JP2001219350A - レンズの加工方法、加工装置、陰極線管の製造装置の製造方法およびガラスの加工方法 - Google Patents

レンズの加工方法、加工装置、陰極線管の製造装置の製造方法およびガラスの加工方法

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JP2001219350A
JP2001219350A JP2000038103A JP2000038103A JP2001219350A JP 2001219350 A JP2001219350 A JP 2001219350A JP 2000038103 A JP2000038103 A JP 2000038103A JP 2000038103 A JP2000038103 A JP 2000038103A JP 2001219350 A JP2001219350 A JP 2001219350A
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lens
jig
fixing
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JP2000038103A
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Koji Wakita
浩司 脇田
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Sony Corp
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】被処理材料の中心位置がずれてしまうのを容易
に防止することができるレンズの加工方法および加工装
置、陰極線管の製造装置の製造方法およびガラスの加工
方法を提供する。 【解決手段】2つの基準面(Sa,Sb)を有するレン
ズ用治具14上に被加工レンズ材料13を光学ピッチ1
5などにより固定し、2つの基準面(Sa,Sb)に対
応する2つの係止面(Sa’,Sb’)を有する基準当
板(16a,16b)が設けられたテーブル16上に、
2つの係止面(Sa’,Sb’)において2つの基準面
(Sa,Sb)を係止して、吸引溝16cによりレンズ
用治具14の裏面側を吸引、あるいは、固定ネジなどの
固定治具などによりレンズ用治具14を固定する。次
に、固定されたレンズ用治具14上に固定された被加工
レンズ材料13に研削あるいは研磨などの加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズの加工方法
および加工装置に関し、さらに、前記レンズの加工方法
および加工装置により加工して得たレンズを光軸上に配
置して、陰極線管の蛍光面形成領域に光吸収物質膜パタ
ーンを形成するためのパターン露光を行う陰極線管の製
造装置の製造方法およびガラスの加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機などの画面は
平面状で大型化するとともに画面の高精細度化が顕著で
ある。上記テレビジョン受像機などに供せられる陰極線
管(以下、CRT(CathodeRay Tube)ともいう)を構
成するアパーチャグリルのテープ状グリッド素体の幅は
ますます細くなってきており、グリッド間隔もファイン
ピッチ化している。
【0003】図6は、一般的な陰極線管の概略側面断面
図である。上記陰極線管は、ガラスで一体に形成された
パネル1a、ファンネル1bおよびネック部1cからな
る管体を有し、ネック部1cに電子銃2が配置されてい
る。パネル1aの内側には、色選別機構の1種であるア
パーチャグリル3が腕部材4および支持部材5からなる
フレームに張架状態で溶接されて備えられている。アパ
ーチャグリル3は、金属薄板からなる円筒面状であり、
マスク部の左右に対向する一対の最端テープの間に複数
のテープ状グリッド素体が所定のピッチで設けられて形
成されている。上記アパーチャグリル1の各テープ状グ
リッド素体の振動を防止するために、テープ上グリッド
素体から構成されるマスク面上を横切るようにダンパー
ワイヤ(不図示)が少なくとも1本以上張られている。
上記の腕部材4および支持部材5には、スプリングホル
ダ6の一端が固着されており、さらにスプリングホルダ
6の他端に、嵌合孔7aを有するスプリング7が固着さ
れており、パネル1a内面の適合する箇所に設けられた
突起8に嵌合して、上記のアパーチャグリルがパネル1
aの内側に固定されている構成となっている。
【0004】また、上記のパネル1aの内面は蛍光面と
なっており、電子ビームを照射すると赤、緑、青の3色
の可視光を発する蛍光体パターン11と、上記3色の可
視光を透過するフィルター10と、上記3色の可視光
(蛍光)を個々のパターン毎に分離する光吸収物質膜パ
ターン9aが形成されている。図7は上記蛍光面の断面
図である。パネル1a上に、カーボンなどからなる黒色
