JP2001220073A - エレベータの通信装置、エレベータ装置およびエレベータの通信方法 - Google Patents

エレベータの通信装置、エレベータ装置およびエレベータの通信方法

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JP2001220073A
JP2001220073A JP2000030381A JP2000030381A JP2001220073A JP 2001220073 A JP2001220073 A JP 2001220073A JP 2000030381 A JP2000030381 A JP 2000030381A JP 2000030381 A JP2000030381 A JP 2000030381A JP 2001220073 A JP2001220073 A JP 2001220073A
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car
building
communication device
hoistway
elevator
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Susumu Tanaka
進 田中
Hiroshi Ando
宏 安藤
Yoshiro Nishimura
芳朗 西村
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 かご走行中においても制御信号を無線で伝送
できるようにし、かつ昇降路長の変更に応じた通信装置
の設置が容易なエレベータ装置を得ること。 【解決手段】 昇降路27内を走行するかご9と、かご
9の昇降路内の位置を検出するとともにかご9の走行を
制御するエレベータ駆動制御装置28と、かご9に設け
られたかご側赤外線送受信装置26と、昇降路内に設け
られ、かご9の走行方向に互いに距離を隔てて位置する
複数の建屋側赤外線送受信装置24a〜cとを設け、エ
レベータ駆動制御装置28がかご9の昇降路内の位置に
応じ、建屋側赤外線送受信装置24a〜cから使用する
建屋通信装置を選択し、選択された建屋側赤外線送受信
装置24とかご側赤外線送受信装置26との間で無線通
信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、昇降路内を走行
するかごに設けられた機器と建屋に設けられた機器との
間で信号を無線で伝送するエレベータの通信装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来のエレベータの通信装置を
示す側面図である。同図において、1はエレベータの機
械室であり、その中には建屋側の制御回路2と巻上機6
が設置されている。制御回路2は昇降路に固定された固
定制御ケーブル3を介して中継機4、そして建屋側吊手
5に接続されている。9はかごであり、その中にはかご
側制御回路10が設置されており、かご側吊手11に接
続されており、可動制御ケーブル12は建屋側吊手5と
かご側吊手11にぶら下がる形で接続され、建屋側とか
ご側との間での制御信号の伝送を実現している。8は釣
合いおもりであり、巻上機6に巻き付いた主索7を介し
てかご9と接続されている。
【0003】図4は特開平6−171872号公報に示
された遠隔開閉装置の構成図であり、同図において13
はかご、14はかごに取付けられた赤外線送信機、15
は階床に設置された赤外線受信機である。16はフロア
である。この遠隔開閉装置は、赤外線を用いてフロア扉
の開閉を制御するものである。かご13が階床に到着す
ると、かご13に取付けられた赤外線送信機14から赤
外線信号を発信し、これを当該階床に設置された赤外線
受信機15によって受信し、フロア扉の自動開閉を行
う。
【0004】図5は特公昭63−300084号公報に
示されたエレベータの通信装置の側面図であり、機械室
17に設置された通信装置18とかご20に設置された
通信装置21には、それぞれ指向性アンテナ19、22
が接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示されるようなエレベータ通信装置においては、建屋側
制御回路2とかご側制御回路10との間の信号の授受を
可動制御ケーブル12を介して行っているため、かご9
が昇降すると、可動制御ケーブル12が昇降路の壁等の
