JP2001219448A - 成形用金型 - Google Patents

成形用金型

Info

Publication number
JP2001219448A
JP2001219448A JP2000032361A JP2000032361A JP2001219448A JP 2001219448 A JP2001219448 A JP 2001219448A JP 2000032361 A JP2000032361 A JP 2000032361A JP 2000032361 A JP2000032361 A JP 2000032361A JP 2001219448 A JP2001219448 A JP 2001219448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
rubber material
optical fiber
groove
fiber sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000032361A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ueno
晃一 上野
Katsumi Tanaka
克巳 田中
Sunao Kawahara
直 川原
Yoko Ushida
洋子 牛田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
Priority to JP2000032361A priority Critical patent/JP2001219448A/ja
Publication of JP2001219448A publication Critical patent/JP2001219448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7613Measuring, controlling or regulating the termination of flow of material into the mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2945/00Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
    • B29C2945/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C2945/76003Measured parameter
    • B29C2945/76167Presence, absence of objects
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2945/00Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
    • B29C2945/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C2945/76177Location of measurement
    • B29C2945/76254Mould
    • B29C2945/76257Mould cavity
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2945/00Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
    • B29C2945/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C2945/76344Phase or stage of measurement
    • B29C2945/76381Injection
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2945/00Indexing scheme relating to injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould
    • B29C2945/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C2945/76451Measurement means
    • B29C2945/76461Optical, e.g. laser

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンプルな装置により、簡単な工数によっ
て、キャビティへのゴム材料の充填を精確に検知するこ
と。 【解決手段】 射出成形機より射出されたゴム材料が充
填される成形用金型1、2において、該成形用金型内に
形成されたキャビティ3内における射出されたゴム材料
が最後に充填される流動末端部位に光ファイバーセンサ
8が配設され、前記キャビティ3内の流動末端部位に前
記ゴム材料が到達し前記キャビティ3内に前記ゴム材料
が充填されたことを検知するように構成されている成形
用金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機より射
出された材料が充填される成形用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるゴム成形装置において、成
形毎に発生する廃棄物としてランナー・ゲート屑の他
に、パーティング(P.L.)面に発生するバリ屑があ
る。このバリ屑除去のために後加工が必要となる上、ち
ぎれたバリ屑が成形品に付着したり、金型内に残って次
回の成形の際、異物混入不良になる場合がある。
【0003】上述したバリの発生を防止するために、従
来のゴム成形体の製造方法(特開平6−15674)
は、図4に示されるようにキャビティCの内圧を圧力セ
ンサPによって検出して、射出制御を行うものであっ
た。
【0004】また従来の成形用金型(特開平5−111
940)は、図5に示されるように超音波センサUによ
りP.L.面におけるバリの発生を検出するものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のゴム成形装
置は、前記圧力センサP自体が高価である上に、射出制
