JP2001219905A - 筒体成形器、繊維充填体および繊維充填体の製造方法。 - Google Patents

筒体成形器、繊維充填体および繊維充填体の製造方法。

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JP2001219905A
JP2001219905A JP2000033973A JP2000033973A JP2001219905A JP 2001219905 A JP2001219905 A JP 2001219905A JP 2000033973 A JP2000033973 A JP 2000033973A JP 2000033973 A JP2000033973 A JP 2000033973A JP 2001219905 A JP2001219905 A JP 2001219905A
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fiber
oil
cylindrical
discharge port
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Masataka Iwamoto
正孝 岩元
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Kakui Co Ltd
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Kakui Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短い繊維充填体を用いると油を吸着する際つ
なぎ目から油が漏れていた。熱融着繊維である化学繊維
を綿全体に混入し熱処理する繊維充填体の製造方法は設
備の設置が難しく環境上好ましくなかった。シート材側
縁部の重なりが合掌重合部では繊維充填体の取り扱いに
不便であった。 【解決手段】 本発明は、導入部、シートガイド部及び
吐出口部とを備え、少なくとも前記吐出口部はほぼ筒状
に巻かれ外胴部と内胴部を形成し、前記外胴部と前記内
胴部の間に隙間を有する筒体成形器、この筒体成形器を
用いた繊維充填体の製造方法及びシート材の相対する2
つの側縁部が周方向に重なり合った長棹状の筒体で内部
に繊維集合体が充填された繊維充填体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒体成形器、繊維
充填体、および繊維充填体の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来、筒体のシート材内部に繊維集合体を
充填した繊維充填体の製造は、シート材の側縁部の内周
側を相互に合掌重合して、この合掌重合部を縫合するこ
とによりシート材を筒体に形成し、この筒体に繊維集合
体を充填することにより行っていた。
【0003】また、従来、綿などの繊維集合体を一定の
形に成形するにあたっては、ポリプロピレン(以下PPと
称す)を綿に混入し、全体を熱処理して固形化すること
により行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】繊維充填体は例えば、
筒状に成形し油吸着体等として用いられるが、油吸着体
として使用されるものには従来長尺状のものがなく、そ
の長さは1.2m、直径6cm程度であった。そのため、ガソ
リンスタンドや工作機械などの周囲を囲む際には短い油
吸着体を何本もつなげて使用しなければならず、前記油
吸着体同士のつなぎ目部分から油が漏れてしまう場合が
あった。
【0005】また、従来のようにPP繊維を綿等の繊維集
合体に混入し熱処理して、繊維集合体を一定の形に成形
する方法は大規模の装置が必要とされるため、設備の設
置が難しく、PP繊維を綿に混入し熱処理するにあたって
電気及び蒸気が大量に必要となるため、環境上好ましく
ないといった問題点があった。さらに、この成形方法に
よって成形されたものは、PPの混入割合に見合って油の
吸着性能が低下するという問題点があった。
【0006】食料品分野においては、シート材を筒体に
形成すると同時に内容物を充填するといった方法が提案
されているが、この充填方法はシート材の側縁部の内周
部側を相互に合掌接合しているため、この接合された合
掌重合部が筒体表面から突出していた。このため、上記
充填方法により繊維充填体を製造した場合には、合掌重
合部が繊維充填体表面より突出することとなるため、例
