JP2001220160A - 石英ガラスルツボ製造用カーボン型 - Google Patents

石英ガラスルツボ製造用カーボン型

Info

Publication number
JP2001220160A
JP2001220160A JP2000035431A JP2000035431A JP2001220160A JP 2001220160 A JP2001220160 A JP 2001220160A JP 2000035431 A JP2000035431 A JP 2000035431A JP 2000035431 A JP2000035431 A JP 2000035431A JP 2001220160 A JP2001220160 A JP 2001220160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbon mold
carbon
quartz glass
mold
thermal conductivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000035431A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihisa Abe
芳久 阿部
Norio Kondo
憲生 近藤
Hideo Nakanishi
秀夫 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP2000035431A priority Critical patent/JP2001220160A/ja
Publication of JP2001220160A publication Critical patent/JP2001220160A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B19/00Other methods of shaping glass
    • C03B19/09Other methods of shaping glass by fusing powdered glass in a shaping mould
    • C03B19/095Other methods of shaping glass by fusing powdered glass in a shaping mould by centrifuging, e.g. arc discharge in rotating mould

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Glass Melting And Manufacturing (AREA)
  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、カーボン型直胴部下のR部の熱
伝導率をその他の部分の1/20に下げて、この部分で
シリカ粉末の溶融後れをなくし、石英ガラスルツボの溶
融成形効率を上昇させることができるようにしたもので
ある。 【解決手段】 この発明は、カーボン型1直胴部下のR
部2の熱伝導率を、その他の部分の1/20としたこと
を特徴とする石英ガラスルツボ製造用カーボン型であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、石英ガラスルツ
ボ製造用カーボン型に関するものである。特に、カーボ
ン型直胴部下のR部の熱伝導率を下げて、この部分で石
英ガラス粉末の溶融後れをなくし、石英ガラスルツボの
溶融成形効率を上昇させることができるようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン単結晶は石英ガラスルツ
ボに多結晶シリコン原料を装填してチョクラスキー法で
製造されているが、ここに用いる石英ガラスルツボは、
回転するカーボン型に原料のシリカ粉末を充填しカーボ
ン型を中心軸に対して回転させることにより、原料のシ
リカ粉末をカーボン型内面形状に成形保持させ、この状
態にして内部からこれを加熱溶融して製造されている。
【0003】しかしながら、かかるカーボン型を用いた
石英ガラスルツボの成形にあっては、カーボン型がすべ
ての部位で同じ材質であったために、カーボン型の直胴
部下の小R部に対応するシリカ粉末の溶融が著しく遅れ
或いは不十分となって、この部分で強度不足の石英ガラ
スルツボとなる恐れがあった。
【0004】即ち、石英ガラスルツボは、直胴部下の小
R部がその他の部分よりは強度がかかるので、この部分
では厚さが大きくなるように成形されるものである。従
って、原料のシリカ粉末をカーボン型内面形状に成形保
持した内部からこれを加熱溶融してシリカガラスルツボ
を製造する場合に、この直胴部下の小R部では多量の熱
量を必要とするにも拘わらず、これを作る従来のカーボ
