JP2001219613A - モータ制御装置及び制御方法 - Google Patents

モータ制御装置及び制御方法

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JP2001219613A
JP2001219613A JP2000032045A JP2000032045A JP2001219613A JP 2001219613 A JP2001219613 A JP 2001219613A JP 2000032045 A JP2000032045 A JP 2000032045A JP 2000032045 A JP2000032045 A JP 2000032045A JP 2001219613 A JP2001219613 A JP 2001219613A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ速度検出の分解能を大幅に向上させ、
常に高精度なモータ速度検出を行うことが可能な構成の
モータ制御装置及び制御方法を提供する。 【解決手段】 本発明に係るモータ制御装置及び方法
は、周期がモータ速度にそれぞれ比例し、一方と他方と
の位相差が約1/4周期である2つのパルス信号につい
て、上記各パルス信号の立ち上がりエッジ及び立ち下が
りエッジを区別して検出し、同一パルス信号の同一方向
エッジごとのパルスエッジ間の時間をそれぞれ計測し、
上記パルスエッジ間の時間を用いて上記モータ速度への
変換を順次行うことにより、上記モータ速度を検出する
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ制御装置及
び制御方法に係り、特に、シリアルプリンタのキャリッ
ジを駆動するキャリッジモータ又は紙送りを行う紙送り
モータを制御するために使用するエンコーダから出力さ
れるパルス信号の立ち上がりタイミング及び立ち下がり
タイミングを選択的に採用することによりモータ速度を
検出するモータ制御装置及び制御方法に関する。また、
そのモータ制御方法を実行するコンピュータプログラム
を記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】最初に、DCモータ制御装置が用いられ
るインクジェットプリンタの概略構成及び制御方法につ
いて説明する。
【0003】図9は、インクジェットプリンタの概略構
成を示したブロック図である。
【0004】図9に示したインクジェットプリンタは、
紙送りを行う紙送りモータ(以下、PFモータともい
う。)1と、紙送りモータ1を駆動する紙送りモータド
ライバ2と、印刷紙50にインクを吐出するヘッド9が
固定され、印刷紙50に対し平行方向かつ紙送り方向に
対し垂直方向に駆動されるキャリッジ3と、キャリッジ
3を駆動するキャリッジモータ(以下、CRモータとも
いう。)4と、キャリッジモータ4を駆動するCRモー
タドライバ5と、CRモータドライバ5に直流電流指令
値を払い出すDCユニット6と、ヘッド9の目詰まり防
止のためのインクの吸い出しを制御するポンプモータ7
と、ポンプモータ7を駆動するポンプモータドライバ8
と、ヘッド9を駆動制御するヘッドドライバ10と、キ
ャリッジ3に固定されたリニア式エンコーダ11と、所
定の間隔にスリットが形成されたリニア式エンコーダ1
1用符号板12と、PFモータ1用のロータリ式エンコ
ーダ13と、印刷処理されている紙の終端位置を検出す
る紙検出センサ15と、プリンタ全体の制御を行うCP
U16と、CPU16に対して周期的に割込み信号を発
生するタイマIC17と、ホストコンピュータ18との
間でデータの送受信を行うインタフェース部(以下、I
Fともいう。)19と、ホストコンピュータ18からI
F19を介して送られてくる印字情報に基づいて印字解
像度やヘッド9の駆動波形等を制御するASIC20
と、ASIC20及びCPU16の作業領域やプログラ
ム格納領域として用いられるPROM21,RAM22
及びEEPROM23と、印刷紙50を支持するプラテ
ン25と、PFモータ1によって駆動されて印刷紙50
を搬送する搬送ローラ27と、CRモータ4の回転軸に
取付けられたプーリ30と、プーリ30によって駆動さ
れるタイミングベルト31とから構成されている。
【0005】DCユニット6は、CPU16から送られ
てくる制御指令、エンコーダ11,13の出力に基づい
て紙送りモータドライバ2及びCRモータドライバ5を
駆動制御する。また、紙送りモータ1及びCRモータ4
はいずれもDCモータで構成されている。
【0006】図10は、インクジェットプリンタのキャ
リッジ3周辺の構成を示した斜視図である。
【0007】図10に示すように、キャリッジ3は、タ
イミングベルト31によりプーリ30を介してキャリッ
ジモータ4に接続され、ガイド部材32に案内されてプ
ラテン25に平行に移動するように駆動される。キャリ
ッジ3の印刷紙に対向する面には、ブラックインクを吐
出するノズル列及びカラーインクを吐出するノズル列を
有する記録ヘッド9が設けられ、各ノズルはインクカー
トリッジ34からインクの供給を受けて印刷紙にインク
滴を吐出して文字や画像を印刷する。
【0008】また、キャリッジ3の非印字領域には、非
印字時に記録ヘッド9のノズル開口を封止するためのキ
ャッピング装置35と、図9に示したポンプモータ7を
有するポンプユニット36とが設けられている。キャリ
ッジ3が印字領域から非印字領域に移動すると、図示し
ないレバーにキャリッジ3が当接して、キャッピング装
置35が上方に移動し、ヘッド9を封止する。
【0009】ヘッド9のノズル開口列に目詰まりが生じ
た場合や、カートリッジ34の交換等を行ってヘッド9
から強制的にインクを吐出する場合は、ヘッド9を封止
した状態でポンプユニット36を作動させ、ポンプユニ
ット36からの負圧により、ノズル開口列からインクを
吸い出す。これにより、ノズル開口列の近傍に付着して
いる塵埃や紙粉が洗浄され、さらにはヘッド9内の気泡
がインクとともにキャップ37に排出される。
【0010】図11は、キャリッジ3に取付けられたリ
ニア式エンコーダ11の構成を模式的に示した説明図で
ある。
【0011】図11に示したエンコーダ11は、発光ダ
イオード11aと、コリメータレンズ11bと、検出処
理部11cとを備えている。検出処理部11cは、複数
(4個)のフォトダイオード11dと、信号処理回路1
1eと、2個のコンパレータ11fA,11fBとを有し
ている。
【0012】発光ダイオード11aの両端に抵抗を介し
て電圧VCCが印加されると、発光ダイオード11aから
光が発せられる。この光はコリメータレンズ11bによ
り平行光に集光されて符号板12を通過する。符号板1
2には、所定の間隔(例えば1/180インチ(1イン
チ=2.54cm))毎にスリットが設けられている。
【0013】符号板12を通過した平行光は、図示しな
い固定スリットを通って各フォトダイオード11dに入
射し、電気信号に変換される。4個のフォトダイオード
11dから出力される電気信号は信号処理回路11eに
おいて信号処理され、信号処理回路11eから出力され
る信号はコンパレータ11fA,11fBにおいて比較さ
れ、比較結果がパルスとして出力される。コンパレータ
11fA,11fBから出力されるパルスENC−A,E
NC−Bがエンコーダ11の出力となる。
【0014】図12は、CRモータ正転時及び逆転時に
おけるエンコーダ11の2つの出力信号の波形を示した
タイミングチャートである。
【0015】図12(a),(b)に示すように、CR
モータ正転時及び逆転時のいずれの場合も、パルスEN
C−AとパルスENC−Bとは位相が90度だけ異なっ
ている。CRモータ4が正転しているとき、即ち、キャ
リッジ3が主走査方向に移動しているときは、図12
(a)に示すように、パルスENC−AはパルスENC
−Bよりも90度だけ位相が進み、CRモータ4が逆転
しているときは、図12(b)に示すように、パルスE
NC−AはパルスENC−Bよりも90度だけ位相が遅
れるようにエンコーダ4は構成されている。そして、上
記パルスの1周期Tは符号板12のスリット間隔(例え
ば1/180インチ)に対応し、キャリッジ3が上記ス
リット間隔を移動する時間に等しい。
【0016】一方、PFモータ1用のロータリ式エンコ
ーダ13は符号板がPFモータ1の回転に応じて回転す
る回転円板である以外は、リニア式エンコーダ11と同
様の構成となっており、2つの出力パルスENC−A,
ENC−Bを出力する。インクジェットプリンタにおい
ては、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13の符
号板に設けられている複数のスリットのスリット間隔は