障害物等に接触して損傷することによって、寿命も短く
なり、信頼性も低くなるといった問題があった。
【0006】また、昇降工程が長くなったり、可動制御
ケーブル12の強度を確保するために太くした場合に
は、コストが急激に増加するといった問題や、同ケーブ
ル12の自重が重くなり、建屋側吊手5やかご側吊手1
0の強度確保や設置が極めて困難になるという問題があ
った。
【0007】図4に示されるような遠隔開閉装置におい
ては、フロア扉の開閉のみをかご13からの指示により
行うものであり、かご13が走行中に必要な制御信号の
やり取りを赤外線通信で行うものではない。
【0008】図5に示されるようなエレベータ通信装置
においては、制御信号のケーブルレスを実現している
が、機械室17側とかご20側で通信装置が1対1のた
め、機械室17とかご20が最も離れた時においても通
信が出来るよう、高性能な通信装置を開発する必要があ
り、コストが高くつくという問題があった。さらに昇降
路長が変わるたびに、それに応じた通信装置の開発、も
しくは調整をしなくてはならないという問題があった。
【0009】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、かご走行中においても制御信号
を無線で伝送できるようにし、かつ昇降路長の変更に応
じた通信装置の設置が容易なエレベータの通信装置およ
び通信方法を得ることを目的とする。また、かご走行中
においても制御信号を無線で伝送できるようにし、かつ
昇降路長の変更に応じた通信装置の設置が容易なエレベ
ータ装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明におけるエレベ
ータの通信装置は、昇降路内を走行するかごに設けられ
た機器と建屋に設けられた機器との間で通信を行うエレ
ベータの通信装置であって、前記かごに設けられたかご
通信装置と、前記昇降路内に設けられ、前記かごの走行
方向に互いに距離を隔てて位置する複数の建屋通信装置
とを有し、前記かご通信装置と前記建屋通信装置との間
で信号を無線で伝送するものである。
【0011】また、前記かごの昇降路内の位置に応じ、
前記複数の建屋通信装置から使用する建屋通信装置を選
択する選択手段を有し、前記かご通信装置は前記選択手
段によって選択された建屋通信装置との間で信号を無線
で伝送するものである。
【0012】この発明におけるエレベータ装置は、昇降
路内を走行するかごと、当該かごの昇降路内の位置を検
出し、前記かごの走行を制御するエレベータ駆動制御装
置と、前記かごに設けられたかご通信装置と、前記昇降
路内に設けられ、前記かごの走行方向に互いに距離を隔
てて位置する複数の建屋通信装置と、前記エレベータ駆
動制御装置により検出された前記かごの昇降路内の位置
に応じ、前記複数の建屋通信装置から使用する建屋通信
装置を選択する選択手段とを有し、当該選択された建屋
通信装置と前記かご通信装置との間で信号を無線で伝送
するものである。
【0013】この発明におけるエレベータの通信方法
は、昇降路内を走行するかごに設けられた機器と建屋に
設けられた機器との間で通信を行うエレベータの通信方
法であって、前記昇降路内の前記かごの位置を検出する
位置検出ステップと、前記かご位置検出ステップによっ
て検出されたかご位置に応じ、前記昇降路内に互いに距
離を隔てて設けられた複数の建屋通信装置から使用する
建屋通信装置を選択する選択ステップと、当該選択ステ
ップにおいて選択された建屋通信装置と前記かごに設け
られたかご通信装置との間で信号を無線で伝送する伝送
ステップとを有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態を図1を用いて説明する。図1は、本発明
におけるエレベータ通信装置に関する図である。図にお
いては、1はエレベータの機械室であり、その中には巻
上機6、建屋側制御回路2が設置されている。この建屋
側制御回路2は建屋側処理回路23と接続され、昇降路
27に固定された固定制御ケーブル3を介して等間隔に
設置された建屋側赤外線送受信装置24a〜24cに接
続されている。建屋側赤外線送受信装置24a〜24c
は、昇降路27の長手方向、即ち昇降路27内において
かご9の走行方向に互いに距離を隔てて配置されてい
る。これら建屋側赤外線送受信装置24a〜24cは赤
外線LEDを有しており、この赤外線LEDの発光によ
り赤外線信号を発信する。8は釣合いおもり、9は昇降