えば、繊維充填体を油漏れを防ぐ油吸着体等として使用
する際、前記シート材の接合された重合部分が邪魔とな
り取り扱いに不便が生じるといった問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに以下に掲げる発明を提供する。本発明は、平面状の
シート材が導入される導入部と、前記シート材が筒状に
成形されるシートガイド部と、筒状に成形されたシート
材が引き出される吐出口部とを備え、少なくとも前記吐
出口部は、ほぼ筒状に巻かれ、筒状の長手方向に延びる
側縁部の一方が他方の側縁部の内側に入り込んで外胴部
と内胴部を形成し、前記外胴部と前記内胴部の間に隙間
を有する、筒体成形器である。
【0008】また、本発明は、前記シートガイド部が前
記導入部から前記吐出口部方向に向かって弧の曲率が次
第に大きくなり前記吐出口部でほぼ筒状となるように形
成されている、前記筒体成形器である。ここで、曲率と
は単位弧長あたりの変化率をいい、曲率が小さいときは
平らであり、曲率が大きいときは円形に近づく。
【0009】本発明は、シート材を筒体に成形し、当該
筒体内部に繊維集合体を充填する繊維充填体の製造方法
であって、平面状のシート材を前記本発明の筒体成形器
の導入部に導入し、前記筒体成形器のシートガイド部に
沿ってシート材を吐出口部方向に移動させ、吐出口部
で、シート材の一方の側縁部を前記筒体成形器の外胴部
と内胴部の間に設けられた隙間に通すとともに、シート
材の他方の側縁部を内胴部の内周側に通して、シート材
の2つの側縁部を周方向に重ね合わせてシート材の形状
を筒状に成形する成形工程と、筒状に成形されたシート
材の重ね合わされた側縁部同士を接合し筒体を得る接合
工程と、筒体の筒内に繊維集合体を充填する充填工程と
を有する、繊維充填体の製造方法である。
【0010】また、本発明は、前記接合工程での接合を
熱融着繊維を含むシート材を熱処理することにより行
う、前記繊維充填体の製造方法である。また、本発明
は、前記接合工程での接合をシート材の重ね合わされる
側縁部間に熱融着繊維を狭持させて熱処理することによ
り行う、前記繊維充填体の製造方法である。
【0011】本発明は、シート材が筒状に巻かれ長手方
向に接合部が設けられて形成される長棹状の筒体内部に
繊維集合体が充填されており、前記接合部は前記シート
材の相対する2つの側縁部が周方向に重なり合って接合
されている、繊維充填体である。
【0012】また、本発明は前記シート材が少なくとも
透油性を有する可撓性長尺シート材であり、かつ、前記
繊維集合体が疎水性で油を吸着する繊維からなる、前記
繊維充填体である。また、本発明は、繊維集合体がカポ
ック及び/又は脱脂されていない綿(以下単に「綿」と
いうときは脱脂していない綿のことをいう)を含む、前
記繊維充填体である。
【0013】また、本発明は前記シート材が透油性及び
透水性を有する可撓性長尺シート材であり、かつ、前記
繊維集合体が水と油を吸着する繊維を含む、前記繊維充
填体である。さらに、本発明は前記繊維集合体が脱脂綿
及び綿を含む、前記繊維充填体である。
【0014】
【発明の実施の形態】以上に述べた本発明の実施の形態
について、以下に図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】まず、本発明の筒体成形器について説明す
る。図1に本発明の実施形態の一例である筒体成形器1
の平面図(イ)及びこの筒体成形器1の正面図(ロ)を
示す。筒体成形器1は導入部3、シートガイド部4及び
吐出口部2からなる。
【0016】導入部3とはシート材5の導入される部
分、つまりシート材5の入り口となる部分である。導入
部3には、シート材5の導入が円滑に行われるように平
板を備えてもよい。例えば、図1(ロ)に示すように、
導入部3を折り曲げることにより、シート材5の供給を
横方向からではなく縦方向からでき、この筒体成形器1
を用いた繊維充填体の製造を狭い場所でも行うことがで
きる。
【0017】図2に本発明の筒体成形器1のA矢示図を
示す。また、図3に本発明の筒体成形器1のB矢示図を
示す。シートガイド部4は平面状の導入部3から吐出口
部方向に向かって弧の曲率が次第に大きくなり吐出口部
2でほぼ筒体となるように成形されている。従って、こ
のシートガイド部4によりシート材5を容易に筒状に成
形することができる。尚、シートガイド部4の内周面に
滑りの良い材質、例えばステンレス等を用いることによ
って、シート材5を円滑に移動させることができる。ま
