JP2001219701A - 自動車用ディスクホイール - Google Patents

自動車用ディスクホイール

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JP2001219701A
JP2001219701A JP2000030137A JP2000030137A JP2001219701A JP 2001219701 A JP2001219701 A JP 2001219701A JP 2000030137 A JP2000030137 A JP 2000030137A JP 2000030137 A JP2000030137 A JP 2000030137A JP 2001219701 A JP2001219701 A JP 2001219701A
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rim
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Shigemasa Takagi
茂正 高木
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Central Motor Wheel Co Ltd
Fuji Bellows Co Ltd
Fuji Seiko Co Ltd
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Central Motor Wheel Co Ltd
Fuji Bellows Co Ltd
Fuji Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装工程の大幅簡略化と、意匠性向上と、振
動低減を図る自動車用ディスクホイールを提供する。 【解決手段】 表側ディスク構成部4とその外周に表側
リム構成部5を一体成形した表側ホイール部材2と、こ
れとは別の裏側ディスク構成部6とその外周に裏側リム
構成部7を一体成形した裏側ホイール部材3とを、表側
ディスク構成部4と裏側ディスク構成部6で合体する。
表側ホイール部材2と裏側ホイール部材3を、表面に防
錆処理を施した表面処理鋼板Aと、意匠性向上金属板B
と、これらの間に介在した腐蝕防止材Cからなる複層材
で形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ディスク
ホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用ホイールには、意匠性、耐蝕
性、耐久性の向上を図るため、一般に塗装が施される。
このような塗装は、前記の性能を向上させるために、塗
装、焼き付けの工程を何度も繰り返して行っている。
【0003】しかし、このような塗装に揮発性溶剤を使
用した場合には、その揮発成分が大気中に放出され、大
気汚染の要因になる。
【0004】そこで、高性能の維持を図りつつ環境問題
を考慮して塗装を行うと、従来の塗装方法では、工程数
と塗装時間の増加、更には設備の大型化を招く問題があ
る。
【0005】このような塗装による問題を解消するため
に、図12に示すように、ディスク101とリム102
を組み付けてホイールを形成した後において、夫々の意
匠面にフィルム103を貼り付けるものが、例えば特開
平11−263101号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記図12に示すよう
な、フィルム103を貼着する方法においては、塗装工
程の簡略化は行えるが、代替工程としてフィルム貼着工
程が必要になる。
【0007】更に、フィルム貼着工程の前に、塗装下塗
り工程及び表面処理工程が必要であり、現状の塗装工程
の大部分は省略されていない。
【0008】そこで、本発明は、塗装工程の大幅な簡略
化と、意匠性の向上を図り、かつ振動低減にも寄与でき
る自動車用ディスクホイールを提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、表側ディスク構成
部とその外周に表側リム構成部を一体成形した表側ホイ
ール部材と、これとは別の裏側ディスク構成部とその外
周に裏側リム構成部を一体成形した裏側ホイール部材と
を、表側ディスク構成部と裏側ディスク構成部で合体し
て、軸方向に2分割されたディスクホイールとし、かつ