1/180インチであり、PFモータ1が上記1スリッ
ト間隔だけ回転すると、1/1440インチだけ紙送り
されるような構成となっている。
【0017】図13は、給紙及び紙検出に関連する部分
を示した透視図である。図13を参照して、図9に示し
た紙検出センサ15の位置について説明する。図13に
おいて、プリンタ60の給紙挿入口61に挿入された印
刷紙50は、給紙モータ63により駆動される給紙ロー
ラ64によってプリンタ60内に送り込まれる。プリン
タ60内に送り込まれた印刷紙50の先端が例えば光学
式の紙検出センサ15により検出される。紙検出センサ
15によって先端が検出された紙50は、PFモータ1
により駆動される紙送りローラ65及び従動ローラ66
によって紙送りが行われる。
【0018】続いてキャリッジガイド部材32に沿って
移動するキャリッジ3に固定された記録ヘッド(図示せ
ず)からインクが滴下されることにより印字が行われ
る。所定の位置まで紙送りが行われると、現在、印字さ
れている印刷紙50の終端が紙検出センサ15によって
検出される。印字が終了した印刷紙50は、PFモータ
1により駆動される歯車67A,67Bを介して歯車6
7Cにより駆動される排紙ローラ68及び従動ローラ6
9によって排紙口62から外部に排出される。尚、紙送
りローラ65の回転軸には、ロータリ式エンコーダ13
が連結されている。
【0019】次に、上述したインクジェットプリンタの
CRモータ4を制御する従来のDCモータ制御装置であ
るDCユニット6の構成、及び、DCユニット6による
制御方法について説明する。
【0020】図14は、DCモータ制御装置であるDC
ユニット6の構成を示したブロック図であり、図15
は、従来のDCユニット6の速度演算部6dにおけるエ
ンコーダパルスエッジ検出条件を示したタイミングチャ
ートであり、図16は、DCユニット6により制御され
るCRモータ4のモータ電流及びモータ速度を示したグ
ラフである。
【0021】図14に示したDCユニット6は、位置演
算部6aと、減算器6bと、目標速度演算部6cと、速
度演算部6dと、減算器6eと、比例要素6fと、積分
要素6gと、微分要素6hと、加算器6iと、D/Aコ
ンバータ6jと、タイマ6kと、加速制御部6mとから
構成されている。
【0022】位置演算部6aは、エンコーダ11の出力
パルスENC−A,ENC−Bの各々の立ち上がりエッ
ジ、立ち下がりエッジを検出し、検出されたエッジの個
数を計数し、この計数値に基づいて、キャリッジ3の位
置を演算する。この計数はCRモータ4が正転している
ときは1個のエッジが検出されると「+1」を加算し、
逆転しているときは、1個のエッジが検出されると「−
1」を加算する。パルスENC−A及びENC−Bの各
々の周期は符号板12のスリット間隔に等しく、かつ、
パルスENC−AとパルスENC−Bとは位相が90度
だけ異なっている。このため、上記計数のカウント値
「1」は符号板12のスリット間隔の1/4に対応す
る。これにより上記計数値にスリット間隔の1/4を乗
算すれば、計数値が「0」に対応するキャリッジ3の位
置からの移動量を求めることができる。このときエンコ
ーダ11の解像度は符号板12のスリットの間隔の1/
4となる。上記スリットの間隔を1/180インチとす
れば解像度は1/720インチとなる。
【0023】減算器6bは、CPU16から送られてく
る目標位置と、位置演算部6aによって求められたキャ
リッジ3の実際の位置との位置偏差を演算する。
【0024】目標速度演算部6cは、減算器6bの出力
である位置偏差に基づいてキャリッジ3の目標速度を演
算する。この演算は位置偏差にゲインKPを乗算するこ
とにより行われる。このゲインKPは位置偏差に応じて
決定される。尚、このゲインKP の値は、図示しないテ
ーブルに格納されていてもよい。
【0025】速度演算部6dは、エンコーダ11の出力
パルスENC−A,ENC−Bに基づいてキャリッジ3
の速度を演算する。この速度は次のようにして求められ
る。
【0026】速度演算を行うためには、先ず、エンコー
ダ11の出力パルスENC−A,ENC−Bの立ち上が
りエッジ、立ち下がりエッジを検出する必要があるが、
従来の速度演算部6dにおけるパルスエッジ検出条件に
は、図15(a)、(b)に示す2通りのパターンがあ
る。
【0027】図15(a)に示す第1のパルスエッジ検
出条件においては、出力パルスENC−A,ENC−B
のいずれか一方、例えば出力パルスENC−Aを用い、
その立ち上がりエッジのみを順次検出することにより、
符号板12のスリット間隔に対応するエッジ間の時間間
隔を、タイマカウンタによってカウントする。このカウ
ント値をTとし(T=T1,T2,...)、符号板12
のスリット間隔をλとすればキャリッジの速度はλ/T
として順次求めることができる。
【0028】図15(b)に示す第2のパルスエッジ検
出条件においては、出力パルスENC−A,ENC−B
の双方を用い、両パルスの立ち上がりエッジ及び立ち下
がりエッジを順次検出することにより、符号板12のス
リット間隔の1/4に対応するエッジ間の時間間隔を、
同様にタイマカウンタによってカウントする。このカウ
ント値をTとし(T=T1,T2,...)、符号板12
のスリット間隔をλとすればキャリッジの速度はλ/
(4T)として順次求めることができる。
【0029】上記第1のパルスエッジ検出条件は、速度
検出の分解能が比較的低くても足りる場合に使用され、
上記第2のパルスエッジ検出条件は、速度検出の分解能
が比較的高い必要がある場合に使用される。
【0030】減算器6eは、目標速度と、速度演算部6
dによって演算されたキャリッジ3の実際の速度との速
度偏差を演算する。
【0031】比例要素6fは、上記速度偏差に定数Gp
を乗算し、乗算結果を出力する。積分要素6gは、速度
偏差に定数Giを乗じたものを積算する。微分要素6h
は、現在の速度偏差と、1つ前の速度偏差との差に定数
Gdを乗算し、乗算結果を出力する。比例要素6f、積
分要素6g及び微分要素6hの演算は、エンコーダ11
の出力パルスENC−Aの1周期ごとに、例えば出力パ
ルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期して行う。
【0032】比例要素6f、積分要素6g及び微分要素
6hの出力は、加算器6iにおいて加算される。そして
加算結果、即ちCRモータ4の駆動電流が、D/Aコン
バータ6jに送られてアナログ電流に変換される。この
アナログ電圧に基づいて、ドライバ5によりCRモータ
4が駆動される。
【0033】また、タイマ6k及び加速制御部6mは、
加速制御に用いられ、比例要素6f、積分要素6g及び
微分要素6hを使用するPID制御は、加速途中の定速
及び減速制御に用いられる。
【0034】タイマ6kは、CPU16から送られてく
るクロック信号に基づいて所定時間ごとにタイマ割込み
信号を発生する。
【0035】加速制御部6mは、上記タイマ割込信号を
受ける度ごとに所定の電流値(例えば20mA)を目標
電流値に積算し、積算結果、即ち加速時におけるDCモ
ータ4の目標電流値が、D/Aコンバータ6jに送られ
る。PID制御の場合と同様に、上記目標電流値はD/
Aコンバータ6jによってアナログ電流に変換され、こ
のアナログ電流に基づいて、ドライバ5によりCRモー
タ4が駆動される。
【0036】ドライバ5は、例えば4個のトランジスタ
を備えており、D/Aコンバータ6jの出力に基づいて
上記トランジスタを各々ON又はOFFさせることによ
り(a)CRモータ4を正転又は逆転させる運転モー
ド、(b)回生ブレーキ運転モード(ショートブレーキ
運転モード、即ち、CRモータの停止を維持するモー
ド)、(c)CRモータを停止させようとするモード、
を行わせることが可能な構成となっている。
【0037】次に、図16(a),(b)を参照してD
Cユニット6の動作、即ち、従来のDCモータ制御方法
について説明する。
【0038】CRモータ4が停止しているときに、CP
U16からDCユニット6へ、CRモータ4を起動させ
る起動指令信号が送られると、加速制御部6mから起動
初期電流値I0がD/Aコンバータ6jに送られる。こ
の起動初期電流値I0は、起動指令信号とともにCPU
16から加速制御部6mに送られてくる。そしてこの電
流値I0は、D/Aコンバータ6jによってアナログ電
圧に変換されてドライバ5に送られ、ドライバ5によっ
てCRモータ4が起動開始する(図16(a),(b)
参照)。起動指令信号を受信した後、所定の時間ごとに
タイマ6kからタイマ割込信号が発生される。加速制御
部6mは、タイマ割込信号を受信する度ごとに、起動初
期電流値I0に所定の電流値(例えば20mA)を積算
