JP2001218735A - 電子内視鏡の切替装置を含む電子内視鏡システム - Google Patents

電子内視鏡の切替装置を含む電子内視鏡システム

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JP2001218735A JP2000034491A JP2000034491A JP2001218735A JP 2001218735 A JP2001218735 A JP 2001218735A JP 2000034491 A JP2000034491 A JP 2000034491A JP 2000034491 A JP2000034491 A JP 2000034491A JP 2001218735 A JP2001218735 A JP 2001218735A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コスト、スペースが抑えられるとともに、診断
効率の上がる複数のプロセッサを使用した電子内視鏡シ
ステムを提供する。 【解決手段】電子内視鏡システムにおいて、第1のスコ
ープ20が接続された第1のプロセッサ30と、第2の
スコープ40が接続された第2のプロセッサ50を切替
装置10に接続させ、さらに、モニタ70を切替装置1
0に接続される。そして、切替装置10が、第1および
第2のプロセッサ30、50両方のスコープの接続状態
に基づいて、第1のプロセッサと第2のプロセッサどち
らか一方を選択し、選択されたプロセッサから出力され
る映像信号をモニタ70へ送る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の臓器内など
に挿入されるスコープと撮像画像を表示するためのTV
用モニタが接続されたプロセッサとを備えた電子内視鏡
装置に関し、特に、複数のプロセッサを装備する電子内
視鏡システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子内視鏡装置では、スコープ内にCC
D等の撮像素子と、光源からの光をスコープ先端へ導く
ライトガイドが設けられており、スコープが体腔内に挿
入されると、スコープ先端から出射する光が反射するこ
とによって、被写体像が撮像素子に形成される。そし
て、撮像素子の受光面では、光電変換により被写体像に
応じた画像信号が発生し、プロセッサへ送られる。プロ
セッサへ送られた画像信号は、NTSC信号などの映像
信号(ビデオ信号)に変換され、モニタ等の表示装置へ
出力される。これにより、医師等のオペレータが、撮像
画像をモニタ上で観察することができる。プロセッサに
は、モニタのほかにも、撮像画像をフィルムや磁気性記
憶媒体などに記録するための画像記録装置、撮像画像を
印刷するためのプリンタ、モニタに患者情報を入力する
ためのキーボードなど様々な装置が適宜接続されてい
る。
【0003】スコープは、観察する部位によってタイプ
(径の大きさなど)が異なるため、気管支や大腸など複
数の部位を一度に観察する場合には、スコープをその都
度取り替える必要がある。また、集団検診において電子
内視鏡装置を使用する場合、同一のスコープを複数の人
に使用することができないため、一人診断が終了する度
にスコープを取り替える必要がある。そこで、従来で
は、複数のプロセッサを備える電子内視鏡システムが適
用されており、使用するスコープを適宜プロセッサに接
続して診断する。これにより、様々な部位を観察するこ
とができるとともに、多くの患者を診断することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
プロセッサを使用する場合、それに合わせて、プロセッ
サに接続されるモニタ、画像記録装置、キーボードなど
の周辺装置の数も増加する。そのため、診断等を行うた
めに多大な装備が必要とされ、経済的にコストがかか
る。また、そのシステムをセッティングするのに広いス
ペースが必要であるとともに、セッティングに手間がか
かり、診断効率が低下する。
【0005】本発明は、複数のプロセッサを同時に使用
して診断を行う場合、経済的に低コストであって、使用
スペースが抑えられるとともに、診断効率が上がる電子
内視鏡システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子内視鏡の切
替装置は、被写体像が形成される撮像素子を有するスコ
ープが着脱可能に接続されることで撮像素子から読み出
される被写体像に応じた画像信号を映像信号に変換して
出力する複数のプロセッサが接続されるとともに、被写
体像を表示するための表示装置が接続され、複数のプロ
セッサのうちいずれか1つのプロセッサから出力される
映像信号を選択的に表示装置へ送る切替手段を備えたこ
とを特徴とする。このような切替装置により、内視鏡シ
ステムにおいて表示装置が1つで済むため、コストおよ
びスペースが抑えられ、また、自動的に切り替えられる
ことから、オペレータはスコープを取り替える度にセッ
ティング調整する必要がなく、診断効率が上がる。
【0007】切替手段は、複数のプロセッサ全体におけ
るスコープの接続状態に基づいて、いずれか1つのプロ
セッサから出力される映像信号を表示装置へ送ることが
望ましい。この場合、切替手段は、複数のプロセッサの
中でスコープが接続されているプロセッサが1つだけで
ある場合、そのスコープが接続されたプロセッサから出
力される映像信号を前記表示装置へ送り、一方、複数の
プロセッサの中でスコープが接続されているプロセッサ
が少なくとも2つある場合、スコープの接続順において
一番後にスコープが接続されたプロセッサから出力され
る映像信号を表示装置へ送ることが望ましい。プロセッ
サ全体のスコープの接続状態に応じて自動的にプロセッ
サが選択されることにより、スコープを取り替える時に
自らセッティングすることなく、オペレータは体腔内観
察のためプロセッサに取り付けたスコープの捉える被写
体像を表示装置で確認することができる。従って、オペ
レータは、スコープを取り替えるだけでよく、検診効率
が上がる。
【0008】切替装置に接続されるプロセッサの数は、
2つであるのが好ましい。この場合、切替手段は、2つ
のプロセッサ全体におけるスコープの接続状態に基づい
