JP2001220279A - 有機廃棄物を原料とする肥料の製造方法 - Google Patents
有機廃棄物を原料とする肥料の製造方法Info
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Abstract
の製造する方法に関し、特に悪臭のしない有機廃棄物を
原料とする肥料の製造方法を提供すること。 【構成】 汚泥、畜糞等の有機廃棄物を原料とする肥料
の製造方法において、乾燥あるいはコンポスト化した有
機廃棄物に炭化物を加え、この混合物の水分を調製し加
熱処理して脱臭したのち通気する。有機性廃棄物の水分
を調製した上で加熱するので、熱伝導が良いため、効率
よく廃棄物中の微生物を死滅させて悪臭ガスの発生を停
止させるとともに、水分中に溶解している悪臭ガスを速
やかに気化させることができる。これを添加した炭化物
に吸着させて除去し、さらに通気をして悪臭ガスを系外
に除去するので、有機性廃棄物から悪臭を確実に除去す
ることができる。
Description
理あるいは食品廃水処理過程で発生する各種汚泥、畜糞
等の有機廃棄物を原料とする肥料の製造方法に関し、特
に、製品に悪臭のしない肥料の製造方法に関するもので
ある。なお、本発明の肥料には、土壌改良材、融雪材と
しての使用を含むものとする。
理過程で発生する各種汚泥、生ゴミ、畜糞等の有機性廃
棄物は、従来、埋め立てあるいは焼却処分されていた
が、これらを乾燥あるいはコンポスト化して肥料として
有効利用を図ることも行われている。しかし、有機廃棄
物を乾燥あるいはコンポスト化させたものには、アンモ
ニア臭などの悪臭があり、その利用の妨げの一因になっ
ている。そこで、その対策としてこれら肥料に、活性炭
等の炭化物を混合して脱臭することが試みられている
(特開平9−133033号)。
者の実験によれば、上記試みは一定の効果を有するもの
の、炭化物と乾燥あるいはコンポスト化した有機廃棄物
を単に混合したものにはアンモニア臭などが残留し、農
家などの需要者に不評であり、この傾向は、し尿汚泥・
下水汚泥を原料とした場合にその傾向の強いことが判明
した。また、活性炭を使用する場合は、コストが嵩むと
いう問題もある。したがって、本発明の解決しようとす
る課題は、各種汚泥、生ゴミ、畜糞等の有機廃棄物を原
料とする、悪臭のしない肥料の製造方法を提供すること
である。
るいはコンポスト化した有機廃棄物に残留する悪臭も、
炭化物を加え、この混合物の水分を35〜60%W.
B.に調製したのち加熱処理すれば除去できることを見
出して、本発明を完成したものである。
手段は、乾燥あるいはコンポスト化した有機廃棄物に炭
化物を加え、この混合物の水分を35〜60%W.B.
に調製したのち加熱処理して脱臭することを特徴とす
る。これによって、発生した悪臭ガスを炭化物に吸着さ
せるとともに、乾燥あるいはコンポスト化した有機廃棄
物中に残存する微生物を死滅させて、その後の悪臭ガス
の発生を防止することができるので、悪臭のしない肥料
を提供することができる。
求項1記載の要件に加えて、加えられる炭化物が、乾燥
した有機廃棄物、コンポスト化した有機廃棄物あるいは
し尿処理場、下水処理場で発生するし渣を炭化した物で
あることを特徴とする。これによって、廃棄物の処理を
より合理的に進めながら、悪臭のしない肥料を提供する
ことができる。
求項1または2記載の要件に加えて、加熱処理後所定時
間通気することを特徴とする。これによって、炭化物に
吸着されない悪臭ガスをに系外に排出することができる
のでより確実に、悪臭のしない肥料を提供することがで
きるとともに、製品としての肥料の水分調整も行うこと
ができる。
求項1、2、または3記載の要件に加えて、有機廃棄物
に加えられる炭化物の量が、乾物重量で乾燥あるいはコ
ンポスト化した有機廃棄物の20%以上150%以下で
あることを特徴とするこれによって、より確実に、悪臭
のしない肥料を提供することができる。
る。本発明における肥料製造方法の原料となる有機廃棄
物とは、し尿処理汚泥、下水処理汚泥、食品排水処理汚
泥、食品絞り粕・生ごみ等の食品加工残渣、畜糞をい
い、加えられる炭化物とは、これらの有機廃棄物あるい
はし尿処理場、下水処理場で発生するし渣を炭化した物