た、シートガイド部4の長手方向の長さは任意に定める
ことができる。
【0018】また、本実施形態においては、シートガイ
ド部4の長手方向側縁部は、導入部3からシート材5の
接触する面が筒体成形器1の外側を向くように折り曲げ
られ、吐出口部2に近づくに従い前記シート材5の接触
する面が筒体成形器1の内側を向くように折り返されて
おり、吐出口部2で上下に重なっている。
【0019】図4に筒体成形器1の吐出口部2における
端面図を示す。吐出口部2の断面はほぼ円形に形成され
ている。また、吐出口部2では、筒体成形器1の長手方
向に延びる一方の側縁部が他方の側縁部の内側に入り込
んで、この側縁部同士が重なり合う部分が設けられ、重
なり合った部分のうち内側にある内胴部6と外側にある
外胴部7が形成される。この内胴部6と外胴部7との間
にはシート材5が通過できる程度の隙間が設けられてい
る。具体的にはこの隙間を1.5〜2mmとすることが望まし
い。
【0020】内胴部6と外胴部7の重なり部分は、筒体
成形器1に挿入されたシート材5の相対する2つの側縁
部を接合するために、シート材5の重なり合わせる部分
を形成させる部分である。内胴部6と外胴部7の周方向
(円周に沿った方向、図4でいうとa-b方向)の重な
り部分はシート材5の側縁部同士がはがれないように十
分接合できる程度の幅に設ければよい。より具体的に
は、シート材5の周方向の重なり部分は15〜20mmとるこ
とが好ましく、そのためには筒体成形器1における内胴
部6と外胴部7の重なり部分を少し大きめに設定し、例
えば2.5〜3.0cm程度にすることが望ましい。尚、吐出口
部2の断面における円形の直径は必要に応じて任意に設
定でき、この直径を製造しようとする繊維充填体11の
直径より3〜5mm大きく設定することで、目的とする直
径に合致した繊維充填体11を製造することができる。
【0021】次に、上記に説明した筒体成形器1を用い
た本発明の繊維充填体の製造方法について説明する。図
5に本発明の繊維充填体の製造方法の実施形態の一例を
示す。
【0022】ボビン9に巻装されたシート材5がガイド
ローラー10を通り上記に説明した本発明の筒体成形器
1に送給され、この筒体成形器1で平面状のシート材5
を筒状に成形する成形工程、この筒状に成形されたシー
ト材5の側縁部を接合して筒体を成形する接合工程及び
接合工程で成形された筒体に繊維集合体14を充填する
充填工程を経て繊維充填体11が製造される。
【0023】成形工程においては、シート材5が筒体成
形器1の導入部3から導入されてシートガイド部4に沿
って移動し、吐出口部2に近づくに従ってシート材5は
弧の曲率が次第に大きくなり、吐出口部2で筒状に成形
される。吐出口部2では、シート材5の一方の側縁部が
内胴部6と外胴部7との間に設けられた隙間を通過し、
他方のシート材側縁部が内胴部6の内面を通過する。そ
して、吐出口部2からシート材5の相対する2つの側縁
部が周方向に重なった筒状に形成されて吐出される。
【0024】また、繊維集合体送出チューブ8が筒体成
形器1の筒体内部を通過するように配設されており、成
形工程においては、シート材5はシートガイド部4と繊
維集合体送出チューブ8の間を通過する(図6)。シー
ト材5は外側方向からシートガイド部4に押えられ、内
側方向から繊維集合体送出チューブ8に押えられている
ため、シート材5がしわになったり折れ曲がったりする
こと等を防止することができる。
【0025】接合工程においては、吐出口部2のシート
材送り出し方向先に近接されているヒートプレス機12
が成形工程で筒状に成形されたシート材5の周方向に重
なり合った部分を熱処理して接合し、筒状のシート材5
を筒体に成形する。ここで、繊維集合体送出チューブ先
端部8aは、ヒートプレス機12の設置部よりもシート
材送り出し方向に延びており、接合工程を行う際にヒー
トプレス機12の裏当て台となる。繊維集合体送出チュ
ーブ先端部8aとヒートプレス機12とによりシート材
5の周方向に重なり合った部分が挟まれて、接合をしっ
かり行うことができる。
【0026】シート材5の周方向に重なり合った部分の
接合は、例えば、熱融着繊維を含むシート材5の重なっ
た部分を上下方向から加圧条件下で熱処理したり、シー
ト材5の重なり合う間に熱融着繊維を狭持させて熱処理
したりすることにより行う。ここで、熱融着繊維を含む
シート材5には、熱融着繊維のみからなるシート材5
や、熱融着繊維と他の繊維を任意の割合で混合したもの
からなるシート材5を使用態様に応じて適宜用いること
