JP2001219585A - インクジェット記録装置、及びインクジェット記録装置におけるインク供給方法 - Google Patents

インクジェット記録装置、及びインクジェット記録装置におけるインク供給方法

Info

Publication number
JP2001219585A
JP2001219585A JP2000030954A JP2000030954A JP2001219585A JP 2001219585 A JP2001219585 A JP 2001219585A JP 2000030954 A JP2000030954 A JP 2000030954A JP 2000030954 A JP2000030954 A JP 2000030954A JP 2001219585 A JP2001219585 A JP 2001219585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
inks
head
supplied
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000030954A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Irisawa
剛 入澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000030954A priority Critical patent/JP2001219585A/ja
Publication of JP2001219585A publication Critical patent/JP2001219585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドユニットの交換回数を削減でき、各記
録ヘッドの能力を無駄なく活用できるインクジェット記
録装置を提供する。 【解決手段】 インクを吐出する複数の記録ヘッド11
a〜11fを固定したヘッドユニット2a,2bを搭載
し、前記各記録ヘッド11a〜11fに種類の異なるイ
ンクを供給する。そして、各ヘッドユニット2a,2b
に装着すべきインクタンクは、その使用頻度順に2組に
組み分けられ、一方のヘッドユニット2aには、使用頻
度の高いインクインクタンク1a,1b,1cが装着さ
れ、他方のヘッドユニットには、使用頻度の低いインク
タンク1d,1e,1fが装着される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の色インクを
吐出して記録を行なうインクジェット記録装置、特に、
複数種の記録ヘッドを固定してなるヘッドユニットを搭
載したインクジェット記録装置、及びインク供給方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、小型かつ安
価に構成でき、駆動時の静粛性にも優れることに加え、
カラー画像の出力にも比較的容易に対応できるという構
造をとることから、近年飛躍的に普及したパーソナルコ
ンピュータなどの出力装置として広く使用されている。
【0003】一般に、カラー画像の出力を可能とするイ
ンクジェットプリンタでは、記録ヘッドを等間隔に固定
したヘッドユニットを複数個搭載し、各ヘッドユニット
にイエロー、シアン、マゼンタなどの色相の異なる色イ
ンクとブラックインクとを供給し、それらのインクを所
定の記録ヘッドから所定の記録方式に従って吐出させて
順次ドットを形成し、カラー画像を形成するようになっ
ている。
【0004】また、高品位な画像の形成を求められる現
在のインクジェットプリンタにあっては、上記のような
通常の濃度を有するインク以外に、濃度の低い色インク
(淡インク)、及び濃度の高い濃インクなどを適用する
ものも実施、提案されており、これによって、粒状感の
ない滑らかな階調表現が可能となり、優れた画像品質を
得ることが可能となっている。
【0005】また、この種のインクジェット記録装置に
あっては、一つのヘッドユニットに複数個の記録ヘッド
を固定することで、装置の小型化を実現している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインクジェット記録装置にあっては、ヘッドユニッ
トに固定された複数個の記録ヘッドのうち、いずれか一
つの記録ヘッドが故障したり、寿命となってインクの吐
出不良が発生したりした場合には、例えその他の記録ヘ
ッドが正常に機能していたとしても、形成される画像品
質が著しく低下してしまうため、ヘッドユニット全体を
交換する必要があり、正常な記録ヘッドをも廃棄しなけ
ればならないという無駄があり、消費コストが高くなる
という問題があった。
【0007】本発明は上記従来技術の課題に着目してな
されたもので、ヘッドユニットの交換回数を削減でき、
各記録ヘッドの能力を十分に活用できるインクジェット
記録装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次のような構成を有する。
【0009】すなわち、本発明は、インクを吐出する記
録ヘッドを固定した複数個のヘッドユニットを搭載し、
かつ前記複数個のヘッドユニットのうち少なくとも1つ
のヘッドユニットには複数の記録ヘッドを固定する一
方、前記各ヘッドユニットには複数種のインクを供給す
ることによって記録動作を行なうインクジェット記録装
置であって、前記複数の記録ヘッドを固定したヘッドユ
ニットには、前記複数種のインクのうち使用頻度の序列
が連続する複数種のインクが組み合わされて供給される
ことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明は、インクを吐出する記録ヘ
ッドを固定した複数個のヘッドユニットを搭載し、かつ
各ヘッドユニットの少なくとも1つのヘッドユニットに
は異なる種類のインクを吐出する複数種の記録ヘッドを
固定する一方、前記各記録ヘッドにはブラック、シア
ン、マゼンタ、イエローの各色のインクをそれぞれ供給
し、前記各色毎に多段階の階調記録を行なうことにより
全色空間を表現し得るようにしたインクジェット記録装
置において、前記複数の記録ヘッドを固定したヘッドユ
ニットには、前記複数種のインクのうち使用頻度の序列
が連続する複数種のインクが組み合わされて供給される