御を行うタイミングの圧力値や圧力波形を、トライアン
ドエラーで確認し、金型毎に条件を入力する必要があ
り、工数がかかるという問題があった。
【0006】上記従来の成形用金型は、超音波センサU
を含む超音波受発信装置や波形の表示装置、そして、バ
リの発生を認識して射出成形機に制御信号を出力する装
置等、非常に高価な設備を設置しなければならないとい
う問題があった。
【0007】そこで本発明者は、射出成形機より射出さ
れたゴム材料が充填される成形用金型において、該成形
用金型内に形成されたキャビティ内における射出された
ゴム材料が最後に充填される流動末端部位に配設された
光ファイバーセンサによって、前記キャビティ内の流動
末端部位に前記ゴム材料が到達し前記キャビティ内に前
記ゴム材料が充填されたことを検知するという本発明の
技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結果、シン
プルな装置により、簡単な工数によって、前記キャビテ
ィへの前記ゴム材料の充填を精確に検知するという目的
を達成する本発明に到達した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の成形用金型は、射出成形機より射出され
たゴム材料が充填される成形用金型において、該成形用
金型内に形成されたキャビティ内における射出されたゴ
ム材料が最後に充填される流動末端部位に光ファイバー
センサが配設され、前記キャビティ内の流動末端部位に
前記ゴム材料が到達し前記キャビティ内に前記ゴム材料
が充填されたことを検知するように構成されているもの
である。
【0009】本発明(請求項2に記載の第2発明)の成
形用金型は、前記第1発明において、前記キャビティの
流動末端部位に前記キャビティに充填される前記ゴム材
料の粘度に応じた一定の幅および深さの溝が形成されて
いるものである。
【0010】本発明(請求項3に記載の第3発明)の成
形用金型は、前記第2発明において、前記光ファイバー
センサが、前記溝を構成する壁面に形成された開口に配
設されているものである。
【0011】本発明(請求項4に記載の第4発明)の成
形用金型は、前記第3発明において、前記光ファイバー
センサが配設される前記開口部が形成された前記溝の外
側に大容量のオーバーフロー溝が形成されているもので
ある。
【0012】本発明(請求項5に記載の第5発明)の成
形用金型は、前記第4発明において、前記開口部に配設
された前記光ファイバーセンサの先端に耐熱性の透明カ
バーが配設されているものである。
【0013】本発明(請求項6に記載の第6発明)の成
形用金型は、前記第5発明において、前記溝の深さが、
0.01mmないし0.3mmの範囲内に設定されてい
るものである。
【0014】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
成形用金型は、射出成形機より射出されたゴム材料が充
填される成形用金型において、該成形用金型内に形成さ
れたキャビティ内における射出されたゴム材料が最後に
充填される前記流動末端部位に配設された前記光ファイ
バーセンサが、前記キャビティ内の流動末端部位に前記
ゴム材料が到達し前記キャビティ内に前記ゴム材料が充
填されたことを検知するので、シンプルな装置により、
簡単な工数によって、前記キャビティへの前記ゴム材料
の充填を精確に検知するという効果を奏する。
【0015】上記構成より成る第2発明の成形用金型
は、前記第1発明において、前記キャビティの流動末端
部位に前記キャビティに充填される前記ゴム材料の粘度
に応じた一定の幅および深さの溝が形成されているの
で、充填された前記ゴム材料が前記キャビティ内の前記
流動末端部位に到達して完全に充填されたことを検知す
ることが出来るという効果を奏する。
【0016】上記構成より成る第3発明の成形用金型
は、前記第2発明において、前記溝を構成する壁面に形
成された開口に配設された前記光ファイバーセンサによ
って、前記溝に到達した前記ゴム材料を検知するので、
前記ゴム材料が前記キャビティに完全に充填されたこと
を検知することが出来るという効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第4発明の成形用金型
は、前記第3発明において、前記光ファイバーセンサが
配設される前記開口部が形成された前記溝の外側に大容
量のオーバーフロー溝が形成されているので、前記キャ
ビティ内に充填された前記ゴム材料を前記溝を介してそ
の外側に形成された大容量のオーバーフロー溝に流動す
るため、前記ゴム材料の前記キャビティ内の前記流動末
端部位への到達を確実にするという効果を奏する。
【0018】上記構成より成る第5発明の成形用金型
は、前記第4発明において、前記開口部に配設された前
記光ファイバーセンサの先端に耐熱性の透明カバーが配
設されているので、充填された前記ゴム材料の圧力から
前記光ファイバーセンサを保護するという効果を奏す
る。
【0019】上記構成より成る第6発明の成形用金型
は、前記第5発明において、前記溝の深さが、0.01
mmないし0.3mmの範囲内に設定されているので、
前記光ファイバーセンサ用の必要な受発光部を確保する
という効果を奏する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0021】(実施形態)本実施形態の成形用金型は、
図1ないし図3に示されるように射出成形機より射出さ
れたゴム材料が充填される成形用金型1、2において、
該成形用金型内に形成されたキャビティ3内における射
出されたゴム材料が最後に充填される流動末端部位に光
ファイバーセンサ8が配設され、前記キャビティ3内の
流動末端部位に前記ゴム材料が到達し前記キャビティ3
内に前記ゴム材料が充填されたことを検知するように構
成されているものである。
【0022】本実施形態の成形用金型は、図1に示され
るように固定型1と可動型2とから成り、前記固定型1
と可動型2との間にキャビティ3が形成され、該キャビ
ティ3が射出成形装置のノズルに連通するランナ4にゲ
ート5を介して連通している。
【0023】前記キャビティ3の右端の流動末端部位に
は前記キャビティに充填される前記ゴム材料の粘度に応
じた一定の幅および深さの検出溝6が形成され、該検出
溝6が大容量の半円径断面形状のオーバーフロー溝12
に連通している。
【0024】前記溝の深さは、0.01mmないし0.