て、どちらか一方のプロセッサから出力される映像信号
を表示装置へ送る。
【0009】2つのプロセッサ各々は、スコープが接続
されているか否かを判断する第1のスコープ接続状態検
出手段を有することが好ましく、2つのプロセッサそれ
ぞれのスコープ接続状態に関する信号を切替装置が受信
可能となるように切替装置と接続されていることが望ま
しい。さらに、切替手段は、2つのプロセッサ各々から
送られてくるスコープ接続状態に関する信号に基づき、
2つのプロセッサ両方のスコープの接続状態を検出する
第2のスコープ接続状態検出手段を有することが望まし
く、2つのプロセッサのうちどちらか一方のプロセッサ
のみスコープが接続されていると判断された場合、その
スコープが接続されたプロセッサから出力される映像信
号を表示装置へ送り、一方、2つのプロセッサ両方とも
スコープが接続されていると判断された場合、スコープ
の接続順が後であるプロセッサから出力される映像信号
を表示装置へ送ることが望ましい。このような構成によ
り、各プロセッサにおけるスコープの接続状態に関する
信号が切替装置へ送られると、そのそれぞれのスコープ
の接続状態に関する信号から両プロセッサにおけるスコ
ープの接続状態が検出され、オペレータが体腔内を観察
するためにプロセッサが自動的に選択される。
【0010】切替装置は、2つのプロセッサのうち一方
のプロセッサから出力される映像信号を他方のプロセッ
サから出力される映像信号へ切り替える切替スイッチを
備えることが望ましい。このようなスイッチにより、2
つのプロセッサ両方にスコープが接続されている場合、
オペレータの意思によってプロセッサを選択することが
できる。
【0011】切替装置には、プロセッサを操作するため
の入力装置が接続されることが望ましく、複数のプロセ
ッサ各々は、入力装置から出力される操作信号が受信可
能となるように切替装置と接続されていることが望まし
い。この場合、切替手段は、複数のプロセッサのうち、
表示装置へ送られる映像信号を出力するプロセッサへ前
記操作信号を送ることが望ましい。これにより、オペレ
ータは、切替手段によって選択されたプロセッサを入力
装置により操作することができるとともに、システムに
おいて入力装置を1つ装備するだけでよく、内視鏡シス
テムのコスト、スペースが抑えられる。
【0012】切替装置には、さらに、被写体像の静止画
像データを含む被写体像関連データを処理可能なコンピ
ュータシステム、被写体像を記録するための画像記録装
置および被写体像を印刷するためのプリンタが、それぞ
れ接続可能であることが好ましく、切替手段によって選
択された映像信号が、コンピュータシステム、画像記録
装置およびプリンタへそれぞれ出力されることが望まし
い。これにより、モニタに被写体像が表示されるだけで
なく、ファイリングや記録媒体への記録、さらに印刷用
紙に印刷することができる。そして、このような外部装
置をプロセッサ毎に接続する必要がないため、内視鏡シ
ステムのセッティングが簡素化され、システムのコスト
およびスペースが抑えられる。
【0013】複数のプロセッサとコンピュータシステム
が被写体像関連データを互いに送受信可能となるよう
に、コンピュータシステムとプロセッサがそれぞれ切替
装置と接続されていることが好ましく、この場合、切替
手段は、複数のプロセッサのうち表示装置へ送られる映
像信号を出力するプロセッサから出力される被写体像関
連データをコンピュータシステムへ送ることが望まし
い。これにより、切替手段によって選択されたプロセッ
サから被写体像に関連するデータをコンピュータシステ
ムに送ることができ、静止画像データの記録や、患者デ
ータの処理などを行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、図面を参照しながら、
本発明の実施形態である電子内視鏡システムを説明す
る。
【0015】図1は、本発明の実施形態である電子内視
鏡システムのブロック図である。図1に示す電子内視鏡
システムには、第1のスコープ20が着脱可能に接続さ
れた第1のプロセッサ30と、第2のスコープ40が着
脱可能に接続された第2のプロセッサ50が設けられて
おり、第1および第2のプロセッサ30、50は、それ
ぞれ切替装置10に接続されている。切替装置10に
は、キーボード(入力装置)60が接続されるととも
に、TV用モニタ(表示装置)70、コンピュータ9
0、画像記録装置80に接続されている。手術、処置あ
るいは検査を行う場合、第1のスコープ20は第1のプ
ロセッサ30に接続され、胃など人体の臓器内に挿入さ
れる。第2のスコープ40およびプロセッサ50につい
ても、同様である。
【0016】第1のプロセッサ30内には、ハロゲンラ
ンプなどの光源32が設けられており、また、第1のス
コープ20内には、光源32から放射される光を第1の
スコープ20の遠位端(先端)へ導くライトガイド23
が第1のスコープ20全体に渡って挿通されるととも
に、CCDなどの撮像素子21がスコープ20の遠位端
に設けられている。光源から放射された光は、絞り、集
光レンズ(ともに図示せず)を介してライトガイド23
の入射端に入射し、ライトガイド23を通ってライトガ
イド23の出射端、すなわちスコープ20の遠位端から
出射する。スコープ20の遠位端から出射した光が臓器
内において反射することにより、被写体像が撮像素子2
1に形成される。
【0017】被写体像が撮像素子21に形成されると、
光電変換により、被写体像に応じた画像信号が発生され
る。本実施形態では、カラーテレビジョン方式としてN
TSC方式が適用されているため、1フレーム分の画像
信号は、1/30秒毎に撮像素子21から順次読み出さ
れ、第1のプロセッサ30へ送られる。なお、撮像素子
21の受光面には、補色カラーチップフィルタ(図示せ
ず)がモザイク状に設けられており、シアン(Cy)、
イエロー(Ye)、マゼンダ(Mg)、グリーン(G)
といった各色に応じた画像信号が1フレーム毎に読み出
される。
【0018】第1のプロセッサ30内の映像信号処理回
路31では、順次入力される1フレーム分の画像信号に
対し、ノイズ除去、A/D変換、ホワイトバランス調
整、輪郭補正など様々な処理が施される。これにより、
画像信号は、NTSC方式に対応した映像信号に変換さ
れる。本実施形態では、映像信号は、輝度、色差信号お
