JPH08244048A - 注入装置 - Google Patents

注入装置

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JPH08244048A
JPH08244048A JP5017495A JP5017495A JPH08244048A JP H08244048 A JPH08244048 A JP H08244048A JP 5017495 A JP5017495 A JP 5017495A JP 5017495 A JP5017495 A JP 5017495A JP H08244048 A JPH08244048 A JP H08244048A
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JP
Japan
Prior art keywords
injection
cavity
time
container
flow rate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5017495A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Komatsu
教幸 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP5017495A priority Critical patent/JPH08244048A/ja
Publication of JPH08244048A publication Critical patent/JPH08244048A/ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プラスチックレンズの注入工程に於いて、注入
対象であるキャビティーの情報を得、事前に注入量の設
定、注入管の挿入位置を設定し注入する。注入終了時間
に対して、注入予測時間との差を次回キャビティーに注
入する際、計算機に記憶されているデータに補正をか
け、注入工程の安定化と生産性向上を狙う装置を提供す
る。 【構成】テープ巻きされた凸モールド型と凹モールド型
で構成されるキャビティー9に対して注入管挿入位置を
検出したあと、キャビティー9の体積・凸モールド型の
情報をキャビティー9に対応した情報記録媒体から得、
事前に注入パターンを設定し注入する。キャビティー9
にモノマーが充填されるまでの予測時間と、実際に注入
満杯センサー4が作用するまでの時間差から次回注入弁
開閉モーター3の位置による流量設定を補正して適正な
注入量を確保する。これらの制御は計算機5によりおこ
なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックレンズ成
形の技術分野に於いて利用され、特にテーピング法によ
る注入成形の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、キャビティーの体積の容量の大
小に関わらず一定の注入量で注入し、目視あるいは、適
当な満杯検出センサーにより注入を停止している。
【0003】眼鏡レンズをタイプ別に分けると入射する
光を発散させるレンズ(以下マイナスレンズと記す)と
集光させるレンズ(以下プラスレンズと記す)がある。
【0004】これらのレンズの断面形状としては、マイ
ナスレンズは中心部の厚みに比べてレンズ外周部(以下
コバ厚と記す)が厚く、逆にプラスレンズは、コバ厚が
薄くなる特徴がある。
【0005】従来、このプラスチックレンズを成形する
簡単な方法として、いわゆるテーピング方法が知られて
いる。この方法は、凹モールドと凸モールドを用意し、
所定間隔で対抗配置し、両モールドの端面にまたがっ
て、粘着テープを巻くことによりキャビティーを形成
し、該キャビティー内に硬化性化合物を主成分とする原
料(以下モノマーと記す)を注入、充填してレンズを成
形させるものである。上記モノマーの注入は、巻回され
たテープつなぎめ部分を一部開口して、該開口部を上方
に向くように保持して注入管を挿入するか、あるいは、
粘着テープを注入管により貫通して注入することにより
行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記注
入方法によれば、注入管を通過する単位時間あたりのモ
ノマーの流量変化を検出することができないため、注入
スピードはモノマーの粘度や、配管のつまり等により変
化する事が多く、品質に影響を与える事があった。
【0007】特に、プラスチックレンズの熱及び光硬化
型の原料は温度によって粘度が変動し注入条件近傍では
2度の温度変化で粘土が90cps〜110cpsとき
わめて大きく変化する。しかもテーピングの不良による
モノマーの漏れを検出することができないため、注入装
置あるいは、モールド型にモノマーを大量に付着させる
ことがある。
【0008】また、眼鏡レンズの場合、受注してからそ
の処方によって同一ラインで製造するような場合、処方
により、成形されるキャビティーの体積が変化し、しか
もプラスレンズとマイナスレンズが混在して注入工程を
通過させるためには、挿入される注入管の太さが対抗配
置された両モールド管の外周部の間隔によって制限さ
れ、しかも、予め設定できる注入管の流量をマイナスレ
