JP2001218945A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001218945A
JP2001218945A JP2000032563A JP2000032563A JP2001218945A JP 2001218945 A JP2001218945 A JP 2001218945A JP 2000032563 A JP2000032563 A JP 2000032563A JP 2000032563 A JP2000032563 A JP 2000032563A JP 2001218945 A JP2001218945 A JP 2001218945A
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和男 岩堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機に関し、例えば停電時等の電断発生時
における賞球の払い出しの確実な中止を実現することが
できるようにしたものである。 【解決手段】 遊技機10には、遊技球払出装置30
と、賞球経路22と、賞球計数装置50と、遊技制御装
置70とを備える。遊技機10には、電断検出手段14
0と、遊技球流下阻止装置80とを備える。電断検出手
段140は、電源供給装置90からの電源の供給が遮断
されたことを検出し、電断信号を出力するためのもので
ある。遊技球流下阻止装置80は、賞球経路22に配置
され、遊技球払出装置30と賞球計数装置50との間に
位置し、電断検出手段140からの電断信号の入力を条
件に、遊技球払出装置30から払い出された賞球として
の遊技球が賞球計数装置50に向かって流下するのを阻
止するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばパチンコ
機等の遊技機に関し、例えば停電時等の電断発生時にお
いて、賞球の払い出しの確実な中止を実現することがで
きるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、賞球の払い出し及び球貸し制御時
に電断が発生すると、遊技球払出装置の駆動モータが停
止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の駆動モータは、即時に停止せず、賞球が受け皿に排出
されてしまうことがあった。上記排出は、遊技機側で感
知できないので、電断復帰後に感知できなかった分、余
計な排出をすることになり、確実な個数の払い出しがで
きないという第一の問題点があった。
【0004】また、従来の技術では、遊技球払出装置を
不正に駆動された場合でも、受け皿迄の賞球経路に賞球
を止める若しくは、その他の経路に排出するという機構
が備わっていないため、その余計な払出しを防止するこ
とができないという第二の問題点があった。そこで、各
請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の
技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、次の点にある。 (請求項1)すなわち、請求項1に記載の発明は、電断
発生時において、賞球の払い出しの確実な中止を実現す
ることができるようにしたものである。 (請求項2)請求項2に記載の発明は、上記した請求項
1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0005】すなわち、請求項2に記載の発明は、電断
発生時において、賞球の計数値と、実際に払い出された
賞球の数とを一致させることができるようにしたもので
ある。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、上記した請求項
1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目
的とする。
【0006】すなわち、請求項3に記載の発明は、電断
復帰後においても、賞球の計数値と、実際に払い出され
た賞球の数とを一致させることができるようにしたもの
である。 (請求項4)請求項4に記載の発明は、上記した請求項
1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の
点を目的とする。
【0007】すなわち、請求項4に記載の発明は、不正
に賞球が払い出されるのを未然に防止することができる
ようにしたものである。 (請求項5)請求項5に記載の発明は、上記した請求項
1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の
点を目的とする。
【0008】すなわち、請求項5に記載の発明は、賞球
経路を遮断することで、賞球としての遊技球の流下を阻
止することができるようにしたものである。 (請求項6)請求項6に記載の発明は、上記した請求項
1〜5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の
点を目的とする。
【0009】すなわち、請求項6に記載の発明は、賞球
としての遊技球を賞球経路外に排出することで、賞球と
しての遊技球の流下を阻止することができるようにした
ものである。 (請求項7)請求項7に記載の発明は、上記した請求項
1〜6のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の
点を目的とする。
【0010】すなわち、請求項7に記載の発明は、遊技
球払出装置を賞球と球貸しとで共用することができるよ
うにしたものである。 (請求項8)請求項8に記載の発明は、上記した請求項
7に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0011】すなわち、請求項8に記載の発明は、球貸
経路を遮断することで、貸出球としての遊技球の流下を
阻止することができるようにしたものである。 (請求項9)請求項9に記載の発明は、上記した請求項
8に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0012】すなわち、請求項9に記載の発明は、球貸
経路遮断装置と、賞球経路遮断装置との駆動装置を共用
することができるようにしたものである。 (請求項10)請求項10に記載の発明は、上記した請
求項7に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とす
る。
【0013】すなわち、請求項10に記載の発明は、貸
出球としての遊技球を球貸経路外に排出することで、貸
出球としての遊技球の流下を阻止することができるよう
にしたものである。 (請求項11)請求項11に記載の発明は、上記した請
求項10に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とす
る。
【0014】すなわち、請求項11に記載の発明は、阻
止貸出球排出装置と、阻止賞球排出装置との駆動装置を
共用することができるようにしたものである。 (請求項12)請求項12に記載の発明は、上記した請
求項1〜11のいずれか1項に記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。
【0015】すなわち、請求項12に記載の発明は、電
断検出手段を遊技制御装置に内蔵することができるよう
にしたものである。 (請求項13)請求項13に記載の発明は、上記した請
求項1〜11のいずれか1項に記載の発明の目的に加
え、次の点を目的とする。
【0016】すなわち、請求項13に記載の発明は、電
断検出手段を電源供給装置に内蔵することができるよう
にしたものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】各請求項にそれぞれ記載
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、カッコ内
の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示
し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0018】また、図面番号も、発明の実施の形態にお