路27内を走行するかごであり、釣合いおもり8とかご
9とは巻上機6に巻き付いた主索7を介して接続されて
いる。巻上機6の駆動によってかご9と釣合いおもり8
は昇降路27内を上下移動する。
【0015】かご9にはかご側制御回路10、かご側制
御回路10に接続されたかご側信号処理回路25、かご
側信号処理回路25に接続されたかご側赤外線送受信装
置26が設置されている。かご側制御回路10はかご内
に設置されている機器、例えば行先登録装置やかご扉駆
動装置、インタホン、照明灯、スピーカ等に接続されて
いる。かご側赤外線送受信装置26は赤外線LEDを有
しており、この赤外線LEDの発光により赤外線信号を
発信する。
【0016】28は、巻上機6の駆動を含めたエレベー
タ装置全体の制御を行うエレベータ駆動制御装置であ
る。エレベータ駆動制御装置28は巻上機6、建屋側制
御回路2および各階床に設置された呼び登録装置29と
接続されている。さらに、本実施の形態では建屋側赤外
線送受信装置24a〜24cとかご側赤外線送受信装置
26とは送信回路と受信回路の両回路を有しており、両
方向の通信が可能となっている。
【0017】次に信号の流れについて説明する。乗客が
行先登録装置に行先登録を行うことで出力された行先階
指定信号は、かご側制御回路10、かご側信号処理回路
25を介してかご側赤外線送受信装置26から送信され
る。そして、送信信号を建屋側赤外線送受信装置24a
〜24cのいずれかで受信し、建屋側信号処理回路23
を介して建屋側制御回路2に通知される。建屋側制御回
路2からエレベータ駆動制御装置28に行先階指定信号
が通知され、エレベータ駆動制御装置28はかご9の移
動を決定する。エレベータ駆動制御装置28は、かご9
内の行先登録装置で指定された階床にかご9を停止させ
るよう、巻上機6を制御する。またかご9の移動速度の
制御等を行う。
【0018】また、各階床の呼び登録装置29に呼びが
登録された場合には、呼び信号がエレベータ駆動制御装
置28に通知され、エレベータ駆動制御装置28が呼び
が発生した階床にかご9を停止するように巻上機6を制
御する。さらに、エレベータ駆動制御装置28はかご9
を階床に停止させた際に、建屋側制御回路2から建屋側
赤外線送受信装置24a〜24c、かご側赤外線送受信
装置26からかご側制御回路10を介してかご9の扉を
開閉するように指示するかご開閉信号を送信し、かご9
の扉の開閉制御を行う。その他、エレベータ駆動制御装
置28は、建屋側赤外線送受信装置24a〜24cとか
ご側赤外線送受信装置26との間の無線通信によってか
ご内に設けられたインタホン、照明灯、スピーカ等の制
御も行う。
【0019】次に建屋側赤外線送受信装置24a〜24
cとかご側赤外線送受信装置26間の信号の送受信動作
について説明する。本実施の形態のエレベータ通信装置
では、かご9の昇降路27内の位置に対応して使用する
建屋側赤外線送受信装置24を切り替える。以下、この
手順を図2を用いて説明する。
【0020】まず、エレベータ駆動制御装置28はかご
9の昇降路27内の位置を認識する(ST11)。この
かご9の昇降路27内の位置検出は、かごと建屋側に取
付けられたセンサーや巻上機のパルスカウンター等で行
い、その検出結果がエレベータ駆動制御装置28に通知
されることで、エレベータ駆動制御装置28はかご9の
昇降路27内の位置を認識する。
【0021】エレベータ駆動制御装置28は、複数の建
屋側赤外線送受信装置24a〜24cの中からST11
で検出したかご9の位置に適した建屋側赤外線送受信装
置を選択する(ST12)。建屋側赤外線送受信装置2
4a〜24cおよびかご側赤外線送受信装置26は、赤
外線LEDが持つ指向性でカバーできる範囲を広げるた
め、建屋側赤外線送受信装置24a〜24cは下向きに
設定しており、かご側赤外線送受信装置26は上向きに
設定している。そのため、かご9の位置関係だけではな
く、かご側赤外線送受信装置26と建屋側赤外線送受信
装置24a〜24cの指向性を考慮した上で建屋側赤外
線送受信装置24を選択することになる。
【0022】そして、選択した建屋側赤外線送受信装置
を建屋側制御回路2に対して指示する(ST13)。例
えば、かご9が最も低い場所に位置するときは、エレベ
ータ駆動制御装置28は最も低い場所に位置する建屋側
赤外線送受信装置24cを使用するよう選択し、建屋側
赤外線送受信装置24cを使用するよう建屋側制御回路