よび復号同期信号が複合されたコンポジットビデオ信号
である。生成された映像信号は、映像信号出力端子VP
1から切替装置10へ順次出力される。
【0019】第1のプロセッサ30内には、CPU33
が設けられており、画像信号の読み出しのタイミング調
整や、絞り〔図示せず)などの第1のプロセッサ30全
体の動作がCPU33によって制御されている。第1の
スコープ20には、EEPROMであるROM22が設
けられており、ROM22には、第1のスコープ20の
特性(撮像素子21の画素数など)があらかじめデータ
として格納されている。第1のスコープ20が第1のプ
ロセッサ30に接続されると、ROM22に格納された
データは、第1のプロセッサ30内のCPU33により
読み出される。CPU33は、インターフェイス(図示
せず)を介して切替装置10と接続されており、キーボ
ード60に関連したキーボートポートKP1と、RS2
32C規格であるインターフェイスのシリアルポートR
P1がそれぞれ切替装置10に接続されている。
【0020】第2のスコープ40およびそれが接続され
た第2のプロセッサ50の構成は、第1のスコープ20
およびプロセッサ30と同じ構成であり、各構成要素
は、それぞれ第1のスコープ20およびプロセッサ30
のそれぞれ対応する構成要素の符号に20を加算した符
号によって示されている。構成要素が同じであることか
ら、第2のスコープ40およびプロセッサ50において
も、被写体像に応じた画像信号が映像信号に変換され、
切替装置10へ出力される。このとき、映像信号は、映
像信号出力端子VP2から出力される。また、CPU5
3は、CPU33と同様にインターフェイス(図示せ
ず)を介して切替装置10と接続されており、キーボー
ドポートKP2とシリアルポートRP2がそれぞれ切替
装置10と接続されている。シリアルポートRP1、R
P2からは、後述するように、第1のスコープ20、第
2のスコープ40それぞれの接続状態に関するデータや
その他のデータがシリアル転送される。
【0021】切替装置10は、第1のプロセッサ30と
第2のプロセッサ50から出力される2つの映像信号の
うちどちらか一方の映像信号を選択的にモニタ70へ送
るための装置であり、第1のプロセッサ30および第2
のプロセッサ50両方のスコープの接続状態に基づい
て、どちらか一方のプロセッサを選択する。切替装置1
0によって選択された映像信号がモニタ70へ順次出力
されることにより、撮像画像がモニタ70に動画像とし
て表示される。ただし、所定の操作をすることにより、
静止画像をモニタ70へ表示することも可能である。選
択された映像信号は、モニタ70に加え、コンピュータ
90および画像記録装置80にも出力される。
【0022】切替装置10に設けられた切替スイッチ1
1は、切替装置10によって選択されている映像信号を
他方のプロセッサから出力される映像信号へ切り替える
ための手動スイッチであり、オペレータによって操作
(押下)されると、選択される映像信号が切り替えられ
る。切替装置10に接続されたキーボード60は、患者
情報の入力やモニタ70の画質調整などの処理のための
装置であり、キーボード70が操作されると、キーボー
ド70の操作に応じた信号(操作信号)が、キーボード
ポートKP1もしくはKP2を介して、第1および第2
のプロセッサ30、50のうち切替装置10によって選
択されるプロセッサへ入力される。
【0023】コンピュータ90には、パソコン用キーボ
ード91およびパソコン用モニタ92が接続されてお
り、それらを合わせてコンピュータシステムが構成され
ている。コンピュータ90では、コンピュータ90に送
られた映像信号に対し、医療用映像データとしてファイ
リング処理などが施され、撮像画像は光磁気ディスクな
どの記録媒体にファイリングされる。画像記録装置80
は、ここではビデオカセットレコーダ(VCR)であ
り、モニタ70に表示される撮像画像が磁気テープに記
録される。なお、画像記録装置80の代わりに、撮像画
像を印刷するビデオプリンタなどのプリンタを接続させ
てもよい。
【0024】さらに、コンピュータ90は、RS232
C規格のインターフェイスを介して切替装置10と接続
されている。したがって、コンピュータ90は、第1の
プロセッサ30もしくは第2のプロセッサ50と被写体
像に関連するデータの送受信が可能である。これによ
り、例えば、撮像画像が静止画像データとしてコンピュ
ータ90に送られると、コンピュータ90において圧縮
処理が施され、静止画像データが記録媒体に記録され
る。あるいは、キーボード60の操作により作成された
患者リストなどのデータも、コンピュータ90へ転送可
能であり、これにより、患者データの管理をコンピュー
タシステムにおいて実行することができる。コンピュー
タ90と各プロセッサ30、50との間のシリアルデー
タの送受信に関しても、第1のプロセッサと第2のプロ
セッサのうち切替装置10によって選択されるプロセッ
サが、コンピュータ90と接続される。
【0025】図2は、切替装置10のブロック図であ
る。
【0026】切替装置10内には、3つの切替器12、
13、14が設けられており、各切替器は、切替装置1
0全体の動作を制御するCPU15と接続されている。
切替器12は、キーボード60を、第1のプロセッサ3
0のキーボードポートKP1および第2のプロセッサ5
0のキーボードポートKP2どちらか一方へ選択的に接
続させるスイッチ回路である。同様に、切替器13は、
コンピュータ90を、第1シリアルポートRP1および
第2シリアルポートRP2どちらか一方に選択的に接続
させ、切替器14は、第1映像信号出力端子VP1およ
び第2映像信号出力端子VP2どちらか一方へ選択的に
接続させる。
【0027】後述するように、第1および第2シリアル
ポートKP1、KP2から切替装置10へ送られてく
る、第1のプロセッサ30および第2のプロセッサ50
それぞれのスコープの接続状態に関する信号は、CPU
15へ入力される。CPU15では、スコープの接続状
態に関する信号に基づいて、制御信号が切替器12、1
3、14へ送られる。この制御信号に従い、切替装置1
0(切替器12、13、14)は、切替装置10に接続
されたモニタ70、コンピュータ90、画像記録装置8
0、キーボード60を、第1のプロセッサ30(第1キ