ン型は熱伝導が良好なカーボンを上記のように全て同じ
材質で作っているために、直胴部下の小R部では原料の
シリカ粉末の溶融が不十分となって製造効率が低下した
り、或いはこの部分で強度が不足するルツボとなるとい
った恐れがあった。そこで、カーボン型内の直胴部下に
ある小R部のシリカ粉末の溶融に対しても、他の部分と
同様の溶融をもたらすようなカーボン型の形状、構造が
従来から要請されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、カーボン
型直胴部下のR部の熱伝導率をその他の部分の1/20
以下に下げて、この部分でシリカ粉末の溶融後れをなく
し、石英ガラスルツボの溶融成形効率を上昇させること
ができるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための課題】この発明は、カーボン型
直胴部下のR部の熱伝導率を、その他の部分の1/20
以下としたことを特徴とする石英ガラスルツボ製造用カ
ーボン型(請求項1)、カーボン型直胴部下のR部に凹
欠部を形成し、この凹欠部に熱伝導率がカーボンより小
さい粉末を充填して、前記R部の熱伝導率をその他の部
分の1/20以下としたことを特徴とする石英ガラスル
ツボ製造用カーボン型(請求項2)およびカーボン型直
胴部下のR部に断熱性ケーシングを嵌合して、前記R部
の熱伝導率をその他の部分の1/20以下としたことを
特徴とする石英ガラスルツボ製造用カーボン型(請求項
3)である。
【0007】
【発明の実施の態様】この発明は、石英ガラス製造用カ
ーボン型の直胴部の直下にあるR部分の熱伝導率を、そ
の他の部分の熱伝導率よりも小さくしてこの部分での放
熱を抑制した石英ガラス製造用カーボン型である。カー
ボン型を回転してその内面に原料シリカ粉末を成形保持
すると、原料のシリカ粉末は必然的にカーボン型の直胴
部下のR部分が他の部分に比較して厚く成形保持される
とともに、またこのR部を分厚く形成することによって
強度的にも耐え得る石英ガラスルツボとすることが可能
となるものである。
【0008】しかしながら、次の工程でこのカーボン型
の内面に成形保持されたシリカ粉末を内面からカーボン
電極で加熱溶融する段となると、逆にこのカーボン型の
直胴部下のR部分で他の部分に比較して厚く成形保持さ
れたシリカ粉末の加熱溶融が他の部分より困難になって
遅れるといった問題を生ずることになっていた。特に、
カーボン型は熱伝導性が良好なため上記のR部の加熱溶
融には時間がかかり製造効率の低下となっていた。そこ
で、この発明では石英ガラス製造用カーボン型の直胴部
の直下にあるR部分を、その他の部分の熱伝導率よりも
1/20以下と小さくしてこの部分での放熱を抑制し原
料のシリカ粉末の溶融遅れをなくしたものである。
【0009】かかる石英ルツボ製造用カーボン型の具体
的な構造の一例は図1に示すものである。図1は、石英
ルツボ製造用カーボン型1の側断面を示したものである
が、このカーボン型はその直胴部下のR部分2に凹欠部
3を設けたものである。さらにこの直胴部下のR部分2
に相当する部分の材質は、その熱伝導率が1W/m/K
以下の小さい材料を用いることが好ましい。
【0010】図2は、カーボン型1を回転しつつこの中
に原料のシリカ粉末4を充填してこれを成形保持した状
態を示したものである。この図2によっても明らかなよ
うに、この状態にするとカーボン型1の凹欠部3には必
然的に原料のシリカ粉末4が充填されることになる。
これによりカーボン型1のR部分2の凹欠部3がカーボ
ンに比較して熱伝導率の小さなシリカ粉末に置換された
ものとなる。この状態にしてカーボン電極5でカーボン
型内に成形保持されたシリカ粉末4を加熱溶融すると、
カーボン型1のR部分2の熱伝導性が小さいためにこの
部分のシリカ粉末の溶融が効率的に行われることにな
る。なお、凹欠部3の形状はここにシリカ粉末4を充填
した場合に、この部分の熱伝導率が他の部分の1/20
以下となるような形状にする。更に好ましくは1/40
である。
【0011】上記事例では、カーボン型1のR部分2の
凹欠部3に充填される粉末は原料シリカ粉末と同じシリ
カ粉末を用いたが、この外に原料とは別のシリカ粉末を
用いてもまたシリカ粉末以外でカーボンより熱伝導率が
小さい粉末を用いてもよい。
【0012】上記のようにてカーボン型の直胴部下のR
部は、その熱伝導率をその他の1/20以下とすること
が必要で、これが1/20を超えると蓄熱が十分に行わ
れないで、この部分のシリカ粉末の加熱溶融に遅れが生
ずることになる。
【0013】図3は、カーボン型10の直胴部下のR部
11に断熱性ケーシング12を嵌合したものを、前記R
部の熱伝導率を低下したものを誇張して、断熱性ケーシ
ング12を別部材のようにして示したものである。ここ
に用いる断熱性ケーシング12は材質がカーボンに比べ