いて用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定する
ものではない。 (請求項1)請求項1に記載の発明は、次の点を特徴と
する。第一に、遊技機(10)には、例えば図1〜2に示す
ように、遊技球払出装置(30)と、賞球経路(22)と、賞球
計数装置(50)と、遊技制御装置(70)とを備える。
【0019】上記遊技球払出装置(30)は、例えば図2に
示すように、遊技球を払い出すためのものである。前記
賞球経路(22)は、例えば図2に示すように、遊技球払出
装置(30)から払い出された賞球としての遊技球が流下す
るものである。前記賞球計数装置(50)は、例えば図2に
示すように、賞球経路(22)に配置され、当該賞球経路(2
2)を流下する賞球としての遊技球を計数するためのもの
である。
【0020】前記遊技制御装置(70)は、例えば図1に示
すように、遊技球払出装置(30)、賞球計数装置(50)に接
続され、遊技を制御するためのものである。第二に、遊
技機(10)には、例えば図1に示すように、電断検出手段
(140)と、遊技球流下阻止装置(80)とを備える。上記電
断検出手段(140)は、電源供給装置(90)からの電源の供
給が遮断されたことを検出し、電断信号を出力するため
のものである。
【0021】前記遊技球流下阻止装置(80)は、例えば図
2に示すように、賞球経路(22)に配置され、遊技球払出
装置(30)と賞球計数装置(50)との間に位置し、電断検出
手段(140)からの電断信号の入力を条件に、遊技球払出
装置(30)から払い出された賞球としての遊技球が賞球計
数装置(50)に向かって流下するのを阻止するものであ
る。 (請求項2)請求項2に記載の発明は、上記した請求項
1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0022】すなわち、遊技制御装置(70)には、例えば
図1に示すように、賞球計数装置制御手段(100)を備え
る。上記賞球計数装置制御手段(100)は、遊技球流下阻
止装置(80)の阻止動作の前に、遊技球払出装置(30)から
払い出された賞球としての遊技球が、賞球計数装置(50)
により計数される迄の間、当該賞球計数装置(50)の計数
動作を維持するためのものである。 (請求項3)請求項3に記載の発明は、上記した請求項
1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0023】すなわち、遊技制御装置(70)には、例えば
図1に示すように、遊技球流下阻止制御手段(150)を備
える。上記遊技球流下阻止制御手段(150)は、電源供給
装置(90)からの電源の供給が再開された後、賞球計数装
置(50)による計数が可能となる迄の間、遊技球流下阻止
装置(80)の阻止状態を維持させるためのものである。 (請求項4)請求項4に記載の発明は、上記した請求項
1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次
の点を特徴とする。
【0024】すなわち、遊技制御装置(70)には、例えば
図1に示すように、遊技球流下阻止制御手段(150)を備
える。上記遊技球流下阻止制御手段(150)は、遊技球流
下阻止装置(80)を阻止状態とし、遊技球払出装置(30)の
払出動作に連動させて、阻止状態を解除するためのもの
である。
【0025】例えば、第一の実施の形態では、遊技球流
下阻止装置(80)の賞球経路遮断装置(160)の賞球止めシ
ャッター(161)を、例えば図9に示すように、閉状態と
して、賞球経路(22)を遮断しておく。また、第四の実施
の形態では、遊技球流下阻止装置(80)の阻止賞球排出装
置(200)の阻止賞球排出弁(201)を、例えば図17に示す
ように、阻止賞球排出誘導路(25)側に駆動、すなわち、
賞球計数装置(50)を閉塞するとともに、阻止賞球排出誘
導路25を開放しておく。 (請求項5)請求項5に記載の発明は、上記した請求項
1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次
の点を特徴とする。
【0026】すなわち、遊技球流下阻止装置(80)には、
例えば図2〜4に示すように、賞球経路遮断装置(160)
を備える。上記賞球経路遮断装置(160)は、賞球経路(2
2)を遮断するものである。 (請求項6)請求項6に記載の発明は、上記した請求項
1〜5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次
の点を特徴とする。
【0027】すなわち、遊技球流下阻止装置(80)には、
例えば図16〜17に示すように、阻止賞球排出装置(2
00)を備える。上記阻止賞球排出装置(200)は、賞球経路
(22)を遮断するとともに、遊技球払出装置(30)から払い
出された賞球としての遊技球を、当該賞球経路(22)外に
排出するものである。 (請求項7)請求項7に記載の発明は、上記した請求項
1〜6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次
の点を特徴とする。
【0028】すなわち、遊技機(10)には、例えば図2に
示すように、遊技球経路(20)と、分岐路(21)と、経路切
替装置(40)とを備える。上記遊技球経路(20)は、例えば
図2に示すように、遊技球払出装置(30)と賞球経路(22)
との間に位置し、遊技球払出装置(30)から払い出された
遊技球が流下するものである。
【0029】前記分岐路(21)は、例えば図2に示すよう
に、遊技球経路(20)から二股に分岐し、一方が賞球経路
(22)に連通し、他方が球貸経路(23)に連通するものであ
る。前記経路切替装置(40)は、例えば図2に示すよう
に、分岐路(21)に配置され、遊技球払出装置(30)から払
い出された遊技球を、賞球経路(22)と球貸経路(23)とに
択一的に切り替えるものである。 (請求項8)請求項8に記載の発明は、上記した請求項
7に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0030】すなわち、球貸経路(23)には、例えば図2
に示すように、貸出球計数装置(60)と、球貸経路遮断装
置(170)とを備える。上記貸出球計数装置(60)は、当該
球貸経路(23)を流下する貸出球としての遊技球を計数す
るためのものである。前記球貸経路遮断装置(170)は、
例えば図2に示すように、遊技球払出装置(30)と貸出球
計数装置(60)との間に位置し、電断検出手段(140)から
の電断信号の入力を条件に、球貸経路(23)を遮断するも
のである。 (請求項9)請求項9に記載の発明は、上記した請求項
8に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0031】すなわち、球貸経路遮断装置(170)は、例
えば図12に示すように、請求項5記載の賞球経路遮断
装置(160)と共通の駆動装置(例えば共通駆動装置180)
により駆動されている。 (請求項10)請求項10に記載の発明は、上記した請
求項7に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。
【0032】すなわち、球貸経路(23)には、例えば図1
3に示すように、貸出球計数装置(60)と、阻止貸出球排
出装置(210)を備える。上記貸出球計数装置(60)は、当
該球貸経路(23)を流下する貸出球としての遊技球を計数
するためのものである。前記阻止貸出球排出装置(210)
は、例えば図18〜21に示すように、遊技球払出装置
(30)と貸出球計数装置(60)との間に位置し、電断検出手
段(140)からの電断信号の入力を条件に、球貸経路(23)
を遮断するとともに、遊技球払出装置(30)から払い出さ
れた貸出球としての遊技球を、当該球貸経路(23)外に排
出するものである。 (請求項11)請求項11に記載の発明は、上記した請
求項10に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴と
する。
【0033】すなわち、阻止貸出球排出装置(210)は、
図示しないが、請求項6記載の阻止賞球排出装置(200)
と共通の駆動装置により駆動されている。 (請求項12)請求項12に記載の発明は、上記した請
求項1〜11のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。