ことを特徴とするものである。
【0011】さらに、本発明は、インクを吐出する記録
ヘッドを固定した複数個のヘッドユニットを搭載し、か
つ前記複数個のヘッドユニットのうち少なくとも1つの
ヘッドユニットには複数の記録ヘッドを固定する一方、
前記各記録ヘッドに供給すべきブラック、シアン、マゼ
ンタ、イエローの各色のインクのうち、少なくとも1色
のインクを濃度の異なる複数種のインクとして階調表現
を行なうようにしたインクジェット記録装置において、
前記複数の記録ヘッドを固定したヘッドユニットには、
前記複数種のインクのうち使用頻度の序列が連続する複
数種のインクが組み合わされて供給されることを特徴と
するものである。
【0012】また、本発明は、インクを吐出する少なく
とも1種類の記録ヘッドを固定したヘッドユニットを複
数個搭載すると共に、入力画像を表すレッド、グリー
ン、ブルーの3原色の各明度値の組み合わせを、適用す
る複数種のインク色の各濃度値の組み合わせに変換する
変換手段を備え、前記変換手段によって変換されたイン
ク色の濃度値の組み合わせに基づいて各インクの吐出を
行ない、前記各インク色毎に多段階の階調記録を行なう
ことによって全色空間を表現し得るようにしたインクジ
ェット記録装置において、前記全色空間を表現する上で
前記変換手段によって変換される各インクの濃度値の合
計値を算出し、その合計値の大小に基づき各インクの使
用頻度を判定し、その判定した使用頻度に基づき各ヘッ
ドユニットに供給すべきインクの組み合わせを決定し、
同一の組に属するインクを同一のヘッドユニットに供給
したことを特徴とするものである。
【0013】さらにまた、本発明は、異なる色のインク
を吐出する複数の記録ヘッドを固定したヘッドユニット
を複数個搭載すると共に、入力画像を表すレッド、グリ
ーン、ブルーの3原色の各明度値を、適用する複数種の
インク色の各濃度値に変換する変換手段を備え、前記変
換手段によって変換されたインク色の濃度値に基づいて
各インクの吐出を行ない、前記各インク色毎に多段階の
階調記録を行なうことによって全色空間を表現し得るよ
うにしたインクジェット記録装置において、前記全色空
間を表現する上で前記変換手段によって変換される各イ
ンクの濃度値の合計値を算出する演算手段と、この演算
手段によって設定された各インク濃度値の合計値の大小
に基づきインクの使用頻度の序列を判定する使用頻度判
定手段と、を備え、各ヘッドユニットには、前記複数種
のインクのうち使用頻度の序列が連続する複数種のイン
クが組み合わせされて供給されることを特徴とするもの
である。
【0014】上記各発明としては、例えば、前記ヘッド
ユニット搭載数を2個とすると共に、適用するインクを
ブラック、シアン、淡シアン、マゼンタ、淡マゼンタ、
イエローの6色とし、前記2個のヘッドユニットのう
ち、一方のヘッドユニットに固定される記録ヘッドに
は、ブラック、シアン、マゼンタの3色のインクが供給
され、他方のヘッドユニットに固定される記録ヘッドに
は、淡シアン、淡マゼンタ、イエローの3色のインクが
供給されるものとすることが考えられる。
【0015】また、本発明は、インクを吐出する複数の
記録ヘッドを固定したヘッドユニットを複数搭載し、前
記各記録ヘッドに種類の異なるインクを供給することに
よって記録動作を行なうインクジェット記録装置のイン
ク供給方法であって、前記複数種のインクを使用頻度順
に組み分け、同一の組に属するインクを同一のヘッドユ
ニットに供給することを特徴とする。
【0016】さらに、本発明は、異なる色のインクを吐
出する複数の記録ヘッドを固定したヘッドユニットを複
数個搭載すると共に、入力画像を表すレッド、グリー
ン、ブルーの3原色の各明度値を、適用する複数種のイ
ンク色の各濃度値に変換する変換手段を備え、前記変換
手段によって変換されたインク色の濃度値に基づいて各
インクの吐出を行ない、前記各インク色毎に多段階の階
調記録を行なうことによって全色空間を表現し得るよう
にしたインクジェット記録装置のインク供給方法であっ
て、前記全色空間を表現する上で前記変換手段によって
変換される各インクの濃度値の合計値を算出するステッ
プと、前記演算手段によって算出された各インク濃度値
の積算値の大小に基づきインクの使用頻度の序列を判定
するステップと、前記各インクの使用頻度の序列に基づ
き各ヘッドユニットに供給すべきインクの組み合わせを
決定するステップと、決定したインクの組み合わせによ
ってインクを供給するステップとを備えたことを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ詳細に説明する。
【0018】(第1の実施形態)この第1の実施形態
は、ブラック、シアン、淡い色のシアン(以下、淡シア
ンと称す)、マゼンタ、淡い色のマゼンタ(以下、淡マ
ゼンタと称す)、イエローの6色のインクを用いて記録
を行なうインクジェット記録装置に本発明を適用した場
合を例に採り説明する。
【0019】図1はこのインクジェットプリンタを概略
的に示す説明斜視図である。図中、9は後述する各部の
制御を行なう制御手段としての制御装置であり、この制
御装置によって制御されるステッピングモータ6の駆動
が紙送りローラ3に伝達され、記録紙4が副走査方向
(B方向)に搬送される。8は紙押えローラで、記録紙
4は紙送りローラ3と紙押えローラ8とで支持されなが
ら平面性を保ちつつ副走査方向Bに送られる。
【0020】13はヘッドキャリッジで、着脱可能な2
個のヘッドユニット2a,2bを搭載し、制御部9によ
って制御されるDCモータ12の駆動により、記録紙4
の平坦性を向上すべく設けられたプラテン板7と平行に
設けられたガイドシャフト5に沿って主走査方向(A方
向)に沿って往復移動する。
【0021】前記ヘッドユニット2a,2bのうち、一
方のヘッドユニット2aには、記録ヘッド11a,11
b,11cがヘッドキャリッジ13の移動方向である主
走査動方向(A方向)に対して一定の間隔で固定される
と共に、各記録ヘッドにインクを供給する3個のインク
タンク1a,1b,1cが着脱可能に装着されるように
なっており、また、他方のヘッドユニット2bには、記
録ヘッド11d,11e,11fがヘッドキャリッジ1
2の移動方向(A方向)に対して一定の間隔で固定され
ると共に、3個のインクタンク1d,1e,1fが着脱
可能に装着されている。ここで、前記インクタンク1