ができる。また、熱融着繊維として、例えばPP繊維など
が用いられる。熱融着繊維を含むシート材5を用いて接
合を行う場合、加熱温度はシート材5の材質により異な
るが、参考までに実施した例では、PP製シート材5を用
いた場合には159〜165℃が適温である。加熱温度がこれ
より高温になると素材が完全に溶融してシート材5に穴
があいてしまい、加熱温度が低いとシート材5の接合が
不十分となりシート材5の接合部分が剥がれてしまう。
このような接合工程によれば、作業上容易に十分な強さ
の接合を行うことができる。
【0027】製造する繊維充填体11の用途にもよる
が、接合工程により形成された筒体の端部は、例えば、
cリンガーや結束バンド等により結束して端止めしてお
くことができる。
【0028】充填工程においては、繊維集合体14を送り
出す装置に連結されている繊維集合体送出チューブ8が
筒体成形器1の導入部3側から吐出口部2における筒体
内部を通り、繊維集合体送出チューブ先端部8aがヒー
トプレス機12の設置部よりも送り出し方向に延びて配
置されており、繊維集合体送出チューブ8に投入された
繊維集合体14が、繊維集合体送出チューブ先端部8a
から、接合工程で成形された筒体の筒内に充填される。
尚、繊維集合体14を送り出す送出機としては、繊維を
エアーで送り出す等、通常、綿などの送出に用いられる
装置を用いることができる。より具体的には、あらかじ
めまとまった量の繊維集合体14をホッパー18に堆積
しておき、この繊維集合体14を一定量ずつ爪付きコン
ベヤ17でホッパー18の外に繰り出す。繰り出された
繊維集合体14は搬送コンベア16で運ばれ、ブロアー
15に供給される。ブロアー15によって繊維集合体1
4は、搬送チューブを介して繊維集合体送出チューブ8
に供給される。(図7)
【0029】繊維集合体14で充填された筒体が所望の
長さになるまで、筒体に成形されたシート材5を送り出
しつつこの筒体の筒内に繊維集合体14を充填し続け
る。筒体の両端を端止めする場合には、端止めされてい
ないもう一方の筒体の端部を例えばcリンガー等で結束
することにより繊維充填体11が製造される。製造され
た長尺状の繊維充填体11は渦巻き状にして箱に収納し
たり、ロールに巻き取ったりする。
【0030】本発明の繊維充填体の製造方法は、連続し
て長さに制限のなく、長尺状の繊維充填体11を製造す
ることができるため、従来に比べ製造労力の低減及び、
製造速度を4〜5倍高くすることができる。
【0031】また、種々の大きさの吐出口部2を有する
筒体成形器1を本発明の繊維充填体の製造方法に用いる
ことにより、種々の直径を有する繊維充填体11を製造
することができる。
【0032】次に、本発明の繊維充填体ついて述べる。
図8に本発明の繊維充填体の一形態を示す。また、図9
にこの一形態である繊維充填体11の断面図を示す。
【0033】繊維充填体11は、繊維集合体14をシー
ト材5で包み込んだ長尺の筒状体である。また、繊維集
合体14を包み込むシート材5の相対する2つの側縁部
は、周方向に重ね合わされている。尚、繊維充填体11
の両端部は、例えばcリンガー13の金属製針金等で結
束することができる。
【0034】シート材5の側縁部が周方向に重ね合わさ
れているため、繊維充填体表面よりシート材5の重なり
部分が突出せず、繊維充填体11の取り扱いが容易であ
る。また、シート材5の側縁部を周方向に重ね合わせる
ことにより、シート材の重なり部分を合掌重合部とした
場合に比べて、繊維充填体11の取り扱いの過程でシー
ト材5の接合した部分が剥離しにくくなる。さらに、シ
ート材の重なり部分が合掌重合部のように突出している
と、作業中にシート材の重なり部分が引っかかるなどし
て重なり部分がはがれてしまう場合があるが、本発明の
繊維充填体ではそのようなおそれはより低減される。
【0035】繊維充填体11は、油吸着体やその他の液
状物の吸着体等に使用される。
【0036】油吸着体として使用される繊維充填体11
には、疎水性で油だけを吸着させるために用いられる油
吸着用繊維充填体と、水と油の両方を吸着することがで
きる水油吸着用繊維充填体がある。例えば、雨天条件下
で油だけを吸着しようとする際に、水油吸着用繊維充填
体を用いると、この繊維充填体が雨水を吸い込んでしま
い、以下に説明するような本来の機能を発揮することが
できなくなってしまうため、この場合には油だけを吸着
させるための油吸着用繊維充填体を用いることが好まし
い。
【0037】油だけを吸着させるための油吸着用繊維充