の光吸収物質膜パターン9aが形成されており、光吸収
物質膜パターン9aの間において、赤の光を透過する赤
フィルター10r、緑の光を透過する緑フィルター10
gおよび青の光を透過する青フィルター10bが順に並
べられて形成されている。さらに、赤の光を発する赤色
蛍光体パターン11r、緑の光を発する緑色蛍光体パタ
ーン11gおよび青の光を発する青色蛍光体パターン1
1bが対応する色のフィルターの上層に順に並べられて
形成されている。
【0005】上記の陰極線管においては、電子銃2の発
する電子線(陰極線)がアパーチャグリル3により色選
別されながらこれを通過し、上記の赤、緑、青の3色の
可視光を発する蛍光体パターン11中の各蛍光体を励起
し、各色の蛍光体からそれぞれ発せられる蛍光によりカ
ラー画像を表示することができる。光吸収物質膜パター
ン9aは、カラー陰極線管上に画像などを表示させたと
きのコントラストを改善し、またビームランディングが
多少不正確であっても他色の蛍光体パターンに電子が照
射されるのを防ぐという重要な役割がある。
【0006】上記の蛍光面の形成方法について説明す
る。まず、図8(a)に示すように、蛍光面となるパネ
ル1aの内側に感光材料を塗布して感光層12を形成す
る。次に、図8(b)に示すように、アパーチャグリル
3のスリット3aを透過した光Lにより選択露光を行
う。この選択露光の際、光源には波長220〜600n
mの範囲にわたる波長の光を出す水銀ランプが用いら
れ、露光用には365nmの光あるいはそれよりも短波
長の光が用いられる。露光の結果、被露光部分12aは
硬化するが、未露光部分12bは硬化しない。次に、図
8(c)に示すように、露光済の感光層12を現像する
ことで、未露光部分12bを除去し、被露光部分からな
る所定の感光膜パターン12aを形成する。
【0007】次に、図9(a)に示すように、感光膜パ
ターン12aの上層に全面にカーボンなどの光吸収物質
を塗布して、光吸収物質膜9を形成する。次に、図9
(b)に示すように、上記の感光膜パターンとその上層
に形成された光吸収物質膜9部分とを共に選択除去し、
感光膜パターンの反転パターンである光吸収物質膜パタ
ーン9aを形成する。次に、図9(c)に示すように、
光吸収物質膜パターン9aの間を埋めるようにして、
赤、緑、青の各色のフィルター(10r,10g,10
b)を形成する。さらに、上記各色のフィルター(10
r,10g,10b)の上層に、赤、緑、青の各蛍光材
料からなる蛍光体パターン(11r,11g,11b)
を形成して、図7に示す蛍光面とすることができる。
【0008】上記の図8(b)に示す選択露光工程にお
いては、例えば図10に示す露光装置を用いる。即ち、
パネル1a内面上の蛍光体パターンを形成する位置の感
光膜に対して、水銀ランプなどの光源20から220〜
600nmの波長の光を照射し、集光させ、アパーチャ
グリル3のスリット3aを介して選択露光する。集光手
段としては、光路変更用の積層構造の石英ガラス板21
aと、ランディング補正と集光用の石英レンズ21bを
用いる。さらに、365nmよりも短波長の光を選択的
に透過させる光学フィルター22を光軸上に配置するこ
ともできる。
【0009】上記の光学系を構成する石英レンズを作成
するには、円盤状の石英レンズ材料を光学ピッチ(松
脂)により治具上に固定し、研削装置にかけて所定のレ
ンズ形状に研削し、さらに研磨装置にかけて表面を研磨
処理する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
光学系を構成する石英レンズを作成するには、円盤状の
石英レンズ材料を研削装置や研磨装置などの各加工装置
にかける際に、各装置間で円盤状の石英レンズ材料の中
心位置がずれてしまうのを防止するため、各加工装置に
かける毎に石英レンズ材料の中心位置を決定する必要が
あり、各加工装置毎にダイヤルゲージを調節して行う
が、この作業には熟練した技術が必要となり、しかも非
常に時間がかかっていた。
【0011】本発明は上記のような実状に鑑みてなされ
たものであり、従って本発明の目的は、被処理レンズ材
料の中心位置がずれてしまうのを容易に防止することが
できるレンズの加工方法および加工装置、さらに前記レ
ンズの加工方法を陰極線管の蛍光面形成用の露光装置に
適用した陰極線管の製造装置の製造方法を提供すること
であり、またさらに、被処理ガラス材料の中心位置がず
れてしまうのを容易に防止することができるガラスの加
工方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のレンズの加工方法は、2つの基準面を有
するレンズ用治具上に被加工レンズ材料を固定する工程
と、前記2つの基準面に対応する2つの係止面が設けら
れたテーブル上に、前記2つの係止面において前記2つ
の基準面を係止して、前記レンズ用治具を固定する工程
と、前記固定されたレンズ用治具上に固定された被加工
レンズ材料を加工する工程とを有する。
【0013】上記の本発明のレンズの加工方法は、好適