【0034】すなわち、電断検出手段(140)は、例えば
図1に示すように、遊技制御装置(70)に内蔵されてい
る。 (請求項13)請求項13に記載の発明は、上記した請
求項1〜11のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。
【0035】すなわち、電断検出手段(91)は、例えば図
11に示すように、電源供給装置(90)に内蔵されてい
る。
【0036】
【発明の実施の形態】(図面の説明)図1〜10は、本
発明の第一の実施の形態の一例を示すものである。図1
は、遊技機の賞球・球貸機構の概略ブロック図を示すも
のである。図2〜4は、賞球時の遊技機の賞球・球貸機
構を示すものであり、図2は遊技機の賞球・球貸機構の
概略断面図、図3は遊技球流下阻止装置の概略平面図、
図4は図2のIV−IV線に沿う概略断面図をそれぞれ示す
ものである。
【0037】図5〜7は、球貸し時の遊技機の賞球・球
貸機構を示すものであり、図5は遊技機の賞球・球貸機
構の概略断面図、図6は遊技球流下阻止装置の概略平面
図、図7は図5のVII−VII線に沿う概略断面図をそれぞ
れ示すものである。図8〜10は、電断時の遊技機の賞
球・球貸機構を示すものであり、図8は遊技機の賞球・
球貸機構の概略断面図、図9は遊技球流下阻止装置の概
略平面図、図10は図8のX−X線に沿う概略断面図を
それぞれ示すものである。
【0038】図11は、本発明の第二の実施の形態の一
例を示すものである。図11は、遊技機の賞球・球貸機
構の概略ブロック図を示すものである。図12は、本発
明の第三の実施の形態の一例を示すものである。図12
は、遊技球流下阻止装置の概略平面図を示すものであ
る。図13〜21は、本発明の第四の実施の形態の一例
を示すものである。
【0039】図13は、遊技機の賞球・球貸機構の概略
ブロック図を示すものである。図14〜17は、賞球時
の遊技機の賞球・球貸機構を示すものであり、図14は
遊技機の賞球・球貸機構の概略断面図、図15は賞球計
数装置及び貸出球計数装置の概略平面図、図16は図1
4のXVI−XVI線に沿う概略断面図、図17は図16に対
応し、阻止賞球排出弁が阻止賞球排出誘導路側に駆動さ
れた状態を示す断面図をそれぞれ示すものである。
【0040】図18〜21は、球貸し時の遊技機の賞球
・球貸機構を示すものであり、図18は遊技機の賞球・
球貸機構の概略断面図、図19は賞球計数装置及び貸出
球計数装置の概略平面図、図20は図18のXX−XX線に
沿う概略断面図、図21は図20に対応し、阻止貸出排
出弁が阻止貸出球排出誘導路側に駆動された状態を示す
断面図をそれぞれ示すものである。
【0041】図22は、本発明の第五の実施の形態の一
例を示すものである。図22は、遊技機の賞球・球貸機
構の概略ブロック図を示すものである。 (遊技機10)図1中、10は、パチンコ機等の遊技機を示
すものである。なお、遊技機は、パチンコ機に限らな
い。
【0042】上記遊技機10は、図1〜3に示すように、
大別すると、次のパーツを備える。 (1)遊技球経路20 (2)遊技球払出装置30 (3)経路切替装置40 (4)賞球計数装置50 (5)貸出球計数装置60 (6)遊技制御装置70 (7)遊技球流下阻止装置80 (8)電源供給装置90 なお、遊技機10は、上記した(1)〜(8)のパーツに
限定されない。 (遊技球経路20)遊技球経路20は、図2に示すように、
遊技球払出装置30から払い出された遊技球が流下するも
のである。
【0043】なお、遊技球経路20には、遊技球払出装置
30より上部の経路を含んでいないが、上部の経路を含ん
でいても良い。上記遊技球経路20の高さの途中には、図
2に示すように、分岐路21を有する。上記分岐路21は、
図2に示すように、遊技球経路20から二股に分岐し、一
方が賞球経路22に連通し、他方が球貸経路23に連通する
ものである。 (遊技球払出装置30)遊技球払出装置30は、図2に示す
ように、遊技球を払い出すためのものである。
【0044】上記遊技球には、賞球と、貸出球が含まれ
る。具体的には、遊技球払出装置30は、図2に示すよう
に、次のパーツを有する。 (1)スプロケット31 (2)賞球払出モータ(図示せず) なお、遊技球払出装置30は、上記した(1)〜(2)の
パーツに限定されない。
【0045】上記スプロケット31は、図2に示すよう
に、放射状に延びる複数枚の羽根を有し、隣り合う羽根
の間隔内に賞球を一球ずつ保持する。なお、スプロケッ
ト31の形状は、図面に示したものに限定されない。前記
賞球払出モータは、図示しないが、スプロケット31を回
転させるものである。 (経路切替装置40)経路切替装置40は、図2に示すよう
に、分岐路21に配置され、遊技球払出装置30のスプロケ
ット31から払い出された賞球を、賞球経路22と球貸経路
23とに択一的に切り替えるものである。
【0046】具体的には、経路切替装置40は、図2に示
すように、次のパーツを有する。 (1)切替弁41 (2)経路切替用駆動装置(図示せず) なお、経路切替装置40は、上記した(1)〜(2)のパ
ーツに限定されない。上記切替弁41は、図2に示すよう
に、回転可能に支持されている。
【0047】なお、切替弁41の形状は、図面に示したも
のに限定されない。そして、切替弁41は、図2に示すよ
うに、ほぼ垂直な状態では、遊技球払出装置30から払い
出された賞球としての遊技球を、賞球経路22に向かって
流下させる。これに対し、切替弁41は、図5に示すよう
に、斜めに倒れた状態では、遊技球払出装置30から払い
出された貸出球としての遊技球を、球貸経路23に向かっ
て流下させる。
【0048】前記経路切替用駆動装置は、図示しない
が、切替弁41を回転させるものである。具体的には、経
路切替用駆動装置(図示せず)には、モータやソレノイ
ド等を使用することができる。一方、切替弁41は、経路
切替用駆動装置(図示せず)の駆動状態では、球貸し動
作側に、逆に非駆動状態では、賞球動作側に切り替わっ
ている。
【0049】その理由は、遊技機10においては、日常的
に賞球動作を行っている方が、球貸し動作を行っている
よりも多い。つまり、球貸し動作側をデフォルトで設
定、すなわち非駆動時に球貸し動作側に切り替わってい
ると、経路切替用駆動装置(図示せず)を駆動している
時間が長くなり、駆動装置の発熱等の問題から、駆動装
置を大型化しなければならないことや、劣化する等の問
題が発生するためである。 (賞球計数装置50)賞球計数装置50は、図2に示すよう
に、賞球経路22に配置され、当該賞球経路22を通過する
賞球としての遊技球を検出するためのものである。
【0050】具体的には、賞球計数装置50には、例えば
光学的センサを使用している。なお、賞球計数装置50
は、光学的センサに限定されず、磁気的、或いは機械的
なセンサを使用しても良い。 (貸出球計数装置60)貸出球計数装置60は、図2に示す
ように、球貸経路23に配置され、当該球貸経路23を通過
する貸出球としての遊技球を検出するためのものであ
る。
【0051】具体的には、貸出球計数装置60には、賞球
計数装置50と同様に、例えば光学的センサを使用してい
る。なお、貸出球計数装置60は、賞球計数装置50と同様
に、光学的センサに限定されず、磁気的、或いは機械的
なセンサを使用しても良い。 (遊技制御装置70)遊技制御装置70は、図1に示すよう
に、遊技を制御するためのものである。具体的には、遊
技制御装置70は、賞球動作や球貸動作を制御している。
【0052】上記遊技制御装置70の入力側には、図1に
示すように、賞球計数装置50、貸出球計数装置60がそれ
ぞれ接続されている。前記遊技制御装置70の出力側に
は、図1に示すように、遊技球払出装置30、経路切替装
置40、遊技球流下阻止装置80がそれぞれ接続されてい
る。なお、遊技制御装置70には、図1に示すように、電
源供給装置90から電源が供給されている。
【0053】具体的には、遊技制御装置70は、図示しな
いが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/
O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶され
たプログラムを読み込むことで、図1に示すように、次