a,1b,1cは、ブラック、マゼンタ、シアンのイン
クが貯留されたインクタンクであり、また、インクタン
ク1d,1e,1fは、淡マゼンタ、淡シアン、イエロ
ーのインクが貯留されたインクタンクとなっており、こ
の2個のヘッドユニット2a,2bに対するインクタン
クの組み分けは後述の設定方法によって行なわれる。
【0022】図2は、前記記録ヘッド11aの概略構成
を示す図である。基板25上には電気熱変換体26、及
びこれに電力を供給するための電極(不図示)が形成さ
れており、ノズル24(インク路)は、電気熱変換体2
6に対応してこれらと同数個配設されており、その一端
が吐出口27に、他端が共通液室23にそれぞれ連通し
ている。記録ヘッド11aには、前述のインクタンク1
aよりブラックインクが図中C方向より供給され、フィ
ルタ22によって塵埃などの不純物が取り除かれて共通
液室23に供給される。供給液室23に供給されたブラ
ックインクは、毛細管現象によってノズル24内に供給
され、ノズルの一端部である吐出口27付近でメニスカ
スを形成し保持される。
【0023】この状態において、電気熱変換体に通電す
ることにより、電気熱変換体上でインクが過熱されて発
泡し、その発泡エネルギーにより、吐出口からインク滴
が図中D方向に吐出され、記録媒体上にドットを形成す
る。また、記録ヘッド11b,11c,11d,11
e,11fも同様にして、それぞれマゼンタ、シアン、
淡マゼンタ、淡シアン、イエローのインクが供給され、
インクの発砲のエネルギーにより各ノズルの吐出口より
インク滴を吐出させることができる。
【0024】記録に際しては、まず、記録紙4が停止し
ている状態で、ヘッドキャリッジ13がA方向の方向に
一定スピードで移動しながら、記録ヘッド11fよりイ
エローインクを、記録ヘッド11eより淡シアンインク
を、記録ヘッド11dより淡マゼンタインクを、記録ヘ
ッド11cよりシアンインクを、記録ヘッド11bより
マゼンタインクを、記録ヘッド11aよりブラックイン
クを、それぞれ吐出させ、重ね打ちを行なうことによっ
て1ラインのカラー記録を行なう。このように、1ライ
ンの記録が終了すると、記録紙4がB方向に一定量ステ
ップ送りされ、ヘッドキャリッジ13は、記録紙4がス
テップ送りされている間に、A方向とは反対の方向に移
動する。この間、各記録ヘッドの電気熱変換体は通電さ
れておらず、インクの吐出状態は一旦休止状態になって
いる。
【0025】記録紙4のステップ送りが終了し、記録紙
4が停止した状態となり、ヘッドキャリッジ13がA方
向とは反対側の記録紙4の端部まで戻ると、再びヘッド
キャリッジ13はA方向に一定スピードで移動を開始
し、同時に各記録ヘッドからのインクの吐出が開始さ
れ、カラー記録が再開される。こうした動作を複数回繰
り返すことによって記録紙4の記録領域全体にカラー記
録を行なうことができる。
【0026】本実施形態のインクジェット記録装置で
は、シアン、マゼンタを含む色領域の低濃度領域におけ
る粒状感を低減すべく、この二色に関して、高濃度イン
クと低濃度インクという濃度の異なる2種類のインクを
用いて階調を表現している。
【0027】図7は、本インクジェット記録装置のシア
ン色を表現する上で、高濃度シアンインク(以下、シア
ンインクと称す)と低濃度シアンインク(以下、淡シア
ンインクと称す)の使用状態を表す線図であり、横軸が
表現しようとしているシアン色の濃度階調段階(以下、
入力値と称す)を示し、その最大濃度を255、最低濃
度を0として256段階で示している。また、縦軸はそ
の濃度階調を表現するために各インク(シアンインク、
淡シアンインク)をどの程度打ち込むか(以下出力値と
記す)を示した図であり、最大を255、最小を0とし
て256段階で示している。
【0028】この図7において、前記入力値70までは
淡シアンインクのみを使って階調を表現しており、この
入力値70で淡シアンの打ち込み量(出力値)が最大2
55となる。そして入力値70から入力値255まで
は、淡シアンインクの打ち込み量(出力値)が徐々に減
少して行き、入力値255で打ち込み量(出力値)が0
となる。また、シアンインクは入力値70から徐々に打
ち込み量が増大して行き、入力値255で最大の打ち込
み量255となる。以上のように本実施形態のインクジ
ェット記録装置は、シアン色の階調表現を濃度の異なる
2つのインク(シアンインク、淡シアンインク)を使用
して表現しており、また、マゼンタ色の表現に関して
も、同様にマゼンタインクと淡マゼンタインクを使用し
て階調表現を行なっている。そして、上記のような各イ
ンクの使用率は一般に不均一なものとなっており、その
使用率の相違によって記録ヘッドの寿命には差が生じこ
ととなるが、使用率の差は異なる色相のインク間で生じ
るだけでなく、濃インクと淡インクとの間においてもそ
の使用率には差が生じ、これが各種インクの使用率に大
きく影響を及ぼすこととなる。
【0029】例えば、シアン色の階調表現だけをとって
みても、図7に示すように、シアンインクよりも淡シア
ンインクの方が、シアン色の全階調を表現する場合の使
用量が多い(使用率が高い)ことが分かる。
【0030】本実施形態のインクジェット記録装置の画
像処理は、入力画像として、RGB各色8bitのデー
タが入力されると、γ補正処理を施し、適正なγへと補
正を行なった後、後述のルックアップテーブルを利用し
た色変換処理が行なわれ、インク色であるシアン、淡シ
アン、マゼンタ、淡マゼンタ、イエロー、ブラック(以
下、CC−MM−YKと表記する)の各色8bitデー
タへと色変換され、その後、二値化処理が施されて出力
データとなる。
【0031】本実施形態に適用されるルックアップテー
ブルを説明するための概念図を図3に示す。図3は、R
GB各色256階調のRGB空間を、各色16ポイント
でカットしたキューブになっており、図中キューブの格
子点B(RGB(255,255,255))は、ホワ
イトポイントを表し、不図示の格子点RGB(0,0,
0)はブラックポイントを表す。
【0032】各格子点には、予めインクジェット記録装
置において記録されたCC−MM−Yインクによる混色
カラーパッチと、CC−MM−YKインクによる混色カ
ラーパッチとから測定した3刺激値XYZ値色データ
を、均等色空間座標であるL*a*bに変換し、各格子点
におけるXYZ値データと、色差のユークリッド距離を