2に指示する。建屋側制回路2はエレベータ駆動制御装
置28から送信指示が出ているかを判断する(ST1
4)。
【0023】送信指示が出ている場合には、建屋側制御
回路2はエレベータ駆動制御装置28から通知された指
示信号を建屋側信号処理回路23を介して建屋側赤外線
送受信装置24cから送信させる(ST15)。このと
き選択されていない建屋側赤外線送受信装置24a、2
4bは赤外線信号を送信しない(赤外線LEDを発光さ
せない)。
【0024】かご側制御回路10は建屋側赤外線送受信
装置24cからの指示信号をかご側赤外線送受信装置2
6を介して受信し(ST16)、かご9に設けられた機
器に指示信号に応じた処理を実行させる(ST17)。
【0025】ステップST14において、エレベータ駆
動制御装置28から送信指示が出ていないと建屋側制御
回路2が判断した場合には、建屋側制御回路2はエレベ
ータ駆動制御装置28によって選択された建屋側赤外線
送受信装置24cを待ち受け状態とする(ST18)。
かご側赤外線送受信装置26から指示信号が送信される
と(ST19)、建屋側赤外線送受信装置24cがその
指示信号を受信する(ST20)。受信した指示信号は
建屋側制御回路2を介してエレベータ駆動制御装置に2
8に通知され、指示に基づいた処理を実行する(ST1
7)。
【0026】上記の例ではかご9が最も低い場所に位置
している場合について説明したが、かご9が上昇して中
ほどの高さに位置するときは、建屋側赤外線送受信装置
24bが選択され、建屋側赤外線送受信装置24bとか
ご側赤外線送受信装置26にて赤外線を介して信号の送
受信を行う。同様に、かご9がさらに上昇して最も高い
場所に位置するときには、最も高い場所に位置する建屋
側赤外線送受信装置24aが選択され、建屋側赤外線送
受信装置24aとかご側赤外線送受信装置26にて赤外
線を介して信号の送受信を行う。
【0027】尚、エレベータ駆動制御装置28からの送
信とかご側制御回路10からの送信の双方を行う場合に
は、ST11〜ステップST13の後、ST15〜ST
17の処理およびST18〜ST20の処理を行うよう
にすればよい。送信と受信の信号周波数を異ならせる場
合には、ST15〜ST17の処理とST18〜ST2
0の処理を同時に実行することも可能である。さらに、
建屋側赤外線送受信装置24a〜24cやかご側赤外線
送受信装置26の赤外線LEDと赤外線受信器との間に
遮蔽板を設ける等すれば同一周波数で同時に送受信を行
うことも可能である。
【0028】エレベータ駆動制御装置28は、ステップ
ST11におけるかご9の位置検出を常時実行してお
り、かご9の移動に応じ、ステップST12において選
択する建屋側赤外線送受信装置を適宜切り替える。尚、
本実施の形態ではエレベータ駆動制御装置28が建屋側
赤外線送受信装置24を選択する選択手段としての機能
を有している。この選択手段は建屋側制御回路2に持た
せることも可能である。この場合にはエレベータ駆動制
御装置28からかご9の位置検出結果を受けて建屋側制
御回路2がかご9の位置に近い建屋側赤外線送受信装置
を選択する。
【0029】尚、建屋側の各赤外線送受信装置24a〜
24cをノードと呼び、かごの位置に伴いノードを切り
替えて通信する方式を、ここではノード切替方式と呼
ぶ。この実施の形態におけるエレベータの通信装置は、
昇降路27内に互いに離れて配置された複数の建屋側赤
外線送受信装置24a〜24cを有するので、法規制や
電波妨害に対する対策を施す必要が低減される。また、
短距離用の赤外線送受信装置を使用することが出来、コ
ストを下げることができる。さらに、エレベータの場
合、設置場所によって昇降路長が変わることが有り得る
が、その距離に応じ、建屋側赤外線送受信装置24の数
を変更することにより対応することができるメリットも
ある。また、かご9の位置に応じ、使用する建屋側赤外
線送受信装置24を切り替えるので、かごの走行中にお
いても信号の送受信を行うことができ、その信頼性も高
まる。
【0030】尚、本実施の形態では、ケーブルレスの手
段として赤外線を用いたもので説明したが、これは一例
であり他の方式により無線通信を行うようにしても良
い。同様に、本実施の形態では3つのノードで説明した
が、昇降路の長さ、赤外線送受信装置の能力により、そ
の数を増減しても差し支えない。
【0031】尚、本実施の形態ではかご9の昇降路27
内の位置に応じ、使用する建屋側赤外線送受信装置24