には、前記2つの基準面として、略直交する2面を有す
るレンズ用治具を用いる。
【0014】上記の本発明のレンズの加工方法は、好適
には、前記レンズを加工する工程においては、前記被加
工レンズ材料を研削して所定の凹凸形状に加工する。あ
るいは好適には、前記レンズを加工する工程において
は、前記被加工レンズ材料の表面を研磨処理する。
【0015】上記の本発明のレンズの加工方法は、好適
には、前記レンズ用治具を固定する工程においては、前
記レンズ用治具を前記テーブル上に前記2つの係止面に
おいて前記2つの基準面を係止した状態で戴置し、前記
テーブルに設けられた吸引部により前記レンズ用治具の
前記被加工レンズ材料固定面の裏面を吸引することで前
記レンズ用治具を固定する。あるいは好適には、前記レ
ンズ用治具を固定する工程においては、前記レンズ用治
具を前記テーブル上に前記2つの係止面において前記2
つの基準面を係止した状態で戴置し、前記テーブルに設
けられた固定ネジなどの固定治具により前記レンズ用治
具を固定する。
【0016】上記の本発明のレンズの加工方法は、好適
には、前記被加工レンズ材料として石英を用いる。ま
た、好適には、前記レンズ用治具上に被加工レンズ材料
を固定する工程において、前記被加工レンズ材料を光学
ピッチにより固定する。
【0017】上記の本発明のレンズの加工方法は、2つ
の基準面を有するレンズ用治具上に被加工レンズ材料を
光学ピッチなどにより固定し、2つの基準面に対応する
2つの係止面が設けられたテーブル上に、2つの係止面
において2つの基準面を係止して、レンズ用治具の裏面
側の吸引、あるいは、固定ネジなどの固定治具などによ
りレンズ用治具を固定する。次に、固定されたレンズ用
治具上に固定された被加工レンズ材料に研削あるいは研
磨などの加工を行う。研削装置や研磨装置などの各加工
装置に、それぞれ2つの基準面に対応する2つの係止面
が設けられたテーブルを設置しておき、被加工レンズ材
料が固定されたレンズ用治具ごと各加工装置間で移動さ
せることで、レンズ用治具の2つの基準面と各加工装置
のテーブルの2つの係止面との位置関係を一旦決めれ
ば、その後は2つの基準面を2つの係止面に係止するこ
とで容易に被加工レンズ材料の位置決めをすることがで
き、被処理レンズ材料の中心位置がずれてしまうのを防
止することができる。
【0018】また、上記の目的を達成するために、本発
明のレンズの加工装置は、2つの基準面を有し、上面に
被加工レンズ材料を固定するレンズ用治具と、前記2つ
の基準面に対応する2つの係止面が設けられ、前記2つ
の係止面において前記2つの基準面を係止して、上面に
前記レンズ用治具を固定するテーブルと、前記被加工レ
ンズ材料を加工する加工手段とを有する。
【0019】上記の本発明のレンズの加工装置は、好適
には、前記2つの基準面が、略直交する2面である。
【0020】上記の本発明のレンズの加工装置は、好適
には、前記レンズを加工する加工手段が、前記被加工レ
ンズ材料を研削して所定の凹凸形状に加工する研削手段
である。あるいは好適には、前記レンズを加工する加工
手段が、前記被加工レンズ材料の表面を研磨処理する研
磨手段である。
【0021】上記の本発明のレンズの加工装置は、好適
には、前記テーブルに、前記レンズ用治具の前記被加工
レンズ材料固定面の裏面を吸引することで前記レンズ用
治具を固定するための吸引部が設けられている。あるい
は好適には、前記テーブルに、前記レンズ用治具を固定
するための固定ネジなどの固定治具が設けられている。
【0022】上記の本発明のレンズの加工装置は、2つ
の基準面を有するレンズ用治具上に被加工レンズ材料を
固定し、2つの基準面に対応する2つの係止面が設けら
れたテーブル上に、2つの係止面において2つの基準面
を係止して、レンズ用治具の裏面側の吸引、あるいは、
固定ネジなどの固定治具などによりレンズ用治具を固定
し、被加工レンズ材料に研削あるいは研磨などの加工を
行うことができる。研削装置や研磨装置などの各加工装
置に、それぞれ2つの基準面に対応する2つの係止面が
設けられたテーブルを設置しておき、被加工レンズ材料
が固定されたレンズ用治具ごと各加工装置間で移動させ
ることで、レンズ用治具の2つの基準面と各加工装置の
テーブルの2つの係止面との位置関係を一旦決めれば、
その後は2つの基準面を2つの係止面に係止することで
容易に被加工レンズ材料の位置決めをすることができ、
被処理レンズ材料の中心位置がずれてしまうのを防止す
ることができる。
【0023】また、上記の目的を達成するために、本発
明の陰極線管の製造装置の製造方法は、陰極線管の蛍光
面形成領域に光吸収物質膜パターンを形成するためのパ
ターン露光を行う陰極線管の製造装置の製造方法であっ
て、前記製造装置はパターン露光の光軸上にレンズを有
しており、前記レンズの加工工程が、2つの基準面を有
するレンズ用治具上に被加工レンズ材料を固定する工程
と、前記2つの基準面に対応する2つの係止面が設けら