現すΔEが最小となるようなXYZ値を有するインクの
組合せデータを割り当てている。
【0033】例えば、図中の格子点A(RGB(25
5,119,51))において、ΔEが最小となるXY
Z値を有するインクの組合せデータとしてCC−MM−
YK(0,0,27,193,231,0)が割り当て
られ、格子点B(RGB(255,255,255))
では、CC−MM−YK(0,0,0,0,0,0)が
割り当てられている。
【0034】入力画像RGB8bitのデータへと変換
され、それ以外の点に関しては、求める点(図中P)を
囲む8つの点の格子点と求める点で分割される8つの小
直方体の体積比率による荷重を利用した補間処理が施さ
れCC−MM−YK各色8bitのデータへと変換され
る。なお、この補間処理は周知であるため、ここでは詳
細説明は省略する。
【0035】図8は、上述の各格子点でのRGB(r,
g,b)に対する各ΔEが最小となるXYZ値を持つイ
ンクの組み合わせデータCC−MM−YK(c,c,
m,m,y,k)を示す図であり、この内容が変換手段
としてのルックアップテーブルに格納されている。
【0036】図8において、例えば、表番号10は、R
GB(170,0,0)に対応したCC−MM−YKの
インクの組み合わせは(21,209,255,0,2
55,0)であることが記載されている。CC−MM−
YK(c,c,m,m,y,k)における値c,c,
m,m,y,kは、各インクを全く吐出させない場合に
表現される濃度を0、最大量吐出させた場合に表現され
る濃度を255として、その途中の濃度階調を256階
調レベルに分けて、どのレベルの濃度を出力するかを表
した値となっている。
【0037】図8の欄外に記載した各数字は、各インク
毎に番号0の値から番号4095の値までを全て加算し
た値Σで、この値はこのインクジェットプリンタにおけ
る画像処理方式において、RGB各8bitによって表
される全色空間のデータをCC−MM−YK各色8bi
tの全色空間のデータに変換する時に、各インク色がど
の程度使用されるかの割合を表しているといえる。すな
わち、本実施形態の画像処理の場合、イエロー>淡マゼ
ンタ>淡シアン>シアン>マゼンタ>ブラックのインク
順で使用される割合が高いといえ、入力画像で使用され
ている色が、RGB各色8bitの色空間に対して均等
な領域に分布していると仮定すれば、この順序でインク
の使用率が高くなる。
【0038】但し、実際には使用するインクの量は、形
成しようとする画像の種類などによって異なる。例えば
星座の写真などを入力画像として指定すれば、黒味がか
った色が高頻度に使用され、また、海の絵では、青味が
かった色が高頻度に使用されるというように、指定する
画像によって使用されている色に偏りが生じるが、どの
ような画像が入力画像として指定されるかは、このイン
クジェットプリンタを使用する状況によって様々であ
り、入力される画像に基づき色の使用率の順位を予想す
ることは一般には極めて困難である。
【0039】そこで、本発明は入力画像としては、全て
の色がまんべんなく使用されていると仮定したとき、プ
リンタの画像処理部分で色による使用頻度の違いがどの
程度発生するかに着目し、その使用頻度に基づき各ヘッ
ドユニットへ供給すべきインクの組み合わせ、つまりヘ
ッドユニットへ装着すべきインクタンクの組み合わせを
設定している。
【0040】すなわち、本発明におけるインクジェット
記録装置では、インク使用率に従って、一つのヘッドユ
ニット内に固定される複数(ここでは3個)の記録ヘッ
ドの使用率が平均化されるようインクの供給を設定して
おり、前述のように、一方のヘッドユニット2aには、
ブラック、マゼンタ、シアンインク用のインクタンク1
a,1b,1cと、それぞれのインクの吐出を行なう個
々の記録ヘッド11a,1b,11cとを配列し、他方
のヘッドユニット2bには、淡マゼンタ、淡シアン、イ
エローインク用のインクタンク1d,1e,1fと、そ
れぞれのインクの吐出を行なう個々の記録ヘッド11
d,11e,11fとを配列している。
【0041】このように、この第1の実施形態において
は、使用する全6色のインクを、使用頻度の高い順に1
〜3番目のインクを貯留したインクタンクと、4番目〜
6番目のインクを貯留したインクタンクとの2組に分
け、異なる組に属するインクタンクを別々のヘッドユニ
ットに装着するようにしたため、各ヘッドユニットにお
いて、いずれのヘッドユニットにおいても記録ヘッドの
消耗は平均化される。このため、使用頻度の最も高いイ
ンクと、使用頻度の低いインクとを同一のヘッドユニッ
トに混在させていた従来のインクジェット記録装置に比
べ、記録ヘッド全体の使用効率は大幅に向上し、ヘッド
ユニットの交換頻度を抑えることができ、消費コストを
大幅に低減することができる。
【0042】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態を図4に基づき説明する。
【0043】この第2の実施形態におけるインクジェッ
ト記録装置は、前記第1の実施形態におけるインクジェ
ット記録装置と同一種類のインクを用い、同一の画像処
理方式を用いると共に、前記第1の実施形態と同様にイ
ンクの使用頻度を決定し、その使用頻度に応じてインク
タンクをヘッドユニットに装着するようにしたものであ
るが、ヘッドユニットが3個設けられ、各ヘッドユニッ
トに2個の記録ヘッドが固定されると共に、2種類のイ
ンクタンクを着脱可能に装着するようにしており、この
点が上記第1の実施形態と異なる。
【0044】すなわち、第1のヘッドユニット41aに
は、ブラック、マゼンタのインクの貯留された2種類の
インクタンク40a,40bと、それらのインクを吐出
させるための2つの記録ヘッドが配置されている。ま
た、第2のヘッドユニット41bには、シアン、淡マゼ
ンタのインクの貯留された2種類のインクタンク40
c,40dと、それらのインクを吐出させるための2つ
の記録ヘッドが配置されている。さらに、第3のヘッド
ユニット41cには、淡シアン、イエローのインクの貯
留された2種類のインクタンク40d,40fが配置さ
れている。
【0045】このように、使用頻度の近い2つのインク
を一組として、各ヘッドユニットに供給するようにした
ため、各ヘッドユニット内の各記録ヘッドの使用頻度を
より平均化することができ、記録ヘッドの使用効率をよ