ンズの最小体積に合わせる事しかできないためプラスレ
ンズのように体積が大きくなるようなキャビティーに関
しては注入時間が長くなり生産性が悪くなる。
【0009】また、注入管の位置にもよるが、注入管か
らでたモノマーがモールド型に落ちるスピードによって
は、キャビティー内の空気を巻き込み、泡となり、不良
の要因にもなっている。
【0010】本発明は、上述のごとくの問題を解決しプ
ラスチックレンズの注入成形に於ける原料の注入、充填
時の生産性を向上することをねらったものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的に
沿うべく 1.密閉された容器内の体積情報をと、予め設定されて
いる単位時間当たりの注入量から液が充満されるまでの
時間を予測する手段と、実際に容器に液が注入されてか
ら充満された事を検出するまでの時間を計測する手段
と、計算された時間と実際に計測された時間との差から
次回、容器に液を注入する際の単位時間当たりの流量設
定を補正できる手段を持っている。請求項1の発明によ
れば、予め設定されている流量に対して、今回の流量と
次回の流量との差を注入時間と容器の体積から容易に割
り出し、常に流量を安定させることが可能となる。また
流量を常に把握している事から、容器の密閉不良による
液の漏れなども充満検出が働くまでの時間により判断が
可能となる。
【0012】2.請求項2の発明によれば、予め設定さ
れたキャビティーの容量とモールド型の形状の情報をも
とに、そのキャビティーに最適な注入パターンを計算機
に記憶させたキャビティーの体積・形状別の注入パター
ンから選択し、注入量を変化させて注入させることによ
り、生産性をあげることができる。
【0013】3.請求項3の発明によれば、密閉された
容器に、注入手段である、注入管を挿入する位置をキャ
ビティーの容器毎に計測し、モールド型に沿って挿入す
る事で、注入管から放出されるモノマーがキャビティー
内に落ちる際、泡を巻き込まないようキャビティーの内
面を伝わって落とすため泡を発生させないよう注入する
ことができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0015】図1は、本発明の注入装置の原理を示す一
実施例を示す構成図である。図2には、凸モールド7と
凹モールド8を対抗させテープ12によりテープ巻きさ
れたキャビティー9を示しているが、図1ではこのテー
プ巻きされたキャビティー9に対して、注入管1と注入
弁2と注入弁開閉モーター3による注入器により、モノ
マー10を注入している状況をしめしている。
【0016】注入終了満杯検出センサー4は、注入管1
にかぶせられた管から枝分かれしている真空引きの管の
経路に設けられており、キャビティー9にモノマー10
が充満された際、内部圧力の低下を検出する事で作用す
る。また計算機5は注入弁開閉モーター3の制御および
注入終了満杯検出センサー4の作動状況の管理と通信手
段を用いてバーコードリーダー6よりキャビティー9の
情報の入ったバーコード13を読みとる機能がある。さ
らに計算機5には、予め注入弁開閉モーター3を駆動し
たときの注入弁2の位置による注入管1から流出するモ
ノマー10の単位時間あたりの流量が記憶されている。
この値はモノマーの粘度、注入管の径にもよるが、1CC
/秒から6CC/秒まで0.1CC単位で記憶させ、更に、図
3に示されるようにキャビティー9の体積・形状に応じ
た注入パターンも記憶させておく必要がある。
【0017】さて、実際にキャビティー9がこの注入装
置にセットされてからの注入についてこれから述べる。
キャビティー9は、図2に示されるように、凸モールド
型8と凹モールド型7が対抗してテープ12により組み
立てられている。キャビティー9の凸モールド型のコバ
厚h11は予め、接触式センサーによりテープ部の段差
を利用して計測するか、またはバーコード13から得て
知っておく必要がある。実際モールド型は何回も研磨さ
れて使用されるため、接触式センサーにより計測したほ
うが実用的である。注入管1はコバ厚h11に対して注
入管1が挿入されたときに凸モールド型8に接触しない
ような位置にモールド型8の形状データより設定され
る。計算機5は、バーコード13から得たキャビティー
9の体積情報から図3に示される注入パターンの様な、
初期流量設定値L115、中間流量設定値L216、最終
流量設定値L317と初期流量設定時間T118、中 間
流量設定時間T219、最終流量設定時間T320とし、
それぞれの流量に合うよう注入弁開閉モーター3を駆動
して、注入弁2の位置を設定する。
【0018】ここで注入パターンが初期設定、中間設
定、最終設定と3段階になっているのは次の理由からで
ある。
【0019】初期流量設定は、請求項3で説明している
ように最初から注入管1から放出される流量が多いと、
モノマー10が凸モールド型8を伝わってキャビティー
9の低面に落ちる前に凸モールド型から離れ落下するの
を防ぐために流路を確保するための流量設定である。
【0020】中間流量設定は、指定された体積に応じた
注入管1から放出されるモノマーの最大量に設定されて
いる。しかしプラスレンズでは中心部が厚くなりマイナ
スレンズでは外周部が厚くなるため、注入パターンはレ