その表側ホイール部材と裏側ホイール部材を、表面に防
錆処理を施した表面処理鋼板で形成したことを特徴とす
るものである。
【0010】請求項2記載の第2の発明は、表側ディス
ク構成部とその外周に表側リム構成部を一体成形した表
側ホイール部材と、これとは別の裏側ディスク構成部と
その外周に裏側リム構成部を一体成形した裏側ホイール
部材とを、表側ディスク構成部と裏側ディスク構成部で
合体して、軸方向に2分割されたディスクホイールと
し、かつその表側ホイール部材と裏側ホイール部材を、
表面に防錆処理を施した表面処理鋼板と、この表面処理
鋼板の片面に貼り合わせた意匠性向上金属板との複層材
で形成したことを特徴とするものである。
【0011】請求項3記載の第3の発明は、前記第2の
発明において、前記表面処理鋼板と意匠性向上金属板と
の間に腐蝕防止材を介在したものである。
【0012】請求項4記載の第4の発明は、前記第2又
は3の発明において、前記意匠性向上金属板の表面にク
リア塗装を施したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図11に示す実施例に基
いて本発明の実施の形態について説明する。
【0014】図1(A)は組み立てられた自動車用ディ
スクホイールの縦断面図で、該ディスクホイール1はホ
イールの意匠面側、すなわち表側を構成する表側ホイー
ル部材2と、裏側を構成する裏側ホイール部材3とに2
分割されている。
【0015】前記表側ホイール部材2は、表側ディスク
構成部4と、リム部の軸方向の略表側半分を構成する表
側リム構成部5とを一体成形してなる。裏側ホイール部
材3は、裏側ディスク構成部6と、リム部の軸方向の略
裏側半分を構成する裏側リム構成部7とを一体成形して
なる。
【0016】図2において、前記表側ホイール部材2に
おける表側ディスク構成部4は、その中心にハブ穴8を
形成し、その外周部に位置してハブボルト穴9を形成
し、その外周に位置して表側へ膨出するハット部10が
形成されている。更に、前記ハット部10には飾り穴1
1が形成されている。更に、表側リム構成部5は、表側
ディスク構成部4の外端部を表側へ折曲して形成し、リ
ムドロップ部12と、表側リムビードシート部13と、
表側リムフランジ部14とで形成されている。
【0017】前記裏側ホイール部材3における裏側ディ
スク構成部6は、前記表側ホイール部材2における表側
ディスク構成部4の裏面に沿って形成され、かつ該裏側
ディスク構成部6には、表側ホイール部材2の前記ハブ
穴8と一致するハブ穴15と、前記ハブボルト穴9と一
致するハブボルト穴16と、前記飾り穴11に一致する
飾り穴17が形成されている。更に、裏側リム構成部7
は、裏側ディスク構成部6の外端部を裏側へ延長して形
成し、リムドロップ部18と、裏側ビードシート部19
と、裏側リムフランジ部20を形成している。
【0018】前記表側ホイール部材2の表側リムフラン
ジ部14は、図4に拡大示したように、その先端を折り
返して二重板構造に形成し、その折り返し部21で表側
リムフランジ部14を補強している。また、前記裏側ホ
イール部材3の裏側リムフランジ部20も、その先端を
折り返して二重板構造に形成し、その折り返し部22で
裏側リムフランジ部20を補強している。
【0019】また、表側ホイール部材2の表側ディスク
構成部4の外周部にはリベット穴23が形成され、オビ
部にはリベット穴24が形成されている。また、裏側ホ
イール部材3の裏側ディスク構成部6の外周部とオビ部
には、前記のリベット穴23,24に合致するリベット
穴25,26が形成されている。
【0020】前記表側ホイール部材2は、図1(B)に
示すように、金属によるメッキ被覆などで防錆処理を施
した表面処理鋼板Aの片面に腐蝕防止材Cを介在して意
匠性向上金属板Bを貼着してなる複層材で形成されてい
る。
【0021】なお、この表面処理鋼板Aと腐蝕防止材C
と意匠性向上金属板B相互は、後述のプレス成形前の平
板状態の素材の段階で熱融着で固着しておき、この3層
状態で後述のようにプレス成形するものである。
【0022】なお、前記の表面処理鋼板Aとしては、例
えばZnメッキ鋼板などで、Zn単体、Zn−Fe、Z
n−Al、Zn−Ni等を表面の全面にメッキしたメッ
キ鋼板などを使用する。
【0023】また、前記腐蝕防止材Cとしては、樹脂な