ーボートポートKP1、第1シリアルポートRP1、第
1映像信号出力端子VP1)もしくは第2のプロセッサ
50(第2キーボートポートKP2、第2シリアルポー
トRP2、第2映像信号出力端子VP2)どちらか一方
へ選択的に接続させる。
【0028】切替スイッチ11が押下されると、押下に
応じた信号がCPU15に入力され、制御信号が切替器
12、13、14へ送られる。これにより、選択される
プロセッサが切り替えられる。
【0029】図3は、第1のプロセッサ30内のCPU
33によって実行される、第1のスコープ20の接続を
判別する動作を示すフローチャートである。図4は、第
2のプロセッサ50内のCPU53によって実行され
る、第2のスコープ40の接続を判別する動作を示すフ
ローチャートである。CPU33、53によるこれらの
動作は、第1および第2のプロセッサ30、50が電源
ONになることによって開始される。なお、以下では、
第1のプロセッサ30に接続可能な様々なタイプのスコ
ープすべてを、第1のスコープ20と表す。第2のプロ
セッサ50に接続される第2のスコープ40も、同様と
する。
【0030】ステップ101では、第1のプロセッサ3
0において、絞りの位置調整など初期設定が施される。
そして、ステップ102では、第1のスコープ20が第
1のプロセッサ30に接続されているか否かが判定され
る。
【0031】ステップ102において、第1のスコープ
20が第1のプロセッサ30に接続されていると判断さ
れると、ステップ103に移る。ステップ103では、
第1のスコープ20が接続されていることを示すデータ
DATA1が、シリアルポートRP1から出力されて切
替装置10へ送られる。ステップ103が実行される
と、ステップ102へ戻り、第1のスコープ20が接続
されているか否かが再び判断される。
【0032】一方、ステップ102において、第1のス
コープ20が第1のプロセッサ30に接続されていない
と判断された場合、ステップ104に移る。ステップ1
04では、第1のスコープ20が接続されていないこと
を示すデータDATA2が、シリアルポートRP1から
出力されて切替装置10へ送られる。ステップ104が
実行されると、ステップ102へ戻り、第1のスコープ
20が接続されているか否かが再び判断される。
【0033】このように、第1のスコープ20が第1の
プロセッサ30に接続されているかCPU33によって
常時モニタリングされており、第1のスコープ20が接
続されていることを示すデータDATA1もしくは未接
続であることを示すデータDATA2が、逐次切替装置
10へ出力されている。
【0034】図4に示される第2のプロセッサ50内の
CPU53によるスコープ接続の判別動作においても、
図3に示した処理と同様の処理が施される。すなわち、
ステップ202において、第2のスコープ40が第2の
プロセッサ50に接続されているか否かが判定され、第
2のスコープ40が接続されている場合、ステップ20
3において、第2のスコープ40が接続されていること
を示すデータDATA3が、シリアルポートRP2から
出力されて切替装置10へ送られる。一方、第2のスコ
ープ40が接続されていない場合、ステップ204にお
いて、第2のスコープ40が接続されていないことを示
すデータDATA4が、シリアルポートRP2から切替
装置10へ送られる。
【0035】図5は、切替装置10内のCPU15によ
って実行される割り込みルーチンである。図5に示され
た割り込みルーチンは、図6に示すメインルーチン(後
に詳述)に割り込んで処理されるルーチンであり、第1
および第2のプロセッサ30、50から出力される各プ
ロセッサにおけるスコープの接続状態に関するデータD
ATA1〜DATA4の入力に応じて実行される。な
お、以下では、CPU15内のレジスタを、A、Bとし
て表す。レジスタA、Bの値は、ともに「0」もしくは
「1」である。
【0036】割り込みルーチンP1では、ステップ30
1において、第1のスコープ20が第1のプロセッサ3
0に接続されている状態であることを示すデータDAT
A1が受信される。そして、ステップ302では、CP
U15内のレジスタAが「1」に設定される。すなわ
ち、レジスタA=「1」は、第1のスコープ20が接続
されていることを示す。レジスタAが「1」に設定され
ると、メインルーチンに戻る。
【0037】割り込みルーチンP2では、ステップ31
1において、第1のスコープ20が第1のプロセッサ3
0に接続されていない状態であることを示すデータDA
TA2が受信される。そして、ステップ312では、C
PU15内のレジスタAが「0」に設定される。すなわ
ち、レジスタA=「0」は、第1のスコープ20が未接
続であることを示す。レジスタAが「0」に設定される
と、メインルーチンに戻る。
【0038】割り込みルーチンP3では、ステップ32
1において、第2のスコープ40が第2のプロセッサ5
0に接続されている状態であることを示すデータDAT
A1が受信される。そして、ステップ322では、CP
U15内のレジスタBが「1」に設定される。すなわ
ち、レジスタB=「1」は、第2のスコープ40が接続
されていることを示す。レジスタBが「1」に設定され
ると、メインルーチンに戻る。
【0039】割り込みルーチンP4では、ステップ33
1において、第2のスコープ40が第2のプロセッサ5
0に接続されていない状態であることを示すデータDA
TA4が受信される。そして、ステップ332では、C
PU15内のレジスタBが「0」に設定される。すなわ
ち、レジスタB=「0」は、第2のスコープ40が未接
続であることを示す。レジスタBが「0」に設定される
と、メインルーチンに戻る。
【0040】このように第1および第2のプロセッサ3
0、50から順次送られてくるデータDATA1〜DA
TA4に従って、レジスタA、Bの値が設定される。
【0041】図6、図7を用いて、第1および第2プロ
セッサ両方のスコープの接続状態に基づいた切替装置1
0のプロセッサ選択のための切替動作について説明す
る。
【0042】図6は、キーボード60、モニタ70、画
像記録装置80およびコンピュータ90と第1および第
2プロセッサ30、50との接続に関し、どちらか一方
を選択する切替動作を示したメインルーチンである。こ
