JP2000176968A - 簡易型及びその製作方法 - Google Patents

簡易型及びその製作方法

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JP2000176968A
JP2000176968A JP10354939A JP35493998A JP2000176968A JP 2000176968 A JP2000176968 A JP 2000176968A JP 10354939 A JP10354939 A JP 10354939A JP 35493998 A JP35493998 A JP 35493998A JP 2000176968 A JP2000176968 A JP 2000176968A
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Kenji Matsuoka
賢二 松岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱によって破壊されることのない簡易型を迅
速に製作する。 【解決手段】 強化粒子を分散させた光硬化性樹脂に対
し、CADシステムによって定義された形状情報に基づ
いた光を照射することにより所望の成形面を有した光造
形型モデルを製作する工程と、光造形型モデルの全部ま
たは一部を枠体によって囲み、少なくとも光造形型モデ
ルに離型剤を塗布する工程と、枠体内に溶融金属または
金属を含有し熱または化学反応によって硬化可能な流動
性物質を充填して硬化する工程と、硬化後の物質を枠体
から取り出してCADシステムによる形状情報に基づい
て所望の切削仕上げ加工を施す工程と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形に用いる簡
易型及びその製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】株式会社工業調査会発行(1996年1
1月15日初版第1刷発行)の「積層造形システム」1
18頁6.3.3項には、「型の直接造形」が記載され
ている。図11および図12はこの「型の直接造形」を
説明するものである。
【0003】この造形では、図11(A)の型モデル2
3から得られる同図(B)の断面データ群24に基づい
て、図11(A)〜(C)の順序で光造形簡易型25の
製作が進行する。図11(A)の型モデル23は、同図
(C)に示す射出成形型40の断面形状であるコア41
とキャビティ42のうち、コア41側を示すものであ
る。
【0004】図11(A)において、3次元CAD(C
omputer Aided Design)で定義さ
れた型モデル23は大径の円柱部23aと小径の円柱部
23bとから構成されている。この型モデル23を図1
1(B)に示すように、上下方向に間隔d1で順次スラ
イスして断面データ群24とする。この断面データ群2
4には、後述する「型の直接造形」の作業手順に従い、
最下部の最初の断面データP1から最終断面データPn
までの符号を与える。
【0005】図12(A)は初めの断面データP1の形
状を造形するもので、L字状の成形台26の底面部26
aは、液状の光硬化性樹脂28内に液面29を基準とし
て型モデル23をスライスした間隔d1と同一の深さに
沈められている。光硬化性樹脂28内には補強材として
のガラス繊維27が混入されている。このガラス繊維2
7が混入された液状の光硬化性樹脂28を硬化させるた
め、液面29の上方から液面29に向かってレーザー光
30が照射される。
【0006】次に、「型の直接造形」の方法を説明す
る。まず、上述した図12(A)の状態で断面データP
1の範囲に基づいてレーザー光30をX方向すなわち左
右方向に走査する。その結果、ガラス繊維27が混入さ
れた液状の光硬化性樹脂28は断面データP1と等しい
範囲で且つ間隔d1と等しい厚みに硬化し、硬化物M1
となる。さらに、図12(B)に示すように、成形台2
6の底面部26aを間隔d1だけ光硬化性樹脂28の内
部に沈降させ、断面データP2の範囲に基づいてレーザ
ー光30をX方向に走査する。これによりガラス織維2
7が混入された液状の光硬化性樹脂28は断面データP
2と等しい範囲で且つ間隔d1と等しい厚みに硬化物M
1上で硬化し、硬化物M2となる。このような動作を断
面データ群24の最終断面データPnまで繰り返すこと
により、図12(c)に示すような最終硬化物Mnが形