どを使用するもので、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レンなどを使用し、その厚みは10〜60μmとする。
【0024】更に、意匠性向上金属板Bとしては、アル
ミニウム、ステンレスなどの意匠性が良い材質の金属材
を使用する。この意匠性向上金属板Bには強度確保の役
目はなく、意匠性向上を目的とすることから、この板厚
は0.5〜2.0mm程度とする。
【0025】そして、意匠性向上金属板Bがホイールの
表側(意匠面側)に配置されるようにして成形されてい
る。
【0026】また、前記裏側ホイール部材3も前記表側
ホイール部材2と同様に、表面処理鋼板Aと腐蝕防止材
Cと意匠性向上金属板Bとからなる複層材で形成されて
いる。
【0027】前記の表側ホイール部材2と裏側ホイール
部材3のディスク部とリム部の成形はプレス等により成
形するものであるが、特に揺動鍛造プレスによると良
い。また、飾り穴11,17、ハブ穴8,15、ボルト
穴9,16及びリベット穴23〜26はプレス打ち抜き
加工による。
【0028】次に前記のように成形された表側ホイール
部材2と裏側ホイール部材3の組み付けについて説明す
る。
【0029】これらの組み付け前において、前記飾り穴
11,17,ハブ穴8,15、ボルト穴9,16、リベ
ット穴23〜26などの加工端面は防錆処理を施してお
く。この防錆処理としては、亜鉛溶射、亜鉛塗料の塗布
などで行う。
【0030】次で、表側ホイール部材2の表側ディスク
構成部4の裏面に、裏側ホイール部材3の裏側ディスク
構成部6を図1(A)及び図2に示すように重合し、デ
ィスク構成部4,6の外周部を、該部に形成したリベッ
ト穴23,25を通じてリベット27でかしめ、ディス
ク構成部4,6のオビ部を、該部に形成したリベット穴
24,26を通じてリベット28でかしめ、更に、両デ
ィスク構成部4,6の外周部において、該両ディスク構
成部相互をアーク溶接Wにて固着して、表側ホイール部
材2と裏側ホイール部材3を合体させる。
【0031】なお、前記のリベット27,28によるか
しめ数は所望に設定する。例えば、1500ccクラス
の乗用車用ディスクホイールにおいては、オビ部を8箇
所、外周部を16箇所程度とするが、車両、ホイール材
料の強度、ディスク部の意匠形状により適宜増減する。
【0032】また、ハブボルト穴9,16にはナットブ
ッシュ29を備え、車両取り付け時において、該ナット
ブッシュ29がハブナットの座となるとともにハブナッ
トを締め付けることにより、両ホイール部材2,3相互
を固定するようになっている。
【0033】また、表側ホイール部材2の飾り穴11
は、図7に拡大示するように、表側ディスク構成部4の
部材を内側へ折曲した曲げ壁11aで形成され、その曲
げ壁11aの曲げの高さは裏側ディスク構成部6の板厚
と略同等に設定されている。そして、両ホイール部材
2,3の合体により、曲げ壁11aが裏側ホイール部材
3の飾り穴17の内端面に沿うようになっている。
【0034】前記のように表側ホイール部材2と裏側ホ
イール部材3を組み付けた後、意匠性向上金属板Bの表
面にクリア塗装を施して、図1(B)に示すように塗膜
Dを形成する。この塗膜Dの厚さは通常、常用される範
囲でよく、例えば20μm程度である。
【0035】次に前記表側ホイール部材2と裏側ホイー
ル部材3の板厚について説明する。
【0036】ここでいう板厚t1 〜t4 は、前記の表面
処理鋼板Aの板厚をいい、腐蝕防止材C及び意匠性向上
金属板Bの厚みを含まないものとする。
【0037】前記のように表側ホイール部材2と裏側ホ
イール部材3を合体させると、図10に示すディスク部
Eは両ホイール部材2,3のディスク構成部4,6から
なる二重板構造となり、リム部Fはホイール部材2又は
3の単板構造になる。ディスク部Eは二重でも疲労強度
を確保するためには、一般的なツーピースホイール(タ
イヤを装着するリム部と車両に固定されるディスク部
が、半径方向で分割されるホイール)の単板構造からな
るディスク部の板厚よりも、表側のディスク構成部4の
板厚t1 と裏側のディスク構成部6の板厚t2 (図9参
照)のトータル板厚t1 +t2 を厚くしなければならな
い。例えば一般的な板製ツーピースホイールのディスク
部の板厚を1とした場合、本発明のディスク部Eの板厚
は1.2〜2.0の板厚比となる。したがって、本発明
のホイールにおけるディスク部Eの重量は一般のホイー