のメインルーチンは、切替装置10が電源ON状態にな
ると開始され、図5に示された割り込みルーチンによっ
て順次設定されるレジスタA、Bの値に応じて、各ステ
ップが実行される。
【0043】なお、レジスタA、Bの値とプロセッサ3
0、50両方におけるスコープの接続状態との対応関係
を示すと、レジスタA、Bがそれぞれ「0」「0」(以
下では、AB=「00」と示す)の場合、第1および第
2のプロセッサ30、50ともに第1のスコープ20、
第2のスコープ40が接続されていない状態を示し、レ
ジスタAB=「10」の場合、第1のプロセッサ30の
み第1のスコープ20が接続されている状態を示し、レ
ジスタAB=「01」の場合、第2のプロセッサ50の
み第2のスコープ40が接続されている状態を示し、レ
ジスタAB=「11」の場合、第1および第2のプロセ
ッサ30、50ともに第1のスコープ20、第2のスコ
ープ40が接続されている状態を示す。
【0044】ステップ401では、切替装置10の初期
設定が施される。そして、ステップ402では、切替装
置10のプロセッサの選択に関する初期状態として、キ
ーボード60、モニタ70、画像記録装置80、コンピ
ュータ90(以下、モニタ70などの外部装置という)
が第1のプロセッサ30と接続されるように、切替器1
2、13、14が切り替えられる。
【0045】ステップ403では、レジスタABが「0
0」であるか否かが判定される。レジスタABが「0
0」であると判定されると、ステップ402に戻る。レ
ジスタABが「00」ではないと判定されると、ステッ
プ404に移る。ステップ404では、レジスタABが
「10」であるか否かが判定される。
【0046】ステップ404において、レジスタABが
「10」ではないと判断されると、ステップ405に移
る。ステップ405では、レジスタABが「01」であ
るか否かが判定される。レジスタABが「01」である
と判断されると、ステップ406に移る。ステップ40
6では、切替器12、13、14は、モニタ70などの
外部装置が第2のプロセッサ50と接続されるように、
切り替えられる。ステップ406が実行されると、ステ
ップ407に進む。一方、ステップ405において、レ
ジスタABが「01」ではないと判断されると、ステッ
プ403に戻る。
【0047】ステップ407では、レジスタABが「1
1」であるか否かが判定される。レジスタABが「1
1」であると判断されると、ステップ408に移る。ス
テップ408では、切替装置10の各切替器12、1
3、14は、モニタ70などの外部装置が第1のプロセ
ッサ30と接続されるように切り替えられる。ステップ
408が実行されると、ステップ409に進む。一方、
ステップ407において、レジスタABが「11」でな
いと判断されると、ステップ403に戻る。
【0048】ステップ409では、レジスタABが「0
1」であるか否かが判定される。レジスタABが「0
1」ではないと判断されると、ステップ410に進み、
レジスタABが「01」であると判断されると、ステッ
プ403に戻る。ステップ410では、レジスタABが
「10」であるか否かが判定される。レジスタABが
「10」ではないと判断されるとステップ411に進
み、レジスタABが「10」であると判断されると、ス
テップ403に戻る。
【0049】ステップ411では、切替装置10の切替
スイッチ11が押下されたか否かが判定される。切替ス
イッチ11が押下されたと判断されると、ステップ41
4に移る。ステップ414では、切替装置10の切替に
より、モニタ70などの外部装置との接続は、第1のプ
ロセッサ30から第2のプロセッサ50へ切り替えられ
る。一方、ステップ411において、切替スイッチ11
が押下されていないと判断されると、ステップ409に
戻る。
【0050】一方、ステップ404において、レジスタ
ABが「10」であると判定されると、ステップ412
へ移る。ステップ412では、各切替器12、13、1
4は、モニタ70などの外部装置が第1のプロセッサ3
0と接続されるように切り替えられる。ステップ412
が実行されると、ステップ413へ進む。
【0051】ステップ413では、レジスタABが「1
1」であるか否かが判定される。レジスタABが「1
1」であると判断されると、ステップ414に移る。ス
テップ414では、切替装置10の各切替器12、1
3、14により、モニタ70などの外部装置が第2のプ
ロセッサ50と接続される。ステップ414が実行され
ると、ステップ415へ進む。一方、ステップ413に
おいて、レジスタABが「11」ではないと判断される
と、ステップ402に戻る。
【0052】ステップ415では、レジスタABが「1
0」であるか否かが判定される。レジスタABが「1
0」ではないと判断されるとステップ416に進み、レ
ジスタABが「10」であると判断されると、ステップ
412へ戻る。ステップ416では、レジスタABが
「01」であるか否かが判定される。レジスタABが
「01」ではないと判断されると、ステップ417に進
み、レジスタABが「01」であると判断されると、ス
テップ407へ移る。
【0053】ステップ417では、切替装置10の切替
スイッチ11が押下されたか否かが判定される。切替ス
イッチ11が押下されたと判断されると、ステップ40
8へ移る。ステップ408では、切替装置10の切替に
より、モニタ70などの外部装置との接続は、第2のプ
ロセッサ50から第1のプロセッサ30へ切り替えられ
る。一方、ステップ417において、切替スイッチ11
が押下されていないと判断されると、ステップ415に
戻る。
【0054】このような切替装置10の動作は、切替装
置10が電源OFF状態になるまで続けられる。
【0055】図7は、切替装置10の状態を示した状態
遷移図である。この状態遷移図では、レジスタABの値
の変化に応じた切替装置10の状態が示されている。
【0056】切替装置10がON状態になると(符号S
501)、切替装置10は、第1のプロセッサ30がモ
ニタ70などの外部装置と接続されるように制御され
る。すなわち、切替え装置10は、第1のプロセッサ3
0側と接続した状態にある。この状態において、レジス
タAB=「00」のまま変わらなければ、すなわち第1
のスコープ20、第2のスコープ40ともに第1および