し、積算した電流値をD/Aコンバータ6jに送る。す
ると、この積算した電流値は、D/Aコンバータ6jに
よってアナログ電流に変換されてドライバ5に送られ
る。そして、CRモータ4に供給される電流の値が上記
積算した電流値となるように、ドライバ5によってCR
モータが駆動されCRモータ4の速度は上昇する(図1
6(b)参照)。このためCRモータ4に供給される電
流値は、図16(a)に示すように階段状になる。尚、
このときPID制御系も動作しているが、D/Aコンバ
ータ6jは加速制御部6mの出力を選択して取込む。
【0039】加速制御部6mの電流値の積算処理は、積
算した電流値が一定の電流値ISとなるまで行われる。
時刻t1において積算した電流値が所定値IS となる
と、加速制御部6mは積算処理を停止し、D/Aコンバ
ータ6jに一定の電流値ISを供給する。これによりC
Rモータ4に供給される電流の値が電流値ISとなるよ
うにドライバ5によって駆動される(図16(a)参
照)。
【0040】そして、CRモータ4の速度がオーバーシ
ュートするのを防止するために、CRモータ4が所定の
速度V1になると(時刻t2参照)、CRモータ4に供給
される電流を減小させるように加速制御部6mが制御す
る。このときCRモータ4の速度は更に上昇するが、C
Rモータ4の速度が所定の速度Vcに達すると(図16
(b)の時刻t3参照)、D/Aコンバータ6jが、P
ID制御系の出力、即ち加算器6iの出力を選択し、P
ID制御が行われる。
【0041】即ち、目標位置と、エンコーダ11の出力
から得られる実際の位置との位置偏差に基づいて目標速
度が演算され、この目標速度と、エンコーダ11の出力
から得られる実際の速度との速度偏差に基づいて、比例
要素6f、積分要素6g及び微分要素6hが動作し、各
々比例、積分、及び微分演算が行われ、これらの演算結
果の和に基づいて、CRモータ4の制御が行われる。
尚、上記比例、積分及び微分演算は、例えばエンコーダ
11の出力パルスENC−Aの立ち上がりエッジに同期
して行われる。これによりDCモータ4の速度は所望の
速度Veとなるように制御される。尚、所定の速度Vc
は、所望の速度Veの70〜80%の値であることが好
ましい。
【0042】時刻t4からDCモータ4は、所望の速度
となるからキャリッジ3も所望の一定の速度Veとな
り、印字処理を行うことが可能となる。
【0043】印字処理が終了し、キャリッジ3が目標位
置に近づくと(図16(b)の時刻t5参照)、位置偏
差が小さくなるから目標速度も小さくなり、このため速
度偏差、即ち減算器6eの出力が負になり、DCモータ
4の減速が行われ、時刻t6に停止する。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のモータ
制御装置であるDCユニット6の速度演算部6dにおけ
るエンコーダパルスエッジ検出条件には、以下のような
問題点があった。即ち、上記第1のパルスエッジ検出条
件では、キャリッジ3の速度が低い場合にモータ速度検
出の分解能が低すぎること、上記第2のパルスエッジ検
出条件では、各パルスのデューティ比のばらつきや両パ
ルス間の位相差のばらつきが発生することから、いずれ
のパルスエッジ検出条件によっても常に高精度なモータ
速度検出を行うことができないという問題点があった。
また、停止制御の際の低速度における位置決め精度が低
いという問題点もあった。
【0045】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、モータ速度検出の分解能を大幅に向上
させ、常に高精度なモータ速度検出を行うことが可能な
構成のモータ制御装置及び制御方法を提供することであ
る。
【0046】
【課題を解決するための手段】本発明に係るモータ制御
装置の基本的構成によれば、周期がモータ速度に比例す
る第1のパルス信号、及び、周期が上記モータ速度に比
例し、上記第1のパルス信号に対する位相差が約1/4
周期である第2のパルス信号を発生する信号発生手段
と、上記第1及び第2のパルス信号の立ち上がりエッジ
及び立ち下がりエッジを区別して検出するパルスエッジ
検出手段と、同一パルス信号の同一方向エッジごとのパ
ルスエッジ間の時間をそれぞれ計測する時間計測手段
と、上記時間計測手段により計測された時間を用いて上
記モータ速度への変換を順次行うことにより、上記モー
タ速度を検出する速度変換手段とを備えたことを特徴と
し、この構成により、モータ速度検出の分解能を大幅に
向上させ、常に高精度なモータ速度検出を行うことが可
能となる。
【0047】本発明に係るモータ制御装置の実用的構成
によれば、周期がモータ速度に比例する第1のパルス信
号、及び、周期が上記モータ速度に比例し、上記第1の
パルス信号に対する位相差が約1/4周期である第2の
パルス信号を発生する信号発生手段と、同一パルス信号
の同一方向エッジごとにパルスエッジを区別して検出す
る検出条件を含む複数の検出条件を記憶し、所定条件に
応じて上記検出条件のいずれかを出力する検出条件記憶
手段と、上記検出条件記憶手段から出力された上記検出
条件が設定される検出条件設定手段と、上記検出条件設
定手段に設定された上記検出条件に従い、上記第1及び
第2のパルス信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエ
ッジの一部又は全部を検出するパルスエッジ検出手段
と、上記パルスエッジ検出手段により検出されたパルス
エッジ間の時間をそれぞれ計測する時間計測手段と、上
記時間計測手段により計測された時間を用いて上記モー
タ速度への変換を順次行うことにより、上記モータ速度
を検出する速度変換手段とを備えたことを特徴とし、こ
の構成により、複数のエンコーダパルスエッジ検出条件
を適当に組み合わせて用いると、より効率的で高精度な
モータ速度検出を行うことが可能となる。
【0048】上記所定条件は、上記モータ速度、上記第
1若しくは第2のパルス信号の周期数、又は、上記モー
タの駆動量であるものとするとよい。
【0049】上記時間計測手段は、少なくとも4つのパ
ルスエッジ間の時間をそれぞれ同時に並行して計測可能
なものとするとよい。
【0050】上記時間計測手段は、上記パルスエッジ検
出手段が同一パルス信号の同一方向エッジごとにパルス
エッジを区別して検出する場合には、同一パルス信号の
同一方向エッジごとのパルスエッジ間の時間をそれぞれ
計測するものとするとよい。
【0051】上記検出条件記憶手段、上記検出条件設定
手段は、PROM、EEPROM又はASICのいずれ
かにより構成されているものとするとよい。
【0052】上記速度変換手段は、上記パルスエッジ間
に対応する距離を上記時間で除算することにより上記モ
ータ速度への変換を行うものとするとよい。
【0053】上記モータの駆動対象の目標停止位置を示
すパルスエッジである目標エッジより所定数前のパルス
エッジから上記目標エッジまでの各パルスエッジごとに
設定された比較対象値を記憶する比較対象値記憶手段
と、上記所定数前のパルスエッジから上記目標エッジま
での各パルスエッジにおいて、上記比較対象値と上記モ
ータ速度とを比較し、上記モータ速度が上記比較対象値
以上の値である場合に、上記モータの停止を指令するモ
ータ停止制御手段とをさらに備えたものとするとよい。
【0054】上記比較対象値記憶手段は、PROM、E
EPROM又はASICのいずれかにより構成されてい
るものであり、上記モータ停止制御手段は、CPUによ
り構成されているものとするとよい。
【0055】上記パルスエッジ検出手段、上記時間計測
手段、上記速度変換手段は、CPUにより構成されてい
るものとするとよい。
【0056】上記信号発生手段は、エンコーダにより構
成されているものとするとよい。
【0057】本発明に係るモータ制御方法によれば、要
するに、周期がモータ速度にそれぞれ比例し、一方と他
方との位相差が約1/4周期である2つのパルス信号に
ついて、上記各パルス信号の立ち上がりエッジ及び立ち
下がりエッジを区別して検出し、同一パルス信号の同一
方向エッジごとのパルスエッジ間の時間をそれぞれ計測
し、上記パルスエッジ間の時間を用いて上記モータ速度
への変換を順次行うことにより、上記モータ速度を検出
することを特徴とする。
【0058】本発明に係るモータ制御方法の基本的構成
によれば、周期がモータ速度に比例する第1のパルス信
号、及び、周期が上記モータ速度に比例し、上記第1の
パルス信号に対する位相差が約1/4周期である第2の
パルス信号を発生する第1の過程と、上記第1及び第2
のパルス信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジ
を区別して検出する第2の過程と、同一パルス信号の同