填体とする場合には、シート材5として少なくとも透油
性を有し、かつ熱融着繊維からなる可撓性長尺シート材
例えば、PP製不織布等を用い、繊維集合体14として疎
水性を有し、かつ、油だけを吸着する繊維、例えば、カ
ッポク、綿等を好適に用いることができ、これらの繊維
は単独で用いても、2種以上を混合して用いてもよい。
また、水油吸着用繊維充填体とする場合には、シート材
5として透油性及び透水性を有し、かつ熱融着繊維から
なる可撓性長尺シート材、例えばPP製不織布等を用い、
繊維集合体14として水及び油を吸着する繊維、例え
ば、脱脂綿及び綿を混入したもの等を好適に用いること
ができる。脱脂綿と綿との混合割合は繊維充填体11の
具体的用途等に応じ便宜設定できるが、脱脂綿を主体と
して綿を混合させることが好適である。より具体的には
脱脂綿70〜80重量%、綿20〜30重量%が好ましい混合割
合として挙げられる。
【0038】油だけを吸着させるための油吸着用繊維充
填体は、海面、湖面、工場内排水池等で油流出があった
場合に油吸着材として使用したり、オイルフェンスの材
質劣化を防ぐために、オイルフェンスの内側に張り巡ら
して油を吸着、排出するものとして使用することができ
る。また、水油吸着用繊維充填体は、工場全体、大規模
の機械設備や生産ラインから流出する油や掃除用水の域
外への流出防止や、苛性ソーダ、濃硫酸、亜塩素酸ソー
ダ等危険物をタンクローリーから移し換える際にこぼれ
た液の拡散防止や吸収に用いることができる。さらに、
油だけを吸着させるための油吸着用繊維充填体及び水油
吸着用繊維充填体は共に、ガソリンスタンドなどで油が
漏れた際に緊急措置としてその周囲を囲んだり、タンク
ローリーから油を移し換える際にあらかじめその周囲を
囲んでおいたり、工場の工作機械等で潤滑や冷却用に油
を使用する箇所で周囲に飛散した油を吸着したりするた
めに用いることができる。
【0039】長尺の繊維充填体11は、この繊維充填体
11を油吸着体として使用した際に、工場や大規模の機
械・設備の周辺を一本の繊維充填体11で囲むことがで
き、短い油吸着体をつなげた場合における吸着体同士の
つなぎ目から生じる油漏れを避けることができる。
【0040】繊維充填体11は、繊維集合体14を熱融
着繊維を含むシート材5(PP製不織布)で包み込んだ構
造をしているため、繊維集合体全体に熱融着繊維材であ
る化学繊維(PP)を混合して成形する場合よりも前記化
学繊維の含有割合を低減することができる。成形した繊
維集合体の全体に対する熱融着繊維材である化学繊維の
含有割合を低減することにより、環境上優れたものとな
り、また、繊維充填体の製造コストを従来に比べ1/8〜1
/10に抑えることができる。
【0041】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明を詳述する。
【0042】(実施例1)シート材5として目付が25g/
m2のPP(ポリプロピレン)製不織布を用い、これをボビ
ン9からガイドローラー10を経て、吐出口部2の直径
が70mmの筒体成形器1に送給する。この筒体成形器1で
前記不織布が筒状に形成され、PP製不織布の周方向に重
なり合った部分をヒートプレス機12により温度159〜1
62℃で熱処理すると、不織布を構成しているPPが溶融し
不織布の相対する2つの側縁部が接合され、PP製不織布
が筒体に成形される。この筒体に繊維集合体14を送り
出す装置を通じ繊維集合体送出チューブ8から繊維集合
体14である綿を充填する。筒体の両端をcリンガーを
使用して金属製針金で結束し、長さが10m、直径が吐出
口部2の直径よりやや小さい67mmの繊維充填体11を得
た。尚、この繊維充填体11は油吸着用の繊維充填体と
して使用される。
【0043】(実施例2)シート材5としてPP製不織布
を用い、繊維集合体14として脱脂綿60重量%、綿40重
量%を混ぜ合わせたものを用いて、実施例1と同様の工
程により、長さが12m、直径が67mmの繊維充填体11を
得た。尚、この繊維充填体11は水油吸着用の繊維充填
体として使用される。
【0044】(評価)実施例1及び2で得られた繊維充
填体11について、PP含有割合の評価を行った。また、
実施例1で得られた繊維充填体11の油吸着性能及び、
実施例2で得られた繊維充填体11の水油吸着性能につ
いて評価を行った。比較例として、綿全体にPPを混入し
て熱処理することで成形した固形物であって、一辺50cm
の正方形で厚さ4mm、重量50gのシート状油吸着材を用い
た。
【0045】(PP含有割合)比較対象物であるシート状