り高めることができる。
【0046】(第3の実施形態)また、図5は本発明の
第3の実施形態におけるインクジェット記録装置のヘッ
ドユニット周辺の構造を概略的に示す図である。
【0047】この第3の実施形態は、前記第1の実施形
態と同様の画像処理方式及び使用頻度の設定を行ない、
使用頻度の高い順に2個のヘッドユニットへと各種イン
クを供給するものとなっているが、ここではブラック、
濃マゼンタ、濃シアン、マゼンタ、シアン、淡マゼン
タ、淡シアン、イエローの8種類のインク種を用いてお
り、4個一組でヘッドユニットにインクを供給する。
【0048】すなわち、ヘッドユニット51aには、ブ
ラック、濃マゼンタ、濃シアン、マゼンタのインクが貯
留された4種類のインクタンク50a,50b,50
c,50dと、それらのインクを吐出させるための4種
類の記録ヘッドが配列されている。また、ヘッドユニッ
ト51bには、シアン、淡マゼンタ、淡シアン、イエロ
ーのインクが貯留された4種類のインクタンク50e,
50f,50g,50hと、それらのインクを吐出させ
るための四種類の記録ヘッドが配列されている。
【0049】このように、この第3の実施形態において
は、上記各実施形態と同様に淡インクによって粒状感の
ない淡階調表現を行なうことができると共に、濃インク
によってにじみの少ない高品位な濃階調表現が可能とな
り、しかも各ヘッドユニットには、使用頻度の近いイン
クが装着されるため、交換頻度を最小限に抑えることが
でき、良好な使用効率を得ることができる。
【0050】(第4の実施形態)図6は第1の実施形態
におけるインクジェット記録装置と同一のインク種を用
い、同一の画像処理方式を採用したものであり、各イン
ク色毎の使用率も同様にして設定したものであるが、使
用頻度に基づくインクの組み分けを、使用頻度の最も高
いインクと、使用頻度が中位のインクと、使用頻度が低
いインクの3種類に設定し、組み分けされたインクを3
個のヘッドユニットに配列したものである。
【0051】すなわち、ヘッドユニット61bには、最
も使用頻度の高いブラックインクが、ヘッドユニット6
1bには、使用頻度が中位であるマゼンタ、シアンの2
種類のインクタンク50b,50cが、ヘッドユニット
61cには、使用頻度が最も低い淡マゼンタ、淡シア
ン、イエローの3種類のインクタンク50b,50e,
50fが配列されている。
【0052】なお、上記実施形態にあっては、全色空間
を表現する上で使用されるインクの使用比率を求め、記
録ヘッドの使用頻度をその記録ヘッドより吐出されるイ
ンクの使用頻度に基づいて決定し、その使用頻度によっ
て記録ヘッドの消耗を判断するようにしたが、記録ヘッ
ドの使用頻度の序列をその他の方法によって確定し、そ
の使用頻度の序列に従って各ヘッドユニットへ供給する
インクの組み分けを行なうようにしても良い。例えば、
入力される画像の種類及び枚数が確定しており、各画像
の記録に使用されるインクの使用頻度の序列を経験的に
判断し得る場合には、その判断に従ってヘッドユニット
へ供給すべきインクの組み分けを設定しても良い。
【0053】また、上記各実施形態において述べた、イ
ンクの使用頻度の算出、及びその使用頻度に基づくイン
ク色の組み分けなどを行なう機能を、前記制御部9など
の演算、判別、及び制御などの機能を用いて行なうこと
も可能である。
【0054】すなわち、前記全色空間を表現する上で前
記テーブルメモリ(変換手段)によって変換される各イ
ンクの濃度値の合計値を算出する演算手段、前記演算手
段によって算出された各インク濃度値の合計値の大小に
基づきインクの使用頻度を判定する使用頻度判定手段、
及び前記各インクの使用頻度に基づき各ヘッドユニット
に供給すべきインクの組み合わせを決定する組み合わせ
設定手段などの機能を、前記制御部に内蔵されるマイク
ロコンピュータ及びルックアップテーブルなどを用いて
実現し、その設定結果を入力操作装置10などで表示さ
せるようにすることも可能である。これは、使用するイ
ンクの種類を変更し得るものにおいて、種類変更時に各
ヘッドユニットへ装着するインクタンクの適正な組み合
わせを自動的にユーザに表示するようにする場合などに
特に有効である。但し、この場合には使用するインクの
組み合わせに応じてルックアップテーブルを複数種容易
しておくことが望ましい。
【0055】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0056】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0057】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0058】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0059】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0060】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0061】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0062】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0063】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のヘッドユニットを搭載したインクジェット記録装
置において、各ヘッドユニットに対し、使用頻度の序列
が連続するインクを組み合わせて供給するようになって
いるため、同一ヘッドユニット内に設けられる各記録ヘ
ッドの寿命を均一化することができ、同一のヘッドユニ
ット内の他の記録ヘッドには十分に寿命が残されている
にも拘わらず交換を余儀なくされるという無駄を排除す
ることができ、消耗品コストの低減を図ることができる
と共に、ヘッドユニットの交換回数を削減でき、記録作
業も効率的に行なうことができる。
【0065】また、前記全色空間を表現する上で前記変
換手段によって変換される各インクの濃度値の合計値を
算出し、算出された各インク濃度値の積算値の大小に基
づきインクの使用頻度の序列を判定するようにしたた
め、各ヘッドユニットに供給すべき適正かつ効率的なイ