一方向エッジごとのパルスエッジ間の時間をそれぞれ計
測する第3の過程と、計測された時間を用いて上記モー
タ速度への変換を順次行うことにより、上記モータ速度
を検出する第4の過程とを備えたことを特徴とし、この
構成により、モータ速度検出の分解能を大幅に向上さ
せ、常に高精度なモータ速度検出を行うことが可能とな
る。
【0059】上記第4の過程は、上記パルスエッジ間に
対応する距離を上記時間で除算することにより上記モー
タ速度への変換を行うものとするとよい。
【0060】上記モータの駆動対象の目標停止位置を示
すパルスエッジである目標エッジより所定数前のパルス
エッジから上記目標エッジまでの各パルスエッジにおい
て、上記所定数前のパルスエッジから上記目標エッジま
での各パルスエッジごとに設定された比較対象値と上記
モータ速度とを比較し、上記モータ速度が上記比較対象
値以上の値である場合に、上記モータの停止を指令する
第5の過程をさらに備えたものとするとよい。
【0061】本発明に係るモータ制御方法の実用的構成
によれば、周期がモータ速度に比例する第1のパルス信
号、及び、周期が上記モータ速度に比例し、上記第1の
パルス信号に対する位相差が約1/4周期である第2の
パルス信号を発生する第1の過程と、同一パルス信号の
同一方向エッジごとにパルスエッジを区別して検出する
検出条件を含む複数の検出条件の中から、所定条件に応
じて、いずれかを選択する第2の過程と、選択された上
記検出条件に従い、上記第1及び第2のパルス信号の立
ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの一部又は全部を
検出する第3の過程と、検出されたパルスエッジ間の時
間をそれぞれ計測する第4の過程と、計測された時間を
用いて上記モータ速度への変換を順次行うことにより、
上記モータ速度を検出する第5の過程とを備えたことを
特徴とし、この構成により、複数のエンコーダパルスエ
ッジ検出条件を適当に組み合わせて用いると、より効率
的で高精度なモータ速度検出を行うことが可能となる。
【0062】上記所定条件は、上記モータ速度、上記第
1若しくは第2のパルス信号の周期数、又は、上記モー
タの駆動量であるものとするとよい。
【0063】上記第3の過程において同一パルス信号の
同一方向エッジごとにパルスエッジを区別して検出する
場合には、上記第4の過程は、同一パルス信号の同一方
向エッジごとのパルスエッジ間の時間をそれぞれ計測す
るものとするとよい。
【0064】上記第5の過程は、上記パルスエッジ間に
対応する距離を上記時間で除算することにより上記モー
タ速度への変換を行うものとするとよい。
【0065】上記モータの駆動対象の目標停止位置を示
すパルスエッジである目標エッジより所定数前のパルス
エッジから上記目標エッジまでの各パルスエッジにおい
て、上記所定数前のパルスエッジから上記目標エッジま
での各パルスエッジごとに設定された比較対象値と上記
モータ速度とを比較し、上記モータ速度が上記比較対象
値以上の値である場合に、上記モータの停止を指令する
第6の過程をさらに備えたものとするとよい。
【0066】上記パルス信号は、エンコーダにより発生
させられるものとするとよい。
【0067】上記本発明に係るモータ制御装置及び制御
方法において、上記エンコーダは、シリアルプリンタの
キャリッジに固定されたリニア式エンコーダであるもの
とし、上記モータは、上記キャリッジを駆動するキャリ
ッジモータであるものとするとよい。
【0068】又は、上記エンコーダは、シリアルプリン
タの紙送りモータ用ロータリ式エンコーダであるものと
し、上記モータは、上記シリアルプリンタの紙送りを行
う紙送りモータであるものとするとよい。
【0069】本発明に係るコンピュータプログラムの記
録媒体によれば、上記本発明に係るモータ制御方法のい
ずれかをコンピュータシステムにおいて実行するコンピ
ュータプログラムが記録されたことを特徴とする。
【0070】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るモータ制御装
置及び制御方法並びにそのモータ制御方法を実行するコ
ンピュータプログラムを記録した記録媒体の実施の一形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0071】図1は、本発明に係るモータ制御装置であ
るDCユニット6の速度演算部6dの構成を示したブロ
ック図であり、図2は、本発明に係るモータ制御装置で
あるDCユニット6の速度演算部6dにおけるエンコー
ダパルスエッジ検出条件を示したタイミングチャートで
ある。尚、DCユニット6全体の構成は、図14に示し
たブロック図の構成と同様のものであり、インクジェッ
トプリンタ全体の概略構成は、図9に示したブロック図
の構成と同様のものである。
【0072】図1に示した本発明に係るモータ制御装置
における速度演算部6dは、エンコーダ11から入力さ
れるエンコーダパルスENC−A,ENC−Bのパルス
エッジを、設定されたパルスエッジ検出条件に従って検
出し出力するパルスエッジ検出部6daと、パルスエッ
ジ検出部6daにおけるパルスエッジ検出条件が設定さ
れる検出条件設定部6dbと、検出条件設定部6dbに
設定する1通り以上のパルスエッジ検出条件を記憶し、
モータ速度に応じたパルスエッジ検出条件を検出条件設
定部6dbに出力して設定する検出条件記憶部6dc
と、設定されたパルスエッジ検出条件に従ってパルスエ
ッジ検出部6daにより順次検出され出力されるパルス
エッジ間の時間を計測するタイマカウンタ6ddと、設
定されたパルスエッジ検出条件におけるパルスエッジ間
に対応する距離とタイマカウンタ6ddにより計測され
る時間とを用いた演算により、モータ速度への変換を行
う速度変換部6deとから構成されている。
【0073】本発明に係るモータ制御装置及び制御方法
の最大の特徴は、エンコーダ11から入力される2つの
エンコーダパルスENC−A及びENC−Bの立ち上が
りエッジ及び立ち下がりエッジを同一エンコーダパルス
(同一チャネルのエンコーダパルス)の同一方向エッジ
ごとに区別して検出し、かつ、同一エンコーダパルスの
同一方向エッジごとにパルスエッジ間の時間の計測を行
い、同一エンコーダパルスの同一方向エッジごとのパル
スエッジ間に対応する距離とそれらのパルスエッジ間の
時間とを用いてモータ速度への変換を行う点にある。即
ち、図2(a)のタイミングチャートに示すように、エ
ンコーダパルスENC−Aの一の立ち上がりエッジから
エンコーダパルスENC−Aの直後の後続の立ち上がり
エッジまでの時間T1,エンコーダパルスENC−Bの
一の立ち上がりエッジからエンコーダパルスENC−B
の直後の後続の立ち上がりエッジまでの時間T2,エン
コーダパルスENC−Aの一の立ち下がりエッジからエ
ンコーダパルスENC−Aの直後の後続の立ち下がりエ
ッジまでの時間T3,エンコーダパルスENC−Bの一
の立ち下がりエッジからエンコーダパルスENC−Bの
直後の後続の立ち下がりエッジまでの時間T4,以下同
様のパルスエッジ間の時間を、時刻t1,t2,t3,t
4,...のタイミングで順次計測し、同一エンコーダ
パルスの同一方向エッジごとのパルスエッジ間に対応す
る距離とそれらのパルスエッジ間の時間とを用いてモー
タ速度への変換を行うものである。
【0074】図2(b)、図2(c)に示したタイミン
グチャートは、図15(a)、図15(b)に示した従
来のDCユニット6の速度演算部6dにおけるエンコー
ダパルスエッジ検出条件を示したタイミングチャートと
同様のものである。
【0075】本発明に係るモータ制御装置及び制御方法
により図2(a)に示したエンコーダパルスエッジ検出
条件でエンコーダパルスエッジを検出してエンコーダパ
ルス1周期分の時間計測を行い、モータ速度への変換を
行うと、図2(b)、図2(c)に示したエンコーダパ
ルスエッジ検出条件でエンコーダパルスエッジを検出し
て時間計測を行い、モータ速度への変換を行う場合の問
題点を解消することができる。
【0076】図2(b)に示したエンコーダパルスエッ
ジ検出条件の場合、一方のエンコーダパルスの1周期毎
のタイミングでエンコーダパルスエッジを検出してエン
コーダパルス1周期分の時間計測を行うので、特にモー
タ速度が低速の場合にはモータ速度検出の分解能が低す
ぎるという問題点があった。これに対し、図2(a)に
示したエンコーダパルスエッジ検出条件の場合、総ての
エンコーダパルスエッジを同一エンコーダパルスの同一
方向エッジごとに区別して検出し、かつ、同一エンコー
ダパルスの同一方向エッジごとにエンコーダパルス1周
期分の時間計測を行うので、モータ速度検出の頻度が4