の手段として機能する。 (1)賞球計数装置制御手段100 (2)貸出球計数装置制御手段110 (3)遊技球払出制御手段120 (4)経路切替制御手段130 (5)電断検出手段140 (6)遊技球流下阻止制御手段150 なお、遊技制御装置70の手段は、上記した(1)〜
(6)に限定されない。 (遊技球流下阻止装置80)遊技球流下阻止装置80は、遊
技球払出装置30から払い出された遊技球が流下するのを
阻止するものである。
【0054】上記遊技球には、賞球と、貸出球が含まれ
る。賞球動作時には、遊技球流下阻止装置80は、図2に
示すように、賞球経路22に配置され、遊技球払出装置30
と賞球計数装置50との間に位置し、遊技制御装置70の電
断検出手段140からの電断信号の入力を条件に、遊技球
払出装置30から払い出された賞球としての遊技球が賞球
計数装置50に向かって流下するのを阻止するものであ
る。
【0055】これに対し、球貸動作時には、遊技球流下
阻止装置80は、図2に示すように、球貸経路23に配置さ
れ、遊技球払出装置30と貸出球計数装置60の間に位置
し、電断検出手段140からの電断信号の入力を条件に、
遊技球払出装置30から払い出された貸出球としての遊技
球が貸出球計数装置60に向かって流下するのを阻止する
ものである。
【0056】上記阻止とは、経路内の遮断ほか、図13
〜21に示すように、経路外への遊技球の排出を含む概
念である。具体的には、遊技球流下阻止装置80は、図3
に示すように、次の装置を有する。 (1)賞球経路遮断装置160 (2)球貸経路遮断装置170 なお、遊技球流下阻止装置80の装置は、上記した(1)
〜(2)に限定されない。例えば、遊技球流下阻止装置
80を、賞球経路22と球貸経路23とを分岐する分岐路21よ
りも上方に配置することにより、賞球経路遮断装置160
と球貸経路遮断装置170とを兼用することも可能であ
る。 (賞球経路遮断装置160)賞球経路遮断装置160は、図2
〜4に示すように、賞球経路22を遮断するものである。
【0057】具体的には、賞球経路遮断装置160は、図
2〜4に示すように、次のパーツを有する。 (1)賞球止めシャッター161 (2)賞球止めシャッター駆動装置162 なお、賞球経路遮断装置160のパーツは、上記した
(1)〜(2)に限定されない。
【0058】上記賞球止めシャッター161は、図2〜4
に示すように、賞球計数装置50の上方にスライド可能に
支持されている。また、賞球止めシャッター161と賞球
計数装置50との位置関係は、賞球止めシャッター161の
駆動時に、賞球止めシャッター161により遮断された賞
球としての遊技球が、賞球計数装置50により検出されな
い程度の空間を有している。
【0059】なお、賞球止めシャッター161の形状は、
図面に示したものに限定されない。そして、賞球止めシ
ャッター161は、図2〜4に示すように、後退位置で
は、シャッター穴とセンサ穴とが一致し、賞球は賞球計
数装置50に向かって流下する。これに対し、賞球止めシ
ャッター161は、図8〜9に示すように、前進位置で
は、シャッター穴とセンサ穴とが一致しなくなり、賞球
は賞球止めシャッター161で止められ、賞球計数装置50
に向かって流下しない。
【0060】前記賞球止めシャッター駆動装置162は、
図3〜4に示すように、賞球止めシャッター161をスラ
イドするためのものである。具体的には、賞球止めシャ
ッター駆動装置162には、図3〜4に示すように、例え
ばソレノイドを使用している。なお、賞球止めシャッタ
ー駆動装置162は、ソレノイドに限らず、モータ等を使
用しても良い。 (球貸経路遮断装置170)球貸経路遮断装置170は、図5
〜7に示すように、球貸経路23を遮断するものである。
【0061】具体的には、球貸経路遮断装置170は、図
5〜7に示すように、次のパーツを有する。 (1)貸出球止めシャッター171 (2)貸出球止めシャッター駆動装置172 なお、球貸経路遮断装置170のパーツは、上記した
(1)〜(2)に限定されない。
【0062】上記貸出球止めシャッター171は、図5〜
7に示すように、貸出球計数装置60の上方にスライド可
能に支持されている。また、貸出球止めシャッター171
と貸出球計数装置60との位置関係は、貸出球止めシャッ
ター171の駆動時に、貸出球止めシャッター171により遮
断された貸出球としての遊技球が、貸出球計数装置60に
より検出されない程度の空間を有している。
【0063】なお、貸出球止めシャッター171の形状
は、図面に示したものに限定されない。そして、貸出球
止めシャッター171は、図5〜7に示すように、後退位
置では、シャッター穴とセンサ穴とが一致し、賞球は貸
出球計数装置60に向かって流下する。
【0064】これに対し、貸出球止めシャッター171
は、図8〜10に示すように、前進位置では、シャッタ
ー穴とセンサ穴とが一致しなくなり、賞球は貸出球止め
シャッター171で止められ、貸出球計数装置60に向かっ
て流下しない。前記貸出球止めシャッター駆動装置172
は、図6〜7に示すように、貸出球止めシャッター171
をスライドするためのものである。
【0065】具体的には、貸出球止めシャッター駆動装
置172には、図6〜7に示すように、例えばソレノイド
を使用している。なお、貸出球止めシャッター駆動装置
172は、ソレノイドに限らず、モータ等を使用しても良
い。 (電源供給装置90)電源供給装置90は、図1に示すよう
に、遊技球払出装置30、経路切替装置40、賞球計数装置
50、貸出球計数装置60、遊技制御装置70、遊技球流下阻
止装置80に電源を供給するためのものである。 (賞球計数装置制御手段100)賞球計数装置制御手段100
は、賞球計数装置50からの信号にもとづいて、賞球数を
計数するためのものである。
【0066】また、賞球計数装置制御手段100は、遊技
球流下阻止装置80の阻止動作の前に、遊技球払出装置30
から払い出された賞球としての遊技球が、賞球計数装置
50により計数される迄の間、当該賞球計数装置50の計数
動作を維持するためのものである。すなわち、電断検出
手段90からの電断信号の入力を条件に、遊技球流下阻止
装置80の賞球経路遮断装置160が作動し、図9に示すよ
うに、賞球止めシャッター161が閉じる。
【0067】このとき、閉じた賞球止めシャッター161
と、賞球計数装置50との間に、賞球としての遊技球が存
在することがある。仮に、賞球止めシャッター161が閉
じるのと同時に、賞球計数装置50への電源の供給を停止
してしまうと、賞球止めシャッター161と賞球計数装置5
0との間に存在する賞球としての遊技球は、賞球計数装
置50により検出されることなく、遊技者に払い出されて
しまう。
【0068】このため、賞球の計数値と、実際に払い出
された賞球の数との間に、誤差が発生するおそれがあ
る。そこで、賞球止めシャッター161と賞球計数装置50
との間に存在する可能性のある賞球としての遊技球が、
賞球計数装置50により計数される迄の時間、賞球計数装
置50への電源の供給を行っている。
【0069】上記時間は、賞球止めシャッター161と賞
球計数装置50との間の距離と、遊技球の落下速度とから
求められ、例えば「100ms」に設定されているが、
これに限定されるものでない。 (貸出球計数装置制御手段110)貸出球計数装置制御手
段110は、貸出球計数装置60からの信号にもとづいて、
賞球数を計数するためのものである。
【0070】また、貸出球計数装置制御手段110は、遊
技球流下阻止装置80の阻止動作の前に、遊技球払出装置
30から払い出された貸出球としての遊技球が、貸出球計
数装置60により計数される迄の間、当該貸出球計数装置
60の計数動作を維持するためのものである。すなわち、
電断検出手段90からの電断信号の入力を条件に、遊技球
流下阻止装置80の球貸経路遮断装置170が作動し、図9
に示すように、貸出球止めシャッター171が閉じる。
【0071】このとき、閉じた貸出球止めシャッター17
1と、貸出球計数装置60との間に、貸出球としての遊技
球が存在することがある。仮に、貸出球止めシャッター
171が閉じると同時に、貸出球計数装置60への電源の供
給を停止してしまうと、貸出球止めシャッター171と貸
出球計数装置60との間に存在する貸出球としての遊技球
は、貸出球計数装置60により検出されることなく、遊技
者に貸し出されてしまう。
【0072】このため、貸出球の計数値と、実際に貸し
出された貸出球の数との間に、誤差が発生するおそれが
ある。そこで、貸出球止めシャッター171と貸出球計数