成され、その結果、ガラス繊維27が混入された液状の
光硬化樹脂28内部に、型モデル23と形状の一致した
光造形簡易型25が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の方法で作製された光造形簡易型25の耐熱温度
は150℃〜200℃と低く、しかも熱伝導率が0.5
〜0.7kcal/mh℃と熱交換効率が悪い。このよ
うな物性の型を組み合わせてコア41およびキャビティ
42とし、250℃〜300℃に加熱された樹脂を注入
するような通常の射出成形に用いた場合には、耐熱温度
の低さに加えて、熱伝導率が悪いため、熱交換がほとん
ど進行することなく、直ちに自己の耐熱温度まで上昇す
る。このため、射出成形を50ショット前後繰り返すだ
けで型が壊れ、耐久性に劣る問題を有している。
【0008】また、従来の光造形簡易型の製造原理であ
る光造形法の寸法精度は±0.1mm程度である。一般
的に、射出成形に用いる型はキャビティとコアの一対で
使用されるが、このような光造形法だけで製作された型
では、寸法精度が低いため、正確な組み付けが期待でき
ないものとなる。また、無理に組み合わせても、低い寸
法精度の型によって成形される成形品が寸法規格を満た
すものにはなり得ない問題も有している。
【0009】さらに、光造形法は上述したように、積層
を原理として用いるが、この積層の間隔が0.05〜
0.2mmとなっている。このような細かい積層間隔
を、最低でも50mm以上の厚みを有した型に適用した
場合、その製作に非常に長時間を要している。加えて、
この工法をキャビティ、コアのそれぞれに適用して製作
する場合には、製作時間がさらに長期化する。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、第1の目的は熱の影響による型の破
壊を解消することができる簡易型を提供することにあ
る。第2の目的はこの第1の目的に加えて、型のそれぞ
れの正確な組み付けが可能であり、これにより寸法規格
を満たした成形品を成形することが可能な簡易型を製作
する方法を目的とする。第3の目的は、第2の目的に加
えて、製作時間をさらに短縮することができる簡易型の
製作方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため、請求
項1の発明の簡易型は、CADシステムによって定義さ
れた形状情報に基づき、強化粒子を分散配合した光硬化
性樹脂に光を照射することにより製作された光造形型モ
デルと、この光造形型モデルの成形面の形状を金属また
は金属を含有し熱または化学反応によって硬化する流動
性物質により転写成形した後、前記CADシステムによ
る形状情報に基づいて所望の切削仕上げ加工を施した転
写型モデルと、からなることを特徴とする。
【0012】この発明では、CADシステムによって製
作された光造形モデルと、光造形モデルの成形面の形状
を転写した転写型モデルとからなるとともに、転写型モ
デルが金属や金属を含有した流動性物質によって形成さ
れているため、熱交換率が向上する。このため、射出成
形時の熱を速やかに放出することができ、熱によって破
壊されることのない簡易型とすることができる。
【0013】請求項2の発明の製作方法は、強化粒子を
分散させた光硬化性樹脂に対し、CADシステムによっ
て定義された形状情報に基づいた光を照射することによ
り所望の成形面を有した光造形型モデルを製作する工程
と、この光造形型モデルの全部または一部を枠体によっ
て囲み、少なくとも光造形型モデルに離型剤を塗布する
工程と、前記枠体内に溶融金属または金属を含有し熱ま
たは化学反応によって硬化可能な流動性物質を充填して
硬化する工程と、硬化後の物質を前記枠体から取り出し
て前記CADシステムによる形状情報に基づいて所望の
切削仕上げ加工を施す工程と、を有することを特徴とす
る。
【0014】この発明では、CADシステムによって製
作された光造形モデルを枠体で囲み、枠体内に溶融金属
や金属を含有した流動性物質を充填し硬化させ、その
後、切削仕上げ加工を行うため、熱交換率の良好な転写
型モデルを迅速に製作することができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項2記載の発明で
あって、前記枠体内に溶融金属または金属を含有し熱ま
たは化学反応によって硬化可能な流動性物質を充填する
工程に先だって、温度制御用部品を配置する工程を設け
たことを特徴とする。