倍になり、モータ速度検出の分解能を大幅に向上させる
ことができる。
【0077】また、図2(c)に示したエンコーダパル
スエッジ検出条件の場合、総てのエンコーダパルスエッ
ジを検出して時間計測を行っているが、一方のエンコー
ダパルスの一のエッジから他方のエンコーダパルスの直
後の後続のエッジまでの時間をエンコーダパルス1/4
周期分の時間として時間計測を行っている。従って、各
エンコーダパルスのデューティ比や両エンコーダパルス
の位相差が変動すると、いずれかのエンコーダパルス1
/4周期分の時間を正確に計測したことにはならず、常
に高精度なモータ速度検出を行うことができないという
問題点があった。これに対し、図2(a)に示したエン
コーダパルスエッジ検出条件の場合、総てのエンコーダ
パルスエッジを同一エンコーダパルスの同一方向エッジ
ごとに区別して検出し、かつ、同一エンコーダパルスの
同一方向エッジごとにパルスエッジを検出した側のエン
コーダパルス1周期分の時間計測を行っている。このよ
うに計測されたエンコーダパルスの1周期の長さは、常
にその時点のモータ速度に正確に比例しており、各エン
コーダパルスのデューティ比や両エンコーダパルス間の
位相差が変動しても影響を受けることがないので、エン
コーダパルス1周期に対応する距離とエンコーダパルス
1周期の時間とから、常に高精度なモータ速度検出を行
うことが可能となる。
【0078】以上より、本発明に係るモータ制御装置及
び制御方法により図2(a)に示したエンコーダパルス
エッジ検出条件でエンコーダパルスエッジを検出してエ
ンコーダパルス1周期分の時間計測を行い、モータ速度
への変換を行うと、従来の問題点を解決して常に高精度
なモータ速度検出を行うことが可能となる。
【0079】しかし、図2(b)、図2(c)に示した
エンコーダパルスエッジ検出条件でエンコーダパルスエ
ッジを検出して時間計測を行い、モータ速度への変換を
行うことが、常に不都合というわけではない。
【0080】例えば、モータ速度が十分に高速である場
合には、図2(b)に示したエンコーダパルスエッジ検
出条件でエンコーダパルスエッジを検出して時間計測を
行い、モータ速度への変換を行っても、十分なモータ速
度検出の分解能を得ることができる。また、CPU等に
より構成される速度演算部6dの演算処理能力によって
は、図2(a)に示したエンコーダパルスエッジ検出条
件ではなく図2(b)に示したエンコーダパルスエッジ
検出条件の方が都合がよい場合もあり得る。また、多少
の誤差があっても、速度情報が無いよりはよい。
【0081】従って、図2(a)、図2(b)、図2
(c)に示したエンコーダパルスエッジ検出条件を適当
に組み合わせて用いることにより、より効率的で高精度
なモータ速度検出を行うことが可能となる。
【0082】そこで、図1に示した本発明に係るモータ
制御装置であるDCユニット6の速度演算部6dは、図
2(a)、図2(b)、図2(c)に示したエンコーダ
パルスエッジ検出条件を組み合わせて用いることを可能
とした構成となっている。以下、その動作について説明
する。
【0083】検出条件記憶部6dcには、例えば、上述
の図2に示した3通りのエンコーダパルスエッジ検出条
件が記憶されており、所定条件に応じたエンコーダパル
スエッジ検出条件が検出条件設定部6db及び速度変換
部6deに出力されるようになっている。エンコーダパ
ルスエッジ検出条件を選択的に出力するための所定条件
は、後述するようにここでは、エンコーダパルスから変
換されたモータ速度の値、又は、エンコーダパルスの周
期数としている。あるいは、モータの駆動量、即ち、モ
ータの駆動対象の移動距離とすることもできる。
【0084】検出条件設定部6dbには、上述のよう
に、エンコーダパルスから変換されたモータ速度に応じ
たエンコーダパルスエッジ検出条件が検出条件記憶部6
dcから入力され、設定されるようになっている。例え
ば、モータが停止状態から動作を開始したときの最初の
1周期又は数周期だけは図2(c)に示したエンコーダ
パルスエッジ検出条件を設定し、その後、モータ速度が
所定値未満のときは図2(a)に示したエンコーダパル
スエッジ検出条件を設定し、モータ速度が所定値以上の
ときは図2(b)に示したエンコーダパルスエッジ検出
条件を設定するようにする。
【0085】パルスエッジ検出部6daは、エンコーダ
11から入力されるエンコーダパルスENC−A,EN
C−Bのパルスエッジを、設定されたパルスエッジ検出
条件に従って検出し、検出したパルスエッジをタイマカ
ウンタ6ddに対し順次出力する。ここで、図2(c)
に示したエンコーダパルスエッジ検出条件が設定されて
いる場合には、パルスエッジ検出部6daはパルスエッ
ジを特に区別することなく同一種類のものとして順次出
力するが、図2(a)に示したエンコーダパルスエッジ
検出条件が設定されている場合には、パルスエッジ検出
部6daはエンコーダパルスENC−Aの立ち上がりエ
ッジ、立ち下がりエッジ、エンコーダパルスENC−B
の立ち上がりエッジ、立ち下がりエッジをそれぞれ識別
できるようにして出力する。また、図2(b)に示した
エンコーダパルスエッジ検出条件が設定されている場合
には、パルスエッジ検出部6daはエンコーダパルスE
NC−Aの立ち上がりエッジのみを他のパルスエッジと
識別できるようにして出力する。
【0086】タイマカウンタ6ddは、パルスエッジ検
出部6daから出力されたパルスエッジ間の時間を計測
する。但し、パルスエッジ検出部6daから出力される
パルスエッジが複数種類の識別可能なものである場合に
は、パルスエッジの種類ごとにエッジ間の時間を計測す
る。即ち、同一方向のパルスエッジ間の時間をそれぞれ
計測する。従って、図2(a)に示したエンコーダパル
スエッジ検出条件が設定されている場合に、同一エンコ
ーダパルスの同一方向エッジごとにパルスエッジ間の時
間の計測をそれぞれ行うことができるように、タイマカ
ウンタ6ddは、少なくとも4つのパルスエッジ間の時
間をそれぞれ同時に並行して計測可能なものとなってい
る。
【0087】タイマカウンタ6ddは、計測したパルス
エッジ間の時間を順次出力する。但し、パルスエッジの
種類ごとにエッジ間の時間を計測した場合であっても、
出力する際にはそれらを識別可能なものとして出力する
必要はなく、特に区別することなく順次出力するだけで
足りる。
【0088】速度変換部6deは、設定されたパルスエ
ッジ検出条件におけるパルスエッジ間に対応する距離と
タイマカウンタ6ddにより計測される時間とを用いた
演算により、モータ速度への変換を行う。
【0089】図2(a)、図2(b)に示すパルスエッ
ジ検出条件が設定されている場合には、タイマカウンタ
6ddにより計測されたパルスエッジ間の時間、即ち、
タイマカウンタ6ddのカウント値をT(T=T1,T
2,...)、エンコーダ11の符号板12のスリット
間隔をλとすると、設定されたパルスエッジ検出条件に
おけるパルスエッジ間に対応する距離はλであるので、
演算V=λ/Tを順次行うことにより、モータ速度Vへ
の変換を行うことができる。
【0090】図2(c)に示すパルスエッジ検出条件が
設定されている場合には、設定されたパルスエッジ検出
条件におけるパルスエッジ間に対応する距離はλ/4で
あるので、演算V=λ/(4T)を順次行うことによ
り、モータ速度Vへの変換を行うことができる。
【0091】上述した速度演算部6dの具体的な一構成
例として、例えば、パルスエッジ検出部6da、タイマ
カウンタ6dd、速度変換部6deはCPUで構成し、
検出条件設定部6dbはCPU、RAM又はASICで
構成し、検出条件記憶部6dcはPROM、EEPRO
M又はASICで構成することができる。
【0092】図3は、図2(a)、図2(b)に示すパ
ルスエッジ検出条件の設定切換速度を示したグラフであ
る。
【0093】図3のグラフに示すように、モータの目標
速度の変動が比較的小さく、かつ、モータの目標速度が
十分に高速である期間TXには、上述したように、図2
(b)に示すパルスエッジ検出条件でも、十分なモータ
速度検出の分解能を得ることができ、速度演算部6dの
演算処理能力に対する余裕を確保することができる。そ
こで、この期間TXは、図2(b)に示すパルスエッジ
検出条件を設定するとよい。
【0094】一方、モータの目標速度の変動が比較的大
きく、かつ、モータの目標速度が比較的低速であり、各
エンコーダパルスのデューティ比や両エンコーダパルス
間の位相差が変動しやすい期間TYには、高精度なモー
タ速度検出を行うことが必要とされるので、図2(a)
に示すパルスエッジ検出条件を設定するとよい。
【0095】他方、モータの目標速度の変動が比較的小
さくても、モータの目標速度が低速である期間TY’に