ルにおけるディスク部の重量よりも増加する。
【0038】そこで本発明のホイールにおいては、リム
構成部の板厚t3 ,t4 を、設計荷重に耐え得る強度の
限界まで薄くし、ディスク構成部4,6の板厚t1 ,t
2 を設計荷重に十分耐え得る強度の板厚として、ディス
ク部Eの板厚(t1 +t2 )よりも両リム構成部5,7
のトータル板厚(t3 +t4 )を小さくしてホイールの
重量の増加を抑制している。例えばディスク部Eの板厚
(t1 +t2 )を1とした場合、両リム構成部5,7の
トータル板厚(t3 +t4 )を0.3〜0.8の板厚比
とする。また、裏側ディスク構成部6の板厚t2 を1と
した場合、表側ディスク構成部4の板厚t1 を0.5〜
1.0の板厚比にする。
【0039】また、前記板厚t1 +t2 を1とした場
合、各リム構成部の板厚t3 及びt4を0.2〜0.5
の板厚比にするとよい。
【0040】図の実施例では、表側ディスク構成部4の
板厚t1 と表側リム構成部5の板厚t3 を同一厚とし、
裏側ディスク構成部6の板厚t2 は、表側ディスク構成
部4の板厚t1 よりも厚く、裏側リム構成部7の板厚t
4 は裏側ディスク構成部6の板厚t2 よりも薄くしてい
る。更に、裏側ディスク構成部6から裏側リム構成部7
へ漸次薄くしている。
【0041】また、一般に、リムの板厚は設計荷重に耐
え得る強度よりは変形に耐え得る強度で決まる。変形に
耐え得る強度の板厚は設計荷重に耐え得る強度の板厚よ
りも厚くする必要がある。この変形は通常、図11に示
すように、タイヤ30が縁石31に乗り上げて、その縁
石31により、リムフランジ部14,20の先端部が図
11のGで示すように変形する場合である。そこで、本
発明においては、前記のようにリム部の板厚をディスク
部よりも薄くした場合にも前記のような変形が生じない
ように、リムフランジ部14,20の先端部を前記のよ
うに折り返してその折り返し部21,22で二重板構造
とし、リムフランジ部14,20の剛性を高めている。
【0042】このように、リムフランジ部14,20の
先端部の剛性を高めることにより、リム部の他の部分の
板厚t3 ,t4 は設計荷重に耐え得る最小限の強度でよ
く、ディスク部の板厚よりも薄くすることができる。例
えば、ディスクの板厚t1 +t2 を1とした場合に、各
リムの板厚t3 及びt4 の板厚を0.2〜0.5の板厚
比にすることができる。
【0043】以上のように、リムフランジ部を折り返す
ことにより、リム部Fの板厚低減ができ、ディスク部E
での板厚増加が相殺され、ホイールの重量は一般的なデ
ィスクホイールと同等とすることができる。
【0044】以上のようであるから、本実施例によれ
ば、防錆処理を行った表面処理鋼板Aを使用して、これ
を成形、組み立てるため、従来のような組み立て後によ
る複数回に亘る防錆塗装のほとんどを省略でき、塗装工
程の簡略化が可能になった。
【0045】また、意匠面にアルミニウムやステンレス
などの意匠性向上金属板を貼り合わせているので、意匠
性の向上が可能である。
【0046】更に、意匠性向上金属板を使用した場合に
は、その意匠性向上金属板面にクリア塗装Dを施すのみ
で良い。
【0047】また、表面処理鋼板Aと意匠性向上金属板
Bとの間に樹脂などの腐蝕防止材Cをサンドイッチ状に
介在したので、特に意匠性向上金属板Bにアルミニウム
板を使用した場合に、電位差により起こるアルミニウム
板の電蝕が効果的に防止できる。
【0048】更に、この腐蝕防止材Cを樹脂などの弾性
材で形成することにより、この部材によって路面からの
振動を抑制する制振効果も大きくなる。
【0049】また、表側ホイール部材2の飾り穴11に
曲げ壁11aを形成したことにより、裏側ホイール部材
3の飾り穴17との合わせ目がかくれて見栄が良く、か
つ、合わせ目より水が侵入して錆が発生することを防止
し、更に、穴部の切り欠き感受性による疲労亀裂を防止
するとともに強度向上を図り得る効果がある。
【0050】また、リムフランジ部14,20をカール
加工して二重板構造に形成したので、リム板厚を低減し
ても縁石乗り上げ時にリムフランジ部14,20の曲が
りを防止できる。したがって、リム板厚を低減して、デ
ィスク部板厚の増加分を相殺し、ホイールの重量が従来
のものよりも増加することを抑えることができる。
【0051】なお、前記の実施例においては、表側ホイ
ール部材2と裏側ホイール部材3を、表面処理鋼板Aと