第2のプロセッサ30、50に接続されていない場合、
切替装置10の状態は変化しない。
【0057】レジスタABが「00」から「10」に変
化した場合(符号S502)、すなわち、第1のスコー
プ20、第2のスコープ40両方とも接続されていない
状態から第1のプロセッサ30に第1のスコープ20が
新たに接続されたか、あるいは、切替装置10が電源O
N状態となる前にあらかじめ第1のプロセッサ30のみ
第1のスコープ20が接続されていた場合、切替装置1
0は、第1のプロセッサ30と接続された状態がそのま
ま維持される。第1のスコープ20が第1のプロセッサ
30に接続されたことにより、第1のスコープ20によ
って捉えられる撮像画像がモニタ70に表示可能とな
る。レジスタABが「10」の状態のまま変わらなけれ
ば、切替装置10の状態は変化しない。レジスタABが
「10」から「00」に変化した場合(符号S50
3)、すなわち、第1のスコープ20が第1のプロセッ
サ30から取り外されて第1のスコープ20、第2のス
コープ40両方とも接続されていない状態になった場
合、切替装置10は、第1のプロセッサ30と接続され
た状態がそのまま維持される。
【0058】一方、レジスタABが「00」から「0
1」に変化した場合(符号S507)、すなわち、第1
のスコープ20、第2のスコープ40両方とも接続され
ていない状態から第2のプロセッサ50に第2のスコー
プ40が新たに接続されたか、もしくは切替装置10が
電源ON状態となる前にあらかじめ第2のプロセッサ5
0のみ第2のスコープ40が接続されていた場合、切替
装置10は、第2のプロセッサと接続するように切り替
えられる。第2のスコープ40が第2のプロセッサ50
に接続されることにより、第2のスコープ40によって
捉えられる撮像画像がモニタ70に表示される。レジス
タABが「01」の状態のまま変わらなければ、切替装
置10の状態は変化しない。レジスタABが「01」か
ら「00」に変化した場合(符号S508)、すなわ
ち、第2のスコープ40が第2のプロセッサ50から取
り外されて第1のスコープ20、40とも接続されてい
ない状態になった場合、切替装置10は、第1のプロセ
ッサ30と接続するように切り替えられる。
【0059】レジスタABが「10」から「11」に変
化した場合(符号S504)、すなわち、第1のプロセ
ッサ30に対してのみ第1のスコープ20が接続された
状態から第2のスコープ40も第2のプロセッサ50に
接続された場合、切替装置10は、第2のプロセッサ5
0と接続するように切り替えられる。これにより、第1
のスコープ20に代わって第2のスコープ40の捉える
撮像画像がモニタ70に表示される。レジスタABが
「11」の状態のまま変化しなければ、切替装置10の
状態は変化しない。レジスタABが「11」から「1
0」に変化する場合(符号S505)、すなわち、第1
および第2のスコープ20、40がそれぞれ第1および
第2のプロセッサ30、50と接続された状態から第2
のスコープ40だけ第2のプロセッサ50から取り外す
と、切替装置10は、第1のプロセッサ30と接続する
ように切り替えられる。
【0060】レジスタABが「11」から「01」に変
化した場合(符号S506)、すなわち、第1のスコー
プ20、第2のスコープ40両方とも接続された状態か
ら第1のスコープ20が第1のプロセッサ30から取り
外された場合、切替装置10は、第2のプロセッサ50
と接続された状態がそのまま維持される。これにより、
第2のスコープ40により捉えられる撮像画像が引き続
きモニタ70に表示される。レジスタABが「01」の
状態のまま変化しなければ、切替装置10の状態は変化
しない。
【0061】さらに、レジスタABが「11」の状態に
おいて切替スイッチ11が押下されると(符号S51
2)、切替装置10は、第1のプロセッサと接続するよ
うに切り替えられる。これにより、第2のスコープ40
に代わって第1のスコープ20により捉えられる撮像画
像がモニタ70に表示される。
【0062】レジスタABが「01」から「11」に変
化した場合(符号S509)、すなわち、第2のプロセ
ッサ50に対してのみ第2のスコープ40が接続された
状態から第1のプロセッサ30にも第1のスコープ20
が接続された場合、切替装置10は、第1のプロセッサ
30と接続するように切り替えられる。これにより、第
1のスコープ20の捉える撮像画像がモニタ70に表示
される。レジスタABが「11」の状態のまま変化しな
ければ、切替装置10の状態は変化しない。レジスタA
Bが「11」から「01」に変化した場合(符号S51
0)、すなわち、第1のスコープ20、第2のスコープ
40両方とも接続された状態から第1のスコープ20が
第1のプロセッサ30から取り外された場合、切替装置
10は、第2のプロセッサ50と接続するように切り替
えられる。これにより、第2のスコープ40の捉える撮
像画像がモニタ70に表示される。
【0063】レジスタABが「11」から「10」に変
化した場合(符号S511)、すなわち、第1のスコー
プ20、第2のスコープ40両方とも接続された状態か
ら第2のスコープ40が第2のプロセッサ50から取り
外された場合、切替装置10は、第1のプロセッサ30
と接続された状態がそのまま維持される。これにより、
第1のスコープ20の捉える撮像画像が引き続きモニタ
70に表示される。レジスタABが「10」の状態のま
ま変化しなければ、切替装置10の状態は変化しない。
【0064】さらに、レジスタABが「11」の状態に
おいて切替スイッチ11が押下されると(符号S51
3)、切替装置10は、第2のプロセッサと接続するよ
うに切り替えられる。これにより、第1のスコープ20
に代わって第2のスコープ40の捉える撮像画像がモニ
タ70に表示される。
【0065】このように、本実施形態によれば、図3、
4で示すように、第1および第2のプロセッサ30、5
0において、第1および第2のスコープ20、40がそ
れぞれ接続されているか否か判別され、第1のプロセッ
サ30、第2のプロセッサ50から、それぞれのスコー
プの接続状態に関するデータDATA1〜4が切替装置
10へ送られる。切替装置10では、図5に示すよう
に、送られてきたデータDATA1〜4に応じてレジス
タABの値が設定される。そして、切替装置10では、