れたテーブル上に、前記2つの係止面において前記2つ
の基準面を係止して、前記レンズ用治具を固定する工程
と、前記固定されたレンズ用治具上に固定された被加工
レンズ材料を加工する工程とを含む。
【0024】上記の本発明の陰極線管の製造装置の製造
方法は、好適には、前記2つの基準面として、略直交す
る2面を有するレンズ用治具を用いる。
【0025】上記の本発明の陰極線管の製造装置の製造
方法は、好適には、前記レンズを加工する工程において
は、前記被加工レンズ材料を研削して所定の凹凸形状に
加工する。あるいは好適には、前記レンズを加工する工
程においては、前記被加工レンズ材料の表面を研磨処理
する。
【0026】上記の本発明の陰極線管の製造装置の製造
方法は、好適には、前記レンズ用治具を固定する工程に
おいては、前記レンズ用治具を前記テーブル上に前記2
つの係止面において前記2つの基準面を係止した状態で
戴置し、前記テーブルに設けられた吸引部により前記レ
ンズ用治具の前記被加工レンズ材料固定面の裏面を吸引
することで前記レンズ用治具を固定する。あるいは好適
には、前記レンズ用治具を固定する工程においては、前
記レンズ用治具を前記テーブル上に前記2つの係止面に
おいて前記2つの基準面を係止した状態で戴置し、前記
テーブルに設けられた固定ネジなどの固定治具により前
記レンズ用治具を固定する。
【0027】上記の本発明の陰極線管の製造装置の製造
方法は、好適には、前記被加工レンズ材料として石英を
用いる。また、好適には、前記レンズ用治具上に被加工
レンズ材料を固定する工程において、前記被加工レンズ
材料を光学ピッチにより固定する。
【0028】上記の本発明の陰極線管の製造装置の製造
方法は、陰極線管の蛍光面形成領域に光吸収物質膜パタ
ーンを形成するためのパターン露光を行い、当該パター
ン露光の光軸上にレンズを有する露光装置のレンズを加
工する際に、2つの基準面を有するレンズ用治具上に被
加工レンズ材料を光学ピッチなどにより固定し、2つの
基準面に対応する2つの係止面が設けられたテーブル上
に、2つの係止面において2つの基準面を係止して、レ
ンズ用治具の裏面側の吸引、あるいは、固定ネジなどの
固定治具などによりレンズ用治具を固定する。次に、固
定されたレンズ用治具上に固定された被加工レンズ材料
に研削あるいは研磨などの加工を行う。研削装置や研磨
装置などの各加工装置に、それぞれ2つの基準面に対応
する2つの係止面が設けられたテーブルを設置してお
き、被加工レンズ材料が固定されたレンズ用治具ごと各
加工装置間で移動させることで、レンズ用治具の2つの
基準面と各加工装置のテーブルの2つの係止面との位置
関係を一旦決めれば、その後は2つの基準面を2つの係
止面に係止することで容易に被加工レンズ材料の位置決
めをすることができ、被処理レンズ材料の中心位置がず
れてしまうのを防止することができる。
【0029】また、上記の目的を達成するために、本発
明のガラス加工方法は、2つの基準面を有するガラス用
治具上に被加工ガラス材料を固定する工程と、前記2つ
の基準面に対応する2つの係止面が設けられたテーブル
上に、前記2つの係止面において前記2つの基準面を係
止して、前記ガラス用治具を固定する工程と、前記固定
されたガラス用治具上に固定された被加工ガラス材料を
加工する工程とを有する。上記の方法を被加工ガラス材
料に適用することが可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレンズの加工
方法および加工装置、さらに当該レンズの加工方法を陰
極線管の蛍光面形成用の露光装置に適用した陰極線管の
製造装置の製造方法を、図面に示す実施形態に基づき、
詳細に説明する。
【0031】第1実施形態 図1は、研削装置や研磨装置などの各種レンズの加工装
置に用いるレンズ用治具の(a)平面図および(b)側
面図である。レンズ用治具14は、平面図上、例えば8
角形形状を有しており、例えば直交する2側面が、レン
ズ用治具14を研削装置や研磨装置などの各種加工装置
に固定するときの2つの基準面(Sa,Sb)となって
いる。また、上記基準面となっていない側面には把手1
4aが備えられている。上記のレンズ上治具14は、上
面に円盤状の石英レンズ材料13が光学ピッチ(松脂)
15などにより固定されて用いられる。石英レンズ材料
13をレンズ上治具14上に固定するには、石英レンズ
材料13の裏面に油性のペンなどで円盤の中心位置で直
交する2直線を描いておき、一方、レンズ上治具14表
面にも対応する位置に直交する2直線を描いておき、上
記2直線同士が重なるように固定すればよい。光学ピッ
チ15を用いて石英レンズ材料13を固定するときに
は、光学ピッチ15を予め加熱して軟化させておくとよ
い。
【0032】図2は、レンズの研削装置のテーブルの
(a)平面図および(b)側面図である。レンズの研削
装置のテーブル16には、レンズ上治具14の2つの基
準面(Sa,Sb)に対応する位置に、2つの係止面
(Sa’,Sb’)を有する2つの基準当板(16a,