装置60との間に存在する可能性のある貸出球としての遊
技球が、貸出球計数装置60により計数される迄の時間、
貸出球計数装置60への電源の供給を行っている。
【0073】上記時間は、貸出球止めシャッター171と
貸出球計数装置60との間の距離と、遊技球の落下速度と
から求められ、例えば「100ms」に設定されている
が、これに限定されるものでない。 (遊技球払出制御手段120)遊技球払出制御手段120は、
駆動信号にもとづいて、遊技球払出装置30の賞球払出モ
ータ(図示せず)を駆動して、賞球を払い出すためのも
のである。 (経路切替制御手段130)経路切替制御手段130は、遊技
球払出装置30の動作に連動させて、経路切替装置40の経
路切替用駆動装置(図示せず)を駆動するものである。 (電断検出手段140)電断検出手段140は、例えば停電等
により、電源供給装置90からの電源の供給が遮断された
ことを検出し、電断信号を出力するためのものである。 (遊技球流下阻止制御手段150)遊技球流下阻止制御手
段150は、電断検出手段90からの電断信号の入力を条件
に、遊技球流下阻止装置80を駆動して、賞球・球貸し動
作を中止するためのものである。
【0074】また、遊技球流下阻止制御手段150は、電
源供給装置90からの電源の供給が再開された電断復帰
後、賞球計数装置50や貸出球計数装置60による計数が可
能となる迄の間、遊技球流下阻止装置80の阻止状態を維
持させるためのものである。すなわち、電断復帰後、プ
ログラムが起動され、初期化等が行われる。このため、
これらの時間の間、賞球計数装置50や貸出球計数装置60
による計数が不能となる。
【0075】そこで、上記時間の間、遊技球流下阻止装
置80の阻止状態を維持させている。さらに、遊技球流下
阻止制御手段150により、遊技球流下阻止装置80を阻止
状態とし、遊技球払出装置30の払出動作に連動させて、
阻止状態を解除させるようにしても良い。上記のよう
に、遊技球流下阻止装置80を阻止状態としておくこと
で、不正を防止することができる。
【0076】すなわち、遊技球払出装置30は、例えば入
賞信号の発生時に駆動されるが、入賞信号が無いにもか
かわらず、遊技球払出装置30が不正に駆動されることが
ある。このとき、遊技球流下阻止装置80を阻止状態とし
ておくことにより、遊技者への賞球の不正な払い出しを
未然に防止することができる。
【0077】遊技球流下阻止制御手段150は、具体的に
は、図1に示すように、次の手段を有する。 (1)賞球経路遮断制御手段151 (2)球貸経路遮断制御手段152 なお、遊技球流下阻止制御手段150の手段は、上記した
(1)〜(2)に限定されない。 (賞球経路遮断制御手段151)賞球経路遮断制御手段151
は、電断検出手段140からの電断信号の入力を条件に、
賞球経路遮断装置160の賞球止めシャッター駆動装置162
を駆動して、賞球を遮断するためのものである。
【0078】その後、賞球経路遮断制御手段151は、電
源供給装置140からの電源の供給が再開された電断復帰
後、賞球経路遮断装置160の遮断状態を解除し、賞球計
数装置50に向かって賞球が流下するのを許容するための
ものである。 (球貸経路遮断制御手段152)球貸経路遮断制御手段152
は、電断検出手段140からの電断信号の入力を条件に、
球貸経路遮断装置170の貸出球止めシャッター駆動装置1
72を駆動して、賞球を遮断するためのものである。
【0079】その後、球貸経路遮断制御手段152は、電
断復帰後、球貸経路遮断装置170の遮断状態を解除し、
貸出球計数装置60に向かって賞球が流下するのを許容す
るためのものである。 (動作)つぎに、上記した構成を有する遊技機10の動作
について、次の場合に分けて以下に説明する。
【0080】(1)賞球時 (2)球貸し時 (3)電断時 (賞球時)賞球時の遊技機10の動作は、次の通りであ
る。
【0081】(1)賞球必要個数を、図1に示す賞球計
数装置制御手段100(賞球残りカウンタ)に設定する。
上記設定について、具体例を挙げて説明すると、電断直
前に例えば10個の賞球を払い出したにもかかわらず、
8個の賞球しか賞球計数装置50において検出されたなか
った場合には、賞球残りカウンタのカウント値は、残る
「2」個となる。
【0082】上記カウント値は、電断時に記憶され、電
断復帰後、賞球残りカウンタのカウント値は、「2」個
となる。後述する(4)において、賞球止めシャッター
161が開放した後、「1」個の賞球が賞球計数装置50に
より検出された場合には、後述する(2)において、賞
球残りカウンタのカウント値から「1」個が減算され
る。その結果、賞球残りカウンタのカウント値は、
「1」個となる。
【0083】(2)賞球計数装置50にて計数を開始す
る。すなわち、賞球が、賞球計数装置50を通過するたび
に、賞球計数装置制御手段100(賞球残りカウンタ)を
「1」減算する。 (3)賞球止めシャッター161を、図2〜4に示すよう
に、開状態にする。 (4)「100ms」待ち、すなわち賞球止めシャッタ
ー161上に残っていた賞球の通過待ち後、賞球計数装置
制御手段100(賞球残りカウンタ)の「値」を遊技球払
出制御手段120の賞球払出モータ駆動カウンタ(図示せ
ず)にコピーする。
【0084】(5)遊技球払出制御手段120の賞球払出
モータ駆動カウンタ(図示せず)の「値」だけ、遊技球
払出装置30の賞球払出モータ(図示せず)を駆動する。 (6)遊技球払出装置30の賞球払出モータ(図示せず)
の駆動停止後、「500ms」以内に賞球計数装置制御
手段100(賞球残りカウンタ)が「0」になったら、賞
球止めシャッター161を閉状態にし、後述する(10)
へ、ならない場合は次の(7)へ進む。
【0085】(7)賞球計数装置制御手段100(賞球残
りカウンタ)が「0」でない場合は、遊技球払出装置30
の賞球払出モータ(図示せず)を1個払い出し分、駆動
する。 (8)「500ms」待って賞球計数装置50に通過が無
い場合は、例えば「エラー」状態とし、通過があった場
合は次の(9)へ進む。
【0086】(9)賞球計数装置制御手段100(賞球残
りカウンタ)が「0」ならば、賞球止めシャッター161
を閉状態にし、次の(10)へ進み、「0」でないなら
ば先の「7」へ戻る。 (10)賞球計数装置50にもとづく計数を停止する。 (球貸し時)球貸しの遊技機10の動作は、次の通りであ
る。
【0087】(1)球貸し必要個数を、貸出球計数装置
制御手段110(球貸し残りカウンタ)に設定する。 (2)貸出球計数装置60にて計数を開始する。すなわ
ち、賞球が貸出球計数装置60を通過するたびに、貸出球
計数装置制御手段110(球貸し残りカウンタ)を「1」
減算する。
【0088】(3)貸出球止めシャッター171を、図5
〜7に示すように、開状態にする。 (4)経路切替装置40の切替弁41を、図5に示すよう
に、球貸経路23側にする。 (5)「100ms」待ち、すなわち貸出球止めシャッ
ター171上に残っていた賞球の通過待ち後、貸出球計数
装置制御手段110(球貸し残りカウンタ)の「値」を遊
技球払出制御手段120の賞球払出モータ駆動カウンタ
(図示せず)にコピーする。
【0089】(6)遊技球払出制御手段120の賞球払出
モータ駆動カウンタ(図示せず)の値だけ、遊技球払出
装置30の賞球払出モータ(図示せず)を駆動する。 (7)遊技球払出装置30の賞球払出モータ(図示せず)
の駆動停止後、「500ms」以内に貸出球計数装置制
御手段110(球貸し残りカウンタ)が「0」になった
ら、貸出球止めシャッター171を閉状態にし、後述する
(11)へ、ならない場合は次の(8)へ進む。
【0090】(8)貸出球計数装置制御手段110(球貸
し残りカウンタ)が「0」でない場合は、遊技球払出装
置30の賞球払出モータ(図示せず)を1個払い出し分、
駆動する。 (9)「500ms」待って貸出球計数装置60に通過が
無い場合は、貸出球止めシャッター171を閉状態、経路
切替装置40の切替弁41を賞球経路(22)側にし、例えば
「エラー」状態とし、通過があった場合は次の(10)
へ進む。
【0091】(10)貸出球計数装置制御手段110(球
貸し残りカウンタ)が「0」ならば、貸出球止めシャッ
ター171を閉状態にし、次の(11)へ進み、「0」で
ないならば先の(8)へ戻る。 (11)経路切替装置40の切替弁41を、図2に示すよう
に、賞球経路22側にする。
【0092】(12)貸出球計数装置60にもとづく計数
