から硼酸ナトリウム系の化合物が好ましく、このよう
な硼酸ナトリウム化合物により利スチレンビーズを処理
して防白蟻性を賦与された発泡ポリスチレン断熱材及び
その製造方法は、例えば特許第2961133号明細書
に開示されており、また特許出願第2000−9712
号(平成12年1月19日出願)明細書にも昆虫防除発
泡ポリスチレン断熱材の製造方法及び同断熱材が開示さ
れている。これらの製造方法においては、発泡性ポリス
チレンビーズに硼酸ナトリウム化合物、たとえば八硼酸
ナトリウム四水和物を混合添加し特殊な処理工程を経て
発泡させ型内成形することにより、その成形品の断面を
見たときに、個々の発泡ポリスチレンビーズ粒の融着粒
界及びその近傍に硼酸ナトリウムを層状ないしは薄膜状
に沈着して有し、従って防白蟻薬剤が断熱材の表面部分
のみでなく全体にわたっり均一に分布しており、従って
長期にわたり薬剤が内部に保持される製品が得られる。
雨水等により内部から薬剤が浸出する怖れが極めて少な
い。硼酸ナトリウム化合物の例は、メタ硼酸ナトリウ
ム、四硼酸ナトリウム、五硼酸ナトリウム、六硼酸ナト
リウム、八硼酸ナトリウム、二硼酸ナトリウム、及びこ
れらの水和物、ならびにこれらの混合物である。
【0015】このような防白蟻薬剤均一分布断熱材は、
取扱い中、運搬中、施工加工中、修理中に破損しても、
破損により新たに出てくる部分にも依然として防白蟻薬
剤が存在するため白蟻の攻撃あるいは侵入を受けること
がない。これに関して、従来の断熱材の表面に防白蟻薬
剤を塗布する方法では、薬剤が断熱材の内部にまで深く
浸透するのが困難であり、表面部分から薬剤が損失し易
く(薬品持続性が短い)、一旦破損部位が生じると、そ
こから白蟻が攻撃、侵入を開始する虞がある。
【0016】そのため雨水で濡れ易く、白蟻が接近し易
い地面部に接して設置される本発明の複合コンクリート
基礎の構成部分となる型枠として使用される防白蟻処理
断熱パネルは、前記のような防白蟻薬剤均一分布発泡ポ
リスチレン断熱材であるのが好ましい。
【0017】以下に、図面を参照しつつ、本発明を更に
詳しく説明する。本発明の複合コンクリート基礎が、布
基礎である場合の一例を図1に断面図で示す。この布基
礎においては、外側及び内側の防白蟻処理発泡ポリスチ
レン断熱パネル型枠(1a、1b)とそれらのパネル型
枠の間に打設されたコンクリート(2)とが一体化して
いる。この布基礎を作る場合には、防白蟻処理発泡ポリ
スチレン断熱パネル型枠(1)を、外側型枠部材(1
a)及び内側型枠部材(1b)でつくり、両者の間にコ
ンクリートを打設する。発泡ポリスチレン断熱材の表面
には一般に細かい窪みが多数存在するのでコンクリート
がそれらに貫入した状態で固まり、断熱材とコンクリー
トとが可なり強固に密着し、一体化した状態になる。本
発明ではそれらの防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネ
ル型枠(1a,1b)を取り去らずにそのまま残すの
で、作業手間が大幅に削減される。それらの型枠部材
(1a,1b)外側地面及び床下地面と接しているので
建物の断熱性を向上し(寒冷期の足元からの冷え、及び
暑熱期の床部からの熱の流入の低減)、さらには白蟻の
侵入、攻撃を防止する効果を示す。
【0018】図2に、ベタ基礎の一例を断面図で示す。
このベタ基礎は、外周部の外側及び内側の防白蟻処理発
泡ポリスチレン断熱パネル型枠(1a、1b)と、それ
らのパネル型枠の間に打設されたコンクリート(2a)
と、そして内側の防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネ
ル型枠(1b)の内側の空隙部分に床面をなすように打
設されたコンクリート(2b)と、が一体化してなる複
合コンクリート基礎である。この場合にも、外側及び内
側の両断熱パネル型枠(1a,1b)は取り去らずにそ
のまま残されているので、作業手間が大幅に削減され
る。それらの型枠部材(1a,1b)が建物の断熱性を
向上し(寒冷期の足元からの冷え、及び暑熱期の床部か
らの熱の流入の低減)、さらには白蟻の侵入、攻撃を防
止する効果を示す。
【0019】図3に、建造物用スラブ・オン・グレード
・コンクリート基礎の一例として、周囲の根伐り堀
(A)内に床スラブの床面の高さに達する高さ迄設置さ
れた防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネル外側型枠
(1a)及びそれよりも低い防白蟻処理発泡ポリスチレ
ン断熱パネル内側型枠(1b);床スラブ下地として敷
き込まれた防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネル
(4);該外側型枠の内側の隙間に基礎部分(2)と床