をいう。図1は本発明の、乾燥した有機廃棄物を原料と
する、図2はコンポスト化した有機廃棄物を原料とする
実施の形態を示すフローシートである。符号1は、有機
廃棄物を乾燥する乾燥機である。符号2は、有機廃棄物
やし渣を炭化する炭化炉である。乾燥機、炭化炉は特に
その形状は限定されない。符号3は乾燥あるいはコンポ
スト化した有機廃棄物を、さらに加熱するための加熱機
構を有する熱処理槽である。熱処理槽3は攪拌混合機能
を有するものが望ましいが、混合機を別途設けて乾燥あ
るいはコンポスト化した有機廃棄物と炭化物を混合して
熱処理槽3に投入してもよい。符号4は、乾燥した有機
廃棄物(場合によっては乾燥しないでそのまま)をコン
ポスト化する発酵槽である。発酵槽4で行われる発酵
は、好気性発酵であってそのレベルは易分解性有機物が
主に発酵される1次発酵の段階で足りる。
機で脱水処理された有機廃棄物は、乾燥機1に投入し
て、水分約30% W.B.程度まで乾燥する。乾燥処
理した有機廃棄物には、悪臭が残留している。たとえ
ば、し尿汚泥を乾燥させたものは、悪臭などが強く残留
していて、単に炭化物を混合しただけでは除去できな
い。
を炭化炉2に投入して炭化するとともに、残部を熱処理
槽3に投入する。炭化炉2で炭化するものは、乾燥した
有機廃棄物でよいが、し尿汚泥、下水汚泥を利用して肥
料を製造する時は、炭化物としてし渣を利用することが
望ましい。これによって、し尿処理、下水処理過程で発
生するし渣を、有効利用することができる。
るいは発酵槽4でコンポスト化した有機廃棄物と、炭化
炉2で炭化した炭化物を熱処理槽3に投入する。熱処理
槽3は、温水または蒸気で加熱できるジャッケト付きの
ほほ密閉できる構造のものを用いたが、電気ヒータ等で
加熱するものであっても良い。乾燥あるいはコンポスト
化した有機廃棄物と炭化物の混合物は、水分が35〜6
0%W.B.程度になるようにするのが望ましく、通常
は水あるいは水蒸気を注入して調製するが、乾燥あるい
はコンポストの段階で炭化物と混合した後の水分がこの
範囲になるように調製しても良い。混合物の水分をを3
5〜60%W.B.程度とするのは、熱伝導性を高め
て、乾燥あるいはコンポスト化した有機廃棄物中の微生
物を効率よく死滅させるためである。この水分調製され
た混合物を更に加熱処理する。加熱温度は80〜140
℃程度が望ましい。加熱温度を80〜140℃程度とす
るのは、乾燥あるいはコンポスト化した有機廃棄物中の
微生物を死滅させるとともに、水分中に溶解している悪
臭ガスあるいは固形分に付着している悪臭ガスを速やか
に気化させるためである。
に添加される炭化物の量は、乾物重量で乾燥あるいはコ
ンポスト化した物の20%以上150%以下であること
が望ましい。添加量が20%以下であると、悪臭を吸着
するのに不足する虞があり、150%以上投入しても脱
臭効果はあまり変わらない。
気すれば、炭化物に吸着されない臭気ガスを系外に排出
できるので、より確実に悪臭を除去できるとともに、製
品としての肥料の水分調整も行うことができる。通気
は、外気を導入すれば足り、時間は1〜2時間程度あれ
ば足りるが、製品である乾燥汚泥肥料の水分調整のた
め、さらに通気しても良い。
およそ次のように考えられる。乾燥あるいはコンポスト
化した有機廃棄物の中には、ある種の微生物が活動して
いて悪臭ガスを発生させている。また、乾燥あるいはコ
ンポスト化した有機廃棄物中の水分に溶解している悪臭
ガスが気化して悪臭を発生させる。固形分に吸着してい
る悪臭成分が脱着し悪臭を発生させる。したがって、単
に炭化物を加えるだけでは、悪臭除去に限界がある。そ
こで、本発明では、乾燥あるいはコンポスト化した有機
廃棄物と炭化物の混合物の水分調製し、加熱処理したの
ち通気している。混合物の水分を高めた上で加熱するの
で、熱伝導性が良く乾燥あるいはコンポスト化した有機
廃棄物中の微生物を効率よく死滅させて悪臭ガスの発生
を停止させるとともに、水分中に溶解している悪臭ガス
あるいは固形分に付着している悪臭ガスを速やかに気化
あるいは脱着させることができる。これを添加した炭化
物に吸着させて除去し、さらに通気して悪臭ガスを系外
に除去するので、乾燥あるいはコンポスト化した有機廃
棄物から悪臭を確実に除去することができるとともに、
製品としての肥料の水分調整も行うことができる。