を停止する。 (電断発生時)例えば停電等の電断発生時の遊技機10の
動作は、次の通りである。 (1)賞球止めシャッター161を、図8〜9に示すよう
に、閉状態にする (2)貸出球止めシャッター171を、図8〜10に示す
ように、閉状態にする (3)経路切替装置40の切替弁41を、図8に二点差線で
示すように、賞球経路22側にする。 (第二の実施の形態)つぎに、図11を用いて、本発明
の第二の実施の形態について、以下に説明する。
【0093】本実施の形態の特徴は、図11に示すよう
に、電源供給装置90に電断検出手段91を設けた点にあ
る。上記電断検出手段91は、例えば停電等により、電源
供給装置90からの電源の供給が遮断されたことを検出
し、電断信号を出力するためのものであり、電断信号は
遊技制御装置70に送信される。
【0094】本実施例によれば、電源供給装置90に電断
検出手段91を設けることにより、図示しないが、電断時
のバックアップ機能を有する複数の制御装置に対して、
同一タイミングで電断か否かの判定を行うことが可能と
なる。このため、本実施例によれば、電断時における装
置間の通信のタイムラグが減少し、電断復帰後の各装置
のバックアップされた内容の相互関係が正確になるとい
う利点がある。 (第三の実施の形態)つぎに、図12を用いて、本発明
の第二の実施の形態について、以下に説明する。
【0095】本実施の形態の特徴は、図12に示すよう
に、賞球経路遮断装置160と球貸経路遮断装置170とを、
1個の共通な共通駆動装置180により駆動するようにし
た点にある。すなわち、図3に示す賞球止めシャッター
駆動装置162と、貸出球止めシャッター駆動装置172の2
個の駆動装置に代えて、図12に示すように、1個の共
通な共通駆動装置180を設けている。その結果、駆動装
置の数を減少することができる。
【0096】具体的には、共通駆動装置180には、図1
2に示すように、例えばソレノイドを使用している。な
お、共通駆動装置180は、ソレノイドに限らず、モータ
等を使用しても良い。上記共通駆動装置180により、賞
球止めシャッター161と、貸出球止めシャッター171とを
同時に開閉することができるようにしているが、これに
限らず、個別に開閉可能としても良い。 (第四の実施の形態)つぎに、図13〜21を用いて、
本発明の第四の実施の形態について、以下に説明する。
【0097】本実施の形態の特徴は、第一に、図13に
示すように、遊技球流下阻止装置80を、阻止賞球排出装
置200と、阻止貸出球排出装置210とから構成した点にあ
る。第二に、本実施の形態の特徴は、図13に示すよう
に、賞球・球貸中止手段150を、阻止賞球排出制御手段2
20と、阻止貸出球排出制御手段221とから構成した点に
ある。 (阻止賞球排出装置200)上記阻止賞球排出装置200は、
図14〜17に示すように、賞球経路22を遮断するとと
もに、遊技球払出装置30から払い出された賞球としての
遊技球を、当該賞球経路22外に排出するものである。
【0098】具体的には、阻止賞球排出装置200は、図
14〜17に示すように、次のパーツを有する。 (1)賞球経路22 (2)阻止賞球排出弁201 (3)阻止賞球排出弁駆動装置202 なお、阻止賞球排出装置200のパーツは、上記した
(1)〜(3)に限定されない。 (賞球経路22)賞球経路22は、図16〜17に示すよう
に、賞球計数装置50の有る賞球計数経路24と、阻止賞球
排出誘導路25とに二股に分岐している。そして、阻止賞
球排出誘導路25は、図示しないが、機外につながってい
る。 (阻止賞球排出弁201)阻止賞球排出弁201は、図16〜
17に示すように、賞球計数装置50の上方にスライド可
能に支持されている。
【0099】そして、阻止賞球排出弁201は、図16に
示すように、賞球計数経路24側に位置すると、賞球計数
装置50を開放するとともに、阻止賞球排出誘導片203に
より、阻止賞球排出誘導路25を閉塞する。このため、賞
球経路22を流下する賞球は、賞球計数装置50に向かって
流下する。これに対し、阻止賞球排出弁201は、図17
に示すように、阻止賞球排出誘導路25側に位置すると、
賞球計数装置50を閉塞するとともに、阻止賞球排出誘導
片203も移動し、阻止賞球排出誘導路25を開放する。こ
のため、賞球経路22を流下する賞球は、阻止賞球排出誘
導路25を通って機外に排出される。
【0100】すなわち、阻止賞球排出弁201は、賞球計
数装置50の開閉動作とともに、阻止賞球排出誘導片203
により、阻止賞球排出誘導路25の開閉動作を連動して動
作可能に形成されている。 (阻止賞球排出弁駆動装置202)阻止賞球排出弁駆動装
置202は、図16〜17に示すように、阻止賞球排出弁2
01をスライドするためのものである。
【0101】具体的には、阻止賞球排出弁駆動装置202
には、図16〜17に示すように、例えばソレノイドを
使用している。なお、阻止賞球排出弁駆動装置202は、
ソレノイドに限らず、モータ等を使用しても良い。 (阻止貸出球排出装置210)前記阻止貸出球排出装置210
は、図18〜21に示すように、遊技球払出装置30と貸
出球計数装置60との間に位置し、電断検出手段140から
の電断信号の入力を条件に、球貸経路23を遮断するとと
もに、遊技球払出装置30から払い出された貸出球として
の遊技球を、当該球貸経路23外に排出するものである。
【0102】具体的には、阻止貸出球排出装置210は、
図20〜21に示すように、次のパーツを有する。 (1)球貸経路23 (2)阻止貸出球排出弁211 (3)阻止貸出球排出弁駆動装置212 なお、阻止貸出球排出装置210のパーツは、上記した
(1)〜(3)に限定されない。 (球貸経路23)球貸経路23は、図20〜21に示すよう
に、貸出球計数装置60の有る貸出球計数経路26と、阻止
貸出球排出誘導路27とに二股に分岐している。そして、
阻止貸出球排出誘導路27は、図示しないが、機外につな
がっている。 (阻止貸出球排出弁211)阻止貸出球排出弁211は、図2
0〜21に示すように、貸出球計数装置60の上方にスラ
イド可能に支持されている。
【0103】そして、阻止貸出球排出弁211は、図20
に示すように、貸出球計数経路26側に位置すると、貸出
球計数装置60を開放するとともに、阻止貸出球排出誘導
片213により、阻止貸出球排出誘導路27を閉塞する。こ
のため、球貸経路23を流下する賞球は、貸出球計数装置
60に向かって流下する。これに対し、阻止貸出球排出弁
211は、図21に示すように、阻止貸出球排出誘導路27
側に位置すると、貸出球計数装置60を閉塞するととも
に、阻止貸出球排出誘導片213も移動し、阻止貸出球排
出誘導路27を開放する。このため、球貸経路23を流下す
る賞球は、阻止貸出球排出誘導路27を通って機外に排出
される。
【0104】すなわち、阻止貸出球排出弁211は、貸出
球計数装置60の開閉動作とともに、阻止貸出球排出誘導
片213により、阻止貸出球排出誘導路27の開閉動作を連
動して動作可能に形成されている。 (阻止貸出球排出弁駆動装置212)阻止貸出球排出弁駆
動装置212は、図20〜21に示すように、阻止貸出球
排出弁211をスライドするためのものである。
【0105】具体的には、阻止貸出球排出弁駆動装置21
2には、図20〜21に示すように、例えばソレノイド
を使用している。なお、阻止貸出球排出弁駆動装置212
は、ソレノイドに限らず、モータ等を使用しても良い。 (阻止賞球排出制御手段220)阻止賞球排出制御手段220
は、電断検出手段140からの電断信号の入力を条件に、
阻止賞球排出装置200の阻止賞球排出弁駆動装置202を駆
動して、賞球を機外に排出するためのものである。 (阻止貸出球排出制御手段221)阻止貸出球排出制御手
段221は、電断検出手段140からの電断信号の入力を条件
に、阻止貸出球排出装置210の阻止貸出球排出弁駆動装
置212を駆動して、貸出球を機外に排出するためのもの
である。 (動作)つぎに、上記した構成を有する遊技機10の動作
について、次の場合に分けて以下に説明する。
【0106】(1)賞球時 (2)球貸し時 (3)電断時 (賞球時) (1)賞球必要個数を、図13に示す賞球計数装置制御
手段100(賞球必要個数カウンタ)に設定する。
【0107】(2)賞球計数装置50にて計数を開始す
る。すなわち、賞球が、賞球計数装置50を通過するたび
に、賞球計数装置制御手段100(賞球必要個数カウン