スラブ部分(3)とを一体化形成するように打設された
コンクリート;の構成材を含むスラブ・オン・グレード
複合コンクリート基礎を断面図で示す。
【0020】この図3に示されるスラブ・オン・グレー
ド複合コンクリート基礎における低い方の防白蟻処理発
泡ポリスチレン断熱パネル内側型枠(1b)を省略する
ことが可能であり(図5参照)、また以下に説明する図
4に示される態様の基礎においても、同様な省略ができ
る。
【0021】従来型基礎では、床下の湿度が高いために
白蟻の棲息に都合の良い環境が与えられた。このような
環境を排除するために、この図3のスラブ・オン・グレ
ード複合基礎では、防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パ
ネル(4)が床スラブ下地として敷き込まれている。こ
の場合に、発泡ポリスチレン断熱パネル(4)の圧縮耐
力を活用することにより地耐力が向上する。この発泡ポ
リスチレン断熱パネルの敷き込みによって、軟弱地盤が
改良される効果が大きいことが確認されている。図面か
らも明らかなように、床スラブ下地として敷き込まれた
防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネル(4)の存在に
よって、防白蟻効果及び床部断熱効果が大きく改善され
る。
【0022】床スラブ下地として敷き込まれる防白蟻処
理発泡ポリスチレン断熱パネル(4)は、一層のベタ敷
きでもよいが、図3に示されるように少なくとも2枚重
ね(4a,4b)にして、地耐力、防白蟻効果及び床部
断熱効果の更なる向上を達成することができる。このよ
うな場合に、敷き込み断熱パネルの上層及び下層の目地
が重ならないように千鳥張りされるのが好ましく、さら
にはそれらの敷き込み断熱パネル片の縁部の継ぎ目を白
蟻防除接着剤(S)で接合して気密性を保持できるよう
にするのが好ましい。
【0023】図3において符号5で示される防水フィル
ムを防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネル(4)とそ
の下の地面との間に敷き、その防水フィルムの上表面に
白蟻防除剤を塗布または散布すれば、地下へ放散するこ
とがなく、防白蟻効果が一層強化され、長期化され得る
利点が有る。
【0024】従来の基礎工事では、型枠を外してから、
次に土間コンクリート打ちをしなければならなかったあ
が、本発明のスラブ・オン、グレード基礎では、根伐り
幅で生じた基礎外周部の隙間にコンクリートを打ち込む
ことで型枠を放置したままで基礎全部のコンクリートが
打設できるため、工期の大幅な短縮が可能となる。
【0025】図4は、寒冷期に地下にまで凍結が生じる
ような地域の基礎として殊に適している床スラブに暖房
用の配管(加熱流体用)または配線(電熱線用)(6)
を内臓したスラブ・オン・グレード基礎の断面図を示
す。この基礎の更なる特徴は、防白蟻処理発泡ポリスチ
レン断熱パネル外側型枠(1a)の下端部またはその付
近から外向きに庇状に延在する防白蟻処理発泡ポリスチ
レン断熱パネル(7)を(地中に)設けて地盤凍結を防
止するようにしたことである。このような基礎では、床
暖房による熱が基礎外周部のコンクリートを通じて(図
4内に示された矢印の方向に)熱伝導することで、直下
及び周辺近傍の地下が凍結するのを防止する効果を示
す。従って、従来と異なり基礎のために凍結深度(建築
基準法第40条)またはそれを超えて地中深くまで掘り
下げる工事の必要がなく、床暖房を寒冷期に使用するこ
とを条件として、浅基礎施工が寒冷地域で可能となり、
資材量、労働量、所要時間量等の各面から有利である。
該庇状断熱パネル(7)の敷設位置を建造物の建設現場
における凍結深度よりも浅い位置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による布基礎の一例の断面図。
【図2】本発明によるベタ基礎の一例の断面図。
【図3】本発明によるスラブ・オン・グレード基礎の一
例の断面図。
【図4】本発明による床暖房式スラブ・オン・グレード
基礎の一例の断面図。
【図5】図3の基礎の部分省略変形態様の断面図。
【符号の説明】
1 防白蟻薬剤処理発泡ポリスチレン断熱パネル型枠材 2 (基礎)コンクリート 3 (床スラブ)コンクリート 4 床スラブ下地防白蟻薬剤処理発泡ポリスチレン断熱
パネル 5 防水フィルム 6 床暖房配管/配線 7 庇上断熱パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2D046 BA01 BA02 BA16 2E001 DA01 DD01 DH14 EA01 FA11 FA21 FA22 GA17 GA23 HD09 KA02 KA04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物用コンクリート基礎打設に際して