図6、図7に示すように、レジスタABの値の変化、す
なわち、第1および第2プロセッサ30、50両方のス
コープの接続状態に基づいて、第1のプロセッサ30と
第2のプロセッサ50どちらか一方のみモニタ70など
の外部装置へ接続されるように、切替器12、13、1
4が制御される。このようにプロセッサ30、50両方
におけるスコープの接続状態に基づいてプロセッサが選
択されるため、スコープを取り替えるたびにオペレータ
がセッティングする必要がなく、診断効率が上がる。
【0066】第1のスコープ20のみ第1のプロセッサ
30に接続、あるいは第2のスコープ40のみ第2のプ
ロセッサ50に接続されている場合、そのスコープが接
続されたプロセッサがモニタ70などの外部機器と接続
されるように、切替器12、13、14は制御される。
これにより、使用するために接続された第1のスコープ
20もしくは第2のスコープ40によって捉えられる撮
像画像が、モニタ70へ表示される。
【0067】一方、第1および第2のプロセッサ30、
50両方とも第1および第2のスコープ20、40が接
続されている場合、スコープの接続順が後のプロセッ
サ、すなわち新たにスコープが接続されたプロセッサに
モニタ70などの外部装置が接続されるように切替器1
2、13、14は切り替えられる。これにより、使用を
終了したスコープをプロセッサに取り付けたままでも、
次に使用するスコープの捉える撮像画像を瞬時にモニタ
70へ表示することができ、診断の効率化が計られる。
【0068】さらに、第1および第2のプロセッサ3
0、50両方とも第1および第2のスコープ20、40
が接続されている状態で切替スイッチ11を押下する
と、オペレータが選択するスコープの撮像画像をモニタ
70に表示することができる。切替スイッチ11は、第
1および第2のプロセッサ30、50両方に第1および
第2のスコープ20、40が接続される場合のみ作動す
る。
【0069】本実施形態では、映像信号のみならず、コ
ンピュータ90と第1および第2のプロセッサ30、5
0とのシリアルデータ送受信用の接続においても、切替
装置10によって接続が切り替えられる。また、切替装
置10にキーボード60を接続し、キーボード60から
出力される操作信号も、切替装置10によって第1のプ
ロセッサ30および第2のプロセッサ50どちらか一方
へ選択的に送られる。このとき選択されるプロセッサ
は、映像信号がモニタ70などの外部装置へ出力されて
いるプロセッサである。このような電子内視鏡システム
の構成により、モニタ、キーボード、画像記録装置、コ
ンピュータなどの外部装置を各プロセッサ毎に用意する
必要がなく、これによって、システム構築のコストが下
がり、狭いスペースでもシステムを構成することが可能
となり、また、セッティングに手間がかからない。
【0070】なお、本実施形態の切替装置10では、2
つのプロセッサのうち1つのプロセッサと接続するよう
に切り替える構成であるが、プロセッサの数は2つに限
定されることはなく、複数のプロセッサから1つのプロ
セッサを接続するように切り替える構成であってもよ
い。この場合、プロセッサの数に応じてレジスタを設定
し、1つのプロセッサのみスコープが接続されている場
合には、そのスコープが接続されたプロセッサがモニタ
などの外部装置へ接続されるように切替装置が切り替え
られる。また、2つ以上のプロセッサにスコープが接続
されている場合には、スコープの接続順が一番後、すな
わち接続タイミングが一番新しいプロセッサがモニタな
どの外部装置へ接続されるように切替装置が切り替えら
れる。
【0071】また、本実施形態では、各プロセッサ3
0、50からそれぞれのスコープ接続状態に関する信号
が切替装置10に送られることによって、プロセッサ3
0、50両方におけるスコープの接続状態(レジスタA
Bの値)を検出する構成にしているが、それ以外の構成
によって複数のプロセッサ全体に渡るスコープの接続状
態を検出してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明の電子内視鏡システ
ムによれば、複数のプロセッサを同時に使用して診断を
行う場合においても、経済的に低コストとなり、使用ス
ペースが抑えられるとともに、診断効率が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である電子内視鏡システムの
ブロック図である。
【図2】図1で示された切替装置のブロック図である。
【図3】プロセッサにおけるスコープ接続状態を検出す
る動作を示したフローチャートである。
【図4】プロセッサにおけるスコープ接続状態を検出す
る動作を示したフローチャートである。
【図5】切替装置における2つのプロセッサ両方のスコ
ープの接続状態を示すレジスタの値を設定する動作を示
した割り込みルーチンである。
【図6】2つのプロセッサのどちらか一方を選択する切
替動作を示したメインルーチンである。
【図7】切替装置の状態を示した状態遷移図である。
【符号の説明】
10 切替装置 11 切替スイッチ 12 切替器 13 切替器 14 切替器 20 第1のスコープ 21 撮像素子 30 第1のプロセッサ 40 第2のスコープ 41 撮像素子 50 第2のプロセッサ 60 キーボード(入力装置) 70 モニタ(表示装置) 80 画像記録装置 90 コンピュータ(コンピュータシステム)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 GA00 GA11 4C061 CC06 MM05 NN01 NN05 NN07 NN10 SS11 SS14 SS17 TT04 WW01 XX02 YY03 YY04 YY18 5B057 AA07 BA02 BA26 CH02 CH18 5C054 CC03 CC07 CH08 EH07 GA01 GA05 GB01 HA12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体像が形成される撮像素子を有する
    スコープが着脱可能に接続されることで前記撮像素子か
    ら読み出される被写体像に応じた画像信号を映像信号に
    変換して出力する複数のプロセッサが接続されるととも
