JP2001219245A - 金属部品の製作方法 - Google Patents

金属部品の製作方法

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JP2001219245A
JP2001219245A JP2000030076A JP2000030076A JP2001219245A JP 2001219245 A JP2001219245 A JP 2001219245A JP 2000030076 A JP2000030076 A JP 2000030076A JP 2000030076 A JP2000030076 A JP 2000030076A JP 2001219245 A JP2001219245 A JP 2001219245A
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JP
Japan
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mold
metal parts
manufacturing
metal
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000030076A
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English (en)
Inventor
Akifumi Wada
聡文 和田
Yuji Tanaka
勇次 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属部品の試作や小ロット生産の場合に、製
作期間短縮・コスト低減が可能な金属部品の製作方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 3次元形状の金属部品を鋳造により製作
する金属部品の製作方法において、金属部品の樹脂型1
を高温で焼失または融出する樹脂素材を用いて3次元C
ADデータに基づき光造形により形成し、この樹脂型1
を原型としてロストワックス法によって鋳型を製作し、
この鋳型に溶融金属を流し込んで金属部品を製作する。
これにより、長製作期間・高コストの金属金型を必要と
せずに金属部品を製作することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元形状の金属
部品を鋳造により製作する金属部品の製作方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】機械・装置などの構成部品として用いら
れる金属部品には複雑な3次元形状のものが多い。これ
らの金属部品の中で機械加工に適さない形状のものは一
般に射出成形などの鋳造によって製造される。そしてこ
のような鋳造部品の製作に際しては、部品種類ごとに鋳
造用の金属金型が準備される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら鋳造によ
る方法では試作やごく少量のみを生産する小ロット生産
の場合にも、製作数にかかわらず金属金型を必要とす
る。金型の製作には一般に長い製作期間と高いコストを
要するため、試作や小ロットの場合には、この金型製作
が試作期間の短縮やコスト低減を図る上で大きなネック
となっていた。
【0004】そこで本発明は、金属部品の試作や小ロッ
ト生産の場合に、製作期間短縮・コスト低減が可能な金
属部品の製作方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の金属部品の製造
方法は、3次元形状の金属部品を鋳造により製作する金
属部品の製作方法であって、前記金属部品の型を高温で
焼失または融出する素材を用いて光造形により形成する
工程と、前記型を原型としてロストワックス法によって
鋳型を製作する工程と、前記鋳型に溶融金属を流し込ん
で金属部品を製作する工程とを含む。
【0006】本発明によれば、金属部品の型を光造形に
より形成し、この型を原型としてロストワックス法によ
って鋳型を製作し、この鋳型を用いて金属部品を鋳造す
ることにより、長製作期間・高コストの金属金型を必要
とせずに金属部品を製作することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1、図2、図3は本発明の一実施
の形態の金属部品の製作方法の工程説明図である。まず
図1を参照して、ロストワックス法を用いて製作される
鋳型の原型を形成する方法について説明する。図1
(a)は光造形により樹脂製の原型を形成している途中
の状態を示している。光造形は、形成対象部品の3次元
形状を数値的に示すデータ(3次元CADデータ)に基
づいて、レーザ光照射などの光加工手段によって整形加
工された2次元形状の樹脂膜を層状に積み上げることに
より、所定の3次元形状の樹脂製の型を形成するもので
ある。
【0008】図1(a)に示すようにトーチ2からはレ
ーザ光が照射され、このレーザ光の光エネルギによって
照射部位の樹脂が光硬化する。このとき、トーチ2の移
動を3次元CADデータに基づいて制御することによ
り、同一平面上に位置する樹脂膜の各層の形状を所定形
状に仕上げることができる。図1(a)は鎖線で示す形
状の形成対象部品の樹脂型1の中間の高さまで樹脂型1
aが形成された状態を示している。
【0009】この後さらに整形された樹脂膜を積み上げ
てゆくことにより、図1(b)に示す3次元形状の樹脂
型1が形成される。なお、ここで樹脂の材質としては、
前述のようにレーザ光の光エネルギによって光硬化し、
かつさらに高温に加熱された場合には焼失または融出す
るような特性を有するものが選定される。
【0010】次に図1(c)に示すように、光造形で形
成された樹脂型1に湯口型3を枝部3aを介して結合す
る。このとき、これらの湯口型3や枝部3aも同様にワ
ックスや樹脂など高温で焼失または融出するような素材
が用いられる。これにより、ロストワックスによる鋳型
の原型が完成する。
【0011】この後、ロストワックスにより鋳型を製作
する。図2(a)に示すように、樹脂型1の周囲には、
耐火性材料が被覆される。すなわち、けい砂やアルミナ
などをスラリ状にしたものを樹脂型1の表面にコーティ
ングし、その後砂を振りかける処理を複数回繰り返すこ
とにより、樹脂型1の表面には所用の厚みのシェル状の
鋳型4が形成される。
【0012】この後、鋳型4を十分乾燥させ加熱するこ
とにより、鋳型4内部の樹脂型1は溶融し溶融樹脂1’
が湯口3より流出する。そしてさらに加熱を継続するこ
とにより鋳型4の材料のスラリは熱により焼成されて多
孔質のセラミック様の材質の鋳型4aに変性するととも
に、鋳型4aの内面に残留していた樹脂成分は焼失して
鋳型4aの内部は完全な空所Vとなる。これにより、金
属部品鋳造用の鋳型4aが完成する。
【0013】次いで鋳造が行われる。図3(a)に示す
ように、湯口から溶融金属5を鋳型4a内に鋳込む。こ
れにより、溶融金属5は図2(c)に示す空所V内へ進
入し鋳型4aの原型となった樹脂型1と同一形状に鋳込
まれる。この後、溶融金属5の冷却を待って、鋳型4a
を破壊する。そして、冷却固化した金属部品5aを取り
出す。この後砂落としおよび湯口切断を行って、図3
(b)に示すように樹脂型1と同様の3次元形状の金属
部品5aが完成する。
【0014】以上説明したように本発明は、ロストワッ
クス法による金属部品用鋳型の製作において、鋳型の原
型に光造形によって形成された樹脂型を用いるようにし
たものである。これにより、金属金型を必要とせずに、
金属鋳造部品の製作を短期間・低コストで行うことがで
きる。この方法は、ロストワックス法により鋳造可能な
全ての素材・形状について応用することができ、きわめ
て広い応用範囲を有する。また、従来は樹脂製部品に限
定されていた光造形の応用範囲を、金属部品の製造工程
にまで拡大することができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、金属部品の型を光造形により
形成し、この型を原型としてロストワックス法によって
鋳型を製作するものである。そしてこの鋳型を用いて金
属部品を鋳造するようにしたので、長製作期間・高コス
トを要する金属金型を必要とせずに金属部品を製作する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の金属部品の製作方法の
工程説明図
【図2】本発明の一実施の形態の金属部品の製作方法の
工程説明図
【図3】本発明の一実施の形態の金属部品の製作方法の
工程説明図
【符号の説明】
1 樹脂型 3 湯口型 4、4a 鋳型 5 溶融金属 5a 金属部品

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3次元形状の金属部品を鋳造により製作す
    る金属部品の製作方法であって、前記金属部品の型を高
    温で焼失または融出する素材を用いて光造形により形成
    する工程と、前記型を原型としてロストワックス法によ
    って鋳型を製作する工程と、前記鋳型に溶融金属を流し
    込んで金属部品を製作する工程とを含むことを特徴とす
    る金属部品の製作方法。
JP2000030076A 2000-02-08 2000-02-08 金属部品の製作方法 Pending JP2001219245A (ja)

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