は、高精度なモータ速度検出を行うことが必要とされる
ので、図2(b)に示すパルスエッジ検出条件ではなく
図2(a)に示すパルスエッジ検出条件を設定するとよ
い。
【0096】通常、モータの駆動対象の移動距離が長い
ほどモータの目標速度は高速になるので、移動距離と目
標速度との関係が予め明らかになっているときは、移動
距離に応じて期間TX及びTYの制御を予め設定し、ある
いは、期間TY’の制御を予め設定することができる。
【0097】また、上記パルスエッジ検出条件の設定切
換は、パルスエッジ検出部6da、タイマカウンタ6d
d、速度変換部6de、検出条件設定部6dbの一部又
は全部を構成するCPUの演算処理能力に応じて行うよ
うにしてもよい。エンコーダパルスエッジの検出を行う
パルスエッジ検出部6daは、フィルタ効果を有するも
のとしてもよい。
【0098】次に、動作しているモータを減速させて停
止させる際の制御について説明する。モータを停止させ
る制御は、目標停止位置を示すエンコーダパルスの目標
エッジの手前でモータへの通電を切断することによりブ
レーキをかけてモータを停止させる。このとき、目標エ
ッジからどの程度手前でブレーキをかけるかは、予め実
験によりブレーキ特性を調べておき、その実験データに
基づいて決定する。
【0099】図4は、ブレーキ時の速度(ips:inch
per second)と行きすぎ量(エッジ)との関係の一例
を表したグラフであり、図5は、ブレーキ時の速度測定
期間、ブレーキタイミング及び行きすぎ量(エッジ)を
示したタイミングチャートであり、図4,図5における
期間TP、TQ、TRは相互に対応している。
【0100】図4のグラフは、図5のタイミングチャー
トの期間TKにおいて計測された速度と、パルスエッジ
EDGKでブレーキをかけたときの行きすぎ量との関係
を示したものである。図4のグラフに示されるように、
ブレーキ直前期間TKの速度が0.2ips以上0.2
5ips未満のときはちょうど目標区間TP内に停止し
ているが、速度が0.25ips以上0.3ips未満
のときは1エッジに相当する距離だけ行きすぎ、速度が
0.3ips以上0.35ips未満のときは2エッジ
に相当する距離だけ行きすぎることが分かる。即ち、図
4及び図5に示すように、ブレーキ直前期間TKの速度
が0.2ips以上0.25ips未満のときは期間T
Pに対応する目標区間内に停止しているが、速度が0.
25ips以上0.3ips未満のときは1エッジに相
当する距離だけ行きすぎて期間TQに対応する区間内に
停止し、速度が0.3ips以上0.35ips未満の
ときは2エッジに相当する距離だけ行きすぎて期間TR
に対応する区間内に停止している。
【0101】以上のブレーキ特性実験データに基づくモ
ータ停止制御の一例について説明する。
【0102】図6は、モータ停止制御の一例を示したタ
イミングチャートであり、期間TYが減速制御期間、期
間TZが停止制御期間、パルスエッジEDG(ref-0)が
目標エッジ、パルスエッジEDG(ref-0)から直後の
後続のパルスエッジまでの期間に対応する区間が目標停
止位置である。
【0103】停止制御期間TZに入ると、モータへの通
電を切断してブレーキをかけるか否かの判断がパルスエ
ッジごとに行われる。パルスエッジEDG(ref-2)に
おいて速度が0.3ips以上であるときはこの時点で
モータへの通電を切断するが、0.3ips未満である
ときはモータへの通電を切断せずそのまま速度制御を継
続する。パルスエッジEDG(ref-1)において速度が
0.25ips以上であるときはこの時点でモータへの
通電を切断するが、0.25ips未満であるときはモ
ータへの通電を切断せずそのまま速度制御を継続する。
パルスエッジEDG(ref-1)においてモータへの通電
を切断しなかったときは目標エッジであるパルスエッジ
EDG(ref-0)においてモータへの通電を切断し、モ
ータ停止制御を終了する。
【0104】尚、この例では、期間TZに入る時点、即
ち、パルスエッジEDG(ref-4)の時点でモータ速度
が0.35ips未満になるように期間TYにおける減
速制御を行うこととしているが、パルスエッジEDG
(ref-3)の時点でモータ速度が0.35ips以上で
あるときはこの時点でモータへの通電を切断するように
保護動作制御を行うようにしている。
【0105】以上のようなモータ停止制御は、例えば、
目標停止位置と、速度演算部6dの出力である検出速度
Vと、停止制御期間TZの各パルスエッジにおける比較
対象速度とをCPUに入力し、その比較判断結果を示す
CPUの出力信号をD/Aコンバータ6jに入力するこ
とにより行うことができる。停止制御期間TZの各パル
スエッジにおける比較対象速度は、例えばPROM、E
EPROM又はASICに記憶保持しておくことができ
る。
【0106】以上の説明におけるエンコーダは、キャリ
ッジ3に固定されたリニア式エンコーダ11として説明
したが、PFモータ1用のロータリ式エンコーダ13と
してもよい。従って、以上の説明におけるモータは、キ
ャリッジ3を駆動するキャリッジモータ4、又は、紙送
りを行う紙送りモータ1とすることができる。
【0107】図7は、本発明に係るモータ制御方法を実
行するコンピュータプログラムが記録された記録媒体及
びその記録媒体が使用されるコンピュータシステムの外
観構成を示した説明図、図8は、図7に示したコンピュ
ータシステムの構成を示すブロック図である。図7に示
したコンピュータシステム70は、ミニタワー型等の筐
体に収納されたコンピュータ本体71と、CRT(Cath
ode Ray Tube:陰極線管)、プラズマディスプレイ、液
晶表示装置等の表示装置72と、記録出力装置としての
プリンタ73と、入力装置としてのキーボード74a及
びマウス74bと、フレキシブルディスクドライブ装置
76と、CD−ROMドライブ装置77とから構成され
ている。図8は、このコンピュータシステム70の構成
をブロック図として表示したものであり、コンピュータ
本体71が収納された筐体内には、RAM(Random Acc
ess Memory)等の内部メモリ75と、ハードディスクド
ライブユニット78等の外部メモリがさらに設けられて
いる。本発明に係るモータ制御方法を実行するコンピュ
ータプログラムが記録された記録媒体は、このコンピュ
ータシステム70で使用される。記録媒体としては、例
えば、フレキシブルディスク81,CD−ROM(Read
Only Memory)82が用いられるが、その他、MO(Ma
gneto Optical)ディスク、DVD(Digital Versatile
Disk)、その他の光学的記録ディスク、カードメモ
リ、磁気テープ等を用いてもよい。
【0108】
【発明の効果】本発明に係るモータ制御装置の基本的構
成によれば、周期がモータ速度に比例する第1のパルス
信号、及び、周期が上記モータ速度に比例し、上記第1
のパルス信号に対する位相差が約1/4周期である第2
のパルス信号を発生する信号発生手段と、上記第1及び
第2のパルス信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエ
ッジを区別して検出するパルスエッジ検出手段と、同一
パルス信号の同一方向エッジごとのパルスエッジ間の時
間をそれぞれ計測する時間計測手段と、上記時間計測手
段により計測された時間を用いて上記モータ速度への変
換を順次行うことにより、上記モータ速度を検出する速
度変換手段とを備えたので、モータ速度検出の分解能を
大幅に向上させ、常に高精度なモータ速度検出を行うこ
とが可能となる。
【0109】本発明に係るモータ制御装置の実用的構成
によれば、周期がモータ速度に比例する第1のパルス信
号、及び、周期が上記モータ速度に比例し、上記第1の
パルス信号に対する位相差が約1/4周期である第2の
パルス信号を発生する信号発生手段と、同一パルス信号
の同一方向エッジごとにパルスエッジを区別して検出す
る検出条件を含む複数の検出条件を記憶し、所定条件に
応じて上記検出条件のいずれかを出力する検出条件記憶
手段と、上記検出条件記憶手段から出力された上記検出
条件が設定される検出条件設定手段と、上記検出条件設
定手段に設定された上記検出条件に従い、上記第1及び
第2のパルス信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエ
ッジの一部又は全部を検出するパルスエッジ検出手段
と、上記パルスエッジ検出手段により検出されたパルス
エッジ間の時間をそれぞれ計測する時間計測手段と、上
記時間計測手段により計測された時間を用いて上記モー
タ速度への変換を順次行うことにより、上記モータ速度
を検出する速度変換手段とを備えたので、複数のエンコ