油吸着材は成形性を保つため、PP含有割合が27重量%必
要であった。一方、本発明の繊維充填体11は成形性を
保つため、繊維充填体11の全体に対するPP含有割合が
3〜5重量%必要であった。
【0046】すなわち、本発明の繊維充填体11は熱融
着繊維材である化学繊維(PP)の含有割合を大幅に低減
することができた。
【0047】(油吸着性能)直径7cm、長さ115m、重量1
94gの本発明である油吸着用繊維充填体と比較対象物で
ある前記シート状油吸着材とにA重油を吸着させて、こ
の両者の吸着量を測定した。
【0048】比較対象物であるシート状油吸着材は、A
重油を1810g、すなわち自重の36.2倍の油を吸着した。
一方、油吸着用繊維充填体は、A重油を6887g、すなわち
自重の35.3倍の油を吸着した。
【0049】また、前記シート状油吸着材と前記油吸着
用繊維充填体の油保持率を測定した。A重油を吸着した
後、1時間を経過した時点での油の保持率は、シート状
油吸着材にあっては62%、油吸着用繊維充填体にあって
は67%であった。これより、油吸着量の自重に対する割
合は、シート状油吸着材が22g(油)/1g(繊維)、油吸着
用繊維充填体が24g(油)/1g(繊維)となる。従って、本発
明の油吸着用繊維充填体は、シート状油吸着材に比べ油
吸着後の時間の経過とともに油の保持率が優れているこ
とが分かる。
【0050】上記測定結果より、油吸着量についてみる
と、本発明の油吸着用繊維充填体の方がシート状油吸着
材より若干少ない値を示した。必ずしも明確ではないが
理由としては、シート状油吸着材は油を吸着することに
よって、繊維集合体の拡張できる範囲内で限りなく膨張
しうるのに対し、油吸着用繊維充填体は周辺をシート材
5であるPP製不織布で覆われているために、油を吸着し
膨張する過程でこのシート材5が障害となることによっ
て吸着量が抑制されるためと考えられる。しかし、吸着
した油の保持状況を1時間後の油の保持率でみると、シ
ート状油吸着材より本発明の油吸着用繊維充填体の方が
かなり高い値を示した。これは、充填した繊維中に含ま
れる熱融着繊維の多少が大きく影響し、油を保持する性
能の低い熱融着繊維の量が少ない本発明の繊維充填体1
1が高い値を示したものと考えられる。
【0051】(水油吸着性能)直径7cm、長さ114cm、
重量187gの本発明である水油吸着用繊維充填体に油の浮
遊した水油混合液を吸着させ、この吸着量を測定した。
前記水油吸着用繊維充填体は、6720gつまり自重の36倍
の水油混合液を吸着した。また、水油吸着用繊維充填体
が水油混合液を吸着し1時間経過した後における水油混
合液の保持率は57%であった。尚、本実施形態の水油吸
着用繊維充填体は新規製品であるため、従来品との比較
を行っていない。
【0052】測定結果より、本発明の水油吸着用繊維充
填体は十分に水油吸着性能が認められる。
【0053】
【発明の効果】本発明の筒体成形器は、吐出口部でほぼ
筒状に巻かれ、筒体成形器の長手方向に延びる側縁部の
一方が他方の側縁部の内側に入り込んで外胴部と内胴部
を形成し、この外胴部と内胴部の間に隙間を設けた構造
になっているため、シート材の相対する2つの側縁部を
作業効率よく容易に、周方向に重ねることができる。
【0054】また、この筒体成形器は導入部から吐出口
部方向に向かって弧の曲率が次第に大きくなるように成
形されたシートガイド部を有するため、平面状のシート
材を容易に筒状に成形することができる。
【0055】本発明の繊維充填体の製造方法は、シート
材を本発明の前記筒体成形器に供給して成形工程、接合
工程、充填工程を一連の連続工程で行っているため、長
尺状の繊維充填体を製造することができる。
【0056】また、この繊維充填体の製造方法は、繊維
充填体を必要な長さのところで結束して切断したり、様
々な大きさの吐出口部を持つ筒体成形器を使用したりす
ることができるため、用途に適した繊維充填体を製造す
ることができる。
【0057】本発明の繊維充填体は長尺の筒体であるた
め、油吸着体として使用する際、装置等の周辺を連続し
た一本の筒体で囲むことができ、短い油吸着体をつなげ
た場合に生じるつなぎ目からの油漏れを避けることがで
きる。
【0058】また、この繊維充填体は、繊維集合体を包
み込んでいるシート材の側縁部が周方向に重なり合って
いるため、合掌重合部のように繊維充填体表面から重合
部が突出せず繊維充填体の取り扱いを容易にすることが
できる。
【0059】さらに、この繊維充填体はシート材にのみ