    に、被写体像を表示するための表示装置が接続され、 前記複数のプロセッサのうちいずれか1つのプロセッサ
    から出力される映像信号を選択的に前記表示装置へ送る
    切替手段を備えたことを特徴とする電子内視鏡の切替装
    置。
  2. 【請求項2】 前記切替手段が、前記複数のプロセッサ
    全体におけるスコープの接続状態に基づいて、いずれか
    1つのプロセッサから出力される映像信号を前記表示装
    置へ送ることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡
    の切替装置。
  3. 【請求項3】 前記切替手段が、前記複数のプロセッサ
    の中で前記スコープが接続されているプロセッサが1つ
    だけである場合、そのスコープが接続されたプロセッサ
    から出力される映像信号を前記表示装置へ送ることを特
    徴とする請求項2に記載の電子内視鏡の切替装置。
  4. 【請求項4】 前記切替手段が、前記複数のプロセッサ
    の中で前記スコープが接続されているプロセッサが少な
    くとも2つある場合、スコープの接続順において一番後
    に前記スコープが接続されたプロセッサから出力される
    映像信号を前記表示装置へ送ることを特徴とする請求項
    2に記載の電子内視鏡の切替装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のプロセッサが2つのプロセッ
    サであって、前記2つのプロセッサ全体におけるスコー
    プの接続状態に基づいて、どちらか一方のプロセッサか
    ら出力される映像信号を前記表示装置へ送る前記切替手
    段を有することを特徴とする請求項1に記載の電子内視
    鏡の切替装置。
  6. 【請求項6】 前記2つのプロセッサ各々が、前記スコ
    ープが接続されているか否かを判断する第1のスコープ
    接続状態検出手段を有し、前記2つのプロセッサそれぞ
    れのスコープ接続状態に関する信号を前記切替装置が受
    信可能となるように前記切替装置と接続されていること
    を特徴とする請求項5に記載の電子内視鏡の切替装置。
  7. 【請求項7】 前記切替手段が、前記2つのプロセッサ
    各々から送られてくる前記スコープ接続状態に関する信
    号に基づき、前記2つのプロセッサ両方のスコープの接
    続状態を検出する第2のスコープ接続状態検出手段を有
    することを特徴とする請求項6に記載の電子内視鏡の切
    替装置。
  8. 【請求項8】 前記切替手段が、前記第2のスコープ接
    続状態検出手段によって、前記2つのプロセッサのうち
    どちらか一方のプロセッサのみ前記スコープが接続され
    ていると判断された場合、そのスコープが接続されたプ
    ロセッサから出力される映像信号を前記表示装置へ送る
    ことを特徴とする請求項7に記載の電子内視鏡の切替装
    置。
  9. 【請求項9】 前記切替手段が、前記第2のスコープ接
    続状態検出手段によって、前記2つのプロセッサ両方と
    も前記スコープが接続されていると判断された場合、ス
    コープの接続順が後であるプロセッサから出力される映
    像信号を前記表示装置へ送ることを特徴とする請求項7
    に記載の電子内視鏡の切替装置。
  10. 【請求項10】前記2つのプロセッサのうち一方のプロ
    セッサから出力される映像信号を他方のプロセッサから
    出力される映像信号へ切り替える切替スイッチをさらに
    有することを特徴とする請求項5に記載の電子内視鏡の
    切替装置。
  11. 【請求項11】前記2つのプロセッサを操作するための
    入力装置が接続されるとともに、前記複数のプロセッサ
    各々が、前記入力装置から出力される操作信号が受信可
    能となるように前記切替装置と接続されていることを特
    徴とする請求項1に記載の電子内視鏡の切替装置。
  12. 【請求項12】前記切替手段が、前記複数のプロセッサ
    のうち、前記表示装置へ送られる映像信号を出力するプ
    ロセッサへ前記操作信号を送ることを特徴とする請求項
    11に記載の電子内視鏡の切替装置。
  13. 【請求項13】被写体像の静止画像データを含む被写体
    像関連データを処理可能なコンピュータシステム、被写
    体像を記録するための画像記録装置および被写体像を印
    刷するためのプリンタが、それぞれ接続可能であり、前
    記切替手段によって選択された映像信号が、前記コンピ
    ュータシステム、画像記録装置およびプリンタへそれぞ
    れ出力されることを特徴とする請求項1に記載の電子内
    視鏡の切替装置。
  14. 【請求項14】前記複数のプロセッサと前記コンピュー
    タシステムが前記被写体像関連データを互いに送受信可
    能となるように、前記コンピュータシステムと前記プロ
    セッサがそれぞれ前記切替装置と接続されていることを
    特徴とする請求項13に記載の電子内視鏡の切替装置。
  15. 【請求項15】前記切替手段が、前記複数のプロセッサ
    のうち前記表示装置へ送られる映像信号を出力するプロ
    セッサから出力される前記被写体像関連データを、前記
    コンピュータシステムへ送ることを特徴とする請求項1
    4に記載の電子内視鏡の切替装置。
  16. 【請求項16】被写体像が形成される撮像素子を有する
    スコープと、 前記スコープが着脱可能に接続されることで前記撮像素
    子から読み出される被写体像に応じた画像信号を映像信
    号に変換して出力する複数のプロセッサと、 被写体像を表示するための表示装置と、 前記複数のプロセッサおよび前記表示装置がそれぞれ接
    続されるとともに、前記複数のプロセッサのうちいずれ
    か1つのプロセッサから出力される映像信号を選択的に
    前記表示装置へ送る切替手段を有する切替装置と、 前記切替手段によって選択されたプロセッサを操作する
    ための入力装置とを備えたことを特徴とする電子内視鏡
    システム。
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