タ)を「1」減算する。 (3)阻止賞球排出装置200の阻止賞球排出弁201を、図
16に示すように、賞球計数経路24側にする。
【0108】(4)遊技球払出装置30の賞球払出モータ
(図示せず)を賞球必要個数分だけ駆動する。すなわ
ち、遊技球払出制御手段120により、遊技球払出装置30
の賞球払出モータ(図示せず)を必要個数分だけ駆動し
たら、自動的に停止させる。 (5)遊技球払出装置30の賞球払出モータ(図示せず)
の駆動停止後、「500ms」以内に賞球必要個数が
「0」になったら、阻止賞球排出装置200の阻止賞球排
出弁201を、図17に示すように、阻止賞球排出誘導路2
5側にして、後述する(9)へ、ならない場合は次の
(6)へ進む。
【0109】(6)賞球必要個数が「0」でない場合
は、遊技球払出装置30の賞球払出モータ(図示せず)を
1個払い出し分、駆動する。 (7)「500ms」待って賞球計数装置50に通過が無
い場合は、例えば「エラー」状態とし、通過があった場
合は次の(8)へ進む。 (8)賞球必要個数が「0」ならば、阻止賞球排出装置
200の阻止賞球排出弁201を、図17に示すように、阻止
賞球排出誘導路25側にし、次の(9)に進み、「0」以
外ならば先の(7)へ戻る。
【0110】(9)賞球計数装置50にもとづく計数を停
止する。 (球貸し時) (1)球貸し必要個数を、図13に示す貸出球計数装置
制御手段110(球貸し必要個数カウンタ)に設定する。 (2)貸出球計数装置60にて計数を開始する。すなわ
ち、賞球が、貸出球計数装置60を通過するたびに、貸出
球計数装置制御手段110(球貸し必要個数カウンタ)を
「1」減算する。
【0111】(3)阻止貸出球排出装置210の阻止貸出
球排出弁211を、図20に示すように、貸出球計数経路2
6側にする。 (4)経路切替装置40の切替弁41を、図18に示すよう
に、球貸経路23側にする (5)遊技球払出装置30の賞球払出モータ(図示せず)
を球貸し必要個数分だけ駆動する。すなわち、すなわ
ち、遊技球払出制御手段120により、遊技球払出装置30
の賞球払出モータ(図示せず)を必要個数分だけ駆動し
たら、自動的に停止させる。
【0112】(6)球貸し必要個数が「0」になった
ら、阻止貸出球排出装置210の阻止貸出球排出弁211を、
図21に示すように、阻止貸出球排出誘導路27側にす
る。 (7)球貸し必要個数が「0」でない場合は、遊技球払
出装置30の賞球払出モータ(図示せず)を1個払い出し
分、駆動する。 (8)「500ms」待って貸出球計数装置60に通過が
無い場合は、例えば「エラー」状態とし、通過があった
場合は次の(9)へ進む。
【0113】(9)球貸し必要個数が「0」ならば、阻
止貸出球排出装置210の阻止貸出球排出弁211を、図21
に示すように、阻止貸出球排出誘導路27側にし、次の
(10)に進み、「0」以外ならば先の(6)へ戻る。 (10)経路切替装置40の切替弁41を、図14に示すよ
うに、賞球経路22側にする。
【0114】(11)貸出球計数装置60にもとづく計数
を停止する。 (停電発生時) (1)阻止賞球排出装置210の阻止賞球排出弁201を、図
17に示すように、阻止賞球排出誘導路25側にする。 (2)阻止貸出球排出装置210の阻止貸出球排出弁211
を、図21に示すように、阻止貸出球排出誘導路27側に
する。
【0115】(3)経路切替装置40の切替弁41を、図1
4に示すように、賞球経路22側にする。 (第五の実施の形態)つぎに、図22を用いて、本発明
の第五の実施の形態について、以下に説明する。
【0116】本実施の形態の特徴とは、図22に示すよ
うに、第四の実施の形態の特徴点に加え、電源供給装置
90に電断検出手段91を設けたものである。上記電断検出
手段91は、例えば停電等により、電源供給装置90からの
電源の供給が遮断されたことを検出し、電断信号を出力
するためのものであり、電断信号は遊技制御装置70に送
信される。
【0117】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)すなわち、請求項1に記載の発明によれ
ば、電断発生時において、賞球の払い出しの確実な中止
を実現することができる。 (請求項2)請求項2に記載の発明によれば、上記した
請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0118】すなわち、請求項2に記載の発明によれ
ば、電断発生時において、賞球の計数値と、実際に払い
出された賞球の数とを一致させることができる。 (請求項3)請求項3に記載の発明によれば、上記した
請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次の
ような効果を奏する。
【0119】すなわち、請求項3に記載の発明によれ
ば、電断復帰後においても、賞球の計数値と、実際に払
い出された賞球の数とを一致させることができる。 (請求項4)請求項4に記載の発明によれば、上記した
請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0120】すなわち、請求項4に記載の発明によれ
ば、不正に賞球が払い出されるのを未然に防止すること
ができる。 (請求項5)請求項5に記載の発明によれば、上記した
請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0121】すなわち、請求項5に記載の発明によれ
ば、賞球経路を遮断することで、賞球としての遊技球の
流下を阻止することができる。 (請求項6)請求項6に記載の発明によれば、上記した
請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0122】すなわち、請求項6に記載の発明によれ
ば、賞球としての遊技球を賞球経路外に排出すること
で、賞球としての遊技球の流下を阻止することができ
る。 (請求項7)請求項7に記載の発明によれば、上記した
請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明の効果に加
え、次のような効果を奏する。
【0123】すなわち、請求項7に記載の発明によれ
ば、遊技球払出装置を賞球と球貸しとで共用することが
できる。 (請求項8)請求項8に記載の発明によれば、上記した
請求項7に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0124】すなわち、請求項8に記載の発明によれ
ば、球貸経路を遮断することで、貸出球としての遊技球
の流下を阻止することができる。 (請求項9)請求項9に記載の発明によれば、上記した
請求項8に記載の発明の効果に加え、次のような効果を
奏する。
【0125】すなわち、請求項9に記載の発明によれ
ば、球貸経路遮断装置と、賞球経路遮断装置との駆動装
置を共用することができる。 (請求項10)請求項10に記載の発明によれば、上記
した請求項7に記載の発明の効果に加え、次のような効
果を奏する。
【0126】すなわち、請求項10に記載の発明によれ
ば、貸出球としての遊技球を球貸経路外に排出すること
で、貸出球としての遊技球の流下を阻止することができ
る。 (請求項11)請求項11に記載の発明によれば、上記
した請求項10に記載の発明の効果に加え、次のような
効果を奏する。
【0127】すなわち、請求項11に記載の発明によれ
ば、阻止貸出球排出装置と、阻止賞球排出装置との駆動
装置を共用することができる。 (請求項12)請求項12に記載の発明によれば、上記
した請求項1〜11のいずれか1項に記載の発明の効果
に加え、次のような効果を奏する。
【0128】すなわち、請求項12に記載の発明によれ
ば、電断検出手段を遊技制御装置に内蔵することができ
る。 (請求項13)請求項13に記載の発明によれば、上記
した請求項1〜11のいずれか1項に記載の発明の効果
に加え、次のような効果を奏する。
【0129】すなわち、請求項13に記載の発明によれ
ば、電断検出手段を電源供給装置に内蔵することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の賞球・球貸機構の概略ブロック図であ
る。
【図2】賞球時の遊技機の賞球・球貸機構の概略断面図
である。
【図3】図2に示す遊技球流下阻止装置の概略平面図で
ある。
【図4】図2のIV−IV線に沿う概略断面図である。