融着性を保持する化学繊維が用いられるので、前記化学
繊維の使用量を従来より低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (イ) 筒体成形器平面図。 (ロ) 筒体成形器正面図。
【図2】 筒体成形器のA矢示図。
【図3】 筒体成形器のB矢示図。
【図4】 筒体成形器吐出口部における端面図。
【図5】 繊維充填体の製造工程を示す図。
【図6】 繊維充填体の製造工程における吐出口部の端
面図。
【図7】 繊維集合体の供給工程を示す図。
【図8】 繊維充填体。
【図9】 繊維充填体の断面図。
【符号の説明】
1 筒体成形器 2 吐出口部 3 導入部 4 シートガイド部 5 シート材 6 内胴部 7 外胴部 8 繊維集合体送出チューブ 8a 繊維集合体送出チューブ先端部 9 ボビン 10 ガイドローラー 11 繊維充填体 12 ヒートプレス機 13 Cリンガー部 14 繊維集合体 15 ブロアー 16 搬送コンベヤ 17 爪付きコンベヤ 18 ホッパー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面状のシート材が導入される導入部
    と、前記シート材が筒状に成形されるシートガイド部
    と、筒状に成形されたシート材が引き出される吐出口部
    とを備え、少なくとも前記吐出口部は、ほぼ筒状に巻か
    れ、筒状の長手方向に延びる側縁部の一方が他方の側縁
    部の内側に入り込んで外胴部と内胴部を形成し、前記外
    胴部と前記内胴部の間に隙間を有する、筒体成形器。
  2. 【請求項2】 前記シートガイド部は、前記導入部から
    前記吐出口部方向に向かって弧の曲率が次第に大きくな
    り前記吐出口部でほぼ筒状となるように形成された、請
    求項1に記載の筒体成形器。
  3. 【請求項3】 シート材を筒体に成形し、当該筒体内部
    に繊維集合体を充填する繊維充填体の製造方法であっ
    て、平面状のシート材を請求項1に記載の筒体成形器の
    導入部に導入し、前記筒体成形器のシートガイド部に沿
    ってシート材を吐出口部方向に移動させ、吐出口部で、
    シート材の一方の側縁部を前記筒体成形器の外胴部と内
    胴部の間に設けられた隙間に通すとともに、シート材の
    他方の側縁部を内胴部の内周側に通して、シート材の2
    つの側縁部を周方向に重ね合わせてシート材の形状を筒
    状に成形する成形工程と、筒状に成形されたシート材の
    重ね合わされた側縁部同士を接合し筒体を得る接合工程
    と、筒体の筒内に繊維集合体を充填する充填工程とを有
    する、繊維充填体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記接合工程での接合を熱融着繊維を含
    むシート材を熱処理することにより行う、請求項3に記
    載の繊維充填体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記接合工程での接合をシート材の重ね
    合わされる側縁部間に熱融着繊維を狭持させて熱処理す
    ることにより行う、請求項3に記載の繊維充填体の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 シート材が筒状に巻かれ長手方向に接合
    部が設けられて形成される長棹状の筒体内部に繊維集合
    体が充填されており、前記接合部は前記シート材の相対
    する2つの側縁部が周方向に重なり合って接合されてい
    る、繊維充填体。
  7. 【請求項7】 前記シート材が、少なくとも透油性を有
    する可撓性長尺シート材であり、かつ、前記繊維集合体
    が疎水性で油を吸着する繊維からなる、請求項6に記載
    の繊維充填体。
  8. 【請求項8】 前記繊維集合体が、カポック及び/又は
    脱脂されていない綿を含む、請求項7に記載の繊維充填
    体。
  9. 【請求項9】 前記シート材が、透油性及び透水性を有
    する可撓性長尺シート材であり、かつ、前記繊維集合体
    が水と油を吸着する繊維を含む、請求項6に記載の繊維
    充填体。
  10. 【請求項10】 前記繊維集合体が、脱脂綿及び脱脂し
    ていない綿を含む、請求項9に記載の繊維充填体。
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