ーダパルスエッジ検出条件を適当に組み合わせて用いる
と、より効率的で高精度なモータ速度検出を行うことが
可能となる。
【0110】本発明に係るモータ制御方法によれば、要
するに、周期がモータ速度にそれぞれ比例し、一方と他
方との位相差が約1/4周期である2つのパルス信号に
ついて、上記各パルス信号の立ち上がりエッジ及び立ち
下がりエッジを区別して検出し、同一パルス信号の同一
方向エッジごとのパルスエッジ間の時間をそれぞれ計測
し、上記パルスエッジ間の時間を用いて上記モータ速度
への変換を順次行うことにより、上記モータ速度を検出
することとしたので、モータ速度検出の分解能を大幅に
向上させ、常に高精度なモータ速度検出を行うことが可
能となる。
【0111】本発明に係るモータ制御方法の実用的構成
によれば、周期がモータ速度に比例する第1のパルス信
号、及び、周期が上記モータ速度に比例し、上記第1の
パルス信号に対する位相差が約1/4周期である第2の
パルス信号を発生する第1の過程と、同一パルス信号の
同一方向エッジごとにパルスエッジを区別して検出する
検出条件を含む複数の検出条件の中から、所定条件に応
じて、いずれかを選択する第2の過程と、選択された上
記検出条件に従い、上記第1及び第2のパルス信号の立
ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの一部又は全部を
検出する第3の過程と、検出されたパルスエッジ間の時
間をそれぞれ計測する第4の過程と、計測された時間を
用いて上記モータ速度への変換を順次行うことにより、
上記モータ速度を検出する第5の過程とを備えたので、
複数のエンコーダパルスエッジ検出条件を適当に組み合
わせて用いると、より効率的で高精度なモータ速度検出
を行うことが可能となる。
【0112】また、本発明に係るモータ制御装置及び制
御方法によれば、低速度における正確な速度検出のみな
らず、正確な位置決め精度をも実現することができる。
【0113】本発明に係るコンピュータプログラムの記
録媒体によれば、上記本発明に係るモータ制御方法のい
ずれかをコンピュータシステムにおいて実行するコンピ
ュータプログラムが記録されたものとしたので、モータ
制御に使用することにより、上記本発明に係るモータ制
御方法の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ制御装置であるDCユニッ
ト6の速度演算部6dの構成を示したブロック図。
【図2】本発明に係るモータ制御装置であるDCユニッ
ト6の速度演算部6dにおけるエンコーダパルスエッジ
検出条件を示したタイミングチャート。
【図3】図2(a)、(b)に示すパルスエッジ検出条
件の設定切換速度を示したグラフ。
【図4】ブレーキ時の速度と行きすぎ量との関係の一例
を表したグラフ。
【図5】ブレーキ時の速度測定期間、ブレーキタイミン
グ及び行きすぎ量を示したタイミングチャート。
【図6】モータ停止制御の一例を示したタイミングチャ
ート。
【図7】本発明に係るモータ制御方法を実行するプログ
ラムが記録された記録媒体及びその記録媒体が使用され
るコンピュータシステムの外観構成を示した説明図。
【図8】図7に示したコンピュータシステムの構成を示
すブロック図。
【図9】インクジェットプリンタの概略構成を示したブ
ロック図。
【図10】インクジェットプリンタのキャリッジ3周辺
の構成を示した斜視図。
【図11】キャリッジ3に取付けられたリニア式エンコ
ーダ11の構成を模式的に示した説明図。
【図12】CRモータ正転時及び逆転時におけるエンコ
ーダ11の2つの出力信号の波形を示したタイミングチ
ャート。
【図13】給紙及び紙検出に関連する部分を示した透視
図。
【図14】DCモータ制御装置であるDCユニット6の
構成を示したブロック図。
【図15】従来のDCユニット6の速度演算部6dにお
けるエンコーダパルスエッジ検出条件を示したタイミン
グチャート。
【図16】DCユニット6により制御されるCRモータ
4のモータ電流及びモータ速度を示したグラフ。
【符号の説明】
1 紙送りモータ(PFモータ) 2 紙送りドライバ 3 キャリッジ 4 キャリッジモータ(CRモータ) 5 キャリッジモータドライバ(CRモータドライバ) 6 DCユニット 6a 位置演算部 6b 減算器 6c 目標速度演算手段 6d 速度演算部 6da パルスエッジ検出部 6db 検出条件設定部 6dc 検出条件記憶部 6dd タイマカウンタ 6de 速度変換部 6e 減算器 6f 比例要素 6g 積分要素 6h 微分要素 6j D/Aコンバータ 7 ポンプモータ 8 ポンプモータドライバ 9 記録ヘッド 10 ヘッドドライバ 11 リニア式エンコーダ 12 符号板 13 エンコーダ(ロータリ式エンコーダ) 15 紙検出センサ 16 CPU 17 タイマIC 18 ホストコンピュータ 19 インタフェース部 20 ASIC 21 PROM 22 RAM 23 EEPROM 25 プラテン 30 プーリ 31 タイミングベルト 32 キャリッジモータのガイド部材 34 インクカートリッジ 35 キャッピング装置 36 ポンプユニット 37 キャップ 50 記録紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C058 AB15 AC07 AE02 AE09 GA07 GB03 GB07 GB19 GB31 GB32 2C480 CA01 CA02 CA43 CA47 CB02 CB31 CB34 EA01 5H571 AA12 BB07 FF06 GG02 JJ02 JJ03 JJ13 JJ16 JJ18 JJ23 JJ24 KK06 LL07

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】周期がモータ速度に比例する第1のパルス
    信号、及び、周期が前記モータ速度に比例し、前記第1
    のパルス信号に対する位相差が約1/4周期である第2
    のパルス信号を発生する信号発生手段と、 前記第1及び第2のパルス信号の立ち上がりエッジ及び
    立ち下がりエッジを区別して検出するパルスエッジ検出
    手段と、 同一パルス信号の同一方向エッジごとのパルスエッジ間
    の時間をそれぞれ計測する時間計測手段と、 前記時間計測手段により計測された時間を用いて前記モ
    ータ速度への変換を順次行うことにより、前記モータ速
    度を検出する速度変換手段と、を備えたことを特徴とす
    るモータ制御装置。
  2. 【請求項2】周期がモータ速度に比例する第1のパルス
    信号、及び、周期が前記モータ速度に比例し、前記第1
    のパルス信号に対する位相差が約1/4周期である第2
    のパルス信号を発生する信号発生手段と、 同一パルス信号の同一方向エッジごとにパルスエッジを
    区別して検出する検出条件を含む複数の検出条件を記憶
    し、所定条件に応じて前記検出条件のいずれかを出力す
    る検出条件記憶手段と、 前記検出条件記憶手段から出力された前記検出条件が設
    定される検出条件設定手段と、 前記検出条件設定手段に設定された前記検出条件に従
    い、前記第1及び第2のパルス信号の立ち上がりエッジ
    及び立ち下がりエッジの一部又は全部を検出するパルス
    エッジ検出手段と、 前記パルスエッジ検出手段により検出されたパルスエッ
    ジ間の時間をそれぞれ計測する時間計測手段と、 前記時間計測手段により計測された時間を用いて前記モ
    ータ速度への変換を順次行うことにより、前記モータ速
    度を検出する速度変換手段と、を備えたことを特徴とす
    るモータ制御装置。
  3. 【請求項3】前記所定条件は、前記モータ速度、前記第
    1若しくは第2のパルス信号の周期数、又は、前記モー
    タの駆動量であることを特徴とする請求項2に記載のモ
    ータ制御装置。
  4. 【請求項4】前記時間計測手段は、少なくとも4つのパ
    ルスエッジ間の時間をそれぞれ同時に並行して計測可能
    なものであることを特徴とする請求項2又は3に記載の
    モータ制御装置。
  5. 【請求項5】前記時間計測手段は、前記パルスエッジ検
    出手段が同一パルス信号の同一方向エッジごとにパルス
    エッジを区別して検出する場合には、同一パルス信号の
    同一方向エッジごとのパルスエッジ間の時間をそれぞれ
    計測するものであることを特徴とする請求項4に記載の
    モータ制御装置。
  6. 【請求項6】前記検出条件記憶手段、前記検出条件設定
    手段は、PROM、EEPROM又はASICのいずれ
    かにより構成されているものであることを特徴とする請