【0016】この発明では、溶融金属または金属を含有
し熱または化学反応によって硬化可能な流動性物質を充
填する工程に先だって温度制御用部品を配置するため、
硬化後には、この部品を一体的に有した転写型モデルを
形成でき、後工程で温度制御用部品を挿入する作業が不
要となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態により
具体的に説明する。なお、各実施の形態において、同一
の要素は同一の符号を付して対応させてある。また、本
発明の構成、作用、効果は以下の実施の形態に例示する
形状に限定されるものではない。
【0018】(実施の形態1)図1〜図6は本発明の実
施の形態1を示し、図1はCADシステムにより定義さ
れた簡易型の形状情報(以降CADデータと称す)であ
る。簡易型は、全体としては円柱形状であり、その各対
向面に凹凸が形成されたコア1およびキャビティ2から
なり、その断面情報は図1に示すようになっている。な
お、図1では円柱形状となっているが、直方体や他の形
状であっても良い。
【0019】図2はコア1のCADデータに基づき、強
度を補強する強化粒子が混入されている光硬化性樹脂を
硬化する従来と同様な光造形法によって製作された光造
形型モデル3であり、後述するように簡易型のコアとな
る。
【0020】次に、コアに対応したキャビティである転
写型モデル12の製作を図3〜図5によって説明する。
まず、図3(A)に示すように、光造形型モデル3の周
囲を枠体4で囲む。この状態で図中の一点鎖線に示す光
造形型モデル3の成形面5に離型剤6を塗布する。この
とき、枠体4の内周面に対しても離型剤6を塗布する。
離型剤6は光造形型モデル3と後述する転写型モデル1
2とを分離する際の離型抵抗を軽減させるものであるか
ら、この作用を有するものであれば、適宜のものを使用
することができる。この実施の形態において、商品名
「エムラロン330」(日本アチソン(株)製)を用い
ることにより好適な結果を得た。
【0021】次いで、図3(B)に示す用に、光造形型
モデル3上に溶融金属または、金属を含有し熱または化
学反応によって硬化可能な流動性物質7(以下、流動性
物質7と記載する)を流し込み充填する。流動性物質7
としては、溶融金属の場合にはJIS Z 3282規
定のH63A(一般名称:半田)が好適である。金属を
含有し熱または化学反応によって硬化可能な流動性物質
としては、例えば、商品名「クインネートMEZシリー
ズ」(日本ゼオン(株)製)を使用することができる。
また、これに限らず、熱硬化性樹脂にアルミニウム、鉄
などの粉末を概ね60vol%以上含有させたものを使
用することも可能である。
【0022】充填した流動性物質7が半田の場合、充填
後の放熱すなわち温度低下によって硬化する。一方、流
動性物質7が金属を含有した硬化可能な物質では、放
熱、加熱或いは化学反応などの適宜の処理によって硬化
することができる。
【0023】図4(A)は硬化した流動性物質7を光造
形型モデル3および枠体4から取り外した第1の転写型
モデル8であり、その表面には、光造形型モデル3の成
形面5が転写されている。このとき、転写型モデル8に
は図4(B)のクロスハッチングで示す製品形状相当部
(即ち、成形品として樹脂が充填される部分)9が存在
する。
【0024】この製品形状相当部9に対しては、図5で
示すように、上述したCADシステムにより定義された
簡易型の形状情報の内、キャビティ2の形状情報10に
基づき、NC工作機械11の加工工具11aを用いて切
削仕上げ加工を行う。この切削仕上げ加工によって製品
形状相当部9が削り落とされて第2の転写型モデル12
とする。尚、キャビティ2の形状情報によりNC工作機
械を動作させる数値制御プログラムとしては、CAD/
CAMシステムなどを用いれることにより、完全自動に
よって作製することができる。
【0025】図6は以上によりCADシステムにより定
義された形状情報に基づく簡易型50を示す。この簡易
型50では、コア1は光造形型モデル3として、キャビ
ティ2は流動性物質7を母材とした第2の転写型モデル
12として形成される。
【0026】以上説明したように、簡易型50では、そ
の一対の片方である第2の転写型モデル12が流動性物
質7を母材として形成されている。この第2の転写型モ
デル12では、金属そのものまたは金属を含有している
ため、その熱伝導率は1.5kcal/mh℃〜100
kca1/ mh℃であり、従来のそれと比較しても、