a〜24cを切り替えているが、すべての建屋側赤外線
送受信装置24a〜24cを使用するようにしてもよ
い。即ち、かご側赤外線送受信装置26が信号を受信す
る場合には、かご側赤外線送受信装置26は建屋側赤外
線送受信装置24a〜24cから受信した信号の内、信
号強度の高いものを受信信号とする。逆に建屋側赤外線
送受信装置が信号を受信する場合には、建屋側赤外線送
受信装置24a〜24cがそれぞれ受信した信号の内、
信号強度の高いものを受信信号とする。
【0032】この場合、具体的には、受信信号強度検出
RSSI(Received Signal Stre
ngth Indicator)等のレベル信号検知回
路を建屋側赤外線送受信装置24a〜24cに設け、建
屋側赤外線送受信装置24a〜24cから受信信号とと
もにRSSI信号を建屋側信号処理回路25に伝送し、
建屋側信号処理回路25で強度の強い建屋側赤外線送受
信装置を選択する方法、建屋側赤外線送受信装置24a
〜24cにて受信信号の強度を検出し、正常受信とみな
せるレベルであった場合のみ建屋側信号処理回路25へ
伝送する方法とが考えられる。
【0033】ただ、本実施の形態のようにかご9の昇降
路27内の位置に応じ、使用する建屋側赤外線送受信装
置24a〜24cを切り替える場合には、選択されてい
ない建屋側赤外線送受信装置24は赤外発光を行わない
ので、消費電力を低減することができるとともに赤外発
光LEDの寿命を長くすることができる。また、レベル
信号検知回路等の回路が不要、RSSIレベルの設定等
の問題が不要となる、という利点もある。
【0034】尚、この明細書において建屋とは、昇降路
27内を移動する物体以外の部分を意味し、昇降路壁お
よび建物フロア、機械室を含むものである。この実施の
形態における建屋側赤外線送受信装置24a〜24cは
建屋通信装置の一例であり、かご側赤外線送受信装置2
6はかご通信装置の一例である。また、エレベータ駆動
制御装置28は選択手段の機能を有している。
【0035】
【発明の効果】この発明におけるエレベータの通信装置
は、昇降路内を走行するかごに設けられた機器と建屋に
設けられた機器との間で通信を行うエレベータの通信装
置であって、前記かごに設けられたかご通信装置と、前
記昇降路内に設けられ、前記かごの走行方向に互いに距
離を隔てて位置する複数の建屋通信装置とを有し、前記
かご通信装置と前記建屋通信装置との間で信号を無線で
伝送するため、昇降路長の変更に応じた通信装置の設置
が容易となる。
【0036】また、前記かごの昇降路内の位置に応じ、
前記複数の建屋通信装置から使用する建屋通信装置を選
択する選択手段を有し、前記かご通信装置は前記選択手
段によって選択された建屋通信装置との間で信号を無線
で伝送するため、かご走行中におけるかご通信装置と建
屋通信装置間の通信の信頼性を高めることができる。
【0037】この発明におけるエレベータ装置は、昇降
路内を走行するかごと、当該かごの昇降路内の位置を検
出し、前記かごの走行を制御するエレベータ駆動制御装
置と、前記かごに設けられたかご通信装置と、前記昇降
路内に設けられ、前記かごの走行方向に互いに距離を隔
てて位置する複数の建屋通信装置と、前記エレベータ駆
動制御装置により検出された前記かごの昇降路内の位置
に応じ、前記複数の建屋通信装置から使用する建屋通信
装置を選択する選択手段とを有し、当該選択された建屋
通信装置と前記かご通信装置との間で信号を無線で伝送
するため、かご走行中におけるかご通信装置と建屋通信
装置間の通信の信頼性を高めることができる。
【0038】この発明におけるエレベータの通信方法
は、昇降路内を走行するかごに設けられた機器と建屋に
設けられた機器との間で通信を行うエレベータの通信方
法であって、前記昇降路内の前記かごの位置を検出する
位置検出ステップと、前記かご位置検出ステップによっ
て検出されたかご位置に応じ、前記昇降路内に互いに距
離を隔てて設けられた複数の建屋通信装置から使用する
建屋通信装置を選択する選択ステップと、当該選択ステ
ップにおいて選択された建屋通信装置と前記かごに設け
られたかご通信装置との間で信号を無線で伝送する伝送
ステップとを有するため、かご走行中におけるかご通信
装置と建屋通信装置間の通信の信頼性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態におけるエレベータ通信装置の構
成図である。
【図2】 建屋側赤外線送受信装置24a〜24cとか