【図5】球貸し時の遊技機の賞球・球貸機構の概略断面
図である。
【図6】図5の遊技球流下阻止装置の概略平面図であ
る。
【図7】図5のVII−VII線に沿う概略断面図である。
【図8】電断時の遊技機の賞球・球貸機構の概略断面図
である。
【図9】図8の遊技球流下阻止装置の概略平面図であ
る。
【図10】図8のX−X線に沿う概略断面図である。
【図11】本発明の第二の実施の形態の一例を示し、同
図は遊技機の賞球・球貸機構の概略ブロック図である。
【図12】本発明の第三の実施の形態の一例を示し、同
図は遊技球流下阻止装置の概略平面図を示すものであ
る。
【図13】本発明の第四の実施の形態の一例を示し、同
図は遊技機の賞球・球貸機構の概略ブロック図である。
【図14】賞球時の遊技機の賞球・球貸機構の概略断面
図である。
【図15】図14の賞球計数装置及び貸出球計数装置の
概略平面図である。
【図16】図14のXVI−XVI線に沿う概略断面図であ
る。
【図17】図16に対応し、阻止賞球排出弁が阻止賞球
排出誘導路側に駆動された状態を示す断面図である。
【図18】球貸し時の遊技機の賞球・球貸機構の概略断
面図である。
【図19】図18の賞球計数装置及び貸出球計数装置の
概略平面図である。
【図20】図18のXX−XX線に沿う概略断面図である。
【図21】図20に対応し、阻止貸出球排出弁が阻止貸
出球排出誘導路側に駆動された状態を示す断面図であ
る。
【図22】本発明の第五の実施の形態の一例を示すもの
であり、同図は遊技機の賞球・球貸機構の概略ブロック
図である。
【符号の説明】
(第一の実施の形態) 10 遊技機 20 遊技球経路 21 分岐路 22 賞球経路 23 球貸経路 30 遊技球払出装置 31 スプロケット 40 経路切替装置 41 切替弁 50 賞球計数装置 60 貸出球計数装置 70 遊技制御装置 80 遊技球流下阻止装置 90 電源供給装置 100 賞球計数装置制御手段 110 貸出球計数装置
制御手段 120 遊技球払出制御手段 130 経路切替制御手
段 140 電断検出手段 150 遊技球流下阻止
制御手段 151 賞球経路遮断制御手段 152 球貸経路遮断制
御手段 160 賞球経路遮断装置 161 賞球止めシャッ
ター 162 賞球止めシャッター駆動装置 170 球貸経路
遮断装置 171 貸出球止めシャッター 172 貸出球止めシャ
ッター駆動装置 (第二・第五の実施の形態) 91 電断検出手段 (第三の実施の形態) 180 共通駆動装置 (第四の実施の形態) 24 賞球計数経路 25 阻止賞球排出誘導
路 26 貸出球計数経路 27 阻止貸出球排出誘
導路 200 阻止賞球排出装置 201 阻止賞球排出弁 202 阻止賞球排出弁駆動装置 203 阻止賞球排
出誘導片 210 阻止貸出球排出装置 211 阻止貸出球排出
弁 212 阻止貸出球排出弁駆動装置 213 阻止貸出球
排出誘導片 220 阻止賞球排出制御手段 221 阻止貸出球排出
制御手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技球を払い出すための遊技球払出装置
    と、 前記遊技球払出装置から払い出された賞球としての遊技
    球が流下する賞球経路と、 前記賞球経路に配置され、当該賞球経路を流下する賞球
    としての遊技球を計数するための賞球計数装置と、 前記遊技球払出装置、前記賞球計数装置に接続され、遊
    技を制御するための遊技制御装置とを備える遊技機にお
    いて、 前記遊技機には、 電源供給装置からの電源の供給が遮断されたことを検出
    し、電断信号を出力するための電断検出手段と、 前記賞球経路に配置され、前記遊技球払出装置と前記賞
    球計数装置との間に位置し、前記電断検出手段からの前
    記電断信号の入力を条件に、前記遊技球払出装置から払
    い出された賞球としての遊技球が前記賞球計数装置に向
    かって流下するのを阻止する遊技球流下阻止装置とを備
    えていることを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技制御装置には、 前記遊技球流下阻止装置の阻止動作の前に、前記遊技球
    払出装置から払い出された賞球としての遊技球が、前記
    賞球計数装置により計数される迄の間、当該賞球計数装
    置の計数動作を維持するための賞球計数装置制御手段を
    備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技制御装置には、 前記電源供給装置からの電源の供給が再開された後、前
    記賞球計数装置による計数が可能となる迄の間、前記遊
    技球流下阻止装置の阻止状態を維持させるための遊技球
    流下阻止制御手段を備えていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技制御装置には、 前記遊技球流下阻止装置を阻止状態とし、前記遊技球払
    出装置の払出動作に連動させて、前記阻止状態を解除す
    るための遊技球流下阻止制御手段を備えていることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技球流下阻止装置には、 前記賞球経路を遮断する賞球経路遮断装置を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技球流下阻止装置には、 前記賞球経路を遮断するとともに、前記遊技球払出装置
    から払い出された賞球としての遊技球を、当該賞球経路
    外に排出する阻止賞球排出装置を備えていることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記遊技機には、 前記遊技球払出装置と賞球経路との間に位置し、前記遊
    技球払出装置から払い出された遊技球が流下する遊技球
    経路と、 前記遊技球経路から二股に分岐し、一方が前記賞球経路
    に連通し、他方が球貸経路に連通する分岐路と、 前記分岐路に配置され、前記遊技球払出装置から払い出
    された遊技球を、前記賞球経路と前記球貸経路とに択一
    的に切り替える経路切替装置とを備えていることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記球貸経路には、 当該球貸経路を流下する貸出球としての遊技球を計数す
    るための貸出球計数装置と、 前記遊技球払出装置と前記貸出球計数装置との間に位置
    し、前記電断検出手段からの前記電断信号の入力を条件
    に、前記球貸経路を遮断する球貸経路遮断装置とを備え
    ていることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記球貸経路遮断装置は、請求項5記載
    の前記賞球経路遮断装置と共通の駆動装置により駆動さ
    れていることを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記球貸経路には、 当該球貸経路を流下する貸出球としての遊技球を計数す
    るための貸出球計数装置と、 前記遊技球払出装置と前記貸出球計数装置との間に位置
    し、前記電断検出手段からの前記電断信号の入力を条件
    に、前記球貸経路を遮断するとともに、前記遊技球払出
    装置から払い出された貸出球としての遊技球を、当該球
    貸経路外に排出する阻止貸出球排出装置を備えているこ
    とを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記阻止貸出球排出装置は、請求項6
    記載の前記阻止賞球排出装置と共通の駆動装置により駆
    動されていることを特徴とする請求項10に記載の遊技
    機。
  12. 【請求項12】 前記電断検出手段は、前記遊技制御装
    置に内蔵されていることを特徴とする請求項1〜11の
    いずれか1項に記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記電断検出手段は、前記電源供給装
    置に内蔵されていることを特徴とする請求項1〜11の
    いずれか1項に記載の遊技機。
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