1中の臭気濃度は、サンプリングした臭気を3点比較臭
気法で測定したものである。また官能試験とは、試料を
袋に入れて1日放置し、開封時に被験者中の半数以上の
者が臭いを感じたものを「有臭」とした。
た有機廃棄物と炭化物の混合物の水分を調製し、加熱処
理したのち通気している。混合物の水分を高めた上で加
熱するので、熱伝導が良く有機廃棄物中の微生物を効率
よく死滅させて悪臭ガスの発生を停止させるとともに、
水分中に溶解している悪臭ガスあるいは固形分に付着し
ている悪臭ガスを速やかに気化あるいは脱着させること
ができる。これを添加した炭化物に吸着させて除去し、
さらに通気をして悪臭ガスを系外に除去するので、有機
廃棄物を原料とする肥料から悪臭を確実に除去すること
ができる。さらに、添加する炭化物に有機廃棄物または
し渣を炭化したものを使用するので、有機廃棄物処理を
効率的に行うことができる。
の形態を示すフローシートである。
明の実施の形態を示すフローシートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 有機廃棄物を原料とする肥料の製造方法
において、乾燥あるいはコンポスト化した有機廃棄物に
炭化物を加え、この混合物の水分を35〜60%W.
B.に調製したのち加熱処理して脱臭することを特徴と
する有機廃棄物を原料とする肥料の製造方法。 - 【請求項2】加えられる炭化物が、乾燥した有機廃棄
物、コンポスト化した有機廃棄物あるいはし尿処理場、
下水処理場で発生するし渣を炭化した物であることを特
徴とする請求項1記載の有機廃棄物を原料とする肥料の
製造方法。 - 【請求項3】加熱処理後所定時間通気することを特徴と
する請求項1または2記載の有機廃棄物を原料とする肥
料の製造方法。 - 【請求項4】有機廃棄物に加えられる炭化物の量が、乾
物重量で乾燥あるいはコンポスト化した有機廃棄物の2
0%以上150%以下であることを特徴とする請求項
1、2または3記載の有機廃棄物を原料とする肥料の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000024009A JP2001220279A (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 有機廃棄物を原料とする肥料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000024009A JP2001220279A (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 有機廃棄物を原料とする肥料の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001220279A true JP2001220279A (ja) | 2001-08-14 |
Family
ID=18550083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000024009A Pending JP2001220279A (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 有機廃棄物を原料とする肥料の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001220279A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102515892A (zh) * | 2011-10-26 | 2012-06-27 | 周玉涛 | 生物质有机肥料及其加工方法 |
-
2000
- 2000-02-01 JP JP2000024009A patent/JP2001220279A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102515892A (zh) * | 2011-10-26 | 2012-06-27 | 周玉涛 | 生物质有机肥料及其加工方法 |
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