JP2001221766A - センサ付きの車両用窓ガラス - Google Patents

センサ付きの車両用窓ガラス

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JP2001221766A
JP2001221766A JP2000030856A JP2000030856A JP2001221766A JP 2001221766 A JP2001221766 A JP 2001221766A JP 2000030856 A JP2000030856 A JP 2000030856A JP 2000030856 A JP2000030856 A JP 2000030856A JP 2001221766 A JP2001221766 A JP 2001221766A
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window glass
sensor
vehicle
glass
detection unit
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JP2000030856A
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English (en)
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Sei Ichihara
聖 市原
Kazuyuki Kurihara
和之 栗原
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両用窓ガラスの曇りまたは降雨のセンサで、
センサ検知部の検知性能の低下を防ぎ、電極形状を低コ
ストで安価なものとする。 【解決手段】窓ガラスの車内面側に設けられた検知部1
2を備えた、窓ガラスの曇りまたは降雨を検知するセン
サ付き車両用窓ガラス11において、センサの線状電極
の始点と終点を窓ガラス上で実質的に最短距離となるよ
うに配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用窓ガラスの
曇りまたは降雨を検知するセンサを備えたセンサ付き車
両用窓ガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の運転中にフロントガラスが
曇りが生じた場合は、乗員がデフロスタから温風を吹き
出すようにエアコンなどのスイッチを手動で操作して、
曇りや結露をフロントガラスから除去していた。
【0003】車両の窓ガラスの曇りを自動で検知して解
消する装置として、特開平1−266043には、車両
用リヤガラスが曇ると、その曇りをセンサが検知して、
デフロスタや外気導入のスイッチを操作するものが開示
されている。さらに、光学式または静電容量式のセンサ
により自動的に降雨を検知して、ワイパを動かす装置が
種々提案されている。これらのセンサの多くは、窓ガラ
ス上に検知部を設けて、検知精度の向上を図っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両用窓ガラスは、通
常、意匠上の理由から曲面形状を有している。しかし、
静電容量や電気抵抗の変化を検知するタイプのセンサで
は、センサの検知部の少なくとも一部は線状の電極部分
を有する場合が通例であり、このような検知部を曲面ガ
ラス上に設けると、三次元的には直線になり得ない。こ
のような電極形状を有するセンサを使用すると、その回
路設計が複雑になるとおそれがある。本発明は、センサ
の形成コストを極力低く抑えた、安価な車両用窓ガラス
の曇り・降雨検知センサを提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するものであり、窓ガラスの車内面側に設けられた
検知部を有し、窓ガラスの曇りまたは降雨を検知するセ
ンサ、を備えたセンサ付きの車両用窓ガラスであって、
窓ガラスは曲面形状をなしており、前記検知部は、少な
くとも一部に線状の電極部分を有し、該線状の電極部分
の始点と終点とは、窓ガラス上で実質的に最短距離とな
るように配置されていることを特徴とするセンサ付きの
車両用窓ガラス、を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明でいう、「車両用」とは、
自動車や電車等の用途を含む。また、「窓ガラス」とは
フロントガラスに限られず、リヤガラスやサイドガラス
も含まれる。窓ガラスは車両の意匠性を向上するため
に、通常は曲面形状をなしている。すなわち、製造時に
高温で曲げ加工を施されている。曲げ加工の後急冷する
ことにより、強化加工を施すこともできる。
【0007】本発明におけるセンサは、窓ガラスの曇り
や降雨を検知するためのものである。検知は、ガラスが
曇った状態または降雨が開始した状態を検知するもので
も、ガラスが今後短時間で曇ること、または今後短時間
で降雨が開始することを検知するものでもよい。
【0008】本発明におけるセンサは、曇りや降雨を検
知するための検知部を有する。検知部は、ほこりなどに
よる擦傷や、雨にぬれることを避けるため、窓ガラスの
車内面側に設けられる。検知部としては、通常は、静電
容量の変化や電気抵抗の変化を検知するための電極が例
示できる。
【0009】窓ガラスの外縁には、モールの紫外線によ
る劣化を防ぐために、通常、着色セラミック層が枠状に
設けられている。着色セラミック層の色は、通常、黒色
であるが、車両の色との調和をとるため、灰色などの他
の色でもよい。着色セラミック層は、セラミック粉から
なる着色顔料とガラスフリットとを混合し、有機溶媒な
どでペースト化したものをガラスに塗布し、加熱して焼
き付けることにより、製造される。焼き付けは、ガラス
の曲げ加工と同時に行なわれてもよい。
【0010】電気抵抗や静電容量の変化を監視して、曇
りや降雨を検知する場合は、検知部は少なくとも一部に
電極部分を有することが多い。この電極は以下のような
方法で作製できる。まず、導電性銀ペーストをスクリー
ン印刷によりパターニング印刷し、ガラス板の曲げおよ
び強化工程時にガラス板へ焼き付けることによって作製
できる。
【0011】また、電極は蒸着法またはスパッタ法によ