3mmの範囲内に設定される。試作金型における成形結
果および前記キャビティに充填される前記ゴム材料の流
動解析により、キャビティの流動末端部位を予め把握
し、キャビティの材料流動末端部PLに幅3mm深さ
0.01〜0.15mm程度の溝を片側の例えば可動型
2に対して加工する。
【0025】前記検出溝6の深さは、材料がキャビティ
3に完全に充填されてから流れ込むように、浅くしなけ
ればならない。しかし、あまり浅くしすぎて、材料が流
れ込む前にキャビティ3内の材料圧力が上昇し過ぎ、バ
リが発生してもいけない。それらについて考慮し、検討
した結果、0.1〜0.15mm程度が最も良いと言う
ことが出来る。
【0026】しかし、材料粘度が極端に違うものについ
ては、このサイズは変更したほうが良い場合がある。例
えば極端に材料粘度が低いものについては、前記検出溝
6の深さを0.01〜0.05mm程度に設定する必要
があり、また逆に極端に高いものについては、0.25
〜0.3mmに設定する必要がある。
【0027】つぎに、前記検出溝6の巾寸法について
は、成形品に検出溝6の巾の材料が残ることから、成形
後にそれを容易に除去できるよう、必要最小限つまり、
光ファイバーセンサ8の受発光部を確保できる寸法とす
るのが良い。
【0028】そして、前記検出溝6の底部或いは上部
に、前記キャビティ3に極力近づけて光ファイバーセン
サ8が設置される。すなわち前記光ファイバーセンサ8
が、前記検出溝6を構成する壁面60に形成された開口
61に介挿配設されている。
【0029】前記開口部61に配設された前記光ファイ
バーセンサ8の先端に耐熱性の透明保護カバー7が配設
されている。すなわち前記光ファイバーセンサ8の先端
部には、石英ガラスのような耐熱性のある、透明なカバ
ーが設置され、材料流入による前記センサの破損を防止
するように構成されている。
【0030】前記光ファイバーセンサ8を構成するファ
イバーの一端は、アンプユニット9に接続され、光ファ
イバーセンサでの検出信号(オン、オフ)を信号線10
を介して射出成形機の制御装置11に出力されるように
構成されている。
【0031】前記光ファイバーセンサ8が配設される前
記開口部61が形成された前記検出溝6の外側に大容量
の略半円断面形状のオーバーフロー溝12が形成されて
いる。
【0032】前記キャビティ3の材料最終充填位置が検
出溝6の位置にくる成形品を成形する手順について、図
3を参照して説明する。
【0033】まず、成形機制御装置11によって射出制
御できる図示しない射出成形機の射出装置から、これも
図示しない型締め装置により、前記固定型1と可動型2
が閉じられた前記キャビティ3の中に、ゴム材料が射出
される。
【0034】前記固定型1および可動型2は図示しない
金型内部或いは外部に設置されたヒーターユニットによ
り、ゴム材料を加硫反応させる温度に昇温されている。
射出されたゴム材料は、前記ランナー4およびゲート5
を通り、ステップ101において射出圧力および速度の
設定値に従い前記キャビティ3に充填される。
【0035】前記キャビティ3にゴム材料が完全に充填
される際、材料最終充填位置に加工された前記検出溝6
内にゴム材料が流入する。ステップ102において、前
記光ファイバーセンサ8によってバリの検出の検出が行
われる。すなわち前記検出溝6に設置された前記光ファ
イバーセンサ8は、それ自身の発した光を、透明な前記
保護カバー7を通し、光沢のある固定型1の下面で発射
させ、再度保護カバー7を通して発光面と同じ面にある
受光面で検出される。
【0036】前記検出溝6に流入した前記ゴム材料は、
前記光ファイバーセンサ8の発する光を遮るため、前記
アンプユニット9から信号線10を経由して、前記成形
機制御装置11に信号が伝わる。
【0037】そしてこの信号により、ステップ103に
おいて射出を停止するために射出を打ち切る等の制御を
行うことで、前記キャビティ3内のゴム材料の圧力を低
く抑えた設定値の保圧を作用させることが出来る。
【0038】ステップ105において、前記保圧時間が
設定値に到達したら保圧工程が完了され、射出を完了す
る。その間に前記キャビティ3内の材料全体が加硫反応
を起こすまで、図示しない型締め装置により、この状態
を保持することで、前記金型のP.L.面へのバリの発
生を抑制し、バリ仕上げ不要な成形品を得ることができ
る。
【0039】なお前記検出溝6の深さは、ゴム材料の流
動性に合わせて前記検出溝6の深さ0.01〜0.15
mm程度に設定されているので、射出終了時にキャビテ
ィ3内材料の収縮により引張られて、引け不良が発生す
ることも無い。
【0040】また前記検出溝6の幅は、前記光ファイバ
ーセンサ8の先端受発光部のサイズに合わせて、3mm
程度に設定されているので、前記検出溝6の設置部位
は、試作結果や流動解析結果より、キャビティ3の材料
最終充填位置に設定され、前記検出溝6は真空成形用の
つなぎ溝や射出量調整用のオーバーフロー溝と兼ねても
良い。
【0041】前記保護カバー7については、もともと前
記光ファイバーセンサ8が耐熱性のあるファイバーを何
本か束ねて固定してあるものであるため、前記保護カバ
ー7無しに直接検出溝6の下に光ファイバーセンサ8を
設置すると、成形時に材料が流れ込んだ際、その圧力
で、光ファイバーセンサ8が破損したり、ファイバーと
ファイバーの間に材料が侵入し、バリを検出する精度に
影響が出る恐れがあるため、材料の圧力に耐えられて、
且つ耐熱性のある石英ガラスなど透明度の高いもので作
られた保護カバー7を設置する必要がある。
【0042】前記検出溝6の外側に設置する前記オーバ
ーフロー溝12であるが、これは前記検出溝6を通った
材料が溜まるところである。このオーバーフロー溝12
については、成形品を離型する際、この溝に溜まった材
料が成形品よりちぎれて残らないような半円形などの断
面形状にすると良い。
【0043】またそのサイズについては、完全に充填す