ンクの組み合わせを容易に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に適用するインクジェット記
録装置の全体を概念的に示す説明斜視図である。
【図2】図1に示す各記録ヘッドの概略構成を示す斜視
図である。
【図3】本発明の実施形態において色変換処理で用いる
ルックアップテーブルを説明するための概略図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるヘッドユニッ
ト周辺の構成を示す説明斜視図である。
【図5】本発明の第3の実施形態におけるヘッドユニッ
ト周辺の構成を示す説明斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施形態におけるヘッドユニッ
ト周辺の構成を示す説明斜視図である。
【図7】本発明の実施形態におけるインクジェット記録
装置においてシアン色を表現する上でシアンインクと淡
シアンインクの使用状態を示す線図である。
【図8】本発明の実施形態において色変換処理で用いる
ルックアップテーブルを表す図である。
【符号の説明】
1a ブラックのインクタンク 1b マゼンタのインクタンク 1c シアンのインクタンク 1d 淡マゼンタのインクタンク 1e 淡シアンのインクタンク 1f イエローのインクタンク 2a ヘッドユニット 2b ヘッドユニット 9 制御部 11a ブラックの記録ヘッド 11b マゼンタの記録ヘッド 11c シアンの記録ヘッド 11d 淡マゼンタの記録ヘッド 11e 淡シアンの記録ヘッド 11f イエローの記録ヘッド 40a ブラックのインクタンク 40b マゼンタのインクタンク 40c シアンのインクタンク 40d 淡マゼンタのインクタンク 40e 淡シアンのインクタンク 40f イエローのインクタンク 41a 第1のヘッドユニット 41b 第2のヘッドユニット 41c 第3のヘッドユニット 50a ブラックのインクタンク 50b 濃マゼンタのインクタンク 50c 濃シアンのインクタンク 50d マゼンタのインクタンク 50e シアンのインクタンク 50f 淡マゼンタのインクタンク 50g 淡シアンのインクタンク 50h イエローのインクタンク 51a ヘッドユニット 51b ヘッドユニット 60a ブラックのインクタンク 60b マゼンタのインクタンク 60c シアンのインクタンク 60d 淡マゼンタのインクタンク 60e 淡シアンのインクタンク 60f イエローのインクタンク 61a インクタンク 61b インクタンク 61c インクタンク

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する記録ヘッドを固定した
    複数個のヘッドユニットを搭載し、かつ前記複数個のヘ
    ッドユニットのうち少なくとも1つのヘッドユニットに
    は複数の記録ヘッドを固定する一方、前記各ヘッドユニ
    ットには複数種のインクを供給することによって記録動
    作を行なうインクジェット記録装置であって、 前記複数の記録ヘッドを固定したヘッドユニットには、
    前記複数種のインクのうち使用頻度の序列が連続する複
    数種のインクが組み合わされて供給されることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクを吐出する記録ヘッドを固定した
    複数個のヘッドユニットを搭載し、かつ各ヘッドユニッ
    トの少なくとも1つのヘッドユニットには異なる種類の
    インクを吐出する複数種の記録ヘッドを固定する一方、
    前記各記録ヘッドにはブラック、シアン、マゼンタ、イ
    エローの各色のインクをそれぞれ供給し、前記各色毎に
    多段階の階調記録を行なうことにより全色空間を表現し
    得るようにしたインクジェット記録装置において、 前記複数の記録ヘッドを固定したヘッドユニットには、
    前記複数種のインクのうち使用頻度の序列が連続する複
    数種のインクが組み合わされて供給されることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記各ヘッドユニットに供給される複数
    のインクは、それぞれ異なる色のインクであることを特
    徴とする請求項1または2記載のインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記各ヘッドユニットに供給される各イ
    ンクは、濃度の異なる同一色のインクであることを特徴
    とする請求項1または2記載のインクジェット記録装
    置。
  5. 【請求項5】 インクを吐出する記録ヘッドを固定した
    複数個のヘッドユニットを搭載し、かつ前記複数個のヘ
    ッドユニットのうち少なくとも1つのヘッドユニットに
    は複数の記録ヘッドを固定する一方、前記各記録ヘッド
    に供給すべきブラック、シアン、マゼンタ、イエローの
    各色のインクのうち、少なくとも1色のインクを濃度の
    異なる複数種のインクとして階調表現を行なうようにし
    たインクジェット記録装置において、 前記複数の記録ヘッドを固定したヘッドユニットには、
    前記複数種のインクのうち使用頻度の序列が連続する複
    数種のインクが組み合わされて供給されることを特徴と
    するインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 インクを吐出する少なくとも1種類の記
    録ヘッドを固定したヘッドユニットを複数個搭載すると
    共に、入力画像を表すレッド、グリーン、ブルーの3原
    色の各明度値の組み合わせを、適用する複数種のインク
    色の各濃度値の組み合わせに変換する変換手段を備え、
    前記変換手段によって変換されたインク色の濃度値の組
    み合わせに基づいて各インクの吐出を行ない、前記各イ
    ンク色毎に多段階の階調記録を行なうことによって全色
    空間を表現し得るようにしたインクジェット記録装置に
    おいて、 前記全色空間を表現する上で前記変換手段によって変換
    される各インクの濃度値の合計値を算出し、その合計値
    の大小に基づき各インクの使用頻度を判定し、その判定