って形成されてもよい。この場合の電極材料としては、
銀合金、インジウム酸化スズ(ITO)、SnO2、Z
nOなどが使用できる。この場合の電極の作製は、窓ガ
ラスの曲げおよび強化を行なう前に実施しても、曲げお
よび強化を行なった後に形成してもよい。
【0012】さらに、電極は、窓ガラスの曲げおよび強
化を行なった後に、導電体があらかじめ形成されている
テープを窓ガラスに接着するか、テープから窓ガラスに
導電体を転写して作製することもできる。たとえば、テ
ープ母材の粘着面と反対側にCu、Al、Ni、カーボ
ンを主体とした導電体を形成して、テープ母材とともに
窓ガラスに貼り付けることができる。また、テープ母材
の粘着面と同じ側にCu、Al、Ni、カーボンを主体
とした導電体を形成して、テープを窓ガラスに張り付け
た後に、テープ母材を取り除いて導電体を窓ガラス面上
に転写することができる。
【0013】本発明では線状の電極部分の始点と終点と
は窓ガラス上で実質的に最短距離となるように配置され
る。これを図1を用いて説明する。図1は曲面ガラス上
に設けられた典型的な検知部12の概略図であり、図3
はその拡大図である。検知部12は給電部17と電極部
16とからなる。電極部16は線状をなしており、その
始点18と終点19の窓ガラス11上での距離は最短に
なるようにされている。なお、13は着色セラミック層
である。
【0014】たとえば、窓ガラスの形状が球面上である
と、始点18と終点19とは大円で結ばれることにな
る。こうすることにより、センサの設計が容易になると
ともに、意匠性も高めることができる。
【0015】本発明では、検知部はJIS R3212
に規定される試験領域C、試験領域C’またはその外側
に配置される。これにより、運転者の視野を妨げること
を極力避けることができる。本発明では、検知部は、セ
ラミック層と重なる部分に設けられることが好ましい。
こうすることにより、検知部を目立たなくし、運転者の
視野を遮ることを防止できる。
【0016】本発明のセンサ付き車両用窓ガラスは、好
ましくは、検知部が複数の電極からなり、この複数の電
極間の静電容量の変化を監視する手段を具備する。検知
部は典型的には、図3に示すような略平行な2本の線状
の電極部16とそれに接続された給電部17とからな
る。
【0017】電極部16それぞれの幅は0.1〜10m
m、それぞれの長さは20〜5000mm、2本の電極
の間隔は0.1〜20mmが好ましい。また、静電容量
の変化は、たとえば、特開平1−266043に開示さ
れた方法で電気信号として得ることができる。
【0018】本発明におけるセンサの動作の1例につい
て説明する。図2は本発明におけるセンサの概略を示す
図である。検知部12は2本の電極部分を有しており、
車内湿度が上昇し、窓ガラスが曇るとこの2本の電極間
の静電容量が水分によって変化する。この静電容量の変
化を電圧の変化として静電容量監視手段21がとらえ
る。あらかじめ車内のエアコン装置22を作動させるし
きい値を所定の電圧に設定しておき、このしきい値を超
えるとエアコン装置22が作動して、窓ガラスの曇りを
晴らす。曇りが晴れて静電容量監視手段21の出力があ
らかじめ設定しておいたしきい値電圧を下回るとエアコ
ン装置22の作動を止める。
【0019】曇りの程度(静電容量監視手段21の出力
電圧)にしたがって、外気/内気切り替え装置23を動
作させ、空気を車内循環するか、外気を導入するか決め
る。またモード切替装置24により、送風の強度を弱か
ら強にまで変化させる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、センサの
線状電極の長手方向を最短距離になるように配置するこ
とによって、ガラスの曲面の影響を受けて検知性能が低
下することを回避し、充分な曇り検知性能を確保でき
る。さらにセンサ電極が形成しやすいため製造コストを
低く抑え、車両用窓ガラスの曇り検知装置を安価に提供
できる。センサ電極がガラスの曲面に沿った状態で設定
されているので車内外から見た意匠性もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセンサ付き車両用フロントガラスの一
例を示す正面図。
【図2】本発明におけるセンサを示す概略図。
【図3】本発明におけるセンサの検知部の一例を示す概
略図。
【符号の説明】
11:フロントガラス 12:検知部 13:着色セラミック層 16:電極部 17:給電部 21:静電容量監視手段 22:エアコン装置 23:外気/内気切り替え装置 24:モード切り替え装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01V 3/08 G01V 3/08 D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓ガラスの車内面側に設けられた検知部を
    有し、窓ガラスの曇りまたは降雨を検知するセンサ、を
    備えたセンサ付きの車両用窓ガラスであって、 窓ガラスは曲面形状をなしており、 前記検知部は、少なくとも一部に線状の電極部分を有
    し、 該線状の電極部分の始点と終点とは、窓ガラス上で実質
    的に最短距離となるように配置されていることを特徴と
    するセンサ付きの車両用窓ガラス。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266809A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Asahi Glass Co Ltd 結露状態検出センサと車両用窓用板状体
JP2007276693A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Nissan Motor Co Ltd ガラス温度検出装置、窓曇り検出装置、車両用空調装置および窓曇り検出方法
JP2011502814A (ja) * 2007-11-05 2011-01-27 ピルキントン オートモーティヴ ドイチェラント ゲーエムベーハー 1以上のワイヤーを含むラミネート加工されたグレージング

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