意匠性向上金属板Bと腐蝕防止材Cの3層で形成した
が、表面処理鋼板Aのみでもよく、また、腐蝕防止材C
を用いることなく表面処理鋼板Aに意匠性向上金属板B
を密着させた2層のみでもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のようであるから、本発明によれ
ば、表側ホイール部材と裏側ホイール部材に、防錆処理
を施した表面処理鋼板を使用したので、従来の複数回
(層)にわたる防錆塗装のほとんどを省略でき、前記従
来の問題を解消できる。
【0053】更に、請求項2記載のように、意匠性向上
金属板を設けるものにおいては、表面処理鋼板の表面
を、アルミニウムやステンレス等の意匠性向上金属板で
被覆して意匠性を向上させることができる。
【0054】更に、請求項3記載のように、腐蝕防止材
を介在したものにおいては、表面処理鋼板と意匠性向上
金属板が相互に異種の金属の場合において、これらの間
に生じる電位差による電蝕を、腐蝕防止材によって防止
することができる。更には、この腐蝕防止材を樹脂など
の弾性材で形成することにより、この腐蝕防止材に、路
面からの振動を抑制する制振効果をもたせることもでき
る。
【0055】更に、請求項4記載のように、クリア塗装
を施すと、ホイールの更なる意匠的向上と表面保護を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すもので、(A)は縦断面
図、(B)はホイール部材を形成する板の層を示す拡大
断面図。
【図2】図1(A)の拡大縦断面図。
【図3】図1(A)における部品を分離した状態を示す
縦断面図で、ディスクホイールの径方向の半分のみを示
す。
【図4】図2のリムフランジ部の拡大縦断面図。
【図5】図2におけるディスク部の外周部のかしめ固定
を示す拡大縦断面図。
【図6】図2におけるディスク部のオビ部のかしめ固定
を示す拡大縦断面図。
【図7】図2におけるハブボルト穴部を示す縦断面図。
【図8】図2における飾り穴部を示す縦断面図。
【図9】図2における表側ホイール部材と裏側ホイール
部材の板厚を示す断面図。
【図10】図1の構造において、リム部とディスク部の
範囲を説明する縦断面図。
【図11】タイヤを装着したディスクホイールが縁石に
乗り上げてリムフランジ部が変形した状態を示す図。
【図12】従来のディスクホイールの構造を示す縦断面
図。
【符号の説明】
1 ディスクホイール 2 表側ホイール部材 3 裏側ホイール部材 4 表側ディスク構成部 5 表側リム構成部 6 裏側ディスク構成部 7 裏側リム構成部 A 表面処理鋼板 B 意匠性向上金属板 C 腐蝕防止材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表側ディスク構成部とその外周に表側リ
    ム構成部を一体成形した表側ホイール部材と、これとは
    別の裏側ディスク構成部とその外周に裏側リム構成部を
    一体成形した裏側ホイール部材とを、表側ディスク構成
    部と裏側ディスク構成部で合体して、軸方向に2分割さ
    れたディスクホイールとし、かつその表側ホイール部材
    と裏側ホイール部材を、表面に防錆処理を施した表面処
    理鋼板で形成したことを特徴とする自動車用ディスクホ
    イール。
  2. 【請求項2】 表側ディスク構成部とその外周に表側リ
    ム構成部を一体成形した表側ホイール部材と、これとは
    別の裏側ディスク構成部とその外周に裏側リム構成部を
    一体成形した裏側ホイール部材とを、表側ディスク構成
    部と裏側ディスク構成部で合体して、軸方向に2分割さ
    れたディスクホイールとし、かつその表側ホイール部材
    と裏側ホイール部材を、表面に防錆処理を施した表面処
    理鋼板と、この表面処理鋼板の片面に貼り合わせた意匠
    性向上金属板との複層材で形成したことを特徴とする自
    動車用ディスクホイール。
  3. 【請求項3】 前記表面処理鋼板と意匠性向上金属板と
    の間に腐蝕防止材を介在した請求項2記載の自動車用デ
    ィスクホイール。
  4. 【請求項4】 前記意匠性向上金属板の表面にクリア塗
    装を施した請求項2又は3記載の自動車用ディスクホイ
    ール。
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