    求項2乃至5のいずれかに記載のモータ制御装置。
  7. 【請求項7】前記速度変換手段は、前記パルスエッジ間
    に対応する距離を前記時間で除算することにより前記モ
    ータ速度への変換を行うものであることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかに記載のモータ制御装置。
  8. 【請求項8】前記モータの駆動対象の目標停止位置を示
    すパルスエッジである目標エッジより所定数前のパルス
    エッジから前記目標エッジまでの各パルスエッジごとに
    設定された比較対象値を記憶する比較対象値記憶手段
    と、 前記所定数前のパルスエッジから前記目標エッジまでの
    各パルスエッジにおいて、前記比較対象値と前記モータ
    速度とを比較し、前記モータ速度が前記比較対象値以上
    の値である場合に、前記モータの停止を指令するモータ
    停止制御手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求
    項1乃至7のいずれかに記載のモータ制御装置。
  9. 【請求項9】前記比較対象値記憶手段は、PROM、E
    EPROM又はASICのいずれかにより構成されてい
    るものであり、前記モータ停止制御手段は、CPUによ
    り構成されているものであることを特徴とする請求項8
    に記載のモータ制御装置。
  10. 【請求項10】前記パルスエッジ検出手段、前記時間計
    測手段、前記速度変換手段は、CPUにより構成されて
    いることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載
    のモータ制御装置。
  11. 【請求項11】前記信号発生手段は、エンコーダにより
    構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のい
    ずれかに記載のモータ制御装置。
  12. 【請求項12】前記エンコーダは、シリアルプリンタの
    キャリッジに固定されたリニア式エンコーダであること
    を特徴とする請求項11に記載のモータ制御装置。
  13. 【請求項13】前記モータは、前記キャリッジを駆動す
    るキャリッジモータであることを特徴とする請求項12
    に記載のモータ制御装置。
  14. 【請求項14】前記エンコーダは、シリアルプリンタの
    紙送りモータ用ロータリ式エンコーダであることを特徴
    とする請求項11に記載のモータ制御装置。
  15. 【請求項15】前記モータは、前記シリアルプリンタの
    紙送りを行う紙送りモータであることを特徴とする請求
    項14に記載のモータ制御装置。
  16. 【請求項16】周期がモータ速度にそれぞれ比例し、一
    方と他方との位相差が約1/4周期である2つのパルス
    信号について、前記各パルス信号の立ち上がりエッジ及
    び立ち下がりエッジを区別して検出し、同一パルス信号
    の同一方向エッジごとのパルスエッジ間の時間をそれぞ
    れ計測し、前記パルスエッジ間の時間を用いて前記モー
    タ速度への変換を順次行うことにより、前記モータ速度
    を検出することを特徴とするモータ制御方法。
  17. 【請求項17】周期がモータ速度に比例する第1のパル
    ス信号、及び、周期が前記モータ速度に比例し、前記第
    1のパルス信号に対する位相差が約1/4周期である第
    2のパルス信号を発生する第1の過程と、 前記第1及び第2のパルス信号の立ち上がりエッジ及び
    立ち下がりエッジを区別して検出する第2の過程と、 同一パルス信号の同一方向エッジごとのパルスエッジ間
    の時間をそれぞれ計測する第3の過程と、 計測された時間を用いて前記モータ速度への変換を順次
    行うことにより、前記モータ速度を検出する第4の過程
    と、を備えたことを特徴とするモータ制御方法。
  18. 【請求項18】前記第4の過程は、前記パルスエッジ間
    に対応する距離を前記時間で除算することにより前記モ
    ータ速度への変換を行うものであることを特徴とする請
    求項17に記載のモータ制御方法。
  19. 【請求項19】前記モータの駆動対象の目標停止位置を
    示すパルスエッジである目標エッジより所定数前のパル
    スエッジから前記目標エッジまでの各パルスエッジにお
    いて、前記所定数前のパルスエッジから前記目標エッジ
    までの各パルスエッジごとに設定された比較対象値と前
    記モータ速度とを比較し、前記モータ速度が前記比較対
    象値以上の値である場合に、前記モータの停止を指令す
    る第5の過程をさらに備えたことを特徴とする請求項1
    7又は18に記載のモータ制御方法。
  20. 【請求項20】周期がモータ速度に比例する第1のパル
    ス信号、及び、周期が前記モータ速度に比例し、前記第
    1のパルス信号に対する位相差が約1/4周期である第
    2のパルス信号を発生する第1の過程と、 同一パルス信号の同一方向エッジごとにパルスエッジを
    区別して検出する検出条件を含む複数の検出条件の中か
    ら、所定条件に応じて、いずれかを選択する第2の過程
    と、 選択された前記検出条件に従い、前記第1及び第2のパ
    ルス信号の立ち上がりエッジ及び立ち下がりエッジの一
    部又は全部を検出する第3の過程と、 検出されたパルスエッジ間の時間をそれぞれ計測する第
    4の過程と、 計測された時間を用いて前記モータ速度への変換を順次
    行うことにより、前記モータ速度を検出する第5の過程
    と、を備えたことを特徴とするモータ制御方法。
  21. 【請求項21】前記所定条件は、前記モータ速度、前記
    第1若しくは第2のパルス信号の周期数、又は、前記モ
    ータの駆動量であることを特徴とする請求項20に記載
    のモータ制御方法。
  22. 【請求項22】前記第3の過程において同一パルス信号
    の同一方向エッジごとにパルスエッジを区別して検出す
    る場合には、前記第4の過程は、同一パルス信号の同一
    方向エッジごとのパルスエッジ間の時間をそれぞれ計測
    するものであることを特徴とする請求項20又は21に
    記載のモータ制御方法。
  23. 【請求項23】前記第5の過程は、前記パルスエッジ間
    に対応する距離を前記時間で除算することにより前記モ
    ータ速度への変換を行うものであることを特徴とする請
    求項20乃至22のいずれかに記載のモータ制御方法。
  24. 【請求項24】前記モータの駆動対象の目標停止位置を
    示すパルスエッジである目標エッジより所定数前のパル
    スエッジから前記目標エッジまでの各パルスエッジにお
    いて、前記所定数前のパルスエッジから前記目標エッジ
    までの各パルスエッジごとに設定された比較対象値と前
    記モータ速度とを比較し、前記モータ速度が前記比較対
    象値以上の値である場合に、前記モータの停止を指令す
    る第6の過程をさらに備えたことを特徴とする請求項2
    0乃至23のいずれかに記載のモータ制御方法。
  25. 【請求項25】前記パルス信号は、エンコーダにより発
    生させられることを特徴とする請求項16乃至24のい
    ずれかに記載のモータ制御方法。
  26. 【請求項26】前記エンコーダは、シリアルプリンタの
    キャリッジに固定されたリニア式エンコーダであること
    を特徴とする請求項25に記載のモータ制御方法。
  27. 【請求項27】前記モータは、前記キャリッジを駆動す
    るキャリッジモータであることを特徴とする請求項26
    に記載のモータ制御方法。
  28. 【請求項28】前記エンコーダは、シリアルプリンタの
    紙送りモータ用ロータリ式エンコーダであることを特徴
    とする請求項25に記載のモータ制御方法。
  29. 【請求項29】前記モータは、前記シリアルプリンタの
    紙送りを行う紙送りモータであることを特徴とする請求
    項28に記載のモータ制御方法。
  30. 【請求項30】請求項16乃至29のいずれかに記載の
    モータ制御方法をコンピュータシステムにおいて実行す
    るコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とす
    るコンピュータプログラムの記録媒体。
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