16b)が設けられている。さらに、レンズ用治具14
の裏面側を吸引して固定するための吸引溝16cが設け
られており、テーブル16上にレンズ用治具14を戴置
した状態で吸引溝16cにより吸引することでレンズ用
治具14を固定することができる。レンズの研削装置に
は、さらに不図示の研削手段が設けられており、テーブ
ル16上に固定したレンズ用治具14上に、光学ピッチ
などで固定されている石英レンズ材料に凹凸形状に加工
することができる。
【0033】図3は、図1に示すレンズ用治具14を図
2に示すレンズの研削装置のテーブル上に固定した状態
の(a)平面図および(b)側面図である。レンズ上治
具14の2つの基準面(Sa,Sb)を、研削装置のテ
ーブル16の2つの係止面(Sa’,Sb’)に係止し
た状態でレンズ用治具14を戴置し、レンズ用治具14
の裏面側を吸引溝16cにより吸引し、レンズ上治具1
4を研削装置のテーブル16上に固定して、石英レンズ
材料13に研削加工を行う。
【0034】図4は、レンズの研磨装置のテーブルの
(a)平面図および(b)側面図である。レンズの研磨
装置のテーブル17には、上記のレンズの研削装置のテ
ーブルと同様に、レンズ上治具14の2つの基準面(S
a,Sb)に対応する位置に、2つの係止面(Sa’,
Sb’)を有する2つの基準当板(17a,17b)が
設けられている。さらに、レンズ用治具14を固定する
ための固定ネジ17cが設けられており、テーブル16
上にレンズ用治具14を戴置した状態で固定ネジ17c
を締めて、レンズ用治具14を固定することができる。
レンズの研磨装置には、さらに不図示の研磨手段が設け
られており、テーブル17上に固定したレンズ用治具1
4上に、光学ピッチなどで固定されている石英レンズ材
料の表面を研磨加工することができる。
【0035】図5は、図1に示すレンズ用治具14を図
4に示すレンズの研磨装置のテーブル上に固定した状態
の(a)平面図および(b)側面図である。レンズ上治
具14の2つの基準面(Sa,Sb)を、研磨装置のテ
ーブル17の2つの係止面(Sa’,Sb’)に係止し
た状態でレンズ用治具14を戴置し、固定ネジ17cを
締めてレンズ上治具14を研磨装置のテーブル17上に
固定して、石英レンズ材料13に研磨加工を行う。
【0036】上記のレンズの研削装置と研磨装置におい
ては、それぞれレンズ用治具14の2つの基準面(S
a,Sb)に対応する2つの係止面(Sa’,Sb’)
が設けられたテーブルを設置しておき、石英などの被加
工レンズ材料が固定されたレンズ用治具14ごと各加工
装置間で移動させることで、レンズ用治具14の2つの
基準面(Sa,Sb)と各加工装置のテーブルの2つの
係止面(Sa’,Sb’)との位置関係を一旦決めれ
ば、その後は2つの基準面(Sa,Sb)を2つの係止
面(Sa’,Sb’)に係止することで容易に被加工レ
ンズ材料の位置決めをすることができ、被処理レンズ材
料の中心位置がずれてしまうのを防止することができ
る。
【0037】第2実施形態 本実施形態に係る陰極線管の製造方法は、陰極線管の蛍
光面形成領域に光吸収物質膜パターンを形成するための
パターン露光装置として、上記の第1実施形態において
研削および研磨加工して得たレンズを組み込んで構成し
たパターン露光装置を用いる。
【0038】図6は、本実施形態に係るカラー陰極線管
の概略側面断面図である。上記陰極線管は、ガラスで一
体に形成されたパネル1a、ファンネル1bおよびネッ
ク部1cからなる管体を有し、ネック部1cに電子銃2
が配置されている。パネル1aの内側には、色選別機構
の1種であるアパーチャグリル3が腕部材4および支持
部材5からなるフレームに張架状態で溶接されて備えら
れている。アパーチャグリル3は、金属薄板からなる円
筒面状であり、マスク部の左右に対向する一対の最端テ
ープの間に複数のテープ状グリッド素体が所定のピッチ
で設けられて形成されている。上記アパーチャグリル1
の各テープ状グリッド素体の振動を防止するために、テ
ープ上グリッド素体から構成されるマスク面上を横切る
ようにダンパーワイヤ(不図示)が少なくとも1本以上
張られている。上記の腕部材4および支持部材5には、
スプリングホルダ6の一端が固着されており、さらにス
プリングホルダ6の他端に、嵌合孔7aを有するスプリ
ング7が固着されており、パネル1a内面の適合する箇
所に設けられた突起8に嵌合して、上記のアパーチャグ
リルがパネル1aの内側に固定されている構成となって
いる。
【0039】また、上記のパネル1aの内面は蛍光面と
なっており、電子ビームを照射すると赤、緑、青の3色
の可視光を発する蛍光体パターン11と、上記3色の可
視光を透過するフィルター10と、上記3色の可視光
(蛍光)を個々のパターン毎に分離する光吸収物質膜パ
ターン9aが形成されている。図7は上記蛍光面の断面
図である。パネル1a上に、カーボンなどからなる黒色
の光吸収物質膜パターン9aが形成されており、光吸収
物質膜パターン9aの間において、赤の光を透過する赤