    防白蟻薬剤処理された発泡ポリスチレン断熱パネルを型
    枠材(1)として使用してコンクリート(2)を打設
    し、そのまま該型枠(1)を取り除くことなくそれを密
    着一体化した形態で取込んで有する該打設コンクリート
    (2)からなる複合コンクリート基礎。
  2. 【請求項2】 布基礎であり、外側及び内側の防白蟻処
    理発泡ポリスチレン断熱パネル型枠(1a、1b)とそ
    れらのパネル型枠の間に打設されたコンクリート(2)
    とが一体化してなる請求項1の複合コンクリート基礎。
  3. 【請求項3】 ベタ基礎であり、外周部の外側及び内側
    の防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネル型枠(1a、
    1b)と、それらのパネル型枠の間に打設されたコンク
    リート(2a)と、そして内側の防白蟻処理発泡ポリス
    チレン断熱パネル型枠(1b)の内側の空隙部分に床面
    をなすように打設されたコンクリート(2b)と、が一
    体化してなる請求項1の複合コンクリート基礎。
  4. 【請求項4】 建造物用スラブ・オン・グレード・コン
    クリート基礎であり、周囲の根伐り堀(A)内に床スラ
    ブの床面の高さに達する高さ迄設置された防白蟻処理発
    泡ポリスチレン断熱パネル外側型枠(1a)及びそれよ
    りも低い防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネル内側型
    枠(1b);床スラブ下地として敷き込まれた防白蟻処
    理発泡ポリスチレン断熱パネル(4);該外側型枠の内
    側の隙間に基礎部分(2)と床スラブ部分(3)とを一
    体化形成するように打設されたコンクリート;の構成材
    を含むスラブ・オン・グレード複合コンクリート基礎。
  5. 【請求項5】 低い防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パ
    ネル内側型枠(1b)を省いた請求項4のスラブ・オン
    ・グレード複合コンクリート基礎。
  6. 【請求項6】 床スラブ下地として敷き込まれる防白蟻
    処理発泡ポリスチレン断熱パネル(4)とその下の地面
    との間に敷かれた防水フィルム(5)及びその防水フィ
    ルム上に散布または塗布された白蟻防除剤をさらに含む
    請求項4または5のスラブ・オン・グレード複合コンク
    リート基礎。
  7. 【請求項7】 床スラブ下地として敷き込まれる防白蟻
    処理発泡ポリスチレン断熱パネル(4)が少なくとも2
    枚重ね(4a,4b)である請求項4、5または6のス
    ラブ・オン・グレード複合コンクリート基礎。
  8. 【請求項8】 該少なくとも2枚重ねの断熱パネル片が
    上層(4a)及び下層(4b)の目地が重ならないよう
    に千鳥張りされている請求項7のスラブ・オン・グレー
    ド複合コンクリート基礎。
  9. 【請求項9】 断熱パネル片の縁部の継ぎ目を白蟻防除
    接着剤(S)で接合してある請求項8のスラブ・オン・
    グレード複合コンクリート基礎。
  10. 【請求項10】 床暖房のための配管または配線(6)
    を床スラブ(3)内に備えた請求項4ないし9項のいず
    れかのスラブ・オン・グレード複合コンクリート基礎。
  11. 【請求項11】 防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネ
    ル外側型枠(1a)の下端部またはその付近から外向き
    に庇状に延在する防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネ
    ル(7)を設けて地盤凍結を防止するようにしたことを
    特徴とする請求項4ないし10のいずれかのスラブ・オ
    ン・グレード複合コンクリート基礎。
  12. 【請求項12】 該庇状断熱パネル(7)の敷設位置が
    建造物の建設現場における凍結深度よりも浅い位置であ
    る請求項11のスラブ・オン・グレード複合コンクリー
    ト基礎。
  13. 【請求項13】 防白蟻処理発泡ポリスチレン断熱パネ
    ルが、その全体にわたり個々の発泡ポリスチレンビーズ
    同士の融着粒界及びその近傍に硼酸ナトリウムを層状な
    いしは薄膜状に沈着して有することを特徴とする請求項
    1ないし12のいずれかの複合コンクリート基礎。
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