ると金型のP.L.面にバリが発生する可能性が高いの
で、完全に充填させないようにするため、材料の注入バ
ラツキ量或いは、前記光ファイバーセンサ8により材料
を検出して射出を停止させるまでに流れ込む材料の量よ
りも大きくする。
【0044】そして、前記オーバーフロー溝12の前記
検出溝6から最も遠い部位に図示しない真空引きの孔を
つなげて、これも図示しない真空ポンプにより、成形
時、材料を射出する前か或いは射出中に、キャビティ3
内の空気を抜いてやれば、成形品のエア混入不良を低減
することも出来る。
【0045】本実施形態の成形用金型は、前記キャビテ
ィ3内に材料が完全に充填された状況を、確実に検出
し、その信号を射出成形機の制御装置に送る機構を、安
価に実現するものである。
【0046】まず射出成形機より金型内に射出された材
料が、前記キャビティ3内に充填され、完全に充填され
る際、前記ゴム材料が流動末端部PLに加工された前記
検出溝部6に流れ込み、前記ゴム材料が光ファイバーセ
ンサ8の受発光部を遮るため、材料のキャビティ3への
完全充填を検出することができる。
【0047】そしてその検出信号を射出成形機の制御装
置11に送ることで、射出成形機側で、前記キャビティ
3への材料の供給を止めて、バリの発生を抑止すること
が容易になる。以上により、バリ除去加工の必要の無
い、安価で一定品質の成形品を提供することが可能とな
る。
【0048】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0049】前記光ファイバーセンサ8には反射型と透
過型があり、反射型はセンサ内部に発光と受光の機能を
持つファイバーが束ねられているものである。今回の開
発構造に対して、透過型つまり発光と受光にそれぞれ別
のセンサを使用するものを、それぞれ固定型と可動型の
検出溝6部に設置して使用しても良いが、設置するため
の加工の手間や、保護カバーが更に必要なことを考える
と、反射型を使用するほうが、低コストに目的を達成す
ることが出来る。
【0050】また1個の前記光ファイバーセンサ8によ
って検出し、射出制御を行う仕様としているが、検出溝
6に2個の光ファイバーセンサ8を並べたり、2個目を
オーバーフロー溝12のところに設置して、その間の材
料流動速度やタイミングを検出して、より高精度な射出
制御を実施することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の成形用金型お要部を示す部
分拡大断面図である。
【図2】本実施形態の成形用金型を示す断面図である。
【図3】本実施形態の成形用金型に装着された光ファイ
バーセンサの検出出力による射出成形の制御フローを示
すチャート図である。
【図4】従来のゴム成形体の製造方法を説明するための
断面図である。
【図5】従来の成形用金型を説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
1、2 成形用金型 3 キャビティ 8 光ファイバーセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 直 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 牛田 洋子 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AA45 AM33 AP19 AQ01 CA11 CB01 CK41 CK85 4F206 AA45 AM33 AP19 AQ01 JA07 JN25 JP11 JQ81

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機より射出されたゴム材料が充
    填される成形用金型において、 該成形用金型内に形成されたキャビティ内における射出
    されたゴム材料が最後に充填される流動末端部位に光フ
    ァイバーセンサが配設され、前記キャビティ内の流動末
    端部位に前記ゴム材料が到達し前記キャビティ内に前記
    ゴム材料が充填されたことを検知するように構成されて
    いることを特徴とする成形用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記キャビティの流動末端部位に前記キャビティに充填
    される前記ゴム材料の粘度に応じた一定の幅および深さ
    の溝が形成されていることを特徴とする成形用金型。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記光ファイバーセンサが、前記溝を構成する壁面に形
    成された開口に配設されていることを特徴とする成形用
    金型。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記光ファイバーセンサが配設される前記開口部が形成
    された前記溝の外側に大容量のオーバーフロー溝が形成
    されていることを特徴とする成形用金型。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記開口部に配設された前記光ファイバーセンサの先端
    に耐熱性の透明カバーが配設されていることを特徴とす
    る成形用金型。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記溝の深さが、0.01mmないし0.3mmの範囲
    内に設定されていることを特徴とする成形用金型。