2ないしは3〜100倍の大きな熱交換効率を備えてい
る。このため、射出成形により発生する熱を速やかに放
射することができ、熱による簡易型の破壊を解消するこ
とができる。
【0027】また第2の転写型モデル12は、第1の転
写型モデル8に対し極僅かな製品形状相当部9のみの切
削仕上げ加工をすることにより作製することができる。
従って、何度も工具交換を行いながら、大きなブロック
から粗加工、中加工、仕上げ加工を経て作製する一般的
な金型に比較して格段に簡単に、しかも短期間で作製す
ることができる。
【0028】(実施の形態2)図7及び図8は実施の形
態2であり、図7はその簡易型の構成を示している。こ
の実施の形態では、硬化した流動性物質7に中空状のパ
イプ13が貫通するように保持されており、このパイプ
13の保持状態で転写型モデル14が構成されている。
このパイプ13には公知の温度調節装置15の配管を接
続することができ、経路16に示すように転写型モデル
14内部に型温度を一定に保つ為のクーラント液を循環
させることが可能となる。なお、温度調節装置やクーラ
ント液を用いないときは、冷却効果を有する中空のパイ
プ13以外のヒートパイプを用いても良い。また、温度
制御を向上させて製品々質を高める場合であれば、熱伝
導性の良好な中実パイプと加熱装置とを接続するように
しても良い。
【0029】この実施の形態における簡易型の製作は、
実施の形態1で説明した離型剤6の塗布(図3(A))
の後、図8で示すように、キャビティ2を形成すべき空
間51の任意の位置に中空パイプ13を配置する。この
後、実施の形態1と同様に、流動性物質の空間51内へ
の充填およびその硬化を行い、枠体4および光造形モデ
ル3からの取り外しを行い、さらに図5で示すような製
品形状相当部9の削り落としの切削仕上げ加工を行うこ
とにより、貫通状のパイプ13を保持した転写型モデル
14を作製することができる。
【0030】このような実施の形態では、キャビティ2
が内部に中空状のパイプ13を備えた転写型モデル14
として形成されている。このような構成とすることで、
型が完成した後に、機械加工等の後加工を一切行うこと
なく公知の温度調節装置15を接続することができる。
このため、経路16に示すように、簡易型内部に型温度
を一定に保つためのクーラント液を循環させることが可
能となり、熱交換効率をさらに向上させることができ
る。
【0031】(実施の形態3)図9及び図10は実施の
形態3の簡易型であり、図9に示すように、実施の形態
1の光造形法によって製作された光造形型モデル20
と、光造形型モデル20に対し実施の形態1と同様の手
順によって製作された転写型モデル21とを有してい
る。この場合、光造形型モデル20には複数のボス19
が突出しており、このボス19が転写型モデル21に隙
間なく噛み合っている。なお、ボス19の形状や数量、
配置の位置は特に限定されるものではなく、任意に設定
できるものである。
【0032】この簡易型では、図10に示すように、C
ADシステムにより定義された簡易型の形状情報、すな
わちCADデータとして、一般的な型におけるコア17
とキャビティ18を定義する。CADデータのコア17
にボス部19aが形状として付加されている以外は、実
施の形態1と同様である。このようなCADデータを用
いて、実施の形態1と同様の手順を施す。すなわちまず
図10に示すボス部19aが付加されたコア17のCA
Dデータを基に、ボス19を有する光造形型モデル20
を作製する。そして、この光造形型モデル20の周囲を
枠体4(図示省略)で囲み、流動性物質7を流し込んで
硬化した後、硬化した流動性物質7に対しキャビティ1
8の形状情報に基づきNC工作機械11によって、図9
の空白部、すなわち製品形状相当部22へ切削仕上げ加
工を施す。これにより、光造形型モデル20のボス19
の形状が精密に転写された転写型モデル21が作製され
る。
【0033】このような実施の形態では、光造形型モデ
ル20に付加したボス19の形状が転写型モデル21へ
精密に転写される。このため、光造形型モデル20と転
写型モデル21の組み付け時に、ボス19が案内とな
り、これらを精密に組み付けることができる。
【0034】以上の説明から本発明は、以下の発明を包
含するものである。
【0035】(1) CADシステムによって定義され
た形状情報に基づき、強化粒子を分散配合した光硬化性
樹脂に光を照射することにより製作された光造形型モデ