ご側赤外線送受信装置26間の信号の送受信の手順を示
すフローチャートである。
【図3】 制御ケーブルを用いた従来のエレベータ通信
装置の構成図である。
【図4】 フロア扉の開閉を赤外線を用いて指示する従
来の遠隔開閉装置の構成図である。
【図5】 電波を用いた従来のエレベータ通信装置の構
成図である。
【符号の説明】
1 機械室、2 建屋側制御回路、3 建屋側信号処理
回路、6 巻上機、7主索、8 釣合いおもり、9 か
ご、10 かご側制御回路、23 建屋側信号処理回
路、24a〜24c 建屋側赤外線送受信装置(建屋通
信装置)、25かご側信号処理回路、26 かご側赤外
線送受信装置(かご通信装置)、27昇降路、28 エ
レベータ駆動制御装置(選択手段)、29 呼び登録装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 芳朗 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3F303 BA04 CB12 FA14 3F305 BA11 BB11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降路内を走行するかごに設けられた機
    器と建屋に設けられた機器との間で通信を行うエレベー
    タの通信装置であって、前記かごに設けられたかご通信
    装置と、前記昇降路内に設けられ、前記かごの走行方向
    に互いに距離を隔てて位置する複数の建屋通信装置とを
    有し、前記かご通信装置と前記建屋通信装置との間で信
    号を無線で伝送することを特徴とするエレベータの通信
    装置。
  2. 【請求項2】 前記かごの昇降路内の位置に応じ、前記
    複数の建屋通信装置から使用する建屋通信装置を選択す
    る選択手段を有し、前記かご通信装置は前記選択手段に
    よって選択された建屋通信装置との間で信号を無線で伝
    送することを特徴とする請求項1記載のエレベータの通
    信装置。
  3. 【請求項3】 昇降路内を走行するかごと、当該かごの
    昇降路内の位置を検出し、前記かごの走行を制御するエ
    レベータ駆動制御装置と、前記かごに設けられたかご通
    信装置と、前記昇降路内に設けられ、前記かごの走行方
    向に互いに距離を隔てて位置する複数の建屋通信装置
    と、前記エレベータ駆動制御装置により検出された前記
    かごの昇降路内の位置に応じ、前記複数の建屋通信装置
    から使用する建屋通信装置を選択する選択手段とを有
    し、当該選択された建屋通信装置と前記かご通信装置と
    の間で信号を無線で伝送することを特徴とするエレベー
    タ装置。
  4. 【請求項4】 昇降路内を走行するかごに設けられた機
    器と建屋に設けられた機器との間で通信を行うエレベー
    タの通信方法であって、前記昇降路内の前記かごの位置
    を検出する位置検出ステップと、前記かご位置検出ステ
    ップによって検出されたかご位置に応じ、前記昇降路内
    に互いに距離を隔てて設けられた複数の建屋通信装置か
    ら使用する建屋通信装置を選択する選択ステップと、当
    該選択ステップにおいて選択された建屋通信装置と前記
    かごに設けられたかご通信装置との間で信号を無線で伝
    送する伝送ステップとを有することを特徴とするエレベ
    ータの通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100886079B1 (ko) * 2005-03-18 2009-02-26 오티스 엘리베이터 컴파니 엘리베이터 카의 위치를 결정하는 시스템 및 방법과 엘리베이터 시스템
JP2009274786A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 情報伝送システム

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KR100886079B1 (ko) * 2005-03-18 2009-02-26 오티스 엘리베이터 컴파니 엘리베이터 카의 위치를 결정하는 시스템 및 방법과 엘리베이터 시스템
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