熱伝導率が小さく、例えば各種多孔質体、一例をあげれ
ば多孔質シリカなどである。なお、ここに用いる断熱性
ケーシングの材質、厚みなどの形状は、これを嵌合した
カーボン型のR部の熱伝導率が他の部分の1/20以下
となるようにする。断熱性ケーシングをカーボン型に嵌
装するには、例えばカーボン型を割型としてその直胴部
下のR部に断熱性ケーシングを嵌合する。
【0014】先に示した図2のようにして、カーボン型
直胴部下のR部の熱伝導率をその他の部分の1/20と
したカーボン型を回転しながらその内面に原料シリカ粉
末を成形保持し、これを加熱溶融すると溶融開始から2
0分して、石英粉末の溶融層に従来のカーボン型を用い
たものと比較して変化が認められる。図4は、この発明
のカーボン型を用いて型内に成形保持されたシリカ粉末
が溶融を開始してから20分後のシリカ粉末の溶融層と
未溶融層(石英粉体層)を、コンピューターシミュレー
ションを用いて示したものである。また、図5は従来の
カーボン型を用いた場合のシリカ粉末の溶融層と未溶融
層(石英粉体層)を同様にして示したものである。いず
れの図においても内側が溶融層、外側が未溶融層(石英
粉体層)である。これによっても明らかなように、本発
明のカーボン型を用いることによって、型の内側の石英
粉体が従来のカーボン型を用いたものよりも溶融層が厚
く、この部分での溶融遅れがなく他の部分との均一な溶
融が行われていることが認められる。
【0015】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば原料の
石英粉末を成形保持するためのカーボン型に対して、そ
の直胴部下のR部の熱伝導率をその他の部分の1/20
以下としたことによって、これを加熱溶融する際の溶融
の著しい遅れがなくなり、石英ガラスルツボの溶融成形
効率の向上を一層はかることができるようになったもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になる石英ガラスルツボ製
造用カーボン型の断面図。
【図2】図1に示す石英ガラスルツボ製造用カーボン型
を用いて石英ガラス粉末を型内に成形保持した状態を示
した断面図。
【図3】この発明の他の実施例になるカーボン型で、型
直胴部下のR部に断熱性ケーシングを嵌合したもので、
断熱性ケーシングを誇張して区別して示した説明図。
【図4】この発明になるカーボン型を用いて型内に成形
保持した石英ガラス粉末を加熱溶融した状態を示した説
明図。
【図5】従来のカーボン型を用いて型内に成形保持した
石英ガラス粉末を加熱溶融した状態を示した説明図。
【符号の説明】
1…カーボン型、2…R部、3…凹欠部、4、4…シ
リカ粉末、5…カーボン電極、12…断熱性ケーシン
グ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 秀夫 神奈川県秦野市曽屋30番地 東芝セラミッ クス株式会社開発研究所内 Fターム(参考) 4G014 AH00 4G077 AA02 BA04 CF00 EG02 HA12 PD01 PD02 PD11 PD12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カーボン型直胴部下のR部の熱伝導率
    を、その他の部分の1/20以下としたことを特徴とす
    る石英ガラスルツボ製造用カーボン型。
  2. 【請求項2】 カーボン型直胴部下のR部に凹欠部を形
    成し、この凹欠部に熱伝導率がカーボンより小さい粉末
    を充填して、前記R部の熱伝導率をその他の部分の1/
    20以下としたことを特徴とする石英ガラスルツボ製造
    用カーボン型。
  3. 【請求項3】 カーボン型直胴部下のR部に断熱性ケー
    シングを嵌合して、前記R部の熱伝導率をその他の部分
    の1/20以下としたことを特徴とする石英ガラスルツ
    ボ製造用カーボン型。
JP2000035431A 2000-02-14 2000-02-14 石英ガラスルツボ製造用カーボン型 Pending JP2001220160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000035431A JP2001220160A (ja) 2000-02-14 2000-02-14 石英ガラスルツボ製造用カーボン型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000035431A JP2001220160A (ja) 2000-02-14 2000-02-14 石英ガラスルツボ製造用カーボン型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001220160A true JP2001220160A (ja) 2001-08-14