ンズの特性に応じて2cc/秒から6cc/秒程度に設定
する。このため、予めレンズ形状と体積に合わせた注入
パターンを計算機5に記憶させておくことが望ましい。
【0021】最終流量設定は、満杯検出センサー4が作
用する程度の流量に設定されている。中間流量設定のま
までは、満杯検出センサー4が作用する前に、キャビテ
ィー9からモノマー10が溢れてしまうため、溢れない
程度の流量0.5CC/秒程度に設定することが望ましい。
【0022】上記注入パターンによる、流量設定と設定
時間により、本発明の注入装置は注入開始から満杯検出
センサー4が作用するまでの時間を予測することができ
る。
【0023】しかしながら、注入管1から放出されるモ
ノマー10の粘度は温度、注入管1及び注入弁2の詰ま
りによって変化するため、同じ型のキャビティーでも満
杯検出センサー4が作用するまでの時間はばらつくこと
が多い。そこで本発明では実際に注入開始から満杯検出
センサー4が作用する迄の時間を計算機5により計測
し、予想される時間との差を、予め設定されている注入
量データに補正をかけ、次回の注入を理想に近ずける様
にした。これにより注入の安定性が計られ、キャビティ
ーの不良によるモノマー漏れの検出、注入過多によるキ
ャビティーの汚れを防ぐこと、注入歪を改善することが
出来た。
【0024】計算機5は一般にパーソナルコンピュータ
ーを用い、注入弁開閉モーター3や注入満杯検出センサ
ー4はパーソナルコンピューターに用いられる入出力制
御ボードなどによって制御される。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載の方法によれば、注入する
液の粘度が変化しても、注入弁の開閉量の補正により単
位時間あたりの注入量を一定にする事がでる。また密閉
された容器に異常または、注入管のの詰まりなど、液が
容器には入らない場合でも満杯検出センサーが入らない
ことを見知して装置に与える障害を最小限にする事がで
きる。
【0026】請求項2記載の方法によれば、注入する密
閉容器の体積の大小に関わらずそれぞれの容器の体積に
応じた最適の注入量が設定できるため生産ラインにおい
て生産生を高めることができる。
【0027】請求項3記載の方法によれば、注入する容
器の内面に注入管からでた液を這わせて注入できるた
め、液が直接、容器の底面に落ちることが無いため泡を
巻き込まずに注入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の注入装置の構成を示した
図。
【図2】 本発明に用いられるキャビティー構成と注入
管の位置を示した図。
【図3】 本発明に用いられる注入パターンを示した
図。
【符号の説明】
1 注入管 2 注入弁 3 注入弁開閉モーター 4 注入終了満杯検出センサー 5 計算機 6 バーコードリーダー 7 凹モールド型 8 凸モールド型 9 キャビティー 10 モノマー 11 コバ厚検出センサー 12 テープ 13 バーコード 15 初期流量設定値L1 16 中間流量設定値L2 17 最終流量設定値L3 18 初期流量設定時間T1 19 中間流量設定時間T2 20 最終流量設定時間T

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】密閉された容器に注入管により穴を明け液
    を注入し、容器に液が充満された事を検出し、注入を停
    止させる装置に於いて、密閉された容器内の体積情報
    と、予め設定されている単位時間当たりの注入量から、
    液が充満されるまでの時間を計算する手段と、実際に容
    器に液が注入されてから充満された事を検出するまでの
    時間を計測する手段と、計算された時間と実際に計測さ
    れた時間との差から次回容器に液を注入する際の単位時
    間当たりの流量設定を補正できる手段を持つことを特徴
    とする注入装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置に於いて、密閉された
    の容量の体積別に、予め設定された注入パターンによ
    り、その容器の体積に応じて、単位時間あたりの、注入
    量を制御できる手段を持つことを特徴とする注入装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置に於いて、密閉された
    容器に注入する際に、注入手段となる注入管を挿入する
    位置を情報として得る手段と、容器の形状から注入基準
    位置を計測する手段をもつことを特徴とする注入装置。
JP5017495A 1995-03-09 1995-03-09 注入装置 Withdrawn JPH08244048A (ja)

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Effective date: 20040224

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A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20040318

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