フィルター10r、緑の光を透過する緑フィルター10
gおよび青の光を透過する青フィルター10bが順に並
べられて形成されている。さらに、赤の光を発する赤色
蛍光体パターン11r、緑の光を発する緑色蛍光体パタ
ーン11gおよび青の光を発する青色蛍光体パターン1
1bが対応する色のフィルターの上層に順に並べられて
形成されている。
【0040】上記の陰極線管においては、電子銃2の発
する電子線(陰極線)がアパーチャグリル3により色選
別されながらこれを通過し、上記の赤、緑、青の3色の
可視光を発する蛍光体パターン11中の各蛍光体を励起
し、各色の蛍光体からそれぞれ発せられる蛍光によりカ
ラー画像を表示することができる。光吸収物質膜パター
ン9aは、カラー陰極線管上に画像などを表示させたと
きのコントラストを改善し、またビームランディングが
多少不正確であっても他色の蛍光体パターンに電子が照
射されるのを防ぐという重要な役割がある。
【0041】上記の蛍光面の形成方法について説明す
る。まず、図8(a)に示すように、蛍光面となるパネ
ル1aの内側をよく洗浄して乾燥させた後、感光材料を
塗布し、乾燥させて感光層12を形成する。上記の感光
材料としては、例えばポリビニルピロリドンなどの高分
子材料とジアジドスチルベンゼン−スルホン酸ナトリウ
ムなどの架橋剤を含む材料を用いる。
【0042】次に、図8(b)に示すように、パネル1
a内面上の赤、緑、青の3色の蛍光体パターンを形成す
る位置の感光膜12に対し、アパーチャグリル3のスリ
ット3aを透過した光Lにより選択露光を行う。上記の
選択露光においては、図10に示す露光装置を用いる。
即ち、水銀ランプなどの光源20から220〜600n
mの波長の光を照射し、集光させ、アパーチャグリル3
のスリット3aを介して選択露光する。集光手段として
は、光路変更用の積層構造の石英ガラス板21aと、ラ
ンディング補正と集光用の石英レンズ21bを用いる。
ここで、上記の石英レンズ21bは、第1実施形態にお
いて研削、研磨加工して得たものを用いる。また、さら
に365nmよりも短波長の光を選択的に透過させる光
学フィルター22を光軸上に配置することもできる。上
記の露光の結果、被露光部分12aは硬化するが、未露
光部分12bは硬化しない。
【0043】次に、図8(c)に示すように、露光済の
感光層12を現像することで、未露光部分12bを除去
し、被露光部分からなる所定の感光膜パターン12aを
形成する。
【0044】次に、図9(a)に示すように、感光膜パ
ターン12aの上層に全面にカーボンなどの光吸収物質
を塗布して、光吸収物質膜9を形成する。
【0045】次に、図9(b)に示すように、上記の感
光膜パターンとその上層に形成された光吸収物質膜9部
分とを共に選択除去して反転現像を行い、感光膜パター
ンの反転パターンである光吸収物質膜パターン9aを形
成する。上記の反転現像は、反転現像液を用いた化学的
方法により行うか、あるいは水圧を利用した物理的方法
により行う。
【0046】次に、図9(c)に示すように、光吸収物
質膜パターン9aの間を埋めるようにして、赤、緑、青
の各色のフィルター(10r,10g,10b)を形成
する。さらに、上記各色のフィルター(10r,10
g,10b)の上層に、赤、緑、青の各蛍光材料からな
る蛍光体パターン(11r,11g,11b)を形成し
て、図7に示す蛍光面とすることができる。
【0047】以降の工程としては、上記の蛍光面の蛍光
体パターン(11r,11g,11b)を平坦化するた
めの中間層を形成し、その上層にアルミニウムなどを蒸
着させて金属膜のパターンを形成する。次に、所定温度
以下で加熱処理(ベーキング)を行い、光吸収物質膜パ
ターン9a、フィルター(10r,10g,10b)、
蛍光体パターン(11r,11g,11b)および中間
層などに含まれる有機物成分を揮散あるいは熱分解させ
て除去し、蛍光面とすることができる。
【0048】上記の本実施形態の陰極線管の製造方法に
おいては、用いるパターン露光装置のレンズの加工を第
1実施形態に従って行うので、容易に被加工レンズ材料
の位置決めをすることができ、被処理レンズ材料の中心
位置がずれてしまうのを防止することができる。
【0049】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではない。例えば、本発明において加工する
レンズは、陰極線管の製造方法において用いる露光装置
以外の装置の光学系を構成することができる。本発明の
レンズの加工方法および装置としては、研削加工(装
置)や研磨加工(装置)の他の加工処理(装置)に適用
することができる。レンズやレンズを固定する光学ピッ
チなどの材料成分は、上記で示したものに限定されな
い。さらにガラスの加工方法および装置にも適用可能で
ある。その他、本発明の範囲内で種々に改変することが
できる。
【0050】
【発明の効果】本発明のレンズの加工方法および加工装
置によれば、容易に被加工材料の位置決めを正確に行う