Family

ID=18559633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000035431A Pending JP2001220160A (ja) 2000-02-14 2000-02-14 石英ガラスルツボ製造用カーボン型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001220160A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2163529A1 (en) * 2008-08-30 2010-03-17 Japan Super Quartz Corporation Apparatus for the production of silica crucible
JP2011079679A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Japan Siper Quarts Corp 石英ガラスルツボ製造装置、及び、石英ガラスルツボの製造方法
CN102286779A (zh) * 2011-08-15 2011-12-21 宁夏日晶新能源装备股份有限公司 下腔体保温结构及采用下腔体保温结构的多晶炉

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2163529A1 (en) * 2008-08-30 2010-03-17 Japan Super Quartz Corporation Apparatus for the production of silica crucible
JP2010077016A (ja) * 2008-08-30 2010-04-08 Japan Siper Quarts Corp 石英ルツボの製造装置
US8075689B2 (en) 2008-08-30 2011-12-13 Japan Super Quartz Corporation Apparatus for the production of silica crucible
JP2011079679A (ja) * 2009-10-02 2011-04-21 Japan Siper Quarts Corp 石英ガラスルツボ製造装置、及び、石英ガラスルツボの製造方法
CN102286779A (zh) * 2011-08-15 2011-12-21 宁夏日晶新能源装备股份有限公司 下腔体保温结构及采用下腔体保温结构的多晶炉

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1290250B1 (en) Multilayered quartz glass crucible and method of its production
KR940009939B1 (ko) 석영제 2중도가니의 제조방법
JP4166241B2 (ja) シリコン単結晶引上げ用石英ガラスルツボ及びその製造方法
US20020166341A1 (en) Technique for quartz crucible fabrication having reduced bubble content in the wall
US20100319608A1 (en) Silica glass crucible, method of manufacturing the same and pulling method
EP1750320A4 (en) CONDUCTIVE STRUCTURE, PROCESS FOR THEIR MANUFACTURE AND DISCONNECTOR FOR A FUEL CELL
JP4758597B2 (ja) 回転対称型石英ガラスるつぼの製造方法および該方法を実施するための装置
TWI648230B (zh) 用於形成不透明石英玻璃組件的方法
JP2007169145A (ja) ノズルを備えたシリカるつぼ及びその製造方法
US4218418A (en) Processes of casting an ingot and making a silica container
KR101474043B1 (ko) 실리콘 단결정 인상용 석영유리 도가니 및 그 제조방법
JPS62212234A (ja) ガラスの製造法
JP2923720B2 (ja) シリコン単結晶引上げ用石英ルツボ
JPH06329493A (ja) シリコン単結晶引上げ用石英ルツボ
JP2001220160A (ja) 石英ガラスルツボ製造用カーボン型
JP2013224232A (ja) シリコン単結晶育成用石英るつぼ、シリコン単結晶育成用石英るつぼの製造方法、およびシリコン単結晶の製造方法
JP2006124235A (ja) 石英ガラスルツボとその製造方法および用途
JPS62212235A (ja) ガラスの製造法
JPS6041625B2 (ja) 石英ガラス製の平らな透明物体の製造方法及び装置
JP3136533B2 (ja) シリコン単結晶引上げ用石英ルツボ
KR20120000515A (ko) 실리카 유리 도가니 및 실리콘 잉곳의 제조 방법
JP2011073925A (ja) シリコン単結晶引上げ用シリカガラスルツボ
JPH0597571A (ja) シリコン単結晶引上げ用ルツボ
JP2000159593A (ja) 石英ガラスるつぼの製造方法
JP3433976B2 (ja) ガラス溶融ルツボ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070711

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20071106