    した使用頻度に基づき各ヘッドユニットに供給すべきイ
    ンクの組み合わせを決定し、同一の組に属するインクを
    同一のヘッドユニットに供給したことを特徴とするイン
    クジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 異なる色のインクを吐出する複数の記録
    ヘッドを固定したヘッドユニットを複数個搭載すると共
    に、入力画像を表すレッド、グリーン、ブルーの3原色
    の各明度値を、適用する複数種のインク色の各濃度値に
    変換する変換手段を備え、前記変換手段によって変換さ
    れたインク色の濃度値に基づいて各インクの吐出を行な
    い、前記各インク色毎に多段階の階調記録を行なうこと
    によって全色空間を表現し得るようにしたインクジェッ
    ト記録装置において、 前記全色空間を表現する上で前記変換手段によって変換
    される各インクの濃度値の合計値を算出する演算手段
    と、 前記演算手段によって設定された各インク濃度値の合計
    値の大小に基づきインクの使用頻度の序列を判定する使
    用頻度判定手段と、を備え、 前記各ヘッドユニットには、前記複数種のインクのうち
    使用頻度の序列が連続する複数種のインクが組み合わせ
    されて供給されることを特徴とするインクジェット記録
    装置。
  8. 【請求項8】 前記変換手段は、全色空間を表現するレ
    ッド、グリーン、ブルーの各色の明度値の組み合わせに
    対応して、使用するインク色の濃度値の各組合せを格納
    してなるルックアップテーブルであり、 前記演算手段は、使用頻度判定ルックアップテーブルに
    格納された濃度値を各インク色毎に積算することを特徴
    とするインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記ヘッドユニット搭載数を2個とする
    と共に、適用するインクをブラック、シアン、淡シア
    ン、マゼンタ、淡マゼンタ、イエローの6色とし、前記
    2個のヘッドユニットのうち、一方のヘッドユニットに
    固定される記録ヘッドには、ブラック、シアン、マゼン
    タの3色のインクが供給され、他方のヘッドユニットに
    固定される記録ヘッドには、淡シアン、淡マゼンタ、イ
    エローの3色のインクを供給したことを特徴とする請求
    項1ないし8いずれか記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記ヘッドユニット搭載数を2個とす
    ると共に、適用するインクをブラック、シアン、淡シア
    ン、マゼンタ、淡マゼンタ、イエローの6色とし、前記
    2個のヘッドユニットのうち、一方のヘッドユニットに
    固定される記録ヘッドには、ブラック、シアン、マゼン
    タの3色のインクが供給され、他方のヘッドユニットに
    固定される記録ヘッドには、淡シアン、淡マゼンタ、イ
    エローの3色のインクを供給したことを特徴とする請求
    項1ないし8いずれか記載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記ヘッドユニット搭載数を3個とす
    ると共に、適用するインクをブラック、シアン、淡シア
    ン、マゼンタ、淡マゼンタ、イエローの6色とし、前記
    3個のヘッドユニットのうち、第1のヘッドユニットに
    固定される記録ヘッドにはブラック、シアンの2色のイ
    ンクが供給され、第2のヘッドユニットに固定される記
    録ヘッドにはマゼンタ、淡シアンの2色が供給され、第
    3のヘッドユニットには淡マゼンタ、イエローの2色が
    供給されることを特徴とする請求項1ないし8いずれか
    記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記ヘッドユニット搭載数を2個とす
    ると共に、適用するインクをブラック、濃マゼンタ、マ
    ゼンタ、淡マゼンタ、濃シアン、シアン、淡シアン、イ
    エローの8色とし、前記2個のヘッドユニットのうち、
    一方のヘッドユニットに固定される記録ヘッドには、ブ
    ラック、濃マゼンタ、濃シアン、マゼンタの4色のイン
    クが供給され、他方のヘッドユニットに固定される記録
    ヘッドには、シアン、淡マゼンタ、淡シアン、イエロー
    の4色のインクが供給されることを特徴とする請求項1
    ないし8いずれか記載のインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 記録ヘッドは、熱エネルギーによって
    インクに気泡を発生させ、その気泡の発生エネルギーに
    よってインクを吐出させることを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  14. 【請求項14】 インクを吐出する複数の記録ヘッドを
    固定したヘッドユニットを複数搭載し、前記各記録ヘッ
    ドに種類の異なるインクを供給することによって記録動
    作を行なうインクジェット記録装置のインク供給方法で
    あって、 前記複数種のインクを使用頻度順に組み分け、同一の組
    に属するインクを同一のヘッドユニットに供給すること
    を特徴とするインクジェット記録装置のインク供給方
    法。
  15. 【請求項15】 異なる色のインクを吐出する複数の記
    録ヘッドを固定したヘッドユニットを複数個搭載すると
    共に、入力画像を表すレッド、グリーン、ブルーの3原
    色の各明度値を、適用する複数種のインク色の各濃度値
    に変換する変換手段を備え、前記変換手段によって変換
    されたインク色の濃度値に基づいて各インクの吐出を行
    ない、前記各インク色毎に多段階の階調記録を行なうこ
    とによって全色空間を表現し得るようにしたインクジェ
    ット記録装置のインク供給方法であって、 前記全色空間を表現する上で前記変換手段によって変換
    される各インクの濃度値の合計値を算出するステップ
    と、 前記演算手段によって算出された各インク濃度値の積算
    値の大小に基づきインクの使用頻度の序列を判定するス