ことができ、各種加工装置毎のデータ補正が不要であ
り、被処理レンズ材料の中心位置がずれてしまうのを防
止することができ、レンズの加工精度を向上することが
できる。作業が容易となるので、熟練した技術が不要と
なり、しかも時間を短縮して作業可能である。
【0051】また、陰極線管の蛍光面形成領域に光吸収
物質膜パターンを形成するためのパターン露光装置とし
て、上記の方法および装置で研削および研磨加工して得
たレンズを好ましく組み込んで構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るレンズ用治具の(a)平面
図および(b)側面図である。
【図2】図2は本発明に係るレンズ研削装置のテーブル
の(a)平面図および(b)側面図である。
【図3】図3は本発明に係るレンズ研削装置のテーブル
にレンズ用治具を固定した状態の(a)平面図および
(b)側面図である。
【図4】図4は本発明に係るレンズ研磨装置のテーブル
の(a)平面図および(b)側面図である。
【図5】図5は本発明に係るレンズ研磨装置のテーブル
にレンズ用治具を固定した状態の(a)平面図および
(b)側面図である。
【図6】図6は本発明および従来例に係る陰極線管の概
略側面断面図である。
【図7】図7は本発明および従来例に係る陰極線管の蛍
光面の断面図である。
【図8】図8は本発明および従来例に係る蛍光面の形成
工程を示す断面図であり、(a)は感光膜の形成工程ま
で、(b)は露光工程まで、(c)は現像工程までを示
す。
【図9】図9は図8の続きの工程を示し、(a)は光吸
収物質膜の形成工程まで、(b)は光吸収物質膜のパタ
ーン加工工程まで、(c)はフィルターの形成工程まで
を示す。
【図10】図10は本発明および従来例に係る露光装置
の構成図である。
【符号の説明】
1a…パネル、1b…ファンネル、1c…ネック部、2
…電子銃、3…アパーチャグリル、3a…スリット、4
…腕部材、5…支持部材、6…スプリングホルダ、7…
スプリング、7a…嵌合孔、8…突起、9…光吸収物質
膜、9a…光吸収物質膜パターン、10,10r,10
g,10b…フィルター、11,11r,11g,11
b…蛍光体パターン、12…感光膜、12a…被露光部
分(感光膜パターン)、12b…未露光部分、13…石
英レンズ材料、14…レンズ用治具、14a…把手、1
5…光学ピッチ、16…研削装置テーブル、16a,1
6b…基準当板、16c…吸引溝、17…研磨装置テー
ブル、17a,17b…基準当板、17c…固定ネジ、
20…光源、21a…石英ガラス板、21b…石英レン
ズ、22…光学フィルター、Sa,Sb…基準面、S
a’,Sb’…係止面、L…光。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの基準面を有するレンズ用治具上に被
    加工レンズ材料を固定する工程と、 前記2つの基準面に対応する2つの係止面が設けられた
    テーブル上に、前記2つの係止面において前記2つの基
    準面を係止して、前記レンズ用治具を固定する工程と、 前記固定されたレンズ用治具上に固定された被加工レン
    ズ材料を加工する工程とを有するレンズの加工方法。
  2. 【請求項2】前記2つの基準面として、略直交する2面
    を有するレンズ用治具を用いる請求項1記載のレンズの
    加工方法。
  3. 【請求項3】前記レンズを加工する工程においては、前
    記被加工レンズ材料を研削して所定の凹凸形状に加工す
    る請求項1記載のレンズの加工方法。
  4. 【請求項4】前記レンズを加工する工程においては、前
    記被加工レンズ材料の表面を研磨処理する請求項1記載
    のレンズの加工方法。
  5. 【請求項5】前記レンズ用治具を固定する工程において
    は、前記レンズ用治具を前記テーブル上に前記2つの係
    止面において前記2つの基準面を係止した状態で戴置
    し、前記テーブルに設けられた吸引部により前記レンズ
    用治具の前記被加工レンズ材料固定面の裏面を吸引する
    ことで前記レンズ用治具を固定する請求項1記載のレン
    ズの加工方法。
  6. 【請求項6】前記レンズ用治具を固定する工程において
    は、前記レンズ用治具を前記テーブル上に前記2つの係
    止面において前記2つの基準面を係止した状態で戴置
    し、前記テーブルに設けられた固定治具により前記レン
    ズ用治具を固定する請求項1記載のレンズの加工方法。
  7. 【請求項7】前記レンズ用治具を固定する工程において
    は、固定ネジにより固定する請求項6記載のレンズの加
    工方法。
  8. 【請求項8】前記被加工レンズ材料として石英を用いる
    請求項1記載のレンズの加工方法。
  9. 【請求項9】前記レンズ用治具上に被加工レンズ材料を
    固定する工程において、前記被加工レンズ材料を光学ピ
    ッチにより固定する請求項1記載のレンズの加工方法。