ルと、この光造形型モデルの成形面の形状を金属または
金属を含有し熱または化学反応によって硬化する流動性
物質により転写成形した後、前記CADシステムによる
形状情報に基づいて所望の切削仕上げ加工を施した転写
型モデルと、この転写型モデルに設けられた温度制御用
部品と、からなることを特徴とする簡易型。
【0036】この発明では、転写型モデルが温度制御用
部品を備えるため、転写型モデルの熱交換率が向上し、
熱による破壊を防止することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、光造形モデルと対となる転写型モデルが金属や
金属を含有した流動性物質によって形成されているた
め、熱交換率が向上し、熱によって破壊されることのな
い簡易型とすることができる。
【0038】請求項2の発明によれば、光造形モデルを
囲んだ枠体内に溶融金属や金属を含有した流動性物質を
充填して硬化させた後、切削仕上げ加工を行うため、熱
交換率の良好な転写型モデルを迅速に製作することがで
きる。
【0039】請求項3の発明によれば、完成後の機械加
工をなしく、熱交換率をより向上させた簡易型を製作で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1のCADシステムにより
定義された簡易型の形状情報の正面図である。
【図2】実施の形態1の光造形モデルの断面図である。
【図3】(A)は実施の形態1における離型剤の塗布工
程の断面図、(B)は流動性物質の充填工程の断面図で
ある。
【図4】(A)および(B)は実施の形態1で作製され
た第1の転写型モデルの断面図である。
【図5】第1の転写型モデルに研削仕上げ加工を施す断
面図である。
【図6】実施の形態1の簡易型の断面図である。
【図7】実施の形態2の簡易型の断面図である。
【図8】実施の形態2の簡易型を製作する工程の断面図
である。
【図9】実施の形態3の簡易型の断面図である。
【図10】実施の形態3の簡易型の形状情報を示す正面
図である。
【図11】(A)は従来方法に用いる型モデルの斜視
図、(B)は型モデルの断面データ図、(C)は簡易型
の断面図である。
【図12】(A)〜(C)は光造形簡易型を製作する従
来の工程を示す断面図である。
【符号の説明】
3 光造形型モデル 4 枠体 6 離型剤 7 流動性物質 8 第1の転写型モデル 12 第2の転写型モデル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CADシステムによって定義された形状
    情報に基づき、強化粒子を分散配合した光硬化性樹脂に
    光を照射することにより製作された光造形型モデルと、 この光造形型モデルの成形面の形状を金属または金属を
    含有し熱または化学反応によって硬化する流動性物質に
    より転写成形した後、前記CADシステムによる形状情
    報に基づいて所望の切削仕上げ加工を施した転写型モデ
    ルと、からなることを特徴とする簡易型。
  2. 【請求項2】 強化粒子を分散させた光硬化性樹脂に対
    し、CADシステムによって定義された形状情報に基づ
    いた光を照射することにより所望の成形面を有した光造
    形型モデルを製作する工程と、 この光造形型モデルの全部または一部を枠体によって囲
    み、少なくとも光造形型モデルに離型剤を塗布する工程
    と、 前記枠体内に溶融金属または金属を含有し熱または化学
    反応によって硬化可能な流動性物質を充填して硬化する
    工程と、 硬化後の物質を前記枠体から取り出して前記CADシス
    テムによる形状情報に基づいて所望の切削仕上げ加工を
    施す工程と、を有することを特徴とする簡易型の製作方
    法。
  3. 【請求項3】 前記枠体内に溶融金属または金属を含有
    し熱または化学反応によって硬化可能な流動性物質を充
    填する工程に先だって、温度制御用部品を配置する工程
    を設けたことを特徴とする請求項2記載の簡易型の製作
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010120260A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Cp Toms:Kk 金型用原型、金型の製造方法および造形型
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