    テップと、 前記各インクの使用頻度の序列に基づき各ヘッドユニッ
    トに供給すべきインクの組み合わせを決定するステップ
    と、 決定したインクの組み合わせによってインクを供給する
    ステップとを備えたことを特徴とするインクジェット記
    録装置におけるインク供給方法。
JP2000030954A 2000-02-08 2000-02-08 インクジェット記録装置、及びインクジェット記録装置におけるインク供給方法 Pending JP2001219585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000030954A JP2001219585A (ja) 2000-02-08 2000-02-08 インクジェット記録装置、及びインクジェット記録装置におけるインク供給方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000030954A JP2001219585A (ja) 2000-02-08 2000-02-08 インクジェット記録装置、及びインクジェット記録装置におけるインク供給方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001219585A true JP2001219585A (ja) 2001-08-14

Family

ID=18555896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000030954A Pending JP2001219585A (ja) 2000-02-08 2000-02-08 インクジェット記録装置、及びインクジェット記録装置におけるインク供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001219585A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005181472A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Dainippon Printing Co Ltd パターン形成装置、パターン形成方法
US7641326B2 (en) 2005-03-22 2010-01-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
US7748808B2 (en) 2005-10-27 2010-07-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Droplet ejection apparatus and inkjet recording apparatus

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005181472A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Dainippon Printing Co Ltd パターン形成装置、パターン形成方法
US7641326B2 (en) 2005-03-22 2010-01-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
US7748808B2 (en) 2005-10-27 2010-07-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Droplet ejection apparatus and inkjet recording apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4528481B2 (ja) インク滴の大きさの誤差に応じてドットの記録率を変える印刷
JPH03218851A (ja) インクジェットカートリッジおよびそれを用いるインクジェット記録装置
JP2000263817A (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP2002262124A (ja) 画像処理装置及び方法と記録制御方法及び装置とプリンタドライバ
JP2004098464A (ja) インクジェット記録方法、記録システム、インクジェット記録装置、記録データ生成方法、プログラム及びプリンタドライバ
JP4579557B2 (ja) 記録装置及びその制御方法、プログラム
JP3157880B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002154239A (ja) 画像処理方法およびプリント装置
JPH1170700A (ja) 記録装置および記録方法
JP3687381B2 (ja) 印刷装置、印刷方法および記録媒体
JPH0789099A (ja) インクジェット記録装置及び記録方法
JP2001219585A (ja) インクジェット記録装置、及びインクジェット記録装置におけるインク供給方法
JP2002331693A (ja) 単色プリンタ、および画像処理装置
JPH10211693A (ja) プリント装置およびプリント方法
JP2003300312A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP3058238B2 (ja) カラーインクジェット記録方法及び記録装置
JP2008100529A (ja) インク滴の大きさの誤差に応じてドットの記録率を変える印刷
JP3231143B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクカートリッジ
JP4300742B2 (ja) 画像データの階調数を変換する画像処理装置
JP2005280292A (ja) 印刷ヘッドと印刷媒体の隙間の変動に起因する画質の劣化を抑制する印刷
JPH07117331A (ja) カラーインクジェット記録方法
JPH11334055A (ja) 双方向印刷方法および装置
JP3785993B2 (ja) 多値ドットプリンタ
JP2000334984A (ja) 記録装置
JP2005028661A (ja) 濃淡画像を印刷するための画像処理装置