  10. 【請求項10】2つの基準面を有し、上面に被加工レン
    ズ材料を固定するレンズ用治具と、 前記2つの基準面に対応する2つの係止面が設けられ、
    前記2つの係止面において前記2つの基準面を係止し
    て、上面に前記レンズ用治具を固定するテーブルと、 前記被加工レンズ材料を加工する加工手段とを有するレ
    ンズの加工装置。
  11. 【請求項11】前記2つの基準面が、略直交する2面で
    ある請求項10記載のレンズの加工装置。
  12. 【請求項12】前記レンズを加工する加工手段が、前記
    被加工レンズ材料を研削して所定の凹凸形状に加工する
    研削手段である請求項10記載のレンズの加工装置。
  13. 【請求項13】前記レンズを加工する加工手段が、前記
    被加工レンズ材料の表面を研磨処理する研磨手段である
    請求項10記載のレンズの加工装置。
  14. 【請求項14】前記テーブルに、前記レンズ用治具の前
    記被加工レンズ材料固定面の裏面を吸引することで前記
    レンズ用治具を固定するための吸引部が設けられている
    請求項10記載のレンズの加工装置。
  15. 【請求項15】前記テーブルに、前記レンズ用治具を固
    定するための固定治具が設けられている請求項10記載
    のレンズの加工装置。
  16. 【請求項16】前記固定治具が、固定ネジである請求項
    15記載のレンズの加工装置。
  17. 【請求項17】陰極線管の蛍光面形成領域に光吸収物質
    膜パターンを形成するためのパターン露光を行う陰極線
    管の製造装置の製造方法であって、 前記製造装置はパターン露光の光軸上にレンズを有して
    おり、 前記レンズの加工工程が、 2つの基準面を有するレンズ用治具上に被加工レンズ材
    料を固定する工程と、 前記2つの基準面に対応する2つの係止面が設けられた
    テーブル上に、前記2つの係止面において前記2つの基
    準面を係止して、前記レンズ用治具を固定する工程と、 前記固定されたレンズ用治具上に固定された被加工レン
    ズ材料を加工する工程とを含む陰極線管の製造装置の製
    造方法。
  18. 【請求項18】前記2つの基準面として、略直交する2
    面を有するレンズ用治具を用いる請求項17記載の陰極
    線管の製造装置の製造方法。
  19. 【請求項19】前記レンズを加工する工程においては、
    前記被加工レンズ材料を研削して所定の凹凸形状に加工
    する請求項17記載の陰極線管の製造装置の製造方法。
  20. 【請求項20】前記レンズを加工する工程においては、
    前記被加工レンズ材料の表面を研磨処理する請求項17
    記載の陰極線管の製造装置の製造方法。
  21. 【請求項21】前記レンズ用治具を固定する工程におい
    ては、前記レンズ用治具を前記テーブル上に前記2つの
    係止面において前記2つの基準面を係止した状態で戴置
    し、前記テーブルに設けられた吸引部により前記レンズ
    用治具の前記被加工レンズ材料固定面の裏面を吸引する
    ことで前記レンズ用治具を固定する請求項17記載の陰
    極線管の製造装置の製造方法。
  22. 【請求項22】前記レンズ用治具を固定する工程におい
    ては、前記レンズ用治具を前記テーブル上に前記2つの
    係止面において前記2つの基準面を係止した状態で戴置
    し、前記テーブルに設けられた固定治具により前記レン
    ズ用治具を固定する請求項17記載の陰極線管の製造装
    置の製造方法。
  23. 【請求項23】前記レンズ用治具を固定する工程におい
    ては、固定ネジにより固定する請求項22記載の陰極線
    管の製造装置の製造方法。
  24. 【請求項24】前記被加工レンズ材料として石英を用い
    る請求項17記載の陰極線管の製造装置の製造方法。
  25. 【請求項25】前記レンズ用治具上に被加工レンズ材料
    を固定する工程において、前記被加工レンズ材料を光学
    ピッチにより固定する請求項17記載の陰極線管の製造
    装置の製造方法。
  26. 【請求項26】2つの基準面を有するガラス用治具上に
    被加工ガラス材料を固定する工程と、 前記2つの基準面に対応する2つの係止面が設けられた
    テーブル上に、前記2つの係止面において前記2つの基
    準面を係止して、前記ガラス用治具を固定する工程と、 前記固定されたガラス用治具上に固定された被加工ガラ
    ス材料を加工する工程とを有するガラスの加工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104015112A (zh) * 2014-05-28 2014-09-03 东莞劲胜精密组件股份有限公司 一种物件的装夹治具及玻璃镜片加工工艺

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