JP2000032361A 2000-02-09 2000-02-09 成形用金型 Pending JP2001219448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000032361A JP2001219448A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000032361A JP2001219448A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 成形用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001219448A true JP2001219448A (ja) 2001-08-14

Family

ID=18556976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000032361A Pending JP2001219448A (ja) 2000-02-09 2000-02-09 成形用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001219448A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010016464A1 (ja) * 2008-08-04 2010-02-11 株式会社ブリヂストン Oa用ブレード用金型
JP2013507272A (ja) * 2009-10-12 2013-03-04 キストラー ホールディング アクチエンゲゼルシャフト 開ループ又は閉ループの方式で射出工程を制御する方法
JP2013244623A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Gunma Prefecture 成形不良を監視する装置付き金型
CN113241212A (zh) * 2021-04-28 2021-08-10 新远东电缆有限公司 一种绞合型复合芯导线及加工工艺
JP2023001692A (ja) * 2021-06-21 2023-01-06 三菱電線工業株式会社 成形装置及び成形方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010016464A1 (ja) * 2008-08-04 2010-02-11 株式会社ブリヂストン Oa用ブレード用金型
JP2010036429A (ja) * 2008-08-04 2010-02-18 Bridgestone Corp Oa用ブレード用金型
CN102171017A (zh) * 2008-08-04 2011-08-31 株式会社普利司通 Oa刮板用模具
CN102171017B (zh) * 2008-08-04 2013-10-30 株式会社普利司通 Oa刮板用模具
JP2013507272A (ja) * 2009-10-12 2013-03-04 キストラー ホールディング アクチエンゲゼルシャフト 開ループ又は閉ループの方式で射出工程を制御する方法
JP2013244623A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Gunma Prefecture 成形不良を監視する装置付き金型
CN113241212A (zh) * 2021-04-28 2021-08-10 新远东电缆有限公司 一种绞合型复合芯导线及加工工艺
JP2023001692A (ja) * 2021-06-21 2023-01-06 三菱電線工業株式会社 成形装置及び成形方法
JP7337881B2 (ja) 2021-06-21 2023-09-04 三菱電線工業株式会社 成形装置及び成形方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104884191B (zh) 铸造方法
BR9711343A (pt) Processo para evitar escoamento descontrolado de pol¡mero no acabamento em pesco-o de pr--forma durante o est gio de compacta-Æo e resfriamento
JP2001219448A (ja) 成形用金型
CN104943111A (zh) 树脂成型装置及树脂成型方法
CN111029054B (zh) 一种光纤复合绝缘子预制芯棒、模具及其制造方法
CN105848844A (zh) 用于自动填充用于模制眼科镜片的模具组件的机器和方法
CN203391187U (zh) 用于成型汽车制动气室橡胶隔膜上胶层的装置
KR20110023652A (ko) 플라스틱 사출 금형의 자동 가스 빼기 제어 기술
KR101351702B1 (ko) 사출금형의 찌꺼기 제거장치 및 방법
CN209224450U (zh) 一种注塑保压模内吹气装置
CN104943112A (zh) 注射成型机
CN215151409U (zh) 注射成形件和成形装置
CN212446195U (zh) 注塑模具注塑监控设备
JPH09300478A (ja) 光学素子の成形方法、成形用ガスケット、光学素子の成形に用いる注入機
WO2003035357A1 (en) Method of foam moulding a synthetic resin article
CN202702478U (zh) 一种压力成型注料测控装置
CN207105441U (zh) 注塑模具
JP2002292694A (ja) 射出成形用金型のガス抜き状態検出方法
CN106903907A (zh) 一种液体成型工艺树脂自动化注射系统及其工艺
JP3420101B2 (ja) ウェザーストリップの端部成形装置および端部成型方法
KR20190092007A (ko) Pva를 이용한 성형 방법
CN212948934U (zh) 一种排水管注塑模具
CN216804325U (zh) 一种注塑模具用过量注塑校正装置
KR100611629B1 (ko) 플라스틱으로 성형되는 의료용 진공관 및 그 제조장치와 제조방법
JPH08244048A (ja) 注入装置