JP2001219739A - センサ付き車両用窓ガラス - Google Patents

センサ付き車両用窓ガラス

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JP2001219739A
JP2001219739A JP2000030857A JP2000030857A JP2001219739A JP 2001219739 A JP2001219739 A JP 2001219739A JP 2000030857 A JP2000030857 A JP 2000030857A JP 2000030857 A JP2000030857 A JP 2000030857A JP 2001219739 A JP2001219739 A JP 2001219739A
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JP
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window glass
sensor
ceramic layer
vehicle
glass pane
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JP2000030857A
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Sei Ichihara
聖 市原
Kazuyuki Kurihara
和之 栗原
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両用窓ガラスの曇・降雨センサで、内装部材
の位置精度の影響によってセンサ精度が低下することを
防止する。 【解決手段】窓ガラスの車内面側に設けられた検知部1
2を備えた、窓ガラスの曇りまたは降雨を検知するセン
サ付き車両用窓ガラス11において、窓ガラスの外縁部
に着色セラミック層13が枠状に設けられており、検知
部の線状の電極部分はセラミック層の枠の内周14と略
平行に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用窓ガラスの
曇りまたは降雨を検知するセンサを備えたセンサ付き車
両用窓ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の運転中にフロントガラスに
曇りが生じた場合は、乗員がデフロスタから温風を吹き
出すようにエアコンなどのスイッチを手動で操作して、
曇りや結露をフロントガラスから除去していた。
【0003】車両の窓ガラスの曇りを自動で検知して解
消する装置として、特開平1−266043には、車両
用リヤガラスが曇ると、その曇りをセンサが検知して、
デフロスタや外気導入のスイッチを操作するものが開示
されている。さらに、光学式または静電容量式のセンサ
により自動的に降雨を検知して、ワイパを動かす装置が
種々提案されている。これらのセンサの多くは、窓ガラ
ス上に検知部を設けて、検知精度の向上を図っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両用窓ガラスの外縁
部には、通常、着色セラミック層が枠状に設けられてい
る。着色セラミック層を設ける目的は、窓ガラスを車両
本体に接着している接着剤へ外光が直接照射されること
により接着剤が劣化することを防止することと、車外か
ら見た時に接着部分を隠して外観を向上させることであ
る。
【0005】センサの検知部を着色セラミック層と重な
る部分に設けることによって、検知部が運転者の視野の
妨げになることが防止できる。また車外から検知部が認
識されることを防いで、外観に優れたセンサが得られ
る。
【0006】しかし、静電容量や電気抵抗の変化を検知
するタイプのセンサでは、センサの検知部の少なくとも
一部は線状の電極部分を有する場合が多い。このような
検知部を着色セラミック層と重なる部分に設けると、窓
ガラスの周辺に配置される内装部材の位置の精度が悪い
ため、検知部が内装部材に覆われ、このためにセンサの
精度が低下するおそれがあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、窓ガラスの車内面側
に設けられた検知部を有し、窓ガラスの曇りまたは降雨
を検知するセンサ、を備えたセンサ付き車両用窓ガラス
であって、窓ガラスの外縁部には着色セラミック層が枠
状に設けられており、前記検知部は、窓ガラス上の前記
枠状のセラミック層と実質的に重なる部分に設けられて
いるとともに、少なくとも一部に線状の電極部分を有
し、該線状の電極部分は、前記セラミック層の枠の内周
と略平行に配置されていることを特徴とするセンサ付き
車両用窓ガラス、を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明でいう、「車両用」とは、
自動車や電車等の用途を含む。また、「窓ガラス」とは
フロントガラスに限られず、リヤガラスやサイドガラス
も含まれる。窓ガラスは、車両の意匠性を向上するため
に、通常は曲面形状をなしている。すなわち、製造時に
高温で曲げ加工を施されている。曲げ加工の後急冷する
ことにより、強化加工を施すこともできる。
【0009】本発明におけるセンサは、窓ガラスの曇り
や降雨を検知するためのものである。検知は、ガラスが
曇った状態または降雨が開始した状態を検知するもので
も、ガラスが今後短時間で曇ること、または今後短時間
で降雨が開始することを検知するものでもよい。
【0010】本発明におけるセンサは、曇りや降雨を検
知するための検知部を有する。検知部は、ほこりなどに
よる擦傷や、雨にぬれることを避けるため、窓ガラスの
車内面側に設けられる。検知部としては、通常は、静電
容量の変化や電気抵抗の変化を検知するための電極が例
示できる。
【0011】本発明の窓ガラスの外縁には、モールの紫
外線による劣化を防ぐために、着色セラミック層が枠状
に設けられている。着色セラミック層の色は、通常、黒
色であるが、車両の色との調和をとるため、灰色などの
他の色でもよい。着色セラミック層は、セラミック粉か
らなる着色顔料とガラスフリットとを混合し、有機溶媒
などでペースト化したものをガラスに塗布し、加熱して
焼き付けることにより、製造される。焼き付けは、ガラ
スの曲げ加工と同時に行なわれてもよい。本発明では、
検知部は、セラミック層と重なる部分に設けられる。こ
うすることにより、検知部を目立たなくし、運転者の視
野を遮ることを防止できる。
【0012】電気抵抗や静電容量の変化を監視して、曇
りや降雨を検知する場合は、検知部は少なくとも一部に
線状の電極部分を有することが多い。この電極は以下の
ような方法で作製できる。まず、導電性銀ペーストをス
クリーン印刷によりパターニング印刷し、ガラス板の曲
げおよび強化工程時にガラス板へ焼き付けることによっ
て作製できる。
【0013】また、電極は蒸着法またはスパッタ法によ
って形成されてもよい。この場合の電極材料としては、
銀合金、インジウム酸化スズ(ITO)、SnO2、Z
nOなどが使用できる。この場合の電極の作製は、窓ガ
ラスの曲げおよび強化を行なう前に形成しても、曲げお
よび強化を行なった後に形成してもよい。
【0014】さらに、電極は窓ガラスの曲げおよび強化
を行なった後に、導電体があらかじめ形成されているテ
ープを窓ガラスに接着するか、テープから窓ガラスに導
電体を転写して作製することもできる。たとえば、テー
プ母材の粘着面と反対側にCu、Al、Ni、カーボン
を主体とした導電体を形成して、テープ母材とともに窓
ガラスに貼り付けることができる。また、テープ母材の
粘着面と同じ側にCu、Al、Ni、カーボンを主体と
した導電体を形成して、テープを窓ガラスに張り付けた
後に、テープ母材を取り除いて導電体を窓ガラス面上に
転写することができる。
【0015】本発明では、線状の電極部分は前記着色セ
ラミック層の枠の内周と略平行に配置される。このよう
にすることにより、運転者に対して、検知部を目立たな
くし、意匠性を向上することができる。特に、着色セラ
ミック層と重なる部分に配置すると、車両の内装部材の
取り付け精度によっては、この内装部材と干渉する場合
があるが、そのような事態を回避し、安定な、曇り、降
雨の検知を実現できる。
【0016】ここで、線状の電極部分と着色セラミック
層の枠の内周との距離は0〜80mmであることが好ま
しい。この様子を示したのが図1であり、図1(a)は
本発明のセンサの検知部を示し、図1(b)は比較例の
センサの検知部を示す。窓ガラス11の外縁に着色セラ
ミック層13が設けられている。図1(a)では検知部
の線状電極12は着色セラミック層13の内周14と略
平行であり、図1(b)ではこれらが平行でない。図1
(b)では検知部が目立つうえ、セラミック層13の内
周14ともっとも離れた点15では、車両の内装部材と
干渉するおそれがある。
【0017】本発明では、検知部はJIS R3212
に規定される試験領域C、試験領域C’またはその外側
に配置される。これにより、運転手の視野を妨げること
を極力避けることができる。
【0018】本発明のセンサ付き車両用窓ガラスは、好
ましくは、検知部が複数の電極からなり、この複数の電
極間の静電容量の変化を監視する手段を具備する。検知
部は典型的には、図3に示すような略平行な2本の線状
の電極部16とそれに接続された給電部17とからな
る。
【0019】電極部16それぞれの幅は0.1〜10m
m、それぞれの長さは20〜5000mm、2本の電極
の間隔は0.1〜20mmが好ましい。また、静電容量
の変化は、たとえば、特開平1−266043に開示さ
れた方法で電気信号として得ることができる。
【0020】本発明におけるセンサの動作の1例につい
て説明する。図2は本発明におけるセンサの概略を示す
図である。検知部12は2本の電極部分を有しており、
車内湿度が上昇し、窓ガラスが曇るとこの2本の電極間
の静電容量が水分によって変化する。この静電容量の変
化を電圧の変化として静電容量監視手段21がとらえ
る。あらかじめ車内のエアコン装置22を作動させるし
きい値を所定の電圧に設定しておき、このしきい値を超
えるとエアコン装置22が作動して、窓ガラスの曇りを
晴らす。曇りが晴れて静電容量監視手段21の出力があ
らかじめ設定しておいたしきい値電圧を下回るとエアコ
ン装置22の作動を止める。
【0021】曇りの程度(静電容量監視手段21の出力
電圧)にしたがって、外気/内気切り替え装置23を動
作させ、空気を車内循環するか、外気を導入するか決め
る。またモード切替装置24により、送風の強度を弱か
ら強にまで変化させる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、センサの
検知部を窓ガラスの車内側で着色セラミック層と重なる
部分に、着色セラミック内周に平行に配置することによ
り、検知部が運転者の視野の極力外側に配置されるの
で、運転者の視野が確保されるうえ、車外から見たとき
に検知部が目立たないので、外観に優れ、意匠性が向上
する。さらに検知部が内装部材に覆われて、センサの精
度が低下するおそれを低減する効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンサ付き車両用フロントガラスの一
例を示す正面図。
【図2】本発明におけるセンサを示す概略図。
【図3】本発明におけるセンサの検知部の一例を示す概
略図。
【符号の説明】
11:フロントガラス 12:検知部 13:着色セラミック層 16:電極部 17:給電部 21:静電容量監視手段 22:エアコン装置 23:外気/内気切り替え装置 24:モード切り替え装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓ガラスの車内面側に設けられた検知部を
    有し、窓ガラスの曇りまたは降雨を検知するセンサ、を
    備えたセンサ付き車両用窓ガラスであって、 窓ガラスの外縁部には着色セラミック層が枠状に設けら
    れており、 前記検知部は、窓ガラス上の前記枠状のセラミック層と
    実質的に重なる部分に設けられているとともに、少なく
    とも一部に線状の電極部分を有し、 該線状の電極部分は、前記セラミック層の枠の内周と略
    平行に配置されていることを特徴とするセンサ付き